JPH05223A - Ｔｓａ吸着塔の精製ガス流量制御方法 - Google Patents
Ｔｓａ吸着塔の精製ガス流量制御方法Info
- Publication number
- JPH05223A JPH05223A JP3152933A JP15293391A JPH05223A JP H05223 A JPH05223 A JP H05223A JP 3152933 A JP3152933 A JP 3152933A JP 15293391 A JP15293391 A JP 15293391A JP H05223 A JPH05223 A JP H05223A
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- Japan
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- tsa
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- adsorption tower
- adsorbing tower
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ＴＳＡ吸着塔後流側の精製ガス流量の変動を小
さくして、精製ガスの流量および圧力の安定化をはか
る。 【構成】ＴＳＡ吸着塔２の切替時間に対応して、吸着塔
冷却後の加圧工程に入る前に、あらかじめ吸着塔入口原
料ガス流量を増加させる制御方法。 【効果】ＴＳＡ吸着塔２の加圧時の精製ガスの流量変動
および圧力変動を小さくして、精製ガスを後流側へ常時
安定して送出することができる。
さくして、精製ガスの流量および圧力の安定化をはか
る。 【構成】ＴＳＡ吸着塔２の切替時間に対応して、吸着塔
冷却後の加圧工程に入る前に、あらかじめ吸着塔入口原
料ガス流量を増加させる制御方法。 【効果】ＴＳＡ吸着塔２の加圧時の精製ガスの流量変動
および圧力変動を小さくして、精製ガスを後流側へ常時
安定して送出することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＴＳＡ（温度スイング再
生方式）吸着塔の流量制御方法に係り、特に吸着塔後流
側の精製ガス流量の制御に好適なＴＳＡ吸着塔の精製ガ
ス流量制御方法に関するものである。
生方式）吸着塔の流量制御方法に係り、特に吸着塔後流
側の精製ガス流量の制御に好適なＴＳＡ吸着塔の精製ガ
ス流量制御方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３により従来技術を空気分離装置の前
処理装置として使用したＴＳＡ吸着塔を例にとって説明
する。図３において、空気圧縮機１で昇圧された原料空
気は、空気入口切替弁３を通じて一方のＴＳＡ吸着塔２
に送られる。ここで水分及び炭酸ガスを除去したのち、
空気出口切替弁４を通じて精製空気が深冷分離用空気分
離装置に送られる。一方、深冷分離用空気分離装置にお
いて、製品ガスを分離した残りのガスが、再生ガスとし
て再生ガス供給元弁７を通じて再生加熱器８で昇温され
たのち、再生ガス入口切替弁６を通じて他方のＴＳＡ吸
着塔２に送られる。ここで吸着時吸着した水分及び炭酸
ガスを掃気し、廃ガス放出切替弁５より放出する。次
に、再生工程終了後、再生ガスは冷却ガス供給元弁９を
通じて昇温せずにＴＳＡ吸着塔２に送られ、昇温された
ＴＳＡ吸着塔２を冷却し、廃ガス放出切替弁５より放出
する。
処理装置として使用したＴＳＡ吸着塔を例にとって説明
する。図３において、空気圧縮機１で昇圧された原料空
気は、空気入口切替弁３を通じて一方のＴＳＡ吸着塔２
に送られる。ここで水分及び炭酸ガスを除去したのち、
空気出口切替弁４を通じて精製空気が深冷分離用空気分
離装置に送られる。一方、深冷分離用空気分離装置にお
いて、製品ガスを分離した残りのガスが、再生ガスとし
て再生ガス供給元弁７を通じて再生加熱器８で昇温され
たのち、再生ガス入口切替弁６を通じて他方のＴＳＡ吸
着塔２に送られる。ここで吸着時吸着した水分及び炭酸
ガスを掃気し、廃ガス放出切替弁５より放出する。次
に、再生工程終了後、再生ガスは冷却ガス供給元弁９を
通じて昇温せずにＴＳＡ吸着塔２に送られ、昇温された
ＴＳＡ吸着塔２を冷却し、廃ガス放出切替弁５より放出
する。
【０００３】一方、冷却工程終了後、次の吸着工程に備
える加圧工程は、加圧ガス入口切替弁１０より精製空気
の一部を供給してＴＳＡ吸着塔２の加圧を行なってい
た。
える加圧工程は、加圧ガス入口切替弁１０より精製空気
の一部を供給してＴＳＡ吸着塔２の加圧を行なってい
た。
【０００４】図４に切替弁のタイムチャートと精製空気
の流量変動を示す。なお、この種の装置として関連する
ものには、例えば特開昭５１−１３２１８０号公報等が
挙げられる。
の流量変動を示す。なお、この種の装置として関連する
ものには、例えば特開昭５１−１３２１８０号公報等が
挙げられる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、加圧
時原料空気が加圧風量に一部とられるため、精製空気量
が減少する。また、ＴＳＡ吸着塔は切替時間が数時間で
あるので、精製空気の流量と圧力は数時間ごとに変動す
るという欠点があった。
時原料空気が加圧風量に一部とられるため、精製空気量
が減少する。また、ＴＳＡ吸着塔は切替時間が数時間で
あるので、精製空気の流量と圧力は数時間ごとに変動す
るという欠点があった。
【０００６】本発明の目的は、精製空気等のＴＳＡ吸着
塔後流側の流量変動を小さくして、精製空気流量および
圧力を一定にするＴＳＡ吸着塔の精製ガス流量制御方法
を提供することにある。
塔後流側の流量変動を小さくして、精製空気流量および
圧力を一定にするＴＳＡ吸着塔の精製ガス流量制御方法
を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的は、ＴＳＡ吸着
塔の切替時間に対応して、ＴＳＡ吸着塔が加圧工程に入
る前に、あらかじめＴＳＡ吸着塔入口流量を増加させて
おくことにより、達成される。
塔の切替時間に対応して、ＴＳＡ吸着塔が加圧工程に入
る前に、あらかじめＴＳＡ吸着塔入口流量を増加させて
おくことにより、達成される。
【０００８】
【作用】ＴＳＡ吸着塔の切替時間を検知しておき、ＴＳ
Ａ吸着塔が加圧工程に入る一定時間前にＴＳＡ吸着塔入
口側に設置した弁の開度を大きくしてＴＳＡ吸着塔入口
流量を増加させるか、あるいはＴＳＡ吸着塔の切替時間
を検知しておき、ＴＳＡ吸着塔が加圧工程に入る一定時
間前にＴＳＡ吸着塔の上流側に設置してある圧縮機の入
口案内翼の開度を大きくして圧縮機出口流量即ちＴＳＡ
吸着塔入口流量を増加させることにより、加圧工程開始
時点において圧縮機の入口案内翼開動作の時間遅れによ
るＴＳＡ吸着塔入口流量の増加不足もなく、ＴＳＡ吸着
塔後流側の流量変動を小さくすることができる。
Ａ吸着塔が加圧工程に入る一定時間前にＴＳＡ吸着塔入
口側に設置した弁の開度を大きくしてＴＳＡ吸着塔入口
流量を増加させるか、あるいはＴＳＡ吸着塔の切替時間
を検知しておき、ＴＳＡ吸着塔が加圧工程に入る一定時
間前にＴＳＡ吸着塔の上流側に設置してある圧縮機の入
口案内翼の開度を大きくして圧縮機出口流量即ちＴＳＡ
吸着塔入口流量を増加させることにより、加圧工程開始
時点において圧縮機の入口案内翼開動作の時間遅れによ
るＴＳＡ吸着塔入口流量の増加不足もなく、ＴＳＡ吸着
塔後流側の流量変動を小さくすることができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１により説明す
る。図１において、図３と同部分は同符号で示し、説明
を省略する。ＴＳＡ吸着塔２の冷却工程終了時の加圧工
程に入る一定時間前に、あらかじめ制御装置１２により
空気圧縮機１の入口案内翼１１を操作し、空気圧縮機１
を増量運転する。次に、加圧工程に入り、精製空気の一
部を加圧ガス入口切替弁１０を通してＴＳＡ吸着塔２に
送っても、精製空気も増量されているため、加圧前の精
製空気と同量送出することができる。
る。図１において、図３と同部分は同符号で示し、説明
を省略する。ＴＳＡ吸着塔２の冷却工程終了時の加圧工
程に入る一定時間前に、あらかじめ制御装置１２により
空気圧縮機１の入口案内翼１１を操作し、空気圧縮機１
を増量運転する。次に、加圧工程に入り、精製空気の一
部を加圧ガス入口切替弁１０を通してＴＳＡ吸着塔２に
送っても、精製空気も増量されているため、加圧前の精
製空気と同量送出することができる。
【００１０】図２にＴＳＡ吸着塔の切替弁のタイムチャ
ートと精製空気の流量変動を示す。
ートと精製空気の流量変動を示す。
【００１１】上述した実施例によれば、ＴＳＡ吸着塔の
加圧時の精製空気の流量変動を小さくして精製空気流量
を一定に保つことができ、また、精製空気の圧力変動も
小さくすることができる。更にまた、ＴＳＡ吸着塔の後
流側に深冷分離用空気分離装置がある場合、空気分離装
置内の精留塔の流量変動及び圧力変動が小さくなり、精
留塔で精留分離される酸素、窒素、アルゴン等の製品純
度の変動も小さくなるため、空気分離装置の運転性を向
上させることができると共に、特に精留塔内の変動によ
って大きな影響を受ける製品アルゴンの収率を大幅に向
上させることができる。
加圧時の精製空気の流量変動を小さくして精製空気流量
を一定に保つことができ、また、精製空気の圧力変動も
小さくすることができる。更にまた、ＴＳＡ吸着塔の後
流側に深冷分離用空気分離装置がある場合、空気分離装
置内の精留塔の流量変動及び圧力変動が小さくなり、精
留塔で精留分離される酸素、窒素、アルゴン等の製品純
度の変動も小さくなるため、空気分離装置の運転性を向
上させることができると共に、特に精留塔内の変動によ
って大きな影響を受ける製品アルゴンの収率を大幅に向
上させることができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、ＴＳＡ吸着塔の精製ガ
ス流量を常に一定に保つことができ、また精製ガス圧力
もほぼ一定に保つことができ、常時安定した運転を行な
うことができる。
ス流量を常に一定に保つことができ、また精製ガス圧力
もほぼ一定に保つことができ、常時安定した運転を行な
うことができる。
【図１】本発明によるＴＳＡ吸着塔の精製ガス流量制御
方法の一実施例を示す系統図である。
方法の一実施例を示す系統図である。
【図２】本発明によるＴＳＡ吸着塔の切替弁タイムチャ
ートおよび精製ガス流量を示す線図である。
ートおよび精製ガス流量を示す線図である。
【図３】従来技術によるＴＳＡ吸着塔の系統図である。
【図４】従来技術によるＴＳＡ吸着塔の切替弁タイムチ
ャートおよび精製ガス流量を示す線図である。
ャートおよび精製ガス流量を示す線図である。
１…空気圧縮機、２…ＴＳＡ吸着塔、３…空気入口切替
弁、４…空気出口切替弁、５…廃ガス放出切替弁、６…
再生ガス入口切替弁、７…再生ガス供給元弁、８…再生
加熱器、９…冷却ガス供給元弁、１０…加圧ガス入口切
替弁、１１…入口案内翼、１２…制御装置。
弁、４…空気出口切替弁、５…廃ガス放出切替弁、６…
再生ガス入口切替弁、７…再生ガス供給元弁、８…再生
加熱器、９…冷却ガス供給元弁、１０…加圧ガス入口切
替弁、１１…入口案内翼、１２…制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田坂 靖夫 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 津嶋 寛 山口県下松市大字東豊井794番地 日立テ クノエンジニアリング株式会社笠戸事業所 内
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】圧縮機で昇圧された原料ガスをＴＳＡ吸着
塔で不純物を吸着除去し、精製ガスとして取出すと共
に、該精製ガスの一部を前記吸着塔の昇温再生・冷却完
了後の加圧ガスとして用いるＴＳＡ吸着塔において、前
記吸着塔の切替時間に対応して、吸着塔冷却完了後の加
圧工程に入る前に、あらかじめ吸着塔入口原料ガス流量
を増加させることを特徴とするＴＳＡ吸着塔の精製ガス
流量制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3152933A JPH05223A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | Ｔｓａ吸着塔の精製ガス流量制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3152933A JPH05223A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | Ｔｓａ吸着塔の精製ガス流量制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05223A true JPH05223A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15551319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3152933A Pending JPH05223A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | Ｔｓａ吸着塔の精製ガス流量制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05223A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4947570U (ja) * | 1972-08-02 | 1974-04-25 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3152933A patent/JPH05223A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4947570U (ja) * | 1972-08-02 | 1974-04-25 | ||
| JPS5334144Y2 (ja) * | 1972-08-02 | 1978-08-22 |
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