JPH0524771U

JPH0524771U - 化粧材

Info

Publication number: JPH0524771U
Application number: JP7265791U
Authority: JP
Inventors: 哲也今井
Original assignee: ナシヨナル住宅産業株式会社
Priority date: 1991-09-10
Filing date: 1991-09-10
Publication date: 1993-03-30

Abstract

(57)【要約】【目的】場所を問わず取付けることができ、容易に着脱
できる。【構成】表側に係止部４を設けた下地材５と、裏側に係
止部４に係脱自在に係止する被係止部６を設けた化粧材
本体７とを備えた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、例えば集合住宅の２階の廊下の外側面に取付ける化粧材に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の化粧材としては、廊下を支持する支柱に取付けるように構成した柱カバー等があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記化粧材では取付位置が限定されるため意匠性に乏しく外観に変化をもたせることは困難であった。また、一度化粧材を取付けると容易に付け替えることができないという欠点があった。したがって、この考案の目的は、場所を問わず取付けることができ、容易に着脱できる化粧材を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案の化粧材は、表側に係止部を設けた下地材と、裏側に前記係止部に係脱自在に係止する被係止部を設けた化粧材本体とを備えたものである。

【０００５】

【作用】

この考案の構成によれば、化粧材を下地材と化粧材本体に分離できる構成としたので、下地材のみを容易に任意の場所に取付けることができる。これに従い、化粧材本体の取付位置が限定されず、化粧材の取付位置の変化によるデザインの多様化を図ることができる。また、下地材と化粧材本体は、係止部および被係止部により簡単に取付および取外しができるため、化粧材本体の交換や相互の組み合わせにより外観のバリエーションが豊富になる。

【０００６】

【実施例】

この考案の一実施例の化粧材を図１ないし図４に基づいて説明する。図２は集合住宅の２階の廊下を示し、１は廊下を支持する支柱である。この支柱１にこの考案の化粧材２が取付けられる。すなわち、図１およびＡ部を拡大した図３に示すように、この化粧材２は、底部３より表側に係止部４を突設した下地材５と、係止部４に圧入して係脱自在に取付けられる被係止部６を裏側に突設した化粧材本体７とを備えている。そして、角筒状の支柱１の外側面に下地材５の底部３の裏面を当接させてビス８で固着することにより、この固着した下地材５の位置に化粧材本体７を取付けることができる。この場合、化粧材２は支柱１を覆う柱カバーとして機能する。また、支柱１の両側に手摺り１１が配設される。この手摺り１１は、格子枠９の間に複数本の格子１０…を立設したもので、支柱１と補助支柱１３の間に取付けられる。この手摺り１１の取付けに際しては、格子枠９の一側の端縁部を下地材５に隣接して支柱１の外側面にビス１２で固着し、他側の端縁部を補助支柱１３の外側面にビス１２で固着する。

【０００７】また、この化粧材２は下地材５を化粧材本体７から分離したことによる下地材５の取付自由性により、Ｂ部を拡大した図４に示すように、支柱１以外の場所にも取付けることができる。すなわち、下地材５を格子１０に取付け、化粧材本体７の被係止部６を下地材５の係止部４に同様に圧入している。これにより、化粧材２を手摺り１１の中間部に配置することができる。また、図４では廊下の角部に配置される支柱１′のコーナ部にも化粧材２′を取付けている。この化粧材２ ′の下地材５′は支柱１′のコーナ部に沿った形状に形成され一対のビス１４，１４で支柱１′に固着される。他方、化粧材本体７′は湾曲した形状で、その端縁部が略Ｌ形に延出した下地材５′の延出部１５に連接する。

【０００８】上記のように、化粧材２を下地材５と化粧材本体７とに分離したことにより、下地材５を任意の位置に容易に取付けることができるので、化粧材２の取付位置が限定されず外観のデザインの多様化を図ることができる。また、この実施例では支柱１や格子１０に取付けた化粧材本体７を略波形状に形成したが、係止部４および被係止部６による係脱機構によりこれと異なる形状、色彩の化粧材本体に容易に付け替えることができる。このため、多種の化粧材本体の組み合わせによる全体的なデザインの変化を図ることができる。

【０００９】

【考案の効果】

この考案の化粧材によれば、化粧材を下地材と化粧材本体に分離できる構成としたので、下地材のみを容易に任意の場所に取付けることができる。これに従い、化粧材本体の取付位置が限定されず、化粧材の取付位置の変化によるデザインの多様化を図ることができる。また、下地材と化粧材本体は、係止部および被係止部により簡単に取付および取外しができるため、化粧材本体の交換や相互の組み合わせにより外観のバリエーションが豊富になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例の化粧材の要部断面図であ
る。

【図２】集合住宅の廊下の部分を示す概念図である。

【図３】図２のＡ部の拡大断面平面図である。

【図４】図２のＢ部の拡大断面平面図である。

【符号の説明】

４係止部５下地材６被係止部７化粧材本体

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】表側に係止部を設けた下地材と、裏側に
前記係止部に係脱自在に係止する被係止部を設けた化粧
材本体とを備えた化粧材。