JPH05223087A - 自吸機構を構成するディフューザと自吸渦巻ポンプ - Google Patents

自吸機構を構成するディフューザと自吸渦巻ポンプ

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JPH05223087A
JPH05223087A JP5664892A JP5664892A JPH05223087A JP H05223087 A JPH05223087 A JP H05223087A JP 5664892 A JP5664892 A JP 5664892A JP 5664892 A JP5664892 A JP 5664892A JP H05223087 A JPH05223087 A JP H05223087A
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JP
Japan
Prior art keywords
impeller
diffuser
self
priming
peripheral wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP5664892A
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English (en)
Inventor
Tadashi Murakami
正 村上
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Individual
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インペラー内部に滞留している空気泡を同一
ポンプ動力による流体エネルギーの一部を使用して強制
的に吸い出しできる自吸機構を構成するディフューザと
自吸渦巻ポンプを提供するものである。 【構成】 第1の発明の自吸機構を構成するディフュー
ザは、出口側から見たディフューザの吐出口を左端鉛直
方向に位置取りしたディフューザにおいて、該鉛直方向
を縦軸とし、入口中心を原点とする直角座標上の315 °
の近傍における外周壁のケーシングカバーとの接合端縁
に、所要幅と所要深さにして吐出方向へ所要の角度で掘
設したノズル溝を設けて成るものである。第2の発明の
自吸渦巻ポンプは、ポンプ室内に配設したディフューザ
にインペラーを内嵌して成る渦巻ポンプにおいて、ディ
フューザが第1の発明の自吸機構を構成するディフュー
ザから成るものである。第3の発明の自吸渦巻ポンプ
は、第2の発明の自吸渦巻ポンプにおいて、インペラー
が出口側周壁の直径を入口側周壁の直径より小径にした
インペラーから成るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として自吸機構を構成
するディフューザと該ディフューザを内蔵し、或いは該
ディフューザと効果的に協働するインペラーとを内蔵し
て成る自吸渦巻ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のポンプ室内に配設したディフュー
ザにインペラーを内嵌して成る渦巻ポンプにおいては、
空気を多量に含んだ呼び水用循環水がポンプ室内に貯留
されると空気泡の排出に時間がかかり、ポンプ効率が低
下する上、自吸弁を必須要素とするものであるから、該
自吸弁のトラブルによる機能低下を来すなどの問題点を
内在していたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑み、
インペラー内部に滞留している空気泡を同一ポンプ動力
による流体エネルギーの一部を使用して強制的に吸い出
しできる自吸機構を構成するディフューザと自吸渦巻ポ
ンプを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明の自吸機構を
構成するディフューザは、出口側から見たディフューザ
の吐出口を左端鉛直方向に位置取りしたディフューザに
おいて、該鉛直方向を縦軸とし、入口中心を原点とする
直角座標上の315 °の近傍における外周壁のケーシング
カバーとの接合端縁に、所要幅と所要深さにして吐出方
向へ所要の角度で掘設したノズル溝を設けて成るもので
ある。
【0005】第2の発明の自吸渦巻ポンプはポンプ室内
に配設したディフューザにインペラーを内嵌して成る渦
巻ポンプにおいて、ディフューザが前記のディフューザ
から成るものである。
【0006】第3の発明の自吸渦巻ポンプは第2の発明
の自吸渦巻ポンプにおいて、インペラーが出口側周壁の
直径を入口側周壁の直径より小径にしたインペラーから
成るものである。
【0007】
【作用】ノズル溝は渦巻室の運動エネルギーを有する流
体をインペラーの先端に噴射させる。また、インペラー
の出口側周壁を入口側周壁の直径より小径にすること
は、気水混合流体にノズル溝よりの噴流を噴射させ易く
するとともに空気泡を吸引し易くするものである。
【0008】
【実施例】本発明を実施例により説明すると、図1に示
すように、ケーシングカバーとの接合端縁1を上面に
し、左端鉛直方向に吐出口2を配設して成るディフュー
ザにおいて、該鉛直方向を縦軸とし、入口中心を原点と
する直角座標上の315 °の基準線3の近傍における前記
接合端縁1には幅(円周方向の長さ)25mm、深さ10
mmのノズル溝4をインペラー5の先端への接線8となる
角度で欠切して成るものである。
【0009】このようにして成る自吸機構を構成するデ
ィフューザaは、図2に示すように自吸渦巻ポンプbに
組み込まれて使用されるものであり、この場合、インペ
ラー5は出口側周壁6の外径が入口側周壁7の直径より
小径なるものが効果的であり、該直径より該直径の17
%程度小径なる出口側周壁6とした場合が、より自吸運
転効果が良好であることが確認された。
【0010】このようにして成る自吸渦巻ポンプbは運
転を開始すると、呼び水用の循環水を回転するインペラ
ー5により運転エネルギーをもった凝縮性の気水混合流
体とし、ディフューザaのノズル溝4よりインペラー5
の先端に向けて強く噴射されると、インペラー5の先端
にエゼクタ効果による圧力差が生じて、インペラー5の
内部に滞留している空気泡は、強制的に吸い出されてケ
ーシング内で瞬時に水と分離されて排気され、また、気
泡が分離された水は渦巻室において、運動エネルギーか
ら圧力エネルギーに変換されるため、インペラー入口に
負圧が生じ、その結果強い吸引作用となって素早い高い
吸い上げが実現する。したがって、従来の渦巻ポンプに
使用した自吸弁は不要となり、該弁の作動不良等による
機能低下が解消する。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、インペラ
ー内に滞留する空気泡は瞬時に吸引分離排出され、強い
自吸作用を誘起して自吸時間を短縮するから、スピーデ
ィに揚水するとともに動力費を低減する上、自吸弁を不
要とすることから、該弁の作動不良による機能低下が解
消されるなどの効果を呈するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自吸機構を構成するディフュー
ザaの出口側を上面にした平面図である。
【図2】図1のP矢視図である。
【図3】本発明に係わる自吸渦巻ポンプbの要部の縦断
面図である。
【符号の説明】
1 接合端縁 3 基準線 4 ノズル溝 5 インペラー 6 出口側周壁 7 入口側周壁 8 接線 a ディフューザ b 自吸渦巻ポンプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出口側から見たディフューザの吐出口を
    左端鉛直方向に位置取りしたディフューザにおいて、該
    鉛直方向を縦軸とし、入口中心を原点とする直角座標上
    の315 °の近傍における外周壁のケーシングカバーとの
    接合端縁に、所要幅と所要深さにして吐出方向へ所要の
    角度で掘設したノズル溝を設けて成る自吸機構を構成す
    るディフューザ。
  2. 【請求項2】 ポンプ室内に配設したディフューザにイ
    ンペラーを内嵌して成る渦巻ポンプにおいて、ディフュ
    ーザが請求項1記載のディフューザから成る自吸渦巻ポ
    ンプ。
  3. 【請求項3】 インペラーが出口側周壁の直径を入口側
    周壁の直径より小径にして成る請求項2記載の自吸渦巻
    ポンプ。
JP5664892A 1992-02-06 1992-02-06 自吸機構を構成するディフューザと自吸渦巻ポンプ Pending JPH05223087A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018204566A (ja) * 2017-06-07 2018-12-27 株式会社荏原製作所 自吸式遠心ポンプ
KR102003041B1 (ko) * 2018-11-20 2019-07-24 주식회사 조은바람 공기정화장치 제어방법

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