JPH0523486U - パネルヒーター - Google Patents
パネルヒーターInfo
- Publication number
- JPH0523486U JPH0523486U JP7175591U JP7175591U JPH0523486U JP H0523486 U JPH0523486 U JP H0523486U JP 7175591 U JP7175591 U JP 7175591U JP 7175591 U JP7175591 U JP 7175591U JP H0523486 U JPH0523486 U JP H0523486U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel heater
- transparent conductive
- conductive film
- film
- panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Surface Heating Bodies (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、パネルヒーターの製造工程におい
て、透明導電膜への電極形成の工程を簡略化し、パネル
ヒーター製造の生産性を改善するものである。 【構成】 透明基板上(1)に形成された透明導電膜
(2)上に間を開けて、金属層(3)を直接積層して電
極としたパネルヒ−タ−。 【効果】 本発明により、従来技術では製造工程が複雑
であり、作業性の悪かったパネルヒーターの製造工程
が、改善されパネルヒーターの信頼性も向上した。
て、透明導電膜への電極形成の工程を簡略化し、パネル
ヒーター製造の生産性を改善するものである。 【構成】 透明基板上(1)に形成された透明導電膜
(2)上に間を開けて、金属層(3)を直接積層して電
極としたパネルヒ−タ−。 【効果】 本発明により、従来技術では製造工程が複雑
であり、作業性の悪かったパネルヒーターの製造工程
が、改善されパネルヒーターの信頼性も向上した。
Description
【0001】
本考案は、液晶表示素子や冷凍、冷蔵ショーケースなどに用いられるパネルヒ ーターに関するものである。
【0002】
従来、冷凍、冷蔵ショーケースは、ガラス表面の結露防止の為に、ガラス表面 に透明導電膜を形成したものが用いられていた。また、近年、液晶表示素子の需 要が大きくなっているが、寒冷地での使用の場合、液晶の動作が遅くなる場合が あり、液晶表示素子にもパネルヒーターの必要性が高くなってきた。パネルヒー ターの形成方法としては、ガラスやプラスチックフィルム上に形成された透明導 電膜上に、導電性塗料により電極を形成したものや、信頼性向上の為、更に金属 箔を導電性塗料でサンドイッチしたものが用いられていた。導電性塗料で形成し た電極は、塗料自身の抵抗が大きいことや、形成された電極と透明導電膜との間 の接触抵抗が高い為、パネルヒーターが大型化すると電気の通電ムラが生じ、そ の為にパネルヒーターに温度ムラが生じ、パネル全体が昇温しないという問題や 電極接点近傍部分に電流集中が起こってパネルヒーターにヤケが起こる問題があ った。また、これの改善案として導電性塗料の間に銅箔を挿入して積層し、電極 としたものがある。この電極形成方法では、通電ムラは生じないが、電極を形成 するために製作工程が複雑であり、かつ作業性が悪かった。
【0003】
透明導電膜への電極形成の工程を簡略化し、パネルヒーター製造の生産性を向 上させる。
【0004】
本発明者らは、上記課題を解決するため、図1に示すような構成のパネルヒー ターを考案した。すなわち、プラスチックからなる透明基板1上に透明電極膜2 をIn−Sn酸化物(ITO)等を蒸着して形成し、透明導電膜2上に間をあけ て金属層3を積層し、これをパネルヒーター用電極とした。さらに、透明導電膜 2および金属層3の機械的、化学的な保護の為に、樹脂またはフィルムを保護膜 6として積層しても良い。金属層3は、透明導電膜2上に乾式メッキ法又は湿式 メッキ法によりニッケル、銅、パラジウム、金などを直接積層するこができる。 このようにして透明導電膜2の両端に金属層3を形成したことにより、パネルヒ ーターの形成の工程の簡略化ならびに歩留りが大幅に向上した。
【0005】 本考案に用いられる透明導電膜は、プラスチックフィルム等の透明性を有する 基材上に、 酸化スズ、酸化インジウム等の化合物半導体を積層したもの 金、銀、銅、パラジウム等の金属薄膜を積層したもの 金、銀、銅、パラジウム等の金属薄膜と酸化インジウムや酸化チタンなどの 高屈折率薄膜をサンドイッチ状構造に積層したもの が用いられる。透明性および導電性からの構造の積層体が望ましく、好ましい 積層体を例示するならば、銀薄膜を酸化インジウムまたはITOではさみこんだ ものが挙げられる。この時、通電による透明導電膜の劣化防止の点から導電性、 透明性を損なわない範囲で、銀薄膜中に金、銅、パラジウム等の金属を含む事が 好ましい。
【0006】 透明性基材としては、可撓性、耐衝撃性などの面からプラスチックフィルムが 好ましく、 600nmの波長の光線透過率が少なくとも70%以上、さらに好ましくは 80%以上が望ましい。
【0007】 フィルムの素材として好ましい樹脂を例示するならば、ポリエステル、ポリア ミド、ポリエーテル、ポリスルフォン、ポリエ−テルスルフォン、ポリアリレー ト、ポリエーテルイミド、ポリエーテルエーテルケトン等のホモポリマーまたは コポリマー等が挙げられる。 以下に、本考案を実施例により詳細に説明する。
【0008】
実施例1 100 μm 厚のポリエチレンテレフタレートフィルム(以下PET)上に酸化イ ンジウム/銀/酸化インジウムの積層膜が形成された透明導電性フィルムをパネ ルヒーター基材とし、 125mm(長さ)×90mm(幅)の大きさに切り出したものの 両端に無電解メッキにより幅4mm、長さ 125mmのNi膜を2μm 形成した。さら にアクリル樹脂を塗布し、保護層とした。形成されたパネルヒーターの両電極間 の抵抗は4Ωであった。このパネルヒーターに−20℃の恒温槽内で13V、3.3 A の電力を投入したところ1分間で22℃まで表面温度が上昇した。
【0009】 比較例1 実施例1と同サイズ、同構成の透明導電性フィルムをパネルヒーター基材とし て用い、この両端に4mm幅に導電性塗料(銀ペースト)を塗布し、パネルヒータ ーの電極とした。これに電力を投入し、昇温試験を行ったところ、パネルヒータ ーの透明電極部分にヤケが発生し、断線が生じた。
【0010】 比較例2 実施例1と同サイズ、同構成の透明導電性フィルムをパネルヒーター基材とし て用い、この両端に4mm幅に導電性塗料(銀ペースト)を塗布し、風乾後、粘着 剤で幅3mm、厚み35μm の銅箔を積層し、さらにこの銅箔上に銀ペーストを塗布 後、80℃、30分間乾燥してパネルヒーターの電極とした。実施例1と同様の保護 フィルムを積層し、実施例1と同様の昇温試験を行った。結果もほぼ同じであっ た。
【0011】
以上の実施例ならびに比較例から明らかなように、本考案によって、製造工程 が簡略化され、かつ信頼性の高いパネルヒーターの製造が可能となり、有用な考 案である。
【図1】図1は、本考案に係るパネルヒーターの断面図
である。
である。
【図2】図2は、本考案に係る保護膜を有するパネルヒ
ーターの断面図である。
ーターの断面図である。
【図3】図3は、従来のパネルヒーター断面図である。
1 透明基板 2 透明導電膜 3 金属電極層 4 金属箔 5 導電性塗料 6 保護膜
Claims (1)
- 【請求項1】 透明基板1上に形成された透明導電膜2
上に直接金属電極層3が積層されてなることを特徴とす
るパネルヒーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7175591U JPH0523486U (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | パネルヒーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7175591U JPH0523486U (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | パネルヒーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0523486U true JPH0523486U (ja) | 1993-03-26 |
Family
ID=13469672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7175591U Pending JPH0523486U (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | パネルヒーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0523486U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0888077A (ja) * | 1994-09-19 | 1996-04-02 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 透明面状ヒーター及びその製造法 |
JP2021096995A (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | 日東電工株式会社 | ヒータの製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59214183A (ja) * | 1983-05-19 | 1984-12-04 | 豊田合成株式会社 | 発熱性透明体 |
JPS6020449B2 (ja) * | 1981-05-06 | 1985-05-22 | 日本鋼管株式会社 | 鋼管の焼入ヘツド |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP7175591U patent/JPH0523486U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6020449B2 (ja) * | 1981-05-06 | 1985-05-22 | 日本鋼管株式会社 | 鋼管の焼入ヘツド |
JPS59214183A (ja) * | 1983-05-19 | 1984-12-04 | 豊田合成株式会社 | 発熱性透明体 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0888077A (ja) * | 1994-09-19 | 1996-04-02 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 透明面状ヒーター及びその製造法 |
JP2021096995A (ja) * | 2019-12-19 | 2021-06-24 | 日東電工株式会社 | ヒータの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0582457B1 (en) | Transparent panel heater and method for manufacturing same | |
JP2538658B2 (ja) | 電気で加熱される透明物 | |
US6014196A (en) | Transparent electrically conductive film-attached substrate | |
US20040053125A1 (en) | Electrochemical device such as electrochromic or photovoltaic device and electrical connection means thereof | |
JP6381780B2 (ja) | 電気加熱層を備えた透明窓板、透明窓板の製造方法及び透明窓板の使用 | |
CA2615806A1 (en) | Heatable vehicle window and method of making same | |
TWI274523B (en) | Heating apparatus of thermal electric type touch control apparatus | |
JP3618793B2 (ja) | 透明面状ヒーター及びその製造法 | |
JPH0523486U (ja) | パネルヒーター | |
JPH0523487U (ja) | パネルヒーター | |
JPH0525689U (ja) | パネルヒーター | |
JP3592830B2 (ja) | 表示素子用基板 | |
JPH06338381A (ja) | 透明面状ヒーター及びその製造方法 | |
JPH11174993A (ja) | 透明導電膜付き基板およびそれを用いた平面型表示素子 | |
JP2012074325A (ja) | 面状発熱体及び加熱装置 | |
JPH07335379A (ja) | 透明面状ヒーター及びその製造法 | |
JP2021018836A (ja) | 屈曲性に優れた発熱シート | |
JP2613206B2 (ja) | 透明導電性フィルムの製造方法 | |
CN219678709U (zh) | 高透光率加热结构 | |
CN214378442U (zh) | 一种阳光下可视的薄膜晶体管 | |
JPH06283261A (ja) | パネルヒーター及びその製造方法 | |
JP2001176339A (ja) | 透明導電性基材の製造方法 | |
JP2530804Y2 (ja) | ヒーター内蔵の透明複層板 | |
KR20200025792A (ko) | 발열체 및 이의 제조방법 | |
JPH02204995A (ja) | エレクトロルミネッセンスおよびその製造方法 |