JPH05210142A - カメラのモード設定装置 - Google Patents

カメラのモード設定装置

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JPH05210142A
JPH05210142A JP3285468A JP28546891A JPH05210142A JP H05210142 A JPH05210142 A JP H05210142A JP 3285468 A JP3285468 A JP 3285468A JP 28546891 A JP28546891 A JP 28546891A JP H05210142 A JPH05210142 A JP H05210142A
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JP
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mode setting
camera
interchangeable lens
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camera body
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JP3285468A
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English (en)
Inventor
Kenji Isono
健司 磯野
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モード設定手段での種々の撮影情報モードの
設定変更を、カメラ本体側への伝達を、特別なコネクタ
手段や接続回路を用いずに行えるようにする。 【構成】 モード設定手段として、モード設定機構を有
する交換レンズ型、交換ファインダ型、フィルムパトロ
ーネ型のモード設定部材1,30,40;50;60を
用いる。モードデータをカメラ本体4側に伝達するコネ
クタ手段として、レンズ接点5A〜5E、ファインダ接
点52A〜52E、DX接点64A〜64Fを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラにおいて各種操
作スイッチの定義、フィルム終端検知による自動巻き戻
し機能の作動・不作動の切換え、AEのプログラム線図
の変更等といった各種の撮影情報モードを任意に設定変
更する際に用いて好適なカメラのモード設定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来からカメラの使用者(以下、ユーザ
という)には、「自分の好きなようにカメラのモードを
設定したい」という欲求がある。このような欲求として
は、たとえば以下に列挙したようなものがある。すなわ
ち、フィルムが終端になったら自動的に巻き戻すか否
か、フィルムをパトローネに巻戻したときにタングを
出した状態にするか、それともパトローネ内に完全に巻
き込むか、警告ブザーを鳴らすことを許可するか否
か、ロックボタンはAF(オートフォーカス機構)の
みをロックするか、それともAE(自動露出機構)をも
一緒にロックするか、AFの機能を禁止してマニュア
ルフォーカスによるカメラとするか、それともAFの機
能を使えるようにしてAFカメラとするか、その他、
プログラムAEのプログラム線図の変更等を行なうか否
か、などといった種々の撮影情報モードの設定欲求があ
る。
【0003】このような種々の欲求を満たすため、これ
ら各種の撮影情報モード(以下、設定モードという)の
切換えスイッチをカメラ本体に組み込むことは、コスト
的にもスペース的にも得策ではない。このため、従来一
般には、以下のような方法が採られていた。
【0004】専用のICカードをモード設定手段とし
て使用する。すなわち、カメラ本体に専用のICカード
を接続するためのコネクタと収納スペースおよびインタ
ーフェイス回路を準備する。このICカードには、設定
モードに対応したデータ(以下、カードデータと呼ぶ)
を予め書き込んでおく。そして、このICカードを、ユ
ーザがカメラ本体のコネクタに接続することにより、カ
メラ本体は、ICカードのデータを読み込み、そのカー
ド書き込みデータに応じて種々の設定モードを設定す
る。
【0005】バーコードリーダをモード設定手段とし
て使用する。すなわち、カメラ本体にバーコードリーダ
とのインターフェイス回路を内蔵する。一方、紙などの
印刷媒体に、予め設定モードに対応した所定のバーコー
ド(以下、バーコードデータという)を印刷しておく
(以下、これをバーコード印刷媒体という)。
【0006】そして、ユーザがバーコードリーダでバー
コード印刷媒体をなぞってバーコードデータを読み取る
と、そのデータは、インターフェイス回路を通してカメ
ラ本体に送られる。これによって、カメラ本体は、その
データに応じて設定モードを設定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の構成による装置では、以下のような問題
点があった。
【0008】すなわち、ICカードを用いるにしろ、バ
ーコードリーダを用いるにしろ、専用のインターフェイ
ス回路、コネクタなどの外部との接続部材をカメラ本体
側に設けることが必要になり、コスト的にもスペース的
にもデメリットが大きい。特に、限られたカメラ本体に
上述した部材を付設することは、スペース問題はもとよ
り、製造、組立てが煩雑となり、コスト高となるもので
あった。
【0009】また、撮影に出かけた外出先で設定モード
を変更するためには、その設定モードに応じたICカー
ドやバーコードリーダおよびバーコード印刷媒体を持ち
歩かなければならず、携帯性の面で問題であるばかり
か、使い勝手の面から不便なものであった。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、モード設定手段として、従来のICカード
やバーコードリーダおよびバーコード印刷媒体のような
取扱い上で問題であるものに代え、取扱いが容易で使い
勝手のよいものを用いるとともに、このモード設定手段
とカメラ本体との間のコネクタ手段として、従来からカ
メラ本体に設けられている接点、たとえばレンズ接点、
アクセサリ接点(ファインダ接点)あるいはDX接点を
巧みに利用することで、種々のモード設定を行なうにあ
たって、スペース的に制約のあるカメラ本体側に特別な
コネクタ手段や接続回路、さらに機械部品等を付設した
りする必要性をなくし、構成上やコスト面で効果的であ
るカメラのモード設定装置を得ることを目的としてい
る。
【0011】このため、本発明者らは、カメラにおいて
種々の設定モードやそのモード設定手段、さらにカメラ
本体側に設ける必要があるコネクタ手段について検討す
るとともに、カメラ本体やこれに付設される交換レンズ
等の付属部品を含めたカメラ全体にわたっての構造上で
の見直しを行ない、次のような点に着目した。
【0012】すなわち、従来一般に用いられているカメ
ラとしては、図36から図43に示したようなものが知
られている。これを簡単に説明すると、図36は従来か
ら知られている通常の交換レンズ(以下、ノーマル交換
レンズという)1を示し、このノーマル交換レンズ1に
おける交換レンズ側マウント1aには、複数のレンズ接
点2A、2B、2C、2D、2Eが設けられている。な
お、このノーマル交換レンズ1は、周知の通り、撮影レ
ンズ3を始め、その他図示を省略した光学部材(たとえ
ば絞り・距離環)等を備えている。
【0013】一方、図37は上述したノーマル交換レン
ズ1が着脱自在に取付けられるカメラ本体4を示し、こ
のカメラ本体4におけるボディ側マウント4aには、上
述したレンズ接点2A、2B、2C、2D、2Eと接続
されるカメラ本体4側のレンズ接点(以下、ボディ接点
という)5A、5B、5C、5D、5Eが設けられてい
る。勿論、このカメラ本体4内にも、周知の通り、写真
撮影に必要とされる各種の機器等が設けられるが、その
具体的な説明は省略する。
【0014】図38は上述したノーマル交換レンズ1内
に設けられる電気回路を示し、図中6で示したMPU
(マイクロ・プロセッサ・ユニット)には、図示しない
ROM領域に、その交換レンズ固有のデータ(焦点距
離、開放F値、像面移動量、その他光学補正データ等;
以下、これらをまとめてレンズデータという)が記憶さ
れている。ここで、MPU6の電源端子はレンズ接点2
Eに接続され、MPU6のGND端子はレンズ接点2A
に接続されている。また、MPU6のシリアルクロック
入力端子SCKaは、レンズ接点2Dに接続されてい
る。さらに、シリアルコントロール端子CTLaは、レ
ンズ接点2Cに接続されている。また、シリアルI/O
端子SIOaは、レンズ接点2Bに接続されている。
【0015】図39はカメラ本体4側の電気回路の一部
を示し、ボディ接点5A、ボディ接点5B、ボディ接点
5C、ボディ接点5D、ボディ接点5Eは、上述した図
37で示した接点に相当する。
【0016】そして、ボディ接点5Eは、図示しない電
源Vddに接続されている。また、ボディ接点5Dは、
抵抗8aにより図示しない電源Vddにプルアップさ
れ、MPU7のシリアルクロック出力端子SCKbに接
続されている。さらに、ボディ接点5Cは、抵抗8bに
より図示しない電源Vddにプルアップされ、MPU7
のシリアルコントロール端子CTLbに接続されてい
る。また、ボディ接点5Bは、抵抗8cにより図示しな
い電源Vddにプルアップされ、MPU7のシリアルI
/O端子SIObに接続されている。なお、ボディ接点
5Aは、GND端子に接続されている。
【0017】一方、制御回路9は、MPU7と複数(も
しくは1本)の信号ラインで接続されている。また、こ
の制御回路9は、図示を省略した巻上げモータ、巻戻し
モータ、AFモータ、マグネット等と接続されており、
MPU7はこの制御回路9を通して、これらのモータ等
を制御している。
【0018】前述したノーマル交換レンズ1をカメラ本
体4に装着する(交換レンズ側マウント1aとボディ側
マウント4aを係合させる)と、各レンズ接点2A〜2
Eは、各ボディ接点5A〜5Eと接続される。そして、
電源Vddは、カメラ本体4から、ボディ接点5Eおよ
びレンズ接点2Eを介してノーマル交換レンズ1のMP
U6に給電される。また、カメラ本体4のGNDとノー
マル交換レンズ1とのGNDは、ボディ接点5Aおよび
レンズ接点2Aを介して接続される。
【0019】ノーマル交換レンズ1のMPU6のシリア
ルクロック入力端子SCKaは、レンズ接点2Dおよ
び、ボディ接点5Dを介して、カメラ本体4のMPU7
のシリアルクロック出力端子SCKbに接続される(以
下、この信号ラインを、SCKラインという)。ノーマ
ル交換レンズ1のMPU6のシリアルコントロール端子
CTLaは、レンズ接点2Cおよびボディ接点5Cを介
して、カメラ本体4のMPU7のシリアルコントロール
端子CTLbに接続される(以下、この信号ラインを、
CTLラインという)。ノーマル交換レンズ1のMPU
6のシリアルI/O端子SIOaは、レンズ接点2Bお
よびボディ接点5Bを介して、カメラ本体4のMPU7
のシリアルI/O端子SIObに接続される(以下、こ
の信号ラインを、SIOラインという)。
【0020】図40に上述したノーマル交換レンズ1の
大まかなフローチャートを示す。以下、(1)〜(2)
について説明する。 (1)ROM領域からレンズデータを読み込む 前述したように、MPU6は、図示しないROM領域に
記憶したレンズデータを読み込む。 (2)カメラ本体4との通信 レンズデータをカメラ本体4に送信する。詳細は、後述
する図42および図43にてまとめて説明する。
【0021】図41に上述したカメラ本体4の大まかな
フローチャートを示す。以下、(1)〜(2)の詳細に
ついて説明する。 (1)交換レンズとの通信 レンズデータをノーマル交換レンズ1から受信する。
【0022】ここで、これら交換レンズ1とカメラ本体
4間の通信の詳細は、以下の通りである。すなわち、図
42はノーマル交換レンズ1の通信のフローチャートお
よびカメラ本体2の通信のフローチャートを示し、また
図43はこの信号のタイミングチャートを示す。これら
の図42と図43との両方を用いて、データ通信につい
ての説明を以下に行なう。
【0023】(A)カメラ本体4側(以下、b側とい
う)のMPU7が、CTLラインをモニタし、HIであ
ることを確認する。ここで、カメラ本体4に交換レンズ
1が装着されていない場合には、このCTLラインはH
Iのままである。 (B)b側のMPU7が、T1時間シリアルコントロー
ル端子CTLbを、LOWに落とす。よって、CTLラ
インは、LOWになる。 (C)ノーマル交換レンズ1側(以下、a側という)の
MPU6は、CTLラインがLOWになったことを検出
したら、シリアルコントロール端子CTLaをLOWに
落とす。
【0024】(D)上述したT1時間経過後において、
b側のMPU7は、シリアルコントロール端子CTLb
をLOWに落とすのを止め、CTLラインをモニタす
る。この時点においては、(CTLaにより、)CTL
ラインはLOWになっている。ここで、カメラ本体4に
交換レンズ1が装着されていない場合には、CTLライ
ンはHIのままであるので、MPU7は、データ通信ル
ーチンから抜ける。 (E)b側のMPU7は、所定の数のクロックをシリア
ルクロック出力端子SCKbを用いてSCKラインに出
力する。a側のMPU6はこのクロックに同期させて、
シリアルI/O端子SIOaを用いて、SIOラインに
シリアルデータ(レンズデータ)を送信する。 (F)a側のMPU6はシリアルデータを送信し終わっ
たら、シリアルコントロール端子CTLaをLOWに落
とすのを止める。よって、CTLラインはプルアップ抵
抗8bにより、HIになる。 以上のようにして、レンズデータが、ノーマル交換レン
ズ1からカメラ本体4に伝達される。
【0025】(2)通常の処理ルーチン カメラ本体4側のMPU7は、レンズデータをもとに、
各種の演算・制御(たとえばAE演算やAF制御)を行
なう。
【0026】そして、本発明者らは、以上のような情報
伝達手段を有する交換レンズ1とカメラ本体4との関係
に着目し、これを前述したモード設定用として利用でき
ないか否かを検討、研究し、以下のようなモード設定装
置を得ようとしているものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカメラのモ
ード設定装置は、モード設定手段として、モード設定機
構を組込んでいる交換レンズ型、交換ファインダ型ある
いはフィルムパトローネ型のモード設定部材(以下、モ
ード設定交換レンズ、モード設定交換ファインダ、モー
ド設定パトローネという)を用い、かつこれらに設定さ
れているモードデータをカメラ本体側に伝達するための
情報伝達用のコネクタ手段として、従来からカメラ本体
側に設けられているレンズ接点(レンズ用ボディ接
点)、ファインダ接点(ファインダ用ボディ接点)ある
いはDX接点を用いるようにしたものである。
【0028】
【作用】本発明によれば、モード設定手段としてのモー
ド設定交換レンズ、モード設定交換ファインダあるいは
モード設定パトローネを、カメラ本体に組み付けること
により、これらに設定されているモードデータを、カメ
ラ本体側のレンズ接点、ファインダ接点あるいはDX接
点を情報伝達用のコネクタ手段として、カメラ本体側に
伝達し、モード設定を所要の状態で行なえる。
【0029】
【実施例】図1ないし図5は本発明に係るカメラのモー
ド設定装置の第1実施例を示すものであり、これらの図
において、前述した図36ないし図43と同一または相
当する部分には同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0030】さて、本発明に係るカメラのモード設定装
置によれば、モード設定手段として、図1に示したよう
に、モード設定機構を内部に組込んでいる交換レンズ型
のモード設定部材(モード設定交換レンズ)10を用
い、かつこれらに設定されているモードデータをカメラ
本体側に伝達するための情報伝達用のコネクタ手段とし
て、従来からノーマル交換レンズ1のレンズ接点2A,
2B,2C,2D,2Eと対応してカメラ本体4に設け
られているレンズデータ情報伝達用のレンズ接点として
のレンズ用ボディ接点5A,5B,5C,5D,5Eを
用いたところに特徴を有している。
【0031】そして、このような構成によれば、モード
設定手段としてのモード設定交換レンズ10を、図37
に示したようなカメラ本体4に組み付けることにより、
これらに設定されているモードデータを、カメラ本体4
側でレンズ接点2A,2B,2C,2D,2Eと対応す
るレンズ用ボディ接点5A,5B,5C,5D,5Eを
コネクタ手段として、カメラ本体4側に伝達し、モード
設定を所要の状態で行なえるものである。
【0032】これを詳述すると、この第1実施例では、
モード設定手段として、ノーマル交換レンズ1(図36
等参照)と略等しい形状を有するモード設定交換レンズ
10を用い、このモード設定交換レンズ10内に、図示
を省略したモード設定機構を内蔵するとともに、前記レ
ンズ用ボディ接点5A,5B,5C,5D,5Eに対応
してカメラ本体4に脱着されるマウント10aに、レン
ズ接点2A,2B,2C,2D,2Eを設けている。
【0033】なお、本実施例におけるモード設定交換レ
ンズ10のレンズ接点部であるレンズ接点2A,2B,
2C,2D,2Eは、図36に示したノーマル交換レン
ズ1のレンズ接点部と同じで、図37に示したカメラ本
体4側のコネクタ手段としてのボディ接点5A,5B,
5C,5D,5Eに接触接続される部分であり、ここで
は同一番号を付している。ここで、カメラ本体4側は図
37に示したものと殆ど同じであり、図示は省略する。
【0034】そして、この実施例では、図1に示したモ
ード設定交換レンズ1の外観から明らかなように、その
外周部にそれぞれのモード設定スイッチ11A,11
B,11C,11D,11Eを設け、その内部のモード
設定機構を所定の状態に切換え設定し得るようになって
いる。
【0035】ここで、これらのモード設定スイッチ11
A,11B,11C,11D,11Eには、以下に例示
するような複数種類のカメラの設定モードを、それぞれ
に対応させて予め定めておくとよい。
【0036】すなわち、 モード設定スイッチ11A…LOWならば、フィルム
が終端になっても自動的には巻戻さず/HIならば、自
動的に巻戻す。 モード設定スイッチ11B…LOWならば、巻戻した
ときにタングを出した状態にし/HIならばタングを出
さず、完全に巻き込む。 モード設定スイッチ11C…LOWならば、警告ブザ
ーを鳴らすことを許可せず/HIならば警告ブザーを鳴
らすことを許可する。 モード設定スイッチ11D…LOWならば、ロックボ
タンはAFのみロックし/HIならばAEも一緒にロッ
クする。 モード設定スイッチ11E…LOWならば、AFの機
能を禁止してマニュアルフォーカスのカメラとし/HI
ならばAFの機能を使えるようにしてAFカメラとす
る。
【0037】図2に本実施例におけるモード設定交換レ
ンズ1の電気回路を示す。モード設定スイッチ11A,
11B,11C,11D,11Eのそれぞれの一端は、
それぞれ抵抗12a,12b,12c,12d,12e
によりレンズ接点2Eにプルアップされ、MPU13の
入力ポートP14,P15,P16,P17,P18に
接続されている。一方、モード設定スイッチ11A,1
1B,11C,11D,11Eの他端は、全てレンズ接
点2Aに接続されている。
【0038】MPU13は、入力ポートP14,P1
5,P16,P17,P18を読むことにより、モード
設定スイッチ11A,11B,11C,11D,11E
の状態を知ることができる。これにより、MPU13
は、シリアル通信用のデータ(モード設定スイッチ情
報)を生成する。なお、MPU13の電源端子は、レン
ズ接点2Eに接続され、またMPU13のGND端子
は、レンズ接点2Aに接続されている。さらに、MPU
13のシリアルクロック入力端子SCKaは、レンズ接
点2Dに接続され、シリアルコントロール端子CTLa
は、レンズ接点2Cに接続され、シリアルI/O端子S
IOaは、レンズ接点2Bに接続されている。
【0039】図3はカメラ本体4側での電気回路の一部
を示し、ボディ接点5A、ボディ接点5B、ボディ接点
5C、ボディ接点5D、ボディ接点5Eは、前述した図
37で示した通りのものである。すなわち、ボディ接点
5Eは、図示しない電源Vddに接続されている。一
方、ボディ接点5Dは、抵抗8aにより図示しない電源
Vddにプルアップされ、MPU7のシリアルクロック
出力端子SCKbに接続されている。また、ボディ接点
5Cは、抵抗8bにより図示しない電源Vddにプルア
ップされ、MPU7のシリアルコントロール端子CTL
bに接続されている。さらに、ボディ接点5Bは、抵抗
8cにより図示しない電源Vddにプルアップされ、M
PU7のシリアルI/O端子SIObに接続されてい
る。また、ボディ接点5Aは、GND側に接続されてい
る。
【0040】EEPROM(Electrically Erasable Pr
ogrammable Read Only Memory) 19は、モード設定情
報を記憶する手段として、MPU7と複数(もしくは1
本)の信号ラインで接続されている。このEEPROM
19は、一度書き込まれたデータを電源が切られても保
持するという特性をもっている。したがって、MPU7
のデータは、一旦EEPROM19に書き込んでおけ
ば、たとえ電源が切られてもそのデータは失われること
はない。そして、再度電源が印加されたときに、MPU
7はEEPROM19からデータを読み込めばよい。
【0041】一方、制御回路9は、前述した図39で説
明した通り、MPU7と複数(もしくは1本)の信号ラ
インで接続されている。また、この制御回路9は、図示
しない巻上げモータ、巻戻しモータ、AFモータ、マグ
ネット等と接続されている。そして、前記MPU7は、
この制御回路9を通して、これらのモータ等を制御して
いる。
【0042】また、モード設定交換レンズ10を、カメ
ラ本体4に装着する(交換レンズ側マウント10aとボ
ディ側マウント4aとを係合させる)と、各レンズ接点
は各ボディ接点と接続されることになる。
【0043】この状態において、電源Vddは、カメラ
本体4から、ボディ接点5Eおよびレンズ接点2Eを介
してモード設定交換レンズ10に給電される。また、カ
メラ本体4のGNDとモード設定交換レンズ10とのG
NDは、ボディ接点5Aおよびレンズ接点2Aを介して
接続される。
【0044】そして、モード設定交換レンズ10のMP
U13のシリアルクロック入力端子SCKaは、レンズ
接点2Dおよびボディ接点5Dを介して、カメラ本体4
のMPU7のシリアルクロック出力端子SCKbに接続
される(以下、この信号ラインを、SCKラインとい
う)。また、モード設定交換レンズ10のMPU13の
シリアルコントロール端子CTLaは、レンズ接点2C
およびボディ接点5Cを介して、カメラ本体4のMPU
7のシリアルコントロール端子CTLbに接続される
(以下、この信号ラインを、CTLラインという)。さ
らに、モード設定交換レンズ10のMPU13のシリア
ルI/O端子SIOaは、レンズ接点2Bおよびボディ
接点5Bを介して、カメラ本体4のMPU7のシリアル
I/O端子SIObに接続される(以下、この信号ライ
ンを、SIOラインという)。
【0045】図4に上述したモード設定交換レンズ10
の大まかなフローチャートを示しており、下記(1)〜
(2)について説明する。
【0046】(1)モード設定スイッチの読み込み 前述のように、MPU13は、入力ポートP14、P1
5、P16、P17、P18を読むことにより、モード
設定スイッチ11A,11B,11C,11D,11E
の状態を読み取る。そして、それを基に、送信用のデー
タ(シリアルデータ)を作成する。この、通信用のデー
タは、「モード設定交換レンズ識別フラグ」および「モ
ード設定スイッチ情報」からなる。
【0047】ここで、「モード設定交換レンズ識別フラ
グ」は、送信するシリアルデータが、ノーマル交換レン
ズ1の「レンズデータ」であるか、モード設定交換レン
ズ10の「モード設定スイッチ情報」であるかを、カメ
ラ本体4に認識させるためのものである。
【0048】また、説明を簡単にするため、シリアルデ
ータを以下のように定める。 送信バイト数…1 1ビット目…「モード設定交換レンズ識別フラグ」=モ
ード設定交換レンズ10ならLOW/ノーマル交換レン
ズ1ならHI。(なお、本実施例での交換レンズはモー
ド設定交換レンズ10なので、LOWになる。) 2ビット目…「モード設定スイッチ11Aの状態」=O
NならLOW/OFFならHI。 3ビット目…「モード設定スイッチ11Bの状態」=O
NならLOW/OFFならHI。 4ビット目…「モード設定スイッチ11Cの状態」=O
NならLOW/OFFならHI。 5ビット目…「モード設定スイッチ11Dの状態」=O
NならLOW/OFFならHI。 6ビット目…「モード設定スイッチ11Eの状態」=O
NならLOW/OFFならHI。 7ビット目および8ビット目…不問
【0049】(2)カメラ本体4との通信 通信自体のフローチャートおよびタイミングチャート
は、従来例(ノーマル交換レンズ1の時)と同じであ
る。すなわち、交換レンズ1側の通信のフローチャート
は、前述した図42と同じであり、通信のタイミングチ
ャートは、前述した図43と同じである。ただし、SI
Oラインにて送信するシリアルデータは、「レンズデー
タ」ではなく、(1)にて作成した「モード設定交換レ
ンズ識別フラグ」および「モード設定スイッチ情報」で
ある。
【0050】なお、本実施例に対応するノーマル交換レ
ンズ1の送信シリアルデータの構成は、1ビット目
(「モード設定交換レンズ識別フラグ」)はHIで、2
ビット目以降はレンズデータとする。
【0051】図5はカメラ本体4のモード設定の大まか
なフローチャートを示しており、下記(1)〜(3)に
ついて以下に説明する。 (1)交換レンズとの通信 通信自体のフローチャートおよびタイミングチャート
は、従来例(ノーマル交換レンズの時)と同じである。
すなわち、カメラ本体4側の通信のフローチャートは図
42と同じであり、通信のタイミングチャートは図43
と同じである。ただし、SIOラインにて受信するシリ
アルデータは、「モード設定交換レンズ識別フラグ」と
「モード設定スイッチ情報」(モード設定交換レンズ1
0が装着された場合)、もしくは「モード設定交換レン
ズ識別フラグ」と「レンズデータ」(ノーマル交換レン
ズ1が装着された場合)である。
【0052】(2)モード設定交換レンズ10かノーマ
ル交換レンズ1かの識別 カメラ本体4のMPU7は、受信したシリアルデータの
うちの、「モード設定交換レンズ識別フラグ」を判別し
て、以降のシリアルデータが、ノーマル交換レンズ1の
「レンズデータ」か、モード設定交換レンズ10の「モ
ード設定スイッチ情報」であるかを判別する。モード設
定交換レンズ10の「モード設定スイッチ情報」であれ
ば、下記(3)の「モード設定の記憶」ルーチンに進
む。また、ノーマル交換レンズ1の「レンズデータ」で
あれば、従来例と同じくMPU7は、レンズデータをも
とに、下記(4)の通常の処理ルーチンを行う。
【0053】(3)モード設定の記憶 上記(2)でモード設定交換レンズ10と判別された場
合には、シリアルデータの全ビットをEEPROM19
に記憶する。すなわち、1ビット目=「モード設定交換
レンズ識別フラグ」、2ビット目=「モード設定スイッ
チ11Aの状態」、3ビット目=「モード設定スイッチ
11Bの状態」、4ビット目=「モード設定スイッチ1
1Cの状態」、5ビット目=「モード設定スイッチ11
Dの状態」、6ビット目=「モード設定スイッチ11E
の状態」を、それぞれ、モードデータフラグflg(0
1)、flg(02)、flg(03)、flg(0
4)、flg(05)、flg(06)としてEEPR
OM19に書き込む。
【0054】(4)通常の処理ルーチン 前記(2)でノーマル交換レンズ10と判別された場合
は、MPU7は、レンズデータをもとに、各種の演算・
制御(例えばAE演算やAF制御)を行う。
【0055】以上のようにしてモード設定交換レンズ1
0のモード設定スイッチ11A,11B,11C,11
D,11Eの情報は、モードデータフラグflg(0
2)、flg(03)、flg(04)、flg(0
5)、flg(06)としてMPU7に認識され、かつ
EEPROM19に記憶される。なお、モードデータフ
ラグflg(01)はモード設定交換レンズ10により
モードデータが与えられたことを示すためのものであ
り、場合によっては、特にEEPROM19に記憶する
必要はない。
【0056】なお、カメラを工場から出荷するときに、
EEPROM19のモードデータフラグflg(0
2)、flg(03)、flg(04)、flg(0
5)、flg(06)、flg(07)を、全て「1」
にしておけば、これがモード設定交換レンズ10を使用
する前の、モードデータ(初期モード)となる。そし
て、EEPROM19に、これらのモードデータフラグ
が記憶されているので、たとえ電源が切られても、これ
らのモードデータフラグの内容が失われることはない。
【0057】ここで、カメラ本体4側のMPU7は、こ
れらのモードデータフラグを見て、それぞれのモード設
定スイッチ11A,11B,11C,11D,11Eに
より定義された制御を、制御回路9を用いて行なう。
【0058】以下に例を述べる。 モードデータフラグflg(02)…LOWならば、
フィルムが終端になっても自動的には巻き戻さない/H
Iならば、自動的に巻戻す。 モードデータフラグflg(03)…LOWならば、
巻戻したときにタングを出した状態にする/HIなら
ば、タングを出さず、完全に巻き込む。 モードデータフラグflg(04)…LOWならば、
警告ブザーを鳴らすことを許可しない/HIならば、警
告ブザーを鳴らすことを許可する。 モードデータフラグflg(05)…LOWならば、
ロックボタンはAFのみロックする/HIならば、AE
も一緒にロックする。 モードデータフラグflg(06)…LOWならば、
AFの機能を禁止してマニュアルフォーカスのカメラと
する/HIならば、AFの機能を使えるようにしてAF
カメラとする。
【0059】なお、本実施例においては、モード設定ス
イッチを5個とした場合を例示したが、もっと多くする
ことも可能である。すなわち、MPU13の入力ポート
が許す限り、いくらでも増やすことは可能である。
【0060】また、モード設定スイッチとして、図1に
例示したようなスライドスイッチを用いないで、複数ビ
ットのデジタル・コード板(たとえばグレーコード板)
のロータリスイッチを用いてもよい。
【0061】さらに、本実施例においては、データ通信
の方式として、クロック同期式シリアル通信を用いた
が、他の通信方式を用いてもよい。また、本実施例にお
いては、シリアル通信は、交換レンズ側からカメラ本体
4に1回シリアルデータを送っただけであるが、複数で
もよいし、また交換レンズとカメラ本体2の間で双方向
でシリアルデータを送受信してもよい。
【0062】図6ないし図11は本発明に係るカメラの
モード設定装置の第2実施例を示している。ここで、図
6はこの実施例におけるモード設定交換レンズ10の外
観を示し、前述した図36のノーマル交換レンズ1とは
異なり、突起部20をマウント10a部分に有してい
る。なお、このモード設定交換レンズ10内の電気回路
は、上述した第1実施例(図2)と同じで、その説明は
省略する。
【0063】図7は交換レンズ側のレンズ接点部と接続
されるカメラ本体4側のボディ接点5A,5B,5C,
5D,5Eとボディ側マウント10aを示しており、上
述したレンズ10側の突起部20に対応する位置に形成
した凹部内に、モード設定交換レンズ識別スイッチ21
を周辺よりやや引っ込んだ状態で設けている。このモー
ド設定交換レンズ識別スイッチ21は、通常はオープン
(OFF)であり、押されると、クローズ(ON)す
る。また、このモード設定交換レンズ識別スイッチ21
は、後述するようにMPU7に接続されている。
【0064】図8にカメラ本体4にモード設定交換レン
ズ10が装着された状態を示している。これは図7にお
いて矢印A方向から見た断面図である。すなわち、カメ
ラ本体4に、モード設定交換レンズ10が装着される
と、前述した突起部20がモード設定交換レンズ識別ス
イッチ21を押すため、このモード設定交換レンズ識別
スイッチ21はONする。図9にカメラ本体4にノーマ
ル交換レンズ1が装着された状態を示す。すなわち、カ
メラ本体4に、ノーマル交換レンズ1が装着された場
合、このノーマル交換レンズ1には突起部が無いので、
モード設定交換レンズ識別スイッチ21はOFFのまま
である。
【0065】このようにして、カメラ本体4は、装着さ
れた交換レンズがモード設定交換レンズ10か否かを識
別できる。なお、この突起部20は、モード設定交換レ
ンズ10が、誤って本実施例の機能を持たない他のカメ
ラ本体に装着されることを防ぐ効果もある。
【0066】図10はカメラ本体4の電気回路の一部を
示しており、前述した第1実施例における図3の電気回
路に相当し、同じ部分については説明を省略する。さ
て、モード設定交換レンズ識別スイッチ21は、図7、
図8および図9にて示したものである。このモード設定
交換レンズ識別スイッチ21の一端は、抵抗22により
図示しない電源Vddにプルアップされ、MPU7の入
力ポート端子P01に接続されている。また、このモー
ド設定交換レンズ識別スイッチ21の他端は、ボディ端
子5A(GND側)に接続されている。
【0067】そして、モード設定交換レンズ10をカメ
ラ本体4に装着する(交換レンズ側マウント10aとボ
ディ側マウント1aを係合させる)と、各レンズ接点は
各ボディ接点と接続される。それとともに、モード設定
交換レンズ識別スイッチ21はONする。(ノーマル交
換レンズならOFFである。)
【0068】図11はモード設定の大まかなフローチャ
ートを示すものであり、下記(1)〜(3)について、
以下に説明する。 (1)モード設定交換レンズ10かノーマル交換レンズ
1かの識別 ポートP01を読み込んで、LOWならば、装着された
のがモード設定交換レンズ10と判断し、「モード設定
交換レンズ識別フラグ」(以下、モードデータフラグf
lg(01)という)に「0」を書き込む。HIなら
ば、装着されたのがノーマル交換レンズ1と判断し、モ
ードデータフラグflg(01)に「1」を書き込む。
【0069】(2)交換レンズとの通信 通信自体のフローチャートおよびタイミングチャート
は、従来例(ノーマル交換レンズ1の時)と同じであ
る。すなわち、カメラ本体4側の通信のフローチャート
は図42と同じであり、また通信のタイミングチャート
は図43と同じである。ただし、SIOラインにて受信
するシリアルデータは、「モード設定スイッチ情報」
(モード設定交換レンズ10が装着された場合)、もし
くは「レンズデータ」(ノーマル交換レンズ1が装着さ
れた場合)である。なお、この実施例では、第1実施例
とは異なり、シリアルデータには、「モード設定交換レ
ンズ識別フラグ」は含まれない。
【0070】(3)モード設定の記憶 上記(1)でモード設定交換レンズ10と判別された場
合には、前述のモードデータフラグflg(01)をE
EPROM19に書き込む。また、受信したシリアルデ
ータ「モード設定スイッチ11Aの状態」、「モード設
定スイッチ11Bの状態」、「モード設定スイッチ11
Cの状態」、「モード設定スイッチ11Dの状態」、
「モード設定スイッチ11Eの状態」をそれぞれ、fl
g(02)、flg(03)、flg(04)、flg
(05)、flg(06)としてEEPROM19に書
き込む。
【0071】(4)通常の処理ルーチン 前記(1)でノーマル交換レンズ1と判別された場合に
は、MPU7は、レンズデータを基に、各種の演算・制
御処理(たとえばAE演算やAF制御)を行なう。
【0072】以上のようにしてモード設定交換レンズ1
0のモード設定スイッチ11A,11B,11C,11
D,11Eでの情報は、モードデータフラグflg(0
2)、flg(03)、flg(04)、flg(0
5)、flg(06)としてMPU7に認識され、かつ
EEPROM19に記憶される。なお、モードデータフ
ラグflg(01)はモード設定交換レンズ10により
モードデータが与えられたことを示すためのものであ
り、場合によっては、特にEEPROM19に記憶する
必要はない。
【0073】また、これらのモードデータフラグは、E
EPROM19に記憶されているので、たとえ電源が切
られても、これらのモードデータフラグの内容が失われ
ることはない。さらに、第1実施例にて述べたように、
MPU7は、これらモードデータフラグを見て、それぞ
れのモード設定スイッチにより定義された制御を、制御
回路9を用いて行なう。
【0074】図12および図13は本発明による第3実
施例を示している。すなわち、この実施例では、図12
に外観を示したように、前述したモード設定交換レンズ
10の機能とノーマル交換レンズ1との機能とを兼ね備
えたモード設定/ノーマル兼用交換レンズ30を用いる
ようにしている。
【0075】すなわち、上述した第1実施例、第2実施
例とは異なり、ノーマル交換レンズ1と同じく、レンズ
3およびその他の図示しない光学部材(例えば、絞り・
距離環)を備え、通常の撮影に用いることができるよう
にしている。そして、このようにすれば、モード設定交
換レンズとしても、ノーマル交換レンズとしても用いる
ことができ、その利点は明かであろう。なお、他の部材
は、第1実施例等と同じであるので、説明は省略する。
【0076】図13にモード設定/ノーマル兼用交換レ
ンズ30の大まかなフローチャートを示しており、その
(1)〜(4)について、以下に説明する。 (1)モード設定スイッチの読み込み 第1実施例にて述べたように、MPU13は、入力ポー
トP14、P15、P16、P17、P18を読むこと
により、モード設定スイッチ11A,11B,11C,
11D,11Eの状態を読み取る。そして、それを基
に、送信用のデータ(シリアルデータ)を作成する。前
述のように、通信用のデータは、「モード設定交換レン
ズ識別フラグ」および「モード設定スイッチ情報」から
なる。
【0077】また、第1実施例でも述べたように、例と
して、シリアルデータを、以下のように定める。 送信バイト数…1 1ビット目…「モード設定交換レンズ識別フラグ」=モ
ード設定交換レンズとして用いるならLOW/ノーマル
交換レンズとして用いるならHI。まず、モード設定交
換レンズとして、シリアルデータ(モード設定スイッチ
情報)を送るので、LOWになる。 2ビット目…「モード設定スイッチ11Aの状態」=O
NならLOW/OFFならHI。 3ビット目…「モード設定スイッチ11Bの状態」=O
NならLOW/OFFならHI。 4ビット目…「モード設定スイッチ11Cの状態」=O
NならLOW/OFFならHI。 5ビット目…「モード設定スイッチ11Dの状態」=O
NならLOW/OFFならHI。 6ビット目…「モード設定スイッチ11Eの状態」=O
NならLOW/OFFならHI。 7ビット目および8ビット目…不問。
【0078】(2)カメラ本体4との通信 通信自体のフローチャートおよびタイミングチャート
は、従来例(ノーマル交換レンズの時)および第1実施
例と同じである。すなわち、交換レンズ側の通信のフロ
ーチャートは図42と同じであり、また通信のタイミン
グチャートは図43と同じである。ただし、SIOライ
ンにて送信するシリアルデータは、上述した(1)にて
作成した「モード設定交換レンズ識別フラグ」および
「モード設定スイッチ情報」である。
【0079】(3)ROM領域から、レンズデータを読
み込む 前述のように、MPU13は、図示しないROM領域に
記憶したレンズデータを読み込む。そして、それを基
に、送信用のデータ(シリアルデータ)を作成する。例
として、シリアルデータを以下のように定める。 送信バイト数…1 1ビット目…「モード設定交換レンズ識別フラグ」=モ
ード設定交換レンズとしてならLOW/ノーマル交換レ
ンズとしてならHI。まず、ノーマル交換レンズとし
て、シリアルデータ(レンズデータ)を送るので、HI
になる。 2ビット目以降…レンズデータとして使う。
【0080】(4)カメラ本体4との通信 通信自体のフローチャートおよびタイミングチャート
は、従来例(ノーマル交換レンズの時)および第1実施
例と同じである。すなわち、交換レンズ側の通信のフロ
ーチャートは図42と同じであり、通信のタイミングチ
ャートは図43と同じである。ただし、SIOラインに
て送信するシリアルデータは、上記(3)にて作成した
「モード設定交換レンズ識別フラグ」および「レンズデ
ータ」である。
【0081】また、カメラ本体4のモード設定のフロー
チャートは、前述した第1実施例の図5と同じなので省
略する。ここで、受信したシリアルデータの「モード設
定交換レンズ識別フラグ」により、以降のデータが「モ
ード設定スイッチ情報(モード設定交換レンズとしての
データ)」か「レンズデータ(ノーマル交換レンズとし
てのデータ)」かを判別し、それぞれに応じた処理を行
なう。
【0082】なお、本実施例においては、モード設定/
ノーマル兼用交換レンズ30は、まず、「モード設定ス
イッチ情報(モード設定交換レンズとしてのデータ)」
を送信し、続いて「レンズデータ(ノーマル交換レンズ
としてのデータ)」を送信したが、それ以外の方法(タ
イミング)でもよい。
【0083】たとえば、 (a)モード設定/ノーマル兼用交換レンズ30に、電
源Vddが給電されたときのみ、モード設定/ノーマル
兼用交換レンズ30は、「モード設定スイッチ情報(モ
ード設定交換レンズとしてのデータ)」を送信する。 (b)カメラ本体4から、要求があった(たとえばカメ
ラ本体4からモード設定/ノーマル兼用交換レンズ30
に対して、「モード設定スイッチ情報」要求のシリアル
データを送信する)ときのみ、モード設定/ノーマル兼
用交換レンズ30は、「モード設定スイッチ情報(モー
ド設定交換レンズとしてのデータ)」を送信する。 (c)モード設定/ノーマル兼用交換レンズ30のMP
U13は、モード設定スイッチ11A,11B,11
C,11D,11Eの状態(すなわち、入力ポートP1
4、P15、P16、P17、P18の状態)を常時も
しくは定期的に読み込む。そして、前の状態から変化が
あった(モード設定スイッチが、前に送信した「モード
設定スイッチ情報」が示すものとと異なる状態になっ
た)場合にのみ、モード設定/ノーマル兼用交換レンズ
30は、「モード設定スイッチ情報(モード設定交換レ
ンズとしてのデータ)」を送信する。 等が考えられる。勿論、これら(a)、(b)、(c)
を組合わせてもよい。
【0084】図14、図15および図16は本発明によ
るカメラのモード設定装置の第4実施例を示している。
すなわち、上述した第3実施例においては、モード設定
スイッチ情報は、予め決められたタイミングで、モード
設定/ノーマル兼用交換レンズ30からカメラ本体4に
送信されている。このため、ユーザが気がつかないうち
に、モード設定スイッチ11A,11B,11C,11
D,11Eにさわって動かしてしまい、ユーザが意図し
ていないモード設定スイッチ情報がカメラ本体2に送ら
れるという不具合が生じる虞れがあり、取扱いに注意を
必要としている。
【0085】これに対し、この実施例においては、この
ような不具合を防ぐための切換え手段として、押しボタ
ンスイッチ31を設け、これが押されたときのみ、モー
ド設定/ノーマル兼用交換レンズ30から、モード設定
スイッチ情報がカメラ本体4に送られるようにしている
ものである。すなわち、ユーザはモード設定を変更した
くなったときに、モード設定スイッチ11A,11B,
11C,11D,11Eを所望の設定にセットし、押し
ボタンスイッチ31を押せばよい。
【0086】すなわち、この実施例では、図14に示し
たように、モード設定/ノーマル兼用交換レンズ30の
外周部の一部に、押しボタンスイッチ31を設けてい
る。この押しボタンスイッチ31は、このモード設定/
ノーマル兼用交換レンズ30を、モード設定交換レンズ
として用いるか、ノーマル交換レンズとして用いるかを
撮影者が切換えるためのものである。そして、押しボタ
ンスイッチ31を押すと、モード設定/ノーマル兼用交
換レンズ30は、モード設定交換レンズとして機能し、
押しボタンスイッチ31を離すと、ノーマル交換レンズ
として機能するように構成している。なお、これ以外の
部材は、第3実施例の図12と同じものであるので、説
明は省略する。
【0087】図15に本実施例におけるモード設定/ノ
ーマル兼用交換レンズ30の電気回路を示している。す
なわち、押しボタンスイッチ31の一端は、抵抗32に
よりレンズ接点2Eにプルアップされ、MPU13の入
力ポートP33に接続されている。また、押しボタンス
イッチ31の他端は、レンズ接点2Aに接続されてい
る。これにより、MPU13は、入力ポートP33を読
むことにより、押しボタンスイッチ31の状態を知るこ
とができる。
【0088】たとえば入力ポートP33がLOWであれ
ば、押しボタンスイッチ31が押されているということ
である。よって、MPU13は、入力ポートP14、P
15、P16、P17、P18(すなわち、モード設定
スイッチ11A,11B,11C,11D,11E)を
読み取り、(モード設定交換レンズとしての)シリアル
データ、すなわち「モード設定スイッチ情報」を生成す
る。そして、カメラ本体4に送信する。
【0089】また、P33がHIであれば、押しボタン
スイッチ31が離されているということである。よっ
て、MPU13は、(ノーマル交換レンズとしての)シ
リアルデータ、すなわちレンズデータを、カメラ本体4
に対して送信する。なお、カメラ本体4の電気回路は、
前述した第1実施例での図3と同じなので省略する。
【0090】図16にモード設定/ノーマル兼用交換レ
ンズ30の大まかなフローチャートを示し、その(1)
〜(4)について、以下に説明する。 (1)押しボタンスイッチ31判別 前述のようにMPU13は、入力ポートP33を読むこ
とにより、押しボタンスイッチ31が押されているか、
離されているかを判別する。押されていれば、以下
(2)に進む。離されていれば、以下(3)に進む。 (2)モード設定スイッチの読み込み 前述した第3実施例と同じなので説明は省略する。 (3)ROM領域からレンズデータを読み込む 前述した第3実施例と同じなので説明は省略する。 (4)カメラ本体との通信 前述した第3実施例と同じなので説明は省略する。
【0091】ただし、SIOラインにて送信するシリア
ルデータは、押しボタンスイッチ31が押されていた場
合には、前記(2)にて作成した「モード設定交換レン
ズ識別フラグ」および「モード設定スイッチ情報」であ
る。また、押しボタンスイッチ31が離されていた場合
には、前記(3)にて作成した「モード設定交換レンズ
識別フラグ」および「レンズデータ」である。
【0092】さらに、カメラ本体4でのモード設定のフ
ローチャートは、前述した第1実施例における図5と同
じなので省略する。ここで、受信したシリアルデータの
「モード設定交換レンズ識別フラグ」により、以降のデ
ータが「モード設定スイッチ情報(モード設定交換レン
ズとしてのデータ)」か「レンズデータ(ノーマル交換
レンズとしてのデータ)」かを判別し、それぞれに応じ
た処理を行なう。
【0093】図17、図18および図19は本発明によ
るカメラのモード設定装置の第5実施例を示す。すなわ
ち、前述した第1実施例および第2実施例においては、
モード設定交換レンズ10を、ノーマル交換レンズ1と
ほぼ同じ形状としたが、交換レンズ側マウント10aと
レンズ接点2A,2B,2C,2D,2Eさえあれば、
他の部材はどういう形状であってもよい。
【0094】また、このモード設定交換レンズ10に、
モード設定用の操作手段(モード設定スイッチ)を用い
ずに、たとえばパソコン通信などで、モード設定が任意
に行える設定操作手段を有する外部情報源(図示せず)
から、モード設定に関する情報を与えるようにしてもよ
い。
【0095】図17の(a)と(b)はこの実施例におけるモ
ード設定交換レンズ40の外観を示すためのものであ
り、交換レンズ側マウント10aおよびレンズ接点2
A,2B,2C,2D,2Eは、前述した図1と同じも
のである。すなわち、コネクタ41は、図中矢印B方向
から外部コネクタが差し込まれることにより、図示しな
いパソコンなどの外部情報源と接続してデータ通信を行
うためのものである。このようなデータ通信のインタフ
ェース手段の例としては、RS232CやGP−IBな
どが挙げられる。そして、この場合、モード設定交換レ
ンズ40は、中継手段として機能する。
【0096】図18にこの実施例におけるモード設定交
換レンズ40の電気回路を示す。ここで、レンズ接点2
A,2B,2C,2D,2Eは図17のものである。ま
た、SCKa、CTLa、SIOaの機能は図2と同じ
なので説明は省略する。さらに、コネクタ41は図17
に示したものである。そして、この実施例でのMPU1
3は、ポートP42、P43、P44を用い、コネクタ
41を介して、図示しないパソコンなどとデータ通信を
行なう。当然、データ通信の方式によっては、MPU1
3のポートの数や、コネクタ41のピン数が異なる。な
お、カメラ本体4の電気回路は、前述した図3と同じな
ので省略する。
【0097】図19は上述したモード交換レンズ40お
よびカメラ本体4によるシステム全体でのモード設定の
大まかなフローチャートを示し、その(1)〜(6)に
ついて、以下に説明する。 (1)図示しないパソコン等とモード設定交換レンズ4
0との通信 図示しないパソコン等で予め設定しておいたカメラモー
ドに関するデータを、コネクタ41を介し、P42、P
43、P44を用いて、データ通信にてMPU13に送
る。
【0098】ここで言う、カメラモードに関するデータ
とは、たとえば、 DATA02…LOWならば、フィルムが終端になっ
ても自動的には巻戻さない/HIならば、自動的に巻戻
す。 DATA03…LOWならば、巻戻したときにタング
を出した状態にする/HIならばタングを出さず、完全
に巻込む。 DATA04…LOWならば、警告ブザーを鳴らすこ
とを許可しない/HIならば警告ブザーを鳴らすことを
許可する。 DATA05…LOWならば、ロックボタンはAFの
みロックする/HIならばAEも一緒にロックする。 DATA06…LOWならば、AFの機能を禁止して
マニュアルフォーカスのカメラとする/HIならばAF
の機能を使えるようにしてAFカメラとする。 などである。
【0099】(2)MPU13内でのデータ・フォーマ
ット変換 MPU13は、図示しないパソコンから送られる、この
「カメラモードに関するデータ」DATA02〜DAT
A06を、(カメラ本体4で受信することのできる)
「モード設定スイッチ情報」のデータ・フォーマットに
変換する。
【0100】(3)交換レンズ40とカメラ本体4との
通信 前述した第1実施例と同様である。すなわち、通信のフ
ローチャートは図42と同じであり、通信のタイミング
チャートは図43と同じである。 (4)モード設定交換レンズかノーマル交換レンズかの
識別 前述した第1実施例において図5を用いて説明した
(2)と同様である。 (5)モード設定の記憶 前述した第1実施例において図5を用いて説明した
(3)と同様である。 (6)通常の処理ルーチン 前述した第1実施例において図5を用いて説明した
(4)と同様である。
【0101】なお、図示しないパソコンデータ通信のア
ルゴリズムおよび電気的条件(電圧など)が、カメラ本
体4のMPU7のデータ通信のアルゴリズムおよび電気
的条件と一致している場合には、MPU13は必要な
い。すなわち、モード設定交換レンズ40内で、コネク
タ41とレンズ接点2A,2B,2C,2D(場合によ
っては2Eも)を直接接続すればよい。
【0102】図20は本発明によるカメラの第6実施例
を示すものである。すなわち、前述した第1実施例、第
2実施例、第3実施例、第4実施例および第5実施例に
おいては、モード設定手段として、交換レンズ型のもの
(モード設定交換レンズ10,30,40)を用い、か
つそのレンズ接点をインターフェイス回路として利用し
た場合を例示しているが、この実施例においては、モー
ド設定手段として、交換ファインダ型のモード設定手段
(以下、モード設定交換ファインダという)50を用い
た場合を示している。
【0103】そして、このモード設定交換ファインダ5
0内には、モード設定機構が内蔵されるとともに、この
モード設定機構によって設定されたモードデータがカメ
ラ本体4に伝達されるように構成している。ここで、モ
ード設定交換ファインダ50からカメラ本体4にデータ
を伝達するためのコネクタ手段としては、従来からこの
種の交換型ファインダに用いているファインダ接点51
A,51B,51C,51D,51Eを用い、かつこれ
に対応してカメラ本体4に設けられているファインダ接
点であるボディ接点52A,52B,52C,52D,
52Eを利用するような構成としている。
【0104】すなわち、本発明に係るモード設定装置に
あっては、交換レンズに限らず、接点およびシリアル通
信などのインターフェイス回路をもつアクセサリ(たと
えば交換式ファインダ)であれば、それを用いて、モー
ド設定手段を構成してもよいことは明きらかであろう。
【0105】ここで、この実施例では、 第1実施例におけるモード設定交換レンズ10が、モ
ード設定交換ファインダ50に相当する。 第1実施例におけるレンズ接点2A,2B,2C,2
D,2Eが、ファインダ接点51A,51B,51C,
51D,51Eに相当する。 第1実施例におけるボディ接点5A,5B,5C,5
D,5Eが、ボディ側ファインダ接点であるボディ接点
52A,52B,52C,52D,52Eに相当する。 に変わった他は、前述した第1実施例と同じであるので
説明は省略する。
【0106】また、第3実施例、第4実施例のモード設
定/ノーマル兼用交換レンズ30が、本来の交換レンズ
の機能を兼ね備えた、モード設定交換レンズであったよ
うに、通常のファインダの持つ本来の機能(光学的機
能、測光機能など)を兼ね備えた、モード設定交換ファ
インダにしてもよいことも、勿論である。
【0107】図21、図22、図23、図24、図2
5、図26、図27は本発明に係るカメラのモード設定
装置における第7実施例を示すものである。すなわち、
この実施例では、前述した実施例のようなモード設定交
換レンズ10,30,40やモード設定交換ファインダ
50とは異なり、モード設定手段として、フィルムパト
ローネ型のモード設定手段(以下、モード設定パトロー
ネという)60を用いたところに特徴を有している。
【0108】ここで、このモード設定パトローネ60に
は、前述した実施例におけるモード設定手段と同様に、
モード設定機構が内蔵されている。また、このモード設
定機構によって設定されたモードデータをカメラ本体4
に伝達するためのコネクタ手段として、従来からカメラ
本体4内でパトローネ室に設けられているDX接点を用
いるようにしている。
【0109】すなわち、図21は本実施例によるモード
設定パトローネ60の外観を示し、通常のDXフィルム
のパトローネ(以下、ノーマルパトローネという)のコ
ードDX1、DX2、DX3、DX4、DX5、DX6
に相当する位置にそれぞれ電極61A,61B,61
C,61D,61E,61Fを形成している。また、ノ
ーマルパトローネとの識別のため、突起部62を外周部
の一部に設けている。
【0110】さらに、本実施例によるモード設定パトロ
ーネ60を図21の反対側から見た図を図22に示して
おり、この図から明かなように、ノーマルパトローネの
外形よりやや奥まったところに、モード設定スイッチ6
3A,63B,63C,63D,63Eを設けている。
ここで、これらのモード設定スイッチ63A,63B,
63C,63D,63Eは、それぞれ第1実施例のモー
ド設定スイッチ11A,11B,11C,11D,11
Eと機能的には同じものであり、その説明は省略する。
【0111】一方、本実施例によるモード設定パトロー
ネ60とこれを装填するカメラ本体4を、図23に示し
ている。これを説明すると、カメラ本体4内でパトロー
ネ室には、通常のDX接点すなわちDX1接点64A、
DX2接点64B、DX3接点64C、DX4接点64
D、DX5接点64E、DX6接点64Fが設けられて
いる。また、パトローネ識別スイッチ65は、パトロー
ネ室の壁部で周辺よりやや引っ込んだところに設けられ
ている。そして、パトローネ識別スイッチ65は通常は
オープン(OFF)であり、押されるとクローズ(O
N)する。なお、パトローネ識別スイッチ65は、後述
するようにカメラ本体4内のMPU7に接続されてい
る。
【0112】図24はカメラ本体4のパトローネ室内に
モード設定パトローネ60が装着された状態を示す。こ
れは、図23の矢印A方向から見た断面図である。すな
わち、カメラ本体4に、モード設定パトローネ60が装
着されると、前述の突起部62がパトローネ識別スイッ
チ65を押すため、パトローネ識別スイッチ65はON
する。
【0113】一方、カメラ本体4にノーマルパトローネ
66を装着した場合は、図25に示す状態となり、この
ときには、パトローネ66に突起部が無いので、パトロ
ーネ識別スイッチ65はOFFのままである。
【0114】このようにして、カメラ本体4は装着され
たパトローネが、モード設定パトローネ60であるか否
かを識別できる。なお、この突起部62は、このモード
設定パトローネ60が、誤ってこの実施例の機能を持た
ない他のカメラ本体に装着されることを防ぐ効果もあ
る。
【0115】図26はモード設定パトローネ60および
カメラ本体4の電気回路図を示している。ここで、破線
で囲まれた60はモード設定パトローネの電気回路で、
モード設定スイッチ63A,63B,63C,63D,
63Eは、前述した図22にて示したものと同様のもの
である。また、電極61A,61B,61C,61D,
61E,61Fは、前述した図21にて示したと同様の
ものである。
【0116】モード設定スイッチ63A,63B,63
C,63D,63Eのそれぞれの一端は、それぞれ電極
61B,61C,61D,61E,61Fに接続されて
いる。また、モード設定スイッチ63A,63B,63
C,63D,63Eの他端は、全て電極61Aに接続さ
れている。
【0117】すなわち、モード設定スイッチ63AがO
N側に操作されると、電極61Bが電極61Aとショー
トする。モード設定スイッチ63B,63C,63D,
63Eおよび電極61C,61D,61E,61Fにつ
いても同様である。
【0118】一方、破線で囲まれた4はカメラ本体の電
気回路の一部である。DX1接点64A、DX2接点6
4B、DX3接点64C、DX4接点64D、DX5接
点64E、DX6接点64Fは、図23で示したものに
相当する。すなわち、DX1接点64AはGNDに接続
されている。DX2接点64B、DX3接点64C、D
X4接点64D、DX5接点64E、DX6接点64F
は、それぞれ抵抗67a,67b,67c,67d,6
7eにより図示しない電源Vddにプルアップされ、M
PU7の入力ポートP02、P03、P04、P05、
P06に接続されている。
【0119】パトローネ識別スイッチ65は、図23、
図24および図25にて示したものに相当する。そし
て、このパトローネ識別スイッチ65の一端は、抵抗6
7fにより図示しない電源Vddにプルアップされ、M
PU7の入力ポート端子P01に接続されている。ま
た、パトローネ識別スイッチ65の他端は、DX1接点
64A(GND)に接続されている。
【0120】さらに、図中19で示したEEPROM
は、前述した実施例で説明した電気回路と同様に、MP
U7と複数(もしくは1本)の信号ラインで接続されて
いる。このEEPROM19は一度書き込まれたデータ
を電源が切られても保持するという特性をもっており、
MPU7のデータは、一旦EEPROM19に書き込ん
でおけば、たとえ電源が切られてもそのデータは失われ
ることはない。すなわち、再度電源が印加されたとき
に、MPU7はEEPROM19からデータを読み込め
ばよいことは、前述した実施例と同じである。
【0121】また、制御回路9も、前述した実施例で説
明した通り、MPU7と複数(もしくは1本)の信号ラ
インで接続され、この制御回路9は図示しない巻上げモ
ータ、巻戻しモータ、AFモータ、マグネット等と接続
されている。そして、MPU7は、制御回路9を通し
て、これらのモータ等を制御している。
【0122】モード設定パトローネ60がカメラ本体4
に装着されると、前述のようにパトローネ識別スイッチ
65がONする。また、電極61A,61B,61C,
61D,61E,61FがそれぞれDX1接点64A、
DX2接点64B、DX3接点64C、DX4接点64
D、DX5接点64E、DX6接点64Fと接続される
ことになる。
【0123】MPU7のモード設定パトローネ60から
のモードデータの読み取りルーチンを、図27に示して
いる。 (A)ポートP01を読み込んで、LOWならばモード
データの内容を示すフラグ(以下、モードデータフラグ
という)flg(01)に「0」を書き込む。ポートP
01がLOWというのは、モード設定パトローネ60が
装着されたということなので、以下(B)〜(G)の処
理が行われる。ポートP01がHIならば、モードデー
タフラグflg(01)に「1」を書き込む。ポートP
01がHIということは、ノーマルパトローネが装着さ
れたということなので、通常のDXコード読み取りルー
チンをおこなったのち、モードデータの読み取りルーチ
ンは終了する。
【0124】(B)ポートP02を読み込んで、LOW
ならばモードデータフラグflg(02)に「0」を書
き込む。また、HIならばモードデータフラグflg
(02)に「1」を書き込む。なお、ポートP02がL
OWということはモード設定スイッチ63AがLOWと
いうことである。 (C)ポートP03を読み込んで、LOWならばモード
データフラグflg(03)に「0」を書き込む。ま
た、HIならばモードデータフラグflg(03)に
「1」を書き込む。なお、ポートP03がLOWという
ことはモード設定スイッチ63BがLOWということで
ある。 (D)ポートP04を読み込んで、LOWならばモード
データフラグflg(04)に「0」を書き込む。ま
た、HIならばモードデータフラグflg(04)に
「1」を書き込む。なお、ポートP04がLOWという
ことはモード設定スイッチ63CがLOWということで
ある。
【0125】(E)ポートP05を読み込んで、LOW
ならばモードデータフラグflg(05)に「0」を書
き込む。また、HIならばモードデータフラグflg
(05)に「1」を書き込む。なお、ポートP05がL
OWということはモード設定スイッチ63DがLOWと
いうことである。 (F)ポートP06を読み込んで、LOWならばモード
データフラグflg(06)に「0」を書き込む。ま
た、HIならばモードデータフラグflg(06)に
「1」を書き込む。なお、ポートP06がLOWという
ことはモード設定スイッチ63EがLOWということで
ある。 (G)上記モードデータフラグflg(01)、flg
(02)、flg(03)、flg(04)、flg
(05)、flg(06)の内容を、モードデータとし
てEEPROM19に書き込んだ後、モードデータの読
み取りルーチンを終了する。
【0126】以上のようにしてモード設定パトローネ6
0のモード設定スイッチ63A,63B,63C,63
D,63Eの情報は、モードデータフラグflg(0
2)、flg(03)、flg(04)、flg(0
5)、flg(06)としてMPU7に認識され、かつ
EEPROM19に記憶される。なお、モードデータフ
ラグflg(01)はモード設定パトローネ60により
モードデータが与えられたことを示すためのものであ
り、場合によっては、特にEEPROM19に記憶する
必要はない。
【0127】なお、カメラを工場から出荷するときに、
EEPROM19のモードデータフラグflg(0
2)、flg(03)、flg(04)、flg(0
5)、flg(06)、flg(01)を全て「1」に
しておけば、これが、モード設定パトローネ60を使用
する前の、モードデータ(初期モード)となる。また、
EEPROM19にこれらのモードデータフラグが記憶
されているので、たとえ電源が切られても、これらのモ
ードデータフラグの内容が失われることはない。
【0128】一方、MPU7は、これらモードデータフ
ラグを見て、それぞれのモード設定スイッチにより定義
された制御を、制御回路9を用いて行う。
【0129】以下に例を述べる。 モードデータフラグflg(02)…LOWならば、
フィルムが終端になっても自動的には巻き戻さない/H
Iならば、自動的に巻戻す。 モードデータフラグflg(03)…LOWならば、
巻戻したときにタングを出した状態にする/HIならば
タングを出さず、完全に巻き込む。 モードデータフラグflg(04)…LOWならば、
警告ブザーを鳴らすことを許可しない/HIならば警告
ブザーを鳴らすことを許可する。 モードデータフラグflg(05)…LOWならば、
ロックボタンはAFのみロックする/HIならばAEも
一緒にロックする。 モードデータフラグflg(06)…LOWならば、
AFの機能を禁止してマニュアルフォーカスのカメラと
する/HIならばAFの機能を使えるようにしてAFカ
メラとする。
【0130】なお、上記の例では、モード設定スイッチ
のそれぞれについて一つのモードを定義したので、5種
類のモードについてしか定義できなかったが、5つのモ
ード設定スイッチの組み合わせでモードを定義してもよ
い。こうすれば、最大2の5乗=32通りの定義ができ
る。また、図22のようなスライドスイッチを用いない
で、5ビットのデジタル・コード板(例えば、グレーコ
ード板)のロータリースイッチを用いてもよい。
【0131】図28、図29、図30、図31、図32
は本発明に係るカメラのモード設定装置の第8実施例を
示している。前述した第7実施例においては、パトロー
ネ識別スイッチを設けることにより、モード設定パトロ
ーネ60とノーマルパトローネ66の識別を行ったが、
このようなスイッチ部材を設けることは、コスト的にも
スペース的にも、あまり好ましくない。
【0132】このため、本実施例においては、モード設
定パトローネ60に抵抗器(後述する抵抗701と70
2等による)を設け、かつカメラ本体4に判別回路を設
けることにより、スイッチ部材を用いることなく、パト
ローネの識別を行なえるようにしている。
【0133】図28は本実施例によるモード設定パトロ
ーネ60の外観であるが、突起部が無い他は、前述した
図21と同じで、説明は省略する。また、モード設定パ
トローネ60を、図28の反対側から見た図は、図22
と同じなので省略する。
【0134】さらに、図29は本実施例によるモード設
定パトローネ60とカメラ本体4であるが、カメラ本体
側にパトローネ識別スイッチはない他は、前述した図2
3と同じで、説明は省略する。
【0135】図30にモード設定パトローネ60の電気
回路図を示す。ここで、前述した図26と同じ部分につ
いては、説明を省略する。モード設定スイッチ63A,
63B,63C,63Dの一端は、それぞれ電極61
B,61C,61D,61Eに接続されている。モード
設定スイッチ63A,63B,63C,63D,63E
の他端は、全て電極61Aに接続されている。
【0136】そして、前記モード設定スイッチ63Eの
一端は、抵抗701と抵抗702に接続されている。抵
抗701の他端(モード設定スイッチ63Eと接続され
ていない方)は、電極61Aに接続されている。また、
抵抗702の他端(モード設定スイッチ63Eと接続さ
れていない方)は、電極61Fに接続されている。
【0137】モード設定スイッチ63AがON側に操作
されると、電極61Bが電極61Aとショートする。モ
ード設定スイッチ63B,63C,63Dおよび電極6
1C,61D,61Eについても同様である。モード設
定スイッチ63EがOFF側の時は、電極61Fは抵抗
702と抵抗701を介して電極61Aと接続されてい
る。モード設定スイッチ63EがON側に操作される
と、抵抗701の両端がショートされるので、電極61
Fは抵抗702のみを介して電極61Aと接続されるこ
とになる。
【0138】図31はカメラ本体4の電気回路の一部を
示している。ここで、前述した図26と同じ部分につい
ては、説明を省略する。DX1接点64AはGNDに接
続されている。DX2接点64B、DX3接点64C、
DX4接点64D、DX5接点64Eは、それぞれ抵抗
67a,67b,67c,67dにより図示しない電源
Vddにプルアップされ、MPU7の入力ポートP0
2、P03、P04、P05に接続されている。
【0139】DX6接点64Fは、判別回路71の入力
端子INに接続される。この判別回路71の出力端子O
UT1およびOUT2はそれぞれMPU7の入力ポート
P01、P06に接続されている。そして、この判別回
路71は、入力端子INの電圧を弁別することにより、
DX6接点64Fの状態を判別し、これを出力端子OU
T1およびOUT2に出力する。ここで、OUT1はノ
ーマルパトローネ66とモード設定パトローネ60の識
別出力であり、OUT2はモード設定スイッチ63Fの
状態出力である。
【0140】図32に判別回路71の例を示す。すなわ
ち、入力端子INからの入力は、抵抗711(抵抗値を
R711とする)で図示しない電源Vddにプルアップ
され、コンパレータ721の+入力端子、コンパレータ
722の−入力端子、コンパレータ713の+入力端子
に接続される(以下、この電圧をVinとする)。
【0141】また、抵抗712と抵抗713で電源Vd
dの電圧を分圧した電圧が、コンパレータ721の−入
力に印加される(以下、この電圧をV1iとする)。抵抗
712の抵抗値をR712、抵抗713の抵抗値をR7
13とすると、 V1i=Vdd×R713/(R712+R713)
【0142】さらに、抵抗714と抵抗715で電源V
ddの電圧を分圧した電圧がコンパレータ722の+入
力に印加される(以下、この電圧をV2iとする)。抵抗
714の抵抗値をR714、抵抗715の抵抗値をR7
15とすると、 V2i=Vdd×R715/(R714+R715)
【0143】また、抵抗716と抵抗717で電源Vd
dの電圧を分圧した電圧がコンパレータ723の−入力
に印加される(以下、この電圧をV3iとする)。抵抗7
16の抵抗値をR716、抵抗717の抵抗値をR71
7とすると、 V3i=Vdd×R717/(R716+R717)
【0144】周知のように、コンパレータは、+入力端
子の入力電圧が−入力端子の入力電圧よりも高いときに
HIを出力し、低いときにLOWを出力する。コンパレ
ータ721の出力V1outは2入力ORゲート724の一
方の入力に接続されている。コンパレータ722の出力
V2outは、2入力ORゲート724の他方の入力に接続
されている。2入力ORゲート724の出力は、出力端
子OUT1に接続されている。コンパレータ723の出
力V3outは出力端子OUT2に接続されている。
【0145】ここで、図30に示す抵抗701の抵抗値
をR701、抵抗702の抵抗値をR702とする。ま
た、図30で説明したように電極61Fと電極61Aの
間の抵抗は、モード設定スイッチ63EがOFFの時に
は、R701+R702であり、ONの時には、R70
2である。さらに、カメラ本体4側から見たDX6接点
64FとDX1接点64AすなわちGNDの間の抵抗を
Rinとする。
【0146】すなわち、モード設定パトローネ使用時に
は、カメラ本体のDX6接点64Fは電極61Fと接続
され、DX1接点64Aは電極61Aと接続されるの
で、 モード設定パトローネ使用時…モード設定スイッチ6
3FがOFFの時には Rin=R701+R702 モード設定パトローネ使用時…モード設定スイッチ6
3FがONの時には Rin=R702
【0147】また、 ノーマルパトローネ使用時…DX6コードがHIなら Rin=∞ ノーマルパトローネ使用時…DX6コードがLOWの
時には Rin=0 である。
【0148】図30、図31、図32より、 Vin=Vdd×Rin/(R711+Rin) であるから、
【0149】モード設定パトローネ使用時…モード設
定スイッチ63FがOFFの時のVinをVin(1)とする
と、 Vin(1)=Vdd×(R701+R702)/(R711+
R701+R702)
【0150】モード設定パトローネ使用時…モード設
定スイッチ63FがONの時のVinをVin(2)とする
と、 Vin(2)=Vdd×R702/(R711+R702)
【0151】ノーマルパトローネ使用時…DX6コー
ドがHIの時のVinをVin(3) とすると、 Vin(3)=Vdd
【0152】ノーマルパトローネ使用時…DX6コー
ドがLOWの時の時のVinをVin(4)とすると、 Vin(4)=0 である。
【0153】図31において、 Vin(3)>V1i>Vin(1) Vin(1)>V3i>Vin(2) Vin(2)>V2i>Vin(4) となるように、抵抗701、抵抗702、さらに抵抗7
11、抵抗712、抵抗713、抵抗714、抵抗71
5、抵抗716、抵抗717の抵抗値を設定しておく。
【0154】たとえば、 R701=30KΩ R702=10KΩ R711=20KΩ R712=10KΩ R713=50KΩ R714=50KΩ R715=10KΩ R716=30KΩ R717=30KΩ とする。
【0155】こうすれば、 Vin(3)=Vdd V1i=(5/6)×Vdd Vin(1)=(4/6)×Vdd V3i=(3/6)×Vdd Vin(2)=(2/6)×Vdd V2i=(1/6)×Vdd Vin(4)=0 となり、上記の条件を満たす。
【0156】これにより、 モード設定パトローネ使用時…モード設定スイッチ6
3FがOFFの時には、Vin=Vin(1)であるから、 V1out=LOW V2out=LOW V3out=HI よって、 OUT1=LOW OUT2=HI すなわち、 MPU7のポートP01=LOW MPU7のポートP06=HI
【0157】モード設定パトローネ使用時…モード設
定スイッチ63FがONの時のVin=Vin(2)であるか
ら、 V1out=LOW V2out=LOW V3out=LOW よって、 OUT1=LOW OUT2=LOW すなわち、 MPU7のポートP01=LOW MPU7のポートP06=LOW
【0158】ノーマルパトローネ使用時…DX6コー
ドがHIの時のVin=Vin(3) であるから、 V1out=HI V2out=LOW V3out=HI よって、 OUT1=HI OUT2=HI すなわち、 MPU7のポートP01=HI MPU7のポートP06=HI
【0159】ノーマルパトローネ使用時…DX6コー
ドがLOWの時の時のVin=Vin(4)であるから、 V1out=LOW V2out=HI V3out=LOW よって、 OUT1=HI OUT2=LOW すなわち、 MPU7のポートP01=HI MPU7のポートP06=LOW である。
【0160】よって、第7実施例の図27に示したMP
U7のモード設定パトローネ60からのモードデータの
読み取りルーチンをそのまま用いることができる。な
お、本実施例においては、モード設定パトローネ60と
ノーマルパトローネ66を判別するのにコンパレータを
用いたが、コンパレータを用いずに、A/D変換器など
を用いても良い。
【0161】図33、図34、図35、第44図は本発
明に係るカメラのモード設定装置における第9実施例を
示している。
【0162】すなわち、前述した第7実施例および第8
実施例においては、モード設定パトローネ60のモード
設定スイッチの情報を直接、電気的に(ハードウェア
で)、カメラ本体4に伝達するようにしている。このた
め、 モード設定パトローネ60とノーマルパトローネ66
との識別手段が必要である。 第7実施例で述べたように、モード設定スイッチの定
義が固定されるので、最大でも2の5乗=32通りの定
義しかできない。 という欠点がある。
【0163】この欠点を解決するため、本実施例におい
ては、モード設定パトローネ60のモード設定スイッチ
の情報を、DX接点を介して、データ通信(クロック同
期式シリアル通信など)を用いて伝達するようにしてい
る。なお、モード設定パトローネ60の外観は、前述し
た図28と同じである。また、本実施例によるモード設
定パトローネ60とカメラ本体4の外観は、前述した図
29と同じで、図示および説明は省略する。
【0164】図33にモード設定パトローネ60の電気
回路図を示す。ここで、モード設定スイッチ63A,6
3B,63C,63D,63Eは、それぞれ図22にて
示したものである。また、電極61A,61B,61
C,61D,61E,61Fは図28にて示したもので
ある。
【0165】モード設定スイッチ63A,63B,63
C,63D,63Eのそれぞれの一端は、それぞれ抵抗
80a,80b,80c,80d,80eにより図示し
ない電源Vccにプルアップされ、MPU90の入力ポ
ートP81,P82,P83,P84,P85に接続さ
れている。また、モード設定スイッチ63A,63B,
63C,63D,63Eの他端は全て電極61Aに接続
されている。
【0166】MPU90は、入力ポートP81、P8
2、P83、P84、P85を読むことにより、モード
設定スイッチ63A,63B,63C,63D,63E
の状態を知ることができる。MPU90は、これによ
り、シリアル通信用のデータ(モード設定スイッチ情
報)を生成する。
【0167】MPU90の電源端子は、図示しない電源
Vccに接続されている。MPU90のGND端子は、
電極61Aに接続されている。さらに、MPU90のシ
リアルクロック入力端子SCKaは、電極61Fに接続
されている。また、シリアルコントロール端子CTLa
は、電極61Eに接続されている。さらに、シリアルI
/O端子SIOaは、電極61Dに接続されている。
【0168】図34にカメラ本体4での電気回路図を示
している。ここで、DX1接点64A、DX2接点64
B、DX3接点64C、DX4接点64D、DX5接点
64E、DX6接点64Fは、前述した図29で示した
ものである。
【0169】そして、DX1接点64AはGNDに接続
されている。DX2接点64B、DX3接点64C、D
X4接点64D、DX5接点64E、DX6接点64F
は、それぞれ抵抗67a,67b,67c,67d,6
7eにより図示しない電源Vddにプルアップされ、M
PU7の入力ポートP02、P03、P04、P05、
P06に接続されている。
【0170】また、DX接点64Fは、MPU90のシ
リアルクロック出力端子SCKbにも接続されている。
DX接点64Eは、MPU7のシリアルコントロール端
子CTLbにも接続されている。DX接点64Dは、M
PU7のシリアルI/O端子SIObにも接続されてい
る。
【0171】さらに、EEPROM19は、前述した図
26と同じものである。また、制御回路9は、前述した
図26と同じものである。
【0172】そして、モード設定パトローネ60がカメ
ラ本体4に装着されると、前述のように、電極61A,
61B,61C,61D,61E,61FがそれぞれD
X1接点64A、DX2接点64B、DX3接点64
C、DX4接点64D、DX5接点64E、DX6接点
64Fと接続される。
【0173】ここで、MPU7のシリアルクロック入力
端子SCKaは、電極61Fおよび、DX接点64Fを
介して、MPU7のシリアルクロック出力端子SCKb
に接続される(以下、この信号ラインを、SCKライン
という)。また、MPU7のシリアルコントロール端子
CTLaは、電極61EおよびDX接点64Eを介し
て、MPU7のシリアルコントロール端子CTLbに接
続される(以下、この信号ラインを、CTLラインとい
う)。さらに、MPU7のシリアルI/O端子SIOa
は、電極61DおよびDX接点64Dを介して、MPU
7のシリアルI/O端子SIObに接続される(以下、
この信号ラインを、SIOラインという)。
【0174】図35にモード設定パトローネ60の通信
のフローチャートおよびカメラ本体4の通信のフローチ
ャートを示す。ここで、通信のタイミングチャートは前
述した図43と同じなので省略する。
【0175】以下、図35を用いてデータ通信について
説明する。 (A)カメラ本体側(以下、b側と呼ぶ)のMPU7
が、CTLラインをモニターし、HIであることを確認
する。ここで、カメラ本体4に装着されたのが、DX5
コードがLOWのノーマルパトローネ66であった場合
は、CTLラインはLOWのままであるので、MPU7
は、通常のDXコード読み取りルーチン(入力ポートP
02、P03、P04、P05、P06を用いてDXコ
ードを読みとる)に入る。また、カメラ本体4にモード
設定パトローネ60・ノーマルパトローネ66のいずれ
も装着されていない場合には、CTLラインはHIのま
まである。
【0176】(B)b側のMPU7が、T1時間シリア
ルコントロール端子CTLbをLOWに落とす。よっ
て、CTLラインは、LOWになる。
【0177】(C)モード設定パトローネ側(以下、a
側と呼ぶ)のMPU90は、CTLラインがLOWにな
ったことを検出したら、シリアルコントロール端子CT
LaをLOWに落とす。
【0178】(D)T1時間経過後、b側のMPU7
は、シリアルコントロール端子CTLbをLOWに落と
すのを止め、CTLラインをモニターする。この時点に
おいては、(CTLaにより、)CTLラインはLOW
になっている。ここで、カメラ本体4に装着されたの
が、DX5コードがHIのノーマルパトローネ66であ
った場合は、CTLラインはHIのままであるので、M
PU7は、通常のDXコード読み取りルーチンに入る。
また、カメラ本体4にいずれのパトローネも装着されて
いない場合にも、CTLラインはHIのままであるの
で、MPU7は、通常のDXコード読み取りルーチンに
はいる。
【0179】(E)b側のMPU7は、所定の数のクロ
ックをシリアルクロック出力端子SCKbを用いてSC
Kラインに出力する。a側のMPU90は、このクロッ
クに同期させて、シリアルI/O端子SIOaを用い
て、SIOラインにシリアルデータ(モード設定スイッ
チ情報)を送信する。
【0180】(F)a側のMPU90はシリアルデータ
を送信し終わったら、シリアルコントロール端子CTL
aをLOWに落とすのを止める。よって、CTLライン
はプルアップ抵抗67dにより、HIになる。
【0181】以上のように、モード設定スイッチの情報
が、モード設定パトローネ60からカメラ本体4に伝達
される。それ以後は、前述した第7実施例と同じよう
に、モードデータフラグとしてEEPROM19へ記憶
する。そして、MPU7は、これらモードデータフラグ
を見て、それぞれのモード設定スイッチにより定義され
た制御を、制御回路9用いて行なう。
【0182】ここで、シリアルデータの内容の定義は、
前述した第1実施例と同じであるので、説明は省略す
る。また、本実施例においては、モード設定スイッチを
5個としたが、前述した第7実施例および第8実施例の
ようにDX接点の数に制約を受けることがないため、も
っと多くすることも可能である。すなわち、MPU90
と入力ポートが許す限り、いくらでも増やすことができ
る。また、本実施例においては、データ通信の方式とし
て、クロック同期式シリアル通信を用いたが、他の通信
方式を用いてもよいことも、言うまでもない。
【0183】なお、本発明は上述した各実施例構造には
限定されず、カメラ本体4を始めとして、モード設定手
段としての交換レンズ型、交換ファインダ型あるいはフ
ィルムパトローネ型のモード設定部材(モード設定交換
レンズ10,30,40、モード設定交換ファインダ5
0、モード設定パトローネ60)における各部の形状、
構造等を適宜変形、変更し得ることは言うまでもない。
【0184】たとえば上述した各実施例においては、モ
ード設定交換レンズ10,30,40を、ノーマル交換
レンズ1と略同じ形状としたが、レンズマウントとレン
ズ接点さえあれば、他の部分はどのような形状であって
もよく、これは他のモード設定手段においても同様であ
る。
【0185】また、上述した各実施例においては、一眼
レフレックスカメラについて説明したが、前述した第1
〜第5実施例は、交換レンズおよびレンズ接点をもつカ
メラであれば適用し得るものであり、また同様に第6実
施例は、交換ファインダおよびファインダ接点をもつカ
メラであればよく、さらに第7〜第9実施例は、DX接
点をもつカメラであれば適用可能であり、要は一眼レフ
レックスカメラに限定されず、上述した条件を満足し得
るカメラであればよいものである。
【0186】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
のモード設定装置によれば、モード設定手段として、モ
ード設定機構を組込んでいる交換レンズ型、交換ファイ
ンダ型あるいはフィルムパトローネ型のモード設定部材
を用い、かつこれらに設定されているモードデータをカ
メラ本体側に伝達するためのコネクタ手段として、従来
からカメラ本体側に設けられているレンズ接点(レンズ
用ボディ接点)、アクセサリ接点であるファインダ接点
(ファインダ用ボディ接点)あるいはDX接点を用いる
ようにしたので、簡単な構成にもかかわらず、モード設
定手段としてのモード設定交換レンズ、モード設定交換
ファインダあるいはモード設定パトローネを、カメラ本
体に組み付けるだけで、これらに設定されているモード
データを、カメラ本体側のレンズ接点、ファインダ接点
あるいはDX接点をコネクタ手段として、カメラ本体側
に伝達し、モード設定を所要の状態で行なえるもので、
従来のようなモード設定手段としてICカード、バーコ
ードリーダなどといった特別の手段やコネクタ等の伝達
手段が不要となる。
【0187】特に、モード設定手段としてのモード設定
交換レンズ、モード設定交換ファインダを用いた場合に
は、従来から用いられているシリアル通信などのインタ
ーフェイス回路を兼用しているので、カメラ本体側で
は、電気回路、メカ部材等の追加・変更の必要性を必要
最小限とすることができ、単にソフトウェアの変更だけ
で、実現できるという効果がある。したがって、このよ
うな構成を採用すると、コスト的にもスペース的にも非
常にメリットが大きいという利点を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラのモード設定装置の第1実
施例を示すモード設定交換レンズの外観を示す概略斜視
図である。
【図2】この第1実施例でのモード設定交換レンズの電
気回路図である。
【図3】この第1実施例でのカメラ本体の電気回路図で
ある。
【図4】この第1実施例でのモード設定交換レンズの概
略フローチャートである。
【図5】この第1実施例でのカメラ本体のモード設定の
概略フローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例によるモード設定交換レン
ズの外観を示す概略斜視図である。
【図7】この第2実施例によるカメラ本体の外観を示す
概略斜視図である。
【図8】この第2実施例によるカメラ本体にモード設定
交換レンズが装着された状態を示す要部断面図である。
【図9】この第2実施例によるカメラ本体にノーマル交
換レンズが装着された状態を示す要部断面図である。
【図10】この第2実施例でのカメラ本体の電気回路図
である。
【図11】この第2実施例でのカメラ本体のモード設定
の概略フローチャートである。
【図12】本発明の第3実施例によるモード設定交換レ
ンズの外観を示す概略斜視図である。
【図13】この第3実施例でのモード設定交換レンズの
概略フローチャートである。
【図14】本発明の第4実施例によるモード設定交換レ
ンズの外観を示す概略斜視図である。
【図15】この第4実施例でのモード設定交換レンズの
電気回路図である。
【図16】この第4実施例でのモード設定交換レンズの
概略フローチャートである。
【図17】本発明の第5実施例によるモード設定交換レ
ンズを示し、(a) はその外観を示す概略斜視図、(b) は
(a) での矢印B方向から見た図である。
【図18】この第5実施例でのモード設定交換レンズの
電気回路図である。
【図19】この第5実施例によるシステム全体でのモー
ド設定の概略フローチャートである。
【図20】本発明の第6実施例によるモード設定交換フ
ァインダおよびカメラ本体の外観を示す概略分解斜視図
である。
【図21】本発明の第7実施例によるモード設定パトロ
ーネの外観を示す概略斜視図である。
【図22】この第7実施例でのモード設定パトローネの
外観を示す図21とは反対側から見た概略斜視図であ
る。
【図23】この第7実施例でのモード設定パトローネと
カメラ本体との外観を示す概略分解斜視図である。
【図24】この第7実施例でのカメラ本体にモード設定
パトローネを装着した状態を示す要部断面図である。
【図25】この第7実施例によるカメラ本体にノーマル
パトローネが装着された状態を示す要部断面図である。
【図26】この第7実施例によるモード設定パトローネ
およびカメラ本体での電気回路図である。
【図27】この第7実施例によるカメラ本体側のMPU
のモード設定パトローネからのモードデータの読み取り
ルーチンを示すフローチャートである。
【図28】本発明の第8実施例によるモード設定パトロ
ーネの外観を示す概略斜視図である。
【図29】この第8実施例によるモード設定パトローネ
とカメラ本体との関係を示す概略分解斜視図である。
【図30】この第8実施例によるモード設定パトローネ
での電気回路図である。
【図31】この第8実施例によるカメラ本体での電気回
路図である。
【図32】この第8実施例によるモード設定パトローネ
とノーマルパトローネの判別回路の一例を示す電気回路
図である。
【図33】本発明の第9実施例によるモード設定パトロ
ーネでの電気回路を示す電気回路図である。
【図34】この第9実施例によるカメラ本体での電気回
路図である。
【図35】この第9実施例によるモード設定パトローネ
側での通信のフローチャートおよびカメラ本体側での通
信のフローチャートである。
【図36】従来から知られているノーマル交換レンズの
外観を示す概略斜視図である。
【図37】従来から知られているカメラ本体の外観を示
す概略斜視図である。
【図38】従来から知られているノーマル交換レンズで
の電気回路図である。
【図39】従来から知られているカメラ本体での電気回
路図である。
【図40】従来のノーマル交換レンズでのデータ制御の
概略を説明するためのフローチャートである。
【図41】従来のカメラ本体でのデータ制御の概略を説
明するためのフローチャートである。
【図42】従来のノーマル交換レンズ側での「カメラ本
体との通信」のフローチャートおよびカメラ本体側での
「交換レンズとの通信」のフローチャートである。
【図43】従来のノーマル交換レンズとカメラ本体との
間での通信タイミングを示すタイミングチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 ノーマル交換レンズ 1a 交換レンズ側マウント 2A〜2E レンズ接点 3 撮影レンズ 4 カメラ本体 4a カメラ本体側マウント 5A〜5E ボディ側レンズ接点 6 ノーマル交換レンズ側MPU 7 カメラ本体側MPU 9 制御回路 10 モード設定交換レンズ(交換レンズ型モード設
定部材) 10a マウント 11A〜11E モード設定スイッチ(モード設定操
作手段) 13 モード設定交換レンズ側MPU 19 EEPROM(記憶手段) 20 突起部 21 モード設定交換レンズ識別スイッチ(識別手
段) 30 モード設定/ノーマル兼用交換レンズ 31 押しボタンスイッチ 40 モード設定交換レンズ 41 コネクタ 50 モード設定交換ファインダ(交換ファインダ型
モード設定部材) 51A〜51E ファインダ接点(アクセサリ接点) 52A〜52E ボディ側ファインダ接点 60 モード設定パトローネ(フィルムパトローネ型
モード設定部材) 61A〜61F 電極 62 識別用突起部 63A〜63E モード設定スイッチ 64A〜64F DX接点 65 パトローネ識別スイッチ 66 ノーマルパトローネ 701 抵抗 702 抵抗 71 判別回路 90 モード設定パトローネ側MPU

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の撮影情報モードを任意に設定可能
    に構成されているカメラにおいて、 カメラ本体の少なくとも複数対の接点からなる接点部を
    有する部分に、着脱可能に組付けられるモード設定手段
    を備えてなり、 このモード設定手段は、前記カメラ本体側の接点部に接
    続されて情報伝達を行なう複数の接点対からなる接点部
    と、この情報伝達用接点部を構成する各接点対に複数の
    撮影情報モードを伝達するモード設定機構とを有し、 かつ前記カメラ本体側の接点部を、前記モード設定機構
    からのモード設定情報を伝達するための情報伝達手段と
    して用いるように構成したことを特徴とするカメラのモ
    ード設定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラのモード設定装置
    において、 カメラ本体は、モード設定手段から伝達されるモード設
    定情報を記憶する手段を備えていることを特徴とするカ
    メラのモード設定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のカメラの
    モード設定装置において、 モード設定手段は、複数の撮影情報モードを手動設定可
    能な複数の操作手段を備えていることを特徴とするカメ
    ラのモード設定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3記載
    のカメラのモード設定装置において、 モード設定手段として、カメラ本体に着脱可能に装着さ
    れる撮影用交換レンズの装着部に対し着脱可能に組み付
    けられる交換レンズ型のモード設定部材を用い、 かつ撮影用交換レンズとカメラ本体とのレンズデータ情
    報の伝達を行なうレンズ接点を、モード設定情報伝達手
    段として兼用して用いたことを特徴とするカメラのモー
    ド設定装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のカメラのモード設定装置
    において、 モード設定情報伝達手段による情報伝達が、データ通信
    により行われていることを特徴とするカメラのモード設
    定装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5記載のカメラの
    モード設定装置において、 カメラ本体に、交換レンズ型のモード設定部材と撮影用
    交換レンズとを識別する手段を設けたことを特徴とする
    カメラのモード設定装置。
  7. 【請求項7】 請求項4または請求項5記載のカメラの
    モード設定装置において、 交換レンズ型のモード設定部材は、撮影用交換レンズと
    して機能する撮影光学系を備えていることを特徴とする
    カメラのモード設定装置。
  8. 【請求項8】 請求項4、請求項5、請求項6または請
    求項7記載のカメラのモード設定装置において、 交換レンズ型のモード設定部材は、モード設定機構から
    のカメラ本体側へのモード設定情報伝達を行なうか否か
    を選択操作するための手段を備えていることを特徴とす
    るカメラのモード設定装置。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項2記載のカメラの
    モード設定装置において、 モード設定手段として、カメラ本体に着脱可能に装着さ
    れる撮影用交換レンズの装着部に対し着脱可能に組み付
    けられる交換レンズ型のモード設定部材を用いるととも
    に、 撮影用交換レンズとカメラ本体とのレンズデータ情報の
    伝達を行なうレンズ接点を、モード設定情報伝達手段と
    して兼用して用いるように構成され、 かつ前記交換レンズ型のモード設定部材は、複数の撮影
    情報モードを任意に設定可能な設定操作手段を有する外
    部情報源との情報伝達用のコネクタ手段と、カメラ本体
    側のレンズ接点に情報を伝達する接点部との間で前記外
    部情報源からのモード設定情報を伝達するインタフェー
    ス手段とを有し、 カメラ本体と外部情報源との間の中継手段として機能す
    るように構成されていることを特徴とするカメラのモー
    ド設定装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のカメラのモード設定装
    置において、 外部情報源とのコネクタ手段およびモード設定情報伝達
    手段による情報伝達が、データ通信により行われている
    ことを特徴とするカメラのモード設定装置。
  11. 【請求項11】 請求項1、請求項2または請求項3記
    載のカメラのモード設定装置において、 モード設定手段として、カメラ本体に着脱可能に組み付
    けられるカメラ用アクセサリの装着部に着脱可能に設け
    られるモード設定用アクセサリ部材を用い、 かつカメラ用アクセサリとカメラ本体とのアクセサリ情
    報の伝達を行なうアクセサリ接点を、モード設定情報伝
    達手段として兼用して用いたことを特徴とするカメラの
    モード設定装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のカメラのモード設定
    装置において、 モード設定情報伝達手段による情報伝達が、データ通信
    であることを特徴とするカメラのモード設定装置。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12記載のカ
    メラのモード設定装置において、 アクセサリ接点が、カメラ用交換ファインダとの情報伝
    達用接点であることを特徴とするカメラのモード設定装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のカメラのモード設定
    装置において、 モード設定用アクセサリ部材が、交換ファインダ型のモ
    ード設定部材であることを特徴とするカメラのモード設
    定装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のカメラのモード設定
    装置において、 カメラ本体に、交換ファインダ型のモード設定部材とカ
    メラ用交換ファインダとを識別する手段を設けたことを
    特徴とするカメラのモード設定装置。
  16. 【請求項16】 請求項14または請求項15記載のカ
    メラのモード設定装置において、 交換ファインダ型のモード設定部材は、カメラ用交換フ
    ァインダとして機能するファインダ光学系を備えている
    ことを特徴とするカメラのモード設定装置。
  17. 【請求項17】 請求項14、請求項15または請求項
    16記載のカメラのモード設定装置において、 交換ファインダ型のモード設定部材は、モード設定機構
    からのカメラ本体側へのモード設定情報伝達を行なうか
    否かを選択操作するための手段を備えていることを特徴
    とするカメラのモード設定装置。
  18. 【請求項18】 請求項1、請求項2または請求項3記
    載のカメラのモード設定装置において、 モード設定手段として、カメラ本体のパトローネ室に着
    脱可能に組み付けられるパトローネ型のモード設定部材
    を用い、 かつ情報伝達用の接続手段として、フィルムパトローネ
    とカメラ本体との間のフィルム情報伝達用のDX接点
    を、モード設定情報伝達手段として兼用して用いたこと
    を特徴とするカメラのモード設定装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のカメラのモード設定
    装置において、 モード設定情報伝達手段による情報伝達が、データ通信
    であることを特徴とするカメラのモード設定装置。
  20. 【請求項20】 請求項18または請求項19記載のカ
    メラのモード設定装置において、 カメラ本体に、パトローネ型のモード設定部材とフィル
    ムパトローネとを識別する手段を設けたことを特徴とす
    るカメラのモード設定装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011112808A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Olympus Imaging Corp 撮像装置
US8780185B2 (en) 2009-11-25 2014-07-15 Olympus Imaging Corp. Image pickup apparatus having a display controlled using interchangeable lens information and/or finder information

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011112808A (ja) * 2009-11-25 2011-06-09 Olympus Imaging Corp 撮像装置
US8780185B2 (en) 2009-11-25 2014-07-15 Olympus Imaging Corp. Image pickup apparatus having a display controlled using interchangeable lens information and/or finder information

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