JPH0518517Y2 - - Google Patents
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- JPH0518517Y2 JPH0518517Y2 JP11398887U JP11398887U JPH0518517Y2 JP H0518517 Y2 JPH0518517 Y2 JP H0518517Y2 JP 11398887 U JP11398887 U JP 11398887U JP 11398887 U JP11398887 U JP 11398887U JP H0518517 Y2 JPH0518517 Y2 JP H0518517Y2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G5/00—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
- F16G5/16—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
- F16G5/166—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with non-metallic rings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pulleys (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
Description
（産業上の利用分野）
本考案はニユートラルベルトの長手方向に沿つ
て直角定ピツチでブロツクを取り付けてなるブロ
ツク付高負荷伝動ベルトに関するものである。 （従来の技術） ニユートラルベルトの凹凸に嵌合してブロツク
を固着せしめた高負荷伝動ベルトは近時自動車の
分野を始めとして各方面で広く利用されている
が、この高負荷伝動ベルトの基本的構造は、一般
に第２図に示す如く抗張体ロープ３を弾性体４内
に埋設してなるニユートラルベルト１の上下凹凸
に嵌合せしめて上下ブロツク２を配し、ボルト、
リベツト等の止着材５によりそれらを締結固定し
た構成からなつている。 ところで、かかるブロツクを固着した高負荷伝
動ベルトにおいて、従来のブロツク材は主として
ニユートラルベルトを構成する弾性体または凹凸
部構成弾性体に比し剛性大なる材料、具体的には
硬度85°以上の硬質ゴム、硬質ポリウレタンや、
フエノール樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン樹脂、
ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メタアクリル
樹脂、ポリイミド樹脂等の各樹脂又はそれらの樹
脂に綿糸、化学繊維、ガラス繊維、金属繊維など
の短繊維等を混入した強化樹脂あるいは上記樹脂
を含浸させた帆布を渦巻状もしくは積層して成形
硬化したもの、ゴムをフリクシヨン、コーテイン
グ、糊引き等した帆布を渦巻状もしくは積層して
成形硬化したもの等で作られて来た。 なかでもガラス繊維を樹脂補強材として用いた
ものはベルトの側圧分担材料としての強度物性
（高曲げ弾性率、耐圧縮性、耐摩耗性）を十分に
満足するものであり、かつガラス繊維がブロツク
の摩擦係数を大きくする効果を有し、摩擦伝動を
するベルトに用いた場合、低荷重で大きな負荷を
伝達できるという特色があり、最も多用されて来
た。 しかし、変速ベルトの場合、ベルトがプーリ上
をスムーズに上下に動いて回転ピツチラインを変
えながら負荷を伝動させる必要があることから、
唯、単にブロツクの摩擦係数が高ければよいとい
うわけにはゆかない。 即ち、あまり摩擦係数が高いと、ベルトがプー
リ上でスムーズに動き難く、変速ベルトとしての
機能を満足しなくなり使用できないということに
なる。 そこでブロツクの変速性を上げるためにブロツ
クの摩擦係数を低下させるべくブロツク材の中に
油、MoS2、グラフアイトなどを混入することが
考慮され、既に幾つかの提案がなされて来た。 しかしこれらのものも実際に行つてみると、効
果が期待していた程でなく、また効果があつても
油分の揮発などでそれを長期にわたつて持続する
ことができず、十分に満足するには至らなかつ
た。 （考案が解決しようとする問題点） 本考案は叙上の如き実状に対処し、摩擦係数を
下げブロツクの変速性を長期にわたり持続させる
ことを課題とし、ブロツクの強度を高負荷伝動に
耐え得る部材としてカーボン繊維、アラミド繊
維、炭化ケイ素繊維からなる群より選ばれた単独
又は組合せを利用して樹脂補強材とすることによ
りその効果を達成せしめることを目的とするもの
である。 （問題点を解決するための手段） 即ち、本考案の特徴とするところは以下の記述
によつて順次明らかにされるところであるが前記
抗張体ロープを弾性体内に埋設して外面に凹凸を
有するニユートラルベルトの長手方向に沿つて直
角定ピツチでその凹凸に嵌合してブロツクを配
し、ボルト、リベツト等の止着材により締結固定
してなる高負荷伝動ベルトにおいて、前記ブロツ
クをカーボン繊維、アラミド繊維又は炭化ケイ素
繊維より選ばれた少なくとも一種の糸よりなるク
ロス、スダレ布または不織布などの織布に熱硬化
性樹脂を被着せしめた繊維補強熱硬化性樹脂を用
いて巻層し金型により加熱加圧成型してなるブロ
ツク構成となした点にある。 ここで上記樹脂補強材として使用する繊維はカ
ーボン繊維、アラミド繊維、炭化ケイ素繊維より
選ばれた１種又は２種以上であり、これらは単独
糸、または合糸、合撚糸の形態として各単独で織
成し、あるいは２種以上併用して織成しスダレ
布、クロスとして、又不織布として使用され、公
知の手法によつて熱硬化性樹脂が含浸、被着さ
れ、繊維補強熱硬化性樹脂材としてブロツクの形
成に利用される。特に強度大なる帆布の利用は好
適である。 又、使用される熱硬化性樹脂としては従来のブ
ロツク材と同じくフエノール樹脂、エポキシ樹
脂、ポリイミド樹脂などである。 なお、ブロツクの作成に際しては種々の手段が
あり、何れも使用可能であるが、あんこ型、重ね
巻き型の外、単独型などが一般に使用され、繊維
補強樹脂材を例えばアラミド繊維補強樹脂材を芯
部としてその外周にカーボン繊維補強樹脂材を配
するとか、アラミド繊維補強樹脂材とカーボン繊
維補強樹脂材を重合しこれを巻き重ね、圧縮成形
等により加熱加圧成型することにより作成するな
どによつてブロツクの形態に作られる。 （作用） 上記の如きブロツクを備えた高負荷伝動ベルト
はその使用繊維の種類によつて従来のガラス繊維
織物使用のものに比し摩擦係数が十分に低くなり
かつ、ブロツクの強度は増大して摩耗量が著しく
減少し、ブロツク破損によるベルトの損耗が阻止
され、ベルトの耐久性を高めることができる。 （実施例） 以下、更に添付図面にもとづき、本考案の具体
的な実施例を説明する。 第１図イ〜ヘは前記第２図に示す如き抗張体ロ
ープ３を弾性体４内に埋設したニユートラルベル
ト１の長手方向に沿つて直角定ピツチでブロツク
２を配設し、ボルト、リベツト等の止着材５によ
り締結固定した高負荷伝動ベルトに用いられるブ
ロツク２の各例を示し、本考案の重要な特徴をな
している。 勿論、本考案の上記ブロツクはブロツク付ベル
トのすべてのブロツクとして適用可能であり、ベ
ルト自体、図示の如き構成の高負荷伝動ベルトの
みに限定されるものでないことは云うまでない。 同第１図において、２はブロツクを示し、イ図
において２ａはアラミド繊維補強樹脂材、２ｂは
カーボン繊維補強樹脂材を夫々示す。 先ず、イに示す構造はアラミド繊維補強樹脂材
２ａが内部に芯部として含まれ、その外周をカー
ボン繊維補強樹脂材２ｂが囲繞したあんこ型のブ
ロツク２構造であり、ロ図はその芯部、外周部の
樹脂材を逆にしたあんこ型ブロツク構造である。 これらは夫々、芯部の外周に他の樹脂材を巻層
し、全体を金型に入れ圧縮成形により加熱加圧す
ることによつて容易に成型される。 この場合、各樹脂材の使用配分割合は適宜、選
定する。 次にハ図はアラミド繊維補強樹脂材２ｃとカー
ボン繊維補強樹脂材２ｄを夫々層状にし、これを
重ね合わせてうず巻き状に巻き重ね、圧縮成形に
より成型せしめたものであり、重ね合わせたもの
は何れを表とし、裏として巻き重ねても同様であ
る。 又、ニ図及びホ図は夫々単独型のブロツク２で
前者はカーボン繊維補強樹脂材２ｅを、一方後者
はアラミド繊維補強樹脂材２ｆを夫々単独でブロ
ツク状に粗成形し、これを金型内に入れ、圧縮成
形したものである。更にヘ図は同じく単独型のブ
ロツクであるが、使用する織布自体としてアラミ
ド繊維とカーボン繊維を併用し、両者を組み合わ
せ利用して織成２ｇしている。 なお、上記はカーボン繊維とアラミド繊維の利
用であるが、炭化ケイ素繊維も使用可能であり、
上記両繊維の何れかに替え、あるいは更に使用繊
維数を増加して３種混用とすることも効果的であ
る。 次に本考案における各繊維使用のものと、従来
のガラス繊維使用のものとの物性面の対比結果を
第１表に示す。
て直角定ピツチでブロツクを取り付けてなるブロ
ツク付高負荷伝動ベルトに関するものである。 （従来の技術） ニユートラルベルトの凹凸に嵌合してブロツク
を固着せしめた高負荷伝動ベルトは近時自動車の
分野を始めとして各方面で広く利用されている
が、この高負荷伝動ベルトの基本的構造は、一般
に第２図に示す如く抗張体ロープ３を弾性体４内
に埋設してなるニユートラルベルト１の上下凹凸
に嵌合せしめて上下ブロツク２を配し、ボルト、
リベツト等の止着材５によりそれらを締結固定し
た構成からなつている。 ところで、かかるブロツクを固着した高負荷伝
動ベルトにおいて、従来のブロツク材は主として
ニユートラルベルトを構成する弾性体または凹凸
部構成弾性体に比し剛性大なる材料、具体的には
硬度85°以上の硬質ゴム、硬質ポリウレタンや、
フエノール樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン樹脂、
ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、メタアクリル
樹脂、ポリイミド樹脂等の各樹脂又はそれらの樹
脂に綿糸、化学繊維、ガラス繊維、金属繊維など
の短繊維等を混入した強化樹脂あるいは上記樹脂
を含浸させた帆布を渦巻状もしくは積層して成形
硬化したもの、ゴムをフリクシヨン、コーテイン
グ、糊引き等した帆布を渦巻状もしくは積層して
成形硬化したもの等で作られて来た。 なかでもガラス繊維を樹脂補強材として用いた
ものはベルトの側圧分担材料としての強度物性
（高曲げ弾性率、耐圧縮性、耐摩耗性）を十分に
満足するものであり、かつガラス繊維がブロツク
の摩擦係数を大きくする効果を有し、摩擦伝動を
するベルトに用いた場合、低荷重で大きな負荷を
伝達できるという特色があり、最も多用されて来
た。 しかし、変速ベルトの場合、ベルトがプーリ上
をスムーズに上下に動いて回転ピツチラインを変
えながら負荷を伝動させる必要があることから、
唯、単にブロツクの摩擦係数が高ければよいとい
うわけにはゆかない。 即ち、あまり摩擦係数が高いと、ベルトがプー
リ上でスムーズに動き難く、変速ベルトとしての
機能を満足しなくなり使用できないということに
なる。 そこでブロツクの変速性を上げるためにブロツ
クの摩擦係数を低下させるべくブロツク材の中に
油、MoS2、グラフアイトなどを混入することが
考慮され、既に幾つかの提案がなされて来た。 しかしこれらのものも実際に行つてみると、効
果が期待していた程でなく、また効果があつても
油分の揮発などでそれを長期にわたつて持続する
ことができず、十分に満足するには至らなかつ
た。 （考案が解決しようとする問題点） 本考案は叙上の如き実状に対処し、摩擦係数を
下げブロツクの変速性を長期にわたり持続させる
ことを課題とし、ブロツクの強度を高負荷伝動に
耐え得る部材としてカーボン繊維、アラミド繊
維、炭化ケイ素繊維からなる群より選ばれた単独
又は組合せを利用して樹脂補強材とすることによ
りその効果を達成せしめることを目的とするもの
である。 （問題点を解決するための手段） 即ち、本考案の特徴とするところは以下の記述
によつて順次明らかにされるところであるが前記
抗張体ロープを弾性体内に埋設して外面に凹凸を
有するニユートラルベルトの長手方向に沿つて直
角定ピツチでその凹凸に嵌合してブロツクを配
し、ボルト、リベツト等の止着材により締結固定
してなる高負荷伝動ベルトにおいて、前記ブロツ
クをカーボン繊維、アラミド繊維又は炭化ケイ素
繊維より選ばれた少なくとも一種の糸よりなるク
ロス、スダレ布または不織布などの織布に熱硬化
性樹脂を被着せしめた繊維補強熱硬化性樹脂を用
いて巻層し金型により加熱加圧成型してなるブロ
ツク構成となした点にある。 ここで上記樹脂補強材として使用する繊維はカ
ーボン繊維、アラミド繊維、炭化ケイ素繊維より
選ばれた１種又は２種以上であり、これらは単独
糸、または合糸、合撚糸の形態として各単独で織
成し、あるいは２種以上併用して織成しスダレ
布、クロスとして、又不織布として使用され、公
知の手法によつて熱硬化性樹脂が含浸、被着さ
れ、繊維補強熱硬化性樹脂材としてブロツクの形
成に利用される。特に強度大なる帆布の利用は好
適である。 又、使用される熱硬化性樹脂としては従来のブ
ロツク材と同じくフエノール樹脂、エポキシ樹
脂、ポリイミド樹脂などである。 なお、ブロツクの作成に際しては種々の手段が
あり、何れも使用可能であるが、あんこ型、重ね
巻き型の外、単独型などが一般に使用され、繊維
補強樹脂材を例えばアラミド繊維補強樹脂材を芯
部としてその外周にカーボン繊維補強樹脂材を配
するとか、アラミド繊維補強樹脂材とカーボン繊
維補強樹脂材を重合しこれを巻き重ね、圧縮成形
等により加熱加圧成型することにより作成するな
どによつてブロツクの形態に作られる。 （作用） 上記の如きブロツクを備えた高負荷伝動ベルト
はその使用繊維の種類によつて従来のガラス繊維
織物使用のものに比し摩擦係数が十分に低くなり
かつ、ブロツクの強度は増大して摩耗量が著しく
減少し、ブロツク破損によるベルトの損耗が阻止
され、ベルトの耐久性を高めることができる。 （実施例） 以下、更に添付図面にもとづき、本考案の具体
的な実施例を説明する。 第１図イ〜ヘは前記第２図に示す如き抗張体ロ
ープ３を弾性体４内に埋設したニユートラルベル
ト１の長手方向に沿つて直角定ピツチでブロツク
２を配設し、ボルト、リベツト等の止着材５によ
り締結固定した高負荷伝動ベルトに用いられるブ
ロツク２の各例を示し、本考案の重要な特徴をな
している。 勿論、本考案の上記ブロツクはブロツク付ベル
トのすべてのブロツクとして適用可能であり、ベ
ルト自体、図示の如き構成の高負荷伝動ベルトの
みに限定されるものでないことは云うまでない。 同第１図において、２はブロツクを示し、イ図
において２ａはアラミド繊維補強樹脂材、２ｂは
カーボン繊維補強樹脂材を夫々示す。 先ず、イに示す構造はアラミド繊維補強樹脂材
２ａが内部に芯部として含まれ、その外周をカー
ボン繊維補強樹脂材２ｂが囲繞したあんこ型のブ
ロツク２構造であり、ロ図はその芯部、外周部の
樹脂材を逆にしたあんこ型ブロツク構造である。 これらは夫々、芯部の外周に他の樹脂材を巻層
し、全体を金型に入れ圧縮成形により加熱加圧す
ることによつて容易に成型される。 この場合、各樹脂材の使用配分割合は適宜、選
定する。 次にハ図はアラミド繊維補強樹脂材２ｃとカー
ボン繊維補強樹脂材２ｄを夫々層状にし、これを
重ね合わせてうず巻き状に巻き重ね、圧縮成形に
より成型せしめたものであり、重ね合わせたもの
は何れを表とし、裏として巻き重ねても同様であ
る。 又、ニ図及びホ図は夫々単独型のブロツク２で
前者はカーボン繊維補強樹脂材２ｅを、一方後者
はアラミド繊維補強樹脂材２ｆを夫々単独でブロ
ツク状に粗成形し、これを金型内に入れ、圧縮成
形したものである。更にヘ図は同じく単独型のブ
ロツクであるが、使用する織布自体としてアラミ
ド繊維とカーボン繊維を併用し、両者を組み合わ
せ利用して織成２ｇしている。 なお、上記はカーボン繊維とアラミド繊維の利
用であるが、炭化ケイ素繊維も使用可能であり、
上記両繊維の何れかに替え、あるいは更に使用繊
維数を増加して３種混用とすることも効果的であ
る。 次に本考案における各繊維使用のものと、従来
のガラス繊維使用のものとの物性面の対比結果を
第１表に示す。
【表】
上記表の結果よりカーボン繊維、アラミド繊維
自体はブロツクの摩擦係数を下げる効果があるこ
とが理解される。 唯、アラミド繊維はこれを単独で使用する場合
は比較例と比べて物性面では稍低下する傾向がみ
られるので高負荷で使用する場合はカーボン繊維
単独又はカーボン繊維／アラミド繊維併用とする
ことが好ましい。 以下、引続き、上記各例に示すブロツクを用い
た高負荷伝動ベルトの負荷走行時における耐久試
験結果を第２表として掲げる。 なお、トルクは13Kg-n、変速幅は５とした。
自体はブロツクの摩擦係数を下げる効果があるこ
とが理解される。 唯、アラミド繊維はこれを単独で使用する場合
は比較例と比べて物性面では稍低下する傾向がみ
られるので高負荷で使用する場合はカーボン繊維
単独又はカーボン繊維／アラミド繊維併用とする
ことが好ましい。 以下、引続き、上記各例に示すブロツクを用い
た高負荷伝動ベルトの負荷走行時における耐久試
験結果を第２表として掲げる。 なお、トルクは13Kg-n、変速幅は５とした。
【表】
以上の結果より本考案のものは十分実使用に耐
えられることが分かる。 又、上記本考案におけるブロツクにおいて、該
ブロツクをアルミ箔で巻くなど、アルミ箔を併用
することも可能であり、これによつて随時、放熱
効果をもたせることもできる。 （考案の効果） 本考案は以上の如くブロツク付高負荷伝動ベル
トのブロツク材としてカーボン繊維、アラミド繊
維などを単独又は組合わせ使用したものであり、
従来のガラス繊維使用のものに比して使用適性が
増大し、ブロツクの摩擦係数を下げ、ブロツクの
変速ベルト使用時における特性を高める顕著な効
果を奏する。 かくしてベルトの側圧分担部材としての適性を
増大し高負荷伝動に対する耐久性を高め、漸次、
増大する高負荷伝動ベルトとしての実効が期待さ
れる。
えられることが分かる。 又、上記本考案におけるブロツクにおいて、該
ブロツクをアルミ箔で巻くなど、アルミ箔を併用
することも可能であり、これによつて随時、放熱
効果をもたせることもできる。 （考案の効果） 本考案は以上の如くブロツク付高負荷伝動ベル
トのブロツク材としてカーボン繊維、アラミド繊
維などを単独又は組合わせ使用したものであり、
従来のガラス繊維使用のものに比して使用適性が
増大し、ブロツクの摩擦係数を下げ、ブロツクの
変速ベルト使用時における特性を高める顕著な効
果を奏する。 かくしてベルトの側圧分担部材としての適性を
増大し高負荷伝動に対する耐久性を高め、漸次、
増大する高負荷伝動ベルトとしての実効が期待さ
れる。
第１図はイ〜ヘは本考案高負荷伝動ベルトにお
ける要部をなすブロツク構成の各例を示す断面
図、第２図は高負荷伝動ベルトの基本構成を示す
部分側断面図である。 １……ニユートラルベルト、２……ブロツク、
３……抗張体ロープ、４……弾性体、５……止着
材、２ａ，２ｃ，２ｆ……アラミド繊維補強樹脂
材、２ｂ，２ｄ，２ｅ……カーボン繊維補強樹脂
材。
ける要部をなすブロツク構成の各例を示す断面
図、第２図は高負荷伝動ベルトの基本構成を示す
部分側断面図である。 １……ニユートラルベルト、２……ブロツク、
３……抗張体ロープ、４……弾性体、５……止着
材、２ａ，２ｃ，２ｆ……アラミド繊維補強樹脂
材、２ｂ，２ｄ，２ｅ……カーボン繊維補強樹脂
材。
Claims (1)
- 抗張体ロープを弾性体内に埋設して外面に凹凸
を有するニユートラルベルトの長手方向に沿つて
直角定ピツチでその凹凸に嵌合してブロツクを配
し、ボルト、リベツト等の止着材により締結固定
してなる高負荷伝動ベルトにおいて、前記ブロツ
クをカーボン繊維、アラミド繊維又は炭化ケイ素
繊維より選ばれた少なくとも一種の糸よりなるク
ロス、スダレ布または不織布などの織布に熱硬化
性樹脂を被着せしめた繊維補強熱硬化性樹脂材を
用いて巻層し金型により加熱加圧成型してなるブ
ロツク構成となしたことを特徴とする高負荷伝動
ベルト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11398887U JPH0518517Y2 (ja) | 1987-07-25 | 1987-07-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11398887U JPH0518517Y2 (ja) | 1987-07-25 | 1987-07-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6418654U JPS6418654U (ja) | 1989-01-30 |
| JPH0518517Y2 true JPH0518517Y2 (ja) | 1993-05-17 |
Family
ID=31354325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11398887U Expired - Lifetime JPH0518517Y2 (ja) | 1987-07-25 | 1987-07-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0518517Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-07-25 JP JP11398887U patent/JPH0518517Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6418654U (ja) | 1989-01-30 |
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