JPH05207989A - Mrイメージング法 - Google Patents

Mrイメージング法

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JPH05207989A
JPH05207989A JP4046195A JP4619592A JPH05207989A JP H05207989 A JPH05207989 A JP H05207989A JP 4046195 A JP4046195 A JP 4046195A JP 4619592 A JP4619592 A JP 4619592A JP H05207989 A JPH05207989 A JP H05207989A
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JP
Japan
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time
data
phase
time phase
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP4046195A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Takeo
和浩 武尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全体の検査時間を延長させることなく画像の
時間分解能を向上させる。 【構成】 短いTRの高速フィールドエコーシーケンス
を位相エンコード量を変えながら繰り返してデータ収集
することを、その位相エンコード量の組み合わせセット
ごとに連続して反復し、各位相エンコード量セットに対
応したデータセットにより画像再構成するとともに、隣
接する2セット分のデータから1セット分のデータを取
り出し画像再構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、核磁気共鳴(NM
R)を利用してイメージングを行うMRイメージング法
に関し、とくに高速フィールドエコー法を用いたシネ
(Cine)撮像法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、MRイメージング法における
シネ撮像法の高速化方法として、セグメンテッド方式の
高速フィールドエコー法を用いたシネ撮像法が報告され
ている(Dennis J.Atkinson, M.S.Robert, R.Edelman,
MD Radiology 1991;178:357-360)。この方法では、非常
に短いTRの高速フィールドエコーシーケンスを位相エ
ンコード量を変化させながら繰り返すことにより、1時
相の時間内に複数ライン分のデータを収集する。心臓部
位のシネ撮像を行う場合、1心拍期間の各時相内でそれ
ぞれ複数ライン分ずつのデータを得、つぎの1心拍期間
の各時相では他の複数ライン分のデータを得るというこ
とを、各心拍期間ごとに反復し、各時相について所定の
ライン分のデータが揃えばそれら各時相の画像の再構成
ができるため、撮像時間(データ収集に要する心拍期間
数)を従来の数分の1に短縮でき、患者の息止め期間内
で撮像を終了することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
高速フィールドエコーシーケンスを用いたシネ撮像法で
は画像の時間分解能が不十分であるという問題がある。
【0004】たとえば、心臓部位のシネ撮像を行う場
合、患者の息止め可能な時間内に撮像を終了しなければ
ならないという制約があり、撮像のための心拍期間数を
多くとれないという事情がある。このような事情のもと
では、MRイメージング装置の可能な最短TRとの関連
で各時相のデータを収集する時間を短くできない。つま
り、1心拍期間内で多数の時相の画像を得ることができ
ず、画像の時間分解能が不十分となる。
【0005】通常、息止め可能時間は16心拍程度の時
間であると言われており、128×128のマトリクス
の画像を得る場合、1心拍の間に、各時相について16
ライン分のデータを収集してしまう必要がある。という
ことは、各時相の撮像に最短TRの16倍の時間が必要
であることを意味し、そうするとそれ程時間分解能を上
げることができない。
【0006】これを改善するには、ECGトリガから所
定のディレー時間を持たせた後同様のシネ撮像を行い、
ディレーのないシネ撮像における各時相の間に位置する
時相でデータ収集することが考えられる。これによれば
ディレーのないシネ撮像で得た各時相の画像の中間の時
相での画像を得ることができるので、時間分解能を2倍
に向上できるが、ディレーのないシネ撮像とディレーを
持たせたシネ撮像とを、2回の息止め期間のそれぞれで
行わなければならないので、全体の検査時間が長くなっ
てしまうという問題がある。
【0007】この発明は、上記に鑑み、従来の高速フィ
ールドエコー法を用いたシネ撮像法を改良して、全体の
検査時間を延長させることなく画像の時間分解能を向上
させるようにしたMRイメージング法を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるMRイメージング法では、短いTR
の高速フィールドエコーシーケンスを位相エンコード量
を変えながら繰り返してデータ収集することを、その位
相エンコード量の組み合わせセットごとに連続して反復
する。すると各位相エンコード量セットごとに画像再構
成に必要なデータセットが得られるのでそれを用いてそ
れぞれ1つの画像を再構成する。それとともに、隣接す
る2位相エンコード量セットごとに、その両方から一部
ずつのデータを取り出して、その中間に位置する、上記
位相エンコード量の組み合わせの1セット分に相当する
データセットを構成し、これら各データセットによりそ
れぞれ1つの画像を再構成する。後者の各画像は、前者
の各画像の時相の中間に位置する時相のものとなるの
で、画像の時間分解能が向上する。またシネ撮像は1回
でよく、シネ撮像を2回行う必要もないので、全体の検
査時間の延長もない。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例
の全体のシーケンスを示すものである。この実施例で
は、図1のAで示す心電波形のR波とR波との間の各時
相(第1時相、第2時相、第3時相、第4時相、…)ご
とにデータ収集する。各時相ごとに図2に示すようなフ
ィールドエコーシーケンスが8回繰り返される。
【0010】図2で示すフィールドエコーシーケンスは
TRの短い高速型のものであり、図2のAで示すように
RFパルスを印加するとき同時に図2のBで示すように
スライス選択励起用のGz(Z方向に磁場強度が傾斜し
ている傾斜磁場)パルスを印加して、Z方向のある位置
に存在するスライスのみを選択的に励起する。つぎに位
相エンコード用のGy(Y方向に磁場強度が傾斜してい
る傾斜磁場)パルスを加えるとともに、読み出し及び周
波数エンコード用のGx(X方向に磁場強度が傾斜して
いる傾斜磁場)パルスを加え、その後このGxパルスを
反転させてエコー信号を発生させる。
【0011】再構成画像のマトリクスを128×128
とすると、この画像を再構成するには1回の励起で発生
したエコー信号を128サンプリングポイントでサンプ
リングして1ラインのデータを得るとともに、これを位
相エンコード量を128通りに変化させて128回繰り
返して、128ライン分のデータを収集する必要があ
る。位相エンコード量はマイナス側からプラス側へと1
28通りに変化させられるので、その位相エンコード量
の各々に#1〜#128の番号をつけておく。こうして
得た128ライン分のデータを図3の生データ配列Pの
ように配列し、2次元フーリエ変換すれば、上記選択励
起されたスライスの画像を再構成できる。
【0012】ここでは、図1の各時相ごとにフィールド
エコーシーケンスを8回繰り返し、16番おきの位相エ
ンコード量とする。すなわち、図1のB、図3に示すよ
うに、第1R波の後の各時相では、位相エンコード量は
#1、#17、#33、#49、#65、#81、#9
7、#113とする。そして第2R波の後の各時相では
第1R波のときの位相エンコード量を1番ずつずらして
#2、#18、#34、#50、#66、#82、#9
8、#114とする。このようにR波ごとに1番ずつ位
相エンコード量をずらしていくと、第16R波では各時
相での位相エンコード量が#16、#32、#48、#
64、#80、#96、#112、#128となって、
第1R波から第16R波まで、各時相について、#1〜
#128の128通りの位相エンコード量を持つ128
回のフィールドエコーシーケンスを行ったことになる。
【0013】その結果、128ライン分のデータが各時
相ごとに収集できたことになる。この各時相ごとに収集
した128ライン分のデータを用いれば、第1時相、第
2時相、第3時相、第4時相、…、の各時相での画像が
再構成できる。
【0014】このような画像再構成に加えて、つぎのよ
うな画像再構成を行う。まず、第1時相の後半の5番目
のフィールドエコーシーケンスで得たデータから第8番
目のフィールドエコーシーケンスで得たデータまでを取
り出すとともに、第2時相の前半の1番目のフィールド
エコーシーケンスで得たデータから第4番目のフィール
ドエコーシーケンスで得たデータまでを取り出す。第2
時相と第3時相についても同様にそれぞれからデータを
取り出す。同様にすべての隣接する2つの時相について
も同様にデータを取り出す。
【0015】これら取り出したデータにおける位相エン
コード量の組み合わせは、順序は異なるが、上記の各時
相ごとのデータと同じである。そこで、第1R波から第
16R波までを集めると#1〜#128の位相エンコー
ド量がすべて揃うので、その位相エンコード量の順序通
りに並べ変えて配列すれば図3のPと同様の生データ配
列となり、画像が再構成できる。こうして再構成された
各画像は、上記の第1、第2、第3、…の各時相の中間
に位置する第1’時相、第2’時相、第3’時相、…の
画像となる。すなわち、第1、第2、第3、…の各時相
の中間の画像を補間できたことになり、この補間により
時間分解能が2倍に高められたことになる。
【0016】この第1’時相、第2’時相、第3’時
相、…の画像を再構成するのに用いたデータでは、位相
エンコード量がゼロ(DC)付近からプラス側に大きく
なり中間でマイナス側の最大となってふたたびゼロ付近
に向かうという順序で変化するものとなっているので、
DC付近のデータ取得時刻が時間的に離れたものとなっ
ている。位相エンコード量がゼロ付近のデータは最も大
きな信号成分を有しているため、これらが時間的に離れ
ると、その間の臓器等の動きにより画像のぶれが生じる
おそれがある。
【0017】そこでこの点を考慮して図4のような位相
エンコード量の変化順序とすることができる。図4は他
の実施例にかかるMRイメージング法を示すもので、第
1R波の各時相について言えば、位相エンコード量が#
1、#33、#65、#97、#17、#49、#8
1、#113の順序で変化し、位相エンコード量がマイ
ナス側からDC付近を通ってプラス側へ変化するサイク
ルが2回行なわれる。そのため、第1時相、第2時相、
第3時相、…の中間の第1’時相、第2’時相、第3’
時相、…については、DC付近の位相エンコード量が時
間的に比較的離れずに2回現われることとなって、第
1’時相、第2’時相、第3’時相、…についての各画
像が臓器等の動きの影響を受けることが少なくなる。第
1時相、第2時相、第3時相、…についてはDC付近の
位相エンコード量が図1の場合に比較して時間的に離れ
ることになるので多少の画像の劣化は避けられないが、
第1’時相、第2’時相、第3’時相、…の画像の画質
と同じになり、全体としては画質の均一な時間分解能の
高い多数の画像を得ることができると評価できる。
【0018】なお、上記の各実施例ではいずれも、第1
時相、第2時相、第3時相、…の各々の時相のちょうど
中間に位置する第1’時相、第2’時相、第3’時相、
…の画像を再構成したが、補間画像のためのデータとし
て、4個だけずれたデータセットを取り出すのではなく
て任意個数だけずれたデータセットを取り出せば、第1
時相、第2時相、第3時相、…の各々の時相の間でそれ
ぞれ時相がずれた最高7枚の補間画像を得ることができ
る。すなわち、第1時相の2番目のデータから第2時相
の1番目までのデータ、第2時相の2番目のデータから
第3時相の1番目までのデータ、というように1個だけ
ずれたデータセットを取り出せば、第1時相から時相間
隔の1/8だけずれた時相の画像を作成できる。第1時
相の3番目のデータから第2時相の2番目までのデー
タ、第2時相の3番目のデータから第3時相の2番目ま
でのデータ、というように2個だけずれたデータセット
を取り出せば、第1時相から時相間隔の2/8だけずれ
た時相の画像を作成できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のMRイ
メージング法によれば、1回のシネ撮像で収集した各時
相ごとのデータセットからその各時相の間に位置するデ
ータセットを取り出して画像を再構成することにより、
全体の検査時間を延長させずに、各時相の間に位置する
画像を補間することができて、時間分解能を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるMRイメージング
法を説明するためのタイムチャート。
【図2】フィールドエコー法のパルスシーケンスを示す
タイムチャート。
【図3】生データ配列及びその取得順序を説明するため
の図。
【図4】他の実施例にかかるMRイメージング法を説明
するためのタイムチャート。
【符号の説明】
RF 高周波励起パルス Gz Z方向傾斜磁場 Gy Y方向傾斜磁場 Gx X方向傾斜磁場 P 生データ配列

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短いTRの高速フィールドエコーシーケ
    ンスを位相エンコード量を変えながら繰り返してデータ
    収集することを、その位相エンコード量の組み合わせセ
    ットごとに連続して反復し、各位相エンコード量セット
    で得たデータセットを用いてそれぞれ1つの画像を再構
    成するとともに、隣接する2位相エンコード量セットご
    とに、その両方からその中間に位置する、上記位相エン
    コード量の組み合わせの1セット分に相当するデータを
    取り出してこれら各データセットによりそれぞれ1つの
    画像を再構成することを特徴とするMRイメージング
    法。
JP4046195A 1992-01-31 1992-01-31 Mrイメージング法 Pending JPH05207989A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4046195A JPH05207989A (ja) 1992-01-31 1992-01-31 Mrイメージング法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0647023A (ja) * 1992-04-28 1994-02-22 Picker Internatl Inc 磁気共鳴クライン撮像
JP2000060820A (ja) * 1998-08-14 2000-02-29 General Electric Co <Ge> 3次元mrイメ―ジング方法

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JP2000060820A (ja) * 1998-08-14 2000-02-29 General Electric Co <Ge> 3次元mrイメ―ジング方法
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