JPH05238553A - 育苗箱段積取出装置 - Google Patents

育苗箱段積取出装置

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JPH05238553A
JPH05238553A JP7355192A JP7355192A JPH05238553A JP H05238553 A JPH05238553 A JP H05238553A JP 7355192 A JP7355192 A JP 7355192A JP 7355192 A JP7355192 A JP 7355192A JP H05238553 A JPH05238553 A JP H05238553A
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raising box
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seedling
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芳夫 館
Michio Tezuka
道夫 手塚
Takashi Komura
孝 小村
Yukio Araya
幸雄 荒谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 育苗箱を所望場所に取出すこと、および、供
給装置にも使用できる育苗箱段積取出装置の提供するこ
と。 【構成】 育苗箱移送台1に、移送手段を設けた育苗箱
回収用移送台35と、育苗箱Aを上昇させうる上昇取出
機構Xと、育苗箱Aを段積収容しうる段積取出空間8を
形成するフレーム体4と、段積育苗箱A支持する支持爪
28とから構成した取出装置を接続する。段積取出空間
8に移送手段を有する回収育苗箱移送台61を接続す
る。回収育苗箱移送台61の移送方向を切替変更可能に
し、上昇取出機構Xと前記支持爪28の作動関係を変更
可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、育苗箱段積取出装置に
係るものである。
【0002】
【従来技術】従来公知の、特公昭61−9208号公報
には、土供給装置、播種装置、潅水装置等の全部または
一部を設けた育苗箱を移送しうる育苗箱移送台の終端部
に別体で設けられ、育苗箱移送台より移送されるを受け
入れるための移送手段を設けた育苗箱回収用移送台と、
該育苗箱回収用移送台に取出された育苗箱を上昇させう
る上下移動可能に設けた上昇取出機構と、該上昇取出機
構の上方位置に段積した育苗箱を収容しうる段積取出空
間を形成する縦支柱を設けたフレーム体と、該上昇取出
機構が育苗箱を上昇させると退避して前記上昇取出機構
が下降すると前記段積取出空間内に突出して段積育苗箱
に係合して支持する支持部材とから構成した育苗箱段積
取出装置について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公知例のものは、
段積取出空間内に段積された育苗箱を、作業者が手によ
り適宜の数だけ持ち上げて取出すので、この取出作業が
大変であるという課題がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、段積取出空間内に段積された
育苗箱をそのまま段積取出空間より所望場所に取出し
て、取出作業を容易にしたものである。また、育苗箱段
積取出装置を供給装置にも使用できるようにしたもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、土供
給装置、播種装置、潅水装置等の全部または一部を設け
た育苗箱Aを移送しうる育苗箱移送台1の終端部に一体
または別体で設けられ、前記育苗箱移送台1より移送さ
れる育苗箱Aを受け入れる移送手段を設けた育苗箱回収
用移送台35と、該育苗箱回収用移送台35に取出され
た育苗箱Aを上昇させうる上下移動可能に設けた上昇取
出機構Xと、該上昇取出機構Xの上方位置に設けられ育
苗箱Aを段積収容しうる段積取出空間8を形成する縦支
柱9を設けたコ型枠形状のフレーム体4と、前記上昇取
出機構Xが育苗箱Aを上昇させると退避して前記上昇取
出機構Xが下降すると前記段積取出空間8内に左右側か
ら突出して段積育苗箱Aに係合して支持する支持爪28
とから構成し、前記フレーム体4の前部には前記段積取
出空間8と連通する開口部60を形成し、該開口部60
には前記段積取出空間8内より段積育苗箱Aを移送しう
る移送手段を有する回収育苗箱移送台61の始端部を接
続した育苗箱段積取出装置、および、前記上昇取出機構
Xは、垂直上下動自在の上下動フレーム42の上部に前
後に所定の間隔を置いて支持兼移送ローラー44を設け
た回転軸43を軸装して構成し、前記支持兼移送ローラ
ー44は駆動源による駆動回転とし、前記育苗箱回収用
移送台35の移送手段と兼用した育苗箱段積取出装置、
および、前記上昇取出機構Xは、垂直上下動自在の上下
動フレーム42の上部に前後に所定の間隔を置いて支持
兼移送ローラー44を設けた回転軸43を軸装し、前記
支持兼移送ローラー44は駆動源により駆動回転するよ
うにし、前記段積取出空間8内の前記段積育苗箱Aを回
収育苗箱移送台61に移送しうるように構成した育苗箱
段積取出装置、および、前記回収育苗箱移送台61の移
送方向を切替変更可能にして前記段積取出空間8内に段
積育苗箱Aを供給可能に構成し、前記上昇取出機構Xと
前記支持爪28の作動関係を、前記支持爪28は前記段
積収容空間8内に左右側から出入して段積育苗箱Aの下
から二段目の育苗箱Aに係合離脱させ、前記上昇取出機
構Xは前記支持爪28が支持している育苗箱Aを受け止
め、かつ、前記支持爪28より離脱した育苗箱Aをその
まま前記育苗箱回収用移送台35の移送手段に下降供給
させるように変更可能に構成し、もって、前記育苗箱回
収用移送台35の一端部に土供給装置、播種装置、潅水
装置等の全部または一部を設けた育苗箱Aを移送しうる
育苗箱移送台1の始端部を接続して育苗箱段積供給装置
と兼用構造とした育苗箱段積取出装置としたものであ
る。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
1は育苗箱Aを移送する公知の育苗箱移送台であり、支
脚により床上に載置され、育苗箱Aを移送する移送装置
2を有し、前記移送装置2の上方位置には土供給装置、
播種装置、潅水装置等の全部または一部を設ける。前記
育苗箱Aは合成樹脂等により上面を開放した引出し形状
の四角箱に形成されている。前記育苗箱移送台1の終端
部側には育苗箱段積取出装置3の始端部側を接続する。
4は育苗箱段積取出装置3のフレーム体であり、左右方
向の後フレーム5と、前後方向の左右フレーム6、7と
からなる平面視底抜けのコ型枠形状を呈して形成する。
フレーム体4の四隅には、後述する上昇取出機構Xによ
り取出した育苗箱Aを上下方向に段積して収容しうる段
積取出空間8を形成する4本の縦支柱9をそれぞれ立設
する。
【0007】前記左フレーム7の後側にはモータを収納
したモータボックス10を設け、前記モータの出力軸1
1を左フレーム7内の後部に突出させ、該モータの出力
軸11には該出力軸11と直交する円板形状のカム円盤
12を固定し、カム円盤12には突起13を設ける。1
4は突起13との係合により作動回転軸15を中心に揺
動するL型リンクで、一端にはロッド16の一端を連結
する。L型リンク14およびロッド16はバネ等により
図2において右方向に常時移動するように付勢する。前
記作動回転軸15は前記L型リンク14の揺動により回
転するように固定され、作動回転軸15の前後端は左フ
レーム7の前後部に軸支される。前記作動回転軸15に
は係合アーム20の基部を固定し、係合アーム20の回
動端には左右方向の移動軸21に形成した係合ピン22
を係止させる。また、前記ロッド16の右端には連動ア
ーム23の先端を軸着し、連動アーム23の基部には前
記右フレーム6内を貫通する作動回転軸24の後側を固
定し(図3)、作動回転軸24の前後端は右フレーム6
に軸支する。前記作動回転軸24には係合アーム25の
基部を固定し、係合アーム25の回動端には左右方向の
移動軸26の中程に形成した係合ピン27を係止させる
(図5)。
【0008】移動軸21、26は、左右動自在に設けら
れ、前記移動軸21、26のそれぞれの内端部は前記左
右フレーム6、7より内側の段積取出空間8内に突出さ
せ、該突出部には左右一対の支持爪28をそれぞれ着脱
自在に固定する。なお、図示は省略するが、前記移動軸
21、26は、前後一対設けられ、前記支持爪28は計
4個設けられている。前記支持爪28は略垂直の取付板
29の下縁に突出する爪部30を一体または別体に取付
けて形成する(図4)。また、前記支持爪28は育苗箱
Aの鍔部31の下面に係合して支持するが、前記鍔部3
1の形状および高さ位置に応じて支持爪28自体の形状
および相対的高さ位置等を変更しうるように各種形状の
ものを用意し、前記取付板29の部分を前記移動軸21
の先端にネジ32等の所望の手段で着脱自在に固定し
て、適宜交換使用する(図4)。
【0009】図1に戻り、前記フレーム体4の下方に
は、育苗箱回収用移送台35を設ける。育苗箱回収用移
送台35は、左右一対の前後フレーム36、36を左右
に所定間隔を置いて設け、前後フレーム36、36間に
移送ローラ37を固定した駆動回転の回転軸38を前後
に所定間隔を置いて設ける(図1)。(なお、図5、図
11、図12において、符号37は移送コンベアを示
し、このコンベアの移送方向はフレーム体4と交差させ
ているが、これでもよい。)しかして、前記育苗箱回収
用移送台35には、土の供給等を受けた育苗箱Aを上昇
させて前記支持爪28により支持させる上昇取出機構X
を設ける。上昇取出機構Xは、左右一対の側板40、4
0の下部を底枠41により連結して上下動フレーム42
を形成し、前記側板40、40間の上部には前後に所定
の間隔を置いて複数の回転軸43を軸装し、各回転軸4
3には支持兼移送ローラー44を固定する。前記各回転
軸43のそれぞれには歯車45をそれぞれ固定し、各歯
車45をチエン46によりそれぞれ連結して各回転軸4
3の支持兼移送ローラー44を同時に回転するように構
成する。前記回転軸43のうち任意の回転軸43には受
動歯車47を固定し、該受動歯車47とモータ49の回
転軸48に固定の駆動歯車50との間にチエン51を掛
け回す。前記モータ49は前記側板40に固定する。
【0010】前記各側板40にはそれぞれ縦方向のガイ
ド溝52、52を形成し、ガイド溝52には、ブッシュ
53を上下動自在に嵌合させ、該ブッシュ53に前記育
苗箱回収用移送台35に軸装した左右方向の回転軸54
を挿通する。回転軸54にはカム円板55を固定し、カ
ム円板55の上面には前記側板40に設けたローラ56
を当接させる。57はガイド軸、58はモータである。
前記支持爪28と前記支持兼移送ローラー44との関係
は、支持兼移送ローラー44が図11のように育苗箱A
を上昇させている状態では、支持爪28は突出して段積
された最下段の育苗箱Aの鍔部31に係合して支持し、
次に支持兼移送ローラー44が上昇させた育苗箱Aの上
面が支持爪28により支持されている段積育苗箱Aの下
面に当接すると(図5)、支持爪28は退避し、支持兼
移送ローラー44は段積育苗箱A全体を上昇させ、最下
段の育苗箱Aの鍔部31が支持爪28を通過すると支持
爪28が突出し(図12)、最下段の育苗箱Aの鍔部3
1に係合して支持し、支持兼移送ローラー44が次の育
苗箱Aを上昇させる。これを反復して育苗箱Aの段積取
出しを行なう。上下動フレーム42は、段積取出空間8
内に最後の育苗箱Aを上昇させると、この最も高いこの
位置にてモータ58を停止させて保持させる。
【0011】しかして、前記フレーム体4は、右フレー
ム6および左フレーム7の前部は連結せず、開放した開
口部60に形成し、該開口部60より前記段積取出空間
8に段積した育苗箱Aを排出移送させるように構成し、
前記開口部60に回収育苗箱移送台61の始端部を接続
する。回収育苗箱移送台61は左右一対の前後フレーム
62、62を所定間隔を置いて設け、前後フレーム6
2、62間に移送ローラ63を固定した回転軸64を所
定間隔を置いて軸着して構成する。即ち、段積取出空間
8に育苗箱Aが充填されると、支持兼移送ローラー44
をモータ49により回転させ、回収育苗箱移送台61に
移送する。したがって、支持兼移送ローラー44と移送
ローラ63とは、上下動フレーム42が、段積取出空間
8内に最後の育苗箱Aを上昇させたとき、相対的に同じ
高さになるように設定すると共に、育苗箱Aが落下しな
い前後間隔に設定する。また、育苗箱回収用移送台35
に、前記移送ローラ37を設けず、上昇取出機構Xの支
持兼移送ローラー44を兼用することも可能である。
【0012】しかして、前記育苗箱段積取出装置3は、
前記支持爪28と前記上下動フレーム42との作動関係
を変更し、図13のように前記回収育苗箱移送台61の
移送方向を切替ると、育苗箱Aの供給装置としても兼用
使用できる。即ち、段積育苗箱Aを回収育苗箱移送台6
1により段積取出空間8内に供給し、前記支持爪28と
前記上下動フレーム42との関係を、上下動フレーム4
2が育苗箱Aの最下段の下面を支持している状態(実際
はゆっくりと上下動フレーム42は最下段の育苗箱Aを
下降させている)で、支持爪28を突出させて下から二
段目の育苗箱Aの鍔部31の下方に位置させ、支持爪2
8が下から二段目の育苗箱Aの鍔部31を支持した状態
で上下動フレーム42により最下段の育苗箱Aを下降さ
せて育苗箱回収用移送台35に供給し、次に、上下動フ
レーム42を再び上昇させて支持爪28により支持され
ている最下段となった育苗箱Aの下面に当接させて支持
し、次に支持爪28を引き込ませて、上下動フレーム4
2により最下段の育苗箱Aを下降させ、所定位置にて再
び支持爪28を突出させて下から二段目の育苗箱Aの鍔
部31の下方に位置するように構成すると、前記育苗箱
段積取出装置3を育苗箱Aの供給装置として兼用して使
用できる。なお、段積収容空間8の向きや回収育苗箱移
送台61の移送方向等は任意である。
【0013】
【作用】本発明は以上の構成であるから、育苗箱移送台
1の移送装置2に供給された育苗箱Aは、移送装置2に
より移送され、土や種子等の供給を受けて育苗箱移送台
1の終端部に移送され、移送された育苗箱Aは、上昇取
出機構Xの支持兼移送ローラー44上に乗り移つる。こ
のときは、モータ49は通電されていないので、支持兼
移送ローラー44は自由回転であり、育苗箱Aは支持兼
移送ローラー44上に円滑に乗り移つる。
【0014】この状態で、モータ58に通電して回転軸
54を回転させ、回転軸54はカム円板55を回転させ
る。カム円板55は回転軸54に対して偏心回転するの
で、カム円板55の回転によりローラ56は上動し、ロ
ーラ56は上下動フレーム42全体をガイド溝52とガ
イド軸57との作用により真上に上動させて育苗箱Aを
持ち上げる(図11)。
【0015】一方、上昇取出機構Xが育苗箱Aの持ち上
げを開始すると、支持爪28用のモータに通電して出力
軸11を回転させ、出力軸11はカム円盤12を回転さ
せて突起13によりL型リンク14を回動させる。L型
リンク14は作動回転軸15を回転させると同時にロッ
ド16により連動アーム23を介して作動回転軸24を
回転させ、作動回転軸15および作動回転軸24の回転
により係合アーム20、25を外側回動させ、移動軸2
1および移動軸26を外側に引いて左右の支持爪28、
28を引込ませ、前記上下動フレーム42が支持してい
る育苗箱Aの上昇に干渉しないようにする(図5)。
【0016】育苗箱Aの鍔部31が退避している支持爪
28の位置よりも上昇したときに、前記支持爪28用の
モータへの通電を切ると、前記L型リンク14がバネ弾
力により元の位置に復帰して作動回転軸15および作動
回転軸24を逆回転させ、移動軸21および移動軸26
を内側に突出させ、再び支持爪28を突出させて育苗箱
Aの鍔部31の下方に位置させる(図12)。
【0017】この状態で、カム円板55は回転を続けて
いるので、カム円板55の最大径部がローラ56の下方
を通過すると、ローラ56は下降を開始して、上下動フ
レーム42は元の位置に復帰し、育苗箱移送台1から移
送されてくる次の育苗箱Aを受け入れ、再び上昇させ
る。これを反復して育苗箱移送台1から移送されてくる
育苗箱Aを順次段積取出空間8内に段積する。
【0018】段積取出空間8内に最後の育苗箱Aを上下
動フレーム42が上昇させて一杯にすると、モータ58
への通電を切り、次に、モータ49に通電する。モータ
49の回転軸48は駆動歯車50を回転させ、駆動歯車
50はチエン51により受動歯車47を介していずれか
の回転軸43を回転させ、該回転軸43の回転を歯車4
5およびチエン46により全体の支持兼移送ローラー4
4に伝達して、支持兼移送ローラー44は前側に段積育
苗箱Aを移送するように駆動回転する。
【0019】しかして、前記フレーム体4の開口部60
には回収育苗箱移送台61の始端部を接続してあるか
ら、段積取出空間8に段積された育苗箱Aは駆動回転す
る支持兼移送ローラー44により移送されて回収育苗箱
移送台61の移送ローラ63に乗り移って段積取出空間
8内より取出され、回収育苗箱移送台61により所定位
置にまで搬送される。そして、前記上下動フレーム42
は、段積育苗箱Aが段積取出空間8内より取出される
と、下降して育苗箱移送台1から移送されてくる次の育
苗箱Aを受け入れ、前記作業を反復する。
【0020】しかして、図13の前記育苗箱段積取出装
置3を育苗箱Aの供給装置として兼用する実施例では、
回収育苗箱移送台61を補給用移送台として使用し、上
昇取出機構Xを下降供給機構として使用するようにし、
回収育苗箱移送台(補給用移送台)61から移送される
段積育苗箱Aは、段積取出空間(段積収容空間)8内に
待機している上下動フレーム42の支持兼移送ローラー
44上に乗り移って、前側の縦支柱9に当接して停止
し、支持爪28の作用により二段目の育苗箱Aを支持さ
れている状態で、回転軸54を回転させてカム円板55
を回転させ、上下動フレーム42を下降させ、最下段の
育苗箱Aのみを育苗箱回収用移送台(育苗箱供給移送
台)35の移送ローラ37上に供給する。
【0021】最下段の育苗箱Aを移送ローラ37上に供
給した上下動フレーム42は、前記カム円板55の回転
により再び上昇し、支持爪28により支持されている最
下段となった育苗箱Aの下面に当接し、すると、支持爪
28用のモータに通電して支持爪28、28を引込ま
せ、上下動フレーム42が支持している最下段の育苗箱
Aの下降を開始させる。同時に、最下段の育苗箱Aの鍔
部31が支持爪28より下降したときに、前記支持爪2
8用のモータへの通電を切って、再び支持爪28を突出
させて下から二段目の育苗箱Aの鍔部31の下方に位置
させ、更に回転するカム円板55により上下動フレーム
42は最下段の育苗箱Aのみを育苗箱回収用移送台(育
苗箱供給移送台)35の移送ローラ37上に供給する。
これを反復して育苗箱Aを育苗箱回収用移送台(育苗箱
供給移送台)35の移送ローラ37に供給して育苗箱移
送台1に育苗箱Aの供給を行なう。
【0022】
【発明の効果】本発明は、土供給装置、播種装置、潅水
装置等の全部または一部を設けた育苗箱Aを移送しうる
育苗箱移送台1の終端部に一体または別体で設けられ、
前記育苗箱移送台1より移送される育苗箱Aを受け入れ
る移送手段を設けた育苗箱回収用移送台35と、該育苗
箱回収用移送台35に取出された育苗箱Aを上昇させう
る上下移動可能に設けた上昇取出機構Xと、該上昇取出
機構Xの上方位置に設けられ育苗箱Aを段積収容しうる
段積取出空間8を形成する縦支柱9を設けたコ型枠形状
のフレーム体4と、前記上昇取出機構Xが育苗箱Aを上
昇させると退避して前記上昇取出機構Xが下降すると前
記段積取出空間8内に左右側から突出して段積育苗箱A
に係合して支持する支持爪28とから構成し、前記フレ
ーム体4の前部には前記段積取出空間8と連通する開口
部60を形成し、該開口部60には前記段積取出空間8
内より段積育苗箱Aを移送しうる移送手段を有する回収
育苗箱移送台61の始端部を接続した育苗箱段積取出装
置としたものであるから、段積取出空間8に段積された
育苗箱Aは回収育苗箱移送台61に乗り移って段積取出
空間8内より取出され、回収育苗箱移送台61により所
定位置にまで搬送されるので、育苗箱Aの取出作業を頗
る容易にするという効果を奏する。また、本発明は、上
昇取出機構Xは、垂直上下動自在の上下動フレーム42
の上部に前後に所定の間隔を置いて支持兼移送ローラー
44を設けた回転軸43を軸装して構成し、前記支持兼
移送ローラー44は駆動源による駆動回転とし、前記育
苗箱回収用移送台35の移送手段と兼用した育苗箱段積
取出装置としたから、装置全体を簡単にできる。また本
発明は、前記上昇取出機構Xは、垂直上下動自在の上下
動フレーム42の上部に前後に所定の間隔を置いて支持
兼移送ローラー44を設けた回転軸43を軸装し、前記
支持兼移送ローラー44は駆動源により駆動回転するよ
うにとし、前記段積取出空間8内の前記段積育苗箱Aを
回収育苗箱移送台61に移送しうるように構成した育苗
箱段積取出装置としたから、別途段積育苗箱Aを移送さ
せる手段を必要としないので、装置全体を小型簡素化で
きる。また、本発明は、前記回収育苗箱移送台61の移
送方向を切替変更可能にして前記段積取出空間8内に段
積育苗箱Aを供給可能に構成し、前記上昇取出機構Xと
前記支持爪28の作動関係を、前記支持爪28は前記段
積収容空間8内に左右側から出入して段積育苗箱Aの下
から二段目の育苗箱Aに係合離脱させ、前記上昇取出機
構Xは前記支持爪28が支持している育苗箱Aを受け止
め、かつ、前記支持爪28より離脱した育苗箱Aをその
まま前記育苗箱回収用移送台35の移送手段に下降供給
させるように変更可能に構成し、もって、前記育苗箱回
収用移送台35の一端部に土供給装置、播種装置、潅水
装置等の全部または一部を設けた育苗箱Aを移送しうる
育苗箱移送台1の始端部を接続して育苗箱段積供給装置
と兼用構造とした育苗箱段積取出装置としたから、供給
と取出の両作業を行なえ、汎用性を向上させるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 要部斜視図。
【図2】 支持爪の作動機構の断面図。
【図3】 同断面図。
【図4】 同斜視図。
【図5】 縦断背面図。
【図6】 上昇取出機構Xの斜視図。
【図7】 同伝動機構斜視図。
【図8】 全体の側面図。
【図9】 作用状態図。
【図10】 作用状態図。
【図11】 作用状態図。
【図12】 作用状態図。
【図13】 供給装置の実施例の側面図。
【符号の説明】
1…育苗箱移送台、2…移送装置、3…育苗箱段積供給
装置、4…フレーム体、5…前フレーム、6…左フレー
ム、7…右フレーム、8…段積取出空間、9…縦支柱、
10…モータボックス、11…出力軸、12…カム円
盤、13…突起、14…L型リンク、15…作動回転
軸、16…ロッド、20…係合アーム、21…移動軸、
22…係合ピン、23…連動アーム、24…作動回転
軸、25…係合アーム、26…移動軸、27…係合ピ
ン、28…支持爪、29…取付板、30…爪部、31…
鍔部、32…ネジ、35…育苗箱供給移送台、36…前
後フレーム、37…移送ローラ(移送コンベア)、40
…側板、41…底枠、42…上下動フレーム、43…回
転軸、44…支持兼移送ローラー、45…歯車、46…
チエン、47…受動歯車、48…回転軸、49…モー
タ、50…駆動歯車、51…チエン、52…ガイド溝、
53…ブッシュ、54…回転軸、55…カム円板、56
…ローラ、57…ガイド軸、58…モータ、60…開口
部、61…回収育苗箱移送台、62…前後フレーム、6
3…移送ローラ、64…回転軸。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【図3】
【図4】
【図1】
【図5】
【図9】
【図10】
【図11】
【図6】
【図7】
【図8】
【図12】
【図13】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒谷 幸雄 栃木県宇都宮市平出工業団地44番地3 株 式会社スズテック内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土供給装置、播種装置、潅水装置等の全
    部または一部を設けた育苗箱Aを移送しうる育苗箱移送
    台1の終端部に一体または別体で設けられ、前記育苗箱
    移送台1より移送される育苗箱Aを受け入れる移送手段
    を設けた育苗箱回収用移送台35と、該育苗箱回収用移
    送台35に取出された育苗箱Aを上昇させうる上下移動
    可能に設けた上昇取出機構Xと、該上昇取出機構Xの上
    方位置に設けられ育苗箱Aを段積収容しうる段積取出空
    間8を形成する縦支柱9を設けたコ型枠形状のフレーム
    体4と、前記上昇取出機構Xが育苗箱Aを上昇させると
    退避して前記上昇取出機構Xが下降すると前記段積取出
    空間8内に左右側から突出して段積育苗箱Aに係合して
    支持する支持爪28とから構成し、前記フレーム体4の
    前部には前記段積取出空間8と連通する開口部60を形
    成し、該開口部60には前記段積取出空間8内より段積
    育苗箱Aを移送しうる移送手段を有する回収育苗箱移送
    台61の始端部を接続した育苗箱段積取出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記上昇取出機構X
    は、垂直上下動自在の上下動フレーム42の上部に前後
    に所定の間隔を置いて支持兼移送ローラー44を設けた
    回転軸43を軸装して構成し、前記支持兼移送ローラー
    44は駆動源による駆動回転とし、前記育苗箱回収用移
    送台35の移送手段と兼用した育苗箱段積取出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記上昇取出機構X
    は、垂直上下動自在の上下動フレーム42の上部に前後
    に所定の間隔を置いて支持兼移送ローラー44を設けた
    回転軸43を軸装し、前記支持兼移送ローラー44は駆
    動源により駆動回転するようにし、前記段積取出空間8
    内の前記段積育苗箱Aを回収育苗箱移送台61に移送し
    うるように構成した育苗箱段積取出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記回収育苗箱移送
    台61の移送方向を切替変更可能にして前記段積取出空
    間8内に段積育苗箱Aを供給可能に構成し、前記上昇取
    出機構Xと前記支持爪28の作動関係を、前記支持爪2
    8は前記段積収容空間8内に左右側から出入して段積育
    苗箱Aの下から二段目の育苗箱Aに係合離脱させ、前記
    上昇取出機構Xは前記支持爪28が支持している育苗箱
    Aを受け止め、かつ、前記支持爪28より離脱した育苗
    箱Aをそのまま前記育苗箱回収用移送台35の移送手段
    に下降供給させるように変更可能に構成し、もって、前
    記育苗箱回収用移送台35の一端部に土供給装置、播種
    装置、潅水装置等の全部または一部を設けた育苗箱Aを
    移送しうる育苗箱移送台1の始端部を接続して育苗箱段
    積供給装置と兼用構造とした育苗箱段積取出装置。
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