JPH0518654A - 冷蔵庫の除霜時期決定方法及びその除霜制御装置 - Google Patents

冷蔵庫の除霜時期決定方法及びその除霜制御装置

Info

Publication number
JPH0518654A
JPH0518654A JP16836391A JP16836391A JPH0518654A JP H0518654 A JPH0518654 A JP H0518654A JP 16836391 A JP16836391 A JP 16836391A JP 16836391 A JP16836391 A JP 16836391A JP H0518654 A JPH0518654 A JP H0518654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
defrosting
refrigerator
door
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16836391A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokio Hotta
時雄 堀田
Toshimichi Hirata
俊通 平田
Masashi Toyoshima
昌志 豊嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP16836391A priority Critical patent/JPH0518654A/ja
Publication of JPH0518654A publication Critical patent/JPH0518654A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/02Sensors detecting door opening

Landscapes

  • Defrosting Systems (AREA)
  • Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 時間推移を加味した使用者の扉開放時間の状
況と圧縮機の運転率とから次回の除霜開始時期を決定す
るのに適した除霜制御装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 扉開放時間を計時する計時手段45と、計時
値あるいは演算値を連続して記憶する記憶手段47と、
記憶内容及び計時値から一定期間内の扉開放時間のパタ
ーンを演算する第1の演算手段46と、圧縮機の運転率
を演算する第2の演算手段51と、これらパターンと運
転率とから次回除霜手段30を動作させる時期を決める
除霜開始時期決定手段52とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用冷蔵庫や業務用
冷蔵庫等の冷蔵庫に設けられる扉の開放時間に基づいて
除霜手段の除霜開始時期を決定する方法及びその除霜制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷却器に付着する着霜量は圧縮機の運転
時間にある程度相関することから、従来は圧縮機の運転
時間を積算して積算時間が一定時間に達した時点で、除
霜を開始するようにしていた。しかしながら、冷蔵庫に
あっては扉を開放することにより庫内に多湿空気が流入
するため、冷却器への着霜量は扉の開閉操作状況によっ
て大きく左右される。そこで扉の開閉操作を考慮して除
霜時期を決定するものとして、例えば特公昭59−38
506号公報に示すように、扉の開閉回数が除霜開始扉
開閉回数に達したときに除霜装置に除霜を開始させる第
1の手段と、除霜完了検知素子から検知信号が出力され
たときに前回の除霜開始扉開閉回数と除霜量測定手段に
よる測定量とから次回の除霜開始扉開閉回数を演算する
第2の手段とを備えた除霜制御装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記公報に記載された
除霜制御装置によれば、扉の開閉回数が所定の回数(即
ち除霜開始扉開閉回数)に到達したときに除霜を開始さ
せるようにしたものである。しかしながら、扉が開放し
ている時間の長短に関係なく開閉回数だけをとらえてお
り、しかもこの扉の開閉操作の時間的推移は考慮されて
いない。即ち、食事の準備を行なう時間帯や購入した品
物を冷蔵庫に貯蔵する時間帯では、扉の開閉回数もさる
ことながら扉の開放時間は比較的長くなるのに対し、夜
間や外出中等の時間帯では扉の開閉操作が行われること
はないといったように、冷蔵庫を使用する者によって扉
を操作する頻度、時間的推移は異なるものであるにもか
かわらず、すべて同じものとして取り扱われている。こ
のため、冷蔵庫を使う人の一日の行動パターンや扉の数
量等使用者の使い方に合わせた除霜開始時期を決定する
ことができなかった。しかも、除霜中に扉を開放される
可能性が高く、外気流入による庫内温度上昇が大きくな
り冷却運転復帰後の冷却時間が長びいたり、除霜が終了
しないうちに除霜終了温度が検知されて除霜終了し、冷
却運転時の冷却能力低下を招く不具合いがあった。
【0004】一方、扉の開閉回数が所定の回数に到達し
たら圧縮機の運転率には関係なく除霜を開始させるもの
であるため、周囲環境の変化や庫内の負荷の大きさを加
味して除霜開始時期を決定することはできないものであ
った。このため、冷却運転復帰後の冷却時間が長びいた
り、除霜が完了しないうちに除霜終了して冷却運転時の
冷却能力が低下してしまう不具合いがあった。また、頻
繁に除霜が行われて除霜による無駄な電力消費を招いて
しまう危惧もあった。
【0005】更に、扉の開閉回数を時間推移に合わせて
記憶するものではないため、時間的変化の中での扉開閉
頻度を割り出したり予測したりすることはできず、各家
庭の冷蔵庫の使用パターンを学習し、学習内容に応じた
除霜開始時期の決定ができなかった。
【0006】本発明の第1の目的は、時間的推移を加味
し扉の開放時間が比較的少ない時期を選んで除霜手段の
除霜動作を開始させるようにした除霜時期決定方法を提
示することにある。
【0007】第2の目的は、冷蔵庫を使用する者の扉開
放時間の時間推移を加味したパターンと、圧縮機の運転
率とから次回の除霜開始時期を決定する除霜時期決定方
法を提示することにある。
【0008】第3の目的は、上述の除霜時期決定方法に
基づいた除霜を行なわせるのに適した除霜制御装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の目的を達成すべ
く、冷蔵庫の物品出入口を開閉する扉の開放時間を単位
時間毎に連続して記憶し、この記憶内容に基づき単位時
間よりも長い一定期間内での扉開放時間のパターンを割
り出し、このパターンに基づき扉開放時間の少ない時期
を選んで冷却器の除霜を行なう除霜手段を動作させるよ
うにした除霜時期決定方法を提示するものである。
【0010】第2の目的を達成すべく本発明の除霜時期
決定方法は、冷蔵庫の物品出入口を開閉する扉の開放時
間を単位時間毎に連続して記憶し、この記憶内容に基づ
いて扉開放時間のパターンを予測し、この予測したパタ
ーンと圧縮機の運転率とに基づき次回除霜手段を動作さ
せる時期を決定するようにしたものである。
【0011】更に、第3の目的を達成すべく本発明の冷
蔵庫の除霜制御装置は、冷却器の除霜を行なう除霜手段
と、冷蔵庫の物品出入口を開閉する扉の開放中に扉開放
信号を出力する検知手段とを備えた冷蔵庫において、単
位時間内において扉開放信号が出力されている時間を計
時する計時手段と、この計時手段の計時した値に基づき
扉開放時間のパターンを演算する第1の演算手段と、こ
の第1の演算手段の演算値を単位時間毎に連続して記憶
する記憶手段と、圧縮機の運転率を演算する第2の演算
手段と、この第2の演算手段の演算値と記憶手段の記憶
内容に基づき次回前記除霜手段を動作させる時期を決定
する除霜開始時期決定手段と、この決定手段が決定した
時期に除霜手段を動作させる制御手段とを備えたもので
ある。
【0012】
【作用】請求項1に示すように扉開放時間が比較的少な
い時期を選んで除霜手段を動作すれば、除霜中には扉開
放に伴なう外気流入の影響を受けにくくなるだけでなく
外気流入量を抑制することができ、庫内温度の上昇を抑
制することができる。
【0013】請求項2に示すように記憶した単位時間毎
の扉開放時間に基づいて扉開閉時間のパターンを予測す
ることで、使用者の扉開閉状況を把握している。また、
圧縮機の運転時間が限界時間に達する以前で扉開放時間
が少なくなる時期を次回の除霜開始時期と決めれば、周
囲条件や負荷の大小等色々な状況の中で使用される冷蔵
庫に対して、その使用状況に合わせた除霜開始時期を決
定することができる。しかも除霜による庫内温度上昇を
抑制できる。
【0014】請求項3によれば、除霜開始時期決定手段
によって決定される次回の除霜動作時期は、圧縮機の運
転率と扉開放時間のパターンに応じて決まるため、冷蔵
庫の使用状況に合わせて除霜時期を決めることができ、
除霜による温度上昇を極力抑制することが可能である。
このとき扉の開放時間の少ない時期に除霜を行なうよう
にすれば、より効果的である。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0016】1は低温庫としての冷蔵庫である。冷蔵庫
1は、外箱2と内箱3との間に断熱材4を充填して構成
される断熱箱体5と、この断熱箱体5の正面開口を開閉
自在に閉塞する扉体6,7,8,9,10,11と、庫
内を冷凍室12と冷蔵室13とに区画する仕切部材14
と、前記冷蔵室13内をさらに第1冷蔵室13Bと氷温
室15と野菜室16とに区画する仕切板17及び18
と、前記冷凍室12を左側の第2冷凍室及び右側の第1
冷凍室に区画する断熱性の区画壁(図示せず)と、前記
冷凍室12(特に第2冷凍室)内に画成された製氷室1
9及び速凍室20と、前記第1冷蔵室13B内に画成さ
れた給水室21と、前記冷凍室12の背部に設置された
プレートフィン式の主冷却器22及び送風機23と、前
記冷蔵室13への冷気流量を調整するダンパー装置24
とから構成されている。
【0017】また、製氷室19、第1冷蔵室13B及び
速凍室20の各室背面には冷気の吹出口25,27,2
8が形成されている。更に、扉体6は冷凍室12の左側
部分即ち第2冷凍室の物品出入口を、扉体7は冷凍室1
2の右側部分即ち第1冷凍室の物品出入口を、扉体8及
び9は第1冷蔵室13Bの物品出入口をそれぞれ閉塞
し、各扉体6,7,8,9は外側端が枢支された観音開
き式のドアであり、各扉体の開閉を検知する扉開閉検知
手段42としてのドアスイッチを有している。扉体10
は氷温室15を、扉体11は野菜室16をそれぞれ閉塞
する引き出し式のドアである。Kは仕切部材14の内部
に形成され第1冷蔵室13Bの空気を主冷却器22に帰
還させる冷気帰還通路である。
【0018】前記第2冷凍室は、上部に製氷室19が下
部に速凍室20がそれぞれ形成されており、この第2冷
凍室の背面板の後方には、送風機23からの冷気を第2
速凍室に導く冷気供給通路Dが形成されている。尚、3
0は後述するように主冷却器22に付着した霜を除去す
るための除霜手段としての電気ヒータである。
【0019】図1は冷蔵庫の除霜制御装置Sの概略ブロ
ック回路図であり、40は制御装置の母体をなすマイク
ロコンピュータである。41は圧縮機、42は扉体6,
7,8,9の開閉を検知するように各扉体に対応して設
けられた扉開閉検知手段としてのドアスイッチ(以下ド
アスイッチと称する)である。ドアスイッチ42は、扉
が開放されたときONし(扉開放信号としてのON信号
を出力し)、扉が閉塞されたときOFFする(ON信号
を解除する)ものである。
【0020】43は温度を検出する温度検出手段であ
り、実質的には、冷凍室12の温度を検知する冷凍室温
度センサ、第1冷蔵室13Bの温度を検出する冷蔵室温
度センサ、氷温室15の温度を検出する氷温室温度セン
サ及び主冷却器22の除霜終了温度を検出して除霜終了
信号を出力する除霜終了温度センサを含み、各センサを
総称して一つの温度検出手段と表現した。
【0021】マイクロコンピュータ40は、電源投入後
或いは除霜終了後単位時間(例えば1時間)毎に信号を
出力する第1時限手段44(以下タイマ1と称する)
と、扉開閉検知手段42からON信号が出力されている
時間を計時しタイマ1の信号を受けた時点での計時値を
出力する計時手段45(以下カウンタ1と称する)と、
カウンタ1の計時値から上述の単位時間(本例では1時
間)毎に所定の演算を行いその演算値を、単位時間より
も長い一定期間(例えば24時間)内での扉開放時間の
パターンにおける一時間分のデータとする第1の演算手
段46と、この演算手段46の演算値を単位時間毎に連
続して分けて記憶する記憶手段47と、圧縮機41の運
転時間を積算する積算手段としての第2時限手段48
(以下タイマ2と称する)と、圧縮機の運転率を算出す
るために数周期分の中での非運転(即ち停止)時間を計
時する計時手段49(以下カウンタ2と称する)と、数
周期分の中での圧縮機の運転時間を計時する計時手段5
0(以下カウンタ3と称する)と、カウンタ2及び3の
値から圧縮機の運転率を演算する第2の演算手段51
と、第1の演算手段47の演算した扉開放時間のパター
ン(実際には記憶手段47の記憶内容)と第2の演算手
段51の演算した運転率とに基づいて次回除霜手段30
を動作させる時期(即ち除霜運転を開始させる時期)を
決定する除霜開始時期決定手段52と、この決定手段5
2が決定した時期に除霜を開始させるための信号(即ち
除霜開始信号)を出力する第3時限手段53(以下タイ
マ3と称す)とを備えている。54はタイマ3からの除
霜開始信号を受け、除霜手段30を動作させる制御手段
である。
【0022】ここで、扉開放時間のパターンとは、24
時間を一定期間としてこの期間内を1時間毎に区分し、
扉開放時間を縦軸にとり時間推移を横軸にとって、収集
したデータの演算値を各区分に対して表現したときに出
来上がった曲線を表すものであって、その一例を図4に
示す。即ち、1時間単位でデータを収集し、収集したデ
ータのうち同一時刻に対するデータを第1の演算手段4
6で演算して得られた24個の値(データを時間的推移
を加味して一日分にまとめた時間特性)のことをいうの
である。
【0023】第1の演算手段46は、計時手段45から
の計時値(データ)を単位時間(即ち1時間)毎に演算
するものであり、本実施例においては最初の一日目はデ
ータそのものを出力するが、2日目以降は計時したデー
タが古くなるほどそのデータに対する係数を小さくする
とともに新しいデータほど係数を大きくした(即ち数日
間のデータに重みをもたせた)うえで総和をとり、この
総和を演算値として記憶手段47に記憶させる方式(い
わゆる重み付け方式)によるデータ更新を行なって扉開
放時間の1時間分のパターンとしている。ただし、デー
タ更新方式は、上述の方式に限定されるものではなく、
例えばデータそのものを数日間分記憶しこの記憶したデ
ータの相加平均を1時間分のパターンとしてもよい。
【0024】上述の方式に対しては、1時間毎のパター
ンを記憶する24個の記憶領域と、一時間分のデータそ
のものを記憶する1つの記憶領域の最低計25個の記憶
領域があればよい。24個の記憶領域には、区画番号が
行列のかたちで指定されており、この行列に対応して記
憶すべき数値を(X,Y)と表現する。ただし、この行
列におけるXは、日付を示すものであり、行列における
Yは、0時から24時までの時刻を1時間単位で表すも
のであり、本実施例においてYには0から23までの自
然数を対応させるものとする。そしてこの行列に対応す
る数値をかっこをつけて表現し、この数値がその記憶領
域における記憶値を表わすものである。例えば(0,
7)の領域の記憶値が(10)であった場合、7時〜8
時までの1時間における扉開放時間のパターンが10秒
であったことを示しており、(0,16)の領域の記憶
値が(40)であった場合、16時〜17時までの1時
間における扉開放時間のパターンが40秒であったこと
を示すものである。
【0025】除霜開始時期決定手段52は、タイマ2の
積算時間が所定の時間(例えば6.5時間)となった時
点で、まず圧縮機の運転率を割り出し、そのままの運転
率で圧縮機の運転が行なわれるものと想定して積算時間
が所定の時間よりも長い限界時間(例えば10時間)に
到達するまでの間の期間と、扉開放時間のパターンとを
照合することによって、次回の除霜開始時期を決定す
る。詳述すれば、前記第1の演算手段で演算した24個
の値をその後一日分の扉開放時間のパターンと想定し
て、扉の開放時間が少ないと予想される時期を選んで次
回の除霜開始時期を決定するのである。
【0026】例えば、図4に示すような扉開放時間のパ
ターンが割り出され、圧縮機の運転率が5割であること
が割り出された場合に、前回除霜終了時刻が3時であっ
たとすれば、運転率が50%で所定の時間が経過するの
は3時から13時間後即ち16時で、運転率が50%で
限界時間が経過するのは3時から20時間後即ち23時
であり、この16時から23時までの間において扉開放
時間が最小となる時刻即ち22時を選んで、次回の除霜
開始時刻を22時と決定する。尚、この決定は16時の
時点でなされることから、22時は16時から5時間後
となるため、決定手段52はタイマ3をここで求めた時
間即ち5時間に設定し、5時間後に除霜開始信号が出力
されるようにするものである。
【0027】以下図5及び図6のフローチャートに基づ
き除霜制御装置の動作について説明する。
【0028】まず電源が投入されると、ステップS1
記憶をすべて初期状態とする(詳しくは、記憶領域すべ
ての数値をクリアし、X及びYを0にセットするととも
に、データの収集が始まって1日経過していないことを
示すフラグ1をセットすることに合わせ、タイマ2及び
カウンタ1をリセットする)。そして、ステップS2
タイマ1を単位時間として例えば60分にセットする。
【0029】ステップS3で減算動作を開始し、ステッ
プS4で60分経過したか否かを判断する。60分経過
していればステップS8へ移行し、60分経過していな
ければステップS5にて扉が開状態にあるか否か(即ち
ドアスイッチがオンか否か)が判断され、開状態であれ
ばステップS6でカウンタ1の計数値に1をたす作業
(即ち計数作業)を行ないステップM1へ移行する。ス
テップS5で開状態でない場合にもステップM1へ移行す
る。
【0030】一方、ステップS8では、再度タイマ1を
60分にセットし、ステップS9でフラグ1があるか否
かを判断し、フラグ1があればステップS10で1日目の
時刻Yにおけるデータを記憶領域(X,Y)のデータと
する作業を行いステップS12へ移行し、フラグ1がなけ
ればステップS11で演算作業を行い演算値を記憶手段4
7に記憶させてステップS12へ移行する。尚、ステップ
11では収集したデータから演算作業を行うものとす
る。演算作業を説明すると、前回求めた演算値をD倍し
たものから前回の演算値を引き、最も新しいデータを足
して、Dで割った値を新しい演算値として記憶させるの
である。この操作による記憶値の一般式を表すと数1の
ようになる。これによれば、D日分のデータに限らずデ
ータを収集し始めた最初のデータから最新データまで全
てのデータが残るものとなる。
【0031】
【数1】
【0032】ステップS12ではカウンタ1をリセット
し、ステップS13で一定期間(例えば1日)が経過した
か否か(即ちYが23か否か)を判断する。ステップS
13で1日経過していなければステップS14でYに1を加
えた数をYにセットし(即ち記憶領域を一つ隣りの領域
にシフトさせ)てステップS3へ復帰する。以下、ステ
ップS13で一日が経過したと判断されるまでステップS
3〜S6及びS8〜S14までの作業を繰り返して、一日分
のデータの収集作業を行いつつ、記憶領域の記憶内容の
更新を行う。
【0033】ステップS13で1日経過していれば、ステ
ップS15で一日が経過していないことを示すフラグ1を
リセットし、ステップS16でYを0にセットし、ステッ
プM 1へ移行する 他方、ステップM1では、圧縮機が動作中であるか否か
を判断し、動作中であればステップM2でタイマ2の積
算動作を行ない、ステップM3でカウンタ3の計数動作
を行ってステップM5へ移行し、動作中でなければステ
ップM4でカウンタ2の計数動作を行ってステップM5
移行する。ステップM5では圧縮機が運転状態から停止
状態に変化したか否かを判断し、変化があればステップ
6で各計数値を記憶すると共にカウンタ2及び3をリ
セットしてステップM7へ移行し、変化がなければステ
ップM7へ移行する。
【0034】ステップM7では、積算時間が所定の時間
例えば6.5時間となったか否かを判断し、6.5時間
が経過していればステップM8で6.5時間経過した事
を表わすフラグ2をセットしてステップM9へ移行す
る。ステップM7で6.5時間が経過していなければ、
ステップM15へ移行する。
【0035】ステップM9では、データを収集しはじめ
てから1日が経過していないことを表わすフラグ1が有
るか否かを判断し、フラグ1があればステップM10でタ
イマ2の積算時間が前述の所定の時間よりも長い初期値
(例えば8時間)に到達したか否かを判断し、8時間に
到達していればステップM18へ移行し、8時間経過して
いなければステップS3へ復帰する。ここでは扉開放時
間のデータを収集しはじめてから1日が経過するまで
は、定期的即ち圧縮機の積算時間が初期値に到達するご
とに冷却器の除霜を行なわせようというものである。
【0036】ステップM9でフラグ1がなければ、ステ
ップM11で1日における扉の開閉(頻度の)パターンを
読み出して、ステップM12で圧縮機の運転率を算出し、
ステップM13で初期値よりも長い限界時間に到達するま
でその運転率のままで運転が継続されるものとして、前
述のパターンと照合して扉の開放時間が少なくなる時期
と合致するときを除霜開始時期として定め、この開始時
期までに要する時間を割り出し、ステップM14でこの割
り出した時間をタイマ3にセットして、ステップS3
復帰する。
【0037】ステップM15では、フラグ2が有るか否か
を判断し、フラグ2が有ればステップM16でタイマ3の
減算動作を行ない、ステップM17でタイマ3がカウント
アップしたか否かを判断し、カウントが終了していれば
ステップM18で除霜開始信号を出力して除霜手段30の
除霜動作を開始させ、ステップM19でタイマ2をリセッ
トし、ステップM20でフラグ2をリセットしてステップ
3へ復帰する。ステップM17でカウントが終了してい
ない場合にもステップS3へ復帰する。
【0038】尚、除霜手段30の除霜終了は、温度検出
手段からの除霜終了信号に基づき行なえばよいが、この
除霜終了信号が出力された時期を記憶しておき、次回の
除霜開始時期の決定に利用することが好ましい。
【0039】以上のように物品出入口を開閉する扉体
6,7,8,9の開放時間を1時間毎に連続して記憶
し、一定期間(本例では24時間)内で扉開放時間のパ
ターンを割り出し、割り出したパターンの中で開放時間
が少なくなる時期に除霜を行なうため、扉開放に伴なう
外気流入を抑えた除霜運転を実行でき、除霜による庫内
の温度上昇を抑制できる。しかも、冷蔵庫を使用する家
庭における扉開放時間の状況を学習することができ、各
家庭の使い方に合わせた除霜開始時期を決定することが
できる。さらに、学習内容からその後の扉開放時間のパ
ターンを予測することができ、この予測パターンと、実
際の圧縮機の運転率とに基づいて、除霜開始時期を決定
すれば、扉開放時間だけでなく各家庭の使用状況及び外
部環境の変化を加味した除霜時期の決定が行なえ、汎用
性に富んだ除霜を行なえる冷蔵庫を提供できる。
【0040】一方、扉の開閉を検出するドアスイッチや
圧縮機の運転時間を積算する積算手段は、通常の冷蔵庫
に搭載されており、計数手段・記憶手段・演算手段・決
定手段はマイクロコンピュータ40の機能に組み込めば
よいことから、大きく部品を追加することなく冷蔵庫使
用者の使い方に合わせた除霜開始時期の決定が行なえる
と共に、学習機能を有し賢明で使い易い冷蔵庫を提供で
きる。
【0041】
【発明の効果】以上のように請求項1の除霜時期決定方
法によれば、冷蔵庫を設置する使用者の冷蔵庫使用頻
度、特に扉開放時間を学習することができるため、使用
者の使用状況を把握できる一方、開放時間の少ない時間
帯即ち外気流入の少ない時期を選んで除霜を開始させて
いることから、従来のような不具合を解消しつつ除霜に
伴なう庫内温度の上昇を極力抑制できる。
【0042】また、請求項2の方法によれば、記憶した
時間に基づいて予測された開閉時間のパターンに加え圧
縮機の運転率を加味して除霜時期が決定されることか
ら、庫内温度が安定ししかも扉の開放時間が少なく外的
負荷の小さい時期を選定することができ、扉の開閉回数
よりも庫内温度変化の影響が強い扉開放時間を加味でき
ることに加え、外的負荷を考慮した上で、庫内温度変動
を抑制した除霜開始時期を決定することができる。
【0043】更に請求項3の装置によれば、冷蔵庫使用
者の扉開閉時間のパターンを学習することができ、この
学習内容と実際の運転率に基づいて次回の除霜を開始す
る時期を決定するため、周囲環境変化に対応した除霜開
始時期を決めることができ、冷蔵庫内の温度変動を抑制
した除霜動作が行なえる。また、使用者の使い方に合わ
せた除霜開始時期を決めることができ、除霜に関して汎
用性に富んだ使い勝手の良い冷蔵庫を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の除霜制御装置の概略構成を示すブロッ
ク回路図である。
【図2】冷蔵庫の正面図である。
【図3】図2の冷蔵庫の縦断面図である。
【図4】1日における扉開放時間の1パターンと運転率
50%のときを例にとり除霜開始時期決定の一例を示す
説明図である。
【図5】扉開放時間の計時動作・演算動作及び記憶動作
を示すフローチャートである。
【図6】除霜開始時期決定のための動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 30 除霜手段 41 圧縮機 42 扉開閉検知手段 45 計時手段 46 第1の演算手段 47 記憶手段 48 第2時限手段 51 第2の演算手段 52 除霜開始時期決定手段 54 制御手段 S 除霜制御装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却器の除霜を行なう除霜手段を備えた
    冷蔵庫において、冷蔵庫の物品出入口を開閉する扉の開
    放時間を単位時間毎に連続して記憶し、この記憶内容に
    基づき単位時間よりも長い一定期間内での扉開放時間の
    パターンを割り出し、このパターンに基づき扉開放時間
    の少ない時期を選んで、除霜手段を動作させるようにし
    たことを特徴とする冷蔵庫の除霜時期決定方法。
  2. 【請求項2】 冷却器で冷却された空気を庫内に循環し
    て庫内の冷却を行なう冷蔵庫において、冷蔵庫の物品出
    入口を開閉する扉の開放時間を単位時間毎に連続して記
    憶し、この記憶内容に基づいて扉開放時間の単位時間よ
    りも長い一定時間後までの扉開放時間のパターンを予測
    し、この予測したパターンと圧縮機の運転率とに基づき
    次回除霜手段を動作させる時期を決定するようにしたこ
    とを特徴とする冷蔵庫の除霜時期決定方法。
  3. 【請求項3】 冷却器の除霜を行なう除霜手段と、冷蔵
    庫の物品出入口を開閉する扉の開放中に扉開放信号を出
    力する検知手段とを備えた冷蔵庫において、単位時間内
    において扉開放信号が出力されている時間を計時する計
    時手段と、この計時手段の計時した値に基づき扉開放時
    間のパターンを演算する第1の演算手段と、この第1の
    演算手段の演算値を単位時間ごとに連続して記憶する記
    憶手段と、圧縮機の運転率を演算する第2の演算手段
    と、第2の演算手段の演算値と記憶手段の記憶内容に基
    づき次回前記除霜手段を動作させる時期を決定する除霜
    開始時期決定手段と、この決定手段が決定した時期に除
    霜手段を動作させる制御手段とを備えたことを特徴とす
    る冷蔵庫の除霜制御装置。
JP16836391A 1991-07-09 1991-07-09 冷蔵庫の除霜時期決定方法及びその除霜制御装置 Pending JPH0518654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16836391A JPH0518654A (ja) 1991-07-09 1991-07-09 冷蔵庫の除霜時期決定方法及びその除霜制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16836391A JPH0518654A (ja) 1991-07-09 1991-07-09 冷蔵庫の除霜時期決定方法及びその除霜制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0518654A true JPH0518654A (ja) 1993-01-26

Family

ID=15866700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16836391A Pending JPH0518654A (ja) 1991-07-09 1991-07-09 冷蔵庫の除霜時期決定方法及びその除霜制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0518654A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057886A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Hitachi Appliances Inc 冷蔵庫

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63254379A (ja) * 1987-04-11 1988-10-21 株式会社東芝 冷蔵庫の除霜制御システム

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63254379A (ja) * 1987-04-11 1988-10-21 株式会社東芝 冷蔵庫の除霜制御システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012057886A (ja) * 2010-09-10 2012-03-22 Hitachi Appliances Inc 冷蔵庫

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4463348A (en) Refrigerator door usage monitor and display system
KR0154584B1 (ko) 냉장고 성에제거 제어장치
US9032751B2 (en) Adaptive defrost controller for a refrigeration device
JP3231076B2 (ja) 冷蔵庫の自動運転制御方法
US4481785A (en) Adaptive defrost control system for a refrigerator
CA1197701A (en) Ice maker control
US7174729B2 (en) Automatic defrost controller including air damper cleaning
CN104930814A (zh) 冰箱的化霜控制方法和装置
MXPA02000088A (es) Metodo y aparato determinista de descongelamiento de refrigerador.
CN110332758B (zh) 冰箱的制冷控制方法与装置
JPH0526564A (ja) 冷蔵庫の制御装置
JPH05248756A (ja) 冷蔵庫の除霜制御のための使用パターン学習方法
CA2409641C (en) Sealed system multiple speed compressor and damping control
CN113227685B (zh) 冰箱
JPH0526555A (ja) 冷蔵庫の冷却運転方法及びその冷却運転制御装置
JPH0518654A (ja) 冷蔵庫の除霜時期決定方法及びその除霜制御装置
JPH1089834A (ja) 冷蔵庫
US20240133604A1 (en) Method for controlling refrigerator operation and refrigerator
JPH051878A (ja) 低温庫の除霜時期決定方法及びその除霜制御装置
RU2132026C1 (ru) Способ и устройство управления размораживанием холодильника
JP2869224B2 (ja) 冷蔵庫の除霜制御装置
JPH06249566A (ja) 冷蔵庫の除霜制御装置
KR20120039881A (ko) 냉장고 및 그 운전 방법
JP2891688B1 (ja) 冷蔵庫の除霜制御方法及び除霜制御装置
CN112146348B (zh) 一种检测冰箱门闪缝的控制方法、控制装置和冰箱