JPH05205851A - ヒーター及び定着装置 - Google Patents

ヒーター及び定着装置

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JPH05205851A
JPH05205851A JP4283051A JP28305192A JPH05205851A JP H05205851 A JPH05205851 A JP H05205851A JP 4283051 A JP4283051 A JP 4283051A JP 28305192 A JP28305192 A JP 28305192A JP H05205851 A JPH05205851 A JP H05205851A
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heater
substrate
temperature rise
hole
fixing device
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JP4283051A
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Yasumasa Otsuka
康正 大塚
Koichi Okuda
幸一 奥田
Yoji Tomoyuki
洋二 友行
Akira Hayakawa
亮 早川
Daizo Fukuzawa
大三 福沢
Toshiharu Nakamura
俊治 中村
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒーターの暴走時に速やかに発熱を停止させ
る。 【構成】 ヒーター基板に穴もしくは溝を設けて特定箇
所を割れ易くする。更には、ヒーターの最もストレスに
反応し易い場所に過昇温防止素子を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板上に抵抗層を設け
たヒーター、及び、このヒーターを用いた定着装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱ローラ定着方式に代わる新規な
加熱定着装置として、特開昭63−313182号公
報、特開平2−157878号公報等で昇温の速いサー
マルヒータと薄膜のフィルムを用いたものを提案してい
る。
【0003】この装置に用いられるヒーター6を図6に
示す。
【0004】7は線上に設けられた基板で高熱伝導性の
アルミナからなる。
【0005】5は両端に設けられた電極から電源Eによ
り通電されて発熱する抵抗発熱体で基板7の長手方向に
沿って設けられている。
【0006】10は温度ヒューズである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】装置の制御不良等によ
りヒーター6が暴走し昇温すると急激な温度上昇の場合
は、温度ヒューズが作動する迄の応答時間にヒーターが
温度ヒューズの作動温度よりはるかに高くなり損傷や発
煙が生じる。
【0008】また、ヒーター6が暴走し昇温すると、熱
ストレスのために図7に示すように抵抗体5にクラック
が入ることがある。
【0009】するとこのクラックの部分の抵抗体の抵抗
値が大きくなるため発熱量も大きくなり、温度ヒューズ
10が作動する前にクラックの部分が発煙、発火する問
題がある。
【0010】熱ストレスにより基板が割れた場合、抵抗
体が分離するため発熱がストップするが、抵抗体が厚膜
の場合や基板がホルダーに完全に固定されている場合、
抵抗体の分離は完全に行われず抵抗体への給電が行われ
ることがある。
【0011】この時、ヒーターの発熱は、ヒーターが割
れた部分の抵抗体の抵抗が他より高くなるため、温度ヒ
ユーズ10が作動する前に割れた部分が発煙、発火する
ことがある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、基板と、この基板上に長手方向に沿って設けられ
通電により発熱する抵抗層を有するヒーターにおいて、
上記基板の抵抗層の長手域内に穴もしくは溝を設けたこ
ととを特徴とするもの、基板と、この基板上に長手方向
に沿って設けられ通電により発熱する抵抗層を有するヒ
ーターと、このヒーターと摺動し未定着画像を支持した
記録材と共に移動するフィルムと、を有し、このフィル
ムを介してヒーターからの熱で未定着画像を加熱定着す
る定着装置において、上記基板の抵抗層の長手域内に穴
もしくは溝を設けたことを特徴とするもの、及び、通電
により発熱する抵抗体と、この抵抗体を支持する基板
と、過昇温時抵抗体への通電を遮断する過昇温防止素子
と、を有するヒーターにおいて、上記過昇温防止素子は
ヒーターの長手方向の発熱域内の他の領域よりもストレ
スに反応し易い場所に設けられていることを特徴とする
もの、及び、通電により発熱する抵抗体と、この抵抗体
を支持する基板と、過昇温時抵抗体への通電を遮断する
過昇温防止素子と、を有するヒーターと、このヒーター
と摺動するフィルムと、を有し、このフィルムを介して
ヒーターからの熱で記録材上の画像を加熱する定着装置
において、上記過昇温防止素子はヒーターの長手方向の
発熱域内の他の領域よりもストレスに反応し易い場所に
設けられていることを特徴とするものである。
【0013】
【実施例】図1は本発明の実施例の定着装置の断面図で
ある。
【0014】薄肉の耐熱性フィルム1(またはシート)
と、該フィルム1の移動駆動手段である駆動ローラー1
1と、該フイルム1を中にしてその一方面側に固定支持
して配置された一定温調されるヒーター6と、他方面側
に該ヒーター6に対向して配置された該ヒーター6に対
して該フィルム1を介して画像定着するべき記録材Pの
顕画像担持面を密着させる加圧部材2を有し、該フィル
ム1は少なくとも画像定着実行時は該フィルム1と加圧
部材2とのニップNに搬送導入される画像定着すべき記
録材Pと順方向に略同一速度で走行移動させて該走行移
動フィルム1を挟んでヒーター6と加圧部材2との圧接
で形成される定着部としてのニップ部を通過させること
により、該記録材の顕画担持面を該フィルム1を介して
該ヒーター6で加熱して顕画像(未定着トナー像)Tに
熱エネルギーを付与して軟化・溶融せしめ、次いで定着
部通過後のフィルム1と記録材Pを分離点で離間させ
る。
【0015】12はフイルム1にテンションを加えるテ
ンションローラである。
【0016】3はヒーター6を断熱支持するホルダー
で、ヒーター6は長手方向に沿ってホルダーに接着され
ている。
【0017】4はヒーター基板の温度を検知するサーミ
スタで、定着時このサーミスタの検知出力が一定となる
ように抵抗発熱体5への通電が制御される。
【0018】図2は本発明の実施例のヒーターの部分拡
大図である。
【0019】幅W7mm、厚さ1mmの良熱伝導性セラ
ミックであるアルミナからなるヒーター基板7の抵抗発
熱体5の両側に基板を貫通する穴(φ0.5mm)を設
けている。
【0020】装置の故障によりヒーター6が異常昇温し
た際に、基板7内に発生する熱応力により、この穴20
からひびが点線B部に発生し、抵抗体5を含むヒーター
6を短時間に破断し通電、発熱を停止させる事が可能と
なる。
【0021】上記穴20は貫通させなくても例えば基板
厚さの半分程度の深さの穴でもよい。
【0022】上記ヒーター6上の割れ易い部分は1つの
ヒーター上に複数個設け複数ヶ所またはその中の1ヶ所
で破断してもよい。
【0023】図3は本発明の別の実施例のヒーターの部
分拡大図である。
【0024】幅7mmの基板7の片側に長さ0.5mm
の切り込み23が設けられている。ヒーターの異常昇温
時にはこの切り込み23からひびが発生し、ヒーター6
を破断し通電、発熱を停止させる。
【0025】図4は本発明の更に別の実施例のヒーター
の部分拡大図である。
【0026】図4の実施例においては、厚さ0.6mm
の基板7に溝24を設けている。溝24はダイヤモンド
カッター、超音波加工機等により切削加工されるか、C
2ガスレーザー等により溶融加工される。溝の深さは
基板厚さの1/2以下である。
【0027】ダイヤモンドカッター、超音波加工機によ
る加工では基板7に溝24からひびが発生してしまい基
板の割れ易さがばらついてしまう事があるのに対し、レ
ーザーによる溶融加工ではひびの発生がなく基板の割れ
易さのばらつきが小さい。
【0028】この溝24は基板のフィルム摺動面である
通電発熱層5側と反対の面に設けられている。これは溝
加工時に発生するバリによりフィルムが削られ破壊する
のを防ぐためである。
【0029】図5の実施例では、基板7上の溝25は点
線状になっている。この溝25はCO2、YAGレーザ
ー等をパルス状に発光させる事で形成する。この様な形
状の溝は、点線状ではない図4の溝24に比べて、組立
て取扱い時の様な弱い力がかかる時には折れにくく、異
常昇温時の熱応力の様な強い力がかかる時は折れ易い。
つまり溝25の様な形状にすると組立て時に折れる事が
なく、異常昇温時にはより早くヒーターの破断を起こす
事ができる。
【0030】図6の実施例は2つのセラミック基板70
と71を無機系耐熱接着剤26により接着し、その貼り
合わせた基板上に通電発熱層5を形成している。
【0031】この場合、接着剤26部の強度はセラミッ
ク基板部より低いため、異常昇温時にこの部分26でヒ
ーターを破断する事ができる。
【0032】図7の実施例は、基板7上の溝27の形状
がS字形になっており、通電発熱層5と平行方向Dと溝
のなす角度Gが45°以下の部分を持つ。この様な形状
にするとヒーターが異常昇温した際により早くヒーター
を破断する事ができる。
【0033】この事を以下図8を用いて説明する。ヒー
ターがホルダー3に接着してある状態で、ヒーター厚さ
方向温度分布は抵抗発熱層側の面が高く表面が低くなっ
ている。またヒーター幅方向Cにおいては通電発熱体層
5部が温度が高く、端の方は低くなっている。
【0034】ヒーターは上記温度分布に従って熱膨張を
おこし、熱応力を発生する。するとヒーターは図9の様
な変形をおこし、通電発熱層5にそって応力が高い状態
となる。
【0035】この応力によってヒーターを破断させるに
はヒーター裏面の溝を通電発熱層と平行にするのがよ
い。本発明人の検討によれば溝は完全に抵抗発熱層と平
行でなくとも溝と通電発熱層のなす角度が45°以内で
あれば効果がある。
【0036】図10に本発明の更に別の実施例を示す。
【0037】本実施例では、ヒーター基板7の通電発熱
層5と反対の面にサーミスタ4とサーミスタ出力電極8
1、82を持つ。サーミスタは応答性を上げるため通電
発熱層4の幅内にある。
【0038】今、温度ヒューズが故障して作動しないと
する。この時ヒーターが異常昇温すると発煙に至るので
あるが、ヒーターが最後に破断する事がある。また、異
常昇温でなくとも装置組立て後に衝撃によりヒーターを
破断する事もある。一般に破断はヒーター上のどこに発
生するか予測がつかない。
【0039】ヒーターが矢印E部で破断した時サーミス
タ電極81、82と通電発熱層5は基板7の厚さ分しか
離れておらず、AC電圧のかかっている通電発熱層とD
C電圧のかかっているサーミスタ電極81、82がショ
ートし、作業者の感電、あるいはコントローラー等の電
装系の破壊をおこす。
【0040】これを防止するため図10では基板7上
に、サーミスタ4、サーミスタ電極81,82から離れ
た部分に、溝28を設け、異常昇温あるいは衝撃による
ヒーター破断がおきる時、かならず溝28で破断が発生
する様にしてある。
【0041】図11に示す実施例では、電極8より通電
発熱層5,通電路83,電極84へと流れる。幅15m
mの基板7にはφ0.8mmの貫通穴20が3つあけら
れており、異常昇温時には点線部Fで破断する。
【0042】この様な構成にすると、ヒーターが点線F
部で破断した際に同時に通電発熱層4と通電路130の
2点の通電路を切断する事ができる。図1の様にヒータ
ー2が破断した時通電路を1ヶ所しか切断しない場合切
断面で放電を生じることがあるが、複数箇所を同時に切
断することでこのような事態を防止できる。
【0043】図12の実施例においては、電流は電極8
から通電発熱層5,通電路87,スルーホール20,通
電路86,電極88と流れてゆく。幅8mm厚さ0.6
mmの基板7の幅1.5mmの通電発熱層5とは反対の
面矢印H部に溝29が設けられており、異常昇温の際は
矢印H部で破断する。この破断した時に通電発熱層5と
通電路86がショートしない様距離Jを0.5mm以上
とっている。
【0044】ヒーター133上には溝29の他にスルー
ホール20により点線部Kでも割れ易くなっている。
【0045】これまでの実施例ではヒーターがストレス
により特定の場所が割れるようにしたが、前述した通り
基板が割れても抵抗体が分離せず発熱が停止しないこと
がある。
【0046】次に、この基板が割れても抵抗体が分離し
ない場合にも対応できる更に好ましい実施例について説
明する。
【0047】図13に更なる実施例のヒーターを示す。
【0048】抵抗体5が設けられている側がフィルム側
の表面、過昇温時に抵抗体5への通電を遮断するように
通電経路を開放する温度ヒューズ10が設けられている
側が裏面を示す。
【0049】ヒーター基板7は高熱伝導性のセラミック
であるアルミナからなり、銀パラジウムペーストからな
る抵抗発熱体パターン5を支持する。
【0050】給電パターン31a,31b及びスルーホ
ール20aは、銀ペーストでスクリーン印刷をして焼成
することで作ることができる。30は、ヒーター両面に
設けた接点部であって不図示のコネクタと接触する。温
度ヒューズ10はヒーター基板7の長手方向に対して、
スルーホール20と同じ位置に取り付けられる。
【0051】ヒータへの通電が制御不可能となり、温度
が異常に上り始めると温度ヒューズが作動し通電がオフ
される。
【0052】このようにヒーター基板にスルーホールを
設けた場合には、スルーホール内部に塗られた銀ペース
ト等などの導電部材とヒーター基板材との熱膨張の違い
により、スルーホールを設けた位置がヒーターの発熱領
域内でストレスに最も反応し易くなる。
【0053】このためヒーター基板が割れる時はスルー
ホール部で割れるため、ヒーターの長手方向でこのスル
ーホールの位置に温度ヒューズを設けることにより最も
速く通電を遮断することができる。
【0054】次に、図13に示した実施例と温度ヒュー
ズがスルーホールと10cm以上離間した比較例の温度
ヒューズの動作の差異を説明する。
【0055】実験方法として、ヒーターの温度制御を行
わずに電圧を連続的に印加し続けた時に、ヒーター温度
が何℃で、温度ヒューズが作動するかをみることにし
た。
【0056】定着時、ヒーターは180℃に一定温調さ
れ、温度ヒューズとしては定格の作動温度が210℃の
ものを用いている。
【0057】尚、基板がわれても抵抗体が分離しない構
成としてある。
【0058】比較例では、ヒーターが割れた後でも、温
度ヒューズは作動せず、最終的に定着装置から発煙があ
った。
【0059】これに対し、実施例のヒーターでは、ヒー
タに取り付けたサーミスタの検出温度が300℃で、温
度ヒューズが作動し発煙、発火はおきなかった。
【0060】このように本発明によればヒーターの暴走
時の装置の安全性を大きく高めることができる。
【0061】図14は本発明の更に別の実施例のヒータ
ーの裏面の平面図である。
【0062】本実施例では、ヒーター裏面へ電極をとり
まわすための給電用のスルーホール20aに加えて、ヒ
ーター長手方向で温度ヒューズと略同一位置で、温度ヒ
ューズを挟んでスルーホール20aの対向位置に、前記
スルーホール20aとは異なり電極の背面へのとりまわ
しの役目を持たないヒーター基板7に穴を開けただけの
スルーホール20bを設けている。
【0063】このようにスルーホールを増やすことによ
り、更に温度ヒューズの位置をストレスに反応し易くす
ることができる。
【0064】また、本発明のヒーターが用いられる定着
器では、省電力、クイックスタートをめざすために、ヒ
ーター6の熱容量を小さくしているが、温度ヒューズ1
0等を当接させて用いると、温度ヒューズ10等に熱を
奪われてしまい、温度ヒューズ10を当接させた位置だ
けヒーター6の温度が下がってしまい、暴走時の温度ヒ
ューズ10の応答性が劣るという問題があった。しか
し、本実施例のようなスルーホール20bを、その数や
大きさを調整して設けることにより、ヒーターの温度ヒ
ューズ当接位置の熱容量を減らし、温度ヒューズ10に
奪われる熱を補うことができ、暴走時の応答遅れを更に
小さくすることができる。
【0065】また本実施例では、給電用の役割を持たな
いスルーホールを用いたが、ヒーターの温度ヒューズ位
置の強度を低く熱容量を小さくするためにヒーター基板
7を貫通しない溝、くぼみ等を設けても良い。
【0066】図15は本発明の更に別の実施例を示す図
で(a)は平面図、(b)は部分拡大図である。
【0067】本実施例では、スルーホール20bにヒー
ター基板の材質よりも熱膨張係数の大きなもの21を埋
設させている。
【0068】本実施例では、ヒーター基板7にアルミナ
を用い、スルーホール20bに埋設するものとしては、
銀を用いた。しかし、スルーホールを銀で完全に埋めて
しまうと、通常の使用においてもヒーターが割れてしま
うので、スルーホールの内側に沿ってパイプ状に埋め込
むようにする。これにより通常の使用では、ヒーターは
割れることはなく、暴走時には銀の熱膨張係数が大きい
ためヒーターを割る方向に力が働く。
【0069】この力により、暴走時にはヒーターの温度
ヒューズとりつけ部がよりストレスに弱くなる。
【0070】図16は本発明の更に別の実施例を示す図
で、ホルダー3にヒーター3を取りつける前の状態を示
す。
【0071】本実施例ではホルダー3の温度ヒューズに
対応する位置に板バネ22を設け常時加圧している。
【0072】この板バネ22により強い衝撃を受けた時
や暴走時にヒーターの温度ヒューズ6取り付け位置が割
れ易くすることができる。また本実施例を用いると、外
からの強い衝撃を受けた場合には、特に有効である。
【0073】また、この力学的ストレスに有効な実施例
と熱的ストレスに有効な前述した実施例を併用すること
も好ましい。
【0074】尚、過昇温防止素子への通電は耐熱性のリ
ード線により行っても良いが、熱的な安全性からは前述
した実施例のように給電パターンにより通電することが
好ましい。
【0075】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によればヒータ
ーの暴走時にヒーターの特定の場所に割りを発生させヒ
ーターの発熱を停止させることができる。
【0076】また、ヒーターが割れた際に抵抗層が完全
に分離しない場合にも過昇温防止素子により速い応答で
通電を遮断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の定着装置の断面図である。
【図2】本発明の実施例のヒーターの部分拡大図であ
る。
【図3】本発明の別の実施例のヒーターの部分拡大図で
ある。
【図4】本発明の更に別の実施例のヒーターの部分拡大
図である。
【図5】本発明の更に別の実施例のヒーターの部分拡大
図である。
【図6】本発明の更に別の実施例のヒーターの部分拡大
図である。
【図7】本発明の更に別の実施例のヒーターの部分拡大
図である。
【図8】本発明の実施例の効果を説明するためのヒータ
ー及びホルダーの部分拡大図である。
【図9】本発明の実施例の効果を説明するための部分拡
大図である。
【図10】本発明の更に別の実施例のヒーターの平面図
及び断面図である。
【図11】本発明の更に別の実施例のヒーターの平面図
である。
【図12】本発明の更に別の実施例のヒーターの斜視図
である。
【図13】本発明の更に別の実施例のヒーターの平面図
である。
【図14】本発明の更に別の実施例のヒーターの平面図
である。
【図15】本発明の更に別の実施例のヒーターの平面図
である。
【図16】本発明の更に別の実施例のヒーターの側面図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 亮 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 福沢 大三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 中村 俊治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、この基板上に長手方向に沿って
    設けられ通電により発熱する抵抗層を有するヒーターに
    おいて、 上記基板の抵抗層の長手域内に穴もしくは溝を設けたこ
    ととを特徴とするヒーター。
  2. 【請求項2】 上記基板の長手域の穴もしくは溝が設け
    られる位置には更にヒーターの過昇温を防止する過昇温
    防止素子が設けられていることを特徴とする請求項1の
    ヒーター。
  3. 【請求項3】 上記基板の抵抗層を設けた面とは反対側
    の面には抵抗層に通電するための通電路を有し、この通
    電路は基板の長手域の穴もしくは溝が設けられる位置を
    除いて設けられていることを特徴とする請求項1もしく
    は2のヒーター。
  4. 【請求項4】 基板と、この基板上に長手方向に沿って
    設けられ通電により発熱する抵抗層を有するヒーター
    と、このヒーターと摺動し未定着画像を支持した記録材
    と共に移動するフィルムと、を有し、このフィルムを介
    してヒーターからの熱で未定着画像を加熱定着する定着
    装置において、 上記基板の抵抗層の長手域内に穴もしくは溝を設けたこ
    とを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 上記基板の長手域の穴もしくは溝が設け
    られる位置には更にヒーターの過昇温を防止する過昇温
    防止素子が設けられていることを特徴とする請求項4の
    定着装置。
  6. 【請求項6】 上記基板の抵抗層を設けた面とは反対側
    の面には抵抗層に通電するための通電路を有し、この通
    電路は基板の長手域の穴もしくは溝が設けられる位置を
    除いて設けられていることを特徴とする請求項4もしく
    は5の定着装置。
  7. 【請求項7】 通電により発熱する抵抗体と、この抵抗
    体を支持する基板と、過昇温時抵抗体への通電を遮断す
    る過昇温防止素子と、を有するヒーターにおいて、 上記過昇温防止素子はヒーターの長手方向の発熱域内の
    他の領域よりもストレスに反応し易い場所に設けられて
    いることを特徴とするヒーター。
  8. 【請求項8】 上記過昇温防止素子が設けられる場所
    は、上記基板にスルーホールが設けられた位置であるこ
    とを特徴とする請求項7のヒーター。
  9. 【請求項9】 上記過昇温防止素子は局所的に加圧され
    ている位置に設けられていることを特徴とする請求項7
    もしくは8のヒーター。
  10. 【請求項10】 通電により発熱する抵抗体と、この抵
    抗体を支持する基板と、過昇温時抵抗体への通電を遮断
    する過昇温防止素子と、を有するヒーターと、このヒー
    ターと摺動するフィルムと、を有し、このフィルムを介
    してヒーターからの熱で記録材上の画像を加熱する定着
    装置において、 上記過昇温防止素子はヒーターの長手方向の発熱域内の
    他の領域よりもストレスに反応し易い場所に設けられて
    いることを特徴とする定着装置。
  11. 【請求項11】 上記過昇温防止素子が設けられる場所
    は、上記基板にスルーホールが設けられた位置であるこ
    とを特徴とする請求項10の定着装置。
  12. 【請求項12】 上記過昇温防止素子は局所的に加圧さ
    れている位置に設けられていることを特徴とする請求項
    10もしくは11の定着装置。
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