JPH0523156A - 冷凍食品解凍機 - Google Patents
冷凍食品解凍機Info
- Publication number
- JPH0523156A JPH0523156A JP18259291A JP18259291A JPH0523156A JP H0523156 A JPH0523156 A JP H0523156A JP 18259291 A JP18259291 A JP 18259291A JP 18259291 A JP18259291 A JP 18259291A JP H0523156 A JPH0523156 A JP H0523156A
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- Japan
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- thawing
- heat
- frozen food
- frozen
- frozen foods
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- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 冷凍された食品を解凍するための解凍機にお
いて、該解凍機が、冷凍食品を解凍するための熱源とし
て、面状発熱シートを備える仕切り棚を少なくとも３枚
以上有し、且つ各々の仕切り棚により形成される空間内
において、冷凍された食品を解凍しうるように、各々の
仕切り棚が所定間隔をおいて設けられていることを特徴
とする冷凍食品解凍機。 【効果】 本発明の冷凍食品解凍機は、仕切り棚自体に
熱源である面状発熱シートを設置し、且つ該仕切り棚を
少なくとも３枚以上有するので、少ないスペースで一度
に多数の冷凍食品を解凍することができ、更にそれぞれ
の冷凍食品に対して熱が、上下方向及び／又は左右方向
から略均一に放射させることができるので、冷凍食品の
味、色及び風味を維持し、解凍時のドリップ等の発生を
防止することができる。
いて、該解凍機が、冷凍食品を解凍するための熱源とし
て、面状発熱シートを備える仕切り棚を少なくとも３枚
以上有し、且つ各々の仕切り棚により形成される空間内
において、冷凍された食品を解凍しうるように、各々の
仕切り棚が所定間隔をおいて設けられていることを特徴
とする冷凍食品解凍機。 【効果】 本発明の冷凍食品解凍機は、仕切り棚自体に
熱源である面状発熱シートを設置し、且つ該仕切り棚を
少なくとも３枚以上有するので、少ないスペースで一度
に多数の冷凍食品を解凍することができ、更にそれぞれ
の冷凍食品に対して熱が、上下方向及び／又は左右方向
から略均一に放射させることができるので、冷凍食品の
味、色及び風味を維持し、解凍時のドリップ等の発生を
防止することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の冷凍された食品
の味、色及び風味等を損ねること無く、一度に且つ均一
に解凍することができる冷凍食品解凍機に関する。
の味、色及び風味等を損ねること無く、一度に且つ均一
に解凍することができる冷凍食品解凍機に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年冷凍技術の進歩に伴い、冷凍食品の
需要が増大しており、また食生活の多種多様化に伴い、
該冷凍食品においても味、色及び風味に優れ、且つ生に
近い状態であることが望まれている。一般に、冷凍食品
の解凍法としては、自然解凍、冷蔵庫解凍、塩水解凍、
流水解凍又は加熱解凍等が知られている。しかしなが
ら、自然解凍、冷蔵庫解凍及び塩水解凍においては、解
凍に長時間を要し、また流水解凍においては、解凍した
食品の味、色及び風味が、著しく低下するという欠点が
ある。そこで、短時間に且つ食品の味、色及び風味を損
ねること無く解凍を行う場合には、加熱解凍が最も多く
利用されており、例えば電子レンジ、遠赤外線を利用し
た解凍機、ニクロム線等の熱源を装置の上面及び／又は
下面に備える解凍機等が知られている。
需要が増大しており、また食生活の多種多様化に伴い、
該冷凍食品においても味、色及び風味に優れ、且つ生に
近い状態であることが望まれている。一般に、冷凍食品
の解凍法としては、自然解凍、冷蔵庫解凍、塩水解凍、
流水解凍又は加熱解凍等が知られている。しかしなが
ら、自然解凍、冷蔵庫解凍及び塩水解凍においては、解
凍に長時間を要し、また流水解凍においては、解凍した
食品の味、色及び風味が、著しく低下するという欠点が
ある。そこで、短時間に且つ食品の味、色及び風味を損
ねること無く解凍を行う場合には、加熱解凍が最も多く
利用されており、例えば電子レンジ、遠赤外線を利用し
た解凍機、ニクロム線等の熱源を装置の上面及び／又は
下面に備える解凍機等が知られている。
【０００３】しかしながら、従来の加熱解凍機において
は、熱源の消費電力量を少なくし、且つ冷凍食品に対し
て熱又は電磁波ができるかぎり均一に放射されるように
するために、装置自体の容量を大きくすることは困難で
あった。例えば一度に多量の冷凍食品を、短時間に解凍
するには、解凍機を複数設置する必要がある。また、一
度に多量の冷凍食品を解凍するために、上面に熱源を有
し、且つ冷凍食品を並べるための金網等で作製された複
数の棚を有する解凍機も提案されているが、該解凍機で
は、熱源に近い棚に並べられた冷凍食品と、熱源から離
れた棚に並べられた冷凍食品とにおける、熱の伝達が著
しく異なるために、全ての冷凍食品を均一に解凍するこ
とは困難であるという欠点がある。
は、熱源の消費電力量を少なくし、且つ冷凍食品に対し
て熱又は電磁波ができるかぎり均一に放射されるように
するために、装置自体の容量を大きくすることは困難で
あった。例えば一度に多量の冷凍食品を、短時間に解凍
するには、解凍機を複数設置する必要がある。また、一
度に多量の冷凍食品を解凍するために、上面に熱源を有
し、且つ冷凍食品を並べるための金網等で作製された複
数の棚を有する解凍機も提案されているが、該解凍機で
は、熱源に近い棚に並べられた冷凍食品と、熱源から離
れた棚に並べられた冷凍食品とにおける、熱の伝達が著
しく異なるために、全ての冷凍食品を均一に解凍するこ
とは困難であるという欠点がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、多量の冷凍食品を少ないスペースにおいて、一度
に、且つ均一に解凍することができ、しかも解凍された
食品の味、色及び風味の低下が極めて少ない冷凍食品解
凍機を提供することにある。
は、多量の冷凍食品を少ないスペースにおいて、一度
に、且つ均一に解凍することができ、しかも解凍された
食品の味、色及び風味の低下が極めて少ない冷凍食品解
凍機を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、冷凍さ
れた食品を解凍するための解凍機において、該解凍機
が、冷凍食品を解凍するための熱源として、面状発熱シ
ートを備える仕切り棚を少なくとも３枚以上有し、且つ
各々の仕切り棚により形成される空間内において、冷凍
された食品を解凍しうるように、各々の仕切り棚が所定
間隔をおいて設けられていることを特徴とする冷凍食品
解凍機が提供される。
れた食品を解凍するための解凍機において、該解凍機
が、冷凍食品を解凍するための熱源として、面状発熱シ
ートを備える仕切り棚を少なくとも３枚以上有し、且つ
各々の仕切り棚により形成される空間内において、冷凍
された食品を解凍しうるように、各々の仕切り棚が所定
間隔をおいて設けられていることを特徴とする冷凍食品
解凍機が提供される。
【０００６】本発明の冷凍食品解凍機において用いる面
状発熱シートを有する仕切り棚は、冷凍食品を載置して
も変形しない機械的強度を有し、且つ防水性を付与した
ものであるのが好ましく、該面状発熱シートとしては、
例えば炭素繊維と植物パルプとを混抄して得られる混抄
発熱シート、特に好ましくは消費電力が少なく、且つ遠
赤外線を有効に放射し、更に熱安定性に優れる長さ３ｍ
ｍ以上、５ｍｍ未満及び長さ５ｍｍ以上、１０ｍｍ以下
の少なくとも２種以上の異なる長さを有するピッチ系炭
素繊維及び／又はＰＡＮ（ポリアクリロニトリル）系炭
素繊維３〜２０重量％と、植物パルプ９７〜８０重量％
とを含有する厚さ１５０μｍ以下、秤量５５ｇ／ｍ2以
下の混抄発熱シ−ト等を挙げることができる。また前記
面状発熱シートは、前記混抄発熱シートに限定されるも
のではなく、カーボンブラックにより形成される面状発
熱シート、ニクロム線を耐熱性の補強板に敷き詰めた線
状の発熱シート等を用いることも可能である。
状発熱シートを有する仕切り棚は、冷凍食品を載置して
も変形しない機械的強度を有し、且つ防水性を付与した
ものであるのが好ましく、該面状発熱シートとしては、
例えば炭素繊維と植物パルプとを混抄して得られる混抄
発熱シート、特に好ましくは消費電力が少なく、且つ遠
赤外線を有効に放射し、更に熱安定性に優れる長さ３ｍ
ｍ以上、５ｍｍ未満及び長さ５ｍｍ以上、１０ｍｍ以下
の少なくとも２種以上の異なる長さを有するピッチ系炭
素繊維及び／又はＰＡＮ（ポリアクリロニトリル）系炭
素繊維３〜２０重量％と、植物パルプ９７〜８０重量％
とを含有する厚さ１５０μｍ以下、秤量５５ｇ／ｍ2以
下の混抄発熱シ−ト等を挙げることができる。また前記
面状発熱シートは、前記混抄発熱シートに限定されるも
のではなく、カーボンブラックにより形成される面状発
熱シート、ニクロム線を耐熱性の補強板に敷き詰めた線
状の発熱シート等を用いることも可能である。
【０００７】前記混抄発熱シートに、冷凍食品を載置し
ても変形しない機械的強度及び防水性などを付与するに
は、例えば防水性であり、且つ耐熱性を有する樹脂（以
下防水耐熱性樹脂と称す）を公知の方法により混抄発熱
シ−トに含浸させるか、または防水耐熱性樹脂で被覆
し、次いでガラス繊維織布等により補強することにより
得ることができる。前記混抄発熱シ−トに防水耐熱性樹
脂を含浸又は混抄発熱シートを防水耐熱樹脂により被覆
するには、例えば特開平２−１５４１００号公報に記載
される方法等により行うことができる。該防水耐熱性樹
脂としては、熱変形温度６０℃以上の樹脂、例えばシリ
コン樹脂、フェノ−ル樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹
脂、ポリエステル、エポキシ樹脂、ジアリルフタレ−ト
樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、ＳＡＮ樹脂、Ａ
ＢＳ樹脂、メタクリル酸メチル樹脂、ポリプロピレン、
ポリアミド、ポリアセタ−ル、ポリカ−ボネ−ト、ポリ
フェニレンオキサイド、ポリ（４−メチルペンテン−
１）及びこれらの混合物等が好ましく挙げられる。
ても変形しない機械的強度及び防水性などを付与するに
は、例えば防水性であり、且つ耐熱性を有する樹脂（以
下防水耐熱性樹脂と称す）を公知の方法により混抄発熱
シ−トに含浸させるか、または防水耐熱性樹脂で被覆
し、次いでガラス繊維織布等により補強することにより
得ることができる。前記混抄発熱シ−トに防水耐熱性樹
脂を含浸又は混抄発熱シートを防水耐熱樹脂により被覆
するには、例えば特開平２−１５４１００号公報に記載
される方法等により行うことができる。該防水耐熱性樹
脂としては、熱変形温度６０℃以上の樹脂、例えばシリ
コン樹脂、フェノ−ル樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹
脂、ポリエステル、エポキシ樹脂、ジアリルフタレ−ト
樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、ＳＡＮ樹脂、Ａ
ＢＳ樹脂、メタクリル酸メチル樹脂、ポリプロピレン、
ポリアミド、ポリアセタ−ル、ポリカ−ボネ−ト、ポリ
フェニレンオキサイド、ポリ（４−メチルペンテン−
１）及びこれらの混合物等が好ましく挙げられる。
【０００８】また、前記面状発熱シ−トを通電し、所望
の温度に加熱する際の電極は、例えば混抄発熱シート又
はカーボンブラックを用いた面状発熱シートの場合、公
知の金属ペ−ストまたは金属箔を、面状発熱シ−トの対
向する２辺に設置することができる他、特開平２−７９
５９３号公報に記載されるような導電性金属箔を混抄発
熱シ−トの両面に貼着した電極を用いることもできる。
の温度に加熱する際の電極は、例えば混抄発熱シート又
はカーボンブラックを用いた面状発熱シートの場合、公
知の金属ペ−ストまたは金属箔を、面状発熱シ−トの対
向する２辺に設置することができる他、特開平２−７９
５９３号公報に記載されるような導電性金属箔を混抄発
熱シ−トの両面に貼着した電極を用いることもできる。
【０００９】更に本発明の冷凍食品解凍機において、前
記各々の面状発熱シートを備える仕切り棚の間隔は、冷
凍食品の大きさに応じて決定することができ、好ましく
は、小スペースで、且つ効率良く多数の冷凍食品を解凍
するために、仕切り棚に載置された冷凍食品と、該冷凍
食品の上方の仕切り棚との間隔が、０〜５ｃｍの範囲で
あるのが望ましい。該仕切り棚は、冷凍食品の上下方向
に設置される他、左右方向に設置することもできるの
で、この場合には、冷凍食品と左右に設置される仕切り
棚（板）との間隔は、０〜５ｃｍであるのが好ましい。
記各々の面状発熱シートを備える仕切り棚の間隔は、冷
凍食品の大きさに応じて決定することができ、好ましく
は、小スペースで、且つ効率良く多数の冷凍食品を解凍
するために、仕切り棚に載置された冷凍食品と、該冷凍
食品の上方の仕切り棚との間隔が、０〜５ｃｍの範囲で
あるのが望ましい。該仕切り棚は、冷凍食品の上下方向
に設置される他、左右方向に設置することもできるの
で、この場合には、冷凍食品と左右に設置される仕切り
棚（板）との間隔は、０〜５ｃｍであるのが好ましい。
【００１０】更に該仕切り棚の枚数は３枚以上であれば
特に限定されるものではなく、一度に解凍する冷凍食品
の数に応じて決定することができる。また仕切り棚の数
を多く設置した場合には、３枚以上の仕切り棚毎に、好
ましくは各々の仕切り棚毎に温度制御装置を設け、異な
る解凍温度に設定することにより、異なる多数の冷凍食
品を一度に解凍することもできる。更にそれぞれの仕切
り棚の間隔は、必ずしも等間隔である必要はなく、仕切
り棚自体が移動可能であっても良い。この際温度制御は
好ましくは５０〜１００℃の範囲で設定するのが好まし
い。
特に限定されるものではなく、一度に解凍する冷凍食品
の数に応じて決定することができる。また仕切り棚の数
を多く設置した場合には、３枚以上の仕切り棚毎に、好
ましくは各々の仕切り棚毎に温度制御装置を設け、異な
る解凍温度に設定することにより、異なる多数の冷凍食
品を一度に解凍することもできる。更にそれぞれの仕切
り棚の間隔は、必ずしも等間隔である必要はなく、仕切
り棚自体が移動可能であっても良い。この際温度制御は
好ましくは５０〜１００℃の範囲で設定するのが好まし
い。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照してさら
に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。
【００１２】図１において１０は、本発明の冷凍食品解
凍機に用いる縦１６０ｃｍ×横５５０ｃｍ×高さ１ｃｍ
の仕切り棚であり、該仕切り棚１０は、炭素繊維と植物
パルプからなる混抄発熱シート１１に、防水性及び耐水
性を有する樹脂を含浸させ、更にガラス繊維織布で被覆
し、機械的強度を付与した棚である。該混抄発熱シート
１１の対抗する２辺には、混抄発熱シート１１を発熱さ
せ、仕切り棚１０自体の温度を上昇させるための導電性
金属箔からなる電極１２ａ，１２ｂ及び電源スイッチ２
１ａ，２１ｂ又は２１ｃ（図２）に接続される導線１３
ａ，１３ｂが設けられている。また仕切り棚１０には、
該仕切り棚１０の温度を制御するためのサーモスタット
１４が設けられている。該仕切り棚１０は、混抄発熱シ
ート１１に通電することにより、所望の温度に発熱し、
上方及び下方に熱及び遠赤外線を放射する。
凍機に用いる縦１６０ｃｍ×横５５０ｃｍ×高さ１ｃｍ
の仕切り棚であり、該仕切り棚１０は、炭素繊維と植物
パルプからなる混抄発熱シート１１に、防水性及び耐水
性を有する樹脂を含浸させ、更にガラス繊維織布で被覆
し、機械的強度を付与した棚である。該混抄発熱シート
１１の対抗する２辺には、混抄発熱シート１１を発熱さ
せ、仕切り棚１０自体の温度を上昇させるための導電性
金属箔からなる電極１２ａ，１２ｂ及び電源スイッチ２
１ａ，２１ｂ又は２１ｃ（図２）に接続される導線１３
ａ，１３ｂが設けられている。また仕切り棚１０には、
該仕切り棚１０の温度を制御するためのサーモスタット
１４が設けられている。該仕切り棚１０は、混抄発熱シ
ート１１に通電することにより、所望の温度に発熱し、
上方及び下方に熱及び遠赤外線を放射する。
【００１３】次に図２を参照して、本発明の冷凍食品解
凍機を説明する。図２において２０は、図１に示される
仕切り棚１０を所定間隔をおいて１０枚内設した冷凍食
品解凍機である。該冷凍食品解凍機２０に内設した上側
から３枚の該仕切り棚１０に設けられている導線１３ａ
及び１３ｂは、それぞれのサーモスタット１４を介し
て、温度設定機構付きスイッチ２１ａに接続（図示せ
ず）されており、また前記上側３枚の仕切り棚１０の下
側３枚の仕切り棚１０及び更に下側４枚の仕切り棚１０
は、それぞれ温度設定機構付きスイッチ２１ｂ又は２１
ｃに接続（図示せず）されている。この際最上段に設置
される仕切り棚１０の上面及び最下段に設置される仕切
り棚１０の下面には、熱を遮る反射板及び断熱材（図示
せず）が設置されている。
凍機を説明する。図２において２０は、図１に示される
仕切り棚１０を所定間隔をおいて１０枚内設した冷凍食
品解凍機である。該冷凍食品解凍機２０に内設した上側
から３枚の該仕切り棚１０に設けられている導線１３ａ
及び１３ｂは、それぞれのサーモスタット１４を介し
て、温度設定機構付きスイッチ２１ａに接続（図示せ
ず）されており、また前記上側３枚の仕切り棚１０の下
側３枚の仕切り棚１０及び更に下側４枚の仕切り棚１０
は、それぞれ温度設定機構付きスイッチ２１ｂ又は２１
ｃに接続（図示せず）されている。この際最上段に設置
される仕切り棚１０の上面及び最下段に設置される仕切
り棚１０の下面には、熱を遮る反射板及び断熱材（図示
せず）が設置されている。
【００１４】冷凍食品解凍機２０に内設されるそれぞれ
の仕切り棚１０の上面に、解凍するための冷凍食品を載
置し、各スイッチ２１ａ，２１ｂ，２１ｃによって温度
及び時間を設定し、ドア２２を閉めることにより、一度
に多数の冷凍食品を解凍することができる。この際各仕
切り棚１０により形成される空間は、仕切り棚１０によ
り上下方向から加熱されるので、冷凍食品に対して熱を
略均一に放射することができ、更に炭素繊維を含む混抄
発熱シートを面状発熱シートとして使用することによ
り、遠赤外線を効率よく放射することができる。更にま
た、前記スイッチ２１ａ，２１ｂ，２１ｃの温度設定及
び時間を調節することにより、解凍時間及び温度の異な
る冷凍食品を一度に解凍することができる。
の仕切り棚１０の上面に、解凍するための冷凍食品を載
置し、各スイッチ２１ａ，２１ｂ，２１ｃによって温度
及び時間を設定し、ドア２２を閉めることにより、一度
に多数の冷凍食品を解凍することができる。この際各仕
切り棚１０により形成される空間は、仕切り棚１０によ
り上下方向から加熱されるので、冷凍食品に対して熱を
略均一に放射することができ、更に炭素繊維を含む混抄
発熱シートを面状発熱シートとして使用することによ
り、遠赤外線を効率よく放射することができる。更にま
た、前記スイッチ２１ａ，２１ｂ，２１ｃの温度設定及
び時間を調節することにより、解凍時間及び温度の異な
る冷凍食品を一度に解凍することができる。
【００１５】
【発明の効果】本発明の冷凍食品解凍機は、仕切り棚自
体に熱源である面状発熱シートを設置し、且つ該仕切り
棚を少なくとも３枚以上有するので、少ないスペースで
一度に多数の冷凍食品を解凍することができ、更にそれ
ぞれの冷凍食品に対して熱が、上下方向及び／又は左右
方向から略均一に放射させることができるので、冷凍食
品の味、色及び風味を維持し、解凍時のドリップ等の発
生を防止することができる。また面状発熱シートとして
炭素繊維を含む混抄発熱シート又はカーボンブラックを
用いる場合には、遠赤外線を放射するので、より効率的
に解凍することができる。更に長さ３ｍｍ以上、５ｍｍ
未満及び長さ５ｍｍ以上、１０ｍｍ以下の少なくとも２
種以上の異なる長さを有するピッチ系炭素繊維及び／又
はＰＡＮ（ポリアクリロニトリル）系炭素繊維３〜２０
重量％と、植物パルプ９７〜８０重量％とを含有する厚
さ１５０μｍ以下、秤量５５ｇ／ｍ2以下の混抄発熱シ
−トを面状発熱シートとして用いる場合には、使用電気
量を従来の解凍機に比して大幅に節約することができ
る。
体に熱源である面状発熱シートを設置し、且つ該仕切り
棚を少なくとも３枚以上有するので、少ないスペースで
一度に多数の冷凍食品を解凍することができ、更にそれ
ぞれの冷凍食品に対して熱が、上下方向及び／又は左右
方向から略均一に放射させることができるので、冷凍食
品の味、色及び風味を維持し、解凍時のドリップ等の発
生を防止することができる。また面状発熱シートとして
炭素繊維を含む混抄発熱シート又はカーボンブラックを
用いる場合には、遠赤外線を放射するので、より効率的
に解凍することができる。更に長さ３ｍｍ以上、５ｍｍ
未満及び長さ５ｍｍ以上、１０ｍｍ以下の少なくとも２
種以上の異なる長さを有するピッチ系炭素繊維及び／又
はＰＡＮ（ポリアクリロニトリル）系炭素繊維３〜２０
重量％と、植物パルプ９７〜８０重量％とを含有する厚
さ１５０μｍ以下、秤量５５ｇ／ｍ2以下の混抄発熱シ
−トを面状発熱シートとして用いる場合には、使用電気
量を従来の解凍機に比して大幅に節約することができ
る。
【図１】実施例で作製した冷凍食品解凍機に用いる仕切
り棚を示す斜視図である。
り棚を示す斜視図である。
【図２】実施例で作製した冷凍食品解凍機を示す斜視図
である。
である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 冷凍された食品を解凍するための解凍機
において、該解凍機が、冷凍食品を解凍するための熱源
として、面状発熱シートを備える仕切り棚を少なくとも
３枚以上有し、且つ各々の仕切り棚により形成される空
間内において、冷凍された食品を解凍しうるように、各
々の仕切り棚が所定間隔をおいて設けられていることを
特徴とする冷凍食品解凍機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18259291A JPH0523156A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 冷凍食品解凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18259291A JPH0523156A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 冷凍食品解凍機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0523156A true JPH0523156A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16120984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18259291A Pending JPH0523156A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 冷凍食品解凍機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0523156A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0779756A (ja) * | 1993-09-17 | 1995-03-28 | Nisshin Flour Milling Co Ltd | 冷凍油揚食品の解凍・保温方法 |
| US20210186066A1 (en) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | Illinois Tool Works Inc. | Food thawing cabinet and related methods |
| US20220132892A1 (en) * | 2020-10-30 | 2022-05-05 | Illinois Tool Works Inc. | Food thawing cabinet and related methods |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5235564B2 (ja) * | 1972-01-21 | 1977-09-09 | ||
| JPS62281293A (ja) * | 1986-05-29 | 1987-12-07 | 株式会社ダイリン商事 | 炭素繊維混抄発熱シート及びその製造方法 |
| JPH02154099A (ja) * | 1988-12-06 | 1990-06-13 | N R D:Kk | 炭素繊維混抄発熱シート及びその製造方法 |
| JPH02154100A (ja) * | 1988-12-06 | 1990-06-13 | N R D:Kk | 炭素繊維混抄発熱シート及びその製造方法 |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP18259291A patent/JPH0523156A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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