JPH0518648A - 冷水供給装置 - Google Patents

冷水供給装置

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JPH0518648A
JPH0518648A JP17270291A JP17270291A JPH0518648A JP H0518648 A JPH0518648 A JP H0518648A JP 17270291 A JP17270291 A JP 17270291A JP 17270291 A JP17270291 A JP 17270291A JP H0518648 A JPH0518648 A JP H0518648A
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JP
Japan
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cold
paraffin
tank
heat
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP17270291A
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English (en)
Inventor
Hiroki Tobimatsu
浩樹 飛松
Koichi Hayashi
浩一 林
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パラフィンによって冷却器からの冷熱を蓄え
ることにより、タンクをコンパクト化して、パラフィン
の潜熱及び顕熱を利用して一定量の水道水を冷水とする
ことができる。 【構成】 吐水部4への配管中に、吐出する冷水の設定
温度を融点とし、融解・凝固にともなう潜熱及び顕熱を
利用するパラフィン蓄熱材9を収納したタンクaを設
け、同タンクaに、相変化蓄冷材9を冷却する冷却器16
を接続して、冷却器16で水道水を冷水として、タンクa
内に蓄える。さらに、パラフィン蓄冷材9を冷却して、
パラフィン蓄冷材9を凝固させ、その際に、多量の冷熱
を蓄える。そして、冷熱供給器の作動を停止しても、パ
ラフィン蓄冷材9の潜熱及び顕熱によってタンクa内の
保冷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パラフィンによって冷
熱供給器からの冷熱を蓄えることにより、タンクをコン
パクト化して、パラフィンの潜熱を利用して一定量の水
道水を冷水とすることができる冷水供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、吐水具には、配管中に冷水器を取
付けたものがあり、同冷水器によって水道水を冷却し
て、同吐水具から冷水を吐水するようにしている。かか
る冷水器は、冷却器と、配管中に配設した一定の容量の
タンクとよりなり、同タンクに取付けた冷水器によっ
て、タンク内の水道水を直接冷却して、水道水を冷水と
し、しかも、いつでも使えるように、タンク内に冷水を
蓄えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の冷水器
は、以下のような課題を有していた。
【0004】即ち、かかる冷水器は、冷水の温度を一定
に保つために、複雑な制御を要し、しかも、一定の量の
冷水をつくる際に、その容量のタンクに水道水を収納す
ることにより、そのタンクをコンパクトにすることがで
きなかった。
【0005】本発明は、上記の課題を解決することがで
きる冷水供給装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、吐水部への
配管中に、吐出する冷水の設定温度を融点とし、融解・
凝固にともなう潜熱及び顕熱を利用する相変化蓄熱材を
収納したタンクを設け、同タンクに、相変化蓄冷材を冷
却する冷却器を接続したことを特徴とする冷水供給装置
を提供するものである。
【0007】また、本発明は、上記の相変化蓄冷材とし
て、融点を0〜15℃としたパラフィンを用いたことを特
徴としている。好ましくは、融点が3〜7℃のパラフィ
ンがよい、この場合、炭素数13〜16の単体又は混合物を
使用すればよい。
【0008】
【発明の作用】本発明では、冷熱供給器によって、タン
ク内のパラフィン蓄冷材を冷却して、凝固点 (0〜15
℃) でパラフィン冷蓄材が凝固し、その際に、パラフィ
ン蓄冷材が多量の冷熱を蓄えて、タンク内のパラフィン
蓄冷材の潜熱及び顕熱を利用して、タンク内に流入され
る常温の水道水の熱を奪って、その冷却を行い、一定の
温度の冷水とする。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれ
ば、図1の斜視図において、1は本発明に係る冷水供給
装置を示し、同供給装置1は、洗面器2を有する洗面台
3内に設けた収納部に配設され、洗面器2上に設けた蛇
口等の吐水部4に配管5を介して接続されている。そし
て、冷水供給装置1で、水道水を冷水として蓄え、いつ
でも吐水部4より吐水できるようにしている。
【0010】以下、冷水供給装置1の構成について図2
を参考にして詳説する。即ち、配管5の中途部に、一定
の容量を有するタンクaを設けており、タンクaの下側
部に、配管5の上流側部5aを連通連結するとともに、そ
の上側部に吐水具4への配管5の下流側部5bを連通連結
している。本実施例では、タンクaを、一次ケース6
と、二次ケース7とより構成し、一次ケース6には、断
熱材8を介して二次ケース8で被覆して、保温性を良好
としている。また、一次ケース6内には、相変化蓄冷材
として、多数のパラフィン蓄冷材9を収納して、パラフ
ィン蓄冷材9によって、その冷熱を蓄えるものである。
なお、Vは各配管5中に設けたバルブを示し、このバル
ブVは圧力調整バルブとすることが好ましく、その間の
タンクa内の圧力調整を行う。
【0011】本実施例では、図3に示すように、パラフ
ィン蓄冷材9を、蓄冷カプセル10に収納して、一次ケー
ス6に内蔵されており、蓄冷カプセル10は、図3に示す
ように、長尺状とした金属製の円筒体11内に、熱伝導材
としての水12とともにパラフィン蓄冷材9を収納し、同
円筒体11の上下端部に、シール材を介して蓋体15を取付
けてその内部を密閉している。そして、タンクa内に、
長尺の蓄冷カプセル10をを上下方向に向けて収納した際
に、各カプセル10間に流路が形成されて、タンクa内の
水道水の流れを円滑に行うことができる。
【0012】また、円筒体11は、熱伝導性が優れた銅、
アルミニウム、ステンレス鋼によって製造されている。
【0013】さらに、パラフィン蓄冷材9は、パラフィ
ン系炭化水素のうち炭素数を14〜16の流動パラフィン13
を使用して、凝固点 (融点) を3〜7℃としており、図
3において、メラミン樹脂或いはゴム系樹脂の被膜14内
に収納されて、内部の流動パラフィン13の融解、凝固に
ともなう膨脹、収縮に応じてその被膜14が伸縮するよう
にしている。
【0014】また、パラフィン蓄冷材9の他の実施例と
して、異種のパラフィン系炭化水素を混合したものを使
用することもでき、この場合、例えば、炭素数14のパラ
フィン系炭化水素73.5% 、炭素数15のパラフィン系炭化
水素23.5% 及び炭素数15のパラフィン系炭化水素2.1%を
混合して、融点を4.7 ℃としている。
【0015】かかる構成によって、図2に示すように、
冷却器16でパラフィン蓄冷材9を冷却する際に、パラフ
ィン蓄冷材9の熱が奪われて冷却し、その凝固点 (3〜
7℃) で凝固し、しかも、パラフィンの凝固の際に、多
量の冷熱を蓄えて、そして、冷熱供給器16の作動を停止
しても、パラフィン蓄冷材9の潜熱によってタンクa内
の温度を保つものである。従って、タンクa内のパラフ
ィン蓄冷材9の潜熱及び顕熱によって、同タンクa内に
流入される常温の水道水の熱を奪ってその冷却を行うも
のである。
【0016】本実施例では、図2に示すように、一次ケ
ース6の上下側部に、メッシュ状のパラフィン分離膜17
を取付けて、蓄冷カプセル10から漏れたパラフィン蓄冷
材9を同パラフィン分離膜17で捕獲するようにしてい
る。
【0017】また、上記の冷水供給装置1には、冷却器
16が接続されており、同冷却器16からの冷熱によって、
タンクa内を冷却して、水道水を冷水とするものであ
る。本実施例では、図2に示すように、一次ケース6の
上側部に、冷却器16を接続して、一次ケース6の上側部
より冷却してタンクaの水を媒体としてパラフィン蓄冷
材9を均等に冷却するようにしている。
【0018】さらに、本実施例では、一次ケース6内の
中央部に、温度センサ20を取付けるとともに、同センサ
20に、冷却器16を制御する制御部21を接続しており、こ
の場合、パラフィン蓄冷材9によって、タンクa内を長
時間一定の温度に保持するので、その制御を容易に行う
ことができる。なお、22は、一次ケース6内の下流側に
設けた邪魔板を示す。
【0019】また、図2に示すように、タンクaからの
配管5の下流側部には、補助タンク23を設けるととも
に、同タンク23に、補助冷却器24が取付けられている。
冷水の使用量が多く、その温度が設定温度より上昇した
場合、又は設定温度より低い温度の冷水の供給を必要と
する場合等、補助冷却器24によって、タンクaより流出
する冷水を多少冷却して、所定の水温とするものであ
る。なお、24a は補助冷却器24から補助タンク23内に伸
延した補助冷却部を示す。
【0020】また、パラフィン蓄冷材9の他の実施例と
して、図4に示すように、一次ケース6内に収納する蓄
冷カプセル10を球状に形成し、球状の蓄冷カプセル10
に、流動パラフィン13を収納したものであり、他方、蓄
冷カプセル10をハニカム状に構成することも可能として
いる。
【0021】本発明では、パラフィン蓄冷材9の潜熱を
利用して、タンクa内を保冷することにより、タンクa
を可及的にコンパクトに構成することができ、例えば、
水温を20℃とした水道水から水温5℃の冷水を2リット
ルつくる場合、タンクaの容量を1.2 〜1.5 リットルと
することかできる。
【0022】なお、本実施例においては、冷水供給装置
1を洗面台に適応した場所に設置した場合について詳説
したが、冷水供給装置1をキッチンに適用するようにし
てもよい。
【0023】
【発明の効果】従って、本発明によれば、パラフィン蓄
冷材によって、冷熱を蓄えることにより、タンクの容量
を小さくして、コンパクト化を図ることができ、その
為、洗面台の狭い収納部への内蔵を容易に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷水保温用蓄冷槽の取付状態を示
す斜視図である。
【図2】本発明の冷水保温用蓄冷槽の構成を示す説明図
である。
【図3】蓄冷カプセルの断面図である。
【図4】パラフィン蓄冷材の他の実施例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 冷水保温用蓄冷槽 2 吐水具 a タンク 9 パラフィン蓄冷材 16 冷熱供給器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐水部4への配管中に、吐出する冷水の
    設定温度を融点とし、融解・凝固にともなう潜熱及び顕
    熱を利用する相変化蓄熱材9を収納したタンクaを設
    け、同タンクaに、相変化蓄冷材9を冷却する冷却器16
    を接続したことを特徴とする冷水供給装置。
  2. 【請求項2】 上記の相変化蓄冷材9として、融点を0
    〜15℃としたパラフィンを用いたことを特徴とする請求
    項1に記載の冷水供給装置。
JP17270291A 1991-07-12 1991-07-12 冷水供給装置 Pending JPH0518648A (ja)

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JP17270291A JPH0518648A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 冷水供給装置

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JP17270291A JPH0518648A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 冷水供給装置

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JP17270291A Pending JPH0518648A (ja) 1991-07-12 1991-07-12 冷水供給装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004300424A (ja) * 2003-03-14 2004-10-28 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd 蓄熱材、その製造方法、加温あるいは冷却システムおよび蓄熱性物品、および共重合体
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