JPH0525164U - ヒートパイプ - Google Patents

ヒートパイプ

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Publication number
JPH0525164U
JPH0525164U JP6573291U JP6573291U JPH0525164U JP H0525164 U JPH0525164 U JP H0525164U JP 6573291 U JP6573291 U JP 6573291U JP 6573291 U JP6573291 U JP 6573291U JP H0525164 U JPH0525164 U JP H0525164U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
heat pipe
heat
working fluid
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP6573291U
Other languages
English (en)
Inventor
正彦 菊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP6573291U priority Critical patent/JPH0525164U/ja
Publication of JPH0525164U publication Critical patent/JPH0525164U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作動流体注入時のヒートパイプ容器のへこみ
を防止し、加熱体からヒートパイプ容器までの熱伝達の
低下を防ぐヒートパイプを得る。 【構成】 ヒートパイプ容器となる管1の内部に内部空
間を仕切らないリブ11を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば電子機器内のプリント基板の熱制御素子として使用するヒ ートパイプの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は従来のヒートパイプで図6は作動流体注入後の断面図である。図におい て1はヒートパイプ容器となる管、2は管1の内壁に設けたウイック、3は上記 管1の上面カバー、4は上記管1の下面カバー、5は管1内に封入された相変化 を生じる作動流体、6は冷却板、7はプリント基板に相当する加熱板、8はヒー トパイプの加熱部、9はヒートパイプの冷却部、10は空気層である。
【0003】 まず従来のヒートパイプの製造方法について説明する。管1の下面カバー4に ウイック2を取り付けた状態で管1の内部を真空状態にし作動流体5を注入する 。
【0004】 次に、このヒートパイプを使用した場合の動作原理について説明する。加熱板 7から空気層10を通過し管1の外 表面に印加された熱は熱伝導ににより加熱 部8のウイック2内に存在する作動流体5に伝導され蒸発が生じる。蒸発した作 動流体5は、蒸気圧力の低い冷却部9の方向に流れ、冷却部9のウイック2で凝 縮し潜熱を放出する。この熱は熱伝導により管1の外表面に伝達され、冷却板6 に放熱される。冷却部9のウイック2で凝縮した作動流体5は、毛細管圧力によ りウイック2内を加熱部8へ還流する。このサイクルにより加熱板7から冷却板 6へ熱が伝達される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
プリント基板熱制御用ヒートパイプは、プリント基板の電子機器筐体への組込 みの制約から、小型軽量であることが特徴である。通常、小型軽量にするには管 1の板厚を薄くする。ところが、板厚を薄くすることにより管1の剛性が低くな り、ヒートパイプの製造段階で管1の内部を真空状態にし作動流体5を注入する と外気との圧力差により図4に示すように管1の上面カバー3及び下面カバー4 は管1の内部方向にへこんでしまう。管1にへこみが発生すると加熱板7との間 に空気層10が存在してしまい加熱板7から管1までの熱伝達が低下する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記のような課題を解決するためになされたもので、管1の内部空 間を仕切らないリブを設けたものである。
【0007】
【作用】
この考案におけるヒートパイプは製造段階で管1の内部を真空状態にし作動流 体5を注入しても管1が内部方向にへこまない。したがって、管1と加熱板7と の間に空気層10が存在せず加熱板7から管1までの熱伝達の低下を防ぐことが できる。
【0008】
【実施例】
実施例1. 図1はこの考案の一実施例のヒートパイプで図2は作動流体注入後の断面図で ある。図において1はヒートパイプ容器となる管、2は管1の内壁に設けたウイ ック、3は上記管1の上面カバー、4は上記管1の下面カバー、5は管1内に封 入された相変化を生じる作動流体、6は冷却板、7はプリント基板に相当する加 熱板、8はヒートパイプの加熱部、9はヒートパイプの冷却部、11は不連続な リブである。
【0009】 次に、このヒートパイプを使用した場合の動作原理について説明する。加熱板 7から管1の外表面に印加された熱は熱伝導により加熱部8のウイツク2内に存 在する作動流体5に伝導され蒸発が生じる。蒸発した作動流体5は、蒸気圧力の 低い冷却部9の方向に流れ、冷却部9のウイック2で凝縮し潜熱を放出する。こ の熱は熱伝導により管1の外表面に伝達され、冷却板6に放熱される。冷却部9 のウイック2で凝縮した作動流体5は、毛細管圧力によりウイック2内を加熱部 8へ還流する。このサイクルにより加熱板7から冷却板6へ熱が伝達される。
【0010】 実施例2. 図3はこの考案による他の実施例のヒートパイプで図4は作動流体注入後の断 面図である。図において1はヒートパイプ容器となる管、2は管1の内壁に設け たウイック、3は上記管1の上面カバー、4は上記管1の下面カバー、5は管1 内に封入された相変化を生じる作動流体、6は冷却板、7はプリント基板に相当 する加熱板、8はヒートパイプの加熱部、9はヒートパイプの冷却部、11はリ ブ、12は上記リブ11にあけられた穴である。
【0011】 次に、このヒートパイプを使用した場合の動作原理について説明する。加熱板 7から管1の外表面に印加された熱は熱伝導により加熱部8のウィック2内に存 在する作動流体5に伝導され蒸発が生じる。蒸発した作動流体5は、蒸気圧力の 低い冷却部9の方向に流れ、冷却部9のウイック2で凝縮し潜熱を放出する。こ の熱は熱伝導により管1の外表面に伝達され、冷却板6に放熱される。冷却部9 のウイック2で凝縮したた作動流体5は、毛細管圧力によりウイック2内を加熱 部8へ還流する。このサイクルにより加熱板7から冷却板6へ熱が伝達される。
【0012】
【考案の効果】
この考案は以上説明したとおり、管1の内部空間を仕切らないリブ11を設け たことにより、管1の上面カバー3及び下面カバー4は管1の内部方向にへこま ず、加熱板7と管1の間には空気層が存在しないため加熱板7から管1までの熱 伝達の低下を防ぐことができる。また、リブ11は不連続であり管1の内部空間 を仕切っていないため作動流体5の注入は1箇所のみとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例によるヒートパイプを示す
図である。
【図2】図1の作動流体注入後のA−A線断面図であ
る。
【図3】この考案の他の実施例によるヒートパイプを示
す図である。
【図4】図3の作動流体注入後のB−B線断面図であ
る。
【図5】従来のヒートパイプを示す図である。
【図6】図5の作動流体注入後のC−C線断面図であ
る。
【符号の説明】
1 管 2 ウイック 3 上面カバー 4 下面カバー 5 作動流体 6 冷却板 7 加熱板 8 加熱部 9 冷却部 10 空気層 11 リブ 12 穴

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形の断面形状を有するヒートパイプ容
    器となる管内に毛細管圧力発生用のウイックを有し、か
    つ管内に相変化を生じる作動流体を有するヒートパイプ
    において、上記管内に不連続のリブを具備することを特
    徴とするヒートパイプ。
  2. 【請求項2】 矩形の断面形状を有するヒートパイプ容
    器となる管内に毛細管圧力発生用のウイックを有し、か
    つ管内に相変化を生じる作動流体を有するヒートパイプ
    において、上記管内に穴を有するリブを具備することを
    特徴とするヒートパイプ。
JP6573291U 1991-08-20 1991-08-20 ヒートパイプ Pending JPH0525164U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6573291U JPH0525164U (ja) 1991-08-20 1991-08-20 ヒートパイプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6573291U JPH0525164U (ja) 1991-08-20 1991-08-20 ヒートパイプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0525164U true JPH0525164U (ja) 1993-04-02

Family

ID=13295492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6573291U Pending JPH0525164U (ja) 1991-08-20 1991-08-20 ヒートパイプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0525164U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11789505B2 (en) 2013-12-13 2023-10-17 Shinko Electric Industries Co., Ltd. Loop heat pipe

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11789505B2 (en) 2013-12-13 2023-10-17 Shinko Electric Industries Co., Ltd. Loop heat pipe

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