JPH0523880U - 鳥類飛来防止装置 - Google Patents

鳥類飛来防止装置

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JPH0523880U
JPH0523880U JP8235591U JP8235591U JPH0523880U JP H0523880 U JPH0523880 U JP H0523880U JP 8235591 U JP8235591 U JP 8235591U JP 8235591 U JP8235591 U JP 8235591U JP H0523880 U JPH0523880 U JP H0523880U
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magnetic
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birds
branch
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Application number
JP8235591U
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Inventor
原 裕 大
Original Assignee
大原 裕
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 倉庫、田畑、駅構内、ベランダ等に飛来する
鳥類に対して、これら鳥類が有する磁気鉱に、磁性体の
不規則な遊動によって生じる磁性体周辺の磁場を乱すこ
とで、鳥類飛来を防止するものである。 【構成】 両端に係止具を設けた糸線と、該糸線適所に
一端を固定した少なくとも一本以上の枝線と、該枝線に
単又は複数固着し、且つ内部に磁石体を遊動状態に内装
した円球状磁性体とよりなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鳥類、例えば鳩、雀、カラス等がお寺、駅構内、人家のベランダや 軒、倉庫、田畑等に飛来することを防止する鳥類飛来防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、野性の鳥類が都市の中で生活していく上で好ましくないとされる点 、即ち有害とされるのは、一定の場所に住み着いた鳥類が***した糞等によって 当該場所を汚してしまい美観を損ね、又、この糞によって各種病原菌の感染源と なりうる。特に、糞の場合には酸性であるために、車塗装の変色や鉄筋等の金属 物を酸化させて変色又は腐食を促進させる。更に、最近の都市生活に慣れた鳥類 にあっては、田畑の農作物を荒らすことだけでなく、家庭で発生するゴミ等をそ のエサにして生存するものも年々増加しているという。又、前述以外にも鳥類に よる鳴声や脱羽毛、巣等による被害が生じている。そこで、これら鳥類による被 害を防止すべく、風船表面に大きな目玉を描いた所謂、疑似目玉、風車、擬音、 各種疑似模型等々が従来より考案されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の各種器具並びに装置は、その美観や経費の面で限定した場所に しか設置することができず、又、設置後、当分の間は効果があるものの、長期間 の効力を有するものではなかった。例えば、疑似目玉にあっては、この動きを気 にしなくなった鳥は逃げなくなるし、擬音等は鳥類の飛来防止には効果的である 反面、騒音として新たな環境公害を生み出し、常時使用できるものではない。
【0005】 ただ、近年、鳥類における帰巣性は頭部内にある磁気鉱に関係していることが 学会等で発表され、通説化されつつある。本考案は、上記の点に鑑み、局部的に 異常磁場を発生させることで、鳥類のもつ磁気鉱を攪乱させて不快感を与えると ともに帰巣性を阻止し、又、鳥類以外には害を与えず、任意場所に容易に設置す ることのできる鳥類飛来防止装置を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく、本考案は、両端に係止具を設けた糸線と、該糸線適所 に一端を固定した枝線と、該枝線他端に固着し、内部に磁石体を遊動状態に内装 した円球状磁性体と、よりなる鳥類飛来防止装置を要旨とし、前記糸線及び枝線 として、テグス、ナイロン等の透明糸を用いて鳥類に、より不安感を与えること も考えた。又、この糸線の張架長さを調節可能にすることで、該糸線を張架する ための柱等の被係止部材間の間隔に応じて容易に張架できる。又、枝線として、 隣設する他の枝線と長さを変えて磁場発生を乱れやすくし、枝線と糸線との固定 手段として、魚具として主に使用されているサルカンを用いることで、枝線を軸 とする回転を自在にし、且つ糸線を基点とする回動により多方向への磁場乱を発 生させることができる。更に、磁性体の外表面に、鳥類の好まない色、模様等、 例えば、疑似目玉を描くことによってその効果は鳥類の磁気鉱のみならず、視覚 的にも恐怖感や違和感等を与えて飛来防止をせんとするものである。
【0007】
【作用】
以上の如く、本考案の鳥類飛来防止装置は、両端に係止具を設けた糸線の適所 に、枝線の一端を固定し、該枝線の他端には磁石体を遊動状態に内装した円球状 磁性体を固定してなり、鳥類の飛来箇所付近に前記係止具によって、糸線を張架 するだけで容易に取り付けし、又、その張架長さは柱等の被係止部材間隔に左右 されることなく調節可能にできるものである。尚、本装置の磁性体が静止状態で あっても、鳥類の磁気鉱に対して影響は与えるが、前記磁石体を遊動状態に内装 しているために、例えば、鳥類が接触したり、風等によって本装置の一部、即ち 磁性体、枝線、糸線が揺動すれば、静止状態での磁界流を変化させ、この変化に よって磁場が乱れて鳥類の磁気鉱を刺激して不安感を与えるのである。
【0008】
【実施例】
本考案の詳細を添付した図面に基づいて更に説明する。図1は本考案の一実施 例を示す説明用斜視図、図2は本考案の他の実施例を示す説明用斜視図、図3は 本考案における磁性体の一実施例を示す説明用斜視図、図4は本考案における磁 性体の断面図、図5は本考案における磁性体の他の実施例を示す説明用斜視図で ある。即ち、図中1として示すのは、テグス、ナイロン糸、ピアノ線等の透明糸 又は視覚困難な糸状体からなる糸線である。又、該糸線1の両端には係止具2を 各々設けており、この係止具2としては、被係止部材3に直接係止させるもの、 又は被係止部材3を巻回して糸線1に係止させるうるものが採用され、更には、 綿ファスナーのように係止位置を調整可能にして、前記糸線の張架長さ又は張架 強さを調節可能にできるものも採用される。ただ、本実施例のような被係止部材 3の存在しない場所、例えば田畑等にあっては、必要に応じて棒等の図示しない 支持具を使用することで解決しうる。そして、前記糸線1の適所には、該糸線1 と同素材で形成した糸状の枝線4の一端を接着剤等で固着するか、又は、主とし て釣り用具に使用されるサルカンなどを介して固着する。このサルカンを使用し た場合にあっては、枝線4を中心軸として回転可能となり、後述する磁性体の磁 場を異方向に乱しやすくできるという反面、サルカン自体が鳥類に視覚されるも のとなり、前記糸線1及び枝線4を透明もしくは視覚困難な素材にした理由とし て、鳥類に視覚されないようにして、糸線1又は枝線4に接触させようという目 的を若干妨げることになるものの、磁場攪乱という点から鑑みれば有効な手段と なり、本装置を取り付ける場所等によって適宜選択される。更に、前記枝線4と して、図2に示す如く隣設する他の枝線4との長さを変えることによって、磁場 範囲を変化させることもでき、又、隣設する枝線4、4間の間隔を、少なくとも 長尺枝線4の長さ以上に設定することで、隣設する枝線4同士が絡むことなく、 好ましくは枝線4の2倍程度にすることが考えられる。
【0009】 更に、図3、図4に示す如く、前記枝線4の他端に固着した単又は複数の磁性 体5の一例を示している。この磁性体5としては、内部に球状の磁石体6を遊動 状態に内装し、上部又は上下部に前記枝線4を固着するための係止片7を立設し た円球状のものを形成し、本実施例では合成樹脂材等の薄肉樹脂を円球状に形成 したものを採用している。又、前記磁石体6を複数内装することや、合成樹脂材 に磁石を含侵させたものを円球状に形成することも当然可能である。図3(イ) に示したものは、この磁性体5を一本の枝線4先端に単数固着する場合の一例で あり、一本の枝線4に複数個磁性体5を固着する場合には、例えば図3(ロ)に 示すごとく、磁性体5上下部に前記係止片7を形成することで解決できる。ただ 、磁性体5の個数を増せば磁性体周辺に発生する磁場が強くなることは確かであ るが、一つの磁性体5の磁場範囲(磁性体5から遠くなる程磁力低下する)が、 鳥類に与えうることができる範囲に少なくとも1個あれば、やみくもに増やす必 要はなく、単に磁力を強めるのであれば、磁石体6としてキド類系のものを使用 すれば、単なる磁石に比してその磁力が強いことは周知のことであり、この磁場 範囲に関しては現在実験中である。又、図5に示すものは、前記磁性体5の他の 実施例をであり、磁性体5表面に鳥類の好まない色、柄等を描いて前記磁性体5 による鳥類の磁気鉱を攪乱するだけでなく、視覚的にも鳥類の飛来を防止するも のであり、例えば図示の如く磁性体5表面に疑似目玉8を描いたものや、図示し ないが全体を赤系統に着色した中央に、黒色の円形を描いたものが代表的なもの として考えられる。
【0010】
【考案の効果】
上述の如く構成した本考案の鳥類飛来防止装置によれば、鳥類の体内にある磁 気鉱が帰巣性、方向性等を決定づける大きな要因であることに着目し、この方向 性を狂わすことで飛来を防止させようとしたものであり、磁性体を位置固定せず に遊動状態としているため、磁場範囲を変化させて磁気鉱の攪乱を促すものであ る。又、糸線及び枝線を透明にした場合にあっては、この糸線又は枝線に鳥類が 接触することを期待しており、接触によって前記磁性体が激しく揺動し、極端な 磁場攪乱を起こして、鳥類を追い払うものである。ただ、本装置の設置場所が風 力の強い箇所であれば、前記接触によらずとも磁場攪乱を起こすことは当然であ って、少なくともこの枝線の動きが一定の単調なものでなく、予測しえない不規 則なものであれば、鳥類が慣れることもなく飛来防止可能となる。又、磁性体表 面に疑似目玉等の鳥類の好まない色、柄等を描くことによって、視覚的にも飛来 を防止することができ、更に糸線両端に設けた係止具によって鳥類飛来を防ぎた い殆どの箇所に容易に設置することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の使用状態をを示す説明用斜
視図
【図2】本考案の他の実施例を示す説明用正面図
【図3】本考案における磁性体の一実施例を示す説明用
斜視図
【図4】本考案における磁性体の一実施例を示す断面図
【図5】本考案における磁性体の他の実施例を示す説明
用斜視図
【符号の説明】
1 糸線 2 係止具 3 被係止部材 4 枝線 5 磁性体 6 磁石体 7 係止片 8 疑似目玉

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に係止具を設けた糸線と、該糸線適
    所に一端を固定した少なくとも1本以上の枝線と、該枝
    線に単又は複数固着し、内部に磁石体を遊動状態に内装
    した円球状磁性体と、よりなる鳥類飛来防止装置。
  2. 【請求項2】 糸線及び枝線として、透明糸を用いてな
    る請求項1記載の鳥類飛来防止装置。
  3. 【請求項3】 糸線の張架長さを調節可能にしてなる請
    求項1又は2記載の鳥類飛来防止装置。
  4. 【請求項4】 枝線として、隣設する他の枝線と長さを
    変えたことを特徴とする請求項1〜3記載の鳥類飛来防
    止装置。
  5. 【請求項5】 枝線と糸線との固定手段として、サルカ
    ンを用いてなる請求項1〜4記載の鳥類飛来防止装置。
  6. 【請求項6】 磁性体の外表面に、鳥類の好まない色、
    模様等を描いてなる請求項1〜5記載の鳥類飛来防止装
    置。
  7. 【請求項7】 磁性体の外表面に、疑似目玉を描いてな
    る請求項6記載の鳥類飛来防止装置。
JP8235591U 1991-09-13 1991-09-13 鳥類飛来防止装置 Pending JPH0523880U (ja)

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ID=13772273

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20110055781A (ko) * 2009-11-20 2011-05-26 대우조선해양 주식회사 동적 안정화 구조를 갖는 해상부유구조물
JP2019058080A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 良樹 金高 鳥類防除具及び鳥類防除方法

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