JPH05192369A - 歩行不能者用避難装置 - Google Patents

歩行不能者用避難装置

Info

Publication number
JPH05192369A
JPH05192369A JP4222954A JP22295492A JPH05192369A JP H05192369 A JPH05192369 A JP H05192369A JP 4222954 A JP4222954 A JP 4222954A JP 22295492 A JP22295492 A JP 22295492A JP H05192369 A JPH05192369 A JP H05192369A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
person
mattress
evacuation device
sheet
seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4222954A
Other languages
English (en)
Inventor
Jorg W Graf
ウォルター グラフ ヨルグ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Publication of JPH05192369A publication Critical patent/JPH05192369A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G1/00Stretchers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61GTRANSPORT, PERSONAL CONVEYANCES, OR ACCOMMODATION SPECIALLY ADAPTED FOR PATIENTS OR DISABLED PERSONS; OPERATING TABLES OR CHAIRS; CHAIRS FOR DENTISTRY; FUNERAL DEVICES
    • A61G7/00Beds specially adapted for nursing; Devices for lifting patients or disabled persons
    • A61G7/10Devices for lifting patients or disabled persons, e.g. special adaptations of hoists thereto

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Nursing (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
  • Bedding Items (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 歩行不能者又は寝たきりの患者を移送又は避
難前に緊急安全に包み込むことができる歩行不能者用避
難装置を提供すること。 【構成】 寝たきりの人又は歩行不能者用の避難又は救
助用の装置100であって、迅速に取外し可能なマット
レス109等に人103を固定するものであり、頭部端
及び足部端から取り出すことが可能な2枚のシート10
1,101′を有している。使用時には頭部端シート1
01′が人の胸部又は腹部上にて足部端シート101と
重なる。頭部端シートは人の頭部用開口部123を有
し、前記2枚のシートは、マットレスの下部にて相互に
接続されており、一方を頭部端から、他方を足部端から
引っ張るように構成されたループ状のロープ105によ
り、マットレスの両側部に対して下方に締め付けられ
る。該ロープは、締め付けられると自動的に係止し、必
要ならば1人で救助及び避難が可能となるように、人は
迅速にしかも安定的に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩行不能者又は寝たき
りの人用の避難救助装置に関するものであり、移送又は
避難の前に歩行不能者又は寝たきりの患者を緊急安全に
包み込むことができる歩行不能者用避難装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】避難用マットレスには1985年6月1
2日出願によるオランダ国特許出願に基づき1986年
12月18日付けにて国際公開された国際特許出願番号
PCT/NL86/00015号において開示がなされ
たものがある。該マットレスは患者の身辺にベルト又は
ロープを巻き付けることをその特徴としており、該ベル
ト又はロープは該マットレスに永久固定されているもの
であった。
【0003】先行技術による歩行不能者避難用の他の装
置には患者を支える板材又はマットをも含むものがあっ
た。たとえば、1988年12月27日に特許交付され
たヨハンソンによる合衆国特許第4,793,008号
は、患者の下に敷き、患者の胸部及び腿部を各々固定す
るためのベルトが取り付けられた、頑丈で、しかも柔軟
性を兼ね備えたマットを開示している。さらに、比較的
複雑な構造を有する救助移送装置は、1988年4月1
2日にモラン他に特許付与された合衆国特許第4,73
6,474号において開示されており、該装置は移送患
者を固定するための膨張性支持部材及び十字形ベルトを
使用している。
【0004】1986年12月9日にブルックスに付与
された合衆国特許第4,627,428号には取外し自
由な半剛性支持台付き小児用拘束装置が開示されてい
る。該装置は半剛性基礎部及び該基礎部に取り付け可能
なカバー材を含み、該基礎部と該カバー材の中間位置に
小児を固定するものである。該カバー材の上部に位置す
る拘束ハーネスにより全装備は移送装置に固定されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】その他にも剛性又は半
剛性支持具、及び支持具に移送する人を固定するベルト
又はストラップを採用した多数の特許又は特許出願が存
在する。しかし、これら従来のストラップ又はベルト使
用に伴う明白な弱点は、避難対象者の身体に対して不適
当又は余剰な圧迫を加えることであり、特に外科手術を
受けたばかりの患者において不都合である。他の弱点と
しては、病院火事の際にストラップ等の使用が患者の避
難救助準備を遅滞させることである。
【0006】よって、本発明の目的は、避難対象者の身
体に対して不適当又は余剰な圧迫を加えることがなく、
又、病院火事の際等にストラップ等の使用が患者の避難
救助準備を遅滞させることのない歩行不能者又は寝たき
りの人用の避難救助装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は迅速に使用で
き、使用時に患者の身体に危害を及ぼさず、必要ならば
1人で患者を避難させることができる避難救助装置を提
供するものである。
【0008】従って、本発明は歩行不能者用の避難装置
を提供する。本装置は人をマットレスとの間で包み込む
ためのシート手段と、該シート手段を該マットレスに押
しつけ固定する固定手段とを有している。
【0009】本装置の別例は人を覆うカバー手段と、該
カバー手段に取り付けられ、人の支持及び移動に際して
使用される支持移動手段を有している。
【0010】本装置のさらに別例は人を覆うのに使用す
るカバー手段と、該カバー手段に取り付けられた包み込
み手段と、該包み込み手段と係わる固定手段とを有し、
人を該カバー手段と該固定手段との間に安定的に包み込
むものである。
【0011】本発明の1例において、本発明は柔軟材料
製の少なくとも1枚のシートからなる前記シート手段
と、少なくとも1つの第1固定部材と、少なくとも1つ
の第2固定部材と、さらに少なくとも1つの第3固定部
材とからなる前記固定手段とから構成される装置を提供
しており、該第1固定部材は前記シート手段を前記マッ
トレスに固定するものであり、該シート手段は患者のほ
ぼ全身及び該マットレス上部表面の実質的に全体を覆
い、該第2固定部材は該マットレスに固定されており、
該第3固定部材は該第2固定部材と作用して人を該マッ
トレスと該シート手段との間に包み込むものである。
【0012】別の好適実施例において、本発明は寝たき
りの人の移送用装置であり、必要になるまでベッドのマ
ットレス下部に保管される構造の装置を提供しており、
以下の構造である。
【0013】マットレスとほぼ同一の大きさであり、マ
ットレスの下に敷く中央シートと、該中央シートの脚部
及び頭部の各々にあり、非使用時には該マットレスの下
に折り畳まれて収納されており、必要時には広げられて
該マットレスの頭部端及び脚部端を覆って人の上に広げ
られ、該マットレス中央部において1固定手段と係合す
るパネル部を有しており、該固定手段は該係合部を取り
外し自由にその場に取り付けるものであり、人の上に保
持パネルを形成しており、前記頭部端には人の頭部用の
開口部が存在しており、さらに、前記保持パネルを前記
中央シート方向に引っ張り、該中央シートを前記マット
レスに固定して人をその内側に保持するストランド(s
trand)操作による引っ張り手段を有しており、前
記ストランド操作引っ張り手段は本装置の両側部にスト
ランドを有し、該ストランドは前記脚部端パネルの縁部
の第1係留ポイントに取り付けられており、その前方移
動縁部及び該脚部端パネルの前記中央シート縁部を仲介
し、前記中央シートに取り付けられたガイドを通過して
前記前方移動縁部に隣接した該脚部端パネル上の第2係
留ポイントにて終結し、前記脚部端パネルが人上に引き
上げられて前記頭部端パネルの係合部に取り付けること
で使用される際に、両側の前記ストランドは前記マット
レスの縦方向に沿って引っ張られ、前記第1及び第2の
係留ポイントはさらに引き離され、前記中央シートの側
端部は頭部端シート及び脚部端シートにより形成される
保持シートの隣接側部端方向に引っ張られ、人を該マッ
トレスに対してその場にて安定的に保持することができ
る構造を有している。
【0014】望ましくは、前記ガイドは前記中央シート
の縁部を形成するビーズに沿って移動するスロット入り
滑走部を有しているものであり、その使用中に該ガイド
を通過して前記ストランドを移動させ、該ストランドを
締め付けるストランド用通路を有するものである。
【0015】本発明の装置は、歩行不能者の避難又は救
助装置を提供するものであり、患者の実質的全身を覆う
少なくとも1枚のシートと、前記少なくとも1枚のシー
トと前記人用の支持具との間に該人を包み込むための少
なくとも1本のコードと、前記少なくとも1枚のシート
の対応する第1部位に取り付けられ、前記支持具の上面
に沿って使用するための少なくとも1個の止め具とを有
している。
【0016】前記装置にさらに改良を施せば、歩行不能
者用の別な避難装置となり、マットレス、ストレッチャ
ー等の水平型休息手段に取り付けて使用されるものとな
り、前記人を覆う少なくとも2枚のシートと、少なくと
も2対のコードとを有しており、該コード線の各対は前
記少なくとも2枚のシートのうちの対応するシートに固
定的に取り付けられており、さらに該少なくとも2枚の
シートのうちの対応するシートに取り付けられた対応す
るハンドルに滑走可能に取り付けられており、さらに、
前記コードに作用する固定手段を有しており、前記人を
前記シートと該固定手段との間に安定的に包み込むもの
であり、前記固定手段は前記コードの各対に対して少な
くとも2個の止め具を有しており、該各止め具は前記少
なくとも2枚のシートのうちの1枚の対応する縁部に固
定されており、前記少なくとも4本のコードのうちの対
応する1本の移動のための開口部を有しているものであ
る。
【0017】
【作用】上記構成により、この避難又は救助用の装置1
00は、頭部端及び足部端から取り出すことが可能な2
枚のシート101,101′を有し、使用時にはその頭
部端シート101′が人の胸部又は腹部上にて足部端シ
ート101と重ねられるる。頭部端シートは人の頭部用
開口部123を有し、前記2枚のシートは、マットレス
の下部にて相互に接続されており、一方を頭部端から、
他方を足部端から引張るように構成されたループ状のロ
ープ105により、マットレスの両側部に対して下方に
締め付けられる。該ロープは、締め付けられると自動的
に係止し、人は迅速にしかも安定的に固定される。従っ
て、この避難又は救助用の装置100においては、迅速
に取外し可能なマットレス109等に寝たきりの人又は
歩行不能者103を固定して必要ならば1人で救助及び
避難が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の好適実施例について説明す
る。図1はベッド枠125上のマットレス109上に横
たわる人103を示している。ベッド枠125の脚部端
に見えるのは避難装置に取り付けられたハンドル108
であり、即座に使用できるようにマットレスの下に配置
されている。該ハンドル108に類似した他のハンドル
がマットレス109の頭部端の向こう側にも延びてい
る。
【0019】図2は図面を通して100で示す避難装置
のハンドル108を引張り上カバー101がマットレス
109の脚部端下の収納部から引き出されることを示し
ている。そのような上カバー101と共に、コード製で
あることが望ましい延長ハンドル105はループ118
により上カバー101から取り外し可能に保持されてい
る。ここにおける「コード」及び「ストランド」とは望
ましくは直径が3/16インチである引き伸ばし処理済
みのセールロープである。ハンドルのコード105の両
端部(他方の隠れた側も同様)は縁部ポイント106に
縫合することにより上カバー101の縁部に固定され、
上カバー101の縁部に沿ってループ114を通って延
びている。(マットレス109の頭部端及び脚部端と縁
部ポイント106の下のマットレス109の縦方向の下
部端との間のコード105の引き出しは図5から図15
の関連において以下詳細に説明する。)ループ118の
一端部は上カバー101に縫合されており、その他端部
はベルクロ(商標名)により取り外し可能に留め付けら
れる構造であり、コード105が上カバー101と共に
引き出されるとき、コード105を保持する役目を果た
す。
【0020】人103及びマットレス109の足部を覆
うように上カバー101をマットレス109の反対側
(頭部)に引っ張るとコード105及び上カバー101
は人103を上カバー101とマットレス109との間
に安定的に包み込むように配置される。
【0021】図3及び図4に示すように、マットレス1
09の頭部端にある上カバーシート101′は人103
の頭部用開口部123を有している。望ましくは上カバ
ー101及び上カバーシート101′はニューヨーク州
ニューヨーク市のハーキュライトプロダクツ社製造によ
るスタフチェック20(商標名)である。メタリックコ
ートMYLAR(商標名)のごとき熱輻射性材料を含む
ものが望ましいが、柔軟でしかも引っ張り強度に優れた
シート材を代用として使用してもよい。
【0022】各上カバー101及び101′はマットレ
ス109の半分以上の長さであることが望ましい。実際
の使用においては、上カバー101及び101′はそれ
ぞれマットレス109の頭部端及び脚部端方向に引き延
ばされてマットレス109の中央部で重なり合う。両上
カバーは、望ましくはベルクロストリップ104によ
り、相互に固定される。コード105を引くことによ
り、上カバー101及び101′の長手方向縁部はマッ
トレス109の下部縁部方向に引き下げられ、人103
を上カバー101及び101′とマットレス109の間
に安定させる。
【0023】図4の実施例は、上カバー101及び10
1′が各々その上表面に2つのハンドル107を有し、
そのような追加的ハンドル107にて本装置及び人10
3をベッドから床部に持ち上げて下ろすのに有用であ
る。その後に本装置及び人103をいずれかのコード1
05を使用して床部に沿って引張ることができる。
【0024】図5における上カバー101及び101′
が同時に引張られると、それらは人103をスレッド1
10及びシート111、即ちスレッド−シート体に固定
するが、該スレッド−シート体に関しては図5から図1
5により以下説明する。
【0025】上ップカバー101及び101′により人
103はマットレス109に安定的に固定される。図5
において、図面を通して100にて表示してある装置は
マットレス109と該装置100の残余部分との間にシ
ート111を有している含む。シート111は両端部に
おいて、図6に示すポケット102に収納されている際
に上カバー101及び101′各々を覆うためのフラッ
プ121を含んでいる。このポケット102は本発明に
おいては本質的に必要なものではないが、あれば望まし
いものであり、上カバー101及び101′をベッドク
ロスの障害にならないように保つものである。シート1
11はその下面の角部にあるベルクロストリップ122
により装置100に取り付けられており、該ベルクロス
トリップ122はカバリング113の上部にある対応す
るベルクロストリップ124に係合する。図8から図1
0に示すようにカバリング113はコード105が当初
において配置されている溝部112を覆うものである。
【0026】図6は、シート111が図の容易な理解を
目的として装置100から削除してある。装置100の
両端部においてコード105はパウチ(ポケット)10
2の背後を通ってループ118からスレッド110の角
部近くの溝部115内に延びている。コード105は、
溝部115から上カバー101の両側部のパウチ102
方向に延びて戻る。コード105は、カバリング113
の下方の溝部112に沿って延び、パウチリッド(フラ
ップ)121の下方のパウチ102内に通じている。パ
ウチ102内において、コード105は上カバー101
及び101′の横方向縁部に沿って折り曲げられる。コ
ード105はループ114により保持され、ポイント1
06にて上カバー101及び101′に取り付けられて
いる。
【0027】図7に関しては、上カバー101はマット
レス109の脚部端の下にアコーデオン形式に折り畳ま
れて収納されている。図の理解を容易なものとするため
にコード105は本図より省略されている。
【0028】使用前に、各折り畳まれた上カバー101
及び101′はそれぞれ対応するパウチ102に収納さ
れている。そのようなパウチ102はスレッド110及
び/又は、テフロンでコートされた布のごとき低摩擦材
製であることが望ましいシート111に接続されてい
る。このような構造を有する装置100は単一なユニッ
トとなり、その下面はベッド枠125の上面に取り付け
られている。尚、装置100の上面はマットレス109
の下面に取り付けられていても構わない。どちらの場合
においても、ベルクロを装置100の固定に使用するこ
とが可能である。また、どちらの場合にも、図8に示す
ごとく、各パウチ102に隣接する1対のガイド溝部1
12はコード105が引かれたときに該コード105が
マットレス109の角部を越えて動くことができるよう
にコード105を受け入れる。
【0029】上カバー101は図7に示すようにポイン
ト119にて縫合することによりパウチ102に取り付
けられる。装置100が使用されるまでパウチリッド1
21を閉じておくために適当なる閉止手段がポイント1
20に設けられる。これには商標名ジップロック(Zi
p−Loc)なる閉止具のごときプラスチック製の閉止
手段が使用可能である。ベルクロ等の病院等での使用に
適した他の手段もまた本手段に使用が可能である。
【0030】図8に関しては、溝部112はコード10
5が引っ張られる方向に対して平行であり、柔軟材料製
のカバリング113により覆われている。望ましくは、
各溝部112のカバリング113の先端部と後端部はコ
ード105がマットレス109の角部を容易に通過でき
るように角度が付けられていることである。
【0031】第1のガイド溝部112はマットレス10
9の角部の下方にあり、コード105が引っ張られると
きにマットレス109の角部が障害となることなくカバ
リング113及びガイド溝部112から出てくるように
なっている。各ガイド溝部112に対応して取り外し可
能なループ114が上カバー101に取り付けられてお
り、コード105は引っ張られる際に該ループ114を
通過する。もし複数のそのようなループ114が溝部1
12が存在するであろう箇所に平行な上カバー101及
び101′の各々の端部に沿って取り付けられているな
らば、コード105はマットレス109のそれぞれ対応
する角部を充分容易に通過し、溝部112は必要がない
ことになる。
【0032】上カバー101及び101′が人103の
上に引き出され、ベルクロ104により相互に係合した
ならば、取り付け部である両ポイント106は第2の溝
部115の端部における略反対向きの横方向開口部に位
置する。本装置100の両端部にて装置100からコー
ド105を引き離すことにより、各コード105は溝部
115に沿って通過し、それに接続している上シート1
01及び101′をスレッド110及びシート111方
向に引き下げる。本作業手順は図9から図11を使用し
てさらに詳細に説明する。
【0033】図9において、コード105が引張られる
前に、その一部分105′がマットレス109下方にあ
るカバー部113の下の溝部112内に配置されてい
る。他の部分105′′はマットレス109(及び溝部
112)の端部と取り付け具であるポイント106との
間のマットレス109の側部に沿って配置されている。
残りの部分105′′′は溝部112の他の端部とスレ
ッド110との間に配置され、さらにスレッド110内
に延びてこれを通過する。コード105が最初に引張ら
れると、その部分105′′′はスレッド110の平面
内を図中の矢印方向に移動する。
【0034】図10において、コード105が引っ張ら
れるに従い、コード105は溝部112、カバリング1
13及びループ114を出て、マットレス109の反対
側端部方向に動き、一般的には取り付け具であるポイン
ト106の下方に移動する。コード105を引っ張る力
はループ114のベルクロの端部をシート101から引
き離す。
【0035】図11は、上カバー101をマットレス1
09に固定する最終段階を示し、コード105は上カバ
ー101の取り付けポイント106から延び出て、マッ
トレス109の下部を通過し、(スレッド110のガイ
ド溝部115に沿って)スレッド110を通り、マット
レス109の端部下から出てくる。
【0036】図12及び図13に関しては、スレッド1
10は噴射成型プラスチックのごとき剛体材料製である
ことが望ましい。そのようなスレッド110は本装置1
00をベッド枠又は床等の表面に沿って容易に移動する
ことができるようにその下面において滑走部又は突部を
有していることが望ましい。図12にて示す実施例にお
いては、車輪−軸構造体がそのようなスレッド110の
下面の開口部132に搭載されており、そのような構造
体の車輪129は本装置100の下にある表面上を転が
るようになっている。スレッド110はマットレス10
9の形状に適合するように切れ目128にて区切られて
いる。
【0037】車輪−軸構造体は円筒状の断面を有する車
輪129と、スレッド110の下面に対して平行な回転
軸を有している。各車輪−軸構造体はさらに車輪129
に取り付けられ、開口部132に搭載された軸131を
有している。車輪129はナイロン製であることが望ま
しい。多くの場合、例えば階段を下降する場合に、装置
100の移動スピードを減じるためにスレッド110の
下面に高摩擦材料製部分を設けることが望まれる。
【0038】図14及び図15における実施例におい
て、スレッド110はさらに上カバー101の張りがマ
ットレス109及び人103に対して常に維持されてい
るように、コード105と係合する止め具又は爪116
を有している。該止め具又は爪116はコード105か
ら延びているプラグ又はノット117によりコード10
5と係合可能である。該プラグ又はノット117はコー
ド105がガイド溝115に侵入することを妨害してい
る。前記止め具又は爪116がコード105から解放さ
れるときにコード105をスレッド110から部分的に
引き出すことができる。そのような解放はスプリング1
27からの制限に作用され、爪116がポスト125の
周囲を回転するように、爪116に対して解放ピン13
0を押すことで達成され、止め具(爪)116はコード
105から回転しながら離れる。コード105は止め具
116がコード105から解放されるときに溝部115
に沿って引き戻される。
【0039】前記好適実施例の代わりとしての一実施例
においては、スレッド110の使用は必要とせず、この
構造は図16から図22を利用して説明することとする
が、本実施例は前記までの実施例とは異なる特徴を備え
ている。
【0040】図16においては、上部コード105A及
び下部コード105Bはスライド可能ガイド133を通
過する。スライド可能ガイド133は上部コード105
A及び下部コード105Bに沿ってスライド可能であ
り、ポイント143にて引き伸ばし済みコード105C
に取り付け可能である。コード105Cはゴム化した柔
軟材料製であることが望ましく、ガイド133の穴に挿
入されてからその端部を加熱して平坦化し、横方向寸法
を該穴寸法より大きくすることでガイド133に取り付
けられている。前記実施例中同様に固定されたパウチリ
ッド又はフラップ121はガイド133及びシート10
1をパウチ102内に保持するように作用し、コード1
05Cをその引き伸ばし済み状態に保つ。ポケット(パ
ウチ)102内のポスト144はポケット102の角部
付近のベース部から上方に突き出している。カバリング
113及びその下の溝部112はポスト144と共にガ
イド133及びコード105Cを本来の位置に保持する
作用を行う。
【0041】図17はガイド133がポスト144を通
過し、ポケット102を離れた後であって、ガイド13
3がマットレス109の端部を通過してコード105B
をカバー113の下の溝部112から引き出し、コード
105A及びコード105Bに沿って往復させる前の本
装置100を示している。引き伸ばし済みコード105
Cはポイント143においてスライド可能ガイド133
に固定的に取り付けられており、さらにポイント134
にてシート111に縫合されており、マットレス109
の下部縁部に沿って延びている。上部コード105Aは
ポイント136及び106Aにて上カバー101に固定
的に縫合されており、スライド可能ガイド133を介し
てポイント106Aと136との間を延びている。縫合
部であるポイント136は上カバー101が最終的にマ
ットレス109の端部面を覆うところである上カバー1
01の端部に沿った部分でマットレス109の上部とベ
ースとの中間に位置することが望ましい。下部コード1
05Bはポイント106Bにてシート111に固定的に
取り付けられており、ガイド溝112(カバー113の
下)とスライド可能ガイド133を通過してポイント1
36で上カバー101に固定的に縫合されている。ハン
ドル108が握られて十分に引っ張られたなら、スライ
ド可能ガイド133及び上カバー101の大部分はポケ
ット102から引き出される。その状態ではガイド13
3はポスト144の周囲を回転できるようになる。その
後にガイド133はコード105Cに蓄えられたエネル
ギーを使用することでジッパー形式にて略自由にコード
105A及び105Bを引っ張ることが可能になる。
【0042】図18はマットレス109がコード105
Cに蓄積されたエネルギーにより、ガイド133及びコ
ード105Aと105Bが前進してマットレス109が
最終的に上カバー101とシート111との間に固定さ
れる様を示している。前記の前進の結果としてコード1
05Cはその分だけ短縮されるが、上カバー101を固
定するためにガイド133に対して力を与えていること
が望まれる。ガイド133はコード105A及び105
Bをその場に安定的に保持するような自動ロックタイプ
であることも可能である。本装置及びマットレス109
はハンドル107を引っ張ることで床上にスライドさせ
ることができる。床上にくれば、装置とマットレス10
9はハンドル135を引っ張ることで移動可能となる。
ハンドル135は縫合部であるポイント137で縫合し
てマットレス109の端部のベース近辺で上カバー10
1又はシート111に取り付けられている。
【0043】図19において、装置100′の一端部か
らの下部コード105Bの取り付け部であるポイント1
06Bの部位が装置100′の反対側端部からのコード
105Cの取り付け部ともなっていることが望ましい。
図1から図15に示す実施例とは異なり、この変更例に
おいて本図面はさらにスレッド110がカバー101及
び101′を締め付けるのに不必要であることばかり
か、コード105と異なり、コード105A、105B
及び105Cもスレッド110を通過することはないこ
とを示している。ポケット102は前記実施例のように
シート111に取り付けられている。コード105B及
び105Cをシートや毛布等のベッドクロスの邪魔にな
らないようにするため、コード105B及び105Cは
シート111に隣接し、その端部の下に位置する強化リ
ップ内のシート111の下を通過しても構わない。説明
を簡単にするために図中には該リップを示していない。
【0044】スレッドを図19の実施例に含ませるなら
ば、そのようなスレッドはシート111の下部面に固定
されたスレッド110′でも構わないが。そのようなス
レッド110′は前記のようなスレッド110でも構わ
ないが、図12及び図13にて示すガイド溝115又は
止め具構造体(爪116等)を含む必要はない。
【0045】図20及び図21に示すように、ガイド1
33はポイント143にてその一端部にコード105C
が取り付けられているベース138を有している。カバ
ー139はベース138の残部のほとんどを覆って延び
ている。カバー139内にはガイド133全体に沿って
筒状壁部140が延びている。コード105A及び10
5Bは複数の該筒状壁部140の間の隙間を介して、取
り付け部ポイント143の近辺のガイド133に入って
いる。尚、(i)カバー139の底部とコード105A
及び105Bとの間の間隙が少ないこと、(ii)筒状
壁部140の望ましい形状であるカバーのアーチ形周辺
部、及び(iii)楔形止め具141を有している結果
として、コード105A及び105Bは絡み合うことは
なく、筒状壁部140に隣接して存在する。止め具14
1はガイド133の移動方向、すなわち、カバー101
が固定されるときにガイド133がマットレス109の
縁部に沿って移動する方向に狭くなっている。ガイド1
33をコード105A及び105Bに沿ってガイド13
3の出発点に引き戻すような力がガイド133にかかる
ならば、止め具141はコード105Aと105Bの係
止作用を行う歯部149を有するものであることが望ま
しい。しかしながら、止め具141はカバー139の開
口部150に配置可能であることも望ましいことであ
る。ピン142は開口部150を介して止め具141か
ら延びている。ピン142を掴み、止め具141をガイ
ド133の通常移動方向の反対側に引っ張ることによ
り、ガイド133がコード105A及び105Bに沿っ
て引き戻されるように、歯部149はコード105A及
び105Bから十分な距離を得ることができ、コード1
05Cを引き伸ばして避難者を本装置から脱出させ、装
置の再使用が可能となる。
【0046】さらに別な実施例においては、第1の変更
例の引き伸ばし済みコードはスレッドを通過して延びて
いる。この別例においては、引き伸ばし済みコードは該
スレッドの全長を移動しないことが望ましい。(図12
及び図13の部位128のごとき)横断分割部により、
上記コードは上記スレッドをその両端部において上方に
カーブさせる傾向を有している。図22に示すごとく、
弾性コード105C′がスレッド110′′の1分割部
内で伸ばされることが望ましい。本実施例において、コ
ード105C′は係止部であるポイント148にてスレ
ッド110′′に固定的に取り付けられ、溝部151に
沿って延びている。取り付け部ポイント148からコー
ド105C′は滑車147に延びて係合し、さらに滑車
146に延びて係合し、最後にポイント152にてスレ
ッド110′′から出てくる前に滑車145に延びて係
合する。コード105C′はその後に上カバー101の
取り付け部ポイント106Aに延びる。コード105
C′は望ましくはラッチ(図示せず)により固定される
ことで伸びたままの状態であり、上カバー101をポケ
ット102から引き出すことで開かれる。
【0047】スレッドを必要としない別の実施例を図2
3から図30にて説明する。図19のごとき前述の全実
施例の場合と同様に、上カバー101及び101′はそ
れらに取り付けられたハンドル108及び108′を引
くことでそれぞれのパウチ102から引き出される。そ
の前の装置の状態を図23にて説明する。
【0048】図23には、前述のごとくベッド枠125
上で使用するためのリッド121、溝部112及び溝カ
バー113を有するパウチ102を含むシート111′
が示されている。シート111′はさらにポケット10
2の背部に始まり、シート111′の各長手縁部のほぼ
全長にわたるリップ154を有している。止め具153
はリップ154のどちらかの端部から止め具153が滑
り落ちないように両端部に肉厚部分167を有している
ことが望ましいリップ154とスライド式に係合してい
る。輪状コード105Dは止め具153通って延びてい
る。輪状コード105Dは止め具153を通過し、カバ
ー113の下を溝部112に沿って延びており、ポケッ
ト102内部の接続ポイント106及び155にてカバ
ーシート101にそれぞれ取り付けられている。
【0049】図24に示すように、リップ154が縫合
部169によりシート111′の縁部のヘム(hem)
内部に固く押し込められたコード170により形成され
ている。リップ154はシート111′の各長手縁部に
平行であり、隣接している。各ポケット102の背後の
側縁部付近で、リップ154及びシート111′の縁部
はシートや毛布のごときベッドクロス具の邪魔にならな
いように止め具153及びリップ154を保持するフラ
ップ168によって覆われている。フラップ168の一
縁部は縫合部166によりシート111′に固定され、
他縁部はヘム171を有している。
【0050】また図25において、止め具153はテー
ブル状であり、C形状の横断面を有し、そのベース部全
長にわたり開口部158が延びている。開口部158は
縦方向で止め具153の全長にわたり延びている通路1
59と係合する。通路159はリップ154と実質的に
は同形状で、それよりも大きくなっている。止め具15
3及びリップ154はリップ154が開口部158を通
って通路159に押し入れられるように十分な柔軟性を
有した材料で作られている。通路159の上方で止め具
153の全長にわたって延びているのは通路160であ
る。通路160はコード105Dが通過できるように十
分に大きな断面を有している。
【0051】通路160の一端部には図25及び図26
にて示すように、通路160の該端部から止め具153
の中央上部にまでノッチ157が延びている。図26に
おいては、ノッチ157は止め具153の上部中央部に
向かって狭くなっている。その狭部により止め具153
はコード105Dに固定される。ノッチ157の幅広端
部から延び出ているコード105Dの部分を上方に引っ
張ると、コード105Dはノッチ157の内部に係止さ
れる。
【0052】止め具153がリップ154を解放してし
まうことなくノッチ157がコード105Dを堅持する
ようにリップ154、止め具153及びコード105D
の柔軟度調整に注意を要する。
【0053】さらに図26に示すように、異形止め具1
53′の上部は異形止め具153′の下部ほど長くはな
い。その結果、止め具153′内の通路160′は、止
め具153内の通路160よりも短くなる。同様に、ノ
ッチ157の狭部端部から止め具153′上部の反対側
端部までの距離は、止め具153の対応する距離よりも
短くなる。止め具153′により、さらに大きな力Fを
コード105Dにかけて、止め具がリップ154から外
れないようにノッチ157にコード105Dを保持させ
る。
【0054】図27から図30にかけては、フラップ1
68は説明を容易にするために図面から省略してある。
まず図27において、本実施例のハンドル108は上カ
バー101の自由端部には取り付けられず、その下部側
にその端から30cmほどの位置にて縫合して取り付け
られている。上カバー101の上部の約30cmは、ハ
ンドル108から逆方向に折り返されている。コード1
05Dは縫合によりポイント106及び155にて上カ
バー101に取り付けられており、ポイント106は上
カバー101の自由端から約60cmのところであり、
ポイント155は該端部付近である。ポイント155に
て取り付けられているコード105Dの部分は通路16
0のノッチ端部から延び出ており、そこからポイント1
55にて取り付けられるように逆方向に進行する。ポイ
ント106にて取り付けられたコード105Dの部分は
通路160の他端から延び出ており、直接的に取り付け
部ポイント106に向かっている。
【0055】図28に示すように、ハンドル108を引
いてシート101をさらに遠くに引っ張るに従って、止
め具153′はリップ154に沿ってマットレス109
の下方縁部の中央部に向かって移動する。
【0056】図29に示すように、上カバー101がポ
ケット102から全面的に引き出されたなら、止め具1
53′はリップ154に沿って相当な距離を移動したこ
ととなる。上カバー101の残余部分上に折り曲げられ
た上カバー101の部分は上カバー101の自由端の角
部を掴んで広げられ、上カバー101の最後の約30c
mほどが矢印に示すマットレス109の反対側端部方向
に前進する。
【0057】図30に示すように、図27、図28及び
特に図29にて図示した手順により止め具153′はリ
ップ154の略全長を前進する。その際に、取り付け部
のポイント155と止め具153′との間のコード10
5D部分は、短くなった止め具153′と取り付け部1
06の部分の分だけ長くなる。そして、上カバー101
はマットレス109及びシート111′の方向に引張ら
れたこととなる。
【0058】本発明のさらなる特徴は、図28から図3
0にかけて図示した実施例の特徴を図17から図21に
かけて図示した特徴と組み合わせたものとなっている。
本発明のこの特徴は図31から図33を使用して説明す
ることとする。
【0059】図31は上カバー101がマットレス10
9の下部から引き出され始めたところの装置の状態を示
している。上カバー101のハンドル108は上カバー
101の下側部に上カバー101の自由端から約30c
mのところで縫合して取り付けられている。上カバー1
01の約30cmはハンドル108から上カバー101
の残部上に逆方向に向かって折り返されている。コード
105Fはポイント106及び173にて縫合すること
で上カバー101の両縁部に取り付けられており、ポイ
ント173は上カバー101の自由端から約60cmの
ところで上カバー101の縁部に沿っており、ポイント
106は該端部から約30cmのところに位置してい
る。コード105Gはマットレス109の端部から約3
0cmのところで縫合部172にてシート111の縁部
に取り付けられている。コード105Gはさらに縫合部
173にても上カバー101に取り付けられている。コ
ード105F及び105Gは図20及び図21にて図示
したコード105A及び105Bと同様にガイド133
を通過する。コード105Eは縫合部155にて上カバ
ー101の自由端縁部に取り付けられており、さらにク
リップ174により止め具133の先端部に取り付けら
れている。
【0060】図32においては、上カバー101がハン
ドル108を引っ張ることによりさらに引っ張られるに
従い、ガイド133はコード105F及び105Gに沿
って同一方向に移動する。
【0061】図33において、上カバー101が全面的
に引き出されると、その折り曲げられた部分は開かれ
て、コード105E、105F及び105Gを充分に締
め付けることとなり、ガイド133はコード105F及
び105Gに沿って相当の距離を移動したこととなる。
【0062】上記実施例に代えて、別な実施例において
人103を柔軟材料製の1枚の上カバーシート101に
より覆うこともできる。該1枚の上カバーシート101
をマットレス109又はスレッド110の横断方向に引
き出すか、又はマットレス109又はスレッド110の
一端からマットレス109又はスレッド110の他端に
向けて引き出す。
【0063】前記のごとき1枚又は複数のシート101
をマットレス109又はスレッド110に対して押しつ
けるには、少なくとも1個の第1締付部、少なくとも1
個の第2締付部及び少なくとも1個の第3締付部を利用
してもよい。第1締付部によりシート101はマットレ
ス109又はスレッド110、又はシート111に固定
され、シート101は人103の大部分及びマットレス
109又はスレッド110又はシート111の上面の大
部分を覆う準備が整う。第2締付部によりマットレス1
09又はスレッド110又はシート111にさらに固定
されることとなり、第1締付部でマットレス109、ス
レッド110又はシート111のいずれに固定されるか
により選択決定される。第3締付部は第2締付部と連関
したものであり、人103をカバーシート101とマッ
トレス109の間、又は場合によりスレッド110又は
シート111との間に包み込む。どの場合にても、第1
締付部は縫合により置換可能であり、第2締付部はマッ
トレス109に取り付けられたクリップでも構よく、特
に第3締付部に連関するように採用される。
【0064】本発明のさらに別な実施例を図34から図
43を利用して詳細に解説する。図34においては、改
良型装置200は図1にて示すごとくに当初はベッド1
25上の人103を支持するマットレス109の下に置
かれている。柔軟材料製シート201の一部はマットレ
ス109の対応する端部の下方にアコーデオン式に折り
畳まれて収納されている。説明を単純化して理解を助け
るために、ベッドの片側及び一端部にのみ言及すること
にする。すなわち、一つのシート、一本のコード、一つ
の止め具及び一つのハンドルのみに言及する。しかし、
実際には装置200はマットレス109の両側において
実質的に対称となっている。また、人103の頭部用と
してのシートの穴部を除き、本装置200はマットレス
109の足部及び頭部端間にて対称であり、すなわち、
本装置200はマットレスの下方に存在し、該足部及び
頭部端からそれぞれ突き出ている1枚のシート、又はマ
ットレス109の下面下方で互いに接続され、使用中は
マットレス109の上面上方で相互に固定されるシート
201と同様の2枚のシートから構成されているもので
ある。同様に、本装置の長手縁部の各々に2本のハンド
ル206及び207が取り付けられていることが望まし
い。本装置200はさらに2本のコード202と20
3、2個の止め具204と205、及び2本のスロット
入りハンドル206(図示せず)と207を有してい
る。
【0065】実際の使用に際しては、ハンドル208を
掴むことにより、シート201のアコーデオン式に折り
畳まれた部分は、マットレス109の最も近い端部方向
に引っ張られ、さらに上方に引かれてそこを覆い、シー
ト201はマットレス109上を引っ張られてマットレ
ス109上に横たわる人を覆う。シート201の折り畳
み方法の特徴は、マットレス(図35に図示)上の人の
上に引かれても、最後の折り畳み部分がそのまま残るこ
とである。その後にシート201の自由端を掴み、マッ
トレス109の他端方向に引張ることにより、各コード
202及び203の大部分はそれぞれ対応する止め具2
04及び205を通過し、各コード202及び203の
下部端はそれぞれ対応するハンドル209(図示せず)
及び210に可動に取り付けられ、その結果として人は
シート201とマットレス109(図36に図示)との
間に安定固定的に包み込まれる。人を安定的に搭載した
マットレス109をベッド125から取り外すためにハ
ンドル206(図示せず)及び207を掴むことができ
る。
【0066】シート201は、ポリエステル強化ビニー
ル製であることが望ましい。スタフチェック20(商
標)が適した材料である。シート201は共に使用され
るマットレス109の下面の大きさとだいたい同じであ
る。(もちろん、2枚を合わせたものではなく1枚のシ
ートが使用される場合はマットレスの約2倍の長さとな
る。)使用前にはシート201はマットレス109の下
面の約半分より下に置かれる。マットレス109の一端
部下方のシート201の部分はアコーデオン式に折り畳
まれて収納されている。
【0067】ハンドル208を引っ張るとシート201
の両縁部はマットレス109の両縁部から引き離される
こととなる。バッタン(batten)209は止め具
204及び205に取り付けられている。バッタン20
9は約1/8インチの厚みであり、3/2インチの幅を
有する半剛体プラスチック製であることが望ましい。バ
ッタン209はハンドル208が引かれる際にシート2
01を全幅にわたって広げておく役割を果たす。
【0068】図37及び図41においては、スロット入
りハンドル207は一般的にC形状であり、約7インチ
の長さを有する射出成型プラスチック製であることが望
ましく、ハンドグリップ210を含むものである。該ハ
ンドル207はシート201の対応する下側部に平行に
取り付けられており、使用に際して本装置200が配置
されたときにハンドル207はマットレス109の端部
から約20インチのところに位置している。スロット入
りハンドル207のボア部211はその長手方向軸に対
して平行である。ボア部211はスリット入りハンドル
207の一端部まで完全に延びており、ボア部211の
直径は共に使用される対応するコード202の直径より
も大きい。開口部212はハンドル207のベース部か
らボア部211まで延びている。開口部212の幅はコ
ード202の直径よりは大きく、ボア部211の直径よ
りは小さい。
【0069】ハンドル207は、シート201の縁部よ
り数インチのところでシート201に取り付けられてい
ることが望ましく、コード202の引っ張り端部に向か
ってハンドル207はマットレス109の下方でシート
201の下部から引き出される。ハンドル207をその
位置に取り付けると、装置200が使用されるまでハン
ドル207はシート201の下に保持され、ベッドクロ
ス等及びベッド125の邪魔にならないようにされてい
る。ハンドル207をシート201の縁部から引き戻す
とコード202はシート201がパウチ213から引き
出される際にマットレス109の角部を容易に通過する
ことが可能となる。
【0070】止め具205は射出成型プラスチック製チ
ューブであり、シート201の対応する側縁部に、シー
ト201に沿って測った場合に、対応するスリット入り
ハンドル207よりもシート201の端部に対して約6
0インチほど近くに取り付けられている。各止め具20
5の長手方向開口部はその全長にわたり延びており、共
に使用されるコード202が該開口部を通過するのに充
分な大きさを備えている。前記止め具は図25に図示し
た止め具と通常は同一の形状で構わない。他の適した形
状の止め具でも当然ながら使用可能である。
【0071】コード202は、直径が約1/8インチで
あり、高張力材料製であることが望ましい。コード20
2の上部端は、シート201の対応する角部に縫合され
ている。コード202の他端は対応する止め具205の
長手開口部を通過して延びており、対応するスリット入
りハンドル207の開口部212に挿入され、ボア部2
11に沿って延びており、その端部から出て、開口部2
12及びボア部211からの引き出しに抗して固定され
ている。可能であるならば、変形可能となるまで挿入端
部を加熱し、さらに変形可能なうちにその厚み増加及び
平坦化を行って引き出し防止措置をとり、その直径が前
記スリット入りハンドル207のスリット212幅より
は大きくて、ボア部211よりは大きくならないように
する。代案として、引き出し防止をするために、コード
202の挿入端にナットを固定することもできる。該構
造により、コード202及び203の下部端部はシート
201及びマットレス109の底部外縁部付近にて対応
するスロット入りハンドル206及び207のボア部2
15及び211内に可動な状態で固定される。
【0072】図38においては、使用前にシート201
はトレー型パウチ213内に折り畳まれている。パウチ
213は上から下まで約1/2インチの厚さであり、射
出成型プラスチック製であることが望ましい。マットレ
ス109の端部から最も離れたパウチ213の一上部面
に沿って、シート201はパウチ213の上部とパウチ
カバー218の底部面との間を通過する。この部位にお
いてパウチカバー218はシート201の上部面に縫合
されている。
【0073】面217の付近で、パウチ213の溝部2
19は実質的に面217の全長にわたり延びている。ス
タフチェック20(商標名)のストリップ(stri
p)221の縁部220は溝部219に対して平行にシ
ート201の底部面に縫合されている。ストリップ22
1は溝部219内に挿入されるような峰部を形成するた
めにひだが付けられる。ストリップ221の他縁部22
2はシート201の底部面に縫合され、ストリップ22
1の必要とされるひだを保存する。ストリップ221の
代用として、絞り可能な材料製のコードを溝部219に
挿入される峰部形成に使用しても構わない。
【0074】図39においては、パウチ213の前面2
23はその面223の実質的全部にわたって走る溝部2
24を含んでいる。カバー218はシート201のアコ
ーデオン式に折り畳まれた部分の上及び面223の上に
延びている。カバー218は前面223に充分に重な
り、直径3/16インチのリップ(rip)コード22
5を溝部224上に延びるカバー218の部分に対して
配置することが可能であり、カバー218の該部分と共
に溝部224内に挿入される。溝部224はパウチ(ポ
ケット)213の側部を回って延びている。リップコー
ド225及びカバー218を溝部224に挿入するとと
もに、溝部219内にひだ付きストリップ221を挿入
すると、シート201のアコーデオン式に折り畳まれた
部分を埃から保護し、さらに毛布やマットレスカバー等
のベッド掛け具の邪魔にならないようにすることができ
る。
【0075】リップコード225を容易に掴んで引っ張
ることができるようにパウチ213はマットレス109
の端部に充分近く配置すべきである。シート201は、
リップコード225を引っ張り、シート201の端部か
ら1巻分後ろに取り付けられているループ状コードハン
ドル208を掴むことにより、シート201をポケット
213からマットレス109上の人の上に引き出される
べく露出させることができるようにパウチ213内で折
り畳まれているべきである。その後パウチ213はひだ
入りストリップ221から引き抜き可能となる。使用前
の本装置の安定性確保、及び使用中の本装置200から
のパウチ213の取り外しは、望ましくはベルクロ(商
標)を使用してベッド125に取り付けられているパウ
チ213により達成される。
【0076】ハンドル207をシート201に取り付
け、取り付けたハンドル207を収容する方法を図40
から図43を使用して説明する。ハンドル207付近に
てシート201はハンドル207をベッド125に横た
え、シート201がハンドル207と重なり、覆うのに
充分な幅を有している。(図43参照。)シート201
の縁部から約1インチ分はヘム状物を作り出すように折
り曲げられる(図示しない)。該ヘム部はハンドル20
7のスロット状開口部228及び229内に挿入され
る。スロット228及び229はポイント230及び2
31にて広げられ、該ヘム部の閉端部と開端部との間に
だぼ(dowel)232を挿入するようになってい
る。ハンドル207の穴233内にねじ込まれたねじ
(図示せず)と共に、だぼ232はハンドル207をシ
ート201に固定する。
【0077】上記のごとき改良型の様々な変更は可能で
ある。たとえば、シート201はハンドル207同様に
マットレス109にも取付が可能であり、装置200が
パウチ213を含まないときには特にその可能性が高く
なる。
【0078】図44及び45において示すように、ハン
ドル、引っ張りコードファスナー、スレッド部分等々を
含むプラスチック成型部品は熱風冷却ステーキング(h
otair cold staking)として知られ
る技術を活用して主要なスタフチェック(Staphc
hek)繊維に取り付けることも便利である。この工程
において、プラスチック部品250はスタブ(雄)ピー
ス251及び合致する開口部分252(雌)を有してい
る。繊維253は該スタブ及び開口部間にサンドイッチ
状態となっており、該スタブ251は該繊維を通過し、
さらに開口部分252を通過して突出する(図44及び
図45参照)。熱風が該スタブ251に対して柔らかく
なるまで(普通約5秒間)吹きつけられる。その後、
「冷却ステーク」処理によりスタブを開いた部分に平坦
化し、前記繊維をその場に永久的に保持するように硬化
させる。
【0079】連続的シームソニック溶着(contin
uous seam sonicwelding)によ
り繊維にシームを形成し、シート状プラスチック部材
(ジップロッククロージャー等)を繊維に溶着するのも
便利な手段である。そのような技術により、パネルの包
装体は密閉シールされ、本装置の不使用時に、こぼれた
液体及び埃等がマットレス下方の包装体内に入りこむの
を防止する。
【0080】図47は図46に示す装置の角部の略図的
部分斜視図を示しており、折られたシート201が同じ
ポケット内に緩く保持されたコード202と共に存在す
る様子を表している。
【0081】図48は本発明の一実施例の略図的部分斜
視図を示しており、図34に示す装置の特徴を表してい
る。本図面は使用状態(マットレス及び患者は説明を容
易にするために省略)の装置を示している。
【0082】テアストリップ(tear−strip)
305は埃、液体等が侵入しないように完全ユニットカ
バー308を密封するよう、ジップロッククロージャー
306及び307と作用するユニット縁部の周囲に提供
されている。カバー308はまたハンドル206及び2
07を安全な位置に維持する役割を果たし、通常の病院
の仕事の邪魔にならないようにしている。
【0083】図46は本装置の略図的部分斜視図であ
り、非使用時の完全に畳まれた本装置の状態を示してい
る。このユニットは通常はマットレスの下に敷かれ、ベ
ッドの上部に置かれている。
【0084】通常においては、図46に示すユニットを
容易に取り外せるようにベッドに取り付けることが望ま
しいが、分解せずともベッドの頭部及び足部の下方のス
ペースの清掃が完全に可能であることがさらに望まし
い。
【0085】前記構造を可能にする便利な手段は、図4
9及び図50にて示すように、接着剤、ねじ、又は他の
便利な手段によりベッドに取り付け可能な受け台(cr
adle)ユニットを使用することである。これは、図
49及び図50の部分側面図及び平面図にて示すよう
に、受け台320及びスナップインピン(snap−i
n pin)装置により簡単に実施可能となる。スレッ
ド部品110の底部においてベッドのペルビス(pel
vis)部分方向に向かって搭載されているバネ付きベ
ベルピン(bevelled pin)300はダブル
テーパースロット304とスライド式に係合している。
【0086】図49及び図50に示す実施例はスリット
入り突出部305により提供される戻り止め、又は係止
手段でダブルテーパースロット304と作用する接続ピ
ンを設けている。隣接する円筒状スレッドホイール30
6もまたスロット307内にスライド挿入される。特徴
的には、ベッドに取り付けられる受け台320は約6ミ
リの厚さを有しており、よって本発明のスレッドユニッ
トがベッドに使用されるか否かにかかわらずベッドの通
常使用の障害となることはない。
【0087】以上、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、数多くの変更、改良及び変形が十分に可
能であり、それら全ての変更、改良及び変形をも含むも
のであることをここに明言するものである。
【0088】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
避難対象者の身体に対して不適当又は余剰な圧迫を加え
ることがなく、又、病院火事の際等にストラップ等の使
用が患者の避難救助準備を遅滞させることのない歩行不
能者又は寝たきりの人用の避難救助装置を提供すること
ができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の避難装置の使用法を示す斜視図であ
る。
【図2】 本発明の避難装置の使用法を示す斜視図であ
る。
【図3】 本発明の避難装置の使用法を示す斜視図であ
る。
【図4】 図3の本発明避難装置の変形を示す斜視図で
あり、全装備を施した使用状況を示す図である。
【図5】 図4の避難装置の分解斜視図である。
【図6】 図1の避難装置からマットレスを除いた部分
の平面図である。
【図7】 図6のA−A線で切断した断面図である。
【図8】 図6の装置の下部左端角部の詳細を示す平面
図である。
【図9】 シートをマットレスに固定する様子を示す部
分斜視図である。
【図10】 シートをマットレスに固定する様子を示す
部分斜視図である。
【図11】 シートをマットレスに固定する様子を示す
部分斜視図である。
【図12】 図1、図2及び図3の実施例装置の巻き上
げに便利なスレッドの平面図である。
【図13】 図1、図2及び図3の実施例装置の巻き上
げに便利なスレッドの側面図である。
【図14】 図12及び図13に示すスレッドの詳細を
示す平面図である。
【図15】 図14のB−B線で切断した断面図であ
る。
【図16】 図8に示す装置部分の変更例の詳細を示す
平面図である。
【図17】 図16に示す装置の使用中の状態を示す部
分斜視図である。
【図18】 図16に示す装置の使用中の状態を示す部
分斜視図である。
【図19】 図16、図17及び図18に示す装置の分
解斜視図である。
【図20】 図17及び図18の装置部分の一部の詳細
な側面図である。
【図21】 図20のC−C線で切断した断面図であ
る。
【図22】 本発明において使用するスレッドの一部を
詳細に示す部分平面図である。
【図23】 図16に示す装置部分の変更例を示す部分
平面図である。
【図24】 図23のD−D線で切断した断面図であ
る。
【図25】 図23及び図24に示す止め具の詳細な平
面図である。
【図26】 図25に示す止め具の変更例を示す側面図
である。
【図27】 シートをマットレスに固定させる手順を示
す斜視図である。
【図28】 シートをマットレスに固定させる手順を示
す斜視図である。
【図29】 シートをマットレスに固定させる手順を示
す斜視図である。
【図30】 シートをマットレスに固定させる手順を示
す斜視図である。
【図31】 シートをマットレスに固定させる手順を示
す側面図である。
【図32】 シートをマットレスに固定させる手順を示
す側面図である。
【図33】 シートをマットレスに固定させる手順を示
す側面図である。
【図34】 上記の全図に示す本発明の改良に関する避
難装置の使用法を示す斜視図である。
【図35】 上記の全図に示す本発明の改良に関する避
難装置の使用法を示す斜視図である。
【図36】 上記の全図に示す本発明の改良に関する避
難装置の使用法を示す斜視図である。
【図37】 図34、図35及び図36に示す避難装置
からパウチとマットレスを取り外したものの部分平面図
である。
【図38】 図37のE−E′線で切断したパウチカバ
ー付きのものの断面図である。
【図39】 図38の装置のF部分の詳細を示す側面図
である。
【図40】 図34から図39にかけて示す装置の一部
であるハンドルの側面図である。
【図41】 図40に示すハンドルの平面図である。
【図42】 図40に示すハンドルの一端部を示す正面
図である。
【図43】 図37のG−G′線で切断した端部断面図
である。
【図44】 布に部材を取り付ける一手段を示す斜視図
である。
【図45】 布に部材を取り付ける一手段を示す斜視図
である。
【図46】 本装置の1好適実施例を示す図である。
【図47】 本装置の1好適実施例を示す図である。
【図48】 本装置の1好適実施例を示す図である。
【図49】 本装置をベッドに取り外し自由に係留する
手段の変更例を示す断面図である。
【図50】 本装置をベッドに取り外し自由に係留する
手段の変更例を示す側面図である。
【符号の説明】
100 避難救助装置 101 上カバー(シート) 102 パウチ(ポケット) 103 人 105 コード 106 縁部ポイント 107 ハンドル 108 ハンドル 109 マットレス 110 スレッド(シート手段) 111 シート 112 ガイド溝部 123 開口部 129 車輪 131 軸 133 ガイド 134 ポイント 153 止め具 207 ハンドル 208 ハンドル 210 ハンドル 300 ベベルピン(係合ピン) 305 爪手段 307 スロット 320 受け台

Claims (53)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歩行不能者用避難装置であって、 マットレスとの間で人を包み込むためのシート手段と、 該マットレスに対して該シート手段を安定的に押えつけ
    る固定手段とを有していることを特徴とする歩行不能者
    用避難装置。
  2. 【請求項2】 歩行不能者用避難装置であって、 人を覆うのに使用するカバー手段と、 該カバー手段に取り付けられ、表面上で人を支持して移
    動するのに使用する支持移動手段とを有していることを
    特徴とする歩行不能者用避難装置。
  3. 【請求項3】 歩行不能者用避難装置であって、 人を覆うのに使用するカバー手段と、 該カバー手段に取り付けられた包み込み手段と、 該包み込み手段に取り付けられ、前記人を該包み込み手
    段との間に安定的に包み込む固定手段とを有しているこ
    とを特徴とする歩行不能者用避難装置。
  4. 【請求項4】 前記マットレスの下部に配置し、本装置
    を表面上で移動する移動手段を有していることを特徴と
    する請求項1記載の歩行不能者用避難装置。
  5. 【請求項5】 前記シート手段は柔軟材料製の少なくと
    も1枚のシートからなり、前記固定手段は少なくとも1
    つの第1固定部材と、少なくとも1つの第2固定部材
    と、少なくとも1つの第3固定部材とを有しており、該
    第1固定部材は前記シート手段を前記マットレスに固定
    し、該シート手段が前記人の大部分と該マットレスの大
    部分を覆い、該第2固定部材は該マットレスに固定され
    ており、該第3固定部材は該第2固定部材と作用して前
    記人を該マットレスと前記シート手段との間に包み込む
    ことを特徴とする請求項1記載の歩行不能者用避難装
    置。
  6. 【請求項6】 前記シート手段は柔軟材料製の少なくと
    も1枚のシートからなり、前記固定手段は少なくとも1
    つの第1固定部材と、少なくとも1つの第2固定部材
    と、少なくとも1つの第3固定部材とを有しており、該
    第1固定部材は前記シート手段を前記移動手段に固定
    し、該シート手段が前記人の大部分と該移動手段の上表
    面の大部分を覆うように為し、該第2固定部材は該移動
    手段に固定されており、該第3固定部材は該第2固定部
    材と作用して前記人を該移動手段と前記シート手段との
    間に包み込むことを特徴とする請求項4記載の歩行不能
    者用避難装置。
  7. 【請求項7】 前記シート手段の少なくとも一部は前記
    マットレスの基部に保管されるように配置されているこ
    とを特徴とする請求項5又は6記載の歩行不能者用避難
    装置。
  8. 【請求項8】 前記配置は前記シート手段の一部のアコ
    ーデオン式折り畳みによるものであることを特徴とする
    請求項7記載の歩行不能者用避難装置。
  9. 【請求項9】 前記シート手段の一部は前記マットレス
    の下部に存在することを特徴とする請求項7又は8記載
    の歩行不能者用避難装置。
  10. 【請求項10】 前記移動手段は低摩擦性柔軟材料製の
    少なくとも1枚のシートからなり、前記マットレスの下
    部面の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする請
    求項2、4、6、7、8又は9記載の歩行不能者用避難
    装置。
  11. 【請求項11】 前記低摩擦材料はテフロンからなるこ
    とを特徴とする請求項10記載の歩行不能者用避難装
    置。
  12. 【請求項12】 前記移動手段は回転手段及び該回転手
    段の搭載手段を有していることを特徴とする請求項2、
    4、6、7、8又は9記載の歩行不能者用避難装置。
  13. 【請求項13】 前記回転手段は複数の車輪−軸構造体
    を有していることを特徴とする請求項12記載の歩行不
    能者用避難装置。
  14. 【請求項14】 前記搭載手段は剛体材料製の少なくと
    も1枚のシートからなり、その下面に複数の車輪−軸構
    造体を有していることを特徴とする請求項12記載の歩
    行不能者用避難装置。
  15. 【請求項15】 前記剛体材料製のシートは分割され、
    該シートが前記マットレスの形状と合致するようになっ
    ていることを特徴とする請求項14記載の歩行不能者用
    避難装置。
  16. 【請求項16】 前記剛体材料製シートは射出成型プラ
    スチック製であることを特徴とする請求項14又は15
    記載の歩行不能者用避難装置。
  17. 【請求項17】 前記車輪−軸構造体の車輪はナイロン
    製であることを特徴とする請求項13記載の歩行不能者
    用避難装置。
  18. 【請求項18】 前記移動手段はさらにブレーキ手段を
    有していることを特徴とする請求項4、6、7又は8記
    載の歩行不能者用避難装置。
  19. 【請求項19】 前記搭載手段は剛体材料製のシートを
    有しており、前記ブレーキ手段は下部面に搭載された高
    摩擦材料部位を有していることを特徴とする請求項18
    記載の歩行不能者用避難装置。
  20. 【請求項20】 前記カバー手段は少なくとも1本のス
    トラップを含んでいることを特徴とする請求項3記載の
    歩行不能者用避難装置。
  21. 【請求項21】 前記カバー手段はウエビング(web
    bing)を有していることを特徴とする請求項3記載
    の歩行不能者用避難装置。
  22. 【請求項22】 前記カバー手段は柔軟材料製の少なく
    とも1枚のシートを有していることを特徴とする請求項
    3記載の歩行不能者用避難装置。
  23. 【請求項23】 前記カバー手段の少なくとも一部はマ
    ットレスの基部に保管されるように配置されていること
    を特徴とする請求項3、20、21又は22記載の歩行
    不能者用避難装置。
  24. 【請求項24】 前記配置は前記カバー手段の一部のア
    コーデオン式折り畳みによるものであることを特徴とす
    る請求項23記載の歩行不能者用避難装置。
  25. 【請求項25】 前記カバー手段の一部は前記マットレ
    スの下方に存在することを特徴とする請求項24記載の
    歩行不能者用避難装置。
  26. 【請求項26】 前記ハンドル手段はコードを有してお
    り、前記固定手段は該コードが引っ張られるときに隣接
    するマットレス角部を越えて移動させるガイド手段を有
    していることを特徴とする請求項3、20、21、2
    2、23又は24記載の歩行不能者用避難装置。
  27. 【請求項27】 前記ガイド手段は少なくとも1つのル
    ープと、少なくとも1つの第1ガイド溝部とを有してお
    り、該ループは前記カバー手段に取り付けられており、
    該第1ガイド溝部は前記角部の下部に存在しており、前
    記コードが引っ張られると該コードが該第1ガイド溝部
    から抜け出し、さらに前記ループを抜け出し、前記装置
    の反対側に向かって移動するように形成されていること
    を特徴とする請求項26記載の歩行不能者用避難装置。
  28. 【請求項28】 前記少なくとも1つのループは前記カ
    バー手段上に配置されており、よって、使用の際には前
    記コードがマットレスの上面の一縁部の基部に存在する
    ことを特徴とする請求項27記載の歩行不能者用避難装
    置。
  29. 【請求項29】 前記ガイド手段は複数のループを有し
    ており、該ループは前記カバー手段に取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項26記載の歩行不能者用避難
    装置。
  30. 【請求項30】 前記複数のループは、前記カバー手段
    上に配置され、使用の際には前記少なくとも1本のコー
    ド手段がマットレスの上面の一縁部の基部に配置されて
    いることを特徴とする請求項29記載の歩行不能者用避
    難装置。
  31. 【請求項31】 前記固定手段は前記カバー手段の下方
    に前記少なくとも1本のコード手段に作用する引っ張り
    手段をさらに有しており、該引っ張り手段は該少なくと
    も1本のコード手段を側部に沿って通過させるための少
    なくとも1つの第2ガイド溝部を有していることを特徴
    とする請求項30記載の歩行不能者用避難装置。
  32. 【請求項32】 前記引っ張り手段は前記コードと作用
    する少なくとも1つの止め具をさらに有しており、前記
    人に対して前記カバー手段の張りを維持していることを
    特徴とする請求項31記載の歩行不能者用避難装置。
  33. 【請求項33】 前記引っ張り手段は前記コードから延
    び出ている抑止手段をさらに有しており、該コードが前
    記第2ガイド溝部内に移動することを抑止し、前記人に
    対する前記カバー手段の張りを制限していることを特徴
    とする請求項32記載の歩行不能者用避難装置。
  34. 【請求項34】 前記固定手段は剛体材料製の少なくと
    も1枚のシート内に設けられていることを特徴とする請
    求項31、32又は33記載の歩行不能者用避難装置。
  35. 【請求項35】 前記固定手段はその底面にその下方の
    表面上で本装置を移動するための移動手段を有している
    ことを特徴とする請求項34記載の歩行不能者用避難装
    置。
  36. 【請求項36】 前記剛体材料製のシートは前記マット
    レスの形状に合致するように分割されていることを特徴
    とする請求項34又は35記載の歩行不能者用避難装
    置。
  37. 【請求項37】 前記剛体材料製シートは射出成型プラ
    スチック製であることを特徴とする請求項34、35又
    は36記載の歩行不能者用避難装置。
  38. 【請求項38】 寝たきりの人を移送するための救助又
    は避難装置であり、必要とされるまでベッドマットレス
    の下に保管されるものであって、 およそマットレスと同じ大きさであって、該マットレス
    の下に敷かれる中央シート部と、 該中央シート部の足部端及び頭部端に各々配置されたパ
    ネル部とを有し、 該パネル部は非使用時には該マットレスの下に畳まれた
    ままであり、必要時には広げられて該マットレスの頭部
    端及び足部端を覆うことで前記人の上に広げられ、該マ
    ットレスの中央部にてそれとの係合部分をその場で取外
    し可能に固定する固定手段と係合して前記人の上に保持
    パネルを形成するものであり、 前記頭部端には該人の頭部用の開口部が設けられてお
    り、 さらに、前記保持パネルを下方の中央に敷かれたシート
    方向に引張るために採用されているストランド操作手段
    を有しており、前記マットレスに対して前記保持シート
    を締めてその内部に前記人を保持し、 前記ストランド操作手段は本装置の両側の前記足部端パ
    ネルの前方移動縁部及び中央シート部を仲介する足部端
    パネルの縁部に存在する第1係止ポイントに取り付けら
    れているストランドを有しており、 該ストランドは前記中央シートに取り付けられたガイド
    を通過し、前記前方移動縁部に隣接した前記足部端パネ
    ル上の第2係止ポイントにて終結しており、 前記足部端パネルが前記人の上に引張られて前記頭部端
    パネルの前記係合部に固定されたとき、両側の前記スト
    ランドは前記マットレスに沿って長手方向に引張られ、
    前記第1及び第2の係止ポイントはさらに引張られて離
    れ、前記中央シートの側縁部は前記足部端及び頭部端シ
    ートにより形成される前記保持シートの隣接する側部縁
    方向に引っ張られ、前記人を前記マットレスに対して安
    定的に保持することを特徴とする寝たきりの人を移送す
    るための救助又は避難装置。
  39. 【請求項39】 前記中央シートに取り付けられた前記
    ガイドは該シートの縁部に沿って可動であり、使用中に
    は前記ストランドを締め付ける役目を果たすことを特徴
    とする請求項38記載の寝たきりの人を移送するための
    救助又は避難装置。
  40. 【請求項40】 前記ガイドは前記中央シートの一縁部
    を形成するビーズ(bead)に沿って移動するように
    採用されているスロット入りランナー部を有しており、
    該ガイドは前記ストランド用の通路を含んでおり、使用
    時には該ガイドを介して該ストランドを移動させること
    を特徴とする請求項39記載の寝たきりの人を移送する
    ための救助又は避難装置。
  41. 【請求項41】 前記頭部及び足部パネルは使用時には
    前記マットレスの中央部位を横断して部分的に重なり合
    うことを特徴とする請求項38、39又は40記載の寝
    たきりの人を移送するための救助又は避難装置。
  42. 【請求項42】 前記保持パネルを前記マットレスを横
    断して締めるように引っ張るとき、前記ストランドを留
    める止め手段をさらに有していることを特徴とする請求
    項38記載の寝たきりの人を移送するための救助又は避
    難装置。
  43. 【請求項43】 マットレス、ストレッチャー等の水平
    な横たわり手段に固定して使用するように採用される歩
    行不能者用避難装置であって、 人を覆うのに使用する少なくとも2枚のシートと、 少なくとも2対のコードとを有しており、該各対のコー
    ドは該少なくとも2枚のシートの対応する位置に固定的
    に取り付けられ、さらに、該少なくとも2枚のシートの
    対応する位置に取り付けられたハンドルに滑走可能に取
    り付けられ、 さらに、前記コードに作用し、前記人を前記シートとの
    間に安定的に包み込む固定手段を有しており、 該固定手段は前記コードの各対ごとに少なくとも2つの
    止め具を有しており、該止め具の各々は前記少なくとも
    2枚のシートのうちの1枚の対応する縁部に固定されて
    おり、前記少なくとも4本のコードの対応する1本の移
    動のための開口部を有していることを特徴とする歩行不
    能者用避難装置。
  44. 【請求項44】 支持具上の歩行不能者用避難又は救助
    装置であって、 人の略全体を覆うための少なくとも1枚のシートと、 該シートと前記支持具との間に人を包みための少なくと
    も1本のコードと、 該シートの対応する第1部位に取り付けられており、該
    支持具の上部面に沿って使用されるように設けられてい
    る少なくとも1つの止め具とを有していることを特徴と
    する支持具に横たわる歩行不能者用避難又は救助装置。
  45. 【請求項45】 前記シートの横断軸に平行に該シート
    に取り付けられたバッタン(batten)をさらに有
    しており、 該バッタンは本装置の使用時には前記支持具の全幅にわ
    たり該シートを広げた状態に保つ役目を果たしているこ
    とを特徴とする請求項44記載の支持具上に横たわる歩
    行不能者用避難又は救助装置。
  46. 【請求項46】 寝たきりの人を移送するための救助又
    は避難装置であり、必要とされるまでベッドマットレス
    の下に保管されるものであって、 マットレスとほぼ同じ大きさでマットレスの下に敷かれ
    る中央シート部と、 該中央シート部の足部端及び頭部端の各々に配置された
    パネル部とを有し、 該パネル部は非使用時には該マットレスの下に畳まれた
    ままであり、必要時には広げられて該マットレスの頭部
    端及び足部端を覆うことで前記人の上に広げられ、該マ
    ットレスの中央部にてそれとの係合部分をその場で取外
    し可能に固定する固定手段と係合して前記人の上に保持
    パネルを形成するものであり、 前記頭部端には該人の頭部用の開口部が設けられてお
    り、 さらに、前記保持パネルを下方の中央に敷かれたシート
    方向に引っ張るために採用されているストランド操作手
    段を有しており、 前記マットレスに対して前記保持シートを締めてその内
    部に人を保持し、 前記ストランド操作手段は本装置の両側の前記足部端パ
    ネルの前方移動縁部及び中央に横たわるシート部に隣接
    する足部端パネルの両側縁部の2つの係止ポイント及び
    仲介ガイドに取り付けられたストランドを有しており、 前記足部端パネルが前記人の上に引っ張られて前記頭部
    端パネルの前記係合部に固定されたとき、両側の前記ス
    トランドは前記マットレスに沿って長手方向に引っ張ら
    れ、前記2つの係止ポイントはさらに引っ張られて離れ
    てゆき、前記中央シートの側縁部は前記足部端及び頭部
    端シートにより形成される前記保持シートの隣接する側
    部縁方向に引張られ、前記人を前記マットレスに対して
    安定的に保持することを特徴とする寝たきりの人を移送
    するための救助又は避難装置。
  47. 【請求項47】 前記ストランド操作手段は本装置の両
    側にストランドを有しており、 該ストランドは前記足部端パネルの前方移動縁部に隣接
    した該足部端パネルの縁部の第1係止ポイントに取り付
    けられており、さらに該足部端パネルの前記前方移動縁
    部と前記中央シート部縁部を仲介する前方端部パネルに
    取り付けられたガイドを通過していることを特徴とする
    請求項46記載の寝たきりの人を移送するための救助又
    は避難装置。
  48. 【請求項48】 本装置の前記頭部端パネルには両側に
    ストランド操作手段が同様に設けられていることを特徴
    とする請求項47記載の寝たきりの人を移送するための
    救助又は避難装置。
  49. 【請求項49】 前記シート手段は、本装置をベッドに
    対して取外し自由に搭載するための搭載手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の歩行不能者用避難装置。
  50. 【請求項50】 前記シート手段に設けられた係合ピン
    は、その下部端に外側が太くなっている部位を有してお
    り、該先太り部位は受け台内の整合する垂直方向にて先
    細となるスロットと係合するように設けられており、該
    スロットは前記ベッドに対して横方向に配置されている
    ことを特徴とする請求項49記載の歩行不能者用避難装
    置。
  51. 【請求項51】 前記スロットは前記係合ピンを容易に
    挿入できるように横方向に広がるように傾斜が設けられ
    ていることを特徴とする請求項50記載の歩行不能者用
    避難装置。
  52. 【請求項52】 前記係合ピンは前記上部ベースユニッ
    ト内の停止位置から下方に延びている負荷位置にまで移
    動できるようにバネが配されており、該ばねは前記先太
    端部が前記受け台の垂直方向にて先細となるスロットと
    堅固に接触するように該係合ピンを上方に押し上げてい
    ることを特徴とする請求項50記載の歩行不能者用避難
    装置。
  53. 【請求項53】 前記下部受け台内の前記スロットには
    本装置をベッドに使用している際に前記スロット内の前
    記係合ピンの取外し可能な保持を為す少なくとも1つの
    爪手段が提供されていることを特徴とする請求項52記
    載の歩行不能者用避難装置。
JP4222954A 1991-08-22 1992-08-21 歩行不能者用避難装置 Pending JPH05192369A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CA2049701 1991-08-22
CA002049701A CA2049701A1 (en) 1991-08-22 1991-08-22 Evacuation or rescue device for a non-ambulatory person

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05192369A true JPH05192369A (ja) 1993-08-03

Family

ID=4148236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4222954A Pending JPH05192369A (ja) 1991-08-22 1992-08-21 歩行不能者用避難装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JPH05192369A (ja)
KR (1) KR930003889A (ja)
CA (1) CA2049701A1 (ja)
TW (1) TW242114B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229034A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Paramount Bed Co Ltd マットレス
WO2008013239A1 (fr) * 2006-07-26 2008-01-31 Paramount Bed Co., Ltd. Housse de matelas pour un transport en cas d'urgence
CN102186445A (zh) * 2008-06-06 2011-09-14 克里斯托弗·凯纳蒂 疏散用床垫

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100339064B1 (ko) * 2000-06-16 2002-05-31 홍완기 안전헬멧

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007229034A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Paramount Bed Co Ltd マットレス
WO2008013239A1 (fr) * 2006-07-26 2008-01-31 Paramount Bed Co., Ltd. Housse de matelas pour un transport en cas d'urgence
JPWO2008013239A1 (ja) * 2006-07-26 2009-12-17 パラマウントベッド株式会社 災害時搬送用マットレスカバー
CN102186445A (zh) * 2008-06-06 2011-09-14 克里斯托弗·凯纳蒂 疏散用床垫

Also Published As

Publication number Publication date
KR930003889A (ko) 1993-03-22
TW242114B (ja) 1995-03-01
CA2049701A1 (en) 1993-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5249321A (en) Evacuation or rescue device for a non-ambulatory person
CA2727130C (en) Evacuation mattress
US5076288A (en) Double-lock friction fastener system
US4396013A (en) Support and guide strap
USRE35468E (en) Patient transfer device
US6908131B2 (en) Aid for lifting and carrying a mass/object
US5317770A (en) Emergency stretcher and temporary bed
US4742821A (en) Patient restraint apparatus
US8214975B2 (en) Adjustable length litter strap assembly
US8099809B2 (en) Mattress
US12029696B2 (en) Cradle lift assist harness
US5540239A (en) Child restraint
US4945583A (en) Device for transporting disabled or sick persons
US5522404A (en) Adjustable safety and assistance harnessing devices
JPH05192369A (ja) 歩行不能者用避難装置
US5016299A (en) Emergency evacuation harness
GB2030047A (en) Rescue apparatus
EP0505516B1 (en) Evacuation or rescue device for a non-ambulatory person
CA1285914C (en) Safety harness for mattresses
GB2300619A (en) Patent Transfer Aid
JPS5942937Y2 (ja) 患者移送用保温バツク
JP7526507B2 (ja) 介護用スリングシート
CN215779013U (zh) 一种四肢束缚带
JP2869095B2 (ja) 背中支持装置
CA2030845C (en) Evacuation or rescue device for a non-ambulatory person