JPH0524314Y2 - - Google Patents

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JPH0524314Y2
JPH0524314Y2 JP1990019276U JP1927690U JPH0524314Y2 JP H0524314 Y2 JPH0524314 Y2 JP H0524314Y2 JP 1990019276 U JP1990019276 U JP 1990019276U JP 1927690 U JP1927690 U JP 1927690U JP H0524314 Y2 JPH0524314 Y2 JP H0524314Y2
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filling
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  • Screw Conveyors (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Dairy Products (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、縦型乾燥機に関し、特に未乾燥物と
して含有水分が多い製品として微粉末を得る粉末
ミルク、顔料などを乾燥する縦型乾燥機に関す
る。
[従来の技術] 従来、含有水分が多い未乾燥物や、やや粘度が
多い未乾燥物を乾燥して製品として微粉末を得る
場合の乾燥機としては、噴霧乾燥機あるいは気流
乾燥機などがある。これらの乾燥機においては、
未乾燥の液又は微小粒子懸濁液を加圧ノズルある
いは回転円盤で霧状にして、あるいはスクリユウ
フイーダー等で分散して乾燥ケース内に供給し、
供給方向と向流あるいは並流に熱風を流して熱交
換をして既乾燥物を得ている。
[考案が解決しようとする課題] 上記にした乾燥機においては次の問題点があ
る。即ち、特に含有水分が多い未乾燥物あるいは
熱伝導率が悪い物質を噴霧乾燥機で乾燥する場合
には、乾燥に要する時間が長くかかるため乾燥ケ
ースの内での滞留時間を長くとる必要があり、乾
燥ケースを長くしたり、大きくする必要がある。
そこで、本考案はかかる不都合を解消する乾燥
機を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 未乾燥物を乾燥ケースの上部に設けられた供給
口から供給し、乾燥ケースの下部に設けられた熱
風入口から熱風を送る縦型乾燥機は、乾燥ケース
の下部に多孔板を取り付けて乾燥ケース内に充填
物を充填し、多孔板の上側にスクレーパを設けて
充填物と乾燥された既乾燥物を分離し、該スクレ
ーパの上側に入口を形成した運搬装置でスクレー
パ付近の充填物を乾燥ケースの上部近くに搬送す
るように構成したものである。
[作用] 未乾燥物は乾燥ケースの上部に設けられた供給
口から供給され、一方、熱風は乾燥ケースの下部
に設けられた熱風入口から送られて、未乾燥物と
は向流で熱交換される。供給された未乾燥物は乾
燥ケース内に充填されている充填物の表面に付着
し薄膜を形成して熱風と熱交換される。また、ス
クレーパ付近の充填物は、運搬装置によつて乾燥
ケースの上部に運ばれる。即ち、充填物は乾燥ケ
ース内を上部から下部へ下部から上部へと循環
し、上部から下部へ下降する間に充填物の表面に
付着している未乾燥物は熱風と熱交換されて乾燥
される。そして、充填物が多孔板の上に来たとき
回転するスクレーパと当接攪拌され、充填物の表
面に付着している既乾燥物は剥離分離され多孔板
を通つて落下して製品として得られる。尚、未乾
燥の場合には、充填物に付着された状態で運搬装
置によつて乾燥ケースの上部に運ばれて、再び熱
風を介して乾燥される。
(実施例) 本実施例を図面によつて説明する。
第1図は乾燥機1の概略を示す断面図である。
乾燥ケース2は金属などで製作されている長円筒
の本体胴4とその本体胴4の下部に取り付けられ
ているコーン6によつて構成されている。本体胴
4には上蓋3が載置され、上蓋3の略中心には後
記で詳述するよう未乾燥物の供給口5と筒状の回
転軸7を取りつける取付け台9が固定されてい
る。又、上蓋3には未乾燥物と熱交換された熱風
の排出口11が設けられていて、図示しないバツ
グフイルターなどへ排出され、熱風に含まれてい
る乾燥物の粉塵が除去される。乾燥ケース2の下
部に取り付けられているコーン6の側部には、未
乾燥物を乾燥する熱媒体である熱風の熱風供給口
13が設けられている。なお、熱風供給口13の
位置は後述の多孔板15の上部あるいは上部と下
部に分割して供給できるように設けてもよい。
又、コーン6の下端部には、既乾燥物を排出する
ロータリバルブ8が取り付けられている。
乾燥ケース2の下部、本実施例では本体胴4と
コーン6の接合部には、未乾燥物が乾燥された状
態の性状等により適宜に決定される孔径と開口率
を有する多孔板15が取り付けられている。
運搬機23の主要素は外套筒25とその内部に
設けられたスクリユウ27によつて構成され、外
套筒25は、本体胴4の中心に本体胴4の下部
(スクレーパ30の上側)から本体胴4の上部よ
り約1/5下の位置にかけて配設されている。尚、
外套筒25の下部には充填物の入口26が形成さ
れている。
スクリユウ27は螺旋状に曲げた平板を回転軸
7に取り付けて形成され、この回転軸7は減速機
を備えた駆動装置17の動力をチエン19などの
動力伝達手段によつて回転軸7の上端部に固着し
たスプロケツト21を介して回転する。また、本
体胴4内には多孔板15上に、ほぼ外套筒25の
上端部付近まで、前記多孔板15に穿設された孔
径より大きな径の充填物32で満たされている。
又、回転軸7の下端部には、外套筒25の下端部
及び多孔板15と僅かな隙間を有し、充填物32
に付着している既乾燥物を充填物32から剥離分
離するスクレーパ30が取り付けられている。ス
クレーパ30は本実施例では攪拌軸7に直結して
いるため同じ回転数で回転するが、減速機あるい
は増速機で回転数を変えることもできる。なお、
充填物32の乾燥ケース2内での充填量や、充填
物32の材質、形状、大きさなどは未乾燥物の性
質などに鑑みて決定する。
次に、第2図を参照して未乾燥物の供給方法に
ついて説明する。供給口5は、回転する回転軸7
に所謂スイベルジヨント34を介して連結されて
いる。この供給口5から、本実施例に用いる未乾
燥物の水分が90パーセント以上であるため回転噴
霧して供給する。その為、回転軸7の上部の一部
には空洞40が形成され、更にこの空洞40と連
通して回転軸7と直角に排出管35,35が設け
られている。その排出管35の端部には未乾燥物
を噴霧するスプレーノズル36,36が取り付け
ている。なお、排出管35の下部に位置する回転
軸7には、未乾燥物が流下しないように盲フラン
ジ37が装着されている。従つて、未乾燥物は供
給口5から空洞40及び供給管35を通り、回転
軸7と同回転するスプレーノズル36,36から
噴霧され、乾燥ケース2内に均一に散布される。
なお、未乾燥物の供給方法は上記の方法に限らず
乾燥ケース2の断面に均一に分散できれば良く、
固定式の方法などでも良いことは言うまでもな
い。
次に、第3図はスクレーパ30の平面を示し、
スクレーパ30は薄肉金属製などの材質で、回転
軸7を中心にS字型の刃型状に製作されている。
なお、スクレーパの枚数や形状等、例えば、スク
レーパの端部を垂直に折り曲げるなど、種々の形
状は未乾燥物の性質によつて決めることができ
る。
次に、上記に基づく作用について説明する。未
乾燥物は供給口5から供給され、回転軸7と同回
転するスプレー36,36から乾燥ケース2(本
体胴4)内に均一に噴霧され、噴霧された未乾燥
物は運搬機23によつて循環している充填物32
の表面に付着する。即ち、充填物32はスクレー
パ30付近からスクリユウ27によつて上部へ運
ばれ、外套筒25の上部から外套筒25の外へ排
出され本体胴4内を循環し、未乾燥物は充填物3
2の表面に付着する。未乾燥物が付着した充填物
32は、本体胴4内を下降、即ち多孔板15の方
向に移動する過程において、多孔板15の下部か
ら送られる熱風と熱交換され、未乾燥物は徐々に
乾燥されながら多孔板15上まで下降して、乾燥
は完了する。既乾燥物が付着した充填物32は、
多孔板15の上側に設置され回転するスクレーパ
30で当接攪拌され、充填物32どうしの摩擦に
よつて、既乾燥物は充填物32から剥離して、多
孔板15に設けられている孔からコーン6に落下
し、ロータリバルブ8を介して排出される。一
方、既乾燥物が剥離された充填物32は、運搬機
23によつて乾燥ケース2の上部近くへ運ばれ
て、新たな未乾燥物が付着される。
尚、未乾燥状態の場合には充填物32に付着し
たまま、運搬機23を介して乾燥ケース2の上部
近くに運れて再び熱風で乾燥される。
[考案の効果] 本考案の乾燥機によれば、未乾燥物は充填物の
表面に薄膜を形成した状態で熱風と熱交換されて
乾燥される。そのため、未乾燥物が熱風と当る面
積は増加し、かつ充填物に均等に付着するため、
均一に乾燥ができると共に乾燥ケースを小さくす
ることができる。特に、熱伝導率が悪いあるいは
含有水分が多い未乾燥物にあつては有効な乾燥機
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の乾燥機を示す概略
断面図、第2図は未乾燥物の供給方法の図、第3
図はスクレーパの平面図である。 1……乾燥機、2……乾燥ケース、4……本体
胴、5……供給口、6……コーン、7……回転
軸、13……熱風供給口、15……多孔板、23
……運搬機、30……スクレーパ、32……充填
物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 未乾燥物を乾燥ケースの上部に設けられた供給
    口から供給し、乾燥ケースの下部に設けられた熱
    風入口から熱風を送る縦型乾燥機において、前記
    乾燥ケースの下部に多孔板を取り付け、多孔板上
    に充填物を充填し、該充填物を攪拌して充填物に
    付着した既乾燥物を剥離分離するスクレーパを多
    孔板の上側に設け、前記スクレーパの上側に入口
    を形成した運搬装置でスクレーパ付近の充填物を
    乾燥ケースの上部近くに搬送する運搬装置を設置
    することを特徴とする縦型乾燥機。
JP1990019276U 1990-02-27 1990-02-27 Expired - Lifetime JPH0524314Y2 (ja)

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JP1990019276U JPH0524314Y2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27

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JP1990019276U JPH0524314Y2 (ja) 1990-02-27 1990-02-27

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JPH03111889U JPH03111889U (ja) 1991-11-15
JPH0524314Y2 true JPH0524314Y2 (ja) 1993-06-21

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