JPH05208334A - 増大送り装置 - Google Patents

増大送り装置

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JPH05208334A
JPH05208334A JP3856992A JP3856992A JPH05208334A JP H05208334 A JPH05208334 A JP H05208334A JP 3856992 A JP3856992 A JP 3856992A JP 3856992 A JP3856992 A JP 3856992A JP H05208334 A JPH05208334 A JP H05208334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
sprocket
engaging
base
pallet
Prior art date
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Pending
Application number
JP3856992A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Doi
滋之 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsudakoma Corp
Original Assignee
Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tsudakoma Corp, Tsudakoma Industrial Co Ltd filed Critical Tsudakoma Corp
Priority to JP3856992A priority Critical patent/JPH05208334A/ja
Publication of JPH05208334A publication Critical patent/JPH05208334A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 増大送り装置において、構造的に大型不安定
化することなしに、増大送り比の自由な設定を可能とす
ること。 【構成】 駆動機構3によりベース上を移動可能な支持
部材12を設ける。支持部材12により回転可能に支持
された共通軸14に1対の円盤15,16の中心を固定
する。ベース11に固定された係合部材たるラック17
を一方の円盤16(例えばギア)と係合せしめる。支持
部材12の移動方向に、円盤15(例えばスプロケッ
ト)と対をなす円盤19を設ける。この円盤15,19
間にチェーン等の可動部材18を係合させる。可動部材
18に、目的とする移動部材に係合するピンPを設け
る。駆動機構13に駆動されて支持部材12が距離Lだ
け移動したとき、可動部材18上のピンPは1対の円盤
15,16の半径比R/r相当分だけ多く移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は増大送り装置の関する
ものであり、特に工作機械における工作物の搬送に用い
られるパレットをテーブルとパレット置台との間で移動
させるのに用いられる装置の増大送り比の自由度を大き
くしようとするものである。
【0002】
【従来の技術】上記のような目的で用いられる増大送り
装置の一例としては実公昭58−41368号に開示さ
れた「シリンダ式駆動装置」がある。この従来技術にあ
っては、一体的に回転する大小径のホィール からなる
回転ユニット2組を離間して位置固定し、同一径のホィ
ール間にベルトを巻掛けして、小径のホィールに巻掛け
たベルトを駆動機構により駆動させるように構成されて
いる。この結果大径のホィールに巻掛けたベルトはホィ
ールの大小径比に対応した量だけ増大送りされるもので
ある。
【0003】同様な増大送り装置の他の例としては特公
平3−49846号に開示された「倍ストロークシリン
ダ装置」がある。この従来技術にあっては、ベルトが巻
掛けられた1対のホィールを枠体に回転可能に架設し、
ベルトにテーブルを固定し、ベルトの途中を装置のフレ
ームに固定し、枠体を駆動機構によりフレームに対して
移動させるように構成されている。この結果枠体の移動
量とベルトの移動量との和の分(すなわち枠体の移動量
の2倍)だけテーブルが増大送りされるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが前者(実公昭
58−41368号)の技術にあっては、最大送り量が
回転ユニットの軸間距離により制約される。このため最
大送り量を大にしようとすると装置全体が大型化するの
を免れないという問題がある。
【0005】他方後者(特公平3−49846号)の技
術の場合には、増大送り比が2倍に限定されることに加
えて、移動時に枠体がフレームの端部から進出するので
片持ち状態となり、装置全体が構造的に不安定となると
いう問題がある。
【0006】この発明の目的は、増大送り装置におい
て、構造的に大型不安定化することなしに、増大送り比
の自由な設定を可能とすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このためこの発明の装置
にあっては、駆動機構により支持部材を駆動してベース
上を移動可能とし、支持部材により回転可能に支持され
た共通軸に1対の円盤の中心を固定し、ベースに固定さ
れた係合部材を一方の円盤と係合せしめ、支持部材の移
動方向に移動する可動部材を他方の円盤と係合させたこ
とを要旨とするものである。
【0008】
【作用】駆動機構に駆動されて支持部材が距離Lだけ移
動したとき、可動部材は1対の円盤の半径比R/r相当
分だけ多く移動する。
【0009】
【実施例】図1に示すのはこの発明の増大送り装置の第
1の実施態様であって、1対の円盤として大径のスプロ
ケットと小径のギアとを用い、可動部材としてチェーン
を用いたものである。すなわちこの増大送り装置10の
ベース1上には例えば適宜なレール(図示せず)などに
導かれて支持板12が所定の方向(図示の図中左右水平
方向)に移動可能に架設されている。この支持板12に
は駆動機構としてのエアシリンダー13のプランジャー
が連結されている。
【0010】支持板12には共通軸14が回転可能に支
持されており、この共通軸14には上側にスプロケット
15が下側にギア16がそれぞれ中心を固定されている
(もっともこの上下関係は逆であってもよい)。図示の
例ではスプロケット15の方がギア16よりも大径とな
っている。支持板12には共通軸14に対して支持板1
2の移動方向に離間して他の軸19aが回転可能に支持
されており、この軸19aにはスプロケット15と等径
のスプロケット19が中心を固定されている。
【0011】両スプロケット15、19間には可動部材
としてのチェーン18が巻掛けられている。このチェー
ン18にはピンPが植設されており、このピンPが例え
ば工作機械の場合にはパレットなどと係合している。ベ
ース11上には係合部材としてのラック17が固定され
ておりこれにはギア16が係合している。
【0012】ついで作用について説明する。エアシリン
ダー13に駆動されて支持板12が例えば図中右方向に
移動すると、ギア16は時計方向に回転しながら右方向
に移動する。これに伴ないスプロケット15も時計方向
に回転しながら右方向に移動する。このスプロケット1
5の回転に伴ない可動部材であるチェーン18は右回り
に周行移動する。したがってチェーン18上のピンPに
係合するパレットも同方向に送られる。
【0013】ここでスプロケット15の半径をR、ギア
16の半径をr、支持板12の移動距離をLとする。す
るとスプロケット15の回転量はLR/rとなる。スプ
ロケット15の回転量はすなわち可動部材であるチェー
ン18の移動量であるから、このスプロケット15の回
転によりこれに係合するチェーン18は距離LR/rだ
け周行移動することになる。ところがこれに加えてチェ
ーン18は共通軸14を介してこれを支持する支持板1
2とともに距離Lだけ移動している。すなわちチェーン
18に植設されたピンPは合計として距離L(1+R/
r)だけ移動することになる。当然ながらピンPに係合
するパレットも距離L(1+R/r)だけ送られること
になる。したがってR/r>1に設定すれば、パレット
の送り量>2Lとすることができる。すなわち倍送り以
上の増大送りが達成されたのである。R/rの値を適宜
選択することによりパレットの送り量を自由に設定する
ことができる。
【0014】なお以上の例ではスプロケット15をギア
16より大径としたが、逆にスプロケット15をギア1
6より小径としてもよい。この場合にはL<パレットの
送り量<2Lとなる。
【0015】図2に示すのはこの発明の増大送り装置の
第2の実施態様であって、1対の円盤として1対のギア
を用い、可動部材としてラックを用いたものである。な
お図中ベースは省略してある。
【0016】すなわちこの増大送り装置20の場合には
駆動機構であるエアシリンダー23のプランジャーが支
持アーム22を構成しており、この支持アーム22によ
り共通軸24が回転可能に支持されている。この例では
この共通軸24には上側に大径のギア25が下側に小径
のギア26が、それぞれ中心を固定されている(もっと
もこの位置関係は逆であってもよい)。
【0017】ベース上には係合部材としてのラック27
が固定されており、下側の小径のギア26がこれに係合
している。またベースには適宜な図示しないレールなど
に導かれて、支持アーム22の移動方向に移動できるよ
うに可動部材としてのラック28が架設されており、こ
のラック28と上側大径のギア25とが係合している。
なおこのラック28には前の実施態様と同様にピンPが
植設されている。
【0018】ついで作用について説明する。エアシリン
ダー23に駆動されて支持アーム212が例えば図中右
方向に移動すると、小径のギア26は時計方向に回転し
ながら右方向に移動する。これに伴ない大径のギア25
も時計方向に回転しながら右方向に移動する。このギア
25の回転に伴ない可動部材である上側のラック28は
図中右方向に移動する。したがってラック28上のピン
Pに係合するパレットも同方向に送られる。
【0019】ここでギア25の半径をR、ギア26の半
径をr、支持アーム22の移動距離をLとする。すると
ギア25の回転量はLR/rとなる。ギア25の回転量
はすなわち可動部材であるラック28の移動量であるか
ら、このギア25の回転によりこれに係合するラック2
8は距離LR/rだけ移動することになる。ところがこ
れに加えてラック28は共通軸24を介してこれに係合
する支持アーム22とともに距離Lだけ移動している。
すなわちラック28に植設されたピンPは合計として距
離L(1+R/r)だけ移動することになる。当然なが
らピンPに係合するパレットも距離L(1+R/r)だ
け送られることになる。したがってR/r>1に設定す
れば、パレットの送り量>2Lとすることができる。す
なわち倍送り以上の増大送りが達成された。R/rの値
を適宜選択することによりパレットの送り量を自由に設
定することができる。
【0020】前の実施態様の場合と同様に逆にスプロケ
ット25をギア26より小径としてもよい。この場合に
はL<パレットの送り量<2Lとなる。
【0021】図3に示すのはこの発明の増大送り装置の
第3の実施態様であって、1対の円盤として1対のスプ
ロケットを用い、可動部材としてチェーンを用いたもの
である。なお図中ベースは省略してある。
【0022】すなわちこの増大送り装置30の場合には
駆動機構であるエアシリンダー33のプランジャーが支
持アーム32に連結されている。この支持アーム32は
その一端に第1の共通軸34をまた他端に第2の共通軸
44をそれぞれ回転可能に支持している。この例では第
1の共通軸34には上側に大径のスプロケット35が下
側に小径のスプロケット36が、それぞれ中心を固定さ
れている(もっともこの位置関係は逆であってもよ
い)。これに対応して第2の共通軸44には上側に大径
のスプロケット45が下側に小径のスプロケット46
が、それぞれ中心を固定されている。
【0023】小径のスプロケット36、46間には係合
部材としてのチェーン37が巻掛けられており、このチ
ェーン37はピンP’を介してベースに固定されてい
る。大径のスプロケット35、45間には可動部材とし
てのチェーン38が巻掛けられており、このチェーン3
8には前の実施態様と同様にピンPが植設されている。
【0024】ここでスプロケット35の半径をR、スプ
ロケット36の半径をr、支持アーム32の移動距離を
Lとする。するとスプロケット35の回転量はLR/r
となる。スプロケット35の回転量はすなわち可動部材
であるチェーン38の移動量であるから、このスプロケ
ット35の回転によりこれに係合するチェーン38は距
離LR/rだけ周行移動することになる。ところがこれ
に加えて支持部材セーン38は共通軸34を介してこれ
に係合する支持アーム32とともに距離Lだけ移動して
いる。すなわちチェーン38に植設されたピンPは合計
として距離L(1+R/r)だけ移動することになる。
当然ながらピンPに係合するパレットも距離L(1+R
/r)だけ送られることになる。したがってR/r>1
に設定すれば、パレットの送り量>2Lとすることがで
きる。すなわち倍送り以上の増大送りが達成された。R
/rの値を適宜選択することによりパレットの送り量を
自由に設定することができる。
【0025】前の実施態様の場合と同様に逆にスプロケ
ット35をスプロケット36より小径としてもよい。こ
の場合にはL<パレットの送り量<2Lとなる。
【0026】図4に示すのは図1に示した実施態様を実
際の工作機におけるパレット搬送に応用した例である。
図中の参照数字は図1中のそれらに対応するが、11で
示すのは図1中のベースすなわち工作機のテーブルであ
る。図1中のベース11の右側には図示しないパレット
置台が設置されている。パレットPTには、パレット置
台に載置されているときのパレットPTのテーブル側端
面には、フック51が突設されている。フック51に
は、支持板12の移動方向と直交する方向に延在する溝
52がフック51の両端を貫通するように形成されてい
る。増大送り機構10がパレットPTをパレット置台か
らベース11上に移動させるとき、ベース11を図4中
左右方向に適宜移動させて、ピンPを図4のように溝5
2に係合させる。その後エアシリンダー13ガプランジ
ャーを後退させることにより、パレットPTをベース1
1上に移動させる。なおベース11には、パレットPT
の移動方向に複数のローラー53を2列配置してあり、
パレットPTの下面に当接してパレットPTの送りを安
定に導く。なお上記の例ではいずれも支持部材を移動さ
せる駆動機構としてエアシリンダーを用いたが、例えば
モーター、ラックおよびピニオンから構成される駆動機
構などを用いてもよい。
【0027】
【発明の効果】共通軸に固定された1対の円盤の半径比
を変えるだけで、構造的な大型化や不安定化を招くこと
なしに、増大送り比を自由かつ容易に設定することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施態様を示す斜視図であ
る。
【図2】この発明の第2の実施態様を示す斜視図であ
る。
【図3】この発明の第3の実施態様を示す斜視図であ
る。
【図4】図1の装置を実際のパレット搬送に応用した場
合の構成をの一例を示す一部断面正面図である。
【符号の説明】
10、20、30 増大送り装置 11 ベース 12、22、32 支持部材 13、23、33 駆動機構 14、24、34 共通軸 15、25、35 一方の円盤 16、26、36 他方の円盤 17、27、37 係合部材 18、28、38 可動部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースと、駆動機構に駆動されてベース上
    を移動する支持部材と、支持部材により回転可能に支持
    された共通軸に中心を固定された1対の円盤と、ベース
    に固定されて一方の円盤と係合する係合部材と、他方の
    円盤と係合しかつ支持部材の移動方向に移動する可動部
    材とを有してなる増大送り装置。
  2. 【請求項2】可動部材と係合する方の円盤と係合部材と
    係合する方の円盤とが異径であることを特徴とする請求
    項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】1対の円盤がスプロケットとギアとから構
    成され、係合部材がラックでありかつ可動部材がチェー
    ンであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】1対の円盤が1対のギアであり、係合部材
    および可動部材がともにラックであることを特徴とする
    請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】1対の円盤が1対のスプロケットであり、
    係合部材および可動部材がともにチェーンであることを
    特徴とする請求項1に記載の装置。
JP3856992A 1992-01-29 1992-01-29 増大送り装置 Pending JPH05208334A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3856992A JPH05208334A (ja) 1992-01-29 1992-01-29 増大送り装置

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JP3856992A JPH05208334A (ja) 1992-01-29 1992-01-29 増大送り装置

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JPH05208334A true JPH05208334A (ja) 1993-08-20

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ID=12528932

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JP3856992A Pending JPH05208334A (ja) 1992-01-29 1992-01-29 増大送り装置

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JP (1) JPH05208334A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013190046A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Kayaba System Machinery Kk 制振装置
JP2015140829A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 富士通周辺機株式会社 直動の変速機構及びその駆動方法及びプレス機並びに荷重機構

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013190046A (ja) * 2012-03-14 2013-09-26 Kayaba System Machinery Kk 制振装置
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