JPH05194643A - 多段重合方法 - Google Patents

多段重合方法

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JPH05194643A
JPH05194643A JP23230492A JP23230492A JPH05194643A JP H05194643 A JPH05194643 A JP H05194643A JP 23230492 A JP23230492 A JP 23230492A JP 23230492 A JP23230492 A JP 23230492A JP H05194643 A JPH05194643 A JP H05194643A
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JP
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compound
reactor
ethylene
catalyst
titanium
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JP23230492A
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English (en)
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Laszlo Havas
アバス ラスズロ
Claudine Lalanne-Magne
ラランヌ−マニヌ クロディーヌ
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BP Chemicals Ltd
Original Assignee
BP Chemicals Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
    • B01J8/0015Feeding of the particles in the reactor; Evacuation of the particles out of the reactor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J8/00Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes
    • B01J8/005Separating solid material from the gas/liquid stream
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01J8/26Chemical or physical processes in general, conducted in the presence of fluids and solid particles; Apparatus for such processes with fluidised particles according to "fluidised-bed" technique with two or more fluidised beds, e.g. reactor and regeneration installations
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08F10/02Ethene

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二つまたはそれ以上の逐次重合反応器中で実
施される、触媒と助触媒からなるチーグラー・ナッタ型
触媒システムの助力でエチレン重合体を製造する多段重
合方法を提供する。 【構成】 使用する触媒は、a)耐火酸化物を基材とす
るヒドロキシ基を有する顆粒状支持体を有機金属化合物
と接触させる第一工程、b)第一工程から得られた生産
物を一塩素化有機化合物と接触させる第二工程、c)第
二工程から得られた生産物を、少なくとも一種の四価チ
タンもしくはバナジウム化合物または三価バナジル化合
物と接触させる第三工程からなる方法によつて製造す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエチレン重合体を製造す
る多段重合方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】二つの逐次重合反応器中で実施される二
工程からなる、エチレン重合体の気相での製造方法は、
欧州特許第B−192,427号公報に記載されてい
る。この方法によれば、使用する触媒はチーグラー・ナ
ッタ型の広範囲の触媒から選択することができる。この
方法を事実上マグネシウム、塩素およびチタン元素から
なるチーグラー・ナッタ型触媒で使用した場合、重合体
微粒子の生成が特に第一反応器中に観察される。この重
合体微粒子の生成は、第一反応器中で生成した重合体が
高いメルトインデックスを持つ場合、面倒なことにな
る。これらの重合体微粒子は重合体凝集物を生成して、
このことによつて製造工程を停止することが必要にな
る。さらに重合体微粒子は、重合反応器から出来るガス
によつて同伴され、再循環ライン中に閉塞を起こすこと
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、逐次反応
器中で実施される二つまたはそれ以上の工程からなるエ
チレン重合体を製造する多段方法が、公知方法に関連す
る問題を克服または少なくとも軽減を可能にすることを
突き止めるに至つた。この方法は特に、高いメルトイン
デックスを持つ重合体を製造する場合、重合体微粒子の
生成を顕著に減少することを可能にする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、二つま
たはそれ以上の逐次重合反応器中で実施される、触媒と
助触媒からなるチーグラー・ナッタ型の触媒システムの
助力でエチレン重合体を製造する多段重合方法におい
て、使用触媒は次の工程: a)耐火酸化物を基材とするヒドロキシ基を有する顆粒
状支持体を、ジアルキルマグネシウムまたはジアルキル
マグネシウムとトリアルキルマグネシウムからなる有機
金属化合物と接触させる第一工程、 b)第一工程から得られた生産物を、一般式、 RCCl または一般式、 R1011CCl (式中、RおよびRは炭素原子1−6個を含む同一
または相違するアルキル基であり、Rは水素原子また
は炭素原子1−6個を含みRおよびRと同一または
相違するアルキル基であり、Rは炭素原子6−10個
を含むアリール基であり、R10およびR11は水素、
炭素原子1−6個を含むアルキル基および炭素原子6−
10個を有するアリール基から選択される同一または相
違する基であつてRと同一または相違する基であ
る。)の一塩化有機化合物と接触させる第二工程、 c)第二工程から得られた生産物を、少なくとも一種の
四価チタンもしくはバナジウム化合物または三価バナジ
ル化合物と接触させる第三工程、からなる方法によつて
製造されることを特徴とする多段重合方法が提供され
る。
【0005】マグネシウム、塩素、チタンおよび/また
はバナジウム原子並びに耐火性酸化物を基材とする顆粒
状支持体からなる特殊な型の触媒が使用される。
【0006】耐火性酸化物を基材とする顆粒状支持体は
ヒドロキシ官能基を有し、有利的には50−1000m
/gの比表面積(BET)を有し、0.5−5ml/
gの空間率を有する。
【0007】支持体中のヒドロキシ基の量は、使用する
支持体、その比表面積、それが受ける物理化学的処理お
よび乾燥に左右される。一般的には、すぐ使用可能な支
持体は、グラム当たり0.1−5、好適には0.5−3
ミリモルのヒドロキシ基を含有する。顆粒状支持体は好
適には、触媒を製造して使用するときには遊離水を含ん
でいない。遊離水は、公知の方法例えば100−950
℃の範囲で実施する熱処理によつて顆粒状支持体から除
去され得る。支持体は例えば、シリカ、アルミナ、シリ
カ/アルミナ、またはこれらの酸化物の混合物から選択
することができる。それは、20−250ミクロン、好
適には30−300ミクロンの範囲の重量平均径を有す
る粒子からなり得る。好適にはシリカが使用される。
【0008】固体触媒の製造の第一工程は、顆粒状支持
体を、好適には一般式、 MgR のジアルキルマグネシウム、または好適には一般式、 AlR のジアルキルマグネシウムとトリアルキルアルミニウム
(R、R、R、RおよびRは炭素原子1−1
2個、好適には炭素原子2−8個を含む同一または相違
するアルキル基である。)からなる有機金属化合物と接
触させることからなる。トリアルキルアルミニウム量と
ジアルキルマグネシウム量とのモル比は好適には1を超
えてはならない。
【0009】ジアルキルマグネシウムとして好適には、
ジブチルマグネシウム、ジヘキシルマグネシウム、ブチ
ルエチルマグネシウム、エチルヘキシルマグネシウムま
たはブチルオクチルマグネシウムが使用される。
【0010】ジアルキルマグネシウムがトリアルキルア
ルミニウムと共に使用される場合、一般式、 MgR・xAlR (式中、R、R,R,RおよびRは上記に定
義した通りであり、xは1と同等かまたは1未満の数字
である。)の付加化合物を予め製造することは可能であ
る。付加化合物は公知の方法、例えば液体炭化水素媒体
の溶液中でジアルキルマグネシウムとトリアルキルアル
ミニウムの混合物を好適には30−100℃の範囲の温
度に加熱する方法で製造することができる。ジブチルマ
グネシウムとトリエチルアルミニウム、またはジヘキシ
ルマグネシウムとトリエチルアルミニウム、またはブチ
ルオクチルマグネシウムとトリエチルアルミニウムの付
加化合物が好適には使用される。
【0011】ジアルキルマグネシウム、トリアルキルア
ルミニウムまたはその付加化合物は好適には、液体炭化
水素例えばn−ヘキサンまたはn−ヘプタンの溶液の形
態で使用される。
【0012】さらに第一工程は、固体触媒製造の他の工
程と同じように、少なくとも一種の飽和炭化水素、例え
ばn−ブタン、n−ペンタン、イソペンタン、n−ヘキ
サンまたはn−ヘプタンよりなる液体炭化水素媒体中で
実施される。この炭化水素は、固体触媒の製造に関与す
る種々の化合物について不活性である。
【0013】第一工程の間に、有機金属化合物は顆粒状
支持体上に固定される。この固定は、顆粒状支持体のヒ
ドロキシ基を有機金属化合物との間の反応、および/ま
たは物理化学的吸着に起因し、それは多分一部は耐火性
酸化物のある種の酸素原子による有機金属化合物の錯体
化によるものと考えられている。この有機金属化合物は
錯体の形態で、特に二量体または三量体の形態で支持体
に固定することができる。一般的に、支持体の価値は、
有機金属化合物を固定化する全容量によつて評価するこ
とができる。その最大固定化容量は明らかに、支持体の
性質、その比表面積、支持体が予め受けた物理化学的処
理および乾燥に左右される。一般的に、支持体の最大固
定化容量は、支持体のグラム当たり1−5ミリモルの有
機金属化合物とすることができる。この最大容量は以前
に試行した方法により当業者によって容易に測定するこ
とができる。
【0014】使用する有機金属化合物(即ち、ジアルキ
ルマグネシウムおよびトリアルキルアルミニウム)のモ
ル数は、支持体上に存在するヒドロキシ基のモル数に関
して不足でまたは同一でまたは過剰とすることができ
る。しかし、過剰量の有機金属化合物の使用を避けるた
めには、効果的に使用される量は一般的には、顆粒状支
持体に固定することができる最大量よりすこしだけ高い
量とする。本方法の第一工程の間に、有機金属化合物の
いずれのモル量でも使用することができる。しかし、支
持体のグラム当たり0.1−7.5ミリモル,好適には
0.5−4.5ミリモル、さらに好適には1−3.5ミ
リモルの有機金属化合物量を使用することが推奨され
る。
【0015】第一工程は種々の方法で実施することがで
きる。例えば、有機金属化合物を、予め液体炭化水素媒
体中に懸濁させて顆粒状支持体に添加することが可能で
ある。この添加は例えば、10−300分の間、攪拌し
ながら、0−80℃の温度で実施することができる。ジ
アルキルマグネシウムとトリアルキルアルミニウムを使
用する場合、これらの化合物は、二つの化合物を同時に
もしくは顆粒状支持体を含有する液体炭化水素媒体へ二
つの化合物を任意の順序で連続的に添加するかのいずれ
か、またはこれら二つの化合物を予め混合物に生成して
添加することによつて、顆粒状支持体と接触させる。
【0016】有機金属化合物を、支持体の最大固定化容
量に対応する量に関して過剰量で使用する場合、かつ接
触した後液体媒体中に遊離に残留する有機金属化合物量
が過剰である場合、支持体上に固定されなかつた過剰の
有機金属化合物は、濾過および/または液体炭化水素の
助力による一回またはそれ以上の洗浄によつて除去する
ことができる。しかし、使用する有機金属化合物のモル
量は、支持体の最大固定化容量に対応する有機金属化合
物量の1.5倍までとすることができる。支持体上に固
定しなかつた過剰の有機金属化合物を次いで除去する必
要はない。
【0017】固体触媒の製造の第二工程は、第一工程で
得られた固体生産物を一塩化有機化合物と接触させるこ
とにある。この化合物は、一般式、 RCCl (式中、RおよびRは炭素原子1−6個を含む同一
または相違するアルキル基であり、Rは水素原子また
は好適には炭素原子1−6個を含みRおよびRと同
一または相違するアルキル基である。)の一塩化アルキ
ルとすることができる。この一塩化アルキルは一塩化s
−アルキルまたは好適には一塩化t−アルキルから選択
されなければならない。塩化s−プロピルまたは塩化s
−ブチルを使用することができる。良好な触媒は塩化t
−ブチルを用いて得られる。
【0018】一塩素化有機化合物はまた、少なくとも一
種のアリール基を含む、一般式、 R1011CCl (Rは炭素原子6−10個を含むアリール基であり、
10およびR11は水素、炭素原子1−6個を含むア
ルキル基および炭素原子6−10個を有するアリール基
から選択される同一または相違する基であつてRと同
一または相違する基である。)の化合物とすることもで
きる。少なくとも一種のアリール基を含む化合物の中、
塩化ベンジルまたは1−フェニル−1−クロロエタンは
好適には使用される。
【0019】顆粒状支持体上に固定される有機金属化合
物の塩素化は、一塩化s−もしくはt−アルキルまたは
少なくとも一種のアリール基を含む一塩素化有機化合物
の使用によつてかなり改良される。
【0020】この工程の間、一塩素化有機化合物は比較
的少量で使用される。それにもかからわず、そのことに
よつて、遷移金属化合物例えば第三工程で使用される四
価チタン化合物をその後還元することができる塩基性官
能基を実質的に含まない固体生産物を生成させることが
できる。残留還元性塩基性官能基の割合は、第三工程で
得られる中間固体生産物中の遷移金属の10%未満、好
適には5%未満が還元状態にあるようなものとする。
【0021】使用する一塩素化有機化合物量は、一塩素
化有機化合物量と第一工程で得られる生産物中に含めれ
る有機金属化合物とのモル比が1−3.5、好適には少
なくとも1.5−多くて3.0であるようなものとす
る。
【0022】使用する一塩素化有機化合物のこの量に従
う場合、第二工程で得られる生産物が、遷移金属の化合
物をその最大原子価に還元することができる塩基性官能
基を少し含有するかまたは含有しないのみならず、この
工程の終期には、反応せずに液体炭化水素媒体中に遊離
状態で残留する一塩素化有機化合物の過剰も最早存在し
ない。一般的に、この工程の終期の一塩素化有機化合物
の残留量は無視しうる量で、液体炭化水素媒体中で10
0万重量部当たり約1000重量部(ppm)を超えな
い。それ故、第二工程で得られる固体生産物を洗浄する
必要はない。各触媒製造後に液体炭化水素を精製する必
要もない。
【0023】第二工程は、一塩素化有機化合物を、第一
工程で得られる生産物に0−90℃好適には20−60
℃の範囲の温度で接触させることによつて実施される。
この反応は種々の方法、例えば一塩素化有機化合物を第
一工程で得て液体炭化水素媒体中で懸濁させた生産物に
添加することによつて実施することができる。この添加
は、例えば10−600分間に攪拌しながら実施され
る。
【0024】固体触媒製造の第三工程は、第二工程で得
られる生産物を少なくとも一種の四価チタンもしくはバ
ナジウム化合物または三価バナジル化合物に接触させる
ことにある。選択され得る化合物は特に、一般式、 Ti(OR)4−m の四価チタン化合物、一般式、 V(OR)4−m の四価バナジウム化合物、一般式、 VO(OR)3−n の三価バナジル化合物、(式中、Rは炭素原子2−6個
を含むアルキル基であり、Xは塩素または臭素であり、
mは0と同等かもしくは0を超えかつ4未満の整数また
は分数であり、nは0と同等かもしくは0を超えかつ3
未満の整数または分数である。)である。好適には四塩
化チタンが使用される。
【0025】比較的大量のチタンおよび/またはバナジ
ウム化合物を顆粒状支持体中への含浸により、これら化
合物の還元を避けながら固定することが可能である。遷
移金属化合物が触媒製造の間に最高原子価より低い原子
価の状態に還元されるとき、触媒は一般的にエチレンの
重合において減少した活性を有することが分つた。この
理由のために、第二工程で得られる生産物は、チタンお
よび/またはバナジウム化合物を還元することができる
どの塩基性官能基も実質的に含まない。特殊な塩素化条
件下で、第二工程の間に得られた生産物は、大容量のチ
タンおよび/またはバナジウム化合物を固定するのに特
に適している。このことにより使用するチタンおよび/
またはバナジウム化合物は、チタンおよび/またはバナ
ジウム化合物量と顆粒状支持体中に含まれる有機金属化
合物の金属量との原子比が0.1−0.9であるような
ものとすることができる。この結果、使用チタンおよび
/またはバナジウム化合物量の全部でないにしても主要
な割合が、原子価状態が変わらずに支持体上に固定され
る。
【0026】この工程の終期には、液体炭化水素中に遊
離状態で残るチタンおよび/またはバナジウム化合物量
は比較的少量とすることができる。有利的には、この最
終工程で得られる固体生産物を洗浄する必要はない。そ
れ故、その生産物は、エチレン重合において直接に固体
触媒として使用することができる。
【0027】第三工程は一般的に0−150℃、好適に
は20−120℃の範囲の温度で実施される。実際に
は、この反応は種々の方法で実施される。例えば、チタ
ンおよび/またはバナジウム化合物または化合物類を、
第二工程で得られる生産物を炭化水素液体媒体に懸濁さ
せた中に添加することが可能である。この添加は例えば
10−300分の間に、攪拌しながら実施される。
【0028】第三工程は、エチレンの重合または共重合
において特に高い活性を有する固体触媒の生成を可能に
する変法によつて実施することができる。それは特別に
は、第二工程で得られる生産物を最初に、ハロゲンに富
む少なくとも一種のチタンおよび/またはバナジウム化
合物と、次いで低いハロゲン含有量かまたはハロゲンを
含まない少なくとも一種のチタンおよび/またはバナジ
ウム化合物と接触させることにある。ハロゲンに富むチ
タンおよび/またはバナジウム化合物は特に、一般式、 Ti(OR)4−p の四価チタン化合物、一般式、 V(OR)4−p の四価バナジウム化合物、一般式、 VO(OR)3−q の三価バナジル化合物、(式中、RとXは上記の定義と
同一の定義を有し、pは0と同等かもしくは0を超えか
つ2未満の整数または分数であり、qは0と同等かもし
くは0を超えかつ1.5未満の整数または分数であ
る。)から選択される。チタンもしくはバナジウム化合
物または三塩化バナジウム。好適には四塩化チタンが使
用される。
【0029】低いハロゲン含有量を有するかまたはハロ
ゲンを含まないチタンまたはバナジウム化合物は特に、
一般式、 Ti(OR)4−r の四価チタン化合物、一般式、 V(OR)4−r の四価バナジウム化合物、一般式、 VO(OR)3−s の三価バナジル化合物、(式中、RとXは上記の定義と
同一の定義を有し、rは2と同等かもしくは2を超えか
つ4未満かもしくは4と同等である整数または分数であ
り、sは1.5と同等かもしくは1.5を超えかつ3未
満かもしくは3と同等である整数または分数である。)
から選択される。特別には、低いハロゲン含有量を有す
るかまたはハロゲンを含まないチタンまたはバナジウム
化合物は、四アルコキシチタン、四アルコキシバナジウ
ムまたは三アルコキシバナジルである。それは好適に
は、四イソプロポキシチタンもしくは四イソプロポキシ
バナジウム、四−n−プロポキシチタンもしくは四−n
−プロポキシバナジウム、四ブトキシチタンもしくは四
ブチキシバナジウム、四エトキシチタンもしくは四エト
キシバナジウム、三−n−プロポキシバナジル、三ブト
キシバナジルおよび三エトキシバナジルから選択され
る。
【0030】この工程中に使用される低いハロゲン含有
量を有するかまたはハロゲンを含まないチタンまたはバ
ナジウム化合物とハロゲンに富むチタンまたはバナジウ
ム化合物との割合は、前者と後者とのモル比が0.1−
3、好適には0.2−2であるようなものとすることが
できる。
【0031】接触させることの二つの連続操作が実施さ
れる条件は、単独のチタンまたはバナジウム化合物の使
用について上記に記載されたものに一致する。チタンお
よび/またはバナジウム化合物の全量は特に、チタンお
よび/またはバナジウム化合物の全量と顆粒状支持体に
含まれる有機金属化合物の金属量との原子比が0.1−
0.9、好適には0.2−0.7であるようなものとす
る。
【0032】この第三工程で得られる触媒は、ハロゲン
化マグネシウム、四価チタンおよび/またはバナジウム
および/または三価バナジル化合物が固定された耐火性
酸化物を基材とする支持体からなる。固体生産物中のマ
グネシウム量とチタンおよび/またはバナジウムの全量
との原子比は一般的に、2−8好適には25−5とする
ことができる。
【0033】ルュイス酸のような電子供与体化合物は触
媒製造のいずれの工程でも使用することができるが、必
須ではない。触媒製造に電子供与体を使用する場合、そ
の使用量は極めて少ない割合に制限することができる。
【0034】本発明の助触媒は元素周期表のI−III
族の金属の有機金属化合物である。それは一般的に、有
機金属化合物例えばトリアルキルアルミニウム、水素
化、塩化もしくはアルコキシアルキルアルミニウム、ま
たはジエチル亜鉛野ような有機亜鉛化合物から選択され
る。
【0035】本発明の方法では、特に重合反応が気相で
実施される場合、触媒は有利的にはプレポリマーの形態
で使用される。このプレポリマーは、任意的に一つまた
はそれ以上のα−オレフィン混合したエチレンと触媒を
接触させることによつて製造される。この接触は、公知
方法により、特に液体炭化水素中の懸濁液中で一つまた
はその以上の工程で行うことができる。それは一般的に
は、10−100℃好適には40−90℃の温度で、一
般的に大気圧より高くかつ2Mpaより低い圧力下で攪
拌しながら実施される。この接触の時間は10−900
分とし、かつ得られるプレポリマーが、チタンおよび/
またはバナジウムのミリモル当たり10−200g好適
には20−100gのポリマーを含有する固体の形態で
ある。プレポリマーは助触媒の存在下で任意的には水素
の存在で製造される。
【0036】本発明は特に、エチレンのホモポリマー例
えば高密度ポリエチレン(HDPE)および一つまたは
その以上のαーオレフィンとのエチレンとのコポリマー
例えば低密度ポリエチレン(LLDPE)の製造に適し
ている。αーオレフィンコモノマーは例えば炭素原子3
−8個を有するα−オレフィンとすることができる。コ
ポリマー中のコモノマー含有重量は一般的には20%未
満であり、しばしば12%未満である。エチレンは各反
応器中で重合化される。本発明の方法により製造された
エチレンポリマーは、押出法または吹込成型法により種
々の物品の製作に使用することができる。さらに特に、
これらのポリマーはパイプの製造に使用することができ
る。
【0037】本発明による多段方法の各段階は、例えば
スラリーまたは気相工程のようなどの適切な重合工程と
することができる。しかし、本発明は、少なくとも一つ
の反応器が気相反応器である多段方法に特に適切であ
り、その気相反応器が高メルトインデックスのエチレン
ポリマーを製造する場合さらに特に適切である。
【0038】気相重合方法において、ガス状反応混合物
は、重合化するオレフィンの他に、ある割合で不活性ガ
スを含むことができ、その割合は重合反応器によつて同
一であるかまたは可変である。この不活性ガスは特に、
窒素、メタン、エタン、プロパン、ブタンまたはこれら
の混合物から選択することができる。それによつて特
に、重合反応からの熱の除去を顕著に改善することが可
能になる。
【0039】ガス状反応混合物の全圧は、重合反応器に
よつて同一かまたは可変とすることができる。それは一
般的に大気圧より高く、かつ重合速度を増加するため
に、0.5−5MPa好適には1−3MPaの範囲とす
ることができる。各重合反応器の温度は、所要の重合速
度に適した数値に保持されるが、しかし生成したポリマ
ーの軟化温度にあまりに近接した温度としない。それ
故、重合反応器によつて同一または相違するものとする
ことができ、一般的には30−115℃、好適には50
−110℃から選択される。
【0040】各重合反応器中で生成するポリマーの平均
滞留時間は、可なり広い限界内、実際には5分−10時
間の範囲で変化することができる。この平均滞留時間
は、考慮中の重合反応器中の温度に大きく左右される。
【0041】気相反応器は、各種型式の装置、例えば流
動層反応器、機械的撹拌機で攪拌される攪拌層反応器ま
たは流動および攪拌層を含む装置から選択することがで
きる。流動床反応器は通常は、一般的に毎分20−10
0cmの速度で反応ガスの上昇流を通過させることによ
つて使用される。
【0042】本発明の方法は好適には、各重合反応器の
運転条件が実質的に一定になるような方法で連続的に実
施される。この運転方法は実際には、一定の特性を持つ
ガス状反応混合物を各重合反応器中に循環させることに
よつて得ることができる。何故なら、主要部分が、同一
重合反応器から生成する再循環ガス反応混合物からなる
からである。
【0043】各種重合反応器の運転条件は、相互に充分
に独立していて、特に触媒システム、温度、ポリマーの
平均滞留時間、全圧に関して他の反応器とは相違する条
件下でこれら反応管の各々を運転することが可能であ
る。
【0044】逐次重合反応器は有利的には移送機器によ
つて接続されていて、それにより第一反応器中で生成し
たポリマー粉末は第二反応器中に移送することができ
る。この機器は好適には、粉末移送中に二種のガス状反
応混合物が相互汚染しないように選択される。この種の
移送機器は例えば欧州特許第B−192427号公報に
記載されている。
【0045】本発明の実施態様によれば、この方法は二
つの逐次反応器中で実施される二種の気相重合反応から
なる。この実施態様によれば、第一重合反応は触媒およ
び助触媒を含む触媒システムの存在下で実施される。後
者助触媒は、特にプレポリマー中の触媒と共にまたは別
々に第一重合反応器中に導入される。第二重合反応は、
第一重合体反応器中で生成した活性ポリマー粉末の存在
下で実施される。さらに、それは追加の量の触媒および
/または助触媒の存在下でも実施することができる。追
加の量の触媒は、第一反応器中で使用された触媒と同一
または相違する触媒を含むことができる。
【0046】この実施態様では、第一ガス状反応混合物
はエチレンを含む。さらにそれは水素、1−ブタン、ヘ
キサンまたは他のα−オレフィンを含むことができる。
水素は一般的には、この第一ガス状混合物中の水素とエ
チレンとの分圧比が1を越えるかまたは同等であるよう
な量で使用される。この比率は非常にしばしば1−1.
5である。さらに、それが1−ブタンを含む場合、後者
は非常にしばしば、ガス状混合物中の1−ブタンとエチ
レンとの分圧比が0.3未満または同等であるような量
で使用される。同様に、それがヘキサン(4−メチル−
1−ペンタンまたは1−ヘキサンのいずれかとすること
ができる。)を含む場合、ヘキサンとエチレンとの分圧
比は非常にしばしば0.3未満または同等である。第二
ガス状反応混合物はエチレンおよび任意的には水素、1
−ブタン、ヘキサンもしくは他のα−オレフィンを含
む。非常にしばしば、水素とエチレンとの分圧比は0.
1未満または同等であり、1−ブタンとエチレンとの分
圧比は0.3未満または同等である。一方、ヘキサンと
エチレンとの分圧比は0.3未満または同等である。
【0047】この実施態様によれば、第一反応器中で製
造されたエチレンポリマーは0.955−0.970の
範囲の相対密度、2.16Kgの荷重下で190℃で測
定された75−250g/10分の範囲のメルトインデ
ックス、4−7の範囲の分子量分布(即ち、重量平均分
子量Mwと数平均分子量Mnとの比率、ゲル透過クロマ
トグラフィにより測定する)、15−30ppmの範囲
の遷移金属含量、および2重量%未満のヘキサンまたは
1−ブタン含量を有することが出来る。第二反応器から
取出した最終ポリマーは0.942−0.952の範囲
の相対密度、2.16Kgの荷重下で190℃で測定さ
れた4−15g/10分の範囲のメルトインデックス、
15−35の範囲の分子量分布、7−20ppmの範囲
の遷移金属含量、および1.2重量%未満の1−ブタン
含量および5重量%未満のヘキサンを有することができ
る。
【0048】非常にしばしば、第一重合反応器中で製造
されたポリマーは、第二重合反応器から取出された最終
ポリマーの30−70重量%、好適には40−60重量
%に相当する。
【0049】
【実施例】図1を参照しながら、実施例について本発明
を説明する。図1は、特殊な移送機器によつて接続して
いる二つの流動層反応器からなる装置を図式的に示した
ものである。
【0050】この図は、生成するエチレンポリマーを
(2)で含む第一流動層反応器(1)からなる装置を図
式的に示している。重合するαーオレフィンまたはαー
オレフィン類は反応器(1)中にパイプライン(3)お
よび(4)を介して導入される;水素のようなガスおよ
び/または窒素のような不活性ガスはライン(5)を介
して導入される。反応器(1)には、触媒または触媒シ
ステムをパイプ(6)によつて、任意的には助触媒をパ
イプ(7)によつて供給する。反応器(1)からパイプ
(8)を介して出て来るガス状反応混合物は、熱交換器
(9)中で冷却され、次いで圧縮機(10)中で圧縮さ
れ、パイプ(4)を介して反応器(1)中に再循環され
る。反応器(1)中に存在するポリマーの一部は、パイ
プ(11)を介してガス状反応混合物を伴つてこの反応
器から出て来る;このパイプ(11)はバルブ(12)
を備えていて、排出容器(13)に接続している。この
排出容器(13)中で単離されたポリマー粉末は、出口
バルブ(14)およびパイプ(15)を介して減圧室
(16)中に移送される。減圧室(16)中で減圧され
たガス状反応混合物はの一部は、反応器(1)のパイプ
(8)中にパイプ(17)および圧縮器(18)により
再循環することができる。次いでこのポリマー粉末は、
閉じているバルブ(21)および(22)並びに開けて
いるバルブ(23)を備えた圧縮室(20)中に全量バ
ルブ(19)を介して移送される。次いでバルブ(1
9)は閉められる。圧縮室(20)中に集まつたポリマ
ー粉末は、バルブ(22)を開けバルブ(23)を閉め
ることによつて、第二重合反応器からパイプ(24)お
よび(25)を介して来るガス状反応混合物によつて加
圧される。次いで、このように加圧されたポリマー粉末
は、バルブ(21)を開けた後、ポリマーを(28)で
含有する流動層反応器(27)中に移送ライン(26)
を介して空気移送される;パイプ(26)には、パイプ
(24)を介して第二重合反応器(27)から来る反応
混合物よりなるガス流が供給される。活性化剤の導入を
可能にするパイプ(38)は移送ライン(26)に通じ
ている。ポリマーを反応器(27)まで空気移送した
後、バルブ(21)および(22)を閉め、圧縮室(2
0)はバルブ(23)を開いてガス抜きする;圧縮室
(20)から出て来るガスは、第二重合反応器(27)
中にパイプ(29)および圧縮器(30)を介して再循
環することができる。反応器(27)は(28)に生成
中のポリマー粉末を含有して、これはパイプ(31)を
介して反応器(27)中に導入されるガス流によつて流
動状態に保持される。重合されるαーオレフィンまたは
αーオレフィン類は、パイプ(32)を介してパイプ
(31)中に導入される;水素のようなガスおよび/ま
たは窒素のような不活性ガスはパイプ(33)を介して
導入することができる。反応器(27)からパイプ(3
4)を介して出て来るガス状反応混合物は、熱交換器
(35)中で冷却され、その後圧縮器(36)中で圧縮
され、反応器(27)中にパイプ(31)を介して再循
環される。反応器(27)中に存在するポリマー粉末
は、パイプ(37)を介して後者から出て行き、このパ
イプは取出装置(示していない)により外部に接続して
いる。取出、減圧、圧縮、ポリマーの反応器(27)へ
の移送および導入の操作のすべては周期的に実施され、
そのことによつて本設備を定常運転することが可能にな
る。
【0051】各流動層反応器は本質的に、トランキライ
ジング室が上部にある垂直シリンダーからなり、その底
部に流動化グリッドを備えている。
【0052】この装置は、減圧室(16)および圧縮室
(20)と選択的に連絡する計量機器(39)を含み;
この計量機器は、減圧室(16)からポリマー粉末の一
定量を全量バルブ(19)を介して取出すことのできる
キャビティを含む。
【0053】実施例1 触媒の製造 「SG332」の商品名でグレイス社(Grace)
(米国)から販売されているシリカ粉末からなる、30
0m/gの比表面積、1.7ml/gの気孔率を有す
る顆粒状支持体を使用した。これは80ミクロンの重量
平均直径を有する粒子を含む。これを200℃で8時間
乾燥して遊離水を除去した。この乾燥シリカ粉末はグラ
ム当たり約2ミリモルのヒドロキシル基を含有した。操
作のすべては不活性窒素雰囲気下で実施した。
【0054】600mlのn−ヘキサンおよび60gの
乾燥シリカを、毎分250回転で回転する攪拌器を備え
た1リットル容ステンレス鋼反応器中に入れた。次い
で、1時間の間に、180ミリモルのジブチルマグネシ
ウムを20℃の温度で反応器中に導入した。反応器中に
存在する固体は、次いで400mlのn−ヘキサンで5
回洗浄して、シリカのグラム当たり約2.5ミリモルの
マグネシウムを含有する固体を得た。
【0055】次いで反応器を50℃に加熱し、300ミ
リモルの塩化t−ブチルをその中に1時間かけて攪拌し
ながら導入した。この時間の終期に、混合物の攪拌を5
0℃で1時間継続し、次いでこの混合物を常温(20
℃)に冷却した。1.7のCl/Mgモル比で塩素とマ
グネシウムを含有し、四塩化チタンに還元効果を有する
どの官能基も含有しない固体生産物(R)をn−ヘキサ
ン中の懸濁液として得た。この懸濁液の液体層は500
ppmの塩化t−ブチルを含有した。
【0056】n−ヘキサン中の固体生産物(R)の懸濁
液を含有する反応器を50℃に加熱した。60ミリモル
の四塩化チタンを攪拌しながら1時間かけてその中に導
入した。このようにして得た混合物をさらに70℃で2
時間攪拌し、次いで600mlのn−ヘキサンで3回洗
浄した。6ミリモルのジメチルホルムアミドを添加し、
混合物を50℃で1時間攪拌し、次いで常温に冷却し
た。このようにして、n−ヘキサン中に懸濁した、シリ
カのグラムあたり2.5ミリモルのマグネシウムおよび
0.78ミリモルの四価チタンを含有する固体(S)を
得た。
【0057】2リットルのn−ヘキサン、9.6ミリモ
ルのトリ−n−オクチルアルミニウムおよび6ミリモル
のチタンを含有する固体生産物(S)量を、毎分750
回転で回転する攪拌器を備えた5リットル容ステンレス
鋼反応器中に導入して、70℃に加熱した。標準条件で
測定して280ml容量の水素を反応器に導入し、次い
でエチレンを60g/時間の一定速度で4時間で導入し
た。この時間の終期に、反応器をガス抜きして、その内
容物を回転蒸発器に移送し、そこでn−ヘキサンを部分
減圧下で60℃で蒸発させた。直ぐ使用可能な固体触媒
(T)を、250ミクロンの重量平均直径を有し、チタ
ンのミリモル当たり40gのポリエチレンを含有する粒
子からなる粉末の形態で得た。
【0058】0.952の相対密度を有するエチレンポ
リマーの製造 この方法は、図1に従つて構成される移送機器により相
互に接続された二つの流動層反応器からなる装置中で実
施した。
【0059】第一反応器は、鉛直軸を有し、直径45c
mで高さ7.2mの円筒状部分を含む。第二反応器は、
鉛直軸を有し、直径90cmで高さ6mの円筒状部分を
含む。
【0060】第一反応器は、1.9mの高さを有する、
生成中のエチレンポリマー粒子を持つ流動層を含有す
る。50cm/秒の速度で上昇する、1.70MPaの
全圧およびトランキライジング室の出口で測定して95
℃の温度を有する第一ガス状反応混合物の上昇流がこの
流動層を通過する。
【0061】第一ガス状反応混合物は、容量で35%の
エチレン、0.3%の1−ブタン、35%の水素、3%
のエタンおよび26.7%の窒素を含む。結果として、
水素とエチレンとの分圧比は1であつて、1−ブタンと
エチレンとの分圧比は0.01の近辺であつた。この反
応器は、プレポリマー供給パイプを介して、350g/
時間の流動速度で、上記にように製造したプレ重合化触
媒が供給される。
【0062】この第一反応器中で生成するポリマーは2
5kg/時間の速度で製造され、0.964の相対密
度、0.5重量%未満の1−ブタン含量、17ppmの
チタン含量、および2.16kgの荷重下で190℃で
測定して150g/10分のメルトインデックスを有す
る。
【0063】このポリマーは第一反応器から25kg/
時間の流速で取出され、同じ流速で第二反応器中に移送
機器によつて導入される。ポリマーの第二反応器への導
入はポリマー供給ラインによつて行われる。第一反応器
から取出したポリマー中では、125ミクロン未満の直
径を有するポリマー微粒子が、このポリマーを構成する
全ポリマーの1%未満を示す。
【0064】第二反応器は、1.5mの高さを有する生
成中のエチレンポリマー粒子を持つ流動層を含有する。
35cm/秒の速度で上昇する、1.7MPaの全圧を
有し、トランキライジング室を出口で測定して70℃の
温度を有する第二ガス状反応混合物の上昇流がこの流動
層を通過する。この第二反応混合物は、容量で44%の
エチレン、0.8%の4−メチル−1−ペンテン、1.
3%の水素および53.9%の窒素を含む。結果とし
て、水素とエチレンとの分圧比は0.03であり、4−
メチル−1−ペンテンとエチレンとの分圧比は0.01
8である。第二反応器中で製造される最終ポリマーは、
50kg/時間の流速で取出され、0.952の相対密
度、0.25重量%未満の1−ブタン含量、0.7重量
%の4−メチル−1−ペンテン含量、9ppmのチタン
含量および21.6kg/の荷重下で190℃で測定し
て8g/10分のメルトインデックスおよび20の分子
量分布を有する。
【0065】実施例2 触媒の製造 「SG332」の商品名でグレイス社(Grace)
(米国)から販売されているシリカ粉末からなる、30
0m/gの比表面積、1.7ml/gの気孔率を有す
る顆粒状支持体を使用した。これは80ミクロンの重量
平均直径を有する粒子を含む。これを200℃で8時間
乾燥して遊離水を除去した。この乾燥シリカ粉末はグラ
ム当たり約2ミリモルのヒドロキシル基を含有した。操
作のすべては不活性窒素雰囲気下で実施した。
【0066】600mlのn−ヘキサンおよび60gの
乾燥シリカを、毎分250回転で回転する攪拌器を備え
た1リットル容ステンレス鋼反応器中に入れた。次い
で、1時間の間に、180ミリモルのジブチルマグネシ
ウムを20℃の温度で反応器中に導入した。反応器中に
存在する固体は、次いで400mlのn−ヘキサンで5
回洗浄して、シリカのグラム当たり約2.5ミリモルの
マグネシウムを含有する固体を得た。
【0067】次いで反応器を50℃に加熱し、300ミ
リモルの塩化t−ブチルをその中に1時間かけて攪拌し
ながら導入した。この時間の終期に、混合物の攪拌を5
0℃で1時間継続し、次いでこの混合物を常温(20
℃)に冷却した。1.7のCl/Mgモル比で塩素とマ
グネシウムを含有し、四塩化チタンに還元効果を有する
どの官能基も含有しない固体生産物(R)をn−ヘキサ
ン中の懸濁液として得た。この懸濁液の液体層は500
ppmの塩化t−ブチルを含有した。
【0068】n−ヘキサン中の固体生産物(R)の懸濁
液を含有する反応器を50℃に加熱した。75ミリモル
の四塩化チタンを攪拌しながら2時間かけてその中に徐
々に導入した。このようにして得た混合物をさらに80
℃で2時間攪拌し、次いで600mlのn−ヘキサンで
3回洗浄した。2.5ミリモルのジメチルホルムアミド
を添加し、混合物を50℃で1時間攪拌し、次いで常温
に冷却した。このようにして、n−ヘキサン中に懸濁し
た、シリカのグラムあたり2.5ミリモルのマグネシウ
ムおよび1.2ミリモルの四価チタンを含有する固体
(S)を得た。
【0069】2リットルのn−ヘキサン、9.6ミリモ
ルのトリ−n−オクチルアルミニウムおよび6ミリモル
のチタンを含有する固体生産物(S)量を、毎分750
回転で回転する攪拌器を備えた5リットル容ステンレス
鋼反応器中に導入して、70℃に加熱した。標準条件で
測定して280ml容量の水素を反応器に導入し、次い
でエチレンを60g/時間の一定速度で4時間で導入し
た。この時間の終期に、反応器をガス抜きして、その内
容物を回転蒸発器に移送し、そこでn−ヘキサンを部分
減圧下で60℃で蒸発させた。直ぐ使用可能な固体触媒
(T)を、250ミクロンの重量平均直径を有し、チタ
ンのミリモル当たり40gのポリエチレンを含有する粒
子からなる粉末の形態で得た。
【0070】0.945の相対密度を有するエチレンポ
リマーの製造 この方法は、実施例1で使用したのと同一の装置中で実
施した。
【0071】第一反応器は、2mの高さを有する、生成
中のエチレンポリマー粒子を持つ流動層を含有する。5
0cm/秒の速度で上昇する、1.8MPaの全圧およ
びトランキライジング室の出口で測定して95℃の温度
を有する第一ガス状反応混合物の上昇流がこの流動層を
通過する。この第一ガス状反応混合物は、容量で35%
のエチレン、0.3%の1−ブタン、35%の水素、3
%のエタンおよび26.7%の窒素を含む。結果とし
て、水素とエチレンとの分圧比は1であつて、1−ブタ
ンとエチレンとの分圧比は0.01の近辺であつた。こ
の反応器は、プレポリマー供給パイプを介して、350
g/時間の流動速度で、上記にように製造したプレ重合
化触媒が供給される。この第一反応器中で生成するポリ
マーは25kg/時間の速度で製造され、0.965の
相対密度、0.5重量%未満の1−ブタン含量、17p
pmのチタン含量、および2.16kgの荷重下で19
0℃で測定して150g/10分のメルトインデックス
を有する。
【0072】このポリマーは第一反応器から25kg/
時間の流速で取出され、同じ流速で第二反応器中に移送
機器によつて導入される。ポリマーの第二反応器への導
入はポリマー供給ラインによつて行われる。第一反応器
から取出したポリマー中では、125ミクロン未満の直
径を有するポリマー微粒子が、このポリマーを構成する
全ポリマーの1%未満を示す。
【0073】第二反応器は、1.5mの高さを有する生
成中のエチレンポリマー粒子を持つ流動層を含有する。
35cm/秒の速度で上昇する、1.8MPaの全圧を
有し、トランキライジング室を出口で測定して70℃の
温度を有する第二ガス状反応混合物の上昇流がこの流動
層を通過する。この第二反応混合物は、容量で44%の
エチレン、3.5%の4−メチル−1−ペンテン、0.
5%の水素および52%の窒素を含む。結果として、水
素とエチレンとの分圧比は0.011であり、4−メチ
ル−1−ペンテンとエチレンとの分圧比は0.08であ
る。第二反応器中で製造される最終ポリマーは、42k
g/時間の流速で取出され、0.945の相対密度、
0.25重量%未満の1−ブタン含量、2.2重量%の
近辺の4−メチル−1−ペンテン含量、10ppmのチ
タン含量および21.6kg/の荷重下で190℃で測
定して6g/10分のメルトインデックスおよび25の
分子量分布を有する。
【0074】実施例3 触媒の製造 操作は実施例2の場合と全く同様であつた。
【0075】0.945の相対密度を有するエチレンポ
リマーの製造 この方法は、実施例1で使用したのと同一の装置で実施
した。
【0076】第一反応器は、2mの高さを有する、生成
中のエチレンポリマー粒子を持つ流動層を含有する。5
0cm/秒の速度で上昇する、2.00MPaの全圧お
よびトランキライジング室の出口で測定して95℃の温
度を有する第一ガス状反応混合物の上昇流がこの流動層
を通過する。第一ガス状反応混合物は、容量で35%の
エチレン、45%の水素、3%のエタンおよび17%の
窒素を含む。結果として、水素とエチレンとの分圧比は
1.3であつた。この反応器は、プレポリマー供給パイ
プを介して、350g/時間の流動速度で、上記によう
に製造したプレ重合化触媒が供給される。この第一反応
器中で生成するポリマーは25kg/時間の速度で製造
され、0.970の相対密度、20ppmのチタン含
量、および2.16kgの荷重下で190℃で測定して
150g/10分のメルトインデックスを有する。
【0077】このポリマーは第一反応器から23kg/
時間の流速で取出され、同じ流速で第二反応器中に移送
機器によつて導入される。ポリマーの第二反応器への導
入はポリマー供給ラインによつて行われる。第一反応器
から取出したポリマー中では、125ミクロン未満の直
径を有するポリマー微粒子が、このポリマーを構成する
全ポリマーの1%未満を示す。
【0078】第二反応器は、1.5mの高さを有する生
成中のエチレンポリマー粒子を持つ流動層を含有する。
35cm/秒の速度で上昇する、1.8MPaの全圧を
有し、トランキライジング室を出口で測定して70℃の
温度を有する第二ガス状反応混合物の上昇流がこの流動
層を通過する。この第二反応混合物は、容量で44%の
エチレン、4.5%の4−メチル−1−ペンテン、0.
3%の水素および52.2%の窒素を含む。結果とし
て、水素とエチレンとの分圧比は0.007の近辺であ
り、4−メチル−1−ペンテンとエチレンとの分圧比は
0.1である。第二反応器中で製造される最終ポリマー
は、38kg/時間の流速で取出され、0.945の相
対密度、4重量%の4−メチル−1−ペンテン含量、1
2ppmのチタン含量および21.6kg/の荷重下で
190℃で測定して5g/10分のメルトインデックス
および25の分子量分布を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多段重合方法の要部工程図であ
る。
【符号の説明】
1 第一流動層反応器 9 熱交換器 10 圧縮機 13 排出容器 16 減圧室 18 圧縮機 20 圧縮室 27 第二流動層反応器 30 圧縮機 35 熱交換器 36 圧縮機 39 計量機器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つまたはそれ以上の逐次重合反応器中
    で実施される、触媒と助触媒からなるチーグラ・ナッタ
    型の触媒システムの助力でエチレン重合体を製造する多
    段重合方法において、使用触媒は次の工程: a)耐火酸化物を基材とするヒドロキシ基を有する顆粒
    状支持体を、ジアルキルマグネシウムまたはジアルキル
    マグネシウムとトリアルキルマグネシウムからなる有機
    金属化合物と接触させる第一工程、 b)第一工程から得られた生産物を、一般式、 RCCl または一般式、 R1011CCl (式中、RおよびRは炭素原子1−6個を含む同一
    または相違するアルキル基であり、Rは水素原子また
    は炭素原子1−6個を含みRおよびRと同一または
    相違するアルキル基であり、Rは炭素原子6−10個
    を含むアリール基であり、R10およびR11は水素、
    炭素原子1−6個を含むアルキル基および炭素原子6−
    10個を有するアリール基から選択される同一または相
    違する基であつてRと同一または相違する基であ
    る。)の一塩素化有機化合物と接触させる第二工程、 c)第二工程から得られた生産物を、少なくとも一種の
    四価チタンもしくはバナジウム化合物または三価バナジ
    ル化合物と接触させる第三工程、からなる方法によつて
    製造されることを特徴とする多段重合方法。
  2. 【請求項2】 触媒製造の第一工程において、支持体の
    グラム当たり0.1−7.5ミリモルの有機金属化合物
    を使用することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 一塩素化有機化合物が塩化s−プロピ
    ル、塩化s−ブチル、塩化t−ブチル、塩化ベンジルま
    たは1−フェニル−1−クロロエタンであることを特徴
    とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 触媒製造の第二工程において、一塩素化
    有機化合物量が、一塩素化有機化合物量と第一工程から
    得られた生産物中に含まれる有機金属化合物の金属量と
    のモル比が1−3.5であるように使用されることを特
    徴とする請求項1−3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 触媒製造の第三工程において、チタンも
    しくはバナジウム化合物または化合物類が、チタンおよ
    び/またはバナジウムと顆粒状支持体中に含まれる有機
    金属化合物の金属量との原子比が0.1−0.9にある
    ような量で使用されることを特徴とする請求項1−4の
    いずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 チタンまたはバナジウム化合物が、一般
    式、 Ti(OR)4−m の四価チタン化合物、一般式、 V(OR)4−m の四価バナジウム化合物、一般式、 VO(OR)3−n の三価バナジル化合物、(式中、Rは炭素原子2−6個
    を含むアルキル基であり、Xは塩素または臭素であり、
    mは0と同等かもしくは0を超えかつ4未満の整数また
    は分数であり、nは0と同等かもしくは0を超えかつ3
    未満の整数または分数である。)であることを特徴とす
    る請求項1−5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 重合方法が、エチレンを含むガス状反応
    混合物を含有する二つの逐次反応器中で実施される二種
    の気相重合反応であり、かつ第一ガス状混合物が、水素
    とエチレンの分圧が1を超えるかもしくは1と同等であ
    るような量で水素を含むことを特徴とする請求項1−6
    のいずれか一項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 第二ガス状反応混合物が、水素とエチレ
    ンの分圧比が0.1未満または同等であるような量で水
    素を含むことを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の方法の第一反応器中で得
    られ、かつ0.955−0.970の範囲の相対密度、
    21.6kgの荷重下で190℃で測定された75−2
    50g/10分の範囲のメルトインデックス、4−7の
    範囲の分子量分布、15−30ppmの範囲の遷移金属
    含量を有するエチレン重合体。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の方法によつて得られ、
    かつ0.942−0.952の範囲の相対密度、21.
    6kgの荷重下で190℃で測定された4−5g/10
    分の範囲のメルトインデックス、15−35の範囲の分
    子量分布、7−20ppmの範囲の遷移金属含量を有す
    るエチレン重合体。
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