JPH0519071A - 時計装置 - Google Patents

時計装置

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JPH0519071A
JPH0519071A JP3193478A JP19347891A JPH0519071A JP H0519071 A JPH0519071 A JP H0519071A JP 3193478 A JP3193478 A JP 3193478A JP 19347891 A JP19347891 A JP 19347891A JP H0519071 A JPH0519071 A JP H0519071A
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JP
Japan
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time
key
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standard time
pressed
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JP3193478A
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Masanao Owaki
正直 大脇
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 時刻合わせが容易でUTC時刻を表示する時
計装置を提供する。 【構成】 地方標準時で計時を行う時計回路41と、時
刻を表示する表示手段50と、世界標準時に対する時差
のデータを保持するメモリ24と、処理回路20とを設
ける。処理回路20において、時計回路41の計時して
いる地方標準時のデータと、メモリ24に保持されてい
る時差のデータとを演算して世界標準時のデータを得、
このデータを表示手段50に供給して表示手段50に世
界標準時を表示する。第1のキーKt 、Kp 、Km によ
り時計回路41の計時している地方標準時を変更する。
第2のキーKd 、Kp 、Km によりメモリ24に保持さ
れている時差のデータを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は世界標準時を表示する
時計装置に関する。
【0002】
【従来の技術】短波放送の放送スケジュールは、その短
波放送を世界中のどこでも利用できるようにするため、
UTC時刻(世界標準時、グリニッジ標準時)を使用し
ている。したがって、短波放送の受信機に時計回路を設
けた場合、UTC時刻により時刻表示やタイマ受信(待
ち受け受信)ができれば、非常に便利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、正しい地方
標準時(現地時刻)は、ラジオや電話などにより容易に
知ることができるが、正しいUTC時刻を確認する手段
はあまりない。
【0004】このため、短波放送の受信機に時計回路を
設けてUTC時刻を表示するようにした場合、その時計
回路を正しいUTC時刻に合わせようとしても、これが
困難である。
【0005】この発明は、このような問題点を解決しよ
うとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】ところで、地方標準時と
UTC時刻との時間差、すなわち、時差を求めると、こ
の時差は地域ごとに固有の一定値となり、例えば日本で
は+9時間となる。
【0007】したがって、地方標準時と、時差とを表示
したとき、これら2つが正しいことを確認できれば、U
TC時刻も正しい時刻とすることができる。
【0008】この発明は、このような点に着目してUT
C時刻を正しい時刻に合わせることができるようにした
ものである。
【0009】すなわち、この発明においては、各部の参
照符号を後述の実施例に対応させると、地方標準時で計
時を行う時計回路41と、時刻を表示する表示手段50
と、世界標準時に対する時差のデータを保持するメモリ
24と、時計回路41の計時している地方標準時のデー
タと、メモリ24に保持されている時差のデータとを演
算して世界標準時のデータを出力する処理回路20と、
時計回路41の計時している地方標準時を変更する第1
のキーKt 、Kp 、Km と、メモリ24に保持されてい
る時差のデータを変更する第2のキーKd 、Kp 、Km
とを設ける。
【0010】そして、処理回路20から出力された世界
標準時のデータを表示手段50に供給して表示手段50
に世界標準時を表示するようにしたものである。
【0011】
【作用】時計回路41の時刻合わせを地方標準時で行っ
ても、その時刻の表示は世界標準時となる。したがっ
て、世界標準時で時刻が表示され、しかも、その時刻合
わせが容易である。
【0012】
【実施例】図1において、1〜8はシンセサイザ方式の
受信回路を示し、1はアンテナ、2は電子同調式のアン
テナ同調回路である。そして、同調回路2により目的と
する周波数fr のAM放送波信号Sr が取り出され、こ
の信号Sr が、高周波アンプ3を通じてミキサ回路4に
供給されるとともに、VCO11から周波数fo が、 fo =fr +450 [kHz] ‥‥‥ (i) の発振信号So が取り出され、この信号So がミキサ回
路4に局部発振信号として供給されて信号Sr は中間周
波信号(中間周波数は450 kHz)に周波数変換される。
【0013】そして、この中間周波信号が、中間周波ア
ンプ5を通じてAM検波回路6に供給されてオーディオ
信号が取り出され、この信号が低周波アンプ7を通じて
スピーカ8に供給される。
【0014】そして、このとき、VCO11は、回路1
2〜15とともにPLL10を構成している。すなわ
ち、VCO11からの信号So が、可変分周回路12に
供給されて1/Nの周波数に分周され、その分周信号が
位相比較回路13に供給されるとともに、発振回路14
から基準となる周波数5kHzの発振信号Sp が取り出さ
れ、この信号Sp が比較回路13に供給され、その比較
出力がローパスフィルタ15を通じてVCO11にその
制御電圧として供給される。またフィルタ15の出力電
圧が、同調回路2に選局電圧として供給される。
【0015】したがって、定常状態においては、分周回
路12からの分周信号と、発振信号So とは周波数が等
しいので、このときの発振信号So の周波数fo は、 fo =5[kHz]×N ‥‥‥ (ii) となる。また、このとき、(i) 式が成立している。
【0016】したがって、 となるので、分周比Nを 411〜6089の間において「1」
ずつ変化させれば、受信周波数fr は、1605kHz〜 299
95kHzの間を5kHzの間隔で、かつ、分周比Nに対応し
て変化することになる。
【0017】そして、この分周比Nは、システムコント
ロール用のマイクロコンピュータ20により分周回路1
2にセットされる。
【0018】すなわち、マイコン20において、21は
例えば4ビットのCPU、22は図2〜図6に示す処理
ルーチンなどが書き込まれているROM、23はワーク
エリア用のRAM、24は周波数データ及び時差のデー
タがアクセスされるメモリを示し、これらメモリ22〜
24はシステムバス29を通じてCPU21に接続され
ている。この場合、メモリ24は、データの消去及び書
き込みを電気的に行うことのできる不揮発性のメモリ、
すなわち、いわゆるEEPROM(商品名)、あるいは電池に
よりバックアップされたメモリとされる。
【0019】さらに、31、32はキーインターフェイ
ス、33は出力ポート、41は時計回路、42はLCD
ドライバ、50はLCDを示し、これら回路31〜3
3、41、42もバス29を通じてCPU21に接続さ
れている。この場合、時計回路41は、地方標準時で現
在の時刻を計時しているものであり、LCD50は、時
計回路41の計時している地方標準時、あるいはこの地
方標準時から換算されたUTC時刻をデジタル表示する
ものである。
【0020】そして、キーインターフェイス31には、
数字キーKn と、エンターキーKeと、登録キーKr と
が接続され、キーインターフェイス32には、時刻キー
Ktと、時差キーKd と、プラスキーKpと、マイナスキ
ーKm と、表示切り換えキーKc とが接続される。
【0021】この場合、数字キーKn 、エンターキーK
e 及び実行キーKc は、周波数のプリセットや選局など
を行うためのキーである。また、時刻キーKt は地方標
準時の入力を許可するためのキー、時差キーKd は時差
の入力を許可するためのキー、キーKp 、Km は、その
地方標準時あるいは時差を調整するためのキー、切り換
えキーKc は、時刻表示を地方標準時とUTC時刻とに
切り換えるためのキーである。なお、これらキーKn 〜
Kc は、いずれもノンロックタイプのプッシュスイッチ
により構成される。
【0022】そして、時計回路41によりCPU21に
例えば1/10秒ごとに割り込みがかかるとともに、この
割り込み時、CPU21により図6の表示処理ルーチン
200が実行され、LCD50には、例えば図7に示す
ように、UTC時刻あるいは地方標準時が表示される。
【0023】すなわち、割り込み時、CPU21の処理
は、ルーチン200のステップ201からスタートし、
次にステップ202において、時刻合わせフラグLCLFが
チェックされ、LCLF=“0”のときには、処理はステッ
プ202からステップ203に進み、このステップ20
3において、時刻表示モードフラグUTCFがチェックさ
れ、UTCF=“1”のときには、処理はステップ203か
らステップ204に進む。
【0024】そして、このステップ204において、時
計回路41の示す地方標準時のデータがUTC時刻のデ
ータに変換される。この変換は、時計回路41の示す地
方標準時のデータから、メモリ24に保持されている時
差のデータが減算されることにより実現される。続い
て、ステップ205において、そのUTC時刻のデータ
がドライバ42に供給され、図7の上側に示すように、
LCD50に現在のUTC時刻がデジタル表示される。
また、このとき、メモリ24の時差のデータもドライバ
42に供給され、LCD50の例えば右下に時差がデジ
タル表示される。図7は、UTC時刻が3時30分で、時
差が+9時間の場合を示す。
【0025】そして、CPU21の処理は、ステップ2
09に進み、ルーチン200を終了する。
【0026】また、ステップ202において、LCLF=
“1”のときには、処理はステップ202からステップ
206に進み、このステップ206において、時計回路
41の示す地方標準時のデータがドライバ42に供給さ
れ、図7の下側に示すように、LCD50に現在の地方
標準時がデジタル表示される。また、このとき、時差の
データもドライバ42に供給され、LCD50の右下に
時差がデジタル表示される。図7は、地方標準時が12時
30分で、時差が+9時間の場合を示す。
【0027】そして、CPU21の処理は、ステップ2
09に進み、ルーチン200を終了する。
【0028】さらに、ステップ203において、UTCF=
“0”のときにも、処理はステップ203から206に
進み、LCD50に地方標準時及び時差がデジタル表示
される。
【0029】こうして、LCD50には、フラグLCLF、
UTCFにしたがって、UTC時刻あるいは地方標準時が表
示されるとともに、時差が表示される。
【0030】また、選局や時刻合わせなどの処理は、C
PU21が、図2〜図5のルーチン100を実行するこ
とにより、次のように実現される。
【0031】《キー入力》CPU21の処理は、ルーチ
ン100のステップ101からスタートし、ステップ1
02において、キーKn 〜Kc が押されたかどうかがチ
ェックされ、どのキーも押されていないときには、処理
はステップ102からステップ103に進み、このステ
ップ103において、時刻合わせフラグLCLFが“0”に
リセットされる。続いて、ステップ104において、時
刻修正量カウンタCNTRが「30分」にセットされ、その
後、処理はステップ109に進み、このルーチン100
を終了する。
【0032】しかし、キーKn 〜Kc のどれかが押され
ているときには、これがステップ102において検出さ
れ、処理はステップ102からステップ111に進み、
このステップ111において、押されたキーが表示切り
換えキーKc であるかどうかがチェックされ、切り換え
キーKc ではないときには、処理はステップ111から
ステップ121に進む。
【0033】そして、以後、ステップ111と同様の処
理が実行され、ステップ121において、押されたキー
がプラスキーKp であるかどうかがチェックされ、ステ
ップ131において、押されたキーがマイナスキーKm
であるかどうかがチェックされ、ステップ141におい
て、押されたキーがキーKn 、Ke あるいはKr である
かどうかがチェックされる。
【0034】こうして、以上のステップにおいて、キー
が押されたとき、その押されたキーがどれであるかが、
それぞれチェックされる。
【0035】《選局及びプリセット》キーKn 、Ke あ
るいはKr を押すと、これがステップ141において検
出され、処理はステップ141からステップ142に進
む。そして、ステップ142においては、キーKn、Ke
、Kr のうち、押されたキーに対応して次のような処
理が行われる。
【0036】すなわち、エンターキーKe を押しながら
数字キーKn により周波数を示す数値、例えば「15160
」を入力した場合には、数字キーKn により入力した
数値(周波数)が分周比Nに変換され、この分周比Nが
ポート33を通じて分周回路12にセットされる。例え
ば、数値「15160 」を入力した場合には、これが分周比
「3122」に変換され、この分周比「3122」が分周回路1
2にセットされる。
【0037】したがって、受信周波数は、分周回路12
にセットされた分周比Nに対応した周波数、すなわち、
数字キーKn により入力した周波数となる。今の場合
は、周波数「15160 kHz」となる。
【0038】また、登録キーKr を押しながら、数字キ
ーKn のうちの任意のキーを押した場合には、メモリ2
4のうち、押されたキーに対応するアドレスに、このと
き選局されている放送局の分周比Nが書き込まれる。し
たがって、このキー操作により、任意の周波数を、数字
キーKn のうちの任意のキーにプリセットすることがで
きる。
【0039】さらに、数字キーKn のうちの任意のキー
を押すと、メモリ24のうち、押されたキーに対応する
アドレスから、そこに書き込まれている分周比Nが読み
出され、この読み出された分周比Nが分周回路12にセ
ットされる。したがって、数字キーKn により、プリセ
ットされている周波数を選局することができる。
【0040】以上のようにして、数字キーKn 、エンタ
ーキーKe あるいは登録キーKr により、周波数のプリ
セットや選局が行われる。
【0041】《表示の切り換え》これは、LCD50に
おける表示を、例えば図7に示すように、UTC時刻
と、地方標準時とに切り換える場合である。そして、こ
の場合には、表示切り換えキーKc を押す。
【0042】すると、キーKc の押されたことがステッ
プ111において検出され、処理はステップ111から
ステップ112に進み、このステップ112において、
時刻表示モードフラグUTCFが反転され、その後、処理は
ステップ109に進む。
【0043】そして、ステップ103により、いつもは
LCLF=“0”なので、表示切り換えキーKc を押すごと
に、ルーチン200により、LCD50における表示
は、例えば図7に示すように、UTC時刻と、地方標準
時とに切り換わる。
【0044】《地方標準時を進める方向の時刻合わせ》
これは、時計回路41及びLCD50の地方標準時を進
めて時刻合わせを行う場合である。そして、この場合に
は、時刻キーKt を押しながらプラスキーKpを押す。
【0045】すると、このキーKp の押されたことがス
テップ121において検出され、処理はステップ121
からステップ122に進み、このステップ122におい
て、時差キーKd が押されているかどうかがチェックさ
れ、今の場合、押されていないので、処理はステップ1
22からステップ123に進み、このステップ123に
おいて、時刻キーKt が押されているかどうかがチェッ
クされ、今の場合、押されているので、処理はステップ
123からステップ124に進み、このステップ124
において、LCLF=“1”にセットされる。したがって、
以後、ルーチン200により、LCD50には、地方標
準時が表示される。
【0046】続いて、処理はステップ125に進み、こ
のステップ125において、時計回路41の示す時刻
(地方標準時)が「1分」だけ進められ、さらに、ステ
ップ126において、時刻修正量カウンタCNTRが「1
分」だけインクリメントされる。今の場合、ステップ1
04によりCNTR=「30分」にセットされているので、CN
TR=「31分」になる。続いて、ステップ127におい
て、CNTR≧60分になったかどうかがチェックされ、CNTR
<60分のときには、処理はステップ127からステップ
109に進み、ルーチン100を終了する。
【0047】したがって、時刻キーKt を押しながらプ
ラスキーKp を押すと、LCD50には地方標準時が表
示されるとともに、キーKp を押すごとに、時計回路4
1の計時及びLCD50の表示が「1分」ずつ進められ
る。また、このとき、カウンタCNTRも「30分」からスタ
ートして「1分」ずつインクリメントされていく。
【0048】こうして、時刻キーKt を押しながらプラ
スキーKp を押すと、時計回路41を正しい地方標準時
にセットできるとともに、LCD50にその正しい地方
標準時を表示できる。
【0049】また、ステップ127において、CNTR≧60
分のときには、処理はステップ127からステップ12
8に進み、このステップ128において、CNTR=0分に
リセットされ、次にステップ129において、メモリ2
4の時差のデータが「1時間」だけインクリメントさ
れ、その後、処理はステップ109に進む。
【0050】したがって、時刻キーKt を押しながらプ
ラスキーKp を押して時刻合わせを行っているとき、そ
の修正量が30分を越えると、メモリ24の時差のデータ
も1時間単位で修正される。例えば、東京からシドニー
に移動すると、時差が+1時間であるから、キーKt 、
Kp により地方標準時を1時間進めることになるが、こ
のとき、メモリ24の時差のデータも自動的に1時間大
きくなる。
【0051】なお、プラスキーKp を押した場合に、時
刻キーKt が押されていないときには、処理はステップ
123からステップ109に進む。
【0052】《地方標準時を遅らせる方向の時刻合わ
せ》これは、時計回路41の示す地方標準時を遅らせて
時刻合わせを行う場合である。そして、この場合には、
時刻キーKt を押しながらマイナスキーKm を押す。
【0053】すると、このキーKm の押されたことがス
テップ131において検出され、処理はステップ131
からステップ132に進み、このステップ132におい
て、時差キーKd が押されているかどうかがチェックさ
れ、今の場合、押されていないので、処理はステップ1
32からステップ133に進み、このステップ133に
おいて、時刻キーKt が押されているかどうかがチェッ
クされ、今の場合、押されているので、処理はステップ
133からステップ134に進み、このステップ134
において、LCLF=“1”にセットされる。したがって、
以後、ルーチン200により、LCD50には、地方標
準時が表示される。
【0054】続いて、処理はステップ135に進み、こ
のステップ135において、時計回路41の示す時刻
(地方標準時)が「1分」だけ遅らされ、さらに、ステ
ップ136において、時刻修正量カウンタCNTRが「1
分」だけディクリメントされ、その後、ステップ137
において、CNTR<0分になったかどうかがチェックさ
れ、CNTR≧0分のときには、処理はステップ137から
ステップ109に進み、ルーチン100を終了する。
【0055】したがって、時刻キーKt を押しながらマ
イナスキーKmを押すと、LCD50には地方標準時が
表示されるとともに、キーKm を押すごとに、時計回路
41の計時及びLCD50の表示が「1分」ずつ遅らさ
れる。また、このとき、カウンタCNTRも「30分」からス
タートして「1分」ずつディクリメントされていく。
【0056】こうして、時刻キーKt を押しながらマイ
ナスキーKm を押すと、時計回路41を正しい地方標準
時にセットできるとともに、LCD50にその正しい地
方標準時を表示できる。
【0057】また、ステップ137において、CNTR<0
分のときには、処理はステップ137からステップ13
8に進み、このステップ138において、CNTR=59分に
セットされ、次にステップ139において、メモリ24
の時差のデータが「1時間」だけディクリメントされ、
その後、処理はステップ109に進む。
【0058】したがって、時刻キーKt を押しながらマ
イナスキーKmを押して時刻合わせを行っているとき、
その修正量が30分を越えると、メモリ24の時差のデー
タも1時間単位で修正される。例えば、東京から北京に
移動すると、時差が−1時間であるから、キーKt 、K
m により地方標準時を1時間遅らせることになるが、こ
のとき、メモリ24の時差のデータも自動的に1時間小
さくなる。
【0059】なお、マイナスキーKm を押した場合に、
時刻キーKt が押されていないときには、処理はステッ
プ133からステップ109に進む。
【0060】《時差を大きくする方向の変更》これは、
メモリ24の時差のデータを大きくする場合である。そ
して、この場合には、時差キーKd を押しながらプラス
キーKp を押す。
【0061】すると、このキーKp の押されたことがス
テップ121において検出され、処理はステップ121
からステップ122に進み、このステップ122におい
て、時差キーKd が押されているかどうかがチェックさ
れるが、今の場合、押されているので、処理はステップ
122からステップ129に進み、このステップ129
において、メモリ24の時差のデータが「1時間」だけ
インクリメントされ、その後、処理はステップ109に
進む。
【0062】こうして、時差キーKd を押しながらプラ
スキーKp を押すと、メモリ24の時差のデータ及びL
CD50に表示される時差を大きくする方向で変更でき
る。
【0063】なお、時差を知るには、例えば受信機の裏
面に時差を示す世界地図を用意しておけばよい。
【0064】《時差を小さくする方向の変更》これは、
メモリ24の時差のデータを小さくする場合である。そ
して、この場合には、時差キーKd を押しながらマイナ
スキーKm を押す。
【0065】すると、このキーKm の押されたことがス
テップ131において検出され、処理はステップ131
からステップ132に進み、このステップ132におい
て、時差キーKd が押されているかどうかがチェックさ
れるが、今の場合、押されているので、処理はステップ
132からステップ139に進み、このステップ139
において、メモリ24の時差のデータが「1時間」だけ
ディクリメントされ、その後、処理はステップ109に
進む。
【0066】こうして、時差キーKd を押しながらマイ
ナスーKm を押すと、メモリ24の時差のデータ及びL
CD50に表示される時差を小さくする方向で変更でき
る。
【0067】《まとめ》以上のように、LCD50には
UTC時刻が表示されるので、短波放送を受信すると
き、非常に便利である。そして、そのUTC時刻は、ル
ーチン200により、時計回路41の計時している地方
標準時及びメモリ24の時差のデータから算出している
とともに、その地方標準時は、このラジオ受信機自身や
電話により容易に知ることができ、また、時差も地図な
どにより容易に知ることができるので、正しいUTC時
刻を簡単に確実に表示することができる。
【0068】なお、上述においては、ルーチン200を
割り込みにより実行しているが、ルーチン100に続い
てルーチン200を実行することもできる。また、UT
C時刻に対して、インドの時差は+5時間30分、イラク
の時差は+3時間30分であるように、一部の地域では、
30分単位の時差を実施しているが、これらに対応させる
こともできる。
【0069】
【発明の効果】この発明によれば、LCD50にはUT
C時刻が表示されるので、短波放送を受信するとき、非
常に便利である。
【0070】しかも、その場合、特にこの発明によれ
ば、表示されるUTC時刻は、ルーチン200により、
時計回路41の計時している地方標準時及びメモリ24
の時差のデータから算出しているとともに、その地方標
準時は、このラジオ受信機自身や電話により容易に知る
ことができ、また、時差も地図などにより容易に知るこ
とができるので、正しいUTC時刻を簡単に確実に表示
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例の系統図である。
【図2】この発明を説明するためのフローチャートの一
例の一部を示す図である。
【図3】図2の続きの一例を示す図である。
【図4】図3の続きの一例を示す図である。
【図5】図4の続きの一例を示す図である。
【図6】この発明を説明するためのフローチャートの一
例を示す図である。
【図7】時刻の表示状態の一例を示す図である。
【符号の説明】
2 アンテナ同調回路 4 ミキサ回路 6 検波回路 8 スピーカ 10 PLL 12 可変分周回路 20 マイクロコンピュータ 21 CPU 22 ROM 23 RAM 24 メモリ 41 時計回路 50 LCD 100 キー入力処理ルーチン 200 表示処理ルーチン Kd 時差キー Ke エンターキー Km マイナスキー Kn 数字キー Kp プラスキー Kr 登録キー Kt 時刻キー Kc 表示切り換えキー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 地方標準時で計時を行う時計回路と、 時刻を表示する表示手段と、 世界標準時に対する時差のデータを保持するメモリと、 上記時計回路の計時している上記地方標準時のデータ
    と、上記メモリに保持されている上記時差のデータとを
    演算して世界標準時のデータを出力する処理回路と、 上記時計回路の計時している上記地方標準時を変更する
    第1のキーと、 上記メモリに保持されている上記時差のデータを変更す
    る第2のキーとを有し、 上記処理回路から出力された上記世界標準時のデータを
    上記表示手段に供給してこの表示手段に上記世界標準時
    を表示するようにした時計装置。
JP3193478A 1991-07-08 1991-07-08 時計装置 Pending JPH0519071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3193478A JPH0519071A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 時計装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3193478A JPH0519071A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 時計装置

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Publication Number Publication Date
JPH0519071A true JPH0519071A (ja) 1993-01-26

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