JPH05255077A - 消炎鎮痛用貼付剤 - Google Patents

消炎鎮痛用貼付剤

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JPH05255077A
JPH05255077A JP8648792A JP8648792A JPH05255077A JP H05255077 A JPH05255077 A JP H05255077A JP 8648792 A JP8648792 A JP 8648792A JP 8648792 A JP8648792 A JP 8648792A JP H05255077 A JPH05255077 A JP H05255077A
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JP
Japan
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adhesive composition
group
composition layer
pressure
sensitive adhesive
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Application number
JP8648792A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Yano
嘉昭 矢野
Yoshitomo Sakamoto
美朝 坂本
Kazuyuki Takeu
一行 竹生
Takayoshi Hidaka
隆義 日高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明は、消炎鎮痛剤を含有する粘着組成物層
を支持体上に積層してなる消炎鎮痛用貼付剤において、
該粘着組成物層が水酸基または加水分解性基の結合した
ケイ素原子を含み、シロキサン結合を形成することによ
り架橋し得るケイ素含有基を有するオキシアルキレン系
重合体および粘着付与樹脂を含有することを特徴とする
消炎鎮痛用貼付剤に関する。 【効果】本発明の消炎鎮痛用貼付剤は、粘着組成物層か
らの薬物の放出性に優れている。従って、皮膚を経由し
て必要十分量の薬物を吸収させることができるので、炎
症及び鎮痛性疾患の治療をより有効的に行うことができ
るうえ、副作用も少なく、かつ持続的にその薬効を発揮
させることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、経皮吸収により消炎鎮
痛効果を発揮する消炎鎮痛用貼付剤に関する。
【0002】
【従来の技術・発明が解決しようとする課題】慢性関節
リウマチ、変形性関節症、変形性脊椎症、肩胛関節周囲
炎等の諸症状、その他手術後や外傷後の炎症及び腫張の
治療に広くステロイド系、非ステロイド系の消炎鎮痛剤
が施用されてきたが、少なからず副作用を示すことが医
薬業界で問題となっている。例えば、非ステロイド系消
炎鎮痛剤はステロイド系消炎鎮痛剤に見られるような重
篤な副作用を示さないまでも、胃腸障害を始めとした種
々の副作用を示すことが知られている。近年かかる副作
用を低減するための剤型が、ドラッグデリバリーシステ
ムの概念のもとに種々検討されている。
【0003】特に、上記副作用の問題を解決し、また薬
剤の効力に持続性をもたせるために、薬効成分を外皮よ
り経皮吸収させる投与方法が注目されており、かかる投
与方法を実施するための剤型として、薬効成分を含有す
る軟膏剤や貼付剤が種々検討されてきているが充分満足
すべきものはまだ開発されていない。例えば、軟膏剤と
しての態様では身体面に適用したのちに衣服によって擦
り取られることによって薬剤の投与量が減少すると共
に、衣服を汚染するといった欠点や、軟膏剤中の薬物の
放出性が不充分であったり、放出速度が一定せず、その
ため身体への投与量を正確に規制しにくいといった欠点
等がある。かかる軟膏剤の欠点を解消するものとして貼
付剤が提案されているが、これも薬物の放出性の点では
満足するものが得られていないのが実情である。
【0004】また、人体の皮膚は、その角質層が、脂
肪、ロウ、コレステロールなどの脂溶成分を多量に含有
したケラチンを主成分としており、このケラチン質が外
部環境に対する防御機能や生体内成分の放出の制御機
能、いわゆる「バリヤー機能」を有しているため、薬物
を経皮吸収させることが困難である。このように貼付剤
においては、製剤からの薬物の放出性、放出後の薬物の
皮膚への分配、薬物の経皮吸収性、さらには皮膚に対す
る基剤の安全性などの種々の要因があるため、満足すべ
き消炎鎮痛用貼付剤を得るために、技術的工夫が当業者
により試みられてきている。
【0005】また、これら貼付剤に用いられる粘着剤と
しては、ゴム系、アクリル系およびシリコン系の高分子
物質よりなる感圧性粘着材料が用いられているが、これ
らは一般に薬物の溶解性、相溶性に乏しく、調製された
貼付剤の薬物の経皮吸収性を阻害することがあるととも
に、皮膚刺激性などの問題も有しており、その選択は極
めて慎重に為されなければならないのが現状である。
【0006】本発明の目的は、上記従来の課題を解決す
るものであり、その目的は貼付剤の基剤中に含有され
た、消炎鎮痛作用をもつ薬剤の放出性および経皮吸収性
が高められ、しかも安全性の高い消炎鎮痛用貼付剤を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、消炎鎮痛
剤の溶解性、相溶性、皮膚面への薬物の移行性(薬物放
出性)および経皮吸収性を向上させて、対象とする疾患
に対して有効な治療効果を示す貼付剤を得るべく鋭意研
究を重ねた。その結果、基剤中の消炎鎮痛剤を角質層ま
で効率よく透過し得る基剤を見出し、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明の要旨は、(1)消炎鎮痛剤を
含有する粘着組成物層を支持体上に積層してなる消炎鎮
痛用貼付剤において、該粘着組成物層が水酸基または加
水分解性基の結合したケイ素原子を含み、シロキサン結
合を形成することにより架橋し得るケイ素含有基を有す
るオキシアルキレン系重合体および粘着付与樹脂を含有
することを特徴とする消炎鎮痛用貼付剤、および(2)
前記(1)記載の粘着組成物層の上に、消炎鎮痛剤を含
有もしくは含有しない第2の粘着組成物層であって、該
層が水酸基または加水分解性基の結合したケイ素原子を
含み、シロキサン結合を形成することにより架橋し得る
ケイ素含有基を有するオキシアルキレン系重合体および
粘着付与樹脂を含有してなる層をさらに積層したことを
特徴とする消炎鎮痛用貼付剤に関する。
【0008】本発明の粘着組成物層あるいは第2の粘着
組成物層において使用される、分子中にケイ素含有基を
有するオキシアルキレン系重合体としては、これ迄開示
されている特公昭45−36319 号、同46−12154 号、同49
−32673 号、特開昭50−156599号、同51−73561 号、同
54−6096号、同55−82123 号、同55−123620号、同55−
125121号、同55−131022号、同55−135135号、同55−13
7129号の各公報などに提案されている公知の重合体が使
用でき、特に制限されるものではない。
【0009】オキシアルキレン系重合体の分子鎖は、本
質的に一般式(I) −R1 −O− (I) 〔式中、R1 は2価の有機基である。〕で示される繰返
し単位を有するものが好ましく、特にR1 の大部分が炭
素数3または4の炭化水素基であるとき最も好ましい。
1 の具体例としては、
【化3】 などが挙げられるが、特に
【化4】 は粘着性の点から最も好ましい。
【0010】前記オキシアルキレン系重合体の分子鎖は
1種だけの繰返し単位からなっていてもよいし、2種以
上の繰返し単位よりなっていてもよい。一般式(I)の
−R1 −O−で示される繰返し単位は、重合体中に通常
50% (重量%、以下同様) 以上、好ましくは70%以上、
さらに好ましくは80%以上含まれる。
【0011】本発明にいうケイ素含有基はよく知られた
官能基であり、その代表例としては、一般式(II)
【化5】 〔式中、Xは水酸基または加水分解性基であり、2個以
上存在するとき、それらは同じであってもよく、異なっ
ていてもよい。R2 は炭素数1〜20の1価の炭化水素基
または (R')3 SiO−(R' は炭素数1〜20の1価の
炭化水素基であり、3個のR' は同じであってもよく、
異なっていてもよい) で示されるトリオルガノシロキシ
基であり、R2 が2個以上存在するとき、それらは同じ
であってもよく、異なっていてもよい。aは0、1、2
または3、bは0、1または2を表す。ただし1≦a+
mbであり、またm個の
【化6】 におけるbは同じである必要はない。mは0または1〜
19の整数を表す。〕で表わされる基が示される。
【0012】前記のごときケイ素含有基のうち、mが0
の場合であって、一般式(III)
【化7】 〔式中、R2 は前記に同じ、nは1、2または3を表
す。〕で表わされる基であるのが経済性などの点から好
ましい。
【0013】一般式(II)における加水分解性基の具体例
としては、たとえば、ハロゲン原子、水素原子、アルコ
キシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ
基、アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケ
ニルオキシ基などが挙げられる。これらのうちでは加水
分解性がマイルドであるという点からメトキシ基、エト
キシ基などのアルコキシ基が好ましい。
【0014】また一般式(II)中のR2 における炭素数1
〜20の炭化水素基や (R')3 SiO− のR' の炭素数
1〜20の1価の炭化水素基の具体例としては、たとえば
メチル基、エチル基などのアルキル基、シクロヘキシル
基などのシクロアルキル基、フェニル基などのアリール
基、ベンジル基などのアラルキル基などが挙げられる。
これらのうちでは反応性の点からメチル基がとくに好ま
しい。
【0015】オキシアルキレン系重合体中のケイ素含有
基の個数は、充分な硬化性をうるという点から平均で通
常1個以上、好ましくは1.1 個以上、さらに好ましくは
1.5個以上である。また、ケイ素含有基はオキシアルキ
レン系重合体の分子鎖の側鎖にあってもよいが、末端に
存在するのが好ましい。オキシアルキレン系重合体の数
平均分子量は、通常500 〜30000 であり、好ましくは30
00〜15000 である。オキシアルキレン系重合体は、単独
で使用してもよく、2種以上併用してもよい。
【0016】本発明における粘着組成物層とは、消炎鎮
痛剤を含有する粘着組成物を支持体上に積層した層であ
って、そのような粘着組成物は前記のオキシアルキレン
系重合体、粘着付与樹脂、硬化触媒、老化防止剤および
その他の添加剤などを溶媒に溶解することにより調製す
ることができる。ここで使用される粘着付与樹脂として
は、前記のオキシアルキレン系重合体と相溶するもので
あれば特に制限はなく、ロジン系樹脂(ロジン、ロジン
エステル又は水添ロジン)、フェノール樹脂、テルペン
フェノール樹脂、キシレン樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳
香族系石油樹脂、テルペン樹脂、クマロン樹脂など公知
のものが使えるが、なかでもロジンエステル樹脂やテル
ペンフェノール樹脂などが好ましい。
【0017】また、硬化触媒としては、公知のスズ系や
アルミニウム系の触媒やジブチルアミン−2−エチルヘ
キソエートなどのアミン類及び他の酸性触媒、塩基性触
媒などが使えるが、なかでもアルミニウムキレートやア
ルミニウムアルコレートなどのアルミニウム系触媒が好
ましい。老化防止剤としては、BHT(ベンゼンヒドロ
キシトルエン)やビタミンE等の公知のものが使える。
【0018】粘着付与樹脂の配合量は、オキシアルキレ
ン系重合体100重量部に対して通常10〜140重量
部であり、その他に硬化触媒1〜30重量部、老化防止
剤等の添加剤0.1〜10重量部を配合することができ
る。粘着付与樹脂が10重量部未満であると、粘着性が
充分でなくなり、140重量部を越えると配合量に見合
った効果は得られず、また被着体へ糊が残る原因になる
ので好ましくない。
【0019】本発明においては、前記のような粘着組成
物を粘着組成物層の構成成分として使用するかぎり、そ
の粘着組成物中に配合される消炎鎮痛剤の溶解性、相溶
性が向上し、薬物の放出性も良好であるが、さらに溶解
性、相溶性および吸収性等を改善する目的でその他の添
加剤や助剤等を前記の粘着組成物にさらに混合させるこ
とができる。このような添加剤や助剤としては、例えば
イソプロピルパルミテート、イソプロピルミリステー
ト、プロピレングリコール、ミネラルオイル、ジメチル
シロキサン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムア
ミド、ポリエチレングリコール、グリセリンおよびその
他種々の界面活性剤等が挙げられる。これら添加剤や助
剤は、通常、粘着組成物100重量部に対して0.5〜
20重量部の割合で添加することができる。また、これ
らの粘着組成物を貼付剤の基剤として支持体上に積層し
て用いる際には、通常使用されるその他の公知の基剤な
どを適宜添加することもできる。
【0020】溶媒としては特に制限されるものではない
が、前記のオキシアルキレン系重合体、粘着付与樹脂、
硬化触媒、老化防止剤等を溶解することが可能で、しか
も皮膚に対して低毒性、低刺激性のものが好ましい。こ
のようなものとして例えば、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコール、酢酸エチル、アセトン、メチルエチ
ルケトン、n−ヘキサンおよびn−ヘプタン等の比較的
低沸点(100℃以下)の有機溶媒が挙げられるが、皮
膚への刺激性および安全性の点から、エチルアルコー
ル、イソプロピルアルコールなどが好ましい。このよう
にして得られる粘着組成物は皮膚に対して低毒性、低刺
激性を有するとともに、薬剤の溶解性、相溶性が向上
し、薬剤の放出性も良好である。
【0021】本発明における粘着組成物中に含有される
消炎鎮痛剤としては、製造上の操作性の点から前記の溶
媒に良好な溶解性を示すものが好ましい。含有する消炎
鎮痛剤の溶媒への溶解性が良くない場合には、相溶性改
善を目的として添加物を併用することにより溶媒への溶
解性を高め、粘着組成物層からの薬物の放出性を制御す
ることができる。あるいは、このように消炎鎮痛剤の溶
媒への溶解性が良くない場合には、粘着組成物層の皮膚
への貼付性が低下するため、消炎鎮痛剤を溶解分散させ
た粘着組成物層の上に、皮膚に対する貼付性を保持改善
する意味でさらに粘着組成物よりなる層を積層してもよ
い。本発明において、このような層を第2の粘着組成物
層といい、支持体上に積層される前記の層をこの場合特
に第1の粘着組成物層という。
【0022】ここで、第2の粘着組成物層を構成する粘
着組成物の組成は、前記のような皮膚に対する貼付性の
保持改善を達成できるものであれば、特に限定されるも
のではない。例えば、皮膚への刺激性の少ない点から前
記の粘着組成物層(第1の粘着組成物層)を構成する水
酸基または加水分解性基の結合したケイ素原子を含み、
シロキサン結合を形成することにより架橋し得るケイ素
含有基を有するオキシアルキレン系重合体および粘着付
与樹脂と同様の構成よりなる層とするのが好ましい。こ
の場合、該層には第1の粘着組成物層に溶解分散させた
薬物と同一または類似の消炎鎮痛剤を含有させてもよ
く、あるいは消炎鎮痛剤を含有させないものであっても
よい。第2の粘着組成物層中に第1の粘着組成物層に溶
解分散させた薬物と同一または類似の消炎鎮痛剤を含有
させる場合は、第2の粘着組成物層の貼付性を損なわな
い程度の配合量であることが必要である。このように第
1の粘着組成物層の上にさらに第2の粘着組成物層を積
層した場合、第1の粘着組成物層から薬剤が放出され始
めるのに多少の時間を要するが、第2の粘着組成物層に
同一または類似の消炎鎮痛剤を含有させることにより、
第1の粘着組成物層からの薬物の放出が始まるまでは第
2の粘着組成物層中の消炎鎮痛剤の放出により効率的な
消炎鎮痛作用を期待することができる。
【0023】本発明においては、このような構成にする
ことにより、消炎鎮痛剤の溶媒への溶解性に制限される
ことなく種々の消炎鎮痛剤に適用することができる。と
りわけ、インドメタシン、フルフェナム酸、メフェナム
酸、トルフェナム酸、ケトプロフェン、イブプロフェ
ン、フルルビプロフェン、ナプロキセン、スリンダク、
ピロキシカム、フェニルブタゾン、オキシフェンブタゾ
ン、ジクロフェナクナトリウムおよびアスピリン等の非
ステロイド剤またはヒドロコルチゾン等のステロイド剤
などが本発明における粘着組成物との相溶性が優れ、か
つ消炎鎮痛剤としての臨床上の有用性が高い点から好ま
しく、また、これらの塩も本発明の消炎鎮痛用貼付剤に
適用できる。
【0024】本発明における消炎鎮痛剤の前記粘着組成
物層(あるいは第2の粘着組成物層をさらに積層する場
合は第1の粘着組成物層)に対する配合量は、薬理効果
を発揮する量であれば特に制限はないが、一般的には前
記粘着組成物中1〜40重量%、好ましくは5〜30重
量%の範囲であり、単位面積あたり20〜2000μg
/cm2 、好ましくは50〜1500μg/cm2 とす
ることが望ましい。該消炎鎮痛剤が1重量%未満あるい
は単位面積あたり20μg/cm2 未満であると薬理効
果が充分でなく、また40重量%を越えるか単位面積あ
たり2000μg/cm2 を越えても、配合量に見合っ
た効果が得られない。本発明においては、配合する消炎
鎮痛剤は1種であっても、2種以上を併用するものであ
ってもよく、特に制限されるものではない。
【0025】本発明の消炎鎮痛用貼付剤は、前記の粘着
組成物層中(あるいは第2の粘着組成物層をさらに積層
する場合は第1の粘着組成物層中)に消炎鎮痛剤を含有
することを特徴とするものであり、その剤型については
貼付剤であれば特に制限はなく、その調製方法について
も特に制限はない。例えば、前記のオキシアルキレン系
重合体、粘着付与樹脂、消炎鎮痛剤、経皮吸収性・溶解
性向上のための添加剤、およびその他の助剤を溶媒に溶
解させて調製した消炎鎮痛剤を含有する粘着組成物を柔
軟な支持体上に積層することによって貼付剤として調製
することができる。あるいはさらに第2の粘着組成物層
を第1の粘着組成物層の上に積層することにより貼付剤
として調製することができる。
【0026】一般に、外用貼付剤に要求される物性は、
支持体への薬物の移行または透過がないこと、適度の水
蒸気透過性および柔軟性を有すること、疎水性および耐
薬品性を有すること、熱および光に対する安定性を有す
ることなどが要求される。このような条件を満たす支持
体の素材としては、酢酸セルロース、エチルセルロー
ス、ポリエチレンテレフタレート、可塑性ポリ塩化ビニ
ル、ポリウレタン、ポリエチレン、アルミニウム、ポリ
塩化ビニリデンなどのプラスチックフィルム、不織布、
織布、紙、金属箔および発泡フィルム、あるいはこれら
の組合せ等が挙げられる。本発明の消炎鎮痛用貼付剤の
支持体の素材は、特に制限を受けるものではなく、前述
のような通常の貼付剤に使用される支持体が用いられ
る。
【0027】本発明の消炎鎮痛用貼付剤は、このような
前記支持体表面に、消炎鎮痛剤を含有する粘着組成物層
を積層して調製するか、あるいはさらにその上層に皮膚
に対する貼付性を向上させる目的で下層(第1の粘着組
成物層)と同一または類似の薬剤を含有させた第2の粘
着組成物層、あるいは薬剤を含有しない第2の粘着組成
物層を積層して調製することができる。前記の支持体表
面に粘着組成物層を積層するには、例えば本発明におい
て用いられる粘着組成物を構成するオキシアルキレン系
重合体、粘着付与樹脂、硬化触媒、老化防止剤およびそ
の他の添加剤などを適当な溶媒で希釈し、これを支持体
表面に塗布後、乾燥させることによって行われる。この
際、該粘着組成物に前記薬剤およびその他必要に応じた
添加剤や助剤等を均一となるように混合すれば、これら
を含有する粘着組成物層を支持体表面に形成することが
できる。また、高分子ポリマーでコーティングした剥離
紙上に、溶媒による希釈後の粘着組成物を塗布し、乾燥
させてた後前記支持体表面に該粘着組成物を密着させる
こともできる。第2の粘着組成物層を第1の粘着組成物
層の上に積層するには、第1の粘着組成物層の上に直接
に第2の粘着組成物層用の粘着組成物を塗布し乾燥させ
るか、あるいは高分子ポリマーでコーティングした剥離
紙上に、第2の粘着組成物を塗布し乾燥させたものを、
予め支持体表面に積層された第1の粘着組成物層と圧着
させて形成させることができる。
【0028】前記支持体上に形成させる粘着組成物層
(あるいは第2の粘着組成物層をさらに積層する場合は
第1の粘着組成物層)の厚さについては特に制限される
ものではないが、適度な使用感を得る点から積層後の厚
さが30〜200μmとなるように通常形成される。第
2の粘着組成物層をさらに積層する場合は、全体の層厚
として前記と同様の厚さとなるように適宜調製される
が、第2の粘着組成物層はできるだけ薄い方が好まし
い。
【0029】以上のような構成による本発明の消炎鎮痛
用貼付剤にあっては、含有された消炎鎮痛剤が容易に放
出されるとともに速やかに経皮吸収されて、炎症及び鎮
痛性疾患の治療を従来よりも有効的に行うことができる
うえ、副作用も少なく、かつ持続的にその薬効が発揮さ
れるものである。なお、本発明の消炎鎮痛用貼付剤の使
用方法は、用いる薬物すなわち活性成分としての医薬化
合物、また適用される疾患の種類により、投与量、投与
回数などは異なるが、常法に従って適宜使用される。
【0030】
【実施例】以下に実施例および試験例を挙げて本発明を
更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によ
り何ら限定されるものではない。
【0031】オキシアルキレン系重合体の製造例 本発明における水酸基または加水分解性基の結合したケ
イ素原子を含み、シロキサン結合を形成することにより
架橋し得るケイ素含有基を有するオキシアルキレン系重
合体の製造は、例えば以下の様にして行なうことができ
る。まず、平均分子量3200のポリオキシプロピレン
グリコール(全末端基中アリルエーテル基が15%、プ
ロペニルエーテル基3%、ヒドロキシル基82%であ
る)320gを窒素置換された1リットルの攪拌棒付き
耐圧反応容器にとった。続いて、粉末苛性ソーダ(純度
98%)を40.8g加えた後、60℃に昇温した。こ
の後、ブロモクロロメタン7.76gを加えて60℃で
10時間反応を行なった。続いて反応部の温度を50℃
に下げアリルクロライドを9.2g加え、50℃で10
時間反応を行なった。反応終了後、内容物をビーカーに
取り出し、1000gのノルマルヘキサンで希釈し、5
0gのケイ酸アルミニウムで常温1時間攪拌下で処理し
た。その後濾過してケーキはノルマルヘキサンで数回洗
浄した。濾液から揮発物を蒸留により除去することによ
り平均分子量8000のプロピレンオキシド重合体が3
00g得られた。該重合体の末端基としてはアリルエー
テル基90%、プロペニルエーテル基8%、ヒドロキシ
ル基2%であった。500mlの攪拌棒付き耐圧反応容
器の上で得られたポリマーを84g取った。塩化白金酸
の触媒溶液(H2 PtCl6 ・6H2 O 2gをイソプ
ロパノール20ml及びテトラヒドロフラン78mlに
溶かした溶液)0.05ml、メチルジメトキシシラン
2.1gを加え、100℃で8時間反応させた後、揮発
分を除去すると末端基の82%が
【化8】 で表される基であるアルキレンオキシド重合体が得られ
た。
【0032】実施例1 分子量8500の−SiCH3 (OCH3 2 で表されるケ
イ素含有基を末端に有するオキシアルキレン系ポリマー
(鐘淵化学工業(株)製SILYL 5A01) 100 重量部に対し
て、粘着付与樹脂としてロジンエステル (荒川化学
(株)製エステルガムAAG)80重量部、硬化触媒 (川
研ファインケミカル(株)製アルミニウムキレートAL
CH) 10重量部、老化防止剤BHT0.5 重量部を加えて
イソプロピルアルコールにて粘着組成物を調製し、この
乾燥重量100部に対してインドメタシン5部となるよ
うに、イソプロピルアルコールに溶解したインドメタシ
ンを添加し、ポリエチレンテレフタレートに塗布して4
0℃で硬化成型を行い、本発明の消炎鎮痛用貼付剤を得
た。
【0033】実施例2 分子量8500の−SiCH3 (OCH3 2 で表されるケ
イ素含有基を末端に有するオキシアルキレン系ポリマー
(鐘淵化学工業(株)製SILYL 5A01) 100 重量部に対し
て、粘着付与樹脂としてロジンエステル (荒川化学
(株)製エステルガムAAG)80重量部、硬化触媒 (川
研ファインケミカル(株)製アルミニウムキレートAL
CH) 10重量部、老化防止剤BHT0.5 重量部を加えて
イソプロピルアルコールにて粘着組成物を調製し、この
乾燥重量100部に対してケトプロフェン5部となるよ
うに、イソプロピルアルコールに溶解したケトプロフェ
ンを添加し、ポリエチレンテレフタレートに塗布して4
0℃で硬化成型を行い、本発明の消炎鎮痛用貼付剤を得
た。
【0034】実施例3 分子量8500の−SiCH3 (OCH3 2 で表されるケ
イ素含有基を末端に有するオキシアルキレン系ポリマー
(鐘淵化学工業(株)製SILYL 5A01) 100 重量部に対し
て、粘着付与樹脂としてロジンエステル (荒川化学
(株)製エステルガムAAG)80重量部、硬化触媒 (川
研ファインケミカル(株)製アルミニウムキレートAL
CH) 10重量部、老化防止剤BHT0.5 重量部を加えて
イソプロピルアルコールにて粘着組成物を調製し、この
乾燥重量100部に対してインドメタシン10部、イソ
プロピルパルミテート5部となるように、イソプロピル
アルコールに溶解したインドメタシン及びイソプロピル
パルミテートを添加し、ポリエチレンテレフタレートに
塗布して40℃で硬化成型を行い、本発明の消炎鎮痛用
貼付剤を得た。
【0035】実施例4 分子量8500の−SiCH3 (OCH3 2 で表されるケ
イ素含有基を末端に有するオキシアルキレン系ポリマー
(鐘淵化学工業(株)製SILYL 5A01) 100 重量部に対し
て、粘着付与樹脂としてロジンエステル (荒川化学
(株)製エステルガムAAG)80重量部、硬化触媒 (川
研ファインケミカル(株)製アルミニウムキレートAL
CH) 10重量部、老化防止剤BHT0.5 重量部を加えて
イソプロピルアルコールにて粘着組成物を調製し、この
乾燥重量100部に対してコハク酸ヒドロコルチゾン5
部となるように、イソプロピルアルコールに溶解したコ
ハク酸ヒドロコルチゾンを添加し、ポリエチレンテレフ
タレートに塗布して40℃で硬化成型を行い、本発明の
消炎鎮痛用貼付剤を得た。
【0036】試験例1 薬物放出性の評価 実施例1および2で得たインドメタシンまたはケトプロ
フェンの消炎鎮痛用貼付剤における薬物の放出性を、粘
着基剤としてシリコンエラストマーを用いて作製したイ
ンドメタシンまたはケトプロフェンの各消炎鎮痛用貼付
剤における薬物の放出性と比較した。シリコンエラスト
マーとしては、ダウコーニング社製の商品2920 (Dow Co
rning 2920 Medical Adhesive) を用いて、この乾燥重
量100部に対して各薬物が5部となるように、インド
メタシンまたはケトプロフェンを添加し、室温にて硬化
成型を行ない調製した。各試料の大きさは、この試験の
ために膜の厚さ30μmにし、各試料を水平膜型セル(Fran
z型セル) に装着後、40%ポリエチレングリコール400
を含む生理食塩水を溶出溶媒として放出試験を行なっ
た。その際、時間経過によるインドメタシンおよびケト
プロフェン各々の累積放出量をHPLC法で測定した。
HPLC測定はInertsil ODS-2 (ガスクロ工業製:4.6
mm×150 mm) を用いてメタノール/5mM KH2
PO4 水溶液の溶媒系で1.0 ml/minの流速により
行ない、インドメタシンおよびケトプロフェンの測定を
行なった。
【0037】その結果を図1に示す。図1より実施例1
および2により得られた製剤からの薬物の放出性は、比
較対照のシリコンエラストマーを用いた製剤からの薬物
の放出性に比べて良好であった。この傾向は図中に示さ
れていない、実施例3および実施例4により得られた製
剤においても同様に認められた。例えば、実施例4より
得られた製剤の放出性を前記と同様の方法で試験した結
果、0.5時間後、1時間後、2時間後、4時間後、6
時間後、12時間後、24時間後におけるコハク酸ヒド
ロコルチゾンの累積放出量は、それぞれ6.2μg/c
2 ,11.7μg/cm2 ,18.9μg/cm2
29.7μg/cm2 ,42.1μg/cm2 ,64.
8μg/cm2 ,89.2μg/cm2 と良好なデータ
(n=3の実測値)が得られた。
【0038】試験例2 薬物の皮膚移行性の評価 実施例1で得たインドメタシンの消炎鎮痛用貼付剤をヒ
トの上腕部に貼付した際の皮膚への移行性を対照とし
て、アクリル系粘着剤を用いて調製したインドメタシン
貼付剤と比較した。アクリル系粘着剤としては、2−エ
チルヘキシルアクリレート95部、アクリル酸5部、過
酸化ベンゾイル0.2部および酢酸エチル150部を、
還流冷却器と攪拌機とを有する反応器に投入し、窒素ガ
ス雰囲気下で60℃で8時間重合させた。このアクリル
系粘着剤溶液にその乾燥重量100部に対してインドメ
タシン5部を添加混合し、室温で硬化成型を行い調製し
た。各試料の大きさは、この試験のために膜の厚さ30
μmにし、ヒト(3例)の上腕部に、4cm2 の大きさ
で8時間貼付し、その後上記の貼付剤を剥離して粘着剤
層中に残存するインドメタシン含量をHPLC法で測定
し、初期含有量との対比からインドメタシンの皮膚移行
率(%)を算出した。なお、HPLC測定はInertsil O
DS-2(ガスクロ工業製:4.6mm×150mm)を用
いてメタノール/5mM KH2 PO4 水溶液の溶媒系
で、1.0ml/minの流速により行い、インドメタ
シン含量の測定を行った。その結果、本発明の消炎鎮痛
用貼付剤におけるインドメタシンの皮膚移行率は38.
2%であり、アクリル系粘着剤を用いた対照の貼付剤に
おける皮膚移行率20.0%に比べて良好な皮膚移行率
が得られた。
【0039】試験例3 カラゲニン皮内浮腫抑制率の評価 実施例1で得た貼付剤および試験例2のアクリル系粘着
剤を用いて調製したインドメタシンの消炎鎮痛用貼付剤
について、カラゲニン皮内浮腫抑制率試験を行った。体
重約250gのウイスター系雄性ラットを1群10匹と
して、各ラットの背部の毛を除毛し、15時間経過した
のちに、上記背部の左右2ヶ所に、試験片として実施例
1で得た貼付剤を、対照片として試験例2で得た貼付剤
を、ともに4cm2 の大きさに裁断したものを貼付し
た。これらを貼付後2時間経過してから剥離し、両剥離
跡に0.5%カラゲニン生理食塩液を0.05ml皮内
注射を行った。4時間後、ラットを殺し、注射した部分
の皮膚を剥離して、浮腫部分を中心に、直径12mmの
断片を作製し、皮膚重量を測定し、試験片貼付部と対照
片貼付部との間の重量差を浮腫重量とし、次式に従って
カラゲニン皮内浮腫抑制率を算出した。 カラゲニン皮内浮腫抑制率(%)=〔(VC −VS )/
C 〕×100 (式中VC 、VS は各々対照片及び試験片貼付群の皮内
浮腫重量を示す。)その結果、本発明の消炎鎮痛用貼付
剤におけるカラゲニン皮内浮腫抑制率は50.0%であ
り、アクリル系粘着剤を用いた対照の貼付剤におけるカ
ラゲニン皮内浮腫抑制率35.0%に比べて良好な抑制
率が得られた。
【0040】
【発明の効果】本発明の消炎鎮痛用貼付剤は、粘着組成
物中に特定のオキシアルキレン系重合体および粘着付与
樹脂を含有することにより、粘着組成物層からの薬物の
放出性に優れている。従って、本発明の消炎鎮痛用貼付
剤は、皮膚を経由して必要十分量の薬物を吸収させるこ
とができるので、炎症及び鎮痛性疾患の治療をより有効
的に行うことができるうえ、副作用も少なく、かつ持続
的にその薬効を発揮させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例により得られた本発明の消炎鎮
痛用貼付剤および対照の貼付剤における薬剤の累積放出
量を示した図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/405 ABE 7252−4C 31/57 7252−4C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消炎鎮痛剤を含有する粘着組成物層を支
    持体上に積層してなる消炎鎮痛用貼付剤において、該粘
    着組成物層が水酸基または加水分解性基の結合したケイ
    素原子を含み、シロキサン結合を形成することにより架
    橋し得るケイ素含有基を有するオキシアルキレン系重合
    体および粘着付与樹脂を含有することを特徴とする消炎
    鎮痛用貼付剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の粘着組成物層の上に、消
    炎鎮痛剤を含有もしくは含有しない第2の粘着組成物層
    であって、該層が水酸基または加水分解性基の結合した
    ケイ素原子を含み、シロキサン結合を形成することによ
    り架橋し得るケイ素含有基を有するオキシアルキレン系
    重合体および粘着付与樹脂を含有してなる層をさらに積
    層したことを特徴とする消炎鎮痛用貼付剤。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のケイ素含有基が
    一般式(II) 【化1】 〔式中、Xは水酸基または加水分解性基であり、2個以
    上存在するとき、それらは同じであってもよく、異なっ
    ていてもよい。R2 は炭素数1〜20の1価の炭化水素基
    または (R')3 SiO−(R' は炭素数1〜20の1価の
    炭化水素基であり、3個のR' は同じであってもよく、
    異なっていてもよい) で示されるトリオルガノシロキシ
    基であり、R2 が2個以上存在するとき、それらは同じ
    であってもよく、異なっていてもよい。aは0、1、2
    または3、bは0、1または2を表す。ただし1≦a+
    mbであり、またm個の 【化2】 におけるbは同じである必要はない。mは0または1〜
    19の整数を表す。〕で表わされるものである請求項1記
    載の消炎鎮痛用貼付剤。
JP8648792A 1992-03-09 1992-03-09 消炎鎮痛用貼付剤 Pending JPH05255077A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999012571A1 (fr) * 1997-09-05 1999-03-18 Maruho Kabushikikaisha Preparations de nanocapsules destinees au traitement de maladies intra-articulaires
WO2001091757A1 (fr) * 2000-05-31 2001-12-06 Nichiban Co., Ltd. Preparation streroide du type a absorption percutanee pour usage externe
WO2016194554A1 (ja) * 2015-06-03 2016-12-08 ポリプラスチックス株式会社 貼付剤用基材

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WO1999012571A1 (fr) * 1997-09-05 1999-03-18 Maruho Kabushikikaisha Preparations de nanocapsules destinees au traitement de maladies intra-articulaires
WO2001091757A1 (fr) * 2000-05-31 2001-12-06 Nichiban Co., Ltd. Preparation streroide du type a absorption percutanee pour usage externe
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