JPH05222326A - 銀導体回路用オフセット印刷インキおよび銀導体回路の形成方法 - Google Patents

銀導体回路用オフセット印刷インキおよび銀導体回路の形成方法

Info

Publication number
JPH05222326A
JPH05222326A JP2686192A JP2686192A JPH05222326A JP H05222326 A JPH05222326 A JP H05222326A JP 2686192 A JP2686192 A JP 2686192A JP 2686192 A JP2686192 A JP 2686192A JP H05222326 A JPH05222326 A JP H05222326A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor circuit
silver
silver conductor
pattern
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2686192A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Yasui
俊彦 安井
Kiyoo Kamei
清雄 亀井
Akihiko Okuda
晃彦 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
DIC Corp
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK, Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority to JP2686192A priority Critical patent/JPH05222326A/ja
Publication of JPH05222326A publication Critical patent/JPH05222326A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 アルキッド樹脂、変性アルキッド樹脂、変性
エポキシ樹脂、ウレタン化油、ロジンおよびマレイン化
油より選ばれる少なくとも1種以上の樹脂成分、溶剤成
分、金属銀粉末および必要に応じてフラックス成分を含
有する銀導体回路用印刷インキおよびそれを用いた導体
回路の形成方法。 【効果】 オフセット印刷により簡便に所定のパターン
が得られ、しかも解像度と位置精度の高い印刷パターン
を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子工業材料として用
いられる各種基材上に銀導体回路を形成させるための印
刷インキと形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、基材上に銀の導体回路を形成させ
るには銀ペーストを用いたスクリーン印刷法が盛んに用
いられてきた。この方法では安価で多量に印刷パターン
が作成できるが、50μmのライン/スペースのファイン
パターンではその形成が困難となるという欠点があっ
た。又、スクリーン印刷は版にスクリーンのメッシュを
用いることから、大きな基材への印刷に対しては位置ず
れを起こすことから位置精度が悪くなるという欠点があ
った。
【0003】一方、ファインパターンの形成方法とし
て、フォトリソ法が行われている。この方法は微細なフ
ァインパターンの形成ができるが、製造のための設備が
大掛かりになり、工程が複雑で手間を要することから、
生産コストが高くつき、安価に製品を供給できないとい
う欠点があった。
【0004】
【発明が解決しょうとする課題】本発明は上記従来法の
欠点を解消するためになされたもので樹脂成分、溶剤成
分、金属銀粉末および必要に応じてフラックス成分を含
有する銀導体回路用オフセット印刷インキを用いてパタ
ーンを基材上にオフセット印刷し、位置精度の高いかつ
ライン/スペースの解像力の高いファインパターン形成
法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アルキッド樹
脂、変性アルキッド樹脂、変性エポキシ樹脂、ウレタン
化油、ロジンおよびマレイン化油より選ばれる少なくと
も1種以上の樹脂成分、溶剤成分、金属銀粉末および必
要に応じてフラックス成分を含有する銀導体回路用オフ
セット印刷インキに関するものである。
【0006】さらに、本発明は、アルキッド樹脂、変性
アルキッド樹脂、変性エポキシ樹脂、ウレタン化油、ロ
ジンおよびマレイン化油より選ばれる少なくとも1種以
上の樹脂成分、溶剤成分、金属銀粉末および必要に応じ
てフラックス成分を含有する銀導体回路用オフセット印
刷インキを用いてパターンを基材上にオフセット印刷す
る工程、この印刷パターンをそのまま/又は活性エネル
ギー線の照射及び/又は加熱によって硬化せしめる工
程、硬化せしめた印刷パターンをそのまま/又は同一パ
ターンで重ね刷りする工程、乾燥もしくは焼成する工程
とから成ることを特徴とする銀導体回路の形成方法に関
するものである。
【0007】本発明の樹脂はオフセット印刷の印刷適性
に合う樹脂を選ぶ必要があり、アルキッド樹脂、変性ア
ルキッド樹脂、変性エポキシ樹脂、ウレタン化油、ロジ
ンおよびマレイン化油などがよく、単独あるいは混合し
たものを用いる。樹脂量は銀の含有量によって異なるが
印刷適性から考慮すると3〜40%であるとよい。
【0008】本発明で用いる溶剤は固形の樹脂や添加物
を液状に溶解させる目的と粘度を下げるための粘ちょう
剤の役割のためにある。固形の樹脂を溶解させるために
用いられるものとしてキシレン、トルエン、ブタノー
ル、ミネラルスピリッツ、石油系溶剤(ソルベッソ、ナ
フサ)、ターピニョール等があり、その他粘度を下げる
ために3〜6号ソルベントが用いられる。
【0009】金属銀粉末は粒径0.05〜1.0μmの球状、
好ましくは 0.1〜 0.5μmの粒径で単分散したものがよ
い。フレーク状の粉末は 0.1〜10μm、更に好ましくは
0.5〜5μmのものがよく、球状のもの単独か、フレー
クを銀の割合で10%〜75%、好ましくは20%〜50%混ぜ
るとよい。この時の銀粉末の純度は95〜 99.99%のもの
を用いる。
【0010】銀の球状粉末の粒径が0.05〜 1.0μmとし
たのは0.05μm以下では粒径が小さすぎ、弾性が出ない
ため印刷適性が不適であることと、サブミクロン以下の
粒径であるためハンドリングの困難さが生じるからであ
る。一方、1μm以上ではインキング時にローラー上の
均一にインキがのらずに安定した印刷ができないという
問題がある。
【0011】球状粉末にフレーク状粉末を混ぜるのはフ
レークがライン上に位置したとき粉末どおしの接触が大
きくとれ、導体の抵抗が下げられるという利点があるか
らである。
【0012】本発明の添加成分はレベリング剤、重合開
始剤、酸化促進剤、皮はり防止剤、増粘剤、金属キレー
ト樹脂、分散剤、フイラーであり、インキの適性に応じ
て添加する。例えば、レベリング剤であればシリコン系
化合物を 0.1〜数%添加するとよい。重合開始剤ではア
クリルオリゴマー、酸化促進剤ではナフテン酸コバル
ト、ナフテン酸マンガン、皮はり防止剤ではメチルエチ
ルケトンオキシム、増粘剤では増粘ワニス、金属キレー
ト樹脂ではアマニ油脂肪酸塩、ステアリン酸塩、オレイ
ン酸塩などがある。フィラーはAl23、TiO2、B
iO2、SnO2等の微粉末を用いればよく、0.05μmか
ら10μm以下の粉末を用いればよい。フィラーは焼成時
に銀薄膜内や銀と基材の界面に生ずるひずみを取り除
く、あるいは低減させる目的で加えるものである。又、
耐薬品性の向上にもつながる。
【0013】フラックス成分は有機金属化合物および/
又はガラスフリットで加えればよい。金属成分としてP
b、B、Si、Zn、Bi、Sn、Cr、Mn、Ti、
Al、アルカリ、アルカリ土類等が含まれているものを
選ぶ。有機金属化合物としては2−エチルヘキサン酸
塩、ナフテン酸塩、ネオデカン酸塩、金属アルコキシ
ド、アマニ油脂肪酸塩、オレイン酸塩、ステアリン酸塩
などが用いられる。
【0014】フラックス成分は銀の導体薄膜と基材との
密着をよくする目的で加えるものであり、例えば基材が
ガラス基板であればPbO2−B2 3−SiO2 、Pb
2−B2 3 −ZnO2 系の軟化点が 350〜 600℃程
度のガラスフリットを用いればよく、アルミナ基板であ
ればSiO2−Al23−CaO、SiO2−PbO−C
aO系高軟化点のガラスフリットを用いればよい。
【0015】前記の樹脂、溶剤、添加剤および金属銀粉
末および必要に応じてフラックス成分はプレミックスの
後、三本ロールにて充分均質になるまで溶解、混練す
る。このように調整された銀導体回路用印刷インキを用
いてオフセット印刷することにより、所定パターンが得
られる。
【0016】所定パターンの印刷方法はオフセット印刷
であり、平版、凹版のいずれであってもかまわず、版か
らブランケット、ブランケットから基材へとインキの転
写がおこなわれることにより所定パターンが得られる。
【0017】所定パターンのインキ転写が1回で十分に
行われない場合には重ね刷りを行えばよい。この重ね刷
りを行うことで、インキの転写総量および膜厚を増すこ
とができる。重ね刷りはそのまま続けて行ってよいが、
重ね刷りの際、バックトラッピングにより転写量が増さ
ないようであれば、重ね刷りの前にパターン上のインキ
を硬化させることでバックトラッピングを防止すること
ができる。硬化方法には活性エネルギー線の照射及び/
又は加熱によって硬化することができる。活性エネルギ
ー線は紫外線、赤外線、電子線を意味し、これらの活性
エネルギー線と加熱を組み合わせることにより硬化が進
む。硬化をより促進させるには紫外線硬化樹脂、重合開
始剤、酸化促進剤を添加するとよい。
【0018】上記のように基材上の印刷されたパターン
が平滑にならない場合には、印刷パターンをプレスする
ことにより表面の平滑化を促すことができる。この際プ
レスの回数やプレス圧を多くすると線の太りにつなが
る。
【0019】フラックス成分を含有する銀導体回路用印
刷インキを使用した場合にはオフセット印刷により得ら
れた所定パターンは焼成工程に供される。焼成温度は樹
脂成分、溶剤成分、添加成分等の内に含まれる有機物が
蒸発、昇華あるいは分解しなければならない温度で、 3
00℃以上であることが望まれる。又、銀と基材との密着
をよくするにはフラックス成分が融解し、基材との界面
に反応相を形成させなければならず、その融解に必要な
温度まで上げて焼成しなければならない。
【0020】
【実施例】
製造例1 アルキッド樹脂(大日本インキ化学工業製:ベッコゾー
ルEL−8001)20gに0.3μm球状金属銀粉末80gをプ
レミックスした後三本ロールにて混練し、銀インキを作
成した。
【0021】製造例2 フェノール変性アルキッド樹脂(大日本インキ化学工業
製:ベッコゾール1341)14.5gに 0.3μm球状金属銀粉
末85g、5号ソルベント 0.5gを加えてインキを作成し
た。
【0022】製造例3 脂肪酸変性エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業製:ベ
ッコゾールP−786-50)13gに 0.8μm球状金属銀粉末
85g、5号ソルベント 0.5g、メチルエチルケトンオキ
シム1g、ナフテン酸コバルト 0.5gを混合、混練し、
インキを作成した。
【0023】製造例4 ウレタン化油(大日本インキ化学工業製:バーノックT
D− 125)20gに 0.1μm球状金属銀粉末75g、5号ソ
ルベント 0.5g、メチルエチルケトンオキシム1g、増
粘ワニス 3.5gを混練し、インキを作成した。
【0024】製造例5 ロジン(大日本インキ化学工業製:ベッカサイトJ− 8
96)13gにクロロホルム20gと5号ソルベント6gを加
えて、ロジンを溶解した後、クロロホルムを減圧下で除
去する。 0.3μm球状金属銀粉末40gと5μmのフレー
ク状銀粉末40gにメチルエチルケトンオキシム1gを混
合、混練し、インキを作成した。
【0025】製造例6 アルキッド樹脂(大日本インキ化学工業製:ベッコゾー
ルEL−8001)40gに重合開始剤(アクリルオリゴマ
ー)1g、メチルエチルケトン4g、0.3μm球状金属
銀粉末45gと8μmのフレーク状銀粉末15gとを混合、
混練し、インキを作成した。
【0026】比較例1 樹脂成分としてエチルセルロース 7.5gをメチルイソブ
チルケトン 7.5gに溶解させ、 0.3μmの球状金属銀粉
末80gとα−ターピニョールを5g加えて、プレミック
スした後、三本ロールにて均質になるまで十分に混練し
た。この銀ペーストを用いて50cm×50cmガラス基材に1
回スクリーン印刷( 325メッシュ)を行った。
【0027】その結果30μmのライン/スペースのパタ
ーンは全体に隣接する線に接触し、ベタ状に印刷され、
全く解像されていなかった。50μmのライン/スペース
ではいくつかの部分において隣接する線と接触し、ショ
ートしていた。100μmのライン/スペースでは全てに
おいて解像されていた。
【0028】ガラス基材上に印刷されたパターンの位置
ずれを測定した結果、50cm×50cmの印刷方向に対して縦
方向では+180μm、横方向では+80μmの位置ずれが
あった。このときの膜圧は20μmでシート抵抗は40mΩ
/□であった。
【0029】実施例1 製造例1のインキを用いてガラス基板上に50cm×50cmの
所定パターンを4回重ね刷りのオフセット印刷を行った
結果30μmのライン/スペースの解像はされていた。縦
横方向の位置ずれは±5μm以下であった。
【0030】実施例2 製造例1のインキを用いて4回印刷後、紫外線を1分照
射する。同様に4回印刷と紫外線照射をくり返し、計20
回印刷した。30μmのライン/スペースは解像されてい
た。縦横方向の位置ずれはそれぞれ±5μm以下であっ
た。
【0031】実施例3 製造例2のインキを用いて4回印刷後、プレスした後紫
外線を1分照射した後同様に4回印刷とプレスおよび紫
外線照射をくり返し、計20回印刷した。これによりパタ
ーンの平滑化が進んだ。30μmのライン/スペースは一
部解像されていないが、50μmのライン/スペースは解
像されていた。縦横方向はそれぞれ20μm以下であっ
た。
【0032】実施例4〜7 上記と同様な操作を行った結果を表1及び表2に記し
た。
【0033】
【表1】
【0034】
【表2】
【0035】製造例7 アルキッド樹脂(大日本インキ化学工業製:ベッコゾー
ルEL−8001)20gに0.3μm球状金属銀粉末80gをプ
レミックスした後三本ロールにて混練し、銀インキを作
製した。
【0036】製造例8 アルキッド樹脂(大日本インキ化学工業製:ベッコゾー
ルEL−8001)16gに0.3μm球状金属銀粉末80g、ガ
ラスフリット(旭硝子製:1350)4gをプレミックスし
た後三本ロールにて混練し、銀インキを作製した。
【0037】製造例9 フェノール変性アルキッド樹脂(大日本インキ化学工業
製:ベッコゾール1341)10g、 0.3μm球状金属銀末85
g、ガラスフリット(旭硝子製:1370) 4.5g、5号ソ
ルベント 0.5gを混合、混練しインキを作製した。
【0038】製造例10 脂肪酸変性エポキシ樹脂(大日本インキ化学工業製:ベ
ッコゾールP-786-50)10gに 0.5μm球状金属銀粉末85
g、5号ソルベント 0.5g、メチルエチルケトンキシム
1g、ナフテン酸コバルト 0.5g、ガラスフリット(旭
硝子製:1307)3.5gを混合、混練し、インキを作製し
た。
【0039】製造例11 ウレタン化油(大日本インキ化学工業製:バーノックT
D−125)15gに0.1μm球状金属銀粉75g、5号ソ
ルベント 0.5g、オイゲノール1g、増粘ワニス 3.5
g、オクチル酸ビスマス 2.5g、オクチル酸鉛2.5g混
合、混練し、インキを作製した。
【0040】製造例12 アルキッド樹脂(大日本インキ化学工業製:ベッコゾー
ルEC−8001)15gに0.3μm球状金属銀粉末80g、ガ
ラスフリット(旭硝子製:1350)3g、オクチル酸ビス
マス 1.5g、フィラーとして 0.5gを混合、混練し、イ
ンキを作製した。
【0041】製造例13 ロジン(大日本インキ化学工業製:ベッカサイトJ− 8
96)10gにクロロホルム20gと5号ソルベント6gを加
えて、ロジンを溶解した後、クロロホルムを減圧下で除
去した。これに 0.3μm球状金属銀粉末40g、5μmの
フレーク状銀粉末40g、メチルエチルケトンオキシム1
g、ガラスフリット(旭硝子製:1350)3gを混合、混
練しインキを作製した。
【0042】製造例14 アルキッド樹脂(大日本インキ化学工業製:ベッコゾー
ルEL−8001)35gに重合開始剤(アクリルオリゴマ)
1g、ジブチルカービトル4g、 0.3μm球状金属銀粉
末45gと8μmのフレーク状銀粉末15g、ガラスフリッ
ト(旭硝子製:1350)4g、オクチル酸ビスマス1gを
混合、混練し、インキを作製した。
【0043】製造例15 アルキッド樹脂(大日本インキ化学工業製:ベッコゾー
ルEL−8001)15gに0.3μm球状金属銀粉末80g、ガ
ラスフリット(旭硝子製1581)3g、ナフテン酸ビスマ
ス 1.5g、アルミナフィラー 0.5gを混合、混練し、イ
ンキを作成した。
【0044】比較例2 樹脂成分としてエチルセルロース 7.5gをメチルイソブ
チルケトン 7.5gに溶解させ、 0.3μmの球状金属銀粉
末75gとα−ターピニョールを5g、PbO2−B2
3 −SiO2 系の1μmのガラスフリット5gを加え
て、プレミックスした後、三本ロールにて均質になるま
で十分に混練した。この銀ペーストを用いて、50cm×50
cmのガラス基板に1回スクリーン印刷(325 メッシュ)
を行った。この所定パターンを印刷したガラス基板を電
気炉にて焼成した。この時の焼成プロファイルは 550℃
を30分で昇温、10分間保持した後1時間で冷却した。
【0045】その結果、30μmのライン1スペースのパ
ターンは全体に隣接する線に接触し、ベタ状に印刷さ
れ、全く解像されていなかった。
【0046】ガラス基材上に印刷されたパターンの位置
ずれを測定した結果、縦方向では+180μm、横方向で
は+80μmの位置ずれがあった。このときの膜圧は10μ
mでシート抵抗は2mΩ/□であった。
【0047】比較例3 製造例7のインキを用いてガラス基板上に50cm×50cmの
所定パターンを4回重ね刷りのオフセット印刷を行った
結果30μmのライン/スペースは解像されていた。縦横
方向の位置ずれは±5μm以下であった。このガラス基
板を従来例と同様に 550℃で焼成した。
【0048】その結果、30μmのライン/スペースの解
像および位置ずれは同様であった。しかし、密着力はテ
ープピールテストではがれる程弱かった。又、シート抵
抗は25mΩ/□であった。
【0049】実施例8 製造例8のインキを用いてガラス基板上に50cm×5
0cmの所定パターンを4回重ね刷りのオフセット印刷
を行った結果30μmのライン/スペースは解像されて
いた。縦横方向の位置ずれは±5μm以下であった。こ
のガラス基板を550℃で焼成した。
【0050】その結果、30μmライン/スペースの解
像および位置ずれは同様であった。密着力はテープピー
ルテストでははがれなかった。
【0051】実施例9 製造例8のインキを用いて4回印刷後、紫外線を1分照
射する。同様に4回印刷と紫外線照射をくり返し、合計
20回印刷した。 550℃、10分で焼成した結果、30μmの
ライン/スペースは解像されており、縦横方向の位置ず
れはそれぞれ±5μm以下であった。
【0052】実施例10 製造例9のインキを用いて4回印刷後、プレスした後紫
外線を1分照射した後、同様に4回印刷とプレスおよび
紫外線照射をくり返し、計20回印刷した。これによりパ
ターンの平滑化が進んだ。30μmのライン/スペースは
一部解像されていないところがあったが、50μmのライ
ン/スペースは解像されていた。縦横方向はそれぞれ20
μm以下であった。このガラス基板を 550℃、10分で焼
成した結果、解像は50μmのライン/スペースまでされ
ており、位置精度は焼成前と同様20μm以下であった。
シート抵抗は12mΩ/□で、密着力も良かった。
【0053】実施例11〜15 上記と同様な操作を行った結果を表3、表4及び表5に
記した。
【0054】実施例16 製造例15のインキを用いて50×50μmのアルミナ基板
に4回印刷後、紫外線を2分照射した後、くり返し計20
回印刷した。この印刷されたアルミナ基板を650℃で焼
成した。30μmのライン/スペースは解像されていた。
縦横方向の位置ずれはそれぞれ5μm以下であった。結
果を表3、表4及び表5に記した。
【0055】
【表3】
【0056】
【表4】
【0057】
【表5】
【0058】
【発明の効果】本発明の方法によればオフセット印刷に
より簡便に所定のパターンが得られ、しかも解像度と位
置精度の高い印刷パターンを形成させることができる。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルキッド樹脂、変性アルキッド樹脂、
    変性エポキシ樹脂、ウレタン化油、ロジンおよびマレイ
    ン化油より選ばれる少なくとも1種以上の樹脂成分、溶
    剤成分および金属銀粉末を含有することを特徴とする銀
    導体回路用オフセット印刷インキ。
  2. 【請求項2】 さらに、フラックス成分を含有する請求
    項1記載の銀導体回路用オフセット印刷インキ。
  3. 【請求項3】 さらに、レベリング剤、重合開始剤、酸
    化促進剤、皮はり防止剤、増粘剤、金属キレート樹脂お
    よび分散剤の内の1種または2種以上を含有する請求項
    1または請求項2に記載の銀導体回路用オフセット印刷
    インキ。
  4. 【請求項4】 金属銀粉末が粒径0.05〜 1.0μmの球状
    粉末及び/又は 0.5〜5μmのフレーク状粉末であるこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記
    載の銀導体回路用オフセット印刷インキ。
  5. 【請求項5】 アルキッド樹脂、変性アルキッド樹脂、
    変性エポキシ樹脂、ウレタン化油、ロジンおよびマレイ
    ン化油より選ばれる少なくとも1種以上の樹脂成分、溶
    剤成分および金属銀粉末を含有する銀導体回路用オフセ
    ット印刷インキを用いてパターンを基材上にオフセット
    印刷する工程、この印刷パターンをそのまま/又は活性
    エネルギー線の照射及び/又は加熱によって硬化せしめ
    る工程、硬化せしめた印刷パターンをそのまま/又は同
    一パターンで重ね刷りする工程、乾燥する工程とから成
    ることを特徴とする銀導体回路の形成方法。
  6. 【請求項6】 金属銀粉末が粒径0.05〜 1.0μmの球状
    粉末及び/又は 0.5〜5μmのフレーク状粉末であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の銀導体回路の形成方
    法。
  7. 【請求項7】 所定パターンを基材上に印刷したのち、
    この印刷パターンをプレスする事により印刷パターン表
    面の平滑化を促す請求項5または請求項6に記載の銀導
    体回路の形成方法。
  8. 【請求項8】 活性エネルギー線が紫外線、赤外線、電
    子線の1種以上である請求項5、請求項6または請求項
    7に記載の銀導体回路の形成方法。
  9. 【請求項9】 銀導体回路用オフセット印刷インキがレ
    ベリング剤、重合開始剤、酸化促進剤、皮はり防止剤、
    増粘剤、金属キレート樹脂および分散剤の内の1種また
    は2種以上を含有する請求項5、請求項6、請求項7ま
    たは請求項8に記載の銀導体回路の形成方法。
  10. 【請求項10】 アルキッド樹脂、変性アルキッド樹
    脂、変性エポキシ樹脂、ウレタン化油、ロジンおよびマ
    レイン化油より選ばれる少なくとも1種以上の樹脂成
    分、溶剤成分、金属銀粉末およびフラックス成分とを含
    有する銀導体回路用オフセット印刷インキを用いてパタ
    ーンを基材上にオフセット印刷する工程、この印刷パタ
    ーンをそのまま/又は活性エネルギー線の照射及び/又
    は加熱によって硬化せしめる工程、硬化せしめた印刷パ
    ターンをそのまま/又は同一パターンで重ね刷りする工
    程、焼成する工程とから成ることを特徴とする銀導体回
    路の形成方法。
  11. 【請求項11】 焼成温度が 300℃以上であることを特
    徴とする請求項10に記載の銀導体回路の形成方法。
  12. 【請求項12】 金属銀粉末が粒径0.05〜 1.0μmの球
    状粉及び/又は 0.5〜5μmのフレーク状粉末である請
    求項10または請求項11に記載の銀導体回路の形成方
    法。
  13. 【請求項13】 所定パターンを基材上に印刷した後、
    この印刷パターンをプレスすることにより印刷パターン
    表面の平滑化を促す請求項10、請求項11または請求
    項12に記載の銀導体回路の形成方法。
  14. 【請求項14】 活性エネルギー線が紫外線、赤外線、
    電子線の1種以上である請求項10、請求項11、請求
    項12または請求項13に記載の銀導体回路の形成方
    法。
  15. 【請求項15】 銀導体回路用オフセット印刷インキが
    さらにレベリング剤、重合開始剤、酸化促進剤、皮はり
    防止剤、増粘剤、金属キレート樹脂、分散剤およびフィ
    ラーの内の1種または2種以上を含有する請求項10、
    請求項11、請求項12、請求項13または請求項14
    に記載の銀導体回路の形成方法。
  16. 【請求項16】 フラックス成分が有機金属化合物及び
    /又はガラスフリットである請求項10、請求項11、
    請求項12、請求項13、請求項14または請求項15
    に記載の銀導体回路の形成方法。
JP2686192A 1992-02-13 1992-02-13 銀導体回路用オフセット印刷インキおよび銀導体回路の形成方法 Pending JPH05222326A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2686192A JPH05222326A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 銀導体回路用オフセット印刷インキおよび銀導体回路の形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2686192A JPH05222326A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 銀導体回路用オフセット印刷インキおよび銀導体回路の形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05222326A true JPH05222326A (ja) 1993-08-31

Family

ID=12205074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2686192A Pending JPH05222326A (ja) 1992-02-13 1992-02-13 銀導体回路用オフセット印刷インキおよび銀導体回路の形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05222326A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997048257A1 (en) * 1996-06-12 1997-12-18 Brunel University Electrical circuit
JP2004168961A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Konica Minolta Holdings Inc 活性エネルギー線硬化型インク及びそれを用いた印刷物
US6824857B2 (en) 2001-04-02 2004-11-30 Nashua Corporation Circuit elements having an embedded conductive trace and methods of manufacture
JP2005248061A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Toyo Ink Mfg Co Ltd 導電性インキ、及びそれを用いた非接触型メディア
JP2009026896A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Taiyo Ink Mfg Ltd 透光性導電フィルム
JP2010087131A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Mitsubishi Materials Corp 導電性インク組成物及び該組成物を用いて形成された太陽電池モジュール
JP2011512426A (ja) * 2008-01-30 2011-04-21 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 有機金属修飾剤を有する導電性インク
JP2011514397A (ja) * 2008-01-30 2011-05-06 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 導電性インク
JP2012503840A (ja) * 2008-08-29 2012-02-09 エスエスシーピー・カンパニー・リミテッド 導電性ペースト組成物
US9305854B2 (en) 2012-08-21 2016-04-05 Stats Chippac, Ltd. Semiconductor device and method of forming RDL using UV-cured conductive ink over wafer level package
WO2017195491A1 (ja) * 2016-05-10 2017-11-16 バンドー化学株式会社 導電性インク
EP3530706A1 (en) * 2018-02-27 2019-08-28 Fundación Cetena Method for producing a conductive ink for offset printing and conductive ink thus produced

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6356234B1 (en) 1996-06-12 2002-03-12 R T Microwave Limited Electrical circuit
WO1997048257A1 (en) * 1996-06-12 1997-12-18 Brunel University Electrical circuit
US6824857B2 (en) 2001-04-02 2004-11-30 Nashua Corporation Circuit elements having an embedded conductive trace and methods of manufacture
JP2004168961A (ja) * 2002-11-22 2004-06-17 Konica Minolta Holdings Inc 活性エネルギー線硬化型インク及びそれを用いた印刷物
JP4595353B2 (ja) * 2004-03-05 2010-12-08 東洋インキ製造株式会社 導電性インキ、及びそれを用いた非接触型メディア
JP2005248061A (ja) * 2004-03-05 2005-09-15 Toyo Ink Mfg Co Ltd 導電性インキ、及びそれを用いた非接触型メディア
JP2009026896A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Taiyo Ink Mfg Ltd 透光性導電フィルム
JP2011514397A (ja) * 2008-01-30 2011-05-06 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 導電性インク
JP2011512426A (ja) * 2008-01-30 2011-04-21 ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア 有機金属修飾剤を有する導電性インク
JP2012503840A (ja) * 2008-08-29 2012-02-09 エスエスシーピー・カンパニー・リミテッド 導電性ペースト組成物
JP2010087131A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Mitsubishi Materials Corp 導電性インク組成物及び該組成物を用いて形成された太陽電池モジュール
US9305854B2 (en) 2012-08-21 2016-04-05 Stats Chippac, Ltd. Semiconductor device and method of forming RDL using UV-cured conductive ink over wafer level package
WO2017195491A1 (ja) * 2016-05-10 2017-11-16 バンドー化学株式会社 導電性インク
JP6262404B1 (ja) * 2016-05-10 2018-01-17 バンドー化学株式会社 導電性インク
EP3530706A1 (en) * 2018-02-27 2019-08-28 Fundación Cetena Method for producing a conductive ink for offset printing and conductive ink thus produced

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6942825B2 (en) Silver compound paste
JPH05222326A (ja) 銀導体回路用オフセット印刷インキおよび銀導体回路の形成方法
KR101685469B1 (ko) 개선된 핫 멜트 조성물
JP5320962B2 (ja) 導電性組成物、導電性被膜の形成方法および導電性被膜
JP2003506882A (ja) リジッドプリント配線板へのparmod(商標)の塗布のための拡散障壁および接着剤
DE102011076749A1 (de) Silbernanopartikelzusammensetzung, umfassend Lösungsmittel mit spezifischen Hansen-Löslichkeitsparametern
EP2679639A2 (en) Conductive ink composition for offset or reverse-offset printing
JPH05311103A (ja) 銀導体回路用印刷インキおよび銀導体回路の形成方法
CN101523508A (zh) 用于形成导电图案的胶中使用的有机银配位化合物
JP2011503240A (ja) オフセット印刷用電極組成物及びそれによる電極製造方法、並びにそれらを用いたプラズマディスプレイパネル
JP3990712B1 (ja) 導電性組成物、導電性被膜の形成方法および導電性被膜
JP4339919B2 (ja) 導電性組成物、導電性被膜の形成方法および導電性被膜
KR20070048257A (ko) 은 페이스트 조성물
JPH05266708A (ja) 銀導体回路用印刷インキおよび銀導体回路の形成方法
US7429341B2 (en) Electroconductive composition, method for producing electroconductive film, and electroconductive film
KR20080029655A (ko) 도전성 페이스트 및 이를 사용한 기재
JP5693253B2 (ja) 導電性組成物及び導電膜
JP5421523B2 (ja) 導電性樹脂組成物、それを用いて得られる導電性パターンを有する基板
EP0843319B1 (de) Paste für Einbrennschichten
US8562808B2 (en) Polymer thick film silver electrode composition for use as a plating link
KR101332406B1 (ko) 저온 소성용 도전성 전극 페이스트 조성물 및 그 제조 방법
JP5135818B2 (ja) 印刷用インキ組成物及びその製造方法並びに該組成物を用いたプラズマディスプレイパネル用電極の形成方法及びその電極
JP2008243484A (ja) 導電性金属ペースト及び金属膜形成方法
JP5320974B2 (ja) 導電性組成物、導電性被膜付き基材およびその製造方法
JP2663590B2 (ja) 薄膜抵抗体形成用スクリーン印刷インキおよびこのインキを使用した薄膜抵抗体の形成方法