JPH05234670A - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
- Publication number
- JPH05234670A JPH05234670A JP3528292A JP3528292A JPH05234670A JP H05234670 A JPH05234670 A JP H05234670A JP 3528292 A JP3528292 A JP 3528292A JP 3528292 A JP3528292 A JP 3528292A JP H05234670 A JPH05234670 A JP H05234670A
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- Japan
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- waveguide
- high frequency
- heating chamber
- wave guide
- frequency generator
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波発生装置からのマイクロ波を、導波管
の両端部に設けた給電口を介して、加熱室内に効率よく
マイクロ波を供給する。 【構成】 導波管１の中間部に高周波発生装置５を取り
付け、高周波発生装置からのマイクロ波を導波管１の両
端部に設けた給電口３、４を介して、加熱室２内にマイ
クロ波を供給するものにおいて、導波管１の全長Ｌを、
Ｌ＝［Ｎλｇ／２］±λｇ／３２に設定する。又、高周
波発生装置５の放射アンテナ６を、導波管１の一方の短
絡面から［λｇ／４＋Ｎλｇ／２］±λｇ／１６（但し
Ｎは０を含まない整数、λｇは導波管内波長）の位置に
配設する。
の両端部に設けた給電口を介して、加熱室内に効率よく
マイクロ波を供給する。 【構成】 導波管１の中間部に高周波発生装置５を取り
付け、高周波発生装置からのマイクロ波を導波管１の両
端部に設けた給電口３、４を介して、加熱室２内にマイ
クロ波を供給するものにおいて、導波管１の全長Ｌを、
Ｌ＝［Ｎλｇ／２］±λｇ／３２に設定する。又、高周
波発生装置５の放射アンテナ６を、導波管１の一方の短
絡面から［λｇ／４＋Ｎλｇ／２］±λｇ／１６（但し
Ｎは０を含まない整数、λｇは導波管内波長）の位置に
配設する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波発生装置で発生
したマイクロ波を導波管を介して加熱室内に給電する高
周波加熱装置の改良に関するものである。
したマイクロ波を導波管を介して加熱室内に給電する高
周波加熱装置の改良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５に示すごとく、導波管１の上下端部
に加熱室２と結合する上給電口３、及び下給電口４を設
け、この導波管１の中間部にマグネトロン５を取り付け
て、加熱に必要な量のマイクロ波を発生させるためのバ
ックプランジャ（ＢＰ）を省略するとともに、マグネト
ロン５のアンテナ６中心と導波管の一端との距離をｎ1
ｌ、他端との距離ｎ2ｌ（但し、ｌは高周波発生装置
が、強力なマイクロ波を発生させるのに必要なバックプ
ランジャの長さ）とし、且つｎ1＝２.５〜３.５、ｎ2＝
６.０〜７.５に設定することにより、加熱に必要にして
十分なマイクロ波を得る高周波加熱装置が、特開平２−
２４４５８９号公報に開示されている。
に加熱室２と結合する上給電口３、及び下給電口４を設
け、この導波管１の中間部にマグネトロン５を取り付け
て、加熱に必要な量のマイクロ波を発生させるためのバ
ックプランジャ（ＢＰ）を省略するとともに、マグネト
ロン５のアンテナ６中心と導波管の一端との距離をｎ1
ｌ、他端との距離ｎ2ｌ（但し、ｌは高周波発生装置
が、強力なマイクロ波を発生させるのに必要なバックプ
ランジャの長さ）とし、且つｎ1＝２.５〜３.５、ｎ2＝
６.０〜７.５に設定することにより、加熱に必要にして
十分なマイクロ波を得る高周波加熱装置が、特開平２−
２４４５８９号公報に開示されている。
【０００３】しかし、バックプランジャｌ＝１８.６ｍ
ｍとすると、導波管の全長（ｎ1ｌ＋ｎ2ｌ）は、１５
８.１〜２０４.６ｍｍと長くなり小型化できない。
ｍとすると、導波管の全長（ｎ1ｌ＋ｎ2ｌ）は、１５
８.１〜２０４.６ｍｍと長くなり小型化できない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、導波管の中
間部に高周波発生装置を取り付け、高周波発生装置から
のマイクロ波を導波管の両端部に設けた給電口を介し
て、加熱室内に効率よくマイクロ波を供給するととも
に、導波管形状の最適化、小型化を図るものである。
間部に高周波発生装置を取り付け、高周波発生装置から
のマイクロ波を導波管の両端部に設けた給電口を介し
て、加熱室内に効率よくマイクロ波を供給するととも
に、導波管形状の最適化、小型化を図るものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、高周波発生装
置で発生したマイクロ波を、導波管により給電口に導
き、給電口から加熱室内にマイクロ波を供給する高周波
加熱装置において、高周波発生装置の放射アンテナより
相対向する二方向に、加熱室と結合する給電口を有する
導波管を設けるとともに、この導波管の全長を［Ｎλｇ
／２］±λｇ／３２（但しＮは０を含まない整数、λｇ
は導波管内波長）に設定する。
置で発生したマイクロ波を、導波管により給電口に導
き、給電口から加熱室内にマイクロ波を供給する高周波
加熱装置において、高周波発生装置の放射アンテナより
相対向する二方向に、加熱室と結合する給電口を有する
導波管を設けるとともに、この導波管の全長を［Ｎλｇ
／２］±λｇ／３２（但しＮは０を含まない整数、λｇ
は導波管内波長）に設定する。
【０００６】又、導波管の一方の短絡面から［λｇ／４
＋Ｎλｇ／２］±λｇ／１６（但しＮは０を含まない整
数、λｇは導波管内波長）の位置に、高周波発生装置の
放射アンテナを配設する。
＋Ｎλｇ／２］±λｇ／１６（但しＮは０を含まない整
数、λｇは導波管内波長）の位置に、高周波発生装置の
放射アンテナを配設する。
【０００７】
【作用】導波管内に整った定在波を形成させ、高周波発
生装置のアンテナを定在波の電界極大点近傍に位置させ
ることにより、高周波発生装置で発生するマイクロ波
を、効率よく加熱室に供給できる。
生装置のアンテナを定在波の電界極大点近傍に位置させ
ることにより、高周波発生装置で発生するマイクロ波
を、効率よく加熱室に供給できる。
【０００８】
【実施例】図１及び図２は、本発明実施例の加熱室に高
周波発生装置を取り付けた外観斜視図、及び要部拡大断
面図を示し、上記従来例と同一部分は同一符号を付して
説明する。
周波発生装置を取り付けた外観斜視図、及び要部拡大断
面図を示し、上記従来例と同一部分は同一符号を付して
説明する。
【０００９】幅８０ｍｍの導波管１（導波管内波長λｇ
／２≒９４.２ｍｍ）の上下端部に、加熱室２と結合す
る上給電口３、及び下給電口４を設け、この導波管１の
中間部に高周波発生装置であるマグネトロン５を取り付
ける。
／２≒９４.２ｍｍ）の上下端部に、加熱室２と結合す
る上給電口３、及び下給電口４を設け、この導波管１の
中間部に高周波発生装置であるマグネトロン５を取り付
ける。
【００１０】そして、「導波管内のマイクロ波伝播ロス
を少なくするためには、導波管内の電磁界分布を整える
べきである」との前提で、加熱室２と結合する給電口
３、４の影響をも含め、導波管内に整った定在波が形成
される導波管１の全長Ｌを求めるべく、導波管１の全長
Ｌを種々変化させるとともに、同一導波管長においても
マイクロ波放射アンテナ６の位置ｌ1、及び給電口３、
４の寸法並びに給電口３、４の位置を変化させて、国際
標準ＩＥＣ７０５の出力測定法に基づきマイクロ波出力
を測定した。
を少なくするためには、導波管内の電磁界分布を整える
べきである」との前提で、加熱室２と結合する給電口
３、４の影響をも含め、導波管内に整った定在波が形成
される導波管１の全長Ｌを求めるべく、導波管１の全長
Ｌを種々変化させるとともに、同一導波管長においても
マイクロ波放射アンテナ６の位置ｌ1、及び給電口３、
４の寸法並びに給電口３、４の位置を変化させて、国際
標準ＩＥＣ７０５の出力測定法に基づきマイクロ波出力
を測定した。
【００１１】その実験測定デ−タを、導波管の全長Ｌと
測定された最大出力との関係で整理すると、図３に示す
ごとく導波管１の全長Ｌが、略λｇ／２の時にマイクロ
波出力が最大となる結果を得た。しかし、通常ＩＥＣの
出力測定では、室温、温度計精度等から１５Ｗ程度の誤
差が発生することから、最大出力より１５Ｗマイナスし
た範囲を適正範囲とすると、Ｌ≒８８〜１００ｍｍとな
り、これを管内波長λｇで表現すると、Ｌ＝［Ｎ×λｇ
／２］±λｇ／３２（但し、Ｎは０を含まない整数）と
なる。
測定された最大出力との関係で整理すると、図３に示す
ごとく導波管１の全長Ｌが、略λｇ／２の時にマイクロ
波出力が最大となる結果を得た。しかし、通常ＩＥＣの
出力測定では、室温、温度計精度等から１５Ｗ程度の誤
差が発生することから、最大出力より１５Ｗマイナスし
た範囲を適正範囲とすると、Ｌ≒８８〜１００ｍｍとな
り、これを管内波長λｇで表現すると、Ｌ＝［Ｎ×λｇ
／２］±λｇ／３２（但し、Ｎは０を含まない整数）と
なる。
【００１２】次に、導波管の全長Ｌを９４.２ｍｍ（λ
ｇ／２）に固定して、マイクロ波放射アンテナの位置ｌ
1を種々変化させるとともに、給電口の寸法並びに給電
口の位置を変化させてマイクロ波出力を測定し、アンテ
ナの位置ｌ1と最大出力との関係で測定データを整理す
ると、図４に示すごとくアンテナの位置ｌ1は導波管１
の中央付近で最大となり、上記と同様の出力測定誤差に
基づく適正範囲を考慮して、アンテナの位置ｌ1を管内
波長λｇで表現すると、アンテナの位置ｌ1＝［λｇ／
４＋Ｎ×λｇ／２］±λｇ／１６（但し、Ｎは０を含ま
ない整数）となる。
ｇ／２）に固定して、マイクロ波放射アンテナの位置ｌ
1を種々変化させるとともに、給電口の寸法並びに給電
口の位置を変化させてマイクロ波出力を測定し、アンテ
ナの位置ｌ1と最大出力との関係で測定データを整理す
ると、図４に示すごとくアンテナの位置ｌ1は導波管１
の中央付近で最大となり、上記と同様の出力測定誤差に
基づく適正範囲を考慮して、アンテナの位置ｌ1を管内
波長λｇで表現すると、アンテナの位置ｌ1＝［λｇ／
４＋Ｎ×λｇ／２］±λｇ／１６（但し、Ｎは０を含ま
ない整数）となる。
【００１３】従って、導波管内に配設されるマイクロ波
放射アンテナを、導波管の電界極大点に設けることによ
り、ダイポールアンテナとして作用させ、両給電口より
マイクロ波を効率よく加熱室に供給することができる。
放射アンテナを、導波管の電界極大点に設けることによ
り、ダイポールアンテナとして作用させ、両給電口より
マイクロ波を効率よく加熱室に供給することができる。
【００１４】
【発明の効果】導波管の中間部に高周波発生装置を取り
付け、導波管の両端部に設けた給電口から加熱室内に、
マイクロ波を供給する導波管の最適長さと加熱出力の関
係、及びマイクロ波放射アンテナの配設位置と加熱出力
の関係を明確にできたことにより、導波管形状の最適
化、及び小型化が図れるとともに、高周波発生装置で発
生したマイクロ波を効率よく加熱室に供給することがで
きる。
付け、導波管の両端部に設けた給電口から加熱室内に、
マイクロ波を供給する導波管の最適長さと加熱出力の関
係、及びマイクロ波放射アンテナの配設位置と加熱出力
の関係を明確にできたことにより、導波管形状の最適
化、及び小型化が図れるとともに、高周波発生装置で発
生したマイクロ波を効率よく加熱室に供給することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明実施例の加熱室に、高周波発生装置を取
り付けた外観斜視図である。
り付けた外観斜視図である。
【図２】本発明実施例の要部拡大断面図である。
【図３】導波管全長とマイクロ波加熱出力の関係を示す
図である。
図である。
【図４】高周波発生装置のアンテナ取り付け位置と、マ
イクロ波加熱出力の関係を示す図である。
イクロ波加熱出力の関係を示す図である。
【図５】従来の技術を示す図である。
１ 導波管 ３ 上給電口 ４ 下給電口 ５ 高周波発生装置 ６ 放射アンテナ
Claims (2)
- 【請求項１】 高周波発生装置で発生したマイクロ波
を、導波管により給電口に導き、給電口から加熱室内に
マイクロ波を供給する高周波加熱装置において、高周波
発生装置の放射アンテナより相対向する二方向に、加熱
室と結合する給電口を有する導波管を設けるとともに、
この導波管の全長Ｌを Ｌ＝［Ｎλｇ／２］±λｇ／３２ （但しＮは０を含まない整数、λｇは導波管内波長）に
設定したこと特徴とする高周波加熱装置。 - 【請求項２】 導波管の一方の短絡面から［λｇ／４＋
Ｎλｇ／２］±λｇ／１６（但しＮは０を含まない整
数、λｇは導波管内波長）の位置に、高周波発生装置の
放射アンテナを配設してなる請求項１の高周波加熱装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3528292A JP2725938B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3528292A JP2725938B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 高周波加熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05234670A true JPH05234670A (ja) | 1993-09-10 |
| JP2725938B2 JP2725938B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=12437429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3528292A Expired - Fee Related JP2725938B2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2725938B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2820939A1 (fr) * | 2001-02-13 | 2002-08-16 | Microondes Syst Sa | Dispositif de guide d'onde lanceur pour l'excitation d'une enceinte par des micro-ondes |
| WO2004071133A1 (ja) | 2003-02-05 | 2004-08-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | マイクロ波加熱装置 |
| US10526944B2 (en) * | 2016-09-28 | 2020-01-07 | Fujitsu Limited | Filter regeneration device, filter plugging detection device, exhaust gas treatment apparatus, and filter plugging determination method |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP3528292A patent/JP2725938B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2820939A1 (fr) * | 2001-02-13 | 2002-08-16 | Microondes Syst Sa | Dispositif de guide d'onde lanceur pour l'excitation d'une enceinte par des micro-ondes |
| WO2002065575A1 (fr) * | 2001-02-13 | 2002-08-22 | Microondes Energie Systemes | Dispositif de guide d'onde lanceur pour l'excitation d'une enceinte |
| WO2004071133A1 (ja) | 2003-02-05 | 2004-08-19 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | マイクロ波加熱装置 |
| EP1592286A1 (en) * | 2003-02-05 | 2005-11-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Microwave heating device |
| EP1592286A4 (en) * | 2003-02-05 | 2007-06-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | MICROWAVE HEATING DEVICE |
| US7928350B2 (en) | 2003-02-05 | 2011-04-19 | Panasonic Corporation | Microwave heating device |
| US10526944B2 (en) * | 2016-09-28 | 2020-01-07 | Fujitsu Limited | Filter regeneration device, filter plugging detection device, exhaust gas treatment apparatus, and filter plugging determination method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2725938B2 (ja) | 1998-03-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |