JPH0524139Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はテレビジヨン受像機のチユーナーと、
アンテナ端子板の接続部に用いるピンプラグの変
形を防止するピンプラグ補強具に関するものであ
る。

従来の技術 従来、この種のピンプラグは、アンテナ端子板
のシールドケース上にピンプラグが直接半田付さ
れ、テレビジヨン受像機のチユーナーのプラグに
直に、上記ピンプラグを挿入するようになつてい
る。

考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような構成では、アンテ
ナ端子板のシールドケース上に、直に取り付けた
ピンプラグカバーは、アンテナ端子板本体が左
右、上下に振られるたびに、プラグカバーを押し
開けようとする力を受け、プラグカバーが押し開
けられたまゝ永久変形して、チユーナーのプラグ
とアンテナ端子板のプラグカバーとの間に、接触
不良が発生するという問題点を有していた。

本考案は上記問題点に鑑み、プラグカバーの永
久変形をなくし、接触不良の発生を防止すること
のできるピンプラグ補強具を、提供するものであ
る。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案のピンプラ
グ補強具は、リング部に連続して設けた円筒状部
に、割り込みスリツトおよびその内面に突起を設
け、アンテナ端子板のピンプラグの外周への装着
性を確実にするとともに、リング部でプラグカバ
ーの外径がある一定以上広がらないようにしたも
のである。

作 用 本考案は上記した構成によつて、割り込みスリ
ツトおよび突起を有する円筒状部で、ピンプラグ
の外周への装着を確実にし、他の一端部のリング
部でプラグカバーの外径寸法制御を行ない、プラ
グカバーの永久変形を防止することができる。

実施例 以下本考案の一実施例のピンプラグ補強具につ
いて図面を参照しながら説明する。

第１図ａは本考案の一実施例におけるピンプラ
グ補強具の正面図である。同図ｂはその側面図、
同図ｃは裏面図である。

第１図ａ，ｂ，ｃにおいて、ピンプラグ補強具
２の特徴を述べる。この補強具２は合成樹脂から
なり、リング部２ａと、円筒状部２ｂとよりな
り、円筒状部２ｂに複数の割り込みスリツト２ｃ
およびその内面に突起２ｄを設け、これにより、
アンテナ端子板のピンプラグへの装着性を容易に
かつ確実にする。リング部２ａの内径は、ピンプ
ラグの外径寸法を規制し変形を防止するものであ
る。

第２図、第３図は、本考案の一実施例における
ピンプラグ補強具の使用例である。以下、第２図
により使用例を順をおつて説明する。

アンテナ端子板１のシールドケース１ａに、直
に半田付されたピンプラグカバー１ｂの外周に、
ピンプラグの補強具２を装着した後、チユーナー
３のプラグ３ａに、ピンプラグカバー１ｂを挿入
する。第３図は、以上挿入が完了した、その装着
状態を示す側断面図である。

以上のように本実施例によれば、ピンプラグカ
バーの外形寸法規制が行われるために、プラグカ
バーの永久変形が防止され、接触不良による不具
合をなくすことができる。

考案の効果 プラグカバーの先端部に、プラグカバーの外径
寸法規制をする本考案の円筒状のピンプラグ補強
具を取り付けることにより、プラグカバーの永久
変形を防止し、接続部の接触不良の発生を防止す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ，ｂ，ｃは本考案の一実施例における
ピンプラグ補強具の正面図、側面図および裏面
図、第２図は同実施例におけるピンプラグ補強具
の使用例を示す斜視図、第３図はその装着状態の
側断面図である。 ２……ピンプラグ補強具、２ａ……リング部、
２ｂ……円筒状部、２ｃ……割り込みスリツト、
２ｄ……突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. リング部の一端に、複数の割り込みスリツトを
   設けた円筒状部を設け、この円筒状部の内面にピ
   ンプラグのピンプラグカバーに圧接する突起を設
   けたピンプラグ補強具。