JPH05188232A - 酸化物ガラス薄膜の製造方法及び装置 - Google Patents

酸化物ガラス薄膜の製造方法及び装置

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JPH05188232A
JPH05188232A JP392592A JP392592A JPH05188232A JP H05188232 A JPH05188232 A JP H05188232A JP 392592 A JP392592 A JP 392592A JP 392592 A JP392592 A JP 392592A JP H05188232 A JPH05188232 A JP H05188232A
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JP
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oxide glass
thin film
substrate
pressure
fine particles
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Pending
Application number
JP392592A
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English (en)
Inventor
Masahide Saito
真秀 斉藤
Haruhiko Aikawa
晴彦 相川
Hiroo Kanamori
弘雄 金森
Akira Urano
章 浦野
Chizai Hirose
智財 広瀬
Shinji Ishikawa
真二 石川
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B19/00Other methods of shaping glass
    • C03B19/14Other methods of shaping glass by gas- or vapour- phase reaction processes
    • C03B19/1446Means for after-treatment or catching of worked reactant gases
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/02Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with glass

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より均質な酸化物ガラス薄膜を製造しうる方
法を提供すること。 【構成】 トーチ13に燃料および原料ガスを供給する
ことにより、酸化物ガラス微粒子を各基板1上に堆積す
る。これと同時に、ターンテーブル16を回転させ、ト
ーチ13を往復移動させているので、酸化物ガラス微粒
子は各基板4上に一様に供給される。さらに、排気管1
4の吸引流量を増減させて反応容器16内の圧力を一定
に保っているので、反応容器16内に比較的安定な対流
が形成され、酸水素炎を安定なものとすることができ
る。この結果、各基板1上に堆積される酸化物ガラス微
粒子層を、同一基板内あるいは基板相互間で均質かつ一
定の厚みにすることができる。その後、各基板1を別の
炉内で高温に加熱し、堆積された酸化物ガラス微粒子層
を透明化して均質な酸化物ガラス薄膜を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光導波路等を構成する
ために用いる酸化物ガラス薄膜の製造方法及び装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の酸化物ガラス薄膜の製造
装置を示す。反応容器6内のターンテーブル2上には複
数の基板1が載置される。これらの基板1には、トーチ
3からの火炎流にともなってガラス微粒子が堆積され
る。基板1に堆積されなかったガラス微粒子や排気ガス
は排気管4に吸引される。この場合、基板1上にガラス
微粒子を一様に堆積するため、基板1を載置したターン
テーブル2は、反応器6に対して回転される。また、ト
ーチ3もターンテーブル2の動径方向に往復移動され
る。このターンテーブル2には下部ヒータ5が設けられ
ていて、ターンテーブル2上の基板1を一様に加熱す
る。なお、従来例の具体的内容については、特開昭58
−105111号公報等に詳しく記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の装置で
は、反応容器6内の圧力が制御されていなかったため、
各種要因によって反応容器6内の圧力が不安定に変動し
ていた。このため、下部ヒータ5の加熱等に起因する反
応容器6内の自然対流に乱れや変動が生じ、トーチ3か
らの火炎流にも乱れや変動が生じていた。この結果、均
質な酸化物ガラス薄膜を製造することができなかった。
【0004】そこで、本発明は、反応容器6内に生じて
いる自然対流の乱れを抑制することによって、より均質
な酸化物ガラス薄膜を製造しうる方法及びその装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る酸化物ガラス薄膜の製造方法では、反
応容器内に酸水素炎とともに原料を供給して酸化物ガラ
ス微粒子を生成し、該酸化物ガラス微粒子を基板上に堆
積して多孔質状の薄膜を形成した後、該基板を高温で加
熱して前記多孔質状の薄膜を透明化する。さらに、かか
る製造方法においては、多孔質状の薄膜を形成する際に
発生する余剰の酸化物ガラス微粒子を吸引排気する排気
管の排気圧を制御することによって、反応容器内の圧力
を所定値に保ちつつ多孔質状の薄膜を形成することとし
ている。
【0006】また、本発明に係る酸化物ガラス薄膜の製
造装置は、(a)反応容器内に酸水素炎とともに原料を
供給して酸化物ガラス微粒子を生成し、この酸化物ガラ
ス微粒子を基板上に堆積して多孔質状の薄膜を形成する
火炎堆積手段と、(b)多孔質状の薄膜を形成する際に
発生する余剰の酸化物ガラス微粒子を吸引排気する排気
管と、(b)この排気管の排気圧を制御することによっ
て、多孔質状の薄膜を形成する際の反応容器内の圧力を
所定値に保つ圧力制御手段とを備えることとしている。
【0007】
【作用】上記酸化物ガラス薄膜の製造方法によれば、排
気管の排気圧を制御することによって多孔質状の薄膜を
形成する際の反応容器内の圧力を所定値に保つこととし
ている。このため、反応容器内の圧力が安定化するのみ
ならず、反応容器内に比較的安定な対流を形成すること
ができる。この結果、酸水素炎を安定なものとすること
ができ、形成された多孔質状の薄膜の膜厚等をより均質
なものとすることができる。
【0008】また、上記酸化物ガラス薄膜の製造装置に
よれば、圧力制御手段が、排気管の排気圧を制御するこ
とによって多孔質状の薄膜を形成する際の反応容器内の
圧力を所定値に保つこととしている。この結果、上記製
造方法と同様に、酸水素炎を安定なものとすることがで
き、形成された多孔質状の薄膜の膜厚等をより均質なも
のとすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。
【0010】図1は、実施例に係る酸化物ガラス薄膜の
製造装置の構成を示した図である。反応容器16上部に
は、トーチ13のガス噴出口と排気管14の吸入口とが
設けられている。トーチ13には燃料および原料ガスが
供給される。トーチ13からは、燃料ガスによって生じ
た酸水素炎と、これによって原料ガスから合成された酸
化物ガラス微粒子とが各基板1上に供給される。これら
の基板1上に堆積されなかったガラス微粒子や排気ガス
は、排気管14に吸引され、排気処理装置にて処理され
る。
【0011】反応容器16内に定常的な自然対流を形成
して酸水素炎を安定なものとするため、反応容器16内
の圧力をモニタしながら排気管14の吸引流量を制御す
る。具体的には、排気管14から排気処理装置につなが
る排気ダクト24の一部を分岐して余剰空気取入用ダク
ト34を形成し、ここからの空気を反応容器16内から
の排気ガスとともに排気処理装置に吸引させる。この場
合、反応容器16上部に設けた圧力センサ素子17aに
よって、反応容器16内の圧力をモニタする。検出され
た圧力は、センサドライバ17bの出力として制御装置
18に入力される。制御装置18は、弁コントローラ1
9aを制御しつつバタフライ弁19bを調節し、余剰空
気取入用ダクト34からの空気流入量を制御する。これ
により、排気管14の排気圧すなわち吸引流量を増減さ
せて反応容器16内の圧力を一定に保つことができる。
【0012】各基板1上にガラス微粒子を均一に供給し
堆積させるため、基板1を支持するターンテーブル12
は水平面内で回転する。また、トーチ13もターンテー
ブル12の回転の半径方向に往復移動する。この結果、
トーチ13はターンテーブル12に対して2次元的に走
査されることとなる。
【0013】また、ターンテーブル12上に載置された
各基板1の温度を一定に保つため、ターンテーブル12
の底面には下部ヒータ15が固設されている。
【0014】図1の製造装置の動作について簡単に説明
する。トーチ13に燃料および原料ガスを供給すること
により、酸化物ガラス微粒子を各基板1上に堆積する。
これと同時に、ターンテーブル16を回転させ、かつ、
トーチ13を往復移動させているので、トーチ13から
の酸化物ガラス微粒子は各基板4上に一様に供給され
る。さらにこの場合、排気管14の排気圧を増減させて
反応容器16内の圧力を一定に保っているので、反応容
器16内に比較的安定な対流が形成され、酸水素炎を安
定で変動の少ないものとすることができる。この結果、
各基板1上に堆積される酸化物ガラス微粒子層を、同一
基板内あるいは基板相互間で均質かつ一定の厚みにする
ことができる。その後、各基板1を別の炉内で高温に加
熱し、堆積された酸化物ガラス微粒子層を透明化して酸
化物ガラス薄膜を得る。また、上記の動作を繰り返して
屈折率の異なる酸化物ガラス薄膜を形成し、さらにRI
E等によるエッチングを組み合わせれば、各基板1上に
光導波路を形成することもできる。
【0015】以下、図1の製造装置を用いて行う具体的
製造方法について説明する。酸化物ガラス微粒子の多孔
質膜を堆積するにあたって、基板1としては外径75m
m、厚さ0.5mmのシリコン基板を用い、半径50c
mのターンテーブル12上に配置した。
【0016】酸化物ガラス微粒子の堆積条件は、ターン
テーブル12の回転速度を5rpmとし、トーチ13の
移動速度を1mm/sとし、その移動量を150mmと
した。また、トーチ13に供給するO2 ガスを5l/m
inとし、H2 ガスを2.5l/minとした。このと
き、下部ヒータ20はターンテーブル16が800℃に
なるように設定した。ガラス原料は、次の条件でトーチ
13に供給した。
【0017】1)バッファ層用のガラス微粒子層 SiCl4 :250cc/min BCl3 : 10cc/min PCl3 : 25cc/min 1)コア層用のガラス微粒子層 SiCl4 :250cc/min GeCl4 : 40cc/min PCl3 : 20cc/min このとき、反応容器16内の圧力は、圧力センサ素子1
7a及びセンサドライバ17bの出力に基づいて制御さ
れ、一定の負圧0.3mmH2 O±0.02mmH2
に保たれた。
【0018】上記のようにして堆積した2重構造の多孔
質膜を、別に用意した電気炉中でH2 ガスおよびO2
スの混合ガス雰囲気下で透明ガラス化した。このとき、
炉内にH2 ガスを5l/min供給し、O2 ガスを0.
5l/min供給し、電気炉内を1300℃に保持し
た。実施例の方法によれば、サンプル数n=100(1
ロットあたり20個)に対してガラス膜厚を調べたとこ
ろ、30μm±0.3μmと良好なものであった。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の酸化物ガ
ラス薄膜の製造方法及び装置によれば、多孔質状の薄膜
の形成に際し、排気管の排気圧を制御することによって
反応容器内の圧力を所定値に保つこととしている。この
ため、反応容器内の圧力が安定化して反応容器内に比較
的安定な対流が形成される。この結果、酸水素炎を安定
なものとすることができ、さらに形成された多孔質状の
薄膜をより均質なものとすることができ、ひいては均質
な酸化物ガラス薄膜を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の酸化物ガラス薄膜の製造装置を示す
図。
【図2】従来の酸化物ガラス薄膜の製造装置を示す図。
【符号の説明】
1…基板、12、13…火炎堆積手段、14…排気管、
16…反応容器、17a、17b、18、19a、19
b、34…圧力制御手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦野 章 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 広瀬 智財 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 石川 真二 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応容器内に酸水素炎とともに原料を供
    給して酸化物ガラス微粒子を生成し、該酸化物ガラス微
    粒子を基板上に堆積して多孔質状の薄膜を形成した後、
    該基板を高温で加熱して前記多孔質状の薄膜を透明化す
    る酸化物ガラス薄膜の製造方法において、 前記多孔質状の薄膜を形成する際に発生する余剰の酸化
    物ガラス微粒子を吸引排気する排気管の排気圧を制御す
    ることによって、前記反応容器内の圧力を所定値に保ち
    つつ前記多孔質状の薄膜を形成することを特徴とする酸
    化物ガラス薄膜の製造方法。
  2. 【請求項2】 反応容器内に酸水素炎とともに原料を供
    給して酸化物ガラス微粒子を生成し、該酸化物ガラス微
    粒子を基板上に堆積して多孔質状の薄膜を形成する火炎
    堆積手段と、 前記多孔質状の薄膜を形成する際に発生する余剰の酸化
    物ガラス微粒子を吸引排気する排気管と、 前記排気管の排気圧を制御することによって、前記多孔
    質状の薄膜を形成する際の前記反応容器内の圧力を所定
    値に保つ圧力制御手段と、 を備える酸化物ガラス薄膜の製造装置。
JP392592A 1992-01-13 1992-01-13 酸化物ガラス薄膜の製造方法及び装置 Pending JPH05188232A (ja)

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