JPH05226941A - 演算増幅回路の利得調整方法 - Google Patents

演算増幅回路の利得調整方法

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JPH05226941A
JPH05226941A JP6136392A JP6136392A JPH05226941A JP H05226941 A JPH05226941 A JP H05226941A JP 6136392 A JP6136392 A JP 6136392A JP 6136392 A JP6136392 A JP 6136392A JP H05226941 A JPH05226941 A JP H05226941A
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JP
Japan
Prior art keywords
resistor
operational amplifier
gain
amplifier circuit
terminal
Prior art date
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Pending
Application number
JP6136392A
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English (en)
Inventor
Takao Miyagawa
宮川孝男
Akinori Kashio
樫尾昭則
Makoto Yasuda
安田誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】特性が劣化することのない演算増幅回路の利得
調整方法を提供する。 【構成】負入力端1a、正入力端1bおよび出力端1c
を有する演算増幅器1と、その演算増幅器1に接続され
る絶縁基板上に設けた膜抵抗とを少なくとも備えてなる
演算増幅回路において、第1の抵抗R1の一端を信号入
力端INに第1の抵抗R1の他端を負入力端1aまたは
正入力端1bに接続し、第1の抵抗R1の他端と出力端
1cおよび信号出力端OUTとの間に第2の抵抗R2と
第3の抵抗R3との直列回路を接続し、第4の抵抗R4の
一端を第2の抵抗R2と第3の抵抗R3との接続点に第4
の抵抗R4の他端をアースに接続し、利得を上げる場合
は第2の抵抗R2または第3の抵抗R3の抵抗値を調整
し、利得を下げる場合は第4の抵抗R4の抵抗値を調整
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、演算増幅回路の利得調
整方法に関し、さらに詳細には、帰還型の演算増幅回路
の利得調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の演算増幅回路の利得調整方法は、
以下に述べるような方法で行われていた。まず、図4に
演算増幅回路を示す。この図において、20は演算増幅
器であり、負入力端20a、正入力端20b、出力端2
0cを有している。R21は、その一端が信号入力端IN
に、かつその他端が負入力端20aに接続された第1の
抵抗、R22は、その一端が第1の抵抗R21の他端に接続
され、かつその他端が出力端20cに接続された第2の
抵抗であり、この第2の抵抗R22は演算増幅器20から
の出力を帰還するためのものである。Rcは、その一端
が正入力端20bに、その他端がアースに接続された補
償用抵抗であり、入力バイアス電流の影響を少なくする
ためのものである。なお、上記出力端20cは信号出力
端OUTへ接続されている。このような構成の演算増幅
回路における利得Gは、G=−R22/R21で表される。
この演算増幅回路は、たとえば、ハイブリッドIC技術
を用いて構成されており、この回路における抵抗は、絶
縁基板上に設けた膜抵抗によって形成されるものである
ため、その抵抗値を上げる方向にしか調整することがで
きなかった。したがって、利得を上げる場合はR22を、
利得を下げる場合はR21を、それぞれ調整していた。
【0003】図5に他の演算増幅回路を示す。この回路
における図4に示す回路との相違点は、出力端20cと
アースとの間に、第3の抵抗R23と第4の抵抗R24との
直列回路を設け、第3の抵抗R23と第4の抵抗R24との
接続点から信号出力端OUTを引き出したものである。
この回路における利得Gは、G=−R22・R24/R21
(R24+R23)で表される。この回路における抵抗も、
上記と同じように形成されるものであるため、その抵抗
値を上げる方向にしか調整することができなかった。し
たがって、利得を上げる場合はR22を、利得を下げる場
合はR21またはR23を、それぞれ調整していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、絶縁基板
上に膜抵抗を設けて構成される演算増幅回路において利
得を下げる場合は、信号入力端INに接続された第1の
抵抗R21または出力信号端OUTに接続された第3の抵
抗R23をトリミングすることにより、その抵抗値を調整
していた。しかしながら、これらの抵抗を調整すると、
入力または出力のインピーダンスが変わってしまい、信
号入力端INに接続される外部回路または信号出力端O
UTに接続される外部回路との間にミスマッチングが生
じてしまう。その結果、特性ロスが生じてしまい、所望
の特性が得られないという不都合があった。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、特性が劣化することのない演算増幅回路の
利得調整方法を提供することを目的にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による演算増幅回
路の利得調整方法は、上記目的を達成するために、負入
力端、正入力端および出力端を有する演算増幅器と、そ
の演算増幅器に接続される絶縁基板上に設けた膜抵抗と
を少なくとも備えてなる演算増幅回路において、第1の
抵抗の一端を信号入力端に、第1の抵抗の他端を上記負
入力端または正入力端に接続し、第1の抵抗の他端と上
記出力端および信号出力端との間に第2の抵抗と第3の
抵抗との直列回路を接続し、第4の抵抗の一端を第2の
抵抗と第3の抵抗との接続点に、第4の抵抗の他端をア
ースに接続し、利得を上げる場合は第2の抵抗または第
3の抵抗の抵抗値を調整し、利得を下げる場合は第4の
抵抗の抵抗値を調整することを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明による演算増幅回路の利得調整方法にお
いては、上記のように、利得を調整するための抵抗であ
る第2の抵抗、第3の抵抗および第4の抵抗は、演算増
幅器の出力端と入力端とを接続するための帰還抵抗を構
成している。理想的な演算増幅器では、内部インピーダ
ンスがゼロになるため、上記帰還抵抗の両端でのインピ
ーダンスはゼロになる。したがって、帰還抵抗の抵抗値
を調整しても、帰還抵抗の両端でのインピーダンスほと
んど変化することがない。そのため、帰還抵抗の抵抗値
を調整しても入出力のインピーダンスが、ほとんど変わ
ることがないため、特性が劣化することがない。
【0008】
【実施例】図1を参照して、本発明の一実施例の演算増
幅回路の利得調整方法を説明する。図1は反転増幅型の
演算増幅回路を示している。この図において、1は演算
増幅器であり、負入力端1a、正入力端1b、出力端1
cを有している。R1は、その一端が信号入力端IN
に、かつその他端が負入力端1aに接続された第1の抵
抗である。R2、R3、R4は、演算増幅器1の出力端1
cからの出力を負入力端1aに帰還させるための帰還抵
抗を構成しており、この帰還抵抗のうち、R2は、その
一端が第1の抵抗の他端に接続された第2の抵抗であ
り、R3は、その一端が出力端1cおよび信号出力端O
UTに接続された第3の抵抗であり、この第2の抵抗R
2の他端と第3の抵抗R3の他端とが接続されている。R
4は、その一端が第2の抵抗R2と第3の抵抗R3の接続
点に接続され、かつその他端がアースに接続されている
第4の抵抗である。この帰還抵抗をRrで示すと、帰還
抵抗Rrは、Rr=R2+R3+R2R3/R4、で表すことができる。
Rcは、その一端が正入力端1bに、その他端がアース
に接続された補償用抵抗であり、入力バイアス電流の影
響を少なくするためのものである。なお、上記出力端1
cは信号出力端OUTへ接続されている。この演算増幅
回路は、たとえば、ハイブリッドIC技術等によって構
成されており、この回路における抵抗は、絶縁基板上に
設けた膜抵抗によって形成されるものである。この膜抵
抗は、絶縁基板上に直接形成してもよいし、膜抵抗を形
成したチップ抵抗を絶縁基板上に搭載してもよい。
【0009】このような構成の演算増幅回路における利
得Gは、G=−(R2+R3+R2R3/R4)/R1、という式で等価的
に表すことができる。したがって、利得を上げる場合
は、帰還抵抗Rrを大きくすればよいから、第2の抵抗
R2または第3の抵抗R3を削ってその抵抗値を調整すれ
ばよい。また、利得を下げる場合は、帰還抵抗Rrを小
さくすればよいから、第4の抵抗R4を削ってその抵抗
値を調整すればよい。たとえば、利得を10%下げるた
めには、Rr=1MΩのとき、R4を調整してRrを9
00kΩにすればよいから、あらかじめR1=22K
Ω、R2=850KΩ、R3=50KΩ、R4=425K
Ωに設定しておき、R4をオープンカットしてその抵抗
値が無限大になるように調整すればよい。
【0010】図2は、他の実施例の演算増幅回路を示す
図であり、第1の抵抗R1の他端を正入力端1bに接続
したものであり、非反転型の演算増幅回路を示してい
る。この図に示す演算増幅回路の利得調整については、
上記の反転型の演算増幅回路の場合と同じように、利得
を上げる場合は第2の抵抗R2または第3の抵抗R3を調
整し、利得を下げる場合は、第4の抵抗R4を調整すれ
ばよい。
【0011】図3は、他の実施例の演算増幅回路を示す
図であり、2つの信号入力端IN1、IN2を有する差
動増幅型の演算増幅回路を示している。この図の演算増
幅回路と、図1の演算増幅回路との相違点は、第1の抵
抗R1の他端が第1の信号入力端IN1に接続され、第
5の抵抗R5の一端および他端が、それぞれ第2の信号
入力端IN2および正入力端1bに接続され、第6の抵
抗R6の一端および他端が、それぞれ第1の抵抗R1の他
端およびアースに接続される、点である。この演算増幅
回路において、帰還抵抗Rrは、R1がR2+R3R4/(R3+R4)
より十分に小さいとき、Rr=R1+R2+R1R3/R4+R2R3/R
4、と等価的に表すことができる。また、差動利得Gは
図1の回路と同じように、G=−Rr/R1と表され
る。したがって、利得を上げる場合は、帰還抵抗Rrを
大きくすればよいから、第2の抵抗R2または第3の抵
抗R3を削ってその抵抗値を調整すればよい。また、利
得を下げる場合は、帰還抵抗Rrを小さくすればよいか
ら、第4の抵抗R4を削ってその抵抗値を調整すればよ
い。たとえば、利得を10%下げるためには、Rr=1
MΩのとき、R4を調整してRrを900kΩにすれば
よいから、あらかじめR1=22KΩ、R2=850K
Ω、R3=50KΩ、R4=425KΩに設定しておき、
R4をオープンカットしてその抵抗値が無限大になるよ
うに調整すればよい。なお、この図に示す回路におい
て、負入力端1aおよび正入力端1bに接続される抵抗
回路は、それぞれ逆にしてもよい。
【0012】
【発明の効果】本発明の演算増幅回路の利得調整方法に
おいては、以上述べたように、絶縁基板上に膜抵抗を設
けて構成される演算増幅回路において、帰還抵抗である
第2の抵抗、第3の抵抗および第4の抵抗を調整してい
るため、入出力のインピーダンスが変わることがなく、
特性が劣化することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の演算増幅回路の利得調整方
法を説明するための図である。
【図2】本発明の他の実施例の演算増幅回路の利得調整
方法を説明するための図である。
【図3】本発明の他の実施例の演算増幅回路の利得調整
方法を説明するための図である。
【図4】従来の演算増幅回路の利得調整方法を説明する
ための図である。
【図5】従来の演算増幅回路の利得調整方法を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 演算増幅器 1a 負入力端 1b 正入力端 1c 出力端 R1 第1の抵抗 R2 第2の抵抗 R3 第3の抵抗 R4 第4の抵抗 R5 第5の抵抗 R6 第6の抵抗 Rc 補償用抵抗 IN 信号入力端 IN1 第1の信号入力端 IN2 第2の信号入力端

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負入力端、正入力端および出力端を有する
    演算増幅器と、その演算増幅器に接続される絶縁基板上
    に設けた膜抵抗とを少なくとも備えてなる演算増幅回路
    において、第1の抵抗の一端を信号入力端に、第1の抵
    抗の他端を上記負入力端または正入力端に接続し、第1
    の抵抗の他端と上記出力端および信号出力端との間に第
    2の抵抗と第3の抵抗との直列回路を接続し、第4の抵
    抗の一端を第2の抵抗と第3の抵抗との接続点に、第4
    の抵抗の他端をアースに接続し、利得を上げる場合は第
    2の抵抗または第3の抵抗の抵抗値を調整し、利得を下
    げる場合は第4の抵抗の抵抗値を調整することを特徴と
    する演算増幅回路の利得調整方法。
JP6136392A 1992-02-14 1992-02-14 演算増幅回路の利得調整方法 Pending JPH05226941A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010081202A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Rohm Co Ltd 利得調整回路およびd級電力増幅器
JP2013243479A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Rohm Co Ltd 可変利得増幅器、それを用いた電流検出回路、モータ駆動回路および電子機器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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