JPH05212754A - 成形同時絵付用金型 - Google Patents

成形同時絵付用金型

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Publication number
JPH05212754A
JPH05212754A JP4592092A JP4592092A JPH05212754A JP H05212754 A JPH05212754 A JP H05212754A JP 4592092 A JP4592092 A JP 4592092A JP 4592092 A JP4592092 A JP 4592092A JP H05212754 A JPH05212754 A JP H05212754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
die
frame body
movable
cavity forming
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4592092A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Yamazaki
成一 山崎
Naoto Toyooka
尚登 豊岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP4592092A priority Critical patent/JPH05212754A/ja
Publication of JPH05212754A publication Critical patent/JPH05212754A/ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 皺が発生しにくく、金型の内部機構が単純
で、キャビティ形成部の形状が自由である成形同時絵付
用金型を提供する。 【構成】 成形同時絵付用金型の可動型において、金型
の開閉方向にスライド移動可能な枠体2を備え、枠体2
を収納する収納用凹部5がキャビティ形成部4と接しな
いでその周囲をとり囲むようにパーティング面3に設け
られ、収納用凹部5に複数の吸引孔6が設けられ、枠体
2の内側面と収納用凹部5との間に通気口7が形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、絵付表面に吸引孔の跡
が残らない成形品を得ることのできる成形同時絵付用金
型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、絵付表面に吸引孔の跡が残ら
ない成形品を得ることのできる成形同時絵付用金型とし
て、図9の正面図に示すようなものがあった。この成形
同時絵付用金型は、その可動雌型18において、金型の
開閉方向にスライド移動可能な複数のスライドブロック
15をに備えている。各スライドブロック15はキャビ
ティ形成凹部17を囲むパーティング面に間隔をおいて
設けられた収納用凹部に収納されており、スライドブロ
ック15が固定雄型側に移動することにより隣り合うス
ライドブロック15とパーティング面とによりキャビテ
ィ形成部から延長する溝16が形成される。また、上記
溝16にはそれぞれ吸引孔が設けられている。
【0003】この金型は、図10および図11に示すよ
うに、隣り合うスライドブロック15の間に成形同時絵
付時には消失する溝16が形成され、その溝16を通し
て吸引するため、吸引孔をキャビティ形成凹部17に設
けずに絵付フィルムを可動雌型18のキャビティ形成凹
部17に沿わせることができた。なお、図10は絵付フ
ィルムの成形時の金型状態を示す図9の可動型のCC断
面図、図11は絵付フィルムの成形時の金型状態を示す
図9の可動型のDD断面図である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、収納用
凹部の配置された方向には吸引されず隣り合うスライド
ブロック15間の溝16を通してのみ吸引が行われるた
め、フィルムが偏って吸引されて皺が発生しやすいとい
う問題点があった。
【0005】また、各スライドブロック15がそれぞれ
別体としてスライド動作するために、金型の内部機構が
複雑になるという問題点があった。
【0006】さらに、キャビティ形成凹部17から延長
する溝16を形成しようと収納用凹部がキャビティ形成
凹部17に隣接させて設けられるため、キャビティ形成
凹部17の周縁部付近の金型設計が難しくなりキャビテ
ィ形成凹部17の形状が制限されるという問題点があっ
た。
【0007】したがって、本発明は、皺が発生しにく
く、金型の内部機構が単純で、キャビティ形成部の形状
が自由である成形同時絵付用金型を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の成形同時絵付用金型は、成形同時絵付用
金型の可動型において、金型の開閉方向にスライド移動
可能な枠体を備え、枠体を収納する収納用凹部がキャビ
ティ形成部と接しないでその周囲をとり囲むようにパー
ティング面に設けられ、収納用凹部に複数の吸引孔が設
けられ、枠体の内側面と収納用凹部との間に通気口が形
成されているように構成した。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の成形同時絵付用金型にかか
る実施例を説明する。図1は本発明の成形同時絵付用金
型の可動型の一実施例を示す正面図、図2は流体の供給
開始時の金型状態を示す図1の可動型のAA断面図、図
3は流体の供給開始時の金型状態を示す図1の可動型の
BB断面図、図4は絵付フィルムの成形時の金型状態を
示す図1の可動型のAA断面図、図5は絵付フィルムの
成形時の金型状態を示す図1の可動型のBB断面図、図
6は流体の排出時の金型状態を示す図1の可動型のAA
断面図、図7は流体の排出時の金型状態を示す図1の可
動型のBB断面図、図8は本発明の成形同時絵付用金型
の可動型の通気口の一実施例を示す正面図である。
【0010】1は可動型、2は枠体、3はパーティング
面、4はキャビティ形成部、5は収納用凹部、6は吸引
孔、7は通気口、8は絵付フィルム、9はクランプ、1
0はピストン部材、11はコイルばね、12はシリンダ
孔、13は供給路、14は流体をそれぞれ示す。
【0011】可動型1は、鉢状のキャビティ形成部4を
有する雌型である。なお、本発明にかかる可動型1は、
実施例のような鉢状の凹部を有する雌型以外のものでも
よく、たとえば、凸部を有する雄型、あるいはレモン絞
り器のように鉢の中央部分が可動型1のパーティング面
より盛り上がった雌型と雄型との複合体も可能である。
【0012】この可動型1のパーティング面3に収納用
凹部5がキャビティ形成部4と接しないでその周囲をと
り囲むように設けられている。収納用凹部5の形状は、
上記キャビティ形成部4の外周縁形状に合わせて円形リ
ング状をしている。もちろん、本発明にかかる収納用凹
部5の形状については、金型の大きさや吸引のしやすさ
などを考えて決定すればよく、上記実施例においてもキ
ャビティ形成部4の外周縁形状に合わせる以外に、たと
えば多角形リング状などでもよい。
【0013】この収納用凹部5に吸引孔6が複数個設け
られている。吸引孔6は収納用凹部5内の空気を吸引す
るため、吸引孔6の大きさや設ける位置は、キャビティ
形成部4の形状に直接影響を受けずに自由な設計が可能
である。
【0014】また、この可動型1は、金型の開閉方向に
スライド移動可能で上記収納用凹部5内に収納できる枠
体2を備えている。枠体2は、金属からなる円形リング
である。また、枠体2の内径が収納用凹部5の内径より
一周り大きく設計され、枠体2を収納用凹部5に収納し
たときに枠体2の内側面と収納用凹部5との間にリング
状の通気口7が形成される。さらに、収納用凹部5底面
の対向する二箇所にシリンダ孔12が設けられ、シリン
ダ孔12内にピストン部材10およびコイルばね11が
配置され、ピストン部材10の一端を枠体2の可動型1
側の面と連続させている。コイルばね11は、ピストン
部材10を固定型方向へ移動することにより圧縮される
ようになっている。したがって、コイルばね11を圧縮
させるだけの力がピストン部材10に働かないうちは収
納用凹部5内に枠体2が納められ、コイルばね11を圧
縮させるだけの力がピストン部材10に働きはじめると
固定型側に枠体2が移動する。ピストン部材10に力を
働かすには、圧縮空気や圧油などの流体14によりピス
トン部材10を押圧すればよく、シリンダ孔12に流体
14供給用の供給路16が設けられている。
【0015】本発明にかかる枠体2の材質は、上記実施
例に用いた金属以外にセラミックなど耐熱性のあるもの
を使用してもよい。また、枠体2は、収納用凹部5に納
められている時に、その固定側の面がパーティング面3
と面一でもよいしパーティング面3より窪んでいてもよ
い。通気口7も上記実施例のようなリング状のものに限
定されず、たとえば、図8に示すように枠体2の内側面
に多数の溝を形成したものでもよい。また通気口7の形
成場所や大きさは、キャビティ形状に合わせて適宜設定
すればよい。たとえば、一つのキャビティに対して立ち
上がりの大きい部分を吸引する通気口7は大きく、立ち
上がりの小さい部分を吸引する通気口7は小さくという
ように通気口7の大きさを異ならせることもできる。ま
た、本発明にかかる枠体2と連続して設けられるピスト
ン部材10は、上記実施例以外に枠体2ひとつを容易に
動作させることができる数だけあればよく、たとえばピ
ストン部材10を一個だけ設けてもよい。
【0016】したがって、この成形同時絵付用金型を用
いて成形同時絵付を行うと以下のようになる。
【0017】まず、図2および図3に示すように、適当
な供給源から供給路13を介して流体14を各シリンダ
孔12に供給する。供給された流体14の圧力によりピ
ストン部材10がコイルばね11に抗して押され、枠体
2を固定型側に移動させて絵付フィルム8を持ち上げ
る。
【0018】その後、流体14の供給を止めて絵付フィ
ルム8を持ち上げた状態で枠体2の移動を停止させ、絵
付フィルム8をクランプ9により挟みこむ。次いで、ヒ
ーターを金型間に配置して絵付フィルム8を加熱すると
ともに、吸引孔6より通気口7を介して吸引すると、図
4および図5に示すように絵付フィルム8とキャビティ
形成部4の内面との間の空気は通気口7を通って吸引孔
6に吸引されるので、絵付フィルム8はキャビティ形成
部4の内面に沿って変形する。
【0019】次に、図6および図7に示すように流体1
4を再びシリンダ孔12より排出することよりピストン
部材10がコイルばね11の力で押され、枠体2は収納
用凹部5内に納まるように移動する。
【0020】その後、ヒーターを金型間から型の外へ移
動させ、可動型1を固定型に接合させて型内に樹脂を射
出して成形同時絵付を行う。
【0021】また、枠体2で絵付フィルム8を押し上げ
る前に、絵付フィルム8をクランプ9により挟み込んで
もよい。
【0022】
【発明の効果】本発明の成形同時絵付用金型は、成形同
時絵付用金型の可動型において、金型の開閉方向にスラ
イド移動可能な枠体を備え、枠体を収納する収納用凹部
がキャビティ形成部と接しないでその周囲をとり囲むよ
うにパーティング面に設けられ、収納用凹部に複数の吸
引孔が設けられ、枠体の内側面と収納用凹部との間に通
気口が形成されているように構成した。
【0023】したがって、収納用凹部に複数の吸引孔が
設けられ、枠体の内側面と収納用凹部との間に形成され
ている通気口より収納用凹部の配置と関係なく任意の方
向に空気を吸引することができるため、フィルムに皺が
発生しない。
【0024】また、枠体ひとつがスライド動作するだけ
なので、金型の内部機構が単純になる。
【0025】また、枠体を収納する収納用凹部がキャビ
ティ形成部と接しないでその周囲をとり囲むように設け
られるため、金型設計に影響がなくキャビティ形成部の
形状が自由である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形同時絵付用金型の可動型の一実施
例を示す正面図である。
【図2】流体の供給開始時の金型状態を示す図1の可動
型のAA断面図である。
【図3】流体の供給開始時の金型状態を示す図1の可動
型のBB断面図である。
【図4】絵付フィルムの成形時の金型状態を示す図1の
可動型のAA断面図である。
【図5】絵付フィルムの成形時の金型状態を示す図1の
可動型のBB断面図である。
【図6】流体の排出時の金型状態を示す図1の可動型の
AA断面図である。
【図7】流体の排出時の金型状態を示す図1の可動型の
BB断面図である。
【図8】本発明の成形同時絵付用金型の可動型の通気口
の一実施例を示す正面図である。
【図9】従来の成形同時絵付用金型の可動型の一実施例
を示す正面図である。
【図10】絵付フィルムの成形時の金型状態を示す図9
の可動型のCC断面図である。
【図11】絵付フィルムの成形時の金型状態を示す図9
の可動型のDD断面図である。
【符号の説明】
1 可動型 2 枠体 3 パーティング面 4 キャビティ形成部 5 収納用凹部 6 吸引孔 7 通気口 8 絵付フィルム 9 クランプ 10 ピストン部材 11 コイルばね 12 シリンダ孔 13 供給路 14 流体 15 スライドブロック 16 溝 17 キャビティ形成凹部 18 可動雌型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形同時絵付用金型の可動型において、
    金型の開閉方向にスライド移動可能な枠体を備え、枠体
    を収納する収納用凹部がキャビティ形成部と接しないで
    その周囲をとり囲むようにパーティング面に設けられ、
    収納用凹部に複数の吸引孔が設けられ、枠体の内側面と
    収納用凹部との間に通気口が形成されていることを特徴
    とする成形同時絵付用金型。
JP4592092A 1992-01-31 1992-01-31 成形同時絵付用金型 Withdrawn JPH05212754A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4592092A JPH05212754A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 成形同時絵付用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4592092A JPH05212754A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 成形同時絵付用金型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05212754A true JPH05212754A (ja) 1993-08-24

Family

ID=12732689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4592092A Withdrawn JPH05212754A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 成形同時絵付用金型

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JP (1) JPH05212754A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0838320A3 (en) * 1996-10-22 2000-11-02 TECNOS S.p.A. Method and apparatus for applying a cover sheet to the surface of a mould
JP2011104961A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Nissha Printing Co Ltd 成形同時転写用金型及び成形同時転写品の製造方法
JP2013166257A (ja) * 2012-02-14 2013-08-29 Panasonic Corp フィルムインモールド射出成型金型装置、及びそれを用いた成形方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0838320A3 (en) * 1996-10-22 2000-11-02 TECNOS S.p.A. Method and apparatus for applying a cover sheet to the surface of a mould
JP2011104961A (ja) * 2009-11-20 2011-06-02 Nissha Printing Co Ltd 成形同時転写用金型及び成形同時転写品の製造方法
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990408