JPH05209636A - クラッチ/ベアリング/フリーホイール用ローラ保持器 - Google Patents

クラッチ/ベアリング/フリーホイール用ローラ保持器

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Publication number
JPH05209636A
JPH05209636A JP92251889A JP25188992A JPH05209636A JP H05209636 A JPH05209636 A JP H05209636A JP 92251889 A JP92251889 A JP 92251889A JP 25188992 A JP25188992 A JP 25188992A JP H05209636 A JPH05209636 A JP H05209636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
web
rollers
clutch
outer race
Prior art date
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Pending
Application number
JP92251889A
Other languages
English (en)
Inventor
Rudolf R Castens
リチャード キャステンス ルドルフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hybo Science Inc
Original Assignee
Hybo Science Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Hybo Science Inc filed Critical Hybo Science Inc
Publication of JPH05209636A publication Critical patent/JPH05209636A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 双曲面タイプの一方向クラッチにて使用され
る円柱状ローラ部材を、ローラの周方向及び軸線方向の
両方向において保持するための保持器を提供する。 【構成】 保持器10は、全体として円錐形状とされる
ウェブ12を有し、その上部周縁は上部フランジ14に
連結され、下部周縁には下部フランジ16が連結され
る。ウェブ12には複数の窓17が形成され、この各窓
17にはそれぞれ、クラッチに使用される円柱状のスラ
スト伝達ローラ18が受容される。ローラ18が装着さ
れた保持器10は、次いでインナーレース表面22上に
配置され、アウターレース部材26が、保持器10と各
ローラ18の回りに適合配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般には、双曲面を応
用した一方向クラッチ/ベアリング/フリーホイールに
関するものであり、更に詳しくは、クラッチのインナー
レース及びアウターレース部材に対して摺動自在にロー
ラ部材を支持するための保持器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベアリング、更にはフリーホイールにお
いても使用されている、ローラを保持するための保持器
及び他の種々の組立体は、周知である。しかしながら、
ローラによってローラの回転軸線方向に発生する相当大
きな接線方向の力に起因した問題は、未だに解決されて
はいない。このような力は、ローラ保持器を破損し、そ
の結果クラッチを破壊することとなり、望ましいもので
はない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方向クラッチ/ベア
リング/フリーホイールの円柱状ローラ部材を支持する
ために保持器を使用することによって製造上及び作用上
の利益をもたらすためには、ローラを周方向に支持する
だけではなく、ローラの端部にて軸線方向にも支持する
ローラ保持器ユニットを提供することが必要である。こ
のために、本発明者は、考慮中のクラッチに使用される
ローラの形状と概略一致する外形を有した複数の開口部
を形成する概略平らなウェブ部材と、典型的には双曲面
タイプの一方向クラッチに使用される肩部材に係合する
べく適合された摺動表面を提供するために前記ウェブの
上部及び下部に連結された上部及び下部フランジとを備
えたローラ保持器を発明した。このようなクラッチは、
一般には、亜派生的双曲面(subderivative hyperboloid
al) からなるインナーレース回転表面を画成するインナ
ーレース部材と、超派生的双曲面(superderivative hyp
erboloidal) からなるアウターレース回転表面を画成
し、且つ前記インナーレース表面と対向配置されたアウ
ターレース部材とを有する。又、前記両レース表面は、
クラッチの回転軸線回りの回転面とされる。更に、この
クラッチは、前記インナーレース表面とアウターレース
表面との間に形成された環状空間に配置された複数の円
柱状スラスト伝達ローラを有する。又、これらローラを
軸線方向に支持するべく、クラッチの少なくとも一端に
少なくとも一つの環状肩部材が連結される。そして、前
記全てのローラは、ラジアル平面に対して同じように傾
斜して配置され、そして前記環状肩部材に対してこれら
ローラの摺動回転を可能とする手段によって前記環状肩
部材に支持される。
【0004】本発明の保持器の下部フランジは、クラッ
チの大径端部位置にて、ローラ端部と環状肩部材との間
にて摺動接触を可能とする手段として作用する。上部フ
ランジは、小径端部位置にて摺動接触を可能とするため
の同様の手段として作用することができ、又、もしイン
ナーレース部材或はアウターレース部材と関連して上部
環状肩部材が設けられる場合にはクラッチの上端部とし
て作用することができる。
【0005】本発明の主たる目的は、双曲面タイプの一
方向クラッチにて使用される円柱状ローラ部材を、ロー
ラの周方向及び軸線方向の両方向において保持するため
の保持器を提供することである。
【0006】本発明の目的は、ローラをローラの軸線方
向に支持し、そして、ローラ端部と、クラッチの大径端
部か小径端部のいずれか或は両方に連結された環状肩部
材との間にて摺動運動を可能とする手段として機能する
ローラ保持器を提供することである。
【0007】更に、本発明の目的は、クラッチがトルク
伝達状態にある時に発生する大きな接線方向力にさらさ
れることのないローラ保持器を提供することである。
【0008】上記諸目的及び他の目的は以下の説明にて
明らかとなるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記諸目的は本発明に係
るローラ保持器にて達成される。要約すれば、本発明
は、亜派生的双曲面からなるインナーレース回転表面を
画成するインナーレース部材と、超派生的双曲面からな
るアウターレース回転表面を画成するアウターレース部
材と、前記インナーレース表面とアウターレース表面に
て形成された環状空間に配置された複数の円柱状スラス
ト伝達ローラとを備え、前記全てのローラは、ラジアル
平面に対して同じように傾斜して配置され、そして少な
くとも一つの環状肩部材がこれらローラをその軸線方向
に支持するようにした、双曲面タイプの一方向クラッチ
/フリーホイール/ベアリングにおいて、前記ローラを
適合して受容するための複数の窓が形成された切頭円錐
形状のウェブ部材と、前記ローラの軸線方向への運動に
対して前記ローラを支持するするために前記ウェブに連
結された上部フランジと、前記上部フランジとは反対位
置にて前記ウェブに連結され、そして前記ローラの軸線
方向への運動に対して前記ローラを支持するするための
下部フランジとを備え、前記下部フランジは、クラッチ
が自由回転した時に前記少なくとも一つの環状肩部材に
当接して摺動接触するべく構成されていることを特徴と
するローラ保持器である。
【0010】
【実施例】図1〜図4を参照すると、本発明に係るロー
ラ保持器10の好ましい実施例が例示される。本実施例
にて、参照番号12は、全体として円錐形状とされる、
中央ウェブ部分を示す。このウェブ12は、その上部周
縁が上部フランジ14に連結され、下部周縁には下部フ
ランジ16が連結されている。ウェブ12には複数の窓
17が形成され、この各窓17にはそれぞれ、クラッチ
に使用される円柱状のスラスト伝達ローラ18が受容さ
れる。ウェブ部分は、その断面を直線状とすることもで
きるし、又、各ローラ18を、次に説明するような態様
で軸線方向に保持すると共に円周方向にも保持するべ
く、例えば、図2に示すように湾曲部13、15を有し
た波形形状、即ち概略U字形状にすることもできる。
【0011】保持器10は、理想的には、双曲面タイプ
の一方向クラッチ/ベアリング/フリーホイールに使用
するのに適しており、その一例が図1に示される。この
ようなクラッチは、基本的には、インナーレース部材2
0を有し、このインナーレース部材20は、亜派生的双
曲面(subderivative hyperboloidal) からなるインナー
レース回転表面22を画成する。又、この表面22は、
クラッチの大径端部Aの位置にて環状肩部材24に連結
される。ローラ18が装着された保持器10は、次いで
インナーレース表面22上に配置される。このとき、各
ローラは全て同じようにラジアル平面に対して傾斜して
配置され、そして、クラッチの回転軸線21の回りに回
転される時に、それぞれが表面22の母線とされる線に
沿ってインナーレース表面22と接触する。アウターレ
ース部材26は、保持器10と各ローラ18の回りに適
合配置される。アウターレース部材26は、その内側ア
ウターレース表面に、軸線21の回りの超派生的双曲面
(superderivative hyperboloidal) からなるアウターレ
ース回転表面を画成する。アウターレース部材26の上
端部Bには環状肩部材30が取付けられ、フランジ19
の平らな上表面に係合するべく適合される。同様に、フ
ランジ16の概略平らとされる下表面35は、肩部材2
4に摺動自在に載置される。
【0012】図2及び図3に最も良く図示されるよう
に、各ローラ18は、その上端及び下端がそれぞれ、支
持凹部36及び34にて担持される。クラッチがオーバ
ーラン状態にある時には、各ローラ18はその長手軸線
の回りに回転可能とされねばならないので、前記支持凹
部34、36は概略ローラ端部の外形状に一致する必要
がある。これらローラ端部は、レンズ形状、球形状、偏
平、或は必要に応じてその他の任意の形状とすることが
できる。
【0013】各ローラは、保持器10を使用することに
よって、一操作にてしかも極めて精確に、クラッチ/ベ
アリング/フリーホイール内に装着することができる。
更に、ローラは、窓17内に配置されることによって、
クラッチに対して一定の配向角度にて維持されており、
そのために更に信頼性が増大する。
【0014】以上、本発明を、最も好ましいと思われる
態様にて説明したが、本発明の範囲内でその他種々の変
更態様が当業者には想到されるであろう。
【0015】
【発明の効果】以上の如くに構成される本発明に係るロ
ーラ保持器は、双曲面タイプの一方向クラッチにて使用
される円柱状ローラ部材を、ローラの周方向及び軸線方
向の両方向において保持することができ、又、ローラを
ローラの軸線方向に支持し、そして、ローラ端部と、ク
ラッチの大径端部か小径端部のいずれか或は両方に連結
された環状肩部材との間にて摺動運動を可能とする手段
として機能することもでき、しかも、クラッチがトルク
伝達状態にある時に発生する大きな接線方向力にさらさ
れることがないという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一方向クラッチ/ベアリング/フリーホイール
に配置される本発明に係るローラ保持器の分解斜視図で
ある。
【図2】図4の線2−2に取った断面図である。
【図3】図4の線3−3に取った断面図である。
【図4】図2の線4−4に取った断面図である。
【符号の説明】
10 ローラ保持器 12 ウェブ 14 上部フランジ 16 下部フランジ 18 スラスト伝達ローラ 20 インナーレース部材 22 インナーレース表面 24、30 環状肩部材 26 アウターレース部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 亜派生的双曲面からなるインナーレース
    回転表面を画成するインナーレース部材と、超派生的双
    曲面からなるアウターレース回転表面を画成するアウタ
    ーレース部材と、前記インナーレース表面とアウターレ
    ース表面にて形成された環状空間に配置された複数の円
    柱状スラスト伝達ローラとを備え、前記全てのローラ
    は、ラジアル平面に対して同じように傾斜して配置さ
    れ、そして少なくとも一つの環状肩部材がこれらローラ
    をその軸線方向に支持するようにした、双曲面タイプの
    一方向クラッチ/フリーホイール/ベアリングにおい
    て、前記ローラを適合して受容するための複数の窓が形
    成された切頭円錐形状のウェブ部材と、前記ローラの軸
    線方向への運動に対して前記ローラを支持するするため
    に前記ウェブに連結された上部フランジと、前記上部フ
    ランジとは反対位置にて前記ウェブに連結され、そして
    前記ローラの軸線方向への運動に対して前記ローラを支
    持するするための下部フランジとを備え、前記下部フラ
    ンジは、クラッチが自由回転した時に前記少なくとも一
    つの環状肩部材に当接して摺動接触するべく構成されて
    いることを特徴とするローラ保持器。
  2. 【請求項2】 前記ウェブは、断面が概略直線状とされ
    る請求項1のローラ保持器。
  3. 【請求項3】 前記ウェブは、断面が実質的にU字形状
    とされる請求項1のローラ保持器。
JP92251889A 1991-08-28 1992-08-28 クラッチ/ベアリング/フリーホイール用ローラ保持器 Pending JPH05209636A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US75186991A 1991-08-28 1991-08-28
US07/751869 1991-08-28

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05209636A true JPH05209636A (ja) 1993-08-20

Family

ID=25023865

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP92251889A Pending JPH05209636A (ja) 1991-08-28 1992-08-28 クラッチ/ベアリング/フリーホイール用ローラ保持器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05209636A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6484858B1 (en) * 1999-06-25 2002-11-26 Kenji Mimura Friction clutch and automatic transmission of automobile using the same and non-stage transmission of automobile and power distribution device of automobile and power transmission device of motorcycle
JP2004176927A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Robert Bosch Gmbh 電気機械的なブレーキ
CN108035971A (zh) * 2018-01-15 2018-05-15 海南冠星电机有限公司 单向轴承

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004176927A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Robert Bosch Gmbh 電気機械的なブレーキ
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