JPH05195987A - 遠心圧縮機の給油装置 - Google Patents
遠心圧縮機の給油装置Info
- Publication number
- JPH05195987A JPH05195987A JP1074792A JP1074792A JPH05195987A JP H05195987 A JPH05195987 A JP H05195987A JP 1074792 A JP1074792 A JP 1074792A JP 1074792 A JP1074792 A JP 1074792A JP H05195987 A JPH05195987 A JP H05195987A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- seal ring
- side seal
- limit value
- control valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】シールリングの焼損を防止し、給油装置のポン
プ，タンク等のサイズを最小にする。 【構成】大気側シールリング冷却用の給油，排油配管を
追加し、従来の排油配管に取り付けた温度コントローラ
１１が排油温度をモニタする排油温度が限界値を越える
時は、温度コントローラ１１より調節弁１２に信号が送
られて閉から開となり、大気側シールリング６冷却用の
油が供給され、排油温度を限界値以下にする。
プ，タンク等のサイズを最小にする。 【構成】大気側シールリング冷却用の給油，排油配管を
追加し、従来の排油配管に取り付けた温度コントローラ
１１が排油温度をモニタする排油温度が限界値を越える
時は、温度コントローラ１１より調節弁１２に信号が送
られて閉から開となり、大気側シールリング６冷却用の
油が供給され、排油温度を限界値以下にする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、遠心圧縮機の給油装置
に係り、特に、ガスの圧力が大きく変動する遠心圧縮機
に有効な軸封用給油装置に関する。
に係り、特に、ガスの圧力が大きく変動する遠心圧縮機
に有効な軸封用給油装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】発火性のあるガスを取り扱う遠心圧縮機
では、ケーシング外部にガスが漏れるのを防ぐためシー
ルリングを用いた軸封機構が一般に使用されている。こ
の軸封機構は、大気側のシールリングとガス側のシール
リングより構成され、それぞれのリングとスリーブのす
きまを油が流れることでガスが外部に漏れないようにな
っており、油を供給する給油装置が必要となる。
では、ケーシング外部にガスが漏れるのを防ぐためシー
ルリングを用いた軸封機構が一般に使用されている。こ
の軸封機構は、大気側のシールリングとガス側のシール
リングより構成され、それぞれのリングとスリーブのす
きまを油が流れることでガスが外部に漏れないようにな
っており、油を供給する給油装置が必要となる。
【０００３】遠心圧縮機の軸封機構用の給油方法につい
ては、ＡＰＩ６１４，ＦｉＧＡ−１０，Ａ−１７に示さ
れており、これらを簡略化して表わしたのが図１であ
る。
ては、ＡＰＩ６１４，ＦｉＧＡ−１０，Ａ−１７に示さ
れており、これらを簡略化して表わしたのが図１であ
る。
【０００４】オイルポンプ１で昇圧された油は、オイル
クーラ２，オイルフィルタ３を通り、調節弁４で油量が
調節され、シールリング５と６に必要な油が供給され
る。
クーラ２，オイルフィルタ３を通り、調節弁４で油量が
調節され、シールリング５と６に必要な油が供給され
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ガス側のシールリング
の軸封油とガスの差圧は一定に制御されているためこの
シールリングを流れる油の量はガスの圧力が変動しても
ほぼ一定であるが、大気側のシールリングには軸封油圧
と大気圧の差が加わり、ガス圧力が変動するとそれにと
もなって供給軸封油の圧力が変化するため、大気側のシ
ールリングを流れる油の量も大きく変化する。
の軸封油とガスの差圧は一定に制御されているためこの
シールリングを流れる油の量はガスの圧力が変動しても
ほぼ一定であるが、大気側のシールリングには軸封油圧
と大気圧の差が加わり、ガス圧力が変動するとそれにと
もなって供給軸封油の圧力が変化するため、大気側のシ
ールリングを流れる油の量も大きく変化する。
【０００６】大気側シールリングの排油温度、流れる油
量と軸封油供給圧力の関係は、図２のように表わされ
る。軸封油供給圧力が近いと排油温度が高くなり、供給
圧力が高いと排油温度が下がるかわりに油量が増加す
る。
量と軸封油供給圧力の関係は、図２のように表わされ
る。軸封油供給圧力が近いと排油温度が高くなり、供給
圧力が高いと排油温度が下がるかわりに油量が増加す
る。
【０００７】ガス圧力の変動の幅が大きい圧縮機で、大
気側シールリングとスリーブのすきまを小さくとると、
ガス圧力が低くなった時に排油温度が高くなり、限界値
Ｔ1を越えるという問題が生じる。また、すきまを大き
くとると、ガス圧力が大きくなった時の油量がＱ2と大
きくなり、ポンプ，タンク等の機器サイズを大きくしな
ければならない。
気側シールリングとスリーブのすきまを小さくとると、
ガス圧力が低くなった時に排油温度が高くなり、限界値
Ｔ1を越えるという問題が生じる。また、すきまを大き
くとると、ガス圧力が大きくなった時の油量がＱ2と大
きくなり、ポンプ，タンク等の機器サイズを大きくしな
ければならない。
【０００８】本発明の目的は、大気側シールリングの焼
損を防止し、給油装置のポンプ，タンク等の機器サイズ
を最小とすることにある。
損を防止し、給油装置のポンプ，タンク等の機器サイズ
を最小とすることにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】大気側シールリングの排
油ラインに温度コントローラを取付け、排油温度が限界
値を越えたならば、大気側シールリングの冷却のために
新たに設けた給油，排油配管に取付けた調節弁に温度コ
ントローラから信号を送り、排油温度を下げる。
油ラインに温度コントローラを取付け、排油温度が限界
値を越えたならば、大気側シールリングの冷却のために
新たに設けた給油，排油配管に取付けた調節弁に温度コ
ントローラから信号を送り、排油温度を下げる。
【００１０】
【作用】ガス圧力が低下した時、大気側シールリングを
流れる油の量が減少し、排油温度が上昇した限界値に近
づく、排油温度が限界値を越える時には、大気側シール
リング冷却用給油排油配管の調節弁を開として大気側シ
ールリングに油を供給し、排油温度を限界値以下となる
ようにする。
流れる油の量が減少し、排油温度が上昇した限界値に近
づく、排油温度が限界値を越える時には、大気側シール
リング冷却用給油排油配管の調節弁を開として大気側シ
ールリングに油を供給し、排油温度を限界値以下となる
ようにする。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図３により説明す
る。
る。
【００１２】図３は、オイルタンク１４，ポンプ１，オ
イルクーラ２，オイルフィルタ３，調節弁４より構成さ
れた給油装置に、調節弁１２とオン−オフ弁１３を持っ
た大気側シールリング６冷却配管を追加した実施例であ
る。
イルクーラ２，オイルフィルタ３，調節弁４より構成さ
れた給油装置に、調節弁１２とオン−オフ弁１３を持っ
た大気側シールリング６冷却配管を追加した実施例であ
る。
【００１３】次に本発明の動作について説明する。
【００１４】圧縮機内のガス圧力が高い時は、大気側シ
ールリング６の差圧が大きいため、大気側シールリング
６を流れる油量は多く、したがって排油温度は低い、プ
ロセスの変化によりガス圧力が低下すると大気側シール
リングの差圧は小さくなり、大気側シールリング６を流
れる油量は減少し、排油温度は上昇する。
ールリング６の差圧が大きいため、大気側シールリング
６を流れる油量は多く、したがって排油温度は低い、プ
ロセスの変化によりガス圧力が低下すると大気側シール
リングの差圧は小さくなり、大気側シールリング６を流
れる油量は減少し、排油温度は上昇する。
【００１５】排油温度が限界値を越える時は、それまで
閉じていた調節弁１２を開かせる信号が排油ラインに設
置されている温度コントローラより出される。この２コ
の弁が開となることで大気側シールリング冷却配管に油
が流れ、大気側シールリング６が冷却されて排油温度は
限界値以下となる。
閉じていた調節弁１２を開かせる信号が排油ラインに設
置されている温度コントローラより出される。この２コ
の弁が開となることで大気側シールリング冷却配管に油
が流れ、大気側シールリング６が冷却されて排油温度は
限界値以下となる。
【００１６】図４に調節弁１２の開度と排油温度の関係
を示す。
を示す。
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、大気側シールリング冷
却用の給油，排油配管を追加し、大気側シールリングの
排油温度が限界値を越える時には、追加配管の調節弁を
開け、大気側シールリングを冷却し排油温度を限界値以
下にする。
却用の給油，排油配管を追加し、大気側シールリングの
排油温度が限界値を越える時には、追加配管の調節弁を
開け、大気側シールリングを冷却し排油温度を限界値以
下にする。
【００１８】また、排油温度をモニタしているので、シ
ールリングの焼損を防ぐことができる。
ールリングの焼損を防ぐことができる。
【００１９】さらに、大気側シールリングとスリーブの
すきまを最小とすることができるので、給油装置のポン
プ，タンク等の機器を小さくすることができる。
すきまを最小とすることができるので、給油装置のポン
プ，タンク等の機器を小さくすることができる。
【図１】本発明の一実施例の系統図。
【図２】シールリングの特性図。
【図３】本発明の他の実施例の系統図。
【図４】バルブの特性図。
１…ポンプ、２…オイルクーラ、３…オイルフィルタ、
４…バイパス調節弁、５…ガス側シールリング、６…大
気側シールリング、７…シールリングホルダ、８…シー
ルリングホルダ、９…シャフト、１０…スリーブ、１１
…温度コントローラ、１２…調節弁。
４…バイパス調節弁、５…ガス側シールリング、６…大
気側シールリング、７…シールリングホルダ、８…シー
ルリングホルダ、９…シャフト、１０…スリーブ、１１
…温度コントローラ、１２…調節弁。
Claims (1)
- 【請求項１】遠心圧縮機のシールリングに油を供給する
軸封油給油装置において、大気側のシールリングの冷却
用の油供給・排油配管を追加し、排油温度が限界値を越
えないような制御機能を有することを特徴とする遠心圧
縮機の給油装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1074792A JPH05195987A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 遠心圧縮機の給油装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1074792A JPH05195987A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 遠心圧縮機の給油装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05195987A true JPH05195987A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11758906
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1074792A Pending JPH05195987A (ja) | 1992-01-24 | 1992-01-24 | 遠心圧縮機の給油装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05195987A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100388125B1 (ko) * | 2000-12-21 | 2003-06-19 | 위니아만도 주식회사 | 원심식 압축냉동기의 오일공급장치 |
-
1992
- 1992-01-24 JP JP1074792A patent/JPH05195987A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100388125B1 (ko) * | 2000-12-21 | 2003-06-19 | 위니아만도 주식회사 | 원심식 압축냉동기의 오일공급장치 |
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