JPH0525188U - 直交流式冷却塔の上部水槽への給水装置 - Google Patents

直交流式冷却塔の上部水槽への給水装置

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JPH0525188U
JPH0525188U JP8073191U JP8073191U JPH0525188U JP H0525188 U JPH0525188 U JP H0525188U JP 8073191 U JP8073191 U JP 8073191U JP 8073191 U JP8073191 U JP 8073191U JP H0525188 U JPH0525188 U JP H0525188U
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cooling tower
supply pipe
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water
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JP8073191U
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文雄 沼田
義郎 伊藤
鉄雄 対間
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株式会社荏原シンワ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】逆円錐状の流量調整弁を供給管の上端吐出部に
対して上下調整自在で、位置固定可能に散水箱に設ける
ことにより、供給管の上端吐出部からの吐出流量を微調
整可能とする。 【構成】供給管10の上端吐出部11からの吐出流量を
調整する必要が生じた場合には、散水箱12の外側に位
置するハンドル15を回転操作し、弁棒14の位置を上
下方向に移動させ、逆円錐状の流量調整弁13の供給管
10の上端吐出部11に対する送り込み量を調整し、供
給管10の上端吐出部11からの吐出流量を調整する。
この後、この調整位置にロックナット16を用いて逆円
錐状の流量調整弁13を固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、直交流式冷却塔の上部水槽に内部配管系を介して循環冷却水を供 給するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の直交流式冷却塔の上部水槽への給水装置としては、出願人会社におい ては、直交流式冷却塔内部を通り立ち上げた内部配管系における循環冷却水供給 管の上端吐出部を前記上部水槽底面を貫通して配管し、この供給管の上端吐出部 をその上方から包囲する散水箱を前記上部水槽の底面上に配置し、この散水箱内 に位置し開口する前記供給管の上端吐出部を開閉する円盤をこの供給管の上端吐 出口に対して上下調整自在に散水箱に設け、この円盤を前記散水箱の外側から上 下に変位するように操作し、この供給管の上端吐出部を開閉する給水装置を開発 した。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記開発した直交流式冷却塔の上部水槽への給水装置では、円盤により前記供 給管の上端吐出部を開閉しているため、細かな循環冷却水の供給量の調整が難し く、極論として循環冷却水の供給の全開閉の切り換えのみの機能しかこの円盤は 持たず、本来の循環冷却水の供給量の調整には不向きで有り、冷却塔が複数台並 列して配設してあり、これら冷却塔群は少なくとも2系列に区分され、各冷却塔 に前記散水箱がそれぞれ配置してある多セル型の冷却塔では前記開発した直交流 式冷却塔の上部水槽への給水装置としては不適である。 この考案の目的は、前記従来の技術の欠点を改良し、細かな循環冷却水の供給 量の調整を簡易な構造で行えるようにした直交流式冷却塔の上部水槽への給水装 置を市場に提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】 前記課題を解決するために、この考案は、直交流式冷却塔の上部水槽に内部配 管系を介して循環冷却水を供給するための装置において この直交流式冷却塔内部を通り立ち上げた内部配管系における循環冷却水供給 管の上端吐出部が底部に多数の散水孔を有する前記上部水槽底面を貫通しており 、この供給管の上端吐出部をその上方から包囲する散水箱が前記上部水槽の底面 上に配置してあり、この散水箱内に位置し開口する前記供給管の上端吐出部から の吐出流量を調整するための逆円錐状の流量調整弁がこの供給管の上端吐出口に 対して上下調整自在で、位置固定可能に散水箱に設けてあり、この流量弁の弁棒 の上端はこの散水箱上面を貫き、散水箱の外側に位置し、この弁棒の上端にハン ドルが取り付けてあることを特徴とする直交流式冷却塔の上部水槽への給水装置 としてある。 また前記課題を解決するために、この考案の直交流式冷却塔の上部水槽への給 水装置における前記散水箱の側壁下部寄りには開口部が形成されており、この開 口部上縁より上位の位置に前記供給管の上端吐出部口縁が位置していることが望 ましい。 また前記課題を解決するために、この考案における前記冷却塔を複数台並列し て配設し、これら冷却塔群を少なくとも2系列に区分し、各冷却塔に前記散水箱 をそれぞれ配置することもある。
【0005】
【作用】
前記のように構成した請求項1に記載された考案の作用を次に説明する。 冷凍機などの負荷部から送られてきた循環冷却水(温水)は前記直交流式冷却 塔内部を通り立ち上げた内部配管系を通って、前記供給管の上端吐出部から吐出 した循環冷却水は直に前記直交流式冷却塔の上部水槽内に流出せず、一度、前記 逆円錐状の流量調整弁の逆円錐面全域に衝突し、その流れを上向きから下向きに 偏向された後、散水箱の下方に向けて流れる。このため、この逆円錐状の流量弁 は循環冷却水の偏流部品としても機能する。この吐出した循環冷却水は散水箱内 を満たすようにして流れた後、この散水箱から前記直交流式冷却塔の上部水槽内 に流出し、この上部水槽の底部全域に設けた散水孔群から流下し、この上部水槽 の下方で、直交流式冷却塔本体内に充填した充填材に沿って流れる。この充填材 上を流下中にこの循環冷却水と水平な空気流とは直交流となって相互接触し、循 環冷却水の一部が蒸発し、気化の潜熱作用を受けて循環冷却水は冷却される。こ の冷却された循環冷却水は前記直交流式冷却塔の下部水槽に集められた後、前記 負荷部に送られる。この直交流式冷却塔における冷却作用は公知の直交流式冷却 塔の作用と同じである。
【0006】 更にこの考案においては、前記供給管の上端吐出部からの吐出流量を調整する 必要が生じた場合には、前記散水箱の外側に位置する前記ハンドルを回転操作し 、前記弁棒の位置を上下方向に移動させ、前記逆円錐状の流量調整弁の前記供給 管の上端吐出部に対する送り込み量を調整し、前記供給管の上端吐出口と前記逆 円錐状の流量弁との間隙寸法を変化させ、循環冷却水の吐出損失圧力を変更させ て、上端吐出口に対して上下方向で調整して、前記供給管の上端吐出部からの吐 出流量を調整する。 このようにして前記供給管の上端吐出部からの吐出流量を調整した後、この調 整位置にロックナットなどの固定手段を用いて前記逆円錐状の流量調整弁を固定 する。 前記請求項2に記載された考案においては、前記請求項1に記載された考案の 前記作用に加えて次の作用をする。 即ち、前記散水箱の側壁下部寄りには開口部が形成されており、この開口部上 縁より上位の位置に前記供給管の上端吐出部口縁が位置している為、循環冷却水 は前記開口部上縁より上位の位置で前記供給管の上端吐出部から吐出し、若干乱 流化し、この上端吐出部から吐出時の流速が弱められた状態で前記散水箱の側壁 下部寄りに形成した前記開口部を通って前記直交流式冷却塔の上部水槽内に流出 し、この上部水槽の底部全域に設けた散水孔群から流下する。 前記請求項3に記載された考案においては、前記請求項1または請求項2に記 載された考案の前記作用に加えて次の作用をする。 即ち、前記冷却塔が複数台並列して配設してあり、これら冷却塔群は少なくと も2系列に区分され、各冷却塔に前記散水箱がそれぞれ配置してある為、前記区 分された2系列の冷却塔群を利用して、広域の地域の冷暖房を行い、各系列の冷 却塔群内において、個々の冷却塔の上部水槽への前記循環水の流量調整を独立し て行う。
【0007】
【実施例】
実施例1 前記請求項1乃至請求項項2に記載された考案の代表的な実施例を次に説明す る。 図1において、Aは直交流式冷却塔Bの上部水槽Cに内部配管系Dを介して循 環冷却水を供給するための装置全体を示す。 この直交流式冷却塔B内部を通り立ち上げた内部配管系Dにおける循環冷却水 供給管10の上端吐出部11が底部に多数の散水孔を有する前記上部水槽C底面 を貫通しており、この供給管10の上端吐出部11をその上方から包囲する散水 箱12が前記上部水槽Cの底面上に配置してある。この散水箱12内に位置し開 口する前記供給管10の上端吐出部11からの吐出流量を調整するための逆円錐 状の流量調整弁13がこの供給管10の上端吐出口11aに対して上下調整自在 で、位置固定可能に散水箱12内に設けてある。この流量調整弁13の弁棒14 の上端はこの散水箱12上面を貫き、散水箱12の外側に位置し、この弁棒14 の上端にハンドル15が取り付けてある。16はこの弁棒14をその調整位置に 随時固定するためのロックナットである。 前記散水箱12の側壁12a下部寄りには開口部12bが形成されており、こ の開口部上縁12cより上位の位置に前記供給管10の上端吐出部口縁11bが 位置している(図2参照)。
【0007】 実施例2 前記請求項3に記載された考案の代表的な実施例を次に説明する。 前記実施例の直交流式冷却塔Bが複数台並列して配設してあり、これら冷却塔 B群は少なくとも2系列に区分され、各冷却塔Bに前記散水箱12がそれぞれ配 置してある(図参照)。 そのほかの構造は前記実施例1と同じである。 前記各実施例の作用は対応する請求項に記載された考案の作用と同じため、こ こでの説明は省略する。
【0008】
【考案の効果】
前記のように構成し作用する請求項1に記載された考案においては、前記逆円 錐状の流量調整弁を前記供給管の上端吐出部に対して上下調整自在で、位置固定 可能に散水箱に設けることにより、この流量弁の位置を上下変位させ、この供給 管の上端吐出部からの吐出流量を微調整することができ、この調整位置に流量調 整弁を固定保持できる。 また、この流量調整弁は逆円錐状としてあるため、前記供給管の上端吐出部か ら吐出する循環冷却水を滑らかにその外周方向へ流動させ、この流量調整弁と供 給管の上端吐出部の間隙から吐出した循環冷却水を下向きに偏向させることが出 来る。
【0009】 前記請求項2に記載された考案においては、前記請求項1に記載された考案の 前記効果に加えて次の効果を奏する。 即ち、前記散水箱の側壁下部寄りには開口部が形成されており、この開口部上 縁より上位の位置に前記供給管の上端吐出部口縁が位置している為、循環冷却水 は前記開口部上縁より上位の位置で前記供給管の上端吐出部から吐出し、若干乱 流化した後、この上端吐出部から吐出時の流速が弱められた状態で前記散水箱の 側壁下部寄りに形成した前記開口部を通って前記直交流式冷却塔の上部水槽内に 流出でき、この上部水槽の底部全域に設けた散水孔群から略均一に流下できる。 前記請求項3に記載された考案においては、前記請求項1または請求項2に記 載された考案の前記効果に加えて次の効果を奏する。 即ち、前記冷却塔が複数台並列して配設してあり、これら冷却塔群は少なくと も2系列に区分され、各冷却塔に前記散水箱がそれぞれ配置してある為、前記区 分された2系列の冷却塔群を利用して、広域の地域の冷暖房を行うことができ、 各系列の冷却塔群内において、個々の冷却塔の上部水槽への前記循環水の流量調 整を独立して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の概略縦断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】実施例2の概略平面図である。
【符号の説明】
10 循環冷却水供給管 12 散水箱 13 流量調整弁

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】直交流式冷却塔の上部水槽に内部配管系を
    介して循環冷却水を供給するための装置においてこの直
    交流式冷却塔内部を通り立ち上げた内部配管系における
    循環冷却水供給管の上端吐出部が底部に多数の散水孔を
    有する前記上部水槽底面を貫通しており、この供給管の
    上端吐出部をその上方から包囲する散水箱が前記上部水
    槽の底面上に配置してあり、この散水箱内に位置し開口
    する前記供給管の上端吐出部からの吐出流量を調整する
    ための逆円錐状の流量調整弁がこの供給管の上端吐出口
    に対して上下調整自在で、位置固定可能に散水箱に設け
    てあり、この流量弁の弁棒の上端はこの散水箱上面を貫
    き、散水箱の外側に位置し、この弁棒の上端にハンドル
    が取り付けてあることを特徴とする直交流式冷却塔の上
    部水槽への給水装置。
  2. 【請求項2】前記散水箱の側壁下部寄りには開口部が形
    成されており、この開口部上縁より上位の位置に前記供
    給管の上端吐出部口縁が位置していることを特徴とする
    請求項1に記載された直交流式冷却塔の上部水槽への給
    水装置。
  3. 【請求項3】前記冷却塔が複数台並列して配設してあ
    り、これら冷却塔群は少なくとも2系列に区分され、各
    冷却塔に前記散水箱がそれぞれ配置してあることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載された直交流式冷
    却塔の上部水槽への給水装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4874150U (ja) * 1971-12-16 1973-09-14
JPS4947947U (ja) * 1972-07-30 1974-04-26
JPH01101096U (ja) * 1987-12-18 1989-07-06

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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