JPH05189413A - かな漢字変換装置 - Google Patents

かな漢字変換装置

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JPH05189413A
JPH05189413A JP4020683A JP2068392A JPH05189413A JP H05189413 A JPH05189413 A JP H05189413A JP 4020683 A JP4020683 A JP 4020683A JP 2068392 A JP2068392 A JP 2068392A JP H05189413 A JPH05189413 A JP H05189413A
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JP
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word
field
kana
kanji
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Application number
JP4020683A
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English (en)
Inventor
Kazuo Aihara
一雄 相原
Koichiro Takahashi
浩一郎 高橋
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 かな漢字変換において一度選択した語句を
次回同じ読みをもって変換するときに、この先に選択さ
れた語句を第1順位の候補として表示する学習機能を有
するかな漢字変換装置を提供すること。 【構成】 単語の読みと漢字表記とを対応させて記憶
する単語辞書記憶手段(単語辞書部42)、単語群を分
野別に記憶するための分野定義手段(分野定義部4
5)、ある単語と該単語に関連して出現する関連単語と
を対応させた単語対を複数記憶する関連単語辞書記憶手
段(関連語辞書部46)、単語の使用履歴を記憶する単
語使用履歴記憶手段(使用単語学習部43)、単語の使
用履歴を更新する学習手段(分野学習部47)、を備え
て構成されたかな漢字変換装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、日本語ワードプロセ
ッサ、コンピュータ等のためのかな漢字変換装置に関す
るものであり、より詳細には、かな漢字変換において一
度選択した語句を次回同じ読みで変換するときには、こ
の先に選択された語句を第1順位の候補として表示する
学習機能を有するかな漢字変換装置に関するものであっ
て、入力されたかな文字列を固有の分野情報および関連
語情報を用いて所期の漢字混じり文字列に変換すること
ができるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、日本語ワードプロセッサ等におけ
るかな漢字変換辞書では、辞書内に登録されている同音
異義語に使用頻度による読み出し順位情報が更新可能に
付加されており、かな漢字変換を行うと、最も近時に使
用された単語が読み出し順位の先頭となるように順位情
報が更新される構成となっている。
【0003】また、従来のこの種のかな漢字変換装置に
おいては、同音異義語誤りによる誤変換を防ぐために、
例えば特開昭62−245369号公報「分野情報付き
辞書を用いたかな漢字変換方法」のように、使用される
単語を分野別に分類しておいて、指定された分野の単語
だけを用いて所要のかな漢字変換を行なうことにより、
装置の操作者が現に編集している分野以外の単語の出力
が抑止されるようにする方法、または、特開平2−83
775号公報「文字入力装置および方法」のように、共
起する単語対を予め登録してある所定の関連語辞書を用
いることにより、例えば、「あついゆうじょう」を「厚
い友情」に変換できるようにした方法が用いられてい
た。
【0004】しかしながら、上記された従来の方法では
以下で述べるような難点があった。例えば、「とてもあ
ついです。」なるかな文字文を「とても暑いです。」な
る漢字混じり文に変換して確定した後に、「あきがまち
どおしいです。」なるかな文字文を対応の漢字混じり文
に変換する場合について、図9を参照しながら考えてみ
る。なお、この図9は一般的な単語辞書部の内容の例示
図であり、読みに従うかな文字列部91Aには「あき」
なるかな文字列が示されており、また、これに対応する
漢字による表記文字列部91Bには「秋」「安芸」「亜
希」等が挙げられている。そして、これらの「秋」「安
芸」「亜希」等には、(ここでは図示されていないけれ
ども)それぞれに対応する分野が、例えば「気象」「地
名」「人名」等のように定義されている。その分野を指
定する方法としては、例えば、気象に関する文章を入力
するために「気象」なる分野を指定しておけば、該当す
る分野の漢字による表記「秋」が優先的に選択されて所
望の結果を得ることができる。しかしながら、このやり
方では、装置の操作者が文章の入力を実行するのに先だ
って、前記の文章に関連する分野を指定する操作を行な
わねばならない。また、対応の関連語辞書を用いる方法
では、「あきがまちどおしいです。」なる文だけでは
「あき」に関連する語句が存在しないために通常の変換
処理が施されてしまい、所望する「秋」以外の候補が優
先的に選択される可能性が高くなることがある。また、
直前に確定された「とても暑いです。」なる文を解析し
て、その文脈から「秋」という候補を優先的に選択する
ことも考えられるが、その解析のための計算量が多くな
ることに加えて、使用される装置が複雑になってしま
う。
【0005】また、このような従来の方法には以下に述
べるような難点もあった。例えば、「きこうがふあんて
いです。」なるかな文字文を「気候が不安定です。」と
いう漢字混じり文に変換してこれを確定した後に、「あ
ついのはそのせいです。」というかな文字文を対応の漢
字混じり文に変換する場合について、図10を参照しな
がら考えてみる。なお、この図10は一般的な関連語辞
書部の内容の例示図であり、表記文字列部101Aには
「あつい」という読みに対する表記として「熱い」「暑
い」「厚い」等が挙げられており、関連語列部101B
にはそれぞれの関連語が「夏」「友情」「湯」等のよう
に定義されている。ここで、使用される語句の分野を指
定する方法について、気象に関する「気候が不安定で
す。」なる文章を対応のかな文字文から変換して確定し
た後に、「あついのはそのせいです。」という文を変換
する場合を例にとって考えてみる。このときの「あつ
い」という読みに対する漢字による表記としては、前記
の図10のように「暑い」「厚い」「熱い」等があり、
それぞれの関連語が定義されている。ところで、使用さ
れる語句の分野を指定する一つの方法において、例え
ば、気象に関する文章を入力するために「気象」という
分野を指定しておけば、該当する分野に対応した表記を
得ることはできる。しかしながら、上記のような変換例
の場合には、「暑い」という単語が分野に依存し難い単
語であるために、所望の表記を的確に得ることは困難で
ある。また、いわゆる関連語辞書を用いる方法では、
「あついのはそのせいです。」という文だけでは、「あ
つい」なる語句に関連する語句が存在しないために通常
の変換処理が施されてしまい、所望される「暑い」以外
の候補が優先的に選択される可能性が高くなってしまう
ことがある。また、直前に確定された「気候が不安定で
す。」という文を解析して、その文脈から「暑い」とい
う候補を優先して選択することも考えられるが、「気
候」という単語と「暑い」という単語とに関連付けを行
なうには無理があり、その解析のための計算量が多くな
って、使用される装置がより複雑化することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記された従来のかな
漢字変換技術を適用した日本語ワードプロセッサ等にお
いては、通常は未使用の単語の学習はなされておらず、
このために、変換候補の中に所望の単語が存在していて
も、学習されていなければ変換候補の1番目として読み
出されることはなかった。そして、変換候補に同音の単
語が多い場合には、誤変換される可能性があると同時
に、誤変換された場合に再度変換操作を繰り返さなけれ
ばならないという問題点があった。
【0007】この発明は上記の事情を考慮してなされた
ものであり、上記の問題点を解決するために、あらかじ
め選択された単語と同じ属性情報を持つ単語の学習情報
を更新し、文脈に適応する変換候補を優先して読み出す
ことのできるかな漢字変換装置を提供することを目的と
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るかな漢字
変換装置は、入力された読み文字列をかな漢字混じり文
字列に変換するかな漢字変換装置において、単語の読み
と漢字表記とを対応させて記憶する単語辞書記憶手段
(図4の42)と、単語群を分野別に記憶するための分
野定義手段(図4の45)と、ある単語と該単語に関連
して出現する関連単語とを対応させた単語対を複数記憶
する関連単語辞書記憶手段(図4の46)と、単語の使
用履歴を記憶する単語使用履歴記憶手段(図4の43)
と、単語の使用履歴を更新する学習手段(図4の47)
とを有して構成されたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】この発明に係るかな漢字変換装置によれば、入
力された読み文字列をかな漢字混じり文字列に変換する
ときに、対象とする単語の使用の履歴に応じてその選択
の際の優先度が変化する。即ち、対象とする単語がどの
ような分野(例えば、気象や学問等の予め定められてい
る分野)に属しているかを識別、記憶し、また、当該対
象とする単語の使用頻度等をその履歴として記憶すると
ともに、ある所定の単語が使用されたときには、該当の
単語が属する分野に含まれる全ての単語の選択上の優先
度も向上するようにされる。そして、ある対象の単語が
使用される毎に前記単語の使用履歴を更新するととも
に、この対象とする単語が属する分野に属する全ての単
語の使用履歴をも更新することにより、以降のかな漢字
変換の処理が迅速かつ確実になされることになる。
【0010】
【実施例】
[第1実施例の説明]以下、この発明のかな漢字変換装
置の第1実施例について説明する。図1は、この第1実
施例の構成を概略的に示すブロック図である。この図1
において、入力部1には各種のキーボードやマウス等の
入力手段が設けられており、ユーザ(操作者)はこれら
の入力手段を用いることによって読みに従う単語や文節
のかな文字列の入力を行うとともに、前記の読みに従っ
て入力された単語や文節について適切な漢字変換のため
の指示をすることにより所要の文書を作成するためのも
のである。文書作成部2は一種の単能的な論理処理部で
あり、前記入力部1からの入力情報に基づいて、後述の
単語処理部3および辞書記憶部4と協同しながら、ユー
ザの所望する文書を作成して後段の出力部5に出力する
ものである。単語処理部3は文書作成部2の下部手段で
あり、この文書作成部2の指示に基づいて辞書記憶部4
内の単語を送り出すものである。辞書記憶部4は例えば
各種の単語を分野毎に分類してテーブル状に記憶してお
り、所要の単語を単語処理部3に伝送するものである。
そして、出力部5は例えばCRT表示部や液晶表示部か
らなるものであり、文書作成部2からの指示に応じて所
要の単語や文節からなる文書の内容を表示するものであ
る。そして、このような第1実施例においては、ある所
定の読みに従う単語や文節のかな文字列が入力部1から
入力されると、文書作成部2の指示に従って、該当の単
語の読みに対応する漢字表記の文字列が単語処理部3を
介して辞書記憶部4から読み出される。そして、このよ
うにして読み出された漢字表記の文字列は出力部3に出
力され、入力部1からのユーザの指示に応じて、前記文
書作成部2においてその選択のいかんが決定されて、前
記出力部3での出力が確定するようにされる。このと
き、出力部3での出力のために選択された漢字について
は、その漢字表記の属性情報(例えば、該当の単語が属
する分野に関する情報)が単語処理部3に転送されて、
同じ属性情報をもつ辞書記憶部4内の単語が学習(更
新)されることになる。この単語の学習(更新)につい
ては後述される。
【0011】図2は、上記第1実施例の動作を示すフロ
ーチャートである。いま、第1実施例の装置が起動し
て、ある所要の読みに従う単語や文節がユーザにより入
力部1を介して入力されたとする。このときには、前記
所定の単語や文節の読みに従うかな文字列が出力部5に
出力・表示されることになる。このような状態にあると
きに、ユーザは入力部1における所定の変換指令キーを
押すことによってかな漢字変換をする(S21)。即
ち、入力された所定の文字列がかな漢字混じり文に変換
されることになる。次に、いま変換の対象にされたかな
文字列に同音語(漢字)が存在するか否かの判定をする
(S22)。この判定の結果がF(否定)であったとき
には、漢字への変換が不可能であることになるから、こ
れで作業は終了する。これに対して前記のステップS2
2における判定の結果がT(肯定)であったときには、
次のステップS23に移行して前記変換の対象にされた
かな文字列をその同音語(漢字)に変換する。ここで、
入力された文字列に対する変換候補が複数個表示された
とすると、ユーザはこの表示された候補の中から所望の
表記を探索・選択する。いま、ある所定の読みの単語に
対応する漢字の選択が確定したとすると、この選択され
た漢字に対する前記の属性情報に関する所要の学習(更
新)がなされる(S24)。即ち、ユーザが所望する表
記の漢字の選択が確定すると、該当の漢字文字列に対応
する属性情報(例えば、それが属する分野に関する情
報)に基づき、辞書記憶部4内で同じ属性情報を持つ単
語の学習情報(例えば、その使用頻度に関する情報)が
更新され、前記の単語が属する分野における他の単語の
学習情報もこれにつれて更新されて、該当の分野に属す
る全ての単語の以後の変換率が向上されることになる。
【0012】図3は、この第1実施例における辞書記憶
部4に記憶される分野別単語テーブル30の例示図であ
る。この図3において、第1の分野である「時間(31
A)」に含まれている漢字表記の単語は「今日(31
B)」、「昨日(31C)」および「明日(31D)」
であり、また、第2の分野である「天気(32A)」に
含まれている漢字表記の単語は「晴れ(32B)」、
「曇り(32C)」および「雨(32D)」である。
【0013】ここで、上記の分野別単語テーブル30の
内容に基づいて、この第1実施例の動作例について説明
する。いま、「きょうははれ」という読みのかな文字列
を対応の漢字表記に変換しているとする。第1実施例の
ユーザは「今日は晴れ」という漢字表記で確定したとす
ると、このときには、「今日(31B)」および「晴れ
(32B)」という単語が確定したことになる。そし
て、それぞれが属する分野である「時間(31A)」お
よび「天気(32A)」なる分野に属する単語が学習さ
れる。即ち、前者については「今日(31B)」に加え
て「昨日(31C)」および「明日(31D)」もその
変換率が向上し、また、後者については「晴れ(32
B)」に加えて「曇り(32C)」および「雨(32
D)」もその変換率が向上する。このために、例えば、
前記の文字列に続けて「きのうはひじょうにたかいかい
ものをした」という読みの文字列を入力したとすると、
ここでの「きのう」は「時間(31A)」という分野情
報に属するものであり、この分野情報は前述の「今日
(31B)」の選択変換にともなって更新されているた
めに、例えば、「機能」および「昨日」が同音語として
存在するときでも、「昨日(31C)」の方が優先して
選択変換されることになる。
【0014】[第2実施例の説明]図4は、この発明に
係る第2実施例の構成を概略的に示すブロック図であ
る。この図4において、入力部41は、かな漢字変換を
するための読み文字列やかな漢字変換などの指示をする
機能を果たす。単語辞書部42には、読みと漢字表記お
よびその他の文法情報が格納される。使用単語学習部4
3には、ユーザが使用した単語の使用履歴に関する情報
が格納される。かな漢字変換部44においては、前記入
力部41からの指示に基づいて読みを対応の漢字混じり
文字列に変換する機能を果たす。分野定義部45におい
ては、単語群を分野別に分類して所定の定義をする。関
連語辞書部46においては、関連して出現する単語対を
複数個登録するようにされる。分野学習部47において
は、ある所定の分野に属する全ての単語について、前記
使用単語学習部43内の使用履歴を更新する機能を果た
す。そして、出力部48においては、前記かな漢字変換
部44から伝送された漢字混じり文字列を表示する。
【0015】図5は、上記第2実施例の動作を説明する
ためのフローチャートである。以下、この図5に基づい
て、前記図4における第2実施例の動作を説明する。い
ま、入力部41から「とてもあつい。」という読み文字
列が入力されたとする。このとき、前記の読み文字列は
かな漢字変換部44に送られて、「とても厚い。」とい
う漢字混じり文字列に変換されてから、出力部48に送
られて表示される。前記かな漢字変換部44によるかな
漢字変換では「あつい」という読みに対する漢字表記が
「厚い」にされているので、ユーザは入力部41からの
所定の操作によりかな漢字変換部44を通して「暑い」
に修正する。そして、かな漢字変換部44においては、
「暑い」に対する関連語を関連語辞書部46から検索す
る(S51)。ここで、関連語辞書部46の内部は図1
0のようになっており、「暑い」に対する関連語には
「夏」が存在することが判定される(S52)ので、こ
れに次いで、分野定義部45の検索をすることにより前
記関連語「夏」が属する分野情報の決定をする。ここで
の分野定義部45の内部は図7のようになっており、関
連語列71Bにおける関連語「夏」が属する分野71A
は「気象」であることが判明する(S53)。かな漢字
変換部44においては、使用単語学習部43内の「暑
い」の学習データを更新する(S54)とともに、分野
学習部47を通して分野定義部45内の「気象」に属す
る全ての単語の使用単語学習部43内の学習データを更
新する(S55)。これに続けて、入力部41より「あ
きがまちどおしいです。」という読みのかな文字列が入
力されて、かな漢字変換部44に送られたとする。この
とき、かな漢字変換部44においては、「あき」という
読みに対する漢字表記が前述の図9のように複数個存在
することが判明する。先に説明されたように、使用単語
学習部43ではステップS55において「秋」の優先度
が高くされているために、「あき」なる読みに対する漢
字候補は「秋」に決定される。そして、残りの「まちど
おしいです。」についても同様な処理が施されて、「秋
が待ち遠しいです。」なる所望の変換結果が出力部48
に送られて、表示されることになる。かくして、ユーザ
は所望の変換結果を得ることができる。
【0016】この第2実施例において、分野学習部47
の構成は、ある所定の分野に属する全ての単語の単語学
習データを更新するために使用単語学習部43に指示を
発する構成のものとされているが、これに限らず、例え
ば図8に示されているように、現に関連のある分野81
A(ここでは「気象」)の優先度81Bを他の分野
(「医学」「数学」等)よりも高くするようにして、前
記の分野学習部47によって分野自体の使用履歴を管理
する構成にすることもできる。
【0017】上記された第2実施例によれば、同音語の
学習の際に、その語の関連語の分野も同時に学習させる
ことにより、ユーザ(操作者)が意識することなくかな
漢字変換装置に対して現に入力している文書の分野を知
らせることが可能になり、更に、かな漢字変換の際に変
換対象文中に関連語等の同音語決定の手掛かりとなる語
がない場合でも、学習結果によって分野を特定すること
が可能になることから、前述された従来の技術とは異な
り、周辺の文を解析する等の複雑な処理を行なうことな
く、簡単な処理をもって迅速に所望の変換結果を得るこ
とができる。
【0018】[第3実施例の説明]この発明に係る第3
実施例の構成は、前記図4に示された第2実施例の場合
と同様であるから、必要に応じてこの図4を参照する。
図6は、上記第3実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。以下、この図6に基づいて、前記図4
をも適宜参照しながら第3実施例の動作を説明する。い
ま、入力部41から「きこうがふあんていです。」とい
う読みのかな文字列が入力されたとする。このとき、前
記の読みのかな文字列はかな漢字変換部44に送られ、
「機構が不安定です。」という漢字混じり文字列に変換
されてから、出力部47に送られて表示される。前記か
な漢字変換部44によるかな漢字変換では「きこう」と
いう読みに対する漢字表記が「機構」にされているの
で、ユーザは入力部41からの所定の操作によりかな漢
字変換部44を通して「気候」に修正する。そして、か
な漢字変換部44においては、前記の「気候」なる修正
情報が属する分野情報を分野定義部45の検索によって
決定する。ここで、分野定義部45の内部は前述された
図7のようになっており、「気候」が属する分野は「気
象」であることが判明する(S61)。この図7に示さ
れているように、前記の「気象」なる分野にはいくつか
の単語が(関連語として)定義されているので、それぞ
れの単語について関連語辞書部46における所要の検索
をする(S62)。前記関連語辞書部46の内部は図1
0のようになっており、「気候」に属する単語は「夏」
であって、「暑い」という単語に関連して存在すること
が判明する(S63)。これに次いで、かな漢字変換部
44では、分野定義部45内の「気象」に属する全ての
単語について、使用単語学習部43内の学習データを分
野学習部47を通して更新するとともに(S64)、先
のステップS62で検索された全ての関連語について、
使用単語学習部43内の学習データを更新する(S6
5)。この例では、「暑い」の学習データが更新される
ことになる。これに続けて、入力部41より「あついの
はそのせいです。」という読みに従うかな文字列が入力
されて、かな漢字変換部44へ送られたとする。このと
き、かな漢字変換部44においては、「あつい」という
読みに対する漢字表記が前述された図9に示されている
ように複数個あることが判明している。使用単語学習部
43においては、前記のステップS65で「暑い」なる
漢字表記の優先度が高くなっており、このために第1の
候補として前記の「暑い」が選択される。以下、「その
せいです。」なる読みに従うかな文字列についても同様
の処理がなされて、「暑いのはそのせいです。」という
変換結果が出力部48に送られ、表示されることにな
る。かくして、ユーザは所望の変換結果を得ることがで
きる。
【0019】なお上記第3実施例においても、前述の第
2実施例の場合と同様に、分野学習部47の構成とし
て、ある所定の分野に属する全ての単語の単語学習デー
タを更新するために使用単語学習部43に指示を発する
ような構成にされているが、これに限らず、前記の図6
に例示されるように、当該分野学習部47が分野自体の
使用履歴を管理するような構成にすることもできる。
【0020】
【発明の効果】以上説明されたように、この発明に係る
かな漢字変換装置は、ある所定の読みに従うかな文字列
を対応の漢字混じり文字列に変換されたときに、前記漢
字混じり文字列が属するある特定の分野に含まれる他の
漢字混じり文字列もその変換率が向上するような学習を
することによって、以降のかな漢字変換の処理において
前記前記特定の分野に含まれる全ての漢字混じり文字列
の選択に対する優先度が高くなり、その結果として、文
脈に適応する変換候補を迅速かつ的確に優先して読み出
すことができるという効果が奏せられる。また、かな漢
字変換の際に変換対象文中に関連語等の同音語決定の手
掛かりとなる語がない場合でも、前記の学習の結果に基
づいてその属する分野を特定することができるので、周
辺の関連文を解析する等の複雑な処理を行なうことを必
要とすることなく、比較的簡単な処理をもって迅速に所
期の変換結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 上記第1実施例の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図3】 上記第1実施例における分野別単語テーブル
30の例示図である。
【図4】 この発明の第2実施例および第3実施例の概
略構成を示すブロック図である。
【図5】 上記第2実施例の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図6】 上記第3実施例の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図7】 上記第2実施例および第3実施例における分
野定義部25の内容の例示図である。
【図8】 上記第2実施例および第3実施例における分
野学習部27の内容の例示図である。
【図9】 一般的な単語辞書部22の内容の例示図であ
る。
【図10】 一般的な関連語辞書部26の内容の例示図
である。
【符号の説明】
41 −− 入力部;42 −− 単語辞書部;43 −−
使用単語学習部;44 −− かな漢字変換部;45 −
− 分野定義部;46 −− 関連語辞書部;47 −−
分野学習部;48 −− 出力部;

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された読み文字列をかな漢字混じり文
    字列に変換するかな漢字変換装置において、 単語の読みと漢字表記とを対応させて記憶する単語辞書
    記憶手段と、 単語群を分野別に記憶するための分野定義手段と、 ある単語と該単語に関連して出現する関連単語とを対応
    させた単語対を複数記憶する関連単語辞書記憶手段と、 単語の使用履歴を記憶する単語使用履歴記憶手段と、 単語の使用履歴を更新する学習手段とを有し、 前記学習手段は、対象とする単語の使用履歴を更新する
    とともに、前記対象とする単語が属する分野に属する全
    ての単語の使用履歴をも更新することを特徴とするかな
    漢字変換装置。
  2. 【請求項2】入力された読み文字列をかな漢字混じり文
    字列に変換するかな漢字変換装置において、 単語の読みと漢字表記とを対応させて記憶する単語辞書
    記憶手段と、 単語群を分野別に記憶するための分野定義手段と、 ある単語と該単語に関連して出現する関連単語とを対応
    させた単語対を複数記憶する関連単語辞書記憶手段と、 単語の使用履歴を記憶する単語使用履歴記憶手段と、 単語の使用履歴を更新する学習手段とを有し、 前記学習手段は、対象とする単語の使用履歴を更新する
    とともに、前記対象とする単語が属する分野に属する全
    ての単語の関連単語の使用履歴をも更新することを特徴
    とするかな漢字変換装置。
  3. 【請求項3】入力された読み文字列をかな漢字混じり文
    字列に変換するかな漢字変換装置において、 単語の読みと漢字表記とを対応させて記憶する単語辞書
    記憶手段と、 単語群を分野別に記憶するための分野定義手段と、 ある単語と該単語に関連して出現する対単語とを対応さ
    せた単語対を複数記憶する関連単語辞書記憶手段と、 単語の使用履歴を記憶する単語使用履歴記憶手段と、 単語の使用履歴を更新する学習手段とを有し、 前記学習手段は、対象とする単語の使用履歴を更新する
    とともに、前記対象とする単語が属する分野に属する全
    ての単語の使用履歴および前記対象とする単語が属する
    分野に属する全ての単語の関連単語の使用履歴をも更新
    することを特徴とするかな漢字変換装置。
  4. 【請求項4】入力された読み文字列をかな漢字混じり文
    字列に変換するかな漢字変換装置において、 単語の読みと漢字表記とを対応させて記憶する単語辞書
    記憶手段と、 単語群を分野別に記憶するための分野定義手段と、 ある単語と該単語に関連して出現する対単語とを対応さ
    せた単語対を複数記憶する関連単語辞書記憶手段と、 単語の使用履歴を記憶する単語使用履歴記憶手段と、 単語の使用履歴を更新する学習手段と、 分野履歴情報を記憶する分野履歴情報記憶手段とを有
    し、 前記学習手段は、対象とする単語の使用履歴を更新する
    とともに、前記対象とする単語が属する分野の分野履歴
    および前記対象とする単語が属する分野の全ての単語の
    関連単語の使用履歴を更新することを特徴とするかな漢
    字変換装置。
  5. 【請求項5】入力された読み文字列をかな漢字混じり文
    字列に変換するかな漢字変換装置において、 単語の読みと漢字表記とを対応させて記憶する単語辞書
    記憶手段と、 単語群を分野別に記憶するための分野定義手段と、 ある単語と該単語に関連して出現する対単語とを対応さ
    せた単語対を複数記憶する関連単語辞書記憶手段と、 単語の使用履歴を記憶する単語使用履歴記憶手段と、 単語の使用履歴を更新する学習手段とを有し、 前記学習手段は、対象とする単語の使用履歴を更新する
    とともに、前記対象とする単語の関連語が属する分野に
    属する全ての単語の使用履歴を更新することを特徴とす
    るかな漢字変換装置。
  6. 【請求項6】入力された読み文字列をかな漢字混じり文
    字列に変換するかな漢字変換装置において、 単語の読みと漢字表記とを対応させて記憶する単語辞書
    記憶手段と、 単語群を分野別に記憶するための分野定義手段と、 ある単語と該単語に関連して出現する対単語とを対応さ
    せた単語対を複数記憶する関連単語辞書記憶手段と、 単語の使用履歴を記憶する単語使用履歴記憶手段と、 単語の使用履歴を更新する学習手段と、 分野履歴情報を記憶する分野履歴情報記憶手段とを有
    し、 前記学習手段は、対象とする単語の使用履歴を更新する
    とともに、前記対象とする単語の関連語が属する分野の
    分野履歴を更新することを特徴とするかな漢字変換装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008181357A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Nec Corp 日本語処理装置、日本語処理方法、および日本語処理用プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008181357A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Nec Corp 日本語処理装置、日本語処理方法、および日本語処理用プログラム

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