JPH05253888A - ロボットの防塵構造 - Google Patents
ロボットの防塵構造Info
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- JPH05253888A JPH05253888A JP9162692A JP9162692A JPH05253888A JP H05253888 A JPH05253888 A JP H05253888A JP 9162692 A JP9162692 A JP 9162692A JP 9162692 A JP9162692 A JP 9162692A JP H05253888 A JPH05253888 A JP H05253888A
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Abstract
の放出を防止でき、さらに該塵埃を積極的に吸引してク
リーンルーム外に排出処理できるロボットの防塵構造を
提供する。 【構成】 ロボット本体を略密閉状のカバーで囲んでな
るロボットの内部で発生する塵埃のロボット外部への放
出を防止する防塵構造を構成する。この場合にロボット
本体の塵埃発生箇所近傍に開口する吸引通路44a〜4
4gを設け、該通路44a〜44gをカバー27に形成
された外部接続口7fに延長接続し、該接続口7fと外
部吸引機とを外部吸引通路45で接続する。
Description
る塵の外部放出を、ロボット内部を負圧にすることによ
り防止するようにした防塵構造に関する。
リーンルームと呼ばれる超清浄雰囲気中で行うのが一般
的である。このクリーンルームでは人間自体の存在が雰
囲気汚染の原因となることからロボット化が進められて
いる。このロボット化に当たっては、ロボットの内部で
発生する塵埃のロボット外への放出を防止する防塵構造
を採用することが必要である。この場合、ロボット本体
を略密閉状のカバーで囲んだだけでは、ロボット内の塵
埃の外部放出を完全に防止することはできない。
公報に記載されているように、上記カバーに外部接続口
を設け、該接続口を外部吸引ホースによって吸引機に接
続し、これによりカバー内部を負圧とすることにより塵
埃のロボット外への放出を防止するようにしたものが提
案されている。
装置では、カバー内部全体を負圧に保持する構造を採用
しているので、塵埃のロボット外への放出については防
止できるものの、発生した塵埃をクリーンルームの外部
に取り出して処分することは困難であり、発生した塵埃
はロボット内部に蓄積される。これは以下の理由による
ものと考えられる。発生した塵埃を吸入するのに充分な
流れを確保することは、カバーの隙間部分のような外気
流入口付近では、該流入口が通常は充分に狭いことから
容易である。しかしロボット内部全体に渡って上記流れ
を確保するには流量の極めて大きい吸引機が必要とな
り、装置の大型化,コスト増大につながるため困難であ
る。そのため上記ロボット内部で発生する塵埃はロボッ
ト外に流出することはないものロボット内部に蓄積され
ているのが実情である。
たもので、ロボット内部で発生した塵埃のロボット外へ
の放出を防止でき、さらに該塵埃を積極的に吸引してク
リーンルーム外に排出処理できるロボットの防塵構造を
提供すること目的としている。
を略密閉状のカバーで囲んでなるロボットにおいて、該
ロボットの内部で発生する塵埃のロボット外部への放出
を防止する防塵構造であって、上記ロボット本体の塵埃
発生箇所近傍に開口する吸引通路を設け、該通路を上記
カバーに形成された外部接続口に延長接続し、該接続口
と外部吸引機とを外部吸引通路で接続したことを特徴と
している。
近傍に吸引通路を開口させ、該通路を外部吸引通路を介
して吸引機に接続したので、カバー内全体が負圧になる
とともに、上記塵埃発生箇所近傍にて空気の流れが発生
する。従って発生した塵埃のロボット外への放出が上記
負圧によって防止されるだけでなく、さらに上記空気流
によって吸気通路内に吸引され、外部吸引機を介して外
部に排出される。この場合、吸引機の容量は塵埃発生箇
所のみに上記空気流を確保できるだけの容量で足り、上
記カバー全体に空気流を発生させる必要がないので、吸
引機の容量増大,装置の大型化等の問題が生じることは
ほとんどない。
説明する。図1ないし図8は本発明の一実施例によるク
リーンルーム用ロボットの防塵構造を説明するための図
であり、図1は全体構成図、図2,図3は断面側面図、
図4は上下装置部分の一部断面平面図、図5,図6は図
2のV-V 線,VI-VI線断面図、図7,図8は図3のアーム
部分を示すVII-VII 線,VIII-VIII線断面図である。
トであり、これは上下装置2と、水平旋回装置3とで構
成されている。上記上下装置2は水平旋回装置3全体を
上下方向に移動させるためのものである。上記水平旋回
装置3は第1〜第3旋回機構4〜6で構成されており、
それぞれの垂直方向の旋回軸回りに旋回可能となってい
る。
ット7cでブラケット15を介して上下駆動モータ8を
懸吊支持し、該モータ8の出力軸8aに垂直方向に配置
されたボールねじ10をカップリング9を介して接続
し、該ボールねじ10にナット部材11を螺装し、該ナ
ット部材11をスライドベース12に固定した構造のも
のである。そして該上下装置3のこれらの各構成部品は
カバー27で略密閉状に囲まれている。
ベースプレート7aに縦壁プレート7bを垂直に固着
し、該縦壁プレート7bの下部,上部にそれぞれ下ブラ
ケット7c,上ブラケット7dを水平に固着した構造の
ものである。上記縦壁プレート7bには上記スライドベ
ース12が上下動する際の干渉を回避する開口7eが形
成されている。またこの縦壁プレート7aの前面には上
記開口7eと同一形状の開口を有する蓋プレート16が
ボルト締め固定されており、該プレート16と上記縦壁
プレート7bの段落ち部との間の空間が後述するシャッ
タプレート17を収容するシール溝18となっている。
ブラケット7c及び上記上ブラケット7d部分に配設さ
れた軸受13a,13bで軸支されており、かつ上端に
はブレーキ機構14が装着されている。また上記上ブラ
ケット7dの図2右側部分には、可撓性を有するコンジ
ットホース36の一端が軸受37aを介して回動可能に
かつ空密に接続されている。
ーム7の開口7eから図示左方に突出する接続ボス部1
2aを有し、左,右側部12bが上記フレーム7に固着
されたガイドレール19で上下に摺動自在にガイドされ
ている(図5参照)。またこのスライドベース12には
上記接続ボス部12aを囲むように上記シャッタプレー
ト17がボルト締め固定されており、このシャッタプレ
ート17の周縁は上述のシール溝18内を上下移動す
る。
装置3の第1旋回機構4のベースブラケット20がボル
ト締め固定されている。この第1旋回機構4は以下の構
造になっている。上記ベースブラケット20の先端部に
形成された円筒状の支持フランジ部20aの上面に第1
旋回駆動モータ21を垂直下向きに取り付け、該モータ
21の出力軸に減速機22を介して駆動軸23を接続す
る。この駆動軸23の中程部分を上記支持フランジ部2
0aに嵌着された軸受24aで軸支し、該駆動軸23の
下端部に旋回アーム25の基部25aをボルト締め固定
した構造となっている。これにより上記旋回アーム25
は上記駆動軸23回りに旋回可能となっている。なお、
29はキャップである。
ジ部20aとの対向部にはラビリンス機構26が形成さ
れており、これにより両者間の隙間をシールしている。
また上記第1旋回駆動モータ21等はカバー28で略密
閉状態に囲まれている。
2旋回機構5の駆動軸30の下端部がボルト締め固定さ
れている。この第2旋回機構5は、第2旋回駆動モータ
31,減速機32,駆動軸30を有し、上記第1旋回機
構4と略同一構造になっている。そして上記第2旋回駆
動モータ31は旋回ブラケット33の円筒状の支持フラ
ンジ部33aの上面にボルト締め固定され、上記駆動軸
30の中程部分は上記支持フランジ部33aに嵌着され
た軸受24bで軸支されている。
トステー34が垂直上向きに固着されており、該ステー
34の上端に固着されたコンジットホルダ35には上述
のコンジットホース36の他端が軸受37bを介して回
動可能にかつ空密に接続されている。そして上記第2旋
回駆動モータ31等はカバー38で略密閉状態に囲まれ
ており、該第2旋回機構内空間は上記上下装置2の内部
空間と上記コンジットホース36で空密状態に連通され
ている。
ラケット39がボルト締め固着されており、該ブラケッ
ト39によって上記第3旋回機構6の第3旋回駆動モー
タ40が支持されている。この駆動モータ40の出力軸
には減速機41が接続されており、該減速機41の出力
軸には旋回アーム42が固着されている。
下端,上端部分(それぞれ左,右2箇所)及びボールね
じ10の上軸受13b部分、上記第1旋回機構4の軸受
24a部分には第1〜第4吸引口43a〜43dが開口
しており、該各吸気口43a〜43dは第1〜第4吸引
ホース44a〜44dで下ブラケット7cに形成された
外部接続口7f部分に導出されている。
3旋回機構6の減速機41部分には第5,第6吸引口4
3e,43fが開口しており、該吸引口には第5,第6
吸引ホース44e,44fの一端が接続され、また上記
第2旋回機構5の内部空間の上部には第7吸引ホース4
4gが開口している。これらの吸気ホース44e〜44
gは上記コンジットホース36を通って上記外部接続口
7f部分に導出されている。
吸引ダクト45の端部45aに空密に接続されており、
この外部吸引ダクト45はクリーンルームの外部に設置
された吸引機(図示せず)に接続されている。
する。本実施例ロボット1では、上下装置2において、
上下駆動モータ8の回転がカップリング9を介してボー
ルねじ10に伝達され、これによりナット部材11がス
ライドベース12とともに上下移動し、その結果水平旋
回装置3全体が上下移動する。また上記スライドベース
12の上下動に伴って、シャッタプレート17がシール
溝18内を上下動し、従って開口7eは常時閉塞されて
いる。
21の回転が減速機22を介して駆動軸23に伝達さ
れ、該駆動軸23とともに旋回アーム25が旋回する。
そしてこの旋回アーム25の先端部に装着された第2旋
回駆動モータ31の回転により該モータ31が取り付け
られた旋回ブラケット33が旋回する。さらに上記旋回
ブラケット33の先端に装着された第3旋回駆動モータ
40の回転により旋回アーム42が旋回する。
機の作動により、各吸引ホース44a〜44g内が負圧
に吸引され、これらのホースの先端が接続された各吸引
口43a〜43f及び吸引ホース44gの先端開口から
空気が吸引される。これにより各カバー内空間が負圧と
なり、該空間内の空気が外方に洩れ出ることはなく、従
って該空間内の塵埃の外方放出が防止される。
部のような塵埃発生部に近接した位置に開口しているの
で、吸引容量をそれほど増大することなく上記塵埃発生
部から吸引口への空気流を発生させることができ、上記
発生した塵埃はこの各吸引ホース44a〜44g内に吸
引され、上記吸引機によってクリーンルームの外方に排
出される。
下降によって、シール溝18の下部内では空気が圧縮さ
れ、該シール溝18の下部の圧力が高くなり、そのため
該シール溝18内の塵埃がシール溝18とシャッタプレ
ート17との隙間を通ってクリーンルーム内に放出され
る懸念がある。しかし本実施例では、このシール溝18
の下端部,上端部部分についても吸引ホース44a,4
4bで吸引するようにしたので、上記圧力上昇を回避で
き、塵埃の外部放出を防止できる。
17をフレーム7の縦壁プレート7aと蓋プレート16
とで形成されたシール溝18内に挿入するようにしたの
で、該部分がラビリンスとして機能し、それだけ流入抵
抗が大きくなり、この点からも吸引機容量を増大させる
ことなくカバー内空間を確実に負圧に維持できる。
塵構造によれば、塵埃発生箇所近傍に吸引通路を開口さ
せ、該通路を外部吸引通路を介して吸引機に接続したの
で、吸引機容量の増大,装置の大型化を招くことなくカ
バー内全体を負圧にでき、かつ上記塵埃発生箇所近傍に
空気の流れを発生でき、これにより発生した塵埃のロボ
ット外放出を防止できるだけでなく、外部吸引機を介し
てクリーンルーム外に排出できる効果がある。
示す全体構成図である。
ある。
図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ロボット本体を略密閉状のカバーで囲ん
でなるロボットにおいて、該ロボットの内部で発生する
塵埃のロボット外部への放出を防止する防塵構造であっ
て、上記ロボット本体の塵埃発生箇所近傍に開口する吸
引通路を設け、該通路を上記カバーに形成された外部接
続口に延長し、該接続口に接続された外部吸引通路を介
して吸引機に接続したことを特徴とするロボットの防塵
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09162692A JP3187924B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | ロボットの防塵構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09162692A JP3187924B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | ロボットの防塵構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05253888A true JPH05253888A (ja) | 1993-10-05 |
JP3187924B2 JP3187924B2 (ja) | 2001-07-16 |
Family
ID=14031770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09162692A Expired - Lifetime JP3187924B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | ロボットの防塵構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3187924B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006132023A1 (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-14 | Japan Computer Associates Inc. | インジェクタおよびこれを備えた薬液調合装置 |
JP2013157561A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Yaskawa Electric Corp | 搬送ロボット |
-
1992
- 1992-03-16 JP JP09162692A patent/JP3187924B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006132023A1 (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-14 | Japan Computer Associates Inc. | インジェクタおよびこれを備えた薬液調合装置 |
JP2006340999A (ja) * | 2005-06-10 | 2006-12-21 | Nippon Computer Associates:Kk | インジェクタおよびこれを備えた薬液調合装置 |
JP2013157561A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Yaskawa Electric Corp | 搬送ロボット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3187924B2 (ja) | 2001-07-16 |
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