JPH05208436A - 長尺成形品の製造方法 - Google Patents
長尺成形品の製造方法Info
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- Thermal Sciences (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】所望の加飾が可能な被覆用シートを長尺成形品
に被覆して、残存応力による変形の少ない長尺成形品を
製造する方法を提供することを目的とする 【構成】押出機１１の金型１２より、塩化ビニル樹脂を
用いて、溶融樹脂２を押し出した。溶融樹脂２の貼付ロ
ール８における温度を１７０℃とした。被覆用シート６
として、表面に木目を印刷した塩化ビニル樹脂シートを
繰り出し、加熱装置９により、シート温度が１２５℃に
なるように加熱した。貼付ロール８にて、溶融樹脂２の
表面に被覆用シート６を貼付し、冷却サイジング装置１
３により冷却して、引取ロール１４にて引き取り、切断
装置により切断して、被覆長尺成形品４を製造した。
に被覆して、残存応力による変形の少ない長尺成形品を
製造する方法を提供することを目的とする 【構成】押出機１１の金型１２より、塩化ビニル樹脂を
用いて、溶融樹脂２を押し出した。溶融樹脂２の貼付ロ
ール８における温度を１７０℃とした。被覆用シート６
として、表面に木目を印刷した塩化ビニル樹脂シートを
繰り出し、加熱装置９により、シート温度が１２５℃に
なるように加熱した。貼付ロール８にて、溶融樹脂２の
表面に被覆用シート６を貼付し、冷却サイジング装置１
３により冷却して、引取ロール１４にて引き取り、切断
装置により切断して、被覆長尺成形品４を製造した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、波板、デッキ材、パイ
プ、窓枠等の長尺成形品の表面に、被覆用シートが被覆
・積層された、残存応力の少ない長尺成形品の製造方法
に関するものである。
プ、窓枠等の長尺成形品の表面に、被覆用シートが被覆
・積層された、残存応力の少ない長尺成形品の製造方法
に関するものである。
【０００２】
【従来技術】波板、デッキ材、パイプ、窓枠等の熱可塑
性樹脂又は熱硬化性樹脂成形品の長尺成形品は、一般に
押出成形により製造されている。
性樹脂又は熱硬化性樹脂成形品の長尺成形品は、一般に
押出成形により製造されている。
【０００３】これらの長尺成形品の加飾は、従来、成形
用樹脂組成物中に予め顔料を混合して単色の加飾を行う
か、一旦長尺成形品を製造し、その長尺成形品の表面に
別工程にて印刷を施す方法等が採用されてきた。ところ
が、近年では、これらの長尺成形品は、形状がより複雑
化している上に、加飾状態が木目模様や水玉模様等をは
じめとして、よりカラフルな高付加価値を有する長尺成
形品への需要が増加してきている。このような長尺成形
品を製造するためには、上記の従来の方法では対応する
ことができなくなってきている。
用樹脂組成物中に予め顔料を混合して単色の加飾を行う
か、一旦長尺成形品を製造し、その長尺成形品の表面に
別工程にて印刷を施す方法等が採用されてきた。ところ
が、近年では、これらの長尺成形品は、形状がより複雑
化している上に、加飾状態が木目模様や水玉模様等をは
じめとして、よりカラフルな高付加価値を有する長尺成
形品への需要が増加してきている。このような長尺成形
品を製造するためには、上記の従来の方法では対応する
ことができなくなってきている。
【０００４】しかして、このような点に対処するため、
熱可塑性樹脂と粘着剤とで構成される加飾シート（マー
キングシート）を、成形品の表面に貼付するものや貼付
する方法が提案されている。前者の例としては、例え
ば、特開昭５７─２１４７３号公報に記載の如く、アク
リル系粘着剤と顔料粒子を混練分散した着色粘着剤の薄
層を、耐候性の良い透明フィルムと離型紙との間に挟持
した耐候性に優れる着色粘着シートが提案されている。
後者の例としては、例えば、特公昭６２─２５１０７号
公報に記載の如く、基材の断面形状として鋭角的な凹部
や落とし込みのある基材に、機械的手段によってポリ塩
化ビニル等の合成樹脂化粧紙等の表装シートを貼る方法
が提案されている。
熱可塑性樹脂と粘着剤とで構成される加飾シート（マー
キングシート）を、成形品の表面に貼付するものや貼付
する方法が提案されている。前者の例としては、例え
ば、特開昭５７─２１４７３号公報に記載の如く、アク
リル系粘着剤と顔料粒子を混練分散した着色粘着剤の薄
層を、耐候性の良い透明フィルムと離型紙との間に挟持
した耐候性に優れる着色粘着シートが提案されている。
後者の例としては、例えば、特公昭６２─２５１０７号
公報に記載の如く、基材の断面形状として鋭角的な凹部
や落とし込みのある基材に、機械的手段によってポリ塩
化ビニル等の合成樹脂化粧紙等の表装シートを貼る方法
が提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭５７─
２１４７３号公報のシートを用いて、高温の基材樹脂に
このシートを貼付した場合は、冷却後の被覆品に残存応
力が発生し、加熱時もしくは長時間使用時に変形が起き
易いという問題点がある。また、特公昭６２─２５１０
７号公報の如きのシートを貼る方法では、貼付工程に大
きな工数を要するし、また、表面硬度が高いシートを用
いたのでは、この貼付方法を採用することができないと
いう問題点がある。
２１４７３号公報のシートを用いて、高温の基材樹脂に
このシートを貼付した場合は、冷却後の被覆品に残存応
力が発生し、加熱時もしくは長時間使用時に変形が起き
易いという問題点がある。また、特公昭６２─２５１０
７号公報の如きのシートを貼る方法では、貼付工程に大
きな工数を要するし、また、表面硬度が高いシートを用
いたのでは、この貼付方法を採用することができないと
いう問題点がある。
【０００６】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、所望の被膜を表面に被覆せしめた残存応力の少ない
長尺成形品の製造方法を提供することを目的とするもの
である。
し、所望の被膜を表面に被覆せしめた残存応力の少ない
長尺成形品の製造方法を提供することを目的とするもの
である。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、押出機より溶
融樹脂を押し出し、押出成形中又は押出成形直後に、溶
融樹脂の表面に被覆用シートを貼付する長尺成形品の製
造方法であって、前記溶融樹脂に貼付する直前の被覆用
シートの温度を前記溶融樹脂より低く且つその温度差を
５０℃以内にしておく長尺成形品の製造方法である。
融樹脂を押し出し、押出成形中又は押出成形直後に、溶
融樹脂の表面に被覆用シートを貼付する長尺成形品の製
造方法であって、前記溶融樹脂に貼付する直前の被覆用
シートの温度を前記溶融樹脂より低く且つその温度差を
５０℃以内にしておく長尺成形品の製造方法である。
【０００８】押出成形に使用する成形用樹脂としては、
通常用いられる材料ならばどの様な材料でも用いること
ができ、例えば、ポリスチレン、アクリル系樹脂、ポリ
カーボネート、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン、アクリロニトリル─ブタ
ジエン─スチレン共重合体（ＡＢＳ）、変性ポリフェニ
レンオキシド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエー
テルエーテルケトン等が使用される。
通常用いられる材料ならばどの様な材料でも用いること
ができ、例えば、ポリスチレン、アクリル系樹脂、ポリ
カーボネート、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン、アクリロニトリル─ブタ
ジエン─スチレン共重合体（ＡＢＳ）、変性ポリフェニ
レンオキシド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエー
テルエーテルケトン等が使用される。
【０００９】被覆成形用シートに使用する樹脂として
は、例えば、塩化ビニル樹脂、フッ素系樹脂、アクリル
系樹脂、ポリオレフィン等が挙げられるが、表面硬度
や、表面加飾や、耐候性等に優れた被膜を形成する樹脂
が好ましい。
は、例えば、塩化ビニル樹脂、フッ素系樹脂、アクリル
系樹脂、ポリオレフィン等が挙げられるが、表面硬度
や、表面加飾や、耐候性等に優れた被膜を形成する樹脂
が好ましい。
【００１０】成形用樹脂と被覆用シートの組み合わせと
しては、互いに熱融着もしくは接着の良好なものが適宜
選択される。例えば、塩化ビニル樹脂と塩化ビニル樹脂
シート、アクリル樹脂とフッ素系樹脂シートもしくはス
チレン系樹脂シート、アクリロニトリル─ブタジエン─
スチレン共重合体（ＡＢＳ）と塩化ビニル樹脂シート等
の組み合わせを挙げることができるが、特に限定されな
い。両者の熱融着性が悪い場合は、例えば、シート側に
ホットメルト接着剤を予め塗布しておくのが良い。
しては、互いに熱融着もしくは接着の良好なものが適宜
選択される。例えば、塩化ビニル樹脂と塩化ビニル樹脂
シート、アクリル樹脂とフッ素系樹脂シートもしくはス
チレン系樹脂シート、アクリロニトリル─ブタジエン─
スチレン共重合体（ＡＢＳ）と塩化ビニル樹脂シート等
の組み合わせを挙げることができるが、特に限定されな
い。両者の熱融着性が悪い場合は、例えば、シート側に
ホットメルト接着剤を予め塗布しておくのが良い。
【００１１】本発明においては、溶融樹脂に貼付する直
前の被覆用シートを前記溶融樹脂より低く且つその温度
差が５０℃以内になるように予め加熱しておく必要があ
る。温度差が５０℃を越える場合には、両者の熱力学的
特性の差に起因して発生する被覆長尺成形品の残存応力
を充分に除去することができず、長期の使用や高温環境
下の使用の際に、溶融樹脂と被覆用シートの収縮率の差
により、長尺成形品に反り等の変形が生じる場合があ
る。
前の被覆用シートを前記溶融樹脂より低く且つその温度
差が５０℃以内になるように予め加熱しておく必要があ
る。温度差が５０℃を越える場合には、両者の熱力学的
特性の差に起因して発生する被覆長尺成形品の残存応力
を充分に除去することができず、長期の使用や高温環境
下の使用の際に、溶融樹脂と被覆用シートの収縮率の差
により、長尺成形品に反り等の変形が生じる場合があ
る。
【００１２】被覆用シートを予め加熱する方法は、熱
風、赤外線、加熱ロール等、特に限定されず、被覆用シ
ートが幅方向に均一に加熱できるものであれば適宜採用
することができる。
風、赤外線、加熱ロール等、特に限定されず、被覆用シ
ートが幅方向に均一に加熱できるものであれば適宜採用
することができる。
【００１３】
【作用】本発明の長尺成形品の製造方法発明は、溶融樹
脂に貼付する直前の被覆用シートの温度を溶融樹脂より
も低く且つその温度差が５０℃以内になるように加熱し
ておいて、その加熱した被覆用シートを溶融樹脂の表面
に貼付することにより、両者に残存する応力が極めて小
さくて済み、長期に亘る使用後も溶融樹脂と被覆用シー
トの収縮率の差が小さくて反り等の変形が殆どない。
脂に貼付する直前の被覆用シートの温度を溶融樹脂より
も低く且つその温度差が５０℃以内になるように加熱し
ておいて、その加熱した被覆用シートを溶融樹脂の表面
に貼付することにより、両者に残存する応力が極めて小
さくて済み、長期に亘る使用後も溶融樹脂と被覆用シー
トの収縮率の差が小さくて反り等の変形が殆どない。
【００１４】
【実施例】以下、本発明を実施例により図面を参照して
説明する。図１は本発明の長尺成形品の製造方法の一実
施例を説明する斜視図である。
説明する。図１は本発明の長尺成形品の製造方法の一実
施例を説明する斜視図である。
【００１５】１は押出成形装置であり、押出機１１の先
端に金型１２が設けられている。金型１２より連続的に
押し出された溶融樹脂２は冷却サイジング装置１３によ
り冷却されて、引取ロール１４により引き取られ、適当
な長さに切断されて、長尺成形品とされる。
端に金型１２が設けられている。金型１２より連続的に
押し出された溶融樹脂２は冷却サイジング装置１３によ
り冷却されて、引取ロール１４により引き取られ、適当
な長さに切断されて、長尺成形品とされる。
【００１６】５は被覆用シート繰出機であり、被覆用シ
ート６がセットされている。繰出機５より連続的に繰り
出された被覆用シート６はターンロール７を経て、金型
１２と冷却サイジング装置１３との間であって、金型１
２より押し出された溶融樹脂２に接触するように設けら
れた貼付ロール８に導かれて、連続的に押し出される溶
融樹脂２の表面に連続的に貼付され、図２に示す如き、
成形品本体４１の表面に被覆層４２が形成された被覆長
尺成形品４とされる。
ート６がセットされている。繰出機５より連続的に繰り
出された被覆用シート６はターンロール７を経て、金型
１２と冷却サイジング装置１３との間であって、金型１
２より押し出された溶融樹脂２に接触するように設けら
れた貼付ロール８に導かれて、連続的に押し出される溶
融樹脂２の表面に連続的に貼付され、図２に示す如き、
成形品本体４１の表面に被覆層４２が形成された被覆長
尺成形品４とされる。
【００１７】ターンロール７と貼付ロール８との間には
加熱装置９が設けられており、連続的に繰り出さてくる
貼付前の被覆用シート６の貼付面を加熱することができ
るようにされている。
加熱装置９が設けられており、連続的に繰り出さてくる
貼付前の被覆用シート６の貼付面を加熱することができ
るようにされている。
【００１８】尚、図１の実施例においては、金型１２か
ら押し出された溶融樹脂２の表面に被覆用シート６を貼
付したが、押出成形中に金型内に被覆用シートを導入し
て、溶融樹脂の表面に被覆用シートを貼付するようにし
てもよい。
ら押し出された溶融樹脂２の表面に被覆用シート６を貼
付したが、押出成形中に金型内に被覆用シートを導入し
て、溶融樹脂の表面に被覆用シートを貼付するようにし
てもよい。
【００１９】又、上記の実施例においては、溶融樹脂２
の表面に被覆用シート６を貼付する場合について説明し
たが、溶融樹脂２の形状は、表面に被覆用シート６を貼
付することが可能であれば、特に限定されず、例えば、
縦断面形状がコ字状等の異形断面形状を有する溶融樹脂
（図示せず）とし、この表面に被覆用シートを被覆する
ようにしてもよい。
の表面に被覆用シート６を貼付する場合について説明し
たが、溶融樹脂２の形状は、表面に被覆用シート６を貼
付することが可能であれば、特に限定されず、例えば、
縦断面形状がコ字状等の異形断面形状を有する溶融樹脂
（図示せず）とし、この表面に被覆用シートを被覆する
ようにしてもよい。
【００２０】実施例１ 図１に示す装置及び方法により、溶融樹脂の表面に被覆
用シートを貼付し、被覆長尺成形品の製造を行った。
用シートを貼付し、被覆長尺成形品の製造を行った。
【００２１】押出機１１の金型１２より、成形用樹脂と
して塩化ビニル樹脂を用いて、幅５０ｍｍ、厚さ２ｍｍ
の可塑剤を含有しないプレート状の溶融樹脂２を押し出
した。溶融樹脂２の貼付ロール８の部分を通過するとき
の温度は１７０℃であった。
して塩化ビニル樹脂を用いて、幅５０ｍｍ、厚さ２ｍｍ
の可塑剤を含有しないプレート状の溶融樹脂２を押し出
した。溶融樹脂２の貼付ロール８の部分を通過するとき
の温度は１７０℃であった。
【００２２】被覆用シート６として、表面に木目を印刷
し、裏面にポリエステル系ホットメルト接着剤を塗布し
た可塑剤含有塩化ビニル樹脂シートを用い、この被覆用
シート６を繰り出し、加熱装置９により、裏面を加熱し
て、シート温度が１２５℃になるように加熱した。尚、
この加熱した被覆用シート６の貼付ロール８の部分を通
過するときの温度は１２５℃であり、溶融樹脂２の温度
１７０℃と比べ５０℃以内である４５℃の差があった。
し、裏面にポリエステル系ホットメルト接着剤を塗布し
た可塑剤含有塩化ビニル樹脂シートを用い、この被覆用
シート６を繰り出し、加熱装置９により、裏面を加熱し
て、シート温度が１２５℃になるように加熱した。尚、
この加熱した被覆用シート６の貼付ロール８の部分を通
過するときの温度は１２５℃であり、溶融樹脂２の温度
１７０℃と比べ５０℃以内である４５℃の差があった。
【００２３】貼付ロール８にて、溶融樹脂２の表面に被
覆用シート６を貼付し、冷却サイジング装置１３により
冷却して、引取ロール１４にて引き取り、切断して、被
覆長尺成形品４を製造した。
覆用シート６を貼付し、冷却サイジング装置１３により
冷却して、引取ロール１４にて引き取り、切断して、被
覆長尺成形品４を製造した。
【００２４】得られた被覆長尺成形品４を長さ１０ｃｍ
に切断し試験片を作成し、１００℃のオーブン内で１時
間加熱した後の加熱収縮率を測定し外観を観察した。そ
の結果、試験片の加熱収縮率は０．８％であり、外観に
ついては、目視できる限りでは、反り等の変形が観察さ
れなかった。
に切断し試験片を作成し、１００℃のオーブン内で１時
間加熱した後の加熱収縮率を測定し外観を観察した。そ
の結果、試験片の加熱収縮率は０．８％であり、外観に
ついては、目視できる限りでは、反り等の変形が観察さ
れなかった。
【００２５】比較例１ 被覆用シート６を加熱装置により予め加熱せず、室温
（２５℃）下で貼付したこと以外は、実施例１と同様に
して、被覆長尺成形品４の製造を行った。
（２５℃）下で貼付したこと以外は、実施例１と同様に
して、被覆長尺成形品４の製造を行った。
【００２６】得られた被覆長尺成形品４について、実施
例１と同様に作成した試験片について、加熱収縮率を測
定し外観を観察した。その結果、試験片の加熱収縮率は
２．１％であり、外観については、目視による反りが発
生しているのが観察された。
例１と同様に作成した試験片について、加熱収縮率を測
定し外観を観察した。その結果、試験片の加熱収縮率は
２．１％であり、外観については、目視による反りが発
生しているのが観察された。
【００２７】比較例２ 被覆用シートを赤外線加熱装置により約１００℃に加熱
して溶融樹脂に貼付したこと以外は、実施例１と同様に
して、被覆長尺成形品４の製造を行った。
して溶融樹脂に貼付したこと以外は、実施例１と同様に
して、被覆長尺成形品４の製造を行った。
【００２８】得られた被覆長尺成形品４について、実施
例１と同様に作成した試験片について、加熱収縮率を測
定し外観を観察した。その結果、試験片の加熱収縮率は
１．４％であり、外観については、目視による反りが発
生しているのが観察された。
例１と同様に作成した試験片について、加熱収縮率を測
定し外観を観察した。その結果、試験片の加熱収縮率は
１．４％であり、外観については、目視による反りが発
生しているのが観察された。
【００２９】
【効果】本発明の長尺成形品の製造方法は、上記の如き
構成とされているので、所望の加飾が可能な被覆用シー
トが成形品表面に被覆・積層され、被覆・積層時の残存
応力に起因する変形の少ない長尺成形品を製造すること
ができる。
構成とされているので、所望の加飾が可能な被覆用シー
トが成形品表面に被覆・積層され、被覆・積層時の残存
応力に起因する変形の少ない長尺成形品を製造すること
ができる。
【図１】本発明の一実施例を説明する斜視図である。
【図２】本発明の方法により製造した被覆長尺成形品の
一部切欠き斜視図である。
一部切欠き斜視図である。
１ 押出成形装置 ２ 溶融樹脂 ４ 長尺成形品 ５ 繰出機 ６ 被覆用シート ７ ターンロール ８ 貼付ロール ９ 加熱装置 １１ 押出機 １２ 金型 １３ 冷却サイジング装置 １４ 引取ロール ４１ 成形品本体 ４２ 被覆層
Claims (1)
- 【請求項１】 押出機より溶融樹脂を押し出し、押出成
形中又は押出成形直後に、溶融樹脂の表面に被覆用シー
トを貼付する長尺成形品の製造方法であって、前記溶融
樹脂に貼付する直前の被覆用シートの温度を前記溶融樹
脂より低く且つその温度差を５０℃以内にしておくこと
を特徴とする長尺成形品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4016328A JPH05208436A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 長尺成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4016328A JPH05208436A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 長尺成形品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05208436A true JPH05208436A (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11913386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4016328A Pending JPH05208436A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 長尺成形品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05208436A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19990074416A (ko) * | 1998-03-05 | 1999-10-05 | 이기란 | 폴리스티렌 압출시트의 미장코팅 형성방법 |
| JP2011020375A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | C I Kasei Co Ltd | 低収縮性樹脂フィルムの製造方法 |
| JP2011143676A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-28 | Sekisui Chem Co Ltd | シート構造体の製造装置及び製造方法 |
| KR20190053434A (ko) * | 2017-11-10 | 2019-05-20 | 주식회사희성화학 | 시트 일체형 프로파일 및 이의 제조방법 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4016328A patent/JPH05208436A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19990074416A (ko) * | 1998-03-05 | 1999-10-05 | 이기란 | 폴리스티렌 압출시트의 미장코팅 형성방법 |
| JP2011020375A (ja) * | 2009-07-16 | 2011-02-03 | C I Kasei Co Ltd | 低収縮性樹脂フィルムの製造方法 |
| JP2011143676A (ja) * | 2010-01-18 | 2011-07-28 | Sekisui Chem Co Ltd | シート構造体の製造装置及び製造方法 |
| KR20190053434A (ko) * | 2017-11-10 | 2019-05-20 | 주식회사희성화학 | 시트 일체형 프로파일 및 이의 제조방법 |
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