JPH05254162A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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Publication number
JPH05254162A
JPH05254162A JP5231992A JP5231992A JPH05254162A JP H05254162 A JPH05254162 A JP H05254162A JP 5231992 A JP5231992 A JP 5231992A JP 5231992 A JP5231992 A JP 5231992A JP H05254162 A JPH05254162 A JP H05254162A
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JP
Japan
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transfer
thermal head
receiving layer
image receiving
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP5231992A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiko Tanaka
栄子 田中
Kazuyoshi Miyazaki
和義 宮崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 普通紙への受像層の転写をサーマルヘッドで
行う場合、表面平滑性を向上させ画素毎のつながりのよ
い画像を得る。 【構成】 サーマルヘッド8を、被転写記録体23と、
受像層保持手段体と、インク保持手段と、サーマルヘッ
ドの加熱を制御するコントロール手段とから構成され
る。受像層の転写時にはスイッチ33で切り換えること
によりシステムコントローラ23を介して受像層の樹脂
の熱溶融転写に適した特殊はパルス幅の所定の信号を通
電パルス幅制御回路31から出力し、サーマルヘッド8
を加熱し、被転写記録体上に受像層が転写される。受像
層が転写された後にスイッチ33が切り換えられサーマ
ルヘッド8の加熱が映像信号に基づく制御信号が通電パ
ルス幅制御回路31より出力され被転写記録体上の受像
層上にインクが転写される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被転写記録体の表面に信
号記録の前に受像層を形成することのできる熱転写記録
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱転写記録装置は熱昇華性染料を
サーマルヘッドにより加熱昇華し、記録媒体上に熱転写
記録する方法が色階調性がよく、取扱いが容易等の種々
の理由により多く利用されている。その記録品質をさら
に向上するために信号記録の前に記録媒体上に受像層を
如何に容易に確実に被着するかが工夫されている。
【0003】以下に従来の熱転写記録装置について説明
する。図5は従来の熱転写記録装置のインク材料の保持
体、図6は受像層の保持体、図7は転写時の簡単な機構
をそれぞれ示したものである。
【0004】インク材料の保持体は図5に示すように構
成要素として、1は染料を転写するのに用いるインクシ
ートである。2は耐熱性のフィルム等でできた基体シー
ト、3はヘッドの走行性をよくするための滑性層、4は
加熱により昇華し樹脂等に対し染着性を有する染料を保
持したインク材料層である。
【0005】また受像層の保持体は図6に示すように構
成要素として5は画像等の転写がおこなわれる記録媒体
である。6はセルロースやプラスチック等で構成された
基材、7は昇華性染料に対して有効な染着性を有するポ
リエステル樹脂やビニルブチラール樹脂等の高分子材料
からなる受像層である。
【0006】機構としては図7に示すように構成要素と
して8は染料を昇華させる熱エネルギーを加えるための
サーマルヘッド、9はインクシート1と記録媒体5をサ
ーマルヘッド8との間で圧接挟持するためのプラテンロ
ーラである。
【0007】図8はビデオプリンタの信号系を表すブロ
ック図である。その構成要素として21はデコーダ、2
2はアナログの映像信号をデジタルの映像信号に変換す
るためのA/D変換器、23はビデオプリンタのシステ
ムをコントロールするシステムコントローラ、24は入
力された映像信号の画面構成等の処理をおこなう画像メ
モリのコントローラ、25はプリントアウトするための
映像情報を記憶するメインメモリ、26はメインメモリ
25の内容を読みだし指定のラインの情報サンプリング
するためのサンプリング回路、27はデジタルの映像信
号をアナログの映像信号に変換するためのD/A変換回
路、28はエンコーダ、29は読みだされた信号に様々
な補正を行うためのデータ制御回路、30は1ライン分
のデータを記憶するためのラインメモリ、31はシリア
ルに送られてくるデータをサーマルヘッド8へ送るパラ
レルの制御パルスに変換するための通電パルス制御回
路、32は通電パルスを送る同期信号であるストローブ
信号である。
【0008】以上の熱転写記録装置について、以下その
構成要素のお互いの関連動作について図面を参照しなが
ら説明する。入力された映像信号は、デコーダ21で色
差の信号に変換され、A/D変換器22でディジタルの
映像信号に変換され、システムコントローラ23からの
制御信号によるコントローラ24で映像信号を加工した
のち、メインメモリ25に記憶される。メインメモリ2
5に記憶されたディジタルビデオ信号はサンプリング回
路26により垂直同期信号を同期信号として再び読みだ
される。読みだされたディジタルビデオ信号は、一方は
D/A変換器27に送られ、再びアナログビデオ信号に
変換されてエンコーダ28でコンポジットビデオ信号に
変換されモニタに送られる。また、一方ではメインメモ
リ25より読みだされたディジタルビデオ信号はサンプ
リング回路26で指定の1ライン分のデータのサンプリ
ングを行うと、色差の信号R(赤)、G(緑)、B
(青)の各色信号に変換され、データ制御回路29で色
相補正、γ補正等の処理が行われた後、1ライン分のデ
ータとして、一旦ラインメモリ30に記憶される。ライ
ンメモリ30に記憶されたデータは通電パルス制御回路
31で階調に見合った通電が行われるパルス幅のデータ
に変換されると、システムコントローラ23からのスト
ローブ信号32を同期信号としてサーマルヘッド8の各
発熱素子にパラレルに送られる。
【0009】図7を用いて記録メカニズムの説明を行
う。記録媒体5はサーマルヘッド8とプラテンローラ9
の間に給紙機構(図示せず)により送られ、印画開始位
置まで送られると、サーマルヘッド8とプラテンローラ
9との間でインクシート1と押圧挟持される。サーマル
ヘッド8は多数の各発熱素子に送られる通電パルスによ
り発熱し、インクシート1が加熱されるとインク材層4
の中の昇華性の染料が昇華点に達し、昇華をはじめ、イ
ンク材層4より記録媒体5の受像層7に移行し、転写染
着がおこなわれる。1ライン分の転写が終了するとライ
ンメモリ30より次のラインのデータを読み込み、同様
に1ライン分の転写を行う。このように最終ラインまで
転写されると、インクシート1が次色の染料層まで移行
され、同様にして次色の転写染着がおこなわれる。この
ようにして、記録媒体5の上にイエロー,マゼンタ,シ
アンの3色あるいは、黒を加えた4色の染料が転写染着
され、フルカラーの画像が熱転写記録されることにな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、受像層7が形成された専用の記録媒体5
を用いなければ画像の記録を行うことができなかった。
そこで、普通の用紙である被転写記録体にサーマルヘッ
ド8による加熱でまず受像層を転写し、その後に、画像
を記録しようとすることが考えられている。そこで、染
料の転写はサーマルヘッド8に送られるパルス幅データ
をもとに画像の一画素毎の色階調表現の正確さが要求さ
れるが、受像層の転写は樹脂の溶融転写であり、画像を
転写する面積全体に平滑に転写することが望ましい。し
かし、受像層転写時に染料の転写と同様のサーマルヘッ
ド8の加熱制御をおこなうと、転写後の受像層の画素毎
のつながりが悪く、平滑な受像層面が得られないため
に、染料の転写後のドット形状に欠けが生じたり、画像
に筋が入る等の画質の劣化が起こるという問題点を有し
ていた。本発明は上記従来の問題点を解決するもので、
受像層を持たない普通の被転写記録体に良好な画像の転
写がおこなえる熱転写記録装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の熱転写記録装置はサーマルヘッドと、このサ
ーマルヘッドの加熱により記録媒体に転写される受像層
を保持する受像層保持手段と、この記録媒体上に予め転
写された受像層にサーマルヘッドの加熱により転写され
るインクを保持するインク保持手段とを備え、このイン
ク保持手段のインクを転写する時のサーマルヘッドの駆
動信号とは異なる所定の信号により受像層を転写する時
のサーマルヘッドの駆動する信号の処理手段を備えたも
のである。
【0012】
【作用】上記構成の本発明の熱転写記録装置は、熱転写
の記録のための映像信号によるサーマルヘッドを駆動す
る制御信号と、その制御信号とは異なる所定の信号を発
生する機能を信号処理を行う処理手段に備えたものであ
る。すなわち、サーマルヘッドの発熱素子の加熱電力を
通常の映像信号によるインク保持手段のインクを転写す
る動作のときより、何らかの方法により増大させた所定
の信号を用いて受像層保持手段の受像層を転写するもの
である。その加熱電力の制御として加熱パルスの休止期
間の制御や、電圧の制御の方法がある。これにより転写
した後の受像層のライン間のつながりがよく、平滑性が
保たれ、染料などのインク転写時のインクの染着拡散性
がよく、きれいなドット形状をもつ、つながりのよい良
好な画像をえることができる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0014】図1に本実施例の熱転写記録装置の構成を
示すブロック図を示すが、従来例と同様の機能構造を有
するものは同符号を付している。その構成要素として2
1はデコーダ、22はA/D変換器、23はシステムコ
ントローラ、24はメモリのコントローラ、25は画像
を記憶するメインメモリ、26はサンプリング回路、2
7はD/A変換器、28はエンコーダ、29はデータ制
御回路、30はラインメモリ、31は通電パルス幅制御
回路、32はストローブ信号、33は受像層転写の有無
の判別をおこなうためのスイッチである。
【0015】また図2に熱転写記録装置に用いる受像層
転写シートの構成を示しており、構成要素として34は
加熱により軟化し接着性を有する転写型受像層、2は耐
熱性のフィルムからなる基体シート、35は基体シート
2上に転写型受像層34を設けた受像層転写シートであ
る。さらに図3にこの受像層転写シート35を用いて記
録媒体としての被転写記録媒体36に転写型受像層34
を転写する動作を説明する模式図を示し、サーマルヘッ
ド8とプラテンローラ9により受像層転写シート35と
被転写記録体を圧接挟持している状態である。
【0016】つぎにその構成要素のお互いの関連動作を
説明する。まず、図1のスイッチ33の入力でシステム
コントローラ23が受像層転写のモードであることを判
別すると、外部からの映像信号に関係なく受像層転写に
使用するサーマルヘッド8の駆動データをシステムコン
トローラ23よりラインメモリ30に送る。1ライン分
のデータは通電パルス幅制御回路31で通電が行われる
パルス幅のデータに変換され、システムコントローラ2
3からのストローブ信号32に同期してサーマルヘッド
8の各発熱素子にパラレルに送られる。図3のように被
転写記録体36が給紙機構(図示せず)によりサーマル
ヘッド8とプラテン9の間に送られ、被転写記録体36
は転写開始位置まで移送されると、受像層転写シート3
5と圧接挟持される。次に、通電時間をコントロールす
る制御パルスが1ライン分サーマルヘッド8へ送られる
と、通電によりサーマルヘッド8の各発熱素子が発熱
し、受像層転写シート35上の転写型受像層34の樹脂
が軟化し、被転写記録体36上に1ライン分の転写型受
像層34が熱転写される。1ライン分の転写が終了する
と、受像層転写シート35と被転写記録体36は1ライ
ン分移送され、サーマルヘッド8に次のラインの制御パ
ルスが送られ、同様にして次のラインに転写型受像層3
4の転写が行われる。このようにして、最終ラインまで
サーマルヘッド8の加熱により、転写型受像層34は被
転写記録体36上に熱転写される。
【0017】次に、画像を印画する際に、入力された映
像信号は、デコーダ21で色差の信号に変換され、A/
D変換器22でディジタルの映像信号に変換され、シス
テムコントローラ23からの制御信号によりコントロー
ラ24で映像信号を加工したのち、メインメモリ25に
記憶される。メインメモリ25に記憶されたディジタル
ビデオ信号はサンプリング回路26により垂直同期信号
を同期信号として再び読みだされる。読みだされたディ
ジタルビデオ信号は、一方はD/A変換器27に送ら
れ、再びアナログビデオ信号に変換されてエンコーダ2
8でコンポジットビデオ信号に変換されモニタに送られ
る。また、一方ではメインメモリ25より読みだされた
ディジタルビデオ信号はサンプリング回路26で指定の
1ライン分のデータのサンプリングを行うと、色差の信
号をR(赤)、G(緑)、B(青)の各色信号に変換さ
れ、データ制御回路29で色相補正、γ補正等の処理が
行われた後、1ライン分のデータとして、一旦ラインメ
モリ30に記憶される。ラインメモリ30に記憶された
データは通電パルス制御回路31で階調に見合った通電
が行われるパルス幅のデータに変換されると、システム
コントローラ23からのストローブ信号32を同期信号
としてサーマルヘッド8の各発熱素子にパラレルに送ら
れる。
【0018】次に、記録メカニズムの説明を行う。あら
かじめ転写型受像層34が転写された被転写記録体36
がサーマルヘッド8とプラテンローラ9の間に給紙機構
(図示せず)により送られ、印画開始位置まで送られる
と、サーマルヘッド8とプラテンローラ9との間でイン
クシート1と押圧挟持される。前に述べた転写型受像層
34の転写と同様に、1ラインずつサーマルヘッド8に
通電時間の制御パルスが送られ、ヘッド素子が発熱する
と、インクシート1が加熱され、インク材料4の昇華性
染料が昇華し、被転写記録体36上の転写型受像層34
に染料が移行し、転写染着する。この通電時間は濃度階
調を表現するための各階調ごとにあらかじめ定められた
時間を発熱素子へ通電することで染料の昇華量を制御し
ている。1ライン分の転写が終了するとラインメモリ3
0より次のラインのデータを読み込み、同様に1ライン
分の転写を行う。このように最終ラインまで転写される
と、インクシート1が次色の染料層まで移行され、同様
にして次色の転写染着がおこなわれる。このようにし
て、被転写記録体36にイエロー、マゼンタ、シアンの
3色あるいは、黒を加えた4色の染料が転写染着され、
フルカラーの画像が熱転写記録されることになる。
【0019】しかしながら、転写型受像層34の転写は
高分子樹脂の熱溶融転写であり、印画面全体に一様に転
写されることが望まれる。また、染料の転写は昇華性染
料の拡散による移行で、その昇華性染料の昇華量の違い
により、面積階調で濃度変化を表現する必要があり、そ
の転写時の特性は異なるものである。
【0020】次に、図4を用いて染料転写時のサーマル
ヘッド8の加熱制御につい説明する。サーマルヘッド8
に並んだ各発熱素子に1ライン毎に図4aの通電時間の
制御パルスが送られ、その時間幅の間電圧が印加され、
通電されることによりそれぞれの発熱素子より発熱が始
まる。
【0021】図4aの温度変化がその時の発熱による温
度上昇を示したものである。このように、サーマルヘッ
ド8の発熱量はこの通電時間でコントロールされ、昇華
性インクの昇華量はサーマルヘッド8の染料の図4中の
昇華温度Sを越える発熱量により制御されることにな
る。そこで、染料の転写を行う時に、1ライン毎に正確
な濃度階調を表現するためには1ライン印画した後、次
のラインの印画までにサーマルヘッド8が染料の昇華が
行われない温度まで冷却される必要がある。つまり、次
のラインの印画に移った時にサーマルヘッド8が蓄熱し
ていて、染料昇華温度S以上であると、電圧を印加しな
くても染料が昇華してしまうという、いわゆる尾引きと
いう現象が起こる。そこで、サーマルヘッド8の加熱制
御においては図4aの温度変化のように染料の昇華温度
S以下まで冷却するだけの十分な通電休止時間をとる必
要がある。しかし、転写型受像層21の転写の場合は高
分子の樹脂の熱溶融転写であり、サーマルヘッド8より
加えられる熱量と圧力により、樹脂の表面状態が異な
る。そのために、インク転写時のサーマルヘッド8の加
熱制御の方法のようにサーマルヘッド8への通電休止時
間を長く設けると、1ライン毎の送り幅で受像層表面に
凹凸が形成され、染料転写後にきれいなドット形状が得
られない。そこで、受像層転写の時には染料転写のよう
な濃度階調を表現する必要はないので、図4bの制御パ
ルスのように、サーマルヘッド8の通電の休止時間でき
るだけ短くし、図4bに示すような温度変化の少ない温
度制御で転写することにより表面の凹凸を少なくするこ
とができる。また、転写型受像層34の転写ではドット
という概念が必要ではなく、印画面全体に一様に転写す
ればよいので、1ラインのパルス周期を染料転写の時と
同じにする必要はない。そこで、図4cに示すようにサ
ーマルヘッド8の電圧印加パルス周期を変えて通電時間
を短くし、通電休止時間も短くすることで、図4cのよ
うに温度変化の少ないヘッド駆動を可能にすることがで
きる。また、インクシート1や転写型受像層34の熱破
壊が無い範囲においては、サーマルヘッド8への電圧印
加パルス周期を染料転写の時よりも長くして、転写後の
転写型受像層34の表面を平滑にすることも可能であ
る。同様に、インクシート1や転写型受像層34の熱破
壊が無い範囲において、もしくは電圧などを制御して印
加パワーをコントロールしてサーマルヘッド8の温度上
昇を抑えることにより、通電休止時間をなくしても同じ
効果が得られるのは言うまでもない。
【0022】このように、この実施例の熱転写装置によ
れば転写型受像層34が一様に転写され、表面平滑性の
ある受像層が形成され、昇華性染料の拡散性がよく、画
素毎のつながりのよい良好な画像を得ることが出来る。
【0023】また、本実施例では入力映像信号の処理系
とは関係なくシステムコントローラ23により直接ライ
ンメモリ30にデータを送る構成にしているため、サン
プリング回路26の同期とは関係なく、データの転送が
可能であるため1ラインの通電パルス周期を短くするこ
とが可能となるので転写時間の短縮も図ることができ
る。
【0024】また、本実施例では受像層の表面の凹凸に
着目し、印加電圧の通電時間の制御のみを行ったもので
あるが、前に述べたように、受像層転写とインク転写で
はその性質が異なるものであるので、印加電圧を切り換
えて制御を行う等の転写型受像層34の受像層樹脂の材
料に適した熱溶融転写の制御パターンを染料転写の制御
方法とは別に設けることにより、染料転写での制御方法
の制約を受けずに良好な受像層の転写を行うことができ
る。
【0025】なお、本実施例ではサーマルヘッド8の発
熱量を一定電圧における電圧印加時間により制御する構
成としたが、印加電圧を変えることによりサーマルヘッ
ド8の発熱量を制御する構成としても良いことは言うま
でもない。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
熱転写記録装置は、インク保持手段からインクが転写さ
れる時の制御信号とは異なる所定の信号を発する処理手
段を設け受像層転写の制御をおこなうことにより、表面
平滑性を持ち、インクの拡散性のよい良好な画像を得る
ことができる優れた熱転写記録装置を実現できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の熱転写記録装置の構成を示
すブロック図
【図2】同実施例の熱転写記録装置に用いる受像層転写
シートの構成を示す部分断面図
【図3】同実施例の熱転写記録装置の動作を示す模式図
【図4】(a)同実施例において映像信号によりサーマ
ルヘッドを駆動してインクを転写する際の制御パルスお
よびサーマルヘッドの温度変化の一例を示す波形図 (b)(c)同実施例においてサーマルヘッドを駆動し
て受像層を転写する際の制御パルスおよびサーマルヘッ
ドの温度変化の一例を示す波形図
【図5】従来の熱転写記録装置のインクシートの断面図
【図6】同従来の熱転写記録装置の記録媒体の断面図
【図7】同従来の熱転写記録装置の転写機構の構成を示
す模式図
【図8】同従来の熱転写記録装置の信号系を表すブロッ
ク図
【符号の説明】
8 サーマルヘッド 21 デコーダ 22 A/D変換器 23 システムコントローラ 24 コントローラ 25 メインメモリ 26 サンプリング回路 29 データ制御回路 30 メインメモリ 31 通電パルス幅制御回路 33 スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を入力する入力手段と、前記入
    力手段により入力された映像信号に基づき制御信号を生
    成する処理手段と、前記処理手段の出力により内蔵する
    発熱素子が加熱されるサーマルヘッドと、前記サーマル
    ヘッドより加熱され受像層を記録媒体に転写する受像層
    保持手段と、前記受像層保持手段により受像層が転写さ
    れた前記記録媒体に前記サーマルヘッドに加熱されイン
    クを転写するインク保持手段とを具備し、前記処理手段
    が前記インク保持手段による転写の際には前記映像信号
    に基づく制御信号で前記サーマルヘッドを駆動し、前記
    受像層保持手段による転写の際には前記映像信号とは異
    なる所定の信号で前記サーマルヘッドを駆動するように
    した熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】 処理手段の所定の信号が、制御信号によ
    るサーマルヘッドの発熱素子の最小加熱休止期間より前
    記発熱素子の加熱休止期間を小さくした請求項1記載の
    熱転写記録装置。
JP5231992A 1992-03-11 1992-03-11 熱転写記録装置 Pending JPH05254162A (ja)

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