JPH0524922U - ガスエンジンの副燃焼室空燃比制御装置 - Google Patents

ガスエンジンの副燃焼室空燃比制御装置

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JPH0524922U
JPH0524922U JP4029891U JP4029891U JPH0524922U JP H0524922 U JPH0524922 U JP H0524922U JP 4029891 U JP4029891 U JP 4029891U JP 4029891 U JP4029891 U JP 4029891U JP H0524922 U JPH0524922 U JP H0524922U
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JP
Japan
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combustion chamber
fuel
sub
air
fuel ratio
Prior art date
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Application number
JP4029891U
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English (en)
Inventor
洋充 佐橋
賢爾 清水
正彦 原田
Original Assignee
神鋼造機株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 副燃焼室式のガスエンジンにおいて、該副燃
焼室の空燃比を燃料の可燃範囲に保てるようにしたガス
エンジンの副燃焼室空燃比制御装置である。 【構成】 主燃焼室１、副燃焼室２、点火プラグ３によ
って構成されている副燃焼室式のガスエンジンにおい
て、出力センサ１２をエンジン出力軸に、排気温度セン
サ１３を排気マニホルドにそれぞれ設け、該各センサ１
２、１３の信号をオリフィス５、逆止弁６等を介して前
記副燃焼室２に付加的に供給する燃料の量を制御する燃
料流量制御弁１４に送るように構成される。 【効果】 副燃焼室２に付加的に供給する燃料の量を自
動的に適正に制御できるものであるから、該副燃焼室２
の空燃比を燃料の可燃範囲内に保って、該副燃焼室２の
燃焼が確実に行われるようにし、それによって主燃焼室
１の希薄混合ガスを完全確実に安定燃焼させることがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、副燃焼室式のガスエンジンにおいて、該副燃焼室の空燃比を燃料の 可燃範囲に保てるようにしたガスエンジンの副燃焼室空燃比制御装置に関するも のである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ガスエンジンにおいて、ＮＯXの低減を図る手段として、希薄空燃比に して運転するのが有効であることは知られており、その一つの手段として図２に 示されているような副燃焼室式ガスエンジンが実用化されている。そのガスエン ジンにおいて、主燃焼室１では空燃比１．８〜２．２程度に設定されているが、 この空燃比では点火プラグ３による着火が困難なため、ガバナ２１により制御さ れる燃料制御弁４を経てオリフィス５、逆止弁６等を介して付加的に燃料を副燃 焼室２に供給し、該副燃焼室２の燃料濃度を高くして該副燃焼室２の点火が容易 な空燃比としている。その点火容易な空燃比とされた副燃焼室２を点火プラグ３ により点火し、その火炎を主燃焼室１に導いて該主燃焼室１の希薄混合ガスを完 全確実に燃焼させている。通常、該副燃焼室２の空燃比は０．８〜１．３程度で ないと着火が不可能となり、ミスファイアを生じることになる。
【０００３】 従来は、エンジンの負荷の変動に対し、燃料制御弁４及び空燃比制御装置１１ より吸気弁７を通って主燃焼室１に入るガスの空燃比は一定に保たれるが、他方 、副燃焼室２の空燃比は、主燃焼室１の空燃比を前記の如く一定に保つように燃 料制御弁４及び空燃比制御装置１１が動作することと、オリフィス５の通路面積 及び主燃焼室１と副燃焼室２とをつなぐ通路面積が一定のため、副燃焼室２の空 燃比を着火が容易な値に保持することが困難であった。即ち、主燃焼室１の空燃 比は燃料制御弁４及び空燃比制御装置１１により一定に保たれるが、オリフィス ５の流量特性と、主燃焼室１と副燃焼室２との間の通路の流量特性とが一致しな いため、オリフィス５を通って付加的に与えられる燃料の量が副燃焼室２の最適 な空燃比０．８〜１．３の範囲から逸脱するためである。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、副燃焼室式のガスエンジンにおいて、該副燃焼室の空燃比を燃料の 可燃範囲内に保てるようにして該副燃焼室の燃焼の確実性を図り、以って主燃焼 室の希薄混合ガスを完全確実に安定燃焼させることのできるガスエンジンの副燃 焼室空燃比制御装置を得ようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の如き観点に鑑みてなされたものであって、主燃焼室、副燃焼室 、点火プラグによって構成されている副燃焼室式のガスエンジンにおいて、出力 センサをエンジン出力軸に、排気温度センサを排気マニホルドにそれぞれ設け、 該各センサの信号をオリフィス、逆止弁等を介して前記副燃焼室に付加的に供給 する燃料の量を制御する燃料流量制御弁に送るガスエンジンの副燃焼室空燃比制 御装置を提供しようとするものである。
【０００６】
【作用及び実施例】
以下、本考案一実施例の構成を図１を参照しながら作用と共に説明する。 副燃焼室式のガスエンジンは、主燃焼室１、副燃焼室２、点火プラグ３によっ て構成されている。ガバナ２１により制御される燃料制御弁４によって量を調整 された燃料は吸気弁７より主燃焼室１に入る。一方、該燃料制御弁４を出た燃料 の一部はオリフィス５を通って副燃焼室２の必要な量に絞られて該副燃焼室２に 入る。適正な空燃比となった該副燃焼室２の燃料は点火プラグ３によって点火さ れ、その火炎が主燃焼室１との通路を通って該主燃焼室１に広がり、それにより 該主燃焼室１の希薄空燃比の燃料を燃焼し、その圧力がピストン８、連接棒９、 クランク軸１０によってエンジン出力となる。
【０００７】 安定した燃焼を得るため、出力センサ１２をエンジン出力軸に、排気温度セン サ１３を排気マニホルドにそれぞれ設けている。その各センサ１２、１３により 主燃焼室１の燃焼が不安定になったときに現れるエンジン出力の変化、排気温度 の変化を検知し、この信号をオリフィス５、逆止弁６等を介して副燃焼室２に付 加的に供給する燃料の量を制御する燃料流量制御弁１４に送り、それにより副燃 焼室２に付加的に与えられる燃料の量を制御するものである。
【０００８】
【考案の効果】
本考案は、上記の如く、主燃焼室１、副燃焼室２、点火プラグ３によって構成 されている副燃焼室式のガスエンジンにおいて、出力センサ１２をエンジン出力 軸に、排気温度センサ１３を排気マニホルドにそれぞれ設け、該各センサ１２、 １３の信号をオリフィス５、逆止弁６等を介して前記副燃焼室２に付加的に供給 する燃料の量を制御する燃料流量制御弁１４に送り、それにより該副燃焼室２に 付加的に供給する燃料の量を自動的に適正に制御するものであるから、該副燃焼 室２の空燃比を燃料の可燃範囲内に保って、該副燃焼室２の燃焼が確実に行われ るようにし、それによって主燃焼室１の希薄混合ガスを完全確実に安定燃焼させ ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案一実施例の構成を示す概略の回路構成図
である。
【図２】従来の一例を示す概略の回路構成図である。
【符号の説明】
１ 主燃焼室 ２ 副燃焼室 ３ 点火プラグ ５ オリフィス ６ 逆止弁 １２ 出力センサ １３ 排気温度センサ １４ 燃料流量制御弁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 主燃焼室１、副燃焼室２、点火プラグ３
    によって構成されている副燃焼室式のガスエンジンにお
    いて、出力センサ１２をエンジン出力軸に、排気温度セ
    ンサ１３を排気マニホルドにそれぞれ設け、該各センサ
    １２、１３の信号をオリフィス５、逆止弁６等を介して
    前記副燃焼室２に付加的に供給する燃料の量を制御する
    燃料流量制御弁１４に送ることを特徴とするガスエンジ
    ンの副燃焼室空燃比制御装置。
JP4029891U 1991-05-01 1991-05-01 ガスエンジンの副燃焼室空燃比制御装置 Pending JPH0524922U (ja)

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