JPH05187380A - 電動機一体型ポンプ - Google Patents
電動機一体型ポンプInfo
- Publication number
- JPH05187380A JPH05187380A JP474192A JP474192A JPH05187380A JP H05187380 A JPH05187380 A JP H05187380A JP 474192 A JP474192 A JP 474192A JP 474192 A JP474192 A JP 474192A JP H05187380 A JPH05187380 A JP H05187380A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- casing
- impeller
- pump
- stator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸シールをなくすことを目的とする。
【構成】 ケーシング内に回転可能に軸支されたインペ
ラの外周に誘導電動機の回転子が装着されるとともに回
転子と対峙してケーシング外側に誘導電動機の固定子が
配設されて構成される。
ラの外周に誘導電動機の回転子が装着されるとともに回
転子と対峙してケーシング外側に誘導電動機の固定子が
配設されて構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロケットにおける液体
燃料のブースターなどに適用される電動機一体型ポンプ
に関する。
燃料のブースターなどに適用される電動機一体型ポンプ
に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のポンプの説明図である。図
において、従来のポンプは電動モータ或いはタービン等
の動力源に回転軸03を直結されて駆動され作動する。
このポンプ内部から流体が外部或いは電動モータ内へ流
出しないように軸シールを必要とし、パッキン04が装
着されている。符号05は電動モータの回転子、06は
固定子(ステータ)、07はベアリング、08は軸シー
ルのパッキン押えである。
において、従来のポンプは電動モータ或いはタービン等
の動力源に回転軸03を直結されて駆動され作動する。
このポンプ内部から流体が外部或いは電動モータ内へ流
出しないように軸シールを必要とし、パッキン04が装
着されている。符号05は電動モータの回転子、06は
固定子(ステータ)、07はベアリング、08は軸シー
ルのパッキン押えである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のポ
ンプは、ポンプ内部から流体が外部或いは電動モータ内
へ流出しないように軸シールを必要としており、回転軸
03とパッキン04との摺動による動力損失および磨耗
を生ずる。また、ポンプ内部からの流体の漏洩を軸シー
ルにより完全に防止するのは難しい。
ンプは、ポンプ内部から流体が外部或いは電動モータ内
へ流出しないように軸シールを必要としており、回転軸
03とパッキン04との摺動による動力損失および磨耗
を生ずる。また、ポンプ内部からの流体の漏洩を軸シー
ルにより完全に防止するのは難しい。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電動機一体
型ポンプは上記課題の解決を目的にしており、ケーシン
グ内に回転可能に軸支されたインペラの外周に装着され
た誘導電動機の回転子と、該回転子と対峙して上記ケー
シング外側に配設された上記誘導電動機の固定子とを備
えた構成を特徴とする。
型ポンプは上記課題の解決を目的にしており、ケーシン
グ内に回転可能に軸支されたインペラの外周に装着され
た誘導電動機の回転子と、該回転子と対峙して上記ケー
シング外側に配設された上記誘導電動機の固定子とを備
えた構成を特徴とする。
【0005】
【作用】即ち、本発明に係る電動機一体型ポンプにおい
ては、ケーシング内に回転可能に軸支されたインペラの
外周に誘導電動機の回転子が装着されるとともに回転子
と対峙してケーシング外側に誘導電動機の固定子が配設
されており、ケーシング外側の固定子によりケーシング
内の回転子が回転してインペラを直接駆動することによ
りポンプ作用を行う。従って、回転軸をケーシング外側
へ貫通させてインペラを駆動する必要がなく、軸シール
をなくすことができる。
ては、ケーシング内に回転可能に軸支されたインペラの
外周に誘導電動機の回転子が装着されるとともに回転子
と対峙してケーシング外側に誘導電動機の固定子が配設
されており、ケーシング外側の固定子によりケーシング
内の回転子が回転してインペラを直接駆動することによ
りポンプ作用を行う。従って、回転軸をケーシング外側
へ貫通させてインペラを駆動する必要がなく、軸シール
をなくすことができる。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るポンプの説明
図である。図において、本実施例に係るポンプはロケッ
トにおける液体燃料のブースターに使用される電動機一
体型ポンプで、軸シールを必要としないようにするた
め、図に示すように本ポンプのインペラ5外周に誘導モ
ータの回転子1がインペラ5と一体化して装着され、ケ
ーシング2内にはベアリング6、回転軸3などとともに
ロータとしてこの回転子1と一体型のインペラ5が組込
まれている。また、ケーシング2外部には回転子1を駆
動する固定子(ステータ)4が取付けられており、ケー
シング2により流体の通る内部と外部とが完全に分けら
れている。なお、回転子1はインペラ5に代えて図示し
ないインデューサ外周に一体化して装着されていてもよ
い。固定子4により磁力が発生するとこの磁力に対して
回転子1に反撥力を生じ、誘導モータと同じ原理で回転
子1が回転する。回転子1とともにインペラ5も回転
し、ポンプ作用が行われる。
図である。図において、本実施例に係るポンプはロケッ
トにおける液体燃料のブースターに使用される電動機一
体型ポンプで、軸シールを必要としないようにするた
め、図に示すように本ポンプのインペラ5外周に誘導モ
ータの回転子1がインペラ5と一体化して装着され、ケ
ーシング2内にはベアリング6、回転軸3などとともに
ロータとしてこの回転子1と一体型のインペラ5が組込
まれている。また、ケーシング2外部には回転子1を駆
動する固定子(ステータ)4が取付けられており、ケー
シング2により流体の通る内部と外部とが完全に分けら
れている。なお、回転子1はインペラ5に代えて図示し
ないインデューサ外周に一体化して装着されていてもよ
い。固定子4により磁力が発生するとこの磁力に対して
回転子1に反撥力を生じ、誘導モータと同じ原理で回転
子1が回転する。回転子1とともにインペラ5も回転
し、ポンプ作用が行われる。
【0007】このように、本ポンプはケーシング2内で
インペラ5が直接回転子1により駆動されて回転するよ
うになっており、電動モータとポンプとを一体化して軸
シールを不要にすることにより回転軸3、ケーシング
2、ベアリング6などに対する厳しい同心度、寸法公差
が解消され、また特殊な調整治具などを必要としない。
また、軸シールによる摺動個所が全くないので、ヒドラ
ジン類、水素等の可燃性および危険性流体や、スペース
ステーション等の真空中で使用される場合における流体
などの漏洩を皆無にすることができる。また、特に極低
温、可燃性流体等の場合に軸シールに必要なパージが不
要になる。また、インペラ5と回転子1とをロータとし
て一体化することにより回転軸3を短かくすることがで
き、偏心による振動を抑えることができる。また、真空
中で使用する場合でも電動モータの冷却が不要である。
また、ポンプ重量の軽減、小型化が可能で、従来の50
〜70%程度の重量となる。また、機械的損失を軽減す
ることができ、また寿命を大きく延ばすことが可能であ
る。また、極低温の液体に使用することにより超伝導コ
イルの冷却が可能で、これにより伝導効率を大きく向上
させることができる。また、ケーシング2によりポンプ
内外が流体的に完全に分離されることにより可燃性の流
体に対して漏洩対策を行うことができる。また、流体の
漏洩を絶対に許さない真空空間用ポンプとして使用する
ことができる。従って、本ポンプはロケットにおける液
体燃料のブースターに使用される外、液体水素、液体酸
素、液体窒素、液体ヘリウム等の極低温流体、非磁性流
体、可燃性流体等の輸送用としても使用することができ
る。
インペラ5が直接回転子1により駆動されて回転するよ
うになっており、電動モータとポンプとを一体化して軸
シールを不要にすることにより回転軸3、ケーシング
2、ベアリング6などに対する厳しい同心度、寸法公差
が解消され、また特殊な調整治具などを必要としない。
また、軸シールによる摺動個所が全くないので、ヒドラ
ジン類、水素等の可燃性および危険性流体や、スペース
ステーション等の真空中で使用される場合における流体
などの漏洩を皆無にすることができる。また、特に極低
温、可燃性流体等の場合に軸シールに必要なパージが不
要になる。また、インペラ5と回転子1とをロータとし
て一体化することにより回転軸3を短かくすることがで
き、偏心による振動を抑えることができる。また、真空
中で使用する場合でも電動モータの冷却が不要である。
また、ポンプ重量の軽減、小型化が可能で、従来の50
〜70%程度の重量となる。また、機械的損失を軽減す
ることができ、また寿命を大きく延ばすことが可能であ
る。また、極低温の液体に使用することにより超伝導コ
イルの冷却が可能で、これにより伝導効率を大きく向上
させることができる。また、ケーシング2によりポンプ
内外が流体的に完全に分離されることにより可燃性の流
体に対して漏洩対策を行うことができる。また、流体の
漏洩を絶対に許さない真空空間用ポンプとして使用する
ことができる。従って、本ポンプはロケットにおける液
体燃料のブースターに使用される外、液体水素、液体酸
素、液体窒素、液体ヘリウム等の極低温流体、非磁性流
体、可燃性流体等の輸送用としても使用することができ
る。
【0008】
【発明の効果】本発明に係る電動機一体型ポンプは前記
のように構成されており、軸シールをなくすことができ
るので回転軸と軸シールとの摺動による動力損失および
摩耗を生ぜず、またポンプ内部からの流体の漏洩が完全
に防止される。
のように構成されており、軸シールをなくすことができ
るので回転軸と軸シールとの摺動による動力損失および
摩耗を生ぜず、またポンプ内部からの流体の漏洩が完全
に防止される。
【図1】図1は本発明の一実施例に係るポンプの断面図
である。
である。
【図2】図2は従来のポンプの断面図である。
1 回転子 2 ケーシング 3 回転軸 4 固定子 5 インペラ 6 ベアリング
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシング内に回転可能に軸支されたイ
ンペラの外周に装着された誘導電動機の回転子と、該回
転子と対峙して上記ケーシング外側に配設された上記誘
導電動機の固定子とを備えたことを特徴とする電動機一
体型ポンプ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP474192A JPH05187380A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 電動機一体型ポンプ |
FR939300233A FR2686657B1 (fr) | 1992-01-14 | 1993-01-13 | Pompe motorisee, notamment pour carburant. |
US08/003,612 US5407331A (en) | 1992-01-14 | 1993-01-13 | Motor-driven pump |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP474192A JPH05187380A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 電動機一体型ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05187380A true JPH05187380A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11592344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP474192A Pending JPH05187380A (ja) | 1992-01-14 | 1992-01-14 | 電動機一体型ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05187380A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020032169A (ko) * | 2000-10-26 | 2002-05-03 | 만 호 이 | 모터 펌프 |
WO2003085332A1 (fr) * | 2002-04-08 | 2003-10-16 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigerateur |
JP2006118398A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Asmo Co Ltd | 流体ポンプ |
JP2009515692A (ja) * | 2005-11-17 | 2009-04-16 | シーカ・テクノロジー・アーゲー | 液体混合装置 |
-
1992
- 1992-01-14 JP JP474192A patent/JPH05187380A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020032169A (ko) * | 2000-10-26 | 2002-05-03 | 만 호 이 | 모터 펌프 |
WO2003085332A1 (fr) * | 2002-04-08 | 2003-10-16 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigerateur |
US6986259B2 (en) | 2002-04-08 | 2006-01-17 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigerator |
JP2006118398A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-05-11 | Asmo Co Ltd | 流体ポンプ |
JP4524169B2 (ja) * | 2004-10-20 | 2010-08-11 | アスモ株式会社 | 流体ポンプ |
JP2009515692A (ja) * | 2005-11-17 | 2009-04-16 | シーカ・テクノロジー・アーゲー | 液体混合装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001017 |