JPH05229922A - エアゾールフォーム型毛髪化粧料 - Google Patents
エアゾールフォーム型毛髪化粧料Info
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- JPH05229922A JPH05229922A JP7034892A JP7034892A JPH05229922A JP H05229922 A JPH05229922 A JP H05229922A JP 7034892 A JP7034892 A JP 7034892A JP 7034892 A JP7034892 A JP 7034892A JP H05229922 A JPH05229922 A JP H05229922A
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- aerosol
- hair cosmetic
- aerosol container
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 エアゾール容器に充填され、エアゾール容器
の噴出操作でフォーム状噴出物を生成するエアゾールフ
ォームが型毛髪化粧料において、カチオン性高分子物質
を含む第１剤とアニオン性活性剤を含む第２剤とをエア
ゾール容器内に該エアゾール容器の噴出操作で混合可能
に互いに隔離して充填したことを特徴とするエアゾール
フォーム型毛髪化粧料を提供する。 【効果】 本発明のエアゾールフォーム型毛髪化粧料
は、カチオン性高分子を含む第１剤とアニオン性活性剤
を含む第２剤とを別個の容器に充填し、使用時に噴射混
合することにより、カチオン・アニオン複合体が製剤中
に析出して容器の噴出口が目詰まりしたり、または噴射
不良を起こすことなく安定した品質を維持することがで
き、かつ毛髪に優れた仕上り性能を付与することができ
る。
の噴出操作でフォーム状噴出物を生成するエアゾールフ
ォームが型毛髪化粧料において、カチオン性高分子物質
を含む第１剤とアニオン性活性剤を含む第２剤とをエア
ゾール容器内に該エアゾール容器の噴出操作で混合可能
に互いに隔離して充填したことを特徴とするエアゾール
フォーム型毛髪化粧料を提供する。 【効果】 本発明のエアゾールフォーム型毛髪化粧料
は、カチオン性高分子を含む第１剤とアニオン性活性剤
を含む第２剤とを別個の容器に充填し、使用時に噴射混
合することにより、カチオン・アニオン複合体が製剤中
に析出して容器の噴出口が目詰まりしたり、または噴射
不良を起こすことなく安定した品質を維持することがで
き、かつ毛髪に優れた仕上り性能を付与することができ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、特に製剤の保存安定性
に優れると共に、毛髪に優れた仕上り性能を付与するエ
アゾールフォーム型毛髪化粧料に関する。
に優れると共に、毛髪に優れた仕上り性能を付与するエ
アゾールフォーム型毛髪化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
毛髪化粧料の分野においては、エアゾールフォーム型の
ものがその使用性の良さなどの点から多く用いられるよ
うになってきた。このような毛髪化粧料として、カチオ
ン性物質とアニオン性物質とを併用したエアゾールフォ
ーム型毛髪化粧料が知られており、この毛髪化粧料は噴
出時に安定性の良好なフォームが得られ、かつ毛髪に優
れた仕上り性能を付与するものであり、以下のものなど
が提案されている。
毛髪化粧料の分野においては、エアゾールフォーム型の
ものがその使用性の良さなどの点から多く用いられるよ
うになってきた。このような毛髪化粧料として、カチオ
ン性物質とアニオン性物質とを併用したエアゾールフォ
ーム型毛髪化粧料が知られており、この毛髪化粧料は噴
出時に安定性の良好なフォームが得られ、かつ毛髪に優
れた仕上り性能を付与するものであり、以下のものなど
が提案されている。
【０００３】（１）カチオン重合体とアニオン重合体を
ベースにしたエアゾールフォーム（特開昭５７−１９７
２０６号公報）。 （２）カチオン性高分子物質とアニオン性活性剤とノニ
オン性活性剤をベースとしたエアゾールフォーム（特開
昭６２−１７９９号公報）。 （３）リン酸エステルとカチオン性活性剤とノニオン性
活性剤とカチオン性高分子物質をベースとしたエアゾー
ルフォーム（特開昭６３−１６５４７７号公報）。
ベースにしたエアゾールフォーム（特開昭５７−１９７
２０６号公報）。 （２）カチオン性高分子物質とアニオン性活性剤とノニ
オン性活性剤をベースとしたエアゾールフォーム（特開
昭６２−１７９９号公報）。 （３）リン酸エステルとカチオン性活性剤とノニオン性
活性剤とカチオン性高分子物質をベースとしたエアゾー
ルフォーム（特開昭６３−１６５４７７号公報）。
【０００４】しかしながら、上記カチオン性物質・アニ
オン性物質併用系では系中のカチオン・アニオン複合体
の量が多いと、系に溶解しきれずに析出し、即ち、毛髪
化粧料においてはカチオン・アニオン複合体が製剤中で
安定して存在することができず、このためエアゾールフ
ォーム容器の噴出口が目詰まりしたり、または噴出不良
を起こしたりするという問題点がある。
オン性物質併用系では系中のカチオン・アニオン複合体
の量が多いと、系に溶解しきれずに析出し、即ち、毛髪
化粧料においてはカチオン・アニオン複合体が製剤中で
安定して存在することができず、このためエアゾールフ
ォーム容器の噴出口が目詰まりしたり、または噴出不良
を起こしたりするという問題点がある。
【０００５】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
カチオン性物質及びアニオン性物質の量に関係なくこれ
らが安定して存在し得る製剤を得ることができ、長期保
存した後でも容器の噴出口の目詰まりや、または噴出不
良を起こすことがないと共に、仕上り性能の優れたエア
ゾールフォーム型毛髪化粧料を提供することを目的とす
る。
カチオン性物質及びアニオン性物質の量に関係なくこれ
らが安定して存在し得る製剤を得ることができ、長期保
存した後でも容器の噴出口の目詰まりや、または噴出不
良を起こすことがないと共に、仕上り性能の優れたエア
ゾールフォーム型毛髪化粧料を提供することを目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、カチオン性
高分子物質を含む第１剤とアニオン性活性剤を含む第２
剤をエアゾール容器内において互いに隔離された別個の
容器に充填し、使用時の噴射操作で第１剤と第２剤とを
噴射混合してフォーム状噴出物を生成することにより、
カチオン性高分子物質を含む第１剤とアニオン性活性剤
を含む第２剤とが噴射時までは混合することがないの
で、カチオン・アニオン複合体が形成され、これが製剤
中から析出して噴出口が目詰まりしたり、または噴出不
良を起こすことがなく安定した品質のエアゾールフォー
ム型毛髪化粧料が得られることを知見し、本発明をなす
に至った。
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、カチオン性
高分子物質を含む第１剤とアニオン性活性剤を含む第２
剤をエアゾール容器内において互いに隔離された別個の
容器に充填し、使用時の噴射操作で第１剤と第２剤とを
噴射混合してフォーム状噴出物を生成することにより、
カチオン性高分子物質を含む第１剤とアニオン性活性剤
を含む第２剤とが噴射時までは混合することがないの
で、カチオン・アニオン複合体が形成され、これが製剤
中から析出して噴出口が目詰まりしたり、または噴出不
良を起こすことがなく安定した品質のエアゾールフォー
ム型毛髪化粧料が得られることを知見し、本発明をなす
に至った。
【０００７】従って、本発明は、エアゾール容器に充填
され、エアゾール容器の噴出操作でフォーム状噴出物を
生成するエアゾールフォーム型毛髪化粧料において、カ
チオン性高分子物質を含む第１剤とアニオン性活性剤を
含む第２剤とをエアゾール容器内に該エアゾール容器の
噴出操作で混合可能に互いに隔離して充填したことを特
徴とするエアゾールフォーム型毛髪化粧料を提供する。
され、エアゾール容器の噴出操作でフォーム状噴出物を
生成するエアゾールフォーム型毛髪化粧料において、カ
チオン性高分子物質を含む第１剤とアニオン性活性剤を
含む第２剤とをエアゾール容器内に該エアゾール容器の
噴出操作で混合可能に互いに隔離して充填したことを特
徴とするエアゾールフォーム型毛髪化粧料を提供する。
【０００８】ここで、本発明の第１の必須成分であるカ
チオン性高分子物質は、例えばヒドロキシセルロースと
グリシジルトリメチルアンモニウムクロリドとのエーテ
ル［商品名：レオガードＧ，レオガードＫＧ，レオガー
ドＭＧＰ，レオガードＭＬＰ（ライオン社製）、ポリマ
ーＪＲ−３０Ｍ−１２５，ポリマーＪＲ−３０Ｍ−４０
０（ユニオンカーバイド社製）］、ビニルピロリドン−
ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体の４級化物
［商品名：ＧＡＦＱＵＡＴ７３４，ＧＡＦＱＵＡＴ７５
５（ＧＡＦ社製）］、ジメチルアリルアンモニウムクロ
ライド重合体［商品名：ＭＥＲＱＵＴＡ１００（メルク
社製）］、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド−
アクリロアマイド共重合体［商品名：ＭＥＲＱＵＡＴ５
５０（メルク社製）］がある。これらの化合物の中で特
にヒドロキシセルロースとグリシジルトリメチルアンモ
ニウムクロリドとのエーテルが好ましい。
チオン性高分子物質は、例えばヒドロキシセルロースと
グリシジルトリメチルアンモニウムクロリドとのエーテ
ル［商品名：レオガードＧ，レオガードＫＧ，レオガー
ドＭＧＰ，レオガードＭＬＰ（ライオン社製）、ポリマ
ーＪＲ−３０Ｍ−１２５，ポリマーＪＲ−３０Ｍ−４０
０（ユニオンカーバイド社製）］、ビニルピロリドン−
ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体の４級化物
［商品名：ＧＡＦＱＵＡＴ７３４，ＧＡＦＱＵＡＴ７５
５（ＧＡＦ社製）］、ジメチルアリルアンモニウムクロ
ライド重合体［商品名：ＭＥＲＱＵＴＡ１００（メルク
社製）］、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド−
アクリロアマイド共重合体［商品名：ＭＥＲＱＵＡＴ５
５０（メルク社製）］がある。これらの化合物の中で特
にヒドロキシセルロースとグリシジルトリメチルアンモ
ニウムクロリドとのエーテルが好ましい。
【０００９】本発明の第２必須成分であるアニオン性活
性剤は、水／エタノール＝１００／０〜７０／３０重量
％に可溶なものが好適に使用される。具体的にはポリオ
キシアルキレンリン酸、ポリオキシアルキレンアルキル
フェニルエーテルリン酸、ポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテルリン酸、ポリオキシアルキレンジアルキルフ
ェニルエーテルリン酸、ポリオキシアルキレントリアル
キルエーテルリン酸、（これらのリン酸エステルを構成
するオキシアルキレン基はオキシエチレン、オキシプロ
ピレン、オキシブチレン又はそれらの混合物であり、ア
ルキル基の炭素鎖長は３〜２２であり、オキシアルキレ
ン基の付加モル数は０〜４０であることが好ましい）及
びそれらのナトリウム塩、カリウム塩、トリメチルアミ
ン塩、トリエチルアミン塩、モノエタノールアミン塩、
ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩（部分
中和物及び完全中和物も包含する）、Ｎ−ラウリン酸ア
シル−Ｌ−グルタミン酸モノナトリウム、Ｎ−ヤシ油脂
肪酸アシル−Ｌ−グルタミン酸モノトリエタノールアミ
ン、Ｎ−ミリスチン酸アシル−Ｌ−グルタミン酸モノナ
トリウム、ラウリン酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ
油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、Ｎ−ラウリン酸ア
シルサルコシンナトリウム、Ｎ−ヤシ油脂肪酸アシルサ
ルコシンナトリウム、Ｎ−ヤシ油脂肪酸アシル−Ｎ−メ
チル−β−アラニンナトリウム、及びイセチアン酸ナト
リウムなどが挙げられる。これらの化合物の中で特にリ
ン酸エステル類、及び窒素原子含有化合物、特にＮ−脂
肪酸（炭素数８〜１８）アシル−Ｌ−グルタミン酸塩、
Ｎ−脂肪酸（炭素数８〜１８）−Ｎ−メチルタウリン酸
塩、Ｎ−脂肪酸（炭素数８〜１８）アシルサルコシン縮
合物塩が好適に使用される。
性剤は、水／エタノール＝１００／０〜７０／３０重量
％に可溶なものが好適に使用される。具体的にはポリオ
キシアルキレンリン酸、ポリオキシアルキレンアルキル
フェニルエーテルリン酸、ポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテルリン酸、ポリオキシアルキレンジアルキルフ
ェニルエーテルリン酸、ポリオキシアルキレントリアル
キルエーテルリン酸、（これらのリン酸エステルを構成
するオキシアルキレン基はオキシエチレン、オキシプロ
ピレン、オキシブチレン又はそれらの混合物であり、ア
ルキル基の炭素鎖長は３〜２２であり、オキシアルキレ
ン基の付加モル数は０〜４０であることが好ましい）及
びそれらのナトリウム塩、カリウム塩、トリメチルアミ
ン塩、トリエチルアミン塩、モノエタノールアミン塩、
ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩（部分
中和物及び完全中和物も包含する）、Ｎ−ラウリン酸ア
シル−Ｌ−グルタミン酸モノナトリウム、Ｎ−ヤシ油脂
肪酸アシル−Ｌ−グルタミン酸モノトリエタノールアミ
ン、Ｎ−ミリスチン酸アシル−Ｌ−グルタミン酸モノナ
トリウム、ラウリン酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ
油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、Ｎ−ラウリン酸ア
シルサルコシンナトリウム、Ｎ−ヤシ油脂肪酸アシルサ
ルコシンナトリウム、Ｎ−ヤシ油脂肪酸アシル−Ｎ−メ
チル−β−アラニンナトリウム、及びイセチアン酸ナト
リウムなどが挙げられる。これらの化合物の中で特にリ
ン酸エステル類、及び窒素原子含有化合物、特にＮ−脂
肪酸（炭素数８〜１８）アシル−Ｌ−グルタミン酸塩、
Ｎ−脂肪酸（炭素数８〜１８）−Ｎ−メチルタウリン酸
塩、Ｎ−脂肪酸（炭素数８〜１８）アシルサルコシン縮
合物塩が好適に使用される。
【００１０】カチオン性高分子物質及びアニオン性活性
剤の配合量は、それぞれ第１剤及び第２剤に対し、０．
１〜１０％（重量％、以下同じ）とすることが好まし
い。配合量が０．１％未満では仕上り性能が十分ではな
く、また、配合量が１０％を超えるとべたつきが大きく
なる場合がある。また、使用時濃度は第１剤、第２剤を
等量混合した場合、０．１〜５％とすることが好まし
い。
剤の配合量は、それぞれ第１剤及び第２剤に対し、０．
１〜１０％（重量％、以下同じ）とすることが好まし
い。配合量が０．１％未満では仕上り性能が十分ではな
く、また、配合量が１０％を超えるとべたつきが大きく
なる場合がある。また、使用時濃度は第１剤、第２剤を
等量混合した場合、０．１〜５％とすることが好まし
い。
【００１１】本発明の使用時混合型のエアゾールフォー
ム型毛髪化粧料には通常用いられる任意成分を本発明の
効果に影響のない範囲で配合することができる。このよ
うな成分として、カチオン性高分子物質を含む第１剤に
はアニオン性活性剤、アニオン性活性剤を含む第２剤に
はカチオン性高分子物質をそれぞれ配合し得、また、第
１剤，第２剤に共通の成分として、ポリビニルピロリド
ン，ビニルピロリドン酢酸ビニル共重合体等のノニオン
性高分子物質及びメタクリル酸エステル共重合体の４級
化物［商品名：ユカフォーマーＡＭ−７５Ｗ（ダイヤケ
ムコム社製）］等の両性高分子物質をセット剤として、
プロピレングリコール，グリセリン，ポリエチレングリ
コール，ソルビット，マビット等の多価アルコール、カ
チオン性活性剤，非イオン性活性剤，両性活性剤等の界
面活性剤、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレンブ
チルエーテル，ポリオキシプロピレンメチルグルコース
エーテル等の親水性油剤、メチルポリシロキサン，高重
合メチルポリシロキサン，ジメチルポリシロキサンポリ
オキシアルキレン共重合体，アミノ変性ポリシロキサン
等のケイ素誘導体、流動イソパラフィン，軽質流動イソ
パラフィン等の炭化水素類、及びタンパン加水分解物等
を仕上性能向上剤として、硫酸第一鉄，塩化第一鉄，酢
酸第一鉄，リン酸第一鉄等の第一鉄塩と没食子酸プロピ
ル，ピロガロール，アスコルビン酸等の有機酸による有
色錯体または色素を着色剤として、パラベン類，安息香
酸塩，グルコン酸クロルヘキシジン，トリクロ酸等を殺
菌防腐剤として、クエン酸，トリエタノールアミン，水
酸化ナトリウム等をｐＨ調整剤として、その他、ｌ−メ
ントール等の清涼感剤、ビタミン，生薬，紫外線吸収
剤，酸化防止剤，香料，エタノール等を配合することが
できる。
ム型毛髪化粧料には通常用いられる任意成分を本発明の
効果に影響のない範囲で配合することができる。このよ
うな成分として、カチオン性高分子物質を含む第１剤に
はアニオン性活性剤、アニオン性活性剤を含む第２剤に
はカチオン性高分子物質をそれぞれ配合し得、また、第
１剤，第２剤に共通の成分として、ポリビニルピロリド
ン，ビニルピロリドン酢酸ビニル共重合体等のノニオン
性高分子物質及びメタクリル酸エステル共重合体の４級
化物［商品名：ユカフォーマーＡＭ−７５Ｗ（ダイヤケ
ムコム社製）］等の両性高分子物質をセット剤として、
プロピレングリコール，グリセリン，ポリエチレングリ
コール，ソルビット，マビット等の多価アルコール、カ
チオン性活性剤，非イオン性活性剤，両性活性剤等の界
面活性剤、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレンブ
チルエーテル，ポリオキシプロピレンメチルグルコース
エーテル等の親水性油剤、メチルポリシロキサン，高重
合メチルポリシロキサン，ジメチルポリシロキサンポリ
オキシアルキレン共重合体，アミノ変性ポリシロキサン
等のケイ素誘導体、流動イソパラフィン，軽質流動イソ
パラフィン等の炭化水素類、及びタンパン加水分解物等
を仕上性能向上剤として、硫酸第一鉄，塩化第一鉄，酢
酸第一鉄，リン酸第一鉄等の第一鉄塩と没食子酸プロピ
ル，ピロガロール，アスコルビン酸等の有機酸による有
色錯体または色素を着色剤として、パラベン類，安息香
酸塩，グルコン酸クロルヘキシジン，トリクロ酸等を殺
菌防腐剤として、クエン酸，トリエタノールアミン，水
酸化ナトリウム等をｐＨ調整剤として、その他、ｌ−メ
ントール等の清涼感剤、ビタミン，生薬，紫外線吸収
剤，酸化防止剤，香料，エタノール等を配合することが
できる。
【００１２】本発明の化粧料はエアゾールフォーム型に
調製するため、第１剤及び第２剤共に噴射剤を配合する
が、このような噴射剤としては液化石油ガス，ジメチル
エーテル等を使用することができ、上記成分のうち水溶
性成分と油溶性成分とを別々に溶解混合し、これらと噴
射剤とを共に第１剤及び第２剤用の容器に充填するとい
う通常のエアゾールタイプ化粧料と同様の方法で調製す
ることができる。
調製するため、第１剤及び第２剤共に噴射剤を配合する
が、このような噴射剤としては液化石油ガス，ジメチル
エーテル等を使用することができ、上記成分のうち水溶
性成分と油溶性成分とを別々に溶解混合し、これらと噴
射剤とを共に第１剤及び第２剤用の容器に充填するとい
う通常のエアゾールタイプ化粧料と同様の方法で調製す
ることができる。
【００１３】本発明のエアゾール型毛髪化粧料は、上記
第１剤と第２剤とをそれぞれエアゾール容器内に使用時
の噴出操作で互いに混合可能に隔離して充填するもので
あり、従ってエアゾール容器としてはかかる構成が可能
なもの、即ち第１剤と第２剤とが互いに隔離して充填さ
れる２室（別個の容器）を有し、かつこれら２室がエア
ゾール容器の口部噴出路で連通して互いに混合され噴出
される構造のものであればいずれのものでもよい。
第１剤と第２剤とをそれぞれエアゾール容器内に使用時
の噴出操作で互いに混合可能に隔離して充填するもので
あり、従ってエアゾール容器としてはかかる構成が可能
なもの、即ち第１剤と第２剤とが互いに隔離して充填さ
れる２室（別個の容器）を有し、かつこれら２室がエア
ゾール容器の口部噴出路で連通して互いに混合され噴出
される構造のものであればいずれのものでもよい。
【００１４】本発明の毛髪化粧料は、カチオン性高分子
物質を含む第１剤とアニオン性活性剤を含む第２剤を使
用前は隔離し、使用時に噴射混合することにより、製剤
の安定性が優れ、かつ仕上り性能の優れたエアゾールフ
ォームが容易に得られ、スタイリングフォーム、トリー
トメントフォーム、ヘアリキッドフォーム、泡状毛髪着
色料などに好適に使用することができる。
物質を含む第１剤とアニオン性活性剤を含む第２剤を使
用前は隔離し、使用時に噴射混合することにより、製剤
の安定性が優れ、かつ仕上り性能の優れたエアゾールフ
ォームが容易に得られ、スタイリングフォーム、トリー
トメントフォーム、ヘアリキッドフォーム、泡状毛髪着
色料などに好適に使用することができる。
【００１５】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。
【００１６】まず、各例の説明に先立って、各例で採用
した試験法について説明する。 （１）製剤中の不溶固型分 エアゾール用ガラスビンに各製剤を充填し、製剤中の不
溶固型分の有無を目視で評価した。 （２）しっとり感、べたつきのなさ 男性及び女性の専門テスター各５名、計１０名により実
用評価を実施し、下記基準に従って評価した。 ◎：極めて良好 ○：良好 △：やや悪い ×：悪い
した試験法について説明する。 （１）製剤中の不溶固型分 エアゾール用ガラスビンに各製剤を充填し、製剤中の不
溶固型分の有無を目視で評価した。 （２）しっとり感、べたつきのなさ 男性及び女性の専門テスター各５名、計１０名により実
用評価を実施し、下記基準に従って評価した。 ◎：極めて良好 ○：良好 △：やや悪い ×：悪い
【００１７】［実施例１］ （原液）第１剤 レオガードＫＧ ２．０ ％ Ｎ−ヤシ油脂肪酸アシル−Ｌ−グルタミン酸 モノトリエタノールアミン ０．２ ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ０．２ ＰＯＥ（３０）ステアリルエーテル ０．２ 硫酸第一鉄 ０．６ クエン酸 ０．２ 香 料 ０．２ エタノール １５．０精製水 残 計 １００．０
【００１８】第２剤 ＰＯＥ（９）ドデシルエーテルリン酸 ６．０ ％ ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ０．２ ＰＯＥ（３０）ステアリルエーテル ０．２ トリエタノールアミン ０．１ 香料 ０．２ 没食子酸プロピル ０．２ 色素黒−４０１ ０．０６ エタノール １５．０精製水 残 計 １００．０
【００１９】（製剤）第１剤、第２剤それぞれと液化石
油ガスを９３：７の重量比で、噴出時に第１剤を含む製
剤と第２剤を含む製剤が混合し得るエアゾール容器内の
互いに隔離された別個の密封容器に充填した。
油ガスを９３：７の重量比で、噴出時に第１剤を含む製
剤と第２剤を含む製剤が混合し得るエアゾール容器内の
互いに隔離された別個の密封容器に充填した。
【００２０】［実施例２］ （原液）第１剤 レオガードＫＧ ２．０ ％ ＰＯＥ（１５）ノニルフェニルエーテル ０．２ ＰＯＥ（３０）ステアリルエーテル ０．２ 硫酸第一鉄 ０．８ ｌ−メントール ０．１ 香料 ０．３ エタノール １０．０精製水 残 計 １００．０
【００２１】第２剤 Ｎ−ヤシ油脂肪酸アシル−Ｌ−グルタミン酸 モノトリエタノールアミン ２．０ ％ ＰＯＥ（１５）ノニルフェニルエーテル ０．２ ＰＯＥ（３０）ステアリルエーテル ０．２ 没食子酸プロピル ０．４ ポリビニルピロリドン ０．５ トリエタノールアミン ０．０２ 香料 ０．３ エタノール １０．０精製水 残 計 １００．０
【００２２】（製剤）実施例１と同様にして調製した。
【００２３】［実施例３］ （原液）第１剤 レオガードＫＧ １０．０ ％ ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ０．２ ＰＯＥ（５０）硬化ヒマシ油 ０．２ 香料 ０．４ エタノール ２０．０精製水 残 計 １００．０
【００２４】第２剤 ラウリン酸メチルタウリンナトリウム １０．０ ％ ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ０．２ ＰＯＥ（５０）硬化ヒマシ油 ０．２ トリエタノールアミン ０．２ 香料 ０．４ エタノール ２０．０精製水 残 計 １００．０
【００２５】（製剤）実施例１と同様にして調製した。
【００２６】［実施例４］ （原液）第１剤 ＧＡＦＱＵＡＴ７５５ ４．０ ％ ＰＯＥ（１５）ノニルフェニルエーテル ０．２ ＰＯＥ（５０）硬化ヒマシ油 ０．２ 香料 ０．１ エタノール １５．０精製水 残 計 １００．０
【００２７】第２剤 ＰＯＰ（３５）ブチルエーテルリン酸 ４．０ ％ ＰＯＥ（１５）ノニルフェニルエーテル ０．２ ＰＯＥ（５０）硬化ヒマシ油 ０．２ トリエタノールアミン ０．２ ｌ−メントール ０．１ 香料 ０．１ エタノール １５．０精製水 残 計 １００．０
【００２８】（製剤）実施例１と同様にして調製した。
【００２９】［実施例５］ （原液）第１剤 ＭＥＲＱＵＡＴ５５０ ８．０ ％ ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ０．２ ＰＯＥ（３０）ステアリルエーテル ０．２ 硫酸第一鉄 ０．２ 香料 ０．２ エタノール １０．０精製水 残 計 １００．０
【００３０】第２剤 レオガードＫＧ ０．２ ％ ＰＯＥ（６．５）ジノニルフェニルエーテルリン酸 ３．０ ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ０．２ ＰＯＥ（３０）ステアリルエーテル ０．２ トリエタノールアミン ０．１ 香料 ０．２ エタノール １０．０精製水 残 計 １００．０
【００３１】（製剤）実施例１と同様にして調製した。
【００３２】［比較例１］ （原液） レオガードＫＧ １．０ ％ ＰＯＥ（６．５）ジノニルフェニルエーテスリン酸 ３．０ Ｎ−ヤシ油脂肪酸アシル−Ｌ−グルタミン酸 モノトリエタノールアミン ０．２ ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ０．２ ＰＯＥ（３０）ステアリルエーテル ０．２ 硫酸第一鉄 ０．３ クエン酸 ０．１ 香料 ０．２ 色素黒−４０１ ０．０３ エタノール １５．０精製水 残 計 １００．０
【００３３】（製剤）原液と液化石油ガスを重量比９
３：７でエアゾール容器（内容品収容部は１室のみ）に
充填した。
３：７でエアゾール容器（内容品収容部は１室のみ）に
充填した。
【００３４】［比較例２］ （原液） レオガードＫＧ ６．０ ％ ラウリン酸メチルタウリンナトリウム ６．０ ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ０．２ ＰＯＥ（５０）硬化ヒマシ油 ０．２ トリエタノールアミン ０．２ 香料 ０．４ エタノール ２０．０精製水 残 計 １００．０
【００３５】（製剤）比較例１と同様にして調製した。
【００３６】［比較例３］ （原液） ＧＡＦＱＵＡＴ７５５ ３．０ ％ ＰＯＥ（９）ドデシルエーテルリン酸 ３．０ ＰＯＥ（１５）ノニルフェニルエーテル ０．２ ＰＯＥ（５０）硬化ヒマシ油 ０．２ ポリビニルピロリドン ０．３ ｌ−メントール ０．１ 香料 ０．２ エタノール １５．０精製水 残 計 １００．０
【００３７】（製剤）比較例１と同様にして調製した。
【００３８】［比較例４］ （原液） ＭＥＲＱＵＡＴ５５０ ２．０ ％ ＰＯＥ（６．５）ジノニルフェニルエーテルリン酸 ２．０ ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ０．２ ＰＯＥ（３０）ステアリルエーテル ０．２ トリエタノールアミン ０．０１ 香料 ０．３ エタノール ２０．０精製水 残 計 １００．０
【００３９】（製剤）比較例１と同様にして調製した。
【００４０】得られた毛髪化粧料について行った試験結
果を表１に示す。
果を表１に示す。
【００４１】
【表１】
【００４２】
【発明の効果】本発明のエアゾールフォーム型毛髪化粧
料は、カチオン性高分子物質を含む第１剤とアニオン性
活性剤を含む第２剤とを別個の容器に充填し、使用時に
噴射混合することにより、カチオン・アニオン複合体が
製剤中に析出して容器の噴出口が目詰まりしたり、また
は噴射不良を起こすことなく安定した品質を維持するこ
とができ、かつ毛髪に優れた仕上り性能を付与すること
ができる。
料は、カチオン性高分子物質を含む第１剤とアニオン性
活性剤を含む第２剤とを別個の容器に充填し、使用時に
噴射混合することにより、カチオン・アニオン複合体が
製剤中に析出して容器の噴出口が目詰まりしたり、また
は噴射不良を起こすことなく安定した品質を維持するこ
とができ、かつ毛髪に優れた仕上り性能を付与すること
ができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成４年４月７日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００８
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００８】ここで、本発明の第１の必須成分であるカ
チオン性高分子物質は、例えばヒドロキシセルロースと
グリシジルトリメチルアンモニウムクロリドとのエーテ
ル［商品名：レオガードＧ，レオガードＫＧ，レオガー
ドＭＧＰ，レオガードＭＬＰ（ライオン社製）、ポリマ
ーＪＲ−３０Ｍ−１２５，ポリマーＪＲ−３０Ｍ−４０
０（ユニオンカーバイド社製）］、ビニルピロリドン−
ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体の４級化物
［商品名：ＧＡＦＱＵＡＴ７３４，ＧＡＦＱＵＡＴ７５
５（ＧＡＦ社製）］、ジメチルジアリルアンモニウムク
ロライド重合体［商品名：ＭＥＲＱＵＡＴ１００（メル
ク社製）］、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド
−アクリロアマイド共重合体［商品名：ＭＥＲＱＵＡＴ
５５０（メルク社製）］がある。これらの化合物の中で
特にヒドロキシセルロースとグリシジルトリメチルアン
モニウムクロリドとのエーテルが好ましい。
チオン性高分子物質は、例えばヒドロキシセルロースと
グリシジルトリメチルアンモニウムクロリドとのエーテ
ル［商品名：レオガードＧ，レオガードＫＧ，レオガー
ドＭＧＰ，レオガードＭＬＰ（ライオン社製）、ポリマ
ーＪＲ−３０Ｍ−１２５，ポリマーＪＲ−３０Ｍ−４０
０（ユニオンカーバイド社製）］、ビニルピロリドン−
ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体の４級化物
［商品名：ＧＡＦＱＵＡＴ７３４，ＧＡＦＱＵＡＴ７５
５（ＧＡＦ社製）］、ジメチルジアリルアンモニウムク
ロライド重合体［商品名：ＭＥＲＱＵＡＴ１００（メル
ク社製）］、ジメチルジアリルアンモニウムクロライド
−アクリロアマイド共重合体［商品名：ＭＥＲＱＵＡＴ
５５０（メルク社製）］がある。これらの化合物の中で
特にヒドロキシセルロースとグリシジルトリメチルアン
モニウムクロリドとのエーテルが好ましい。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００３２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００３２】［比較例１］ （原液） レオガードＫＧ １．０ ％ＰＯＥ（６．５）ジノニルフェニルエーテルリン酸 ３．０ Ｎ−ヤシ油脂肪酸アシル−Ｌ−グルタミン酸 モノトリエタノールアミン ０．２ ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド ０．２ ＰＯＥ（３０）ステアリルエーテル ０．２ 硫酸第一鉄 ０．３ クエン酸 ０．１ 香料 ０．２ 色素黒−４０１ ０．０３ エタノール １５．０精製水 残 計 １００．０
Claims (1)
- 【請求項１】 エアゾール容器に充填され、エアゾール
容器の噴出操作でフォーム状噴出物を生成するエアゾー
ルフォーム型毛髪化粧料において、カチオン性高分子物
質を含む第１剤とアニオン性活性剤を含む第２剤とをエ
アゾール容器内に該エアゾール容器の噴出操作で混合可
能に互いに隔離して充填したことを特徴とするエアゾー
ルフォーム型毛髪化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7034892A JPH05229922A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | エアゾールフォーム型毛髪化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7034892A JPH05229922A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | エアゾールフォーム型毛髪化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05229922A true JPH05229922A (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=13428839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7034892A Pending JPH05229922A (ja) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | エアゾールフォーム型毛髪化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05229922A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015093839A (ja) * | 2013-11-08 | 2015-05-18 | ホーユー株式会社 | 非酸化染毛２剤型染毛剤 |
-
1992
- 1992-02-20 JP JP7034892A patent/JPH05229922A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015093839A (ja) * | 2013-11-08 | 2015-05-18 | ホーユー株式会社 | 非酸化染毛２剤型染毛剤 |
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