JPH0518994A - 電流検出器 - Google Patents

電流検出器

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JPH0518994A
JPH0518994A JP3197390A JP19739091A JPH0518994A JP H0518994 A JPH0518994 A JP H0518994A JP 3197390 A JP3197390 A JP 3197390A JP 19739091 A JP19739091 A JP 19739091A JP H0518994 A JPH0518994 A JP H0518994A
Authority
JP
Japan
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magnetic sensor
temperature
current detector
voltage
bias
Prior art date
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Pending
Application number
JP3197390A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Wakao
直樹 若生
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイアス電圧を調整する温度特性補正回路を
増幅回路内に組み込むことによって、磁気センサ−の温
度変化に応じて検出出力に含まれる残留電圧の温度変化
分を除去し電流の検出精度を向上させることができる電
流検出器を提供することである。。 【構成】 本発明の電流検出器は、磁気センサ−3の近
傍に感温素子Th1 ・Th2 を設け、前記磁気セン
サ−3の周囲温度に応じて正あるいは負の温度特性のバ
イアス調整出力を与える温度特性補正回路を前記バイア
ス回路に有して構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性体コアに巻回され
たコイルに被検出電流を流し磁気センサ−を通して得ら
れる検出出力を増幅して電流を検出する電流検出器に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電流検出器は、図3に示すように
被検出電流を流す為のコイル2が巻回されて一部に磁気
ギャップ1aが形成された磁気コア1bと、前記磁気ギ
ャップ1aに配置された磁気センサ−3と、前記磁気セ
ンサ−3からの検出出力信号を増幅する為の増幅回路4
とで構成されている。
【0003】前記増幅回路4のバイアス回路内には、前
記磁気センサ−3及び電圧増幅器からの検出出力信号に
含まれる残留電圧を0にするようにバイアス電圧を調整
するための可変抵抗が設けられている。
【0004】図2を参照して、従来の電流検出器におけ
る増幅回路を具体的に述べる。前記増幅回路は電圧増幅
器101の2つの入力端子に磁気センサ−3の2つの出
力端子がそれぞれ抵抗R1 ´を介して接続され、電圧
(+V)を印加する為の第一の電源端子T1 ´と電圧
(−V)を印加する為の第2の電源端子T2 ´との間
に可変抵抗VR1 ´とVR2 ´を直列に接続し、前
記電圧増幅器101の一方の入力端子と抵抗R2 ´と
の接続点と接地端子T3 ´との間に抵抗R3 ´とR
4 ´を直列に接続し、前記可変抵抗VR1 ´とVR
2 ´の接続点と前記抵抗R3 ´とR4 ´の接続点
との間に抵抗R5 ´を接続し、前記電圧増幅器101
の出力端子と接地端子T3 ´の間に可変抵抗VR3´
とVR4 ´を直列に接続し、前記可変抵抗VR3 ´
とVR4 ´の接続点と前記電圧増幅器101の入力端
子との間に抵抗R6 ´を接続してなる。
【0005】尚、R1 ´とR2 ´の抵抗値およびR
3 ´とR6 ´の抵抗値は、等しい。
【0006】前記増幅回路の出力電圧V0 は磁気セン
サ−3の出力電圧をVnとすると下記の数式1で表され
る。尚、R1 ´,R3 ´の抵抗値は、それぞれr1
´,r2 ´とし、VR1 ´〜VR4 ´の抵抗値
は、それぞれVr1 ´〜Vr4 ´とする。前記磁気
センサ−3及び電圧増幅器101からの検出信号に含ま
れる残留電圧は、下記数式1より前記可変抵抗VR1
´、VR2´の調整によって0にすることができる。
【0007】
【数1】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の電流検出器にお
いては、磁気センサ−の温度が変化すると残留電圧が変
化するので、出力電圧V0 が残留電圧の温度変化分を
含むことになる。この為電流の検出精度が悪いという問
題点がある。尚、残留電圧変化には正、及び負の両方が
あり、且つその変化量も電流検出器の種類によって異な
る。本発明の課題は、磁気センサ−の温度が変化して
も、検出出力に含まれる残留電圧の温度変化分を除去
し、電流の検出精度を向上させることができる電流検出
器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による電流検出器
は、コイルが巻回されて一部に磁気ギャップが形成され
た回周状の磁性体コアと、磁気ギャップに配置された磁
気センサ−と、バイアス回路を備えるとともに磁気セン
サ−からの検出出力信号を増幅する増幅器とを有する電
流検出器において、磁気センサ−の近傍に設けられ、磁
気センサ−の周囲温度に対応して正負の温度特性を持つ
感温素子を有し、磁気センサ−の検出出力信号に含まれ
る残留電圧の温度変化分を0にするようにバイアス電圧
を調整するための温度特性補正回路をバイアス回路内に
設けていることを特徴としている。
【0010】前記温度特性補正回路は、一対の前記感温
素子を電源の正負間に直列に接続するとともに該一対の
感温素子の両接続点を接地し、前記一対の感温素子と並
列に一対の可変抵抗を接続し、該一対の可変抵抗の共通
接続点からバイアス調整出力を得られるようにし、該一
対の可変抵抗を調整することによって上記バイアス調整
出力が正または負の温度特性を有するように選択できる
ようにすることができる。
【0011】
【実施例】続いて図1、図3を参照して、本発明の実施
例につき説明する。図1は本発明の電流検出器の増幅回
路を示す電子回路図である。図3は電流検出器の構造を
示す図である。
【0012】図3において、磁性体コア1bにはコイル
2が巻回されており、前記コイル2には、被検出電流が
流される。磁性体コア1bには,一部に磁気ギャップ1
aが形成されており、前記磁気ギャップ1aには、磁気
センサ−3が配置されている。前記磁気センサ−3はホ
−ル素子などから構成されている。磁気センサ−3には
電圧回路(図示せず)により電圧が印加されている。磁
気センサ−3の出力端子には、増幅回路4が接続されて
おり、前記増幅回路4は前記磁気センサ−3からの検出
出力信号を増幅するものである。
【0013】図1において、前記磁気センサ−3の2つ
の出力端子はそれぞれ抵抗R1 ,抵抗R2 を介して
電圧増幅器5の入力端子に接続されている。この電圧増
幅器5の出力端子は抵抗R7 を介して電圧増幅器6の
入力端子に接続されている。電源端子T1 及びT2
にはそれぞれ電圧+V,−Vが印加されている。電源端
子T1 とT2 との間には、抵抗R9 、サ−ミスタ
Th1 、Th2 及び抵抗R10が直列に接続されて
いる。可変抵抗VR5 とVR6 は、前記サ−ミスタ
Th1 、Th2 に並列接続されている。サ−ミスタ
Th1 とTh2 の共通接続点は接地端子T3 に接
続されている。電圧増幅器5の反転入力端子と接地端子
T3 との間には、抵抗R3 とR4 が直列に接続さ
れている。可変抵抗VR5 とVR6 との接続点と、
抵抗R3 とR4 との接続点とは、抵抗R5 を介し
て接続されている。電圧増幅器5の出力端子と接地端子
T3 との間には可変抵抗VR3 とVR4 とが直列
に接続されている。電圧増幅器5の非反転入力端子と、
可変抵抗VR3 とVR4 との共通接続点とが抵抗R
6 を介して接続されている。電源端子T1 とT2
との間には可変抵抗VR1 とVR2 とが接続されて
いる。これらの可変抵抗VR1 とVR2 との共通接
続点は電圧増幅器6の反転入力端子に接続されている。
電圧増幅器6の非反転入力端子と出力端子との間には抵
抗R8 が接続されている。
【0014】尚、R1 とR2 の抵抗値、およびR3
とR6 の抵抗値は、等しい。
【0015】磁気センサ−3の出力電圧をVH とし、
サ−ミスタTh1 と抵抗R9 との接続点の電圧をV
Th1 としサ−ミスタTh2 と抵抗R10との接続
点の電圧をVTh2 とすると、電圧増幅器6の出力電
圧V0 は下記の数式2であらわされる。尚、R1 ,
R3 の抵抗値は、それぞれr1 ,r3とし、VR1
〜VR6 の抵抗値は、それぞれVr1 〜Vr6
とする。
【0016】
【数2】
【0017】前記磁気センサ−3が所定温度である場合
に磁気センサ−3の検出出力信号に含まれる残留電圧を
0にする調整は可変抵抗VR1 、VR2 、VR3
およびVR4 によりおこなわれる。
【0018】数式1と数式2とを比較すると数式2は、
数式1に数式2の第2項が追加されたものである。この
数式2の第2項から、磁気センサ−3の温度変化に応じ
て電圧増幅器5に印加するバイアス電圧を調整し、残留
電圧の温度変化分をほぼ0に近ずけられることがわか
る。
【0019】サ−ミスタの内部抵抗は温度上昇にともな
って減少する性質を持っている。従って所定の電流を流
した時サ−ミスタにおける降下電圧は、負の温度特性を
もつことになる。上記特性より、VTh1 は負の温度
特性をもつことになり、VTh2 は正の温度特性をも
つことになる。
【0020】前記数式2の第2項において、Vr5 <
Vr6 の場合VTh1に対しVTh2 の影響が大き
くなり、前記数式2の第2項は正の温度特性をもつこと
になり、Vr5 >Vr6 の場合VTh2 に対しV
Th1 の影響が大きくなり、前記数式2の第2項は負
の温度特性をもつことになる。
【0021】従来の電流検出器において残留電圧の温度
変化特性が±(0.5〜2.7)mV/℃であるのに対
し本発明においては±0.1mV/℃である。
【0022】
【発明の効果】請求項1、2の発明による電流検出器
は、磁気センサ−の温度変化に応じて残留電圧の温度変
化分を除去できるように構成されている。従って磁気セ
ンサ−の温度が変化し残留電圧の温度変化が生じても電
流検出精度が悪くなるという危険はなく、電流の検出精
度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電流検出器に於ける増幅回路の具体的
構成を示す回路図である。
【図2】従来の電流検出器に於ける増幅回路の具体的構
成を示す回路図である。
【図3】本発明の実施例による電流検出器の全体構成を
示す図である。
【符号の説明】
1a 磁気ギャップ 1b 磁性体コア 2 コイル 3 磁気センサ− 4 増幅回路 5、6 電圧増幅器 VR1 〜VR6 可変抵抗 Th1 ・Th2 サ−ミスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルが巻回されて一部に磁気ギャップ
    が形成された回周状の磁性体コアと、前記磁気ギャップ
    に配置された磁気センサ−と、バイアス回路を備えると
    ともに、前記磁気センサ−からの検出出力信号を増幅す
    る増幅器とを有する電流検出器において、前記コイルに
    流した被検出電流レベルに応じた信号を前記増幅器出力
    に得られるようにした電流検出器において、 前記磁気センサ−の検出出力信号に含まれる残留電圧の
    温度変化分を0にするようにバイアス電圧を調整するた
    めに、前記磁気センサ−の近傍に感温素子を設け、前記
    磁気センサ−の周囲温度に応じて正あるいは負の温度特
    性のバイアス調整出力を与える温度特性補正回路を前記
    バイアス回路に有することを特徴としている電流検出
    器。
  2. 【請求項2】 前記温度特性補正回路において、一対の
    前記感温素子を電源の正負間に直列に接続するとともに
    該一対の感温素子の共通接続点を接地し、前記一対の感
    温素子と並列に一対の可変抵抗を接続し、該一対の可変
    抵抗の共通接続点からバイアス調整出力を得られるよう
    にし、該一対の可変抵抗を調整することによって上記バ
    イアス調整出力が正または負の温度特性を有するように
    選択できるようにしたことを特徴としている請求項1の
    電流検出器。
JP3197390A 1991-07-12 1991-07-12 電流検出器 Pending JPH0518994A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014006914A1 (ja) * 2012-07-06 2014-01-09 アルプス・グリーンデバイス株式会社 電流センサの製造方法及び電流センサ
JP2015036667A (ja) * 2013-08-15 2015-02-23 旭化成エレクトロニクス株式会社 信号処理回路

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US9702909B2 (en) 2012-07-06 2017-07-11 Alps Electric Co., Ltd. Manufacturing method for current sensor and current sensor
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010307