JPH05250224A - 監視制御方式 - Google Patents

監視制御方式

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Publication number
JPH05250224A
JPH05250224A JP4049469A JP4946992A JPH05250224A JP H05250224 A JPH05250224 A JP H05250224A JP 4049469 A JP4049469 A JP 4049469A JP 4946992 A JP4946992 A JP 4946992A JP H05250224 A JPH05250224 A JP H05250224A
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JP
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command
bus
module
processing unit
response
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Withdrawn
Application number
JP4049469A
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Tetsuaki Tsuruoka
哲明 鶴岡
Susumu Tominaga
進 富永
Kenichi Abiru
健一 阿比留
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の機能モジュールを持つシステムの監視制
御方式に関し、各モジュールに対する集中監視・制御の
信頼性の向上と装置規模の縮小を目的とする。 【構成】監視制御部が複数の機能モジュールと制御バス
を介して指令と応答の授受を行って集中監視・制御を行
う際に、監視制御部1と機能モジュール2間に二重化さ
れた制御バス30,1 を設け、監視制御部1に、2系統
の指令の送信処理部40,1 と、2系統の応答の受信処
理部50,1 を設け、機能モジュール2に、2系統の指
令の受信処理部60,1 と、2系統の応答の送信処理部
0,1 を設け、それぞれ独立に送信と受信の処理を行
って、受信した指令または応答のうち正しい方を正常と
して処理を行って信頼度を向上させる。さらに両転送機
構を連携させて障害耐性を向上し、制御バスをシリアル
バス化して装置間距離を増大し、マルチキャストコマン
ドによって各種同報を可能にすることで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のモジュールまた
はプリント基板(以下機能モジュールという)を有する
システムにおける監視制御方式に関し、特に、各機能モ
ジュールに対する制御や初期設定を行なうとともに、各
機能モジュールとの間でその動作状態等についての情報
の授受を行なう監視制御部を有するシステムにおける、
監視制御方式に関するものである。
【0002】パケット交換装置等においては、回線との
接続を行なう多数の機能モジュールがバスを介して接続
され、さらにこれらを含むシステム全体の管理,運用の
ための集中監視制御を行う、プロセッサ部等で構成され
た監視制御部が設けられる。
【0003】このような、集中監視,制御の対象となる
複数の機能モジュールと、管理,運用を行なう監視制御
部との間における監視制御方式は、二重化された転送機
構を有し、それぞれ独立に送信,受信を行なって、正し
い方の指令または応答を正常とする制御を行ない得るこ
とが要望される。
【0004】
【従来の技術】従来、このような複数の機能モジュール
と、各機能モジュールに対する制御や初期設定を行な
い、各機能モジュールとの間でその動作状態や運用状態
等についての情報の授受を行う監視制御部との間におけ
る監視制御方式としては、これらの間をバス接続等の結
合手段で結び、動作,運用情報やエラー情報の授受にこ
れを利用する方式がある。
【0005】このような場合における、各機能モジュー
ルと監視制御部との間における結合方法としては、監視
制御部における中央処理装置(CPU)からのインタフ
ェースを延長した、パラレルのプロセッサバスを、各機
能モジュール等に結合する方式が用いられているが、こ
のような結合方式では、装置構成が大きくなった場合、
バスの延長を行なう上で制限が生じる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の複数モジュール
間における集中監視制御方式のように、単一のバス1本
のみを用いた結合方式では、信号線が1本切れたことに
よって、監視制御処理を行なうことができなくなり、従
って信頼性に乏しいという欠点がある。
【0007】またこのような結合方式で、監視制御用バ
スの二重化を行なう場合には、信号線数が2倍に増大す
る。従って、信号線数増大に伴ってドライバ,レシーバ
等の部品数が増加し、消費電力が増大するとともに、コ
ストアップおよび回路規模の拡大が避けられないという
問題がある。
【0008】さらに制御バスの延長が必要になるような
装置の場合に、制御バスを二重化すると、制御バスの延
長を行なう延長装置も余分に必要になるため、回路規模
の拡大,装置の信頼性の低下等の問題を生じることにな
る。
【0009】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、複数の機能モジュールに
対して監視制御部が集中監視・制御を行う際に、二重化
された転送機構を設けて、それぞれ独立に送信,受信を
行なって、正しい方の指令または応答を正常とする制御
を行なうことによって、信頼性を向上させることがで
き、またバスをシリアル化することによって、回路規模
を縮小することができ、従って経済的にも有利な、監視
制御方式を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1) 図1は、本発明の原理的構成を示したものである。
本発明においては、複数の機能モジュールと監視制御部
とを制御バスを介して接続し、この監視制御部と各機能
モジュールとの間における指令と応答の授受によって、
監視制御部から複数の機能モジュールに対する集中監視
・制御を行うシステムにおいて、監視制御部1と機能モ
ジュール2との間に二重化された制御バス30,1 を設
ける。
【0011】また監視制御部1に、制御バス30,1
対して指令を送信する2系統の送信処理部40,1 と、
制御バス30,1 から応答を受信する2系統の受信処理
部5 0,1 とを設ける。
【0012】さらに、機能モジュール2に、制御バス3
0,1 から指令を受信する2系統の受信処理部60,1
と、制御バス30,1 に対して応答を送信する2系統の
送信処理部70,1 とを設ける。
【0013】そして、各2系統の送信処理部と受信処理
部とがそれぞれ独立に送信と受信の処理を行って、受信
したそれぞれの指令または応答のうち正しい方を正常と
して処理を行うようにしたものである。
【0014】(2) さらに本発明は、監視制御部1におい
て、両系統の送信処理部40,1 が同一の指令を送信
し、機能モジュール2において、受信処理部60,1
いずれか一方でエラーを検出したときは、両系統の送信
処理部70,1 からエラーした系を示す情報を含む同一
の応答を前記監視制御部1に返送するようにしたもので
ある。
【0015】(3) さらに本発明は、機能モジュール2に
おいて、受信処理部60,1 のいずれでも指令のエラー
を検出しないときでも、両系の受信データが一致しない
ときは、エラー発生を示す応答を監視制御部1に返送す
るようにしたものである。
【0016】(4) また本発明は、監視制御部1における
送信処理部がエラー検出のための情報を付加する機能を
有する1系統の送信処理部24と、この送信処理部24
の情報を複写転送するドライバ330,331 とからなる
とともに、機能モジュール2における送信処理部がエラ
ー検出のための情報を付加する機能を有する1系統の送
信処理部29と、この送信処理部29の情報を複写転送
するドライバ350,351 とからなり、監視制御部1に
おける受信処理部50,1 と、機能モジュール2におけ
る受信処理部60,1 とがそれぞれ独立にエラー監視を
行うものである。
【0017】(5) さらに本発明は、(1) 〜(4) の場合
に、制御バス30,1 をシリアル転送バスで構成して、
監視制御部1および機能モジュール2間で相互に情報を
フレーム化して伝送し、転送元でフレームフォーマット
中に転送先の物理アドレスを指定して送信するととも
に、転送先においてこの転送されたアドレスを判定して
受信するものである。
【0018】(6) さらに本発明は、(5) の場合に、シリ
アル転送バス上における監視制御部1からのフレームに
おける転送先アドレスを、各機能モジュール2の機能種
別を示すコード番号またはスロット番号との対応によっ
て付与することによって、機能単位が同一であるすべて
の機能モジュール2に対して、監視制御部1から同報指
令を行うものである。
【0019】(7) さらに本発明は、(5) の場合に、全機
能モジュール2に対し、特定のコードで表現された指令
を与えたとき、その指令によって機能単位が異なるグル
ープの各機能モジュールが連動すべき機能を行って応答
するものである。
【0020】(8) さらに本発明は、(5) の場合に、制御
バス30,1 上のビット列における不変化状態がNビッ
ト連続したとき異常を検出して各機能モジュールにおけ
る受信処理部60,1 を初期化することで、監視制御部
1と機能モジュールのコマンドシーケンスの不一致を回
避するものである。
【0021】(9) さらに本発明は、(5) の場合に、制御
バス30,1 をバス延長機構を介して拡張する場合に、
バス延長機構としてこのバス上におけるコマンド中のア
ドレスが下流の機能モジュールを指定するものであると
きのみ、下流の機能モジュールからの応答を上流に転送
可能にする中継モジュール55を設けたものである。
【0022】(10)さらに本発明は、(9) の場合に、制御
バス30,1 上のビット列における不変化状態がNビッ
ト連続したとき異常を検出して各機能モジュールにおけ
る受信処理部60,1 を初期化するとともに、監視制御
部1が所定フォーマットのメッセージを送出し、このメ
ッセージを受信した受信処理部60,1 は、下流の機能
モジュールに対する該メッセージの送出を停止するとと
もに、受信したメッセージによって指示された値を自装
置の物理アドレスあるいは物理アドレスの一部として登
録するものである。
【0023】
【作用】本発明は、例えば大規模な交換装置等のよう
に、各種の処理を行う処理部が多数存在しているシステ
ムにおいて、各処理部内のアラームや初期設定,各種状
態情報の通知等を行う必要がある場合に適用されるもの
である。
【0024】図2は、本発明が適用されるシステムの全
体構成例を示したものである。複数の収容部11は、複
数の伝送路,端末を交換装置に接続し、電気,物理レベ
ルの整合または端末,伝送路上のプロトコル終端を行っ
て、交換機内部に必要な情報を取り込む。複数の多重部
12は、複数の端末からの情報を内部のハイウェイに対
して高速多重化を行う。
【0025】複数の分離部13は、内部のハイウェイか
らの情報を複数の端末に分離する。交換処理部14は、
入力ハイウェイからの情報を目的の転送先に対して交換
する機能を行う。装置監視制御部15は、複数の多重部
12,複数の分離部13,交換処理部14等の各部の監
視,制御を行う。
【0026】本発明は、このような被監視部を構成する
複数の機能モジュールに対して、集中監視・制御を行う
監視制御部を設けて、各機能モジュールに対する制御や
初期設定を行い、また各機能モジュールの動作状態や運
用状態等に関する情報の通知等を逐次または不定期に行
う場合の、監視制御方式を提案するものである。
【0027】本発明においては、複数の機能モジュール
と監視制御部とを制御バスを介して接続し、この監視制
御部と各機能モジュールとの間における指令と応答の授
受によって、監視制御部から複数の機能モジュールに対
する集中監視・制御を行うシステムに、二重化されたバ
スを設ける。また、監視制御部において、機能モジュー
ルに対する各種指令を、二重化された送信処理部を介し
てバスに送信するとともに、ターゲットからの各種応答
を二重化された受信処理部を介してバスから受信し、こ
の受信情報から正しい方を選択して受信処理を行う。
【0028】さらに機能モジュールにおいて、集中監
視,制御の対象となるモジュール内部回路からの監視制
御部に対する各種応答を、二重化された送信処理部を介
してバスに送信するとともに、監視制御部からの各種指
令を二重化された受信処理部を介してバスから受信し、
この受信情報から正しい方を選択して受信処理を行う。
【0029】このように、集中監視・制御の対象となる
複数の機能モジュールと、管理・運用を行う監視制御部
との間に、二重化された転送機構を有し、それぞれ独立
に送信,受信を行って、正しい方の指令または応答を正
常とする制御を行うので、集中監視・制御における信頼
性を向上させることができる。
【0030】この際、監視制御部において両系統の送信
処理部が同一の指令を送信し、機能モジュールにおい
て、両系統の受信処理部のいずれか一方がエラーを検出
したときは、両系統の送信処理部からエラーした系を示
す情報を含む同一の応答を監視制御部に返送することに
よって、障害に対する耐性を向上させることができる。
【0031】さらにこの場合、機能モジュールにおい
て、両系統の受信処理部のいずれでも指令のエラーを検
出しないときでも、両系の受信データが一致しないとき
は、エラー発生を示す応答を監視制御部に返送すること
によって、異常検出能力を向上させることができる。
【0032】またこれらの場合に、監視制御部側で、1
系統の送信処理部でエラー検出のための情報を付加して
指令情報を作成して、二重化されたドライバで、送信処
理部の情報を複写転送し、機能モジュール側で、1系統
の送信処理部でエラー検出のための情報を付加して応答
情報を作成して、二重化されたドライバで、送信処理部
の情報を複写転送するとともに、監視制御部と機能モジ
ュールの、それぞれの二重化された受信処理部でそれぞ
れ独立にエラー監視を行うことによって、装置構成を簡
略化することができる。
【0033】また、二重化された制御バスをシリアル転
送バスで構成して、監視制御部とターゲット間で相互に
データをフレーム化して伝送し、転送元でフレームフォ
ーマット中に転送先の物理アドレスを指定して送信する
とともに、転送先においてこの転送されたアドレスを判
定して受信するようにすることによって、信号線数を減
少させて、実装を容易にし、コストを低下させることが
できる。
【0034】制御バス上における監視制御部からのコマ
ンドにおける転送先アドレスを、各機能モジュールの機
能種別を示すコード番号またはスロット番号との対応に
よって付与することによって、機能単位が同一であるす
べての機能モジュールに対して、監視制御部から、アド
レス指定による条件付き指令同報を行うことができる。
【0035】さらにこの場合に、全機能モジュールに対
して、特定のコードで表現された指令を与えたとき、こ
の指令によって、機能単位が異なるグループの各機能モ
ジュールが、連動すべき機能を行って応答するようにす
ることによって、監視制御部から、機能によってグルー
プ分けを行う条件付き指令同報を行うことができる。
【0036】また制御バスをシリアル転送バス化した場
合には、二重化した制御バス上のビット列における不変
化状態がNビット連続したとき、異常を検出して、機能
モジュールにおける二重化した各受信処理部を初期化す
ることによって、監視制御部と機能モジュールのコマン
ドシーケンスの不一致を回避することができる。
【0037】さらに制御バスをシリアル転送バス化した
場合に、二重化した制御バスを拡張するためのバス延長
機構として、制御バス上における指令中のアドレスが下
流の機能モジュールを指定するものであるときのみ、下
流の機能モジュールからの応答を上流に転送可能にする
中継モジュールを設けることによって、上流の制御バス
におけるデータの衝突を防止することができる。
【0038】さらに上述の場合に、制御バス上のビット
列における不変化状態がNビット連続したとき、異常を
検出して、機能モジュールにおける二重化した各受信処
理部を初期化するとともに、各受信処理部が初期化され
たとき、監視制御部が所定フォーマットのメッセージを
送出し、このメッセージを受信した機能モジュールの受
信処理部が、下流の機能モジュールに対するメッセージ
の送出を停止するとともに、受信したメッセージにおけ
る受信アドレスを自装置の物理アドレスとしてあるいは
物理アドレスの一部として登録することによって、障害
復旧時における機能モジュールの受信処理部の初期化処
理を自動化することができる。
【0039】
【実施例】図3は、本発明が適用されるモジュール構成
の例を示したものである。21はシステム全体を管理,
運用するプロセッサ部等からなる監視制御部(CT
L)、221,222,…,22n は集中制御の対象となる
機能モジュールからなるターゲットであって、システム
を構成する監視制御部21以外のモジュールであり、シ
ステムの規模等に応じて複数の品種が必要枚数接続され
る。また230,231 は、これらを接続する二重化され
たバス#0,#1である。
【0040】CTL21がターゲット221,222,…,
22n に必要な情報を渡し、または受け取るための機構
としてバス#0,#1(230,231 )が設けられる。
この機構は、マイクロプロセッサのCPUバス(例えば
規格化されているものでは、S100バスやVMEバス
等)のような形態でも実現でき、または、独自にモジュ
ール間通信機構を設けることでも実現できる。
【0041】本発明は、これらのモジュール間情報の授
受機構のうち、ターゲットがアクセスの異常を検出で
き、またアクセスの結果返される情報について、それに
異常があった場合に、それを検出できるものを利用し
て、この授受機構の二重化を行なうものである。
【0042】以下、監視制御部からの指令およびそれに
付随する情報を持つものをコマンドと呼び、これに対す
る応答動作一般をレスポンスと呼ぶ。従って、マイクロ
プロセッサのバスオペレーションについて、バスマスタ
によってバス上に出力される信号もコマンドと呼び、そ
れによって被アクセス側が返す信号一般も、レスポンス
に該当する。
【0043】図4は、本発明の一実施例を示したもので
ある。図3におけると同じものを同じ番号で示し、22
はターゲットである。CTL21において、240,24
1 はコマンドの送信処理を行なう0系のコマンド送信処
理部(CS0)および1系のコマンド送信処理部(CS
1)、250,251 はレスポンスの受信処理を行なう0
系のレスポンス受信処理部(RR0)および1系のレス
ポンス受信処理部(RR1)、26はレスポンス受信処
理部の受信信号を選択する選択回路、27はCTL21
における制御処理を行なう制御部処理系である。
【0044】またターゲット22において、280,28
1 はコマンドの受信処理を行なう0系のコマンド受信処
理部(CR0)および1系のコマンド受信処理部(CR
1)、290,291 はレスポンスの送信処理を行なう0
系のレスポンス送信処理部(RS0)および1系のレス
ポンス送信処理部(RS0)、30はコマンド受信処理
部の受信信号を選択する選択回路、31はターゲット2
2における内部処理を行なうモジュール内部回路であ
る。
【0045】CTL21側は、コマンド発行機構とし
て、0系と1系のコマンド送信処理部240,241 を有
し、レスポンス受信機構として、0系と1系のレスポン
ス受信処理部250,251 を有していて、ターゲット側
に対するアクセス時に、この両者を動作させる。すなわ
ち、ターゲットの指定や、そのアクセスの種別,同時に
渡す情報の伝送等が、用意されている0系と1系のバス
230,231 を介して、同時に運用される。
【0046】ターゲット22側においても、コマンド受
信機構として、0系と1系のコマンド受信処理部280,
281 を有し、レスポンス発行機構として、0系と1系
のレスポンス送信処理部290,291 を有していて、C
TL21からアクセスされると、この両者を動作させ
て、受信した指令に応じた処理を行なうようになってい
る。
【0047】このとき、ターゲット22においては、C
TL21から与えられたコマンドを、コマンド受信処理
部280,281 内に設けられているエラー検出機構によ
って検査する。選択回路30は、この検査結果を両系か
ら受け取り、正常であった方のコマンドをモジュール内
部回路31へ送る。これによってモジュール内部回路3
1は、所要のモジュール内部への処理を行なうと同時
に、処理結果に応じたレスポンスをレスポンス送信処理
部290,291 を経てCTL21へ返す。この際、異常
を検出した側のコマンドに対しては、ノーアクションと
する。両者とも正常であった場合は、モジュール内部回
路31におけるモジュール内部への処理は、どちらか一
方の指令に従った処理を行ない、レスポンスは両系とも
返送するようにする。
【0048】CTL21は、同様に両系のレスポンス受
信処理部250,251 を動作させ、レスポンスデータ
を、提供されているエラー検出手順に従って検査して、
その正しい方を受け取る。
【0049】この実施例の変形として、ターゲット側の
コマンド受信処理部280,281 において、片系が異常
の場合でも、もう一方の系において処理されたコマンド
の処理結果に応じたレスポンスを、両系において返送す
ることによって、障害に対する耐性を向上させることが
可能となる。この場合は、二つのコマンドとレスポンス
が連携動作するためには、両系における処理時間のばら
つきが無視できるようなタイミング規定となっている必
要がある。
【0050】また、両系のコマンド受信処理部280,
1 において、どちらも正当なコマンド受信と認識され
た場合でも、両者がなんらかのアクシデントによって、
一致しない可能性もある。そこで、上述の形態の場合の
付加機能として、両系で受信したコマンドが一致しない
場合はエラーとして処理することとし、異常処理とし
て、エラー発生を示すレスポンスのみの通知を行なうよ
うにすれば、障害時の異常検出能力を向上させることが
できる。
【0051】また、このように、両系の動作タイミング
の相関性が高い形態で運用する場合には、送信側の処
理、すなわちCTL21でのコマンド送出とターゲット
22でのレスポンス送出の機能を、必ずしも2系統持つ
必要がなくなる。そこで、送信機能としては、ドライバ
回路のみを2系統持ち、タイミング発生や必要な情報を
信号化する部分等は、1系統のみで実現することもでき
る。
【0052】図5は、本発明の他の実施例における制御
モジュールの構成を示したものである。21Aは制御モ
ジュール(CTL)、24はコマンド送信処理部(C
S)、330,331 は0系および1系のコマンド送信ド
ライバ、340,341 は0系および1系のレスポンス受
信レシーバである。
【0053】図5の実施例においては、CTL21A側
において1系統のコマンド送信処理部24を有してい
る。コマンド送信処理部24は、コマンドにエラー検出
用の情報を付加して送出する。送信コマンドは複写され
て、コマンド送信ドライバ33 0,331 を介して、バス
230,231 に送出される。レスポンス受信レシーバ3
0,341 は、バス230,231 から受信したレスポン
スを、0系と1系のレスポンス受信処理部250,251
に伝送する。レスポンス受信処理部250,251は、バ
ス230,231 から受信したレスポンスに対して、それ
ぞれ独立に、付加されているエラー検出用の情報を利用
してエラー監視を行い、正常なとき、それぞれ受信処理
を行う。
【0054】図6は、本発明の他の実施例におけるター
ゲットの構成を示したものである。22Aはターゲッ
ト、29はレスポンス送信処理部(RS)、350,35
1 は0系および1系のレスポンス送信ドライバ、360,
361 は0系および1系のコマンド受信レシーバであ
る。
【0055】図6の実施例においては、ターゲット22
A側において1系統のレスポンス送信処理部29を有し
ている。レスポンス送信処理部29は、レスポンスにC
TL21A側と同様のエラー検出用の情報を付加して送
出する。送信レスポンスは複写されて、レスポンス送信
ドライバ350,351 を介して、バス230,231 に送
出される。コマンド受信レシーバ360,361 は、バス
230,231 から受信したコマンドに対して、それぞれ
独立に、付加されているエラー検出用の情報を利用して
エラー監視を行い、監視結果が正常であるとき、それぞ
れ受信処理を行う。
【0056】このような二重化構成をとる場合、信号の
授受をパラレルに行なうようなバスを用いた場合には、
信号線数が増加して、実装面やコスト面でのネックとな
ることを避けられない。
【0057】そこで、この情報伝送系にシリアル信号を
用いることが考えられる。この場合は、監視制御部と機
能モジュール間で情報をフレーム化して伝送するように
し、転送元で、転送先の物理アドレスをフレームフォー
マット中に指定して送信する。転送先では、転送された
アドレスを判定する自アドレス判定回路を備えて、転送
されたアドレスを判定し、自モジュールあてのとき情報
を受信するようにする。このようにすれば、転送バスの
接続系に無関係に目的とするモジュールとの間で、情報
の授受を行うことができる。
【0058】シリアル信号の場合、用いる信号線数が少
ないので、異常検出も容易になる上、タイミングクロッ
クで同期を取り直すことによって、信号線間の伝播遅延
の影響を排除することができるので、制御情報を受渡す
範囲を、空間的に広くとることが必要な場合に有利であ
る。また、エラー検出の機構も、CRC等の簡便で強力
なものを利用できる利点がある。
【0059】信号をシリアル化した場合、コマンドとレ
スポンスのフェーズが必然的に別になるが、本発明に適
用する場合には、送信側と受信側の独立性が高い方が装
置構成が容易であり、レスポンスのタイミングが独立に
なることから生じる、データの衝突の可能性が十分抑え
られるのであれば、本発明の目的上、むしろ好適であ
る。以下、本発明のさらに他の実施例として、情報伝送
系にシリアル信号を用いた場合を説明する。
【0060】図7は、本発明のさらに他の実施例におけ
るシリアル信号を用いたメッセージの構成を示したもの
である。コマンドにおいて、「s」はスタートビットを
示し、「S」はストップビットを示している。「アドレ
ス」は、コマンド受信カードおよびカード内レジスタ番
号を指定するものである。ただし、各種同報用アドレス
が存在する。「制御」は、リードおよびライト,マルチ
バイト送信等のコマンドタイプを指定するものである。
【0061】「W−データ」は、ライト動作時のパラメ
ータであって、「制御」の値によってはない場合もあ
る。「FCS」は、フレームチェックシーケンスであっ
て、エラー時のコマンドおよびレスポンスは無効とす
る。「ステータス」は、応答内容すなわちステータスを
示す。「R−データ」は、リード動作時のパラメータで
あって、「制御」の値によってはない場合もある。
【0062】コマンドとレスポンスのインターバルは、
図示のように、例えば3〜6クロックとする。これは、
モジュールが配置される架間の遅延を吸収するととも
に、応答の遅れを考慮して定められるものである。
【0063】図8は、本発明のさらに他の実施例におけ
る信号の延長手段の例を示したものであって、37は中
継部を示し、381,382,391,392 はバッファ、4
0はDタイプフリップフロップである。また、411,
2,421,422 はバッファを示し、43はDタイプフ
リップフロップを示している。
【0064】中継部37において、上流のモジュールか
らのコマンドクロックはバッファ381,382 を経て下
流のモジュールに伝送され、上流のモジュールからのレ
スポンスクロックはバッファ411,412 を経て下流の
モジュールに伝送される。また、上流のモジュールから
のコマンドデータは、バッファ391 を通過したのち、
フリップフロップ40においてコマンドクロックによっ
て整形され、バッファ392 を経て下流のモジュールに
伝送され、下流のモジュールからのレスポンスデータ
は、バッファ421 を通過したのち、フリップフロップ
43においてレスポンスクロックによって整形され、バ
ッファ422 を経て上流のモジュールに伝送される。
【0065】シリアル信号のデメリットの一つとして、
情報転送時間が長くなることが挙げられる。そこで初期
設定の場合等、複数のモジュールに対して同一の情報を
与える場合には、マルチキャストコマンドを適用するこ
とが考えられる。この場合、接続されるモジュールの種
類が複数種類あることが考えられるが、このような場
合、同種のモジュールに対しては、同一コマンド(例え
ばある設定を行なうレジスタへの書き込みコマンド等)
を与えるが、別の種類のモジュールに対しては、このコ
マンドを与えたくない場合がある。
【0066】そこでこのようなマルチキャストコマンド
を実現するためには、アドレスフィールドにマルチキャ
ストコマンドであることを示すフィールドまたは値を定
め、さらに対象となるモジュール種別を示すサブフィー
ルドを設けることで、これを実現することが可能とな
る。
【0067】図9は、モジュールの種類が異なる場合の
アドレス体系の例を示したものである。バス管理モジュ
ールにおいて、SH−ADRはシェルフアドレス、MD
−ADRはモジュールアドレス、REG−OFFSET
は、モジュール内レジスタのオフセットである。BC−
MODは、ブロードキャスト・モードを示すブロードキ
ャスト・モード・フラグであって、1は全IDに対して
有効であることを示す。また、アドレスA9,A8にお
ける“00”は単一モジュールヘのアクセスを示し、
“01”は同一モジュールタイプに対するブロードキャ
ストの場合を示し、“10”は全モジュールに対するブ
ロードキャストを示し、“11”はリザーブを示してい
【0068】このように、シリアル転送バス上に構成さ
れたフレームの転送先アドレスを、各モジュールの機能
種別を示すコード番号またはスロット番号との対応によ
って付与することによって、機能単位が同一であるすべ
てのモジュールに対して、制御モジュールから論理的な
同報として指令を与えることができる。
【0069】なお、このような機能は、バスの構成がシ
リアルである場合だけでなく、パラレルの場合にも適用
することが可能なものである。また、必ずしも二重化構
成をとる必要もない。
【0070】異なる種類のモジュールが混在している場
合に、モジュールの種類別にブロードキャストを実現す
るための別の方法として、モジュールの種類に応じて、
特定のコマンドを無視したり受け入れたりすることがで
きるようにする方法が考えられる。
【0071】すなわち、機能単位が異なるモジュールに
対して、全モジュールに対応する特定の指令コードをコ
マンドによって与える。そして、異なる種類のモジュー
ルであっても、このコードによって、機能ごとにグルー
プ化して異なる動作を行うことができるようにする。こ
れによって同一のコマンドによって、各グループのモジ
ュールが、連動すべきそれぞれ異なる機能を実行し、応
答を行うことができるようになる。
【0072】モジュールに対するコマンドの具体例とし
て、モジュール内のレジスタアドレスに対する書き込
み,読み出しの処理を考えると、いま、同一のレジスタ
アドレスに対する書き込みというコマンドの場合、その
レジスタのモジュールにおける動作を、モジュールの種
類によって変えることによって、同一コマンドに対する
モジュールの動作を、モジュールの種類ごとに変えるこ
とができる。
【0073】図10は、モジュールの動作を可変にする
場合のレジスタの機能割り当ての例を示したものであ
る。図においては、ビット2を指定することによって、
第一のバスに対して、モジュールタイプAが出力アクセ
スを行ない、モジュールタイプBが入力アクセスを行な
い、バス管理モジュールがこの両者のアクセス制御を行
なう場合が示されている。
【0074】図10の例に示されるように、レジスタの
ビット配置を行なうことによって、全モジュールに対す
るブロードキャスト書き込みを行なって、第一のバスに
接続されている全モジュールに対して、同時に動作指示
を行なうことができる。なお、この例では、同一レジス
タ内のビット割りつけの例を示したが、これに限るもの
でなく、この機能が必要なモジュールに、レジスタ単位
で機能を割りつけるようにしてもよい。
【0075】さらに、上述のように、モジュール間通信
にシリアル転送バスを用いた場合、なんらかの原因(例
えばノイズ等による誤動作)によって、コマンドやレス
ポンスのアライメントが識別できなくなる可能性があ
る。例えば、これらのメッセージフレームを論理値0の
スタートビットによって検出し、アイドル時は論理値1
とするような形態の場合、アイドル期間にノイズ等の要
因によって、スタートビットが検出された場合には、そ
れ以降をメッセージフレームと解釈することがあり得
る。
【0076】このような場合は、例えばフレームチェッ
クシーケンス等によって、異常フレームであることが判
別できたとしても、それ以降のメッセージフレームの開
始位置が判別できなくなる。そこで、このような異常状
態にあることを、フレームチェックシーケンス異常等に
よって検出した場合には、アイドル状態における論理値
1が一定期間継続することを監視する状態に入り、この
ような状態を検出したとき、コマンド受信部を初期化す
ることによって、誤動作からの復旧を行なわせるように
すればよい。
【0077】図11は、異常検出時の保護動作の例を示
したものである。また図12は異常検出保護機能回路の
例を示したものである。図11および図12において、
スタートビット監視部46は、バス45からのフレーム
におけるスタートビットを監視して、スタートビットを
検出したとき、コマンド受信部47に対して起動通知を
行なう。コマンド受信部47ではバス45からコマンド
を受信し、フレーム異常を検出したときは、アイドル期
間検出部48においてアイドル期間の検出を行なう。
【0078】一定期間の論理値1が検出されたとき、ス
タートビット監視部46に対して監視停止指示を行な
い、コマンド受信部47を初期化する。一方、コマンド
が正常に受信されたときは、コマンド受信部47は、レ
スポンス送信部48に対してレスポンス送出指示を行な
い、これによってレスポンス送信部48からバス45に
レスポンスが送出される。
【0079】また、前述のようにシリアルバスを用いた
場合、中間にコマンド,レスポンスを中継できるモジュ
ールを設けることができる。この構成を用いることによ
って、バスにおいて、誤動作に基づいて、複数モジュー
ルがデータを返送することによって生じる異常を、局所
化するようにすることができる。
【0080】この中継モジュールは、コマンドが自モジ
ュールより下流に接続されたモジュールに由来するもの
であることを検知した場合は、下流からのレスポンスを
そのまま上流に返し、一方、そうでない場合には、下流
からのレスポンスを上流と切り離すことによって、信号
の衝突を防止することができる。このような区別は、ア
ドレスの割り当てかたによって、実現することが可能で
ある。
【0081】図13は、中継モジュールを備えたシステ
ムの構成例を示したものであって、51は制御モジュー
ルを示し、521 ,522,…,52n は制御モジュール
51と接続された中継モジュールである。5311, 53
12, …,531nは中継モジュール521 と接続されたタ
ーゲットモジュール、5321, 5322, …,532nは中
継モジュール522 と接続されたターゲットモジュー
ル、53n1, 53n2, …,53nnは中継モジュール52
n と接続されたターゲットモジュールであって、それぞ
れシェルフ#1,#2,…,#nに収容されている。
【0082】図14は、中継モジュールの中継機能部分
の回路ブロック例を示したものであって、55は中継モ
ジュールを示し、図8におけると同じものを同じ番号で
示している。また、56はシリアルパラレル変換部(S
/P)、57はアドレス比較部、58はレスポンス期間
検出回路、59はコマンド処理シーケンサ、60はレス
ポンス生成部、61はセレクタである。
【0083】図13および図14に示された例において
は、図9に示されたアドレス体系のうちの、シェルフア
ドレスSH−ADRによって、それぞれの中継モジュー
ルおよびその下流にあるモジュールの指定を行うものと
する。
【0084】中継モジュール55において、上流のモジ
ュールからのコマンドクロックはバッファ381,382
を経て、コマンドデータはバッファ391,フリップフロ
ップ40およびバッファ392 を経て、それぞれ下流の
モジュールに伝送される。また上流のモジュールからの
レスポンスクロックは、バッファ411,412 を経て下
流のモジュールに伝送され、下流のモジュールからのレ
スポンスデータは、バッファ421,フリップフロップ4
3およびバッファ422 を経て、上流のモジュールに伝
送される。
【0085】S/P56は、コマンドクロックを用いて
シリアル信号からなるコマンドデータをパラレル信号に
変換し、コマンド処理シーケンサ59はこのコマンドに
よって中継モジュール内各部との間で所要の処理を行な
い、レスポンス生成部60は、必要なレスポンスを生成
する。
【0086】アドレス比較部57は、コマンドアドレス
を監視して、自シェルフあてのコマンドを検出する。レ
スポンス期間検出回路58は、コマンドのレスポンス期
間を検出して、自シェルフあてのコマンドが検出された
ときは、検出されたそのレスポンス期間だけ、バッファ
422 をイネーブルにするとともに、自モジュールあて
のコマンドが検出されたときは、検出されたそのレスポ
ンス期間だけ、セレクタ61を介して、レスポンス生成
部60で生成されたレスポンスを選択して、上流のモジ
ュールへ送る。また下流モジュールが指定されていたと
きは、セレクタ61でそのレスポンスデータを選択し
て、上流のモジュールに送る。
【0087】従って、図13および図14に示された例
においては、レスポンスが不必要である期間、レスポン
スを上流に返さないようにすることによって、上流のバ
スにおいて、データの衝突が発生する危険性を低減する
ことが可能となる。
【0088】このような中継機能によってバスが延長さ
れているときに、さきのバス状態の監視シーケンス直
後、あるいは装置起動直後の状態、もしくは制御モジュ
ール51から初期化指示コマンドを受けた場合、制御モ
ジュールから最初に所定フォーマットが受信されるま
で、その場所で下流のバスを停止するとともに、そのフ
ォーマット内の所定のフィールドの値を、そのまま物理
アドレスとして、あるいは物理アドレスの一部として設
定しなおすことによって、装置の接続形態に応じた動的
なアドレスの割り当てを実現することも可能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、集
中監視,制御の対象となる複数の機能モジュールに対し
て、監視制御部が監視・制御を行う際に、二重化された
転送機構を有し、それぞれ独立に送信,受信を行なっ
て、正しい方の指令または応答を正常とする制御を行な
うことができるので、集中監視,制御の信頼度を向上す
ることができる。
【0090】この際、両転送機構を連携させることによ
って、障害に対する耐性を向上させることができる。ま
た、送信処理部を1系統に簡略化して装置規模を縮小す
ることができる。
【0091】さらに、制御バスをシリアルバス化するこ
とによって、機能モジュールとの間の距離を増大し、信
号線数を減少させて装置規模を縮小し、コストダウンを
図ることができる。この場合は、マルチキャストコマン
ドの適用によって、モジュール種別によらない無条件同
報や、モジュールの種別ごとの条件付き同報を行うこと
ができる。
【0092】さらに、この場合は、制御バス上の特定の
ビット状態によって異常を検出し、指令受信部を初期化
して誤動作からの復旧を行わせることができる。また中
継モジュールの機能によって、上流のバスにおける応答
データの衝突を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示す図である。
【図2】本発明が適用されるシステムの全体構成を示す
図である。
【図3】本発明が適用されるモジュール構成の例を示す
図である。
【図4】本発明の一実施例を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例における監視制御部の構成
を示す図である。
【図6】本発明の他の実施例におけるターゲットの構成
を示す図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例におけるシリアル信
号を用いたメッセージの構成を示す図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例における信号の延長
手段の例を示す図である。
【図9】モジュールの種類が異なる場合のアドレス体系
の例を示す図である。
【図10】モジュールの動作を可変にする場合のレジス
タの機能割り当ての例を示す図である。
【図11】異常検出時の保護動作の例を示す図である。
【図12】異常検出保護機能回路の例を示す図である。
【図13】中継モジュールを備えたシステムの構成例を
示す図である。
【図14】中継モジュールの中継機能部分の回路ブロッ
ク例を示す図である。
【符号の説明】 1 監視制御部 2 機能モジュール 30,1 制御バス 40,1 送信処理部 50,1 受信処理部 60,1 受信処理部 70,1 送信処理部 24 指令送信処理部 29 応答送信処理部 330,331,350,351 ドライバ 55 中継モジュール

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機能モジュールと監視制御部とを
    制御バスを介して接続し、該監視制御部と各機能モジュ
    ールとの間における指令と応答の授受によって該監視制
    御部から該複数の機能モジュールに対する集中監視・制
    御を行うシステムにおいて、 前記監視制御部(1)と機能モジュール(2)との間に
    二重化された制御バス(30,1 )を設けるとともに、 前記監視制御部(1)に、前記制御バス(30,1 )に
    対して指令を送信する2系統の送信処理部(40,1
    と、該制御バス(30,1 )から応答を受信する2系統
    の受信処理部(50,1 )とを設け、 前記機能モジュール(2)に、前記制御バス(3
    0,1 )から指令を受信する2系統の受信処理部(60,
    1 )と、該制御バス(30,1 )に対して応答を送信
    する2系統の送信処理部(70,1 )とを設け、 該各2系統の送信処理部と受信処理部とがそれぞれ独立
    に送信と受信の処理を行って、受信したそれぞれの指令
    または応答のうち正しい方を正常として処理を行うこと
    を特徴とする監視制御方式。
  2. 【請求項2】 前記監視制御部(1)において、両系統
    の送信処理部(40,1 )が同一の指令を送信し、前記
    機能モジュール(2)において、受信処理部(6
    0,1 )のいずれか一方でエラーを検出したときは、両
    系統の送信処理部(70,1 )からエラーした系を示す
    情報を含む同一の応答を前記監視制御部(1)に返送す
    ることを特徴とする請求項1に記載の監視制御方式。
  3. 【請求項3】 前記機能モジュール(2)において、受
    信処理部(60,1)のいずれでも指令のエラーを検出
    しないときでも、両系の受信データが一致しないとき
    は、エラー発生を示す応答を前記監視制御部(1)に返
    送することを特徴とする請求項2に記載の監視制御方
    式。
  4. 【請求項4】 前記監視制御部(1)における送信処理
    部がエラー検出のための情報を付加する機能を有する1
    系統の送信処理部(24)と該送信処理部(24)の情
    報を複写転送するドライバ(330,331 )とからなる
    とともに、機能モジュール(2)における送信処理部が
    エラー検出のための情報を付加する機能を有する1系統
    の送信処理部(29)と該送信処理部(29)の情報を
    複写転送するドライバ(350,351 )とからなり、監
    視制御部(1)における受信処理部(50,1 )と、機
    能モジュール(2)における受信処理部(60,1 )と
    がそれぞれ独立にエラー監視を行うことを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の監視制御方式。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の監
    視制御方式において、前記制御バス(30,1 )をシリ
    アル転送バスで構成して、前記監視制御部(1)および
    機能モジュール(2)間で相互に情報をフレーム化して
    伝送し、転送元でフレームフォーマット中に転送先の物
    理アドレスを指定して送信するとともに、転送先におい
    て該転送されたアドレスを判定して受信することを特徴
    とする監視制御方式。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の監視制御方式におい
    て、シリアル転送バス上における前記監視制御部(1)
    からのフレームにおける転送先アドレスを、各機能モジ
    ュール(2)の機能種別を示すコード番号またはスロッ
    ト番号との対応によって付与することによって、機能単
    位が同一であるすべての機能モジュール(2)に対し
    て、監視制御部(1)から同報指令を行うことを特徴と
    する監視制御方式。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の監視制御方式におい
    て、全機能モジュール(2)に対応する特定のコードを
    指令によって与えたとき、機能単位が異なる各グループ
    の機能モジュールが、該指令に応じて連動すべき機能を
    行って応答することを特徴とする監視制御方式。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の監視制御方式におい
    て、制御バス(30, 1 )上のビット列における不変化
    状態がNビット連続したとき異常を検出して各機能モジ
    ュールにおける受信処理部(60,1 )を初期化するこ
    とにより、監視制御部(1)と機能モジュールのコマン
    ドシーケンスの不一致を回避することを特徴とする監視
    制御方式。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の監視制御方式におい
    て、制御バス(30, 1 )をバス延長機構を介して拡張
    する場合に、該バス延長機構として該バス上における指
    令中のアドレスが下流の機能モジュールを指定するもの
    であるときのみ、該下流の機能モジュールからの応答を
    上流に転送可能にする中継モジュール(55)を設けた
    ことを特徴とする監視制御方式。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の監視制御方式におい
    て、制御バス(30,1 )上のビット列における不変化
    状態がNビット連続したとき異常を検出して各機能モジ
    ュールにおける受信処理部(60,1 )を初期化すると
    ともに、監視制御部(1)が所定フォーマットのメッセ
    ージを送出し、該メッセージを受信した受信処理部(6
    0,1 )は、下流の機能モジュールに対する該メッセー
    ジの送出を停止するとともに、該受信したメッセージに
    よって指示された値を自装置の物理アドレスあるいは物
    理アドレスの一部として登録することを特徴とする監視
    制御方式。
JP4049469A 1992-03-06 1992-03-06 監視制御方式 Withdrawn JPH05250224A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009093545A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Toshiba Corp Vmeボード及びcr/csrレジスタのアクセス制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009093545A (ja) * 2007-10-11 2009-04-30 Toshiba Corp Vmeボード及びcr/csrレジスタのアクセス制御方法

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