JPH0518414Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0518414Y2 JPH0518414Y2 JP1984195398U JP19539884U JPH0518414Y2 JP H0518414 Y2 JPH0518414 Y2 JP H0518414Y2 JP 1984195398 U JP1984195398 U JP 1984195398U JP 19539884 U JP19539884 U JP 19539884U JP H0518414 Y2 JPH0518414 Y2 JP H0518414Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing bar
- sleeve joint
- precast concrete
- concrete beam
- face
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 21
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 claims description 19
- 239000004567 concrete Substances 0.000 claims description 11
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 10
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 10
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 210000003205 muscle Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はプレキヤストコンクリート梁に係るも
のである。
のである。
(従来の技術)
第5図の曲げモーメント分布図に示すように、
ラーメン構造体(柱梁の軸組構造)に地震力の如
き水平力Qが作用すると、大梁に大きな曲げモー
メントが生じる。そして曲げモーメントが一番大
きな大梁端部にイールドヒンジ(部材降伏点)が
生じる。
ラーメン構造体(柱梁の軸組構造)に地震力の如
き水平力Qが作用すると、大梁に大きな曲げモー
メントが生じる。そして曲げモーメントが一番大
きな大梁端部にイールドヒンジ(部材降伏点)が
生じる。
而して従来のプレキヤストコンクリート梁にお
いては、同梁に埋設された主鉄筋端部に装着され
るスリーブジヨイントが、曲げモーメントが一番
大きい材端部に配置されている。
いては、同梁に埋設された主鉄筋端部に装着され
るスリーブジヨイントが、曲げモーメントが一番
大きい材端部に配置されている。
(考案が解決しようとする問題点)
この場合、前記スリーブジヨイントを内蔵する
プレキヤストコンクリート梁は、同スリーブジヨ
イントが剛強なため、コンクリートの脱落を促
し、そのため健全なイールドヒンジを形成するこ
とができない。
プレキヤストコンクリート梁は、同スリーブジヨ
イントが剛強なため、コンクリートの脱落を促
し、そのため健全なイールドヒンジを形成するこ
とができない。
(問題点を解決するための手段)
本考案はこのような問題点を解決するために提
案されたもので、コンクリート梁本体内における
同本体端面より内央部側に離隔した位置におい
て、同本体に埋設された梁主鉄筋の端部にスリー
ブジヨイントを取付け、同スリーブジヨイントと
前記本体端面との間に鉄筋挿通孔を配設してなる
ことを特徴とするプレキヤストコンクリート梁に
係るものである。
案されたもので、コンクリート梁本体内における
同本体端面より内央部側に離隔した位置におい
て、同本体に埋設された梁主鉄筋の端部にスリー
ブジヨイントを取付け、同スリーブジヨイントと
前記本体端面との間に鉄筋挿通孔を配設してなる
ことを特徴とするプレキヤストコンクリート梁に
係るものである。
(作用)
本考案に係るプレキヤストコンクリート梁にお
いては、同梁に埋設された主鉄筋端部に装着され
る剛強なスリーブジヨイントが、従来のように水
平外力が作用したとき曲げモーメントが一番大き
い材端部に配設されることなく、コンクリート本
体端面より内央側に離隔した位置に配設されてい
るので、前記従来の梁におけるようにコンクリー
トの脱落を促すようなことがなく、健全なイール
ドヒンジが形成される。従つて前記スリーブジヨ
イントと本体端面との間に穿設された鉄筋挿通孔
に接合すべき他のプレキヤストコンクリート部材
の鉄筋突出端部を挿入してモルタルを填装して前
記各部材を接合するとき、前記他のプレキヤスト
コンクリート部材の鉄筋挿入端部の変形が許容さ
れ、ひいては本考案のプレキヤストコンクリート
梁を使用した構造体の変形が許容される。
いては、同梁に埋設された主鉄筋端部に装着され
る剛強なスリーブジヨイントが、従来のように水
平外力が作用したとき曲げモーメントが一番大き
い材端部に配設されることなく、コンクリート本
体端面より内央側に離隔した位置に配設されてい
るので、前記従来の梁におけるようにコンクリー
トの脱落を促すようなことがなく、健全なイール
ドヒンジが形成される。従つて前記スリーブジヨ
イントと本体端面との間に穿設された鉄筋挿通孔
に接合すべき他のプレキヤストコンクリート部材
の鉄筋突出端部を挿入してモルタルを填装して前
記各部材を接合するとき、前記他のプレキヤスト
コンクリート部材の鉄筋挿入端部の変形が許容さ
れ、ひいては本考案のプレキヤストコンクリート
梁を使用した構造体の変形が許容される。
(実施例)
以下本考案を図示の実施例について説明する。
1はコンクリート梁本体、2は同梁本体1に埋
設された梁主鉄筋で、同鉄筋2の端部には前記本
体1の端面より内央部側に離隔した位置で、スリ
ーブジヨイント3が装着され、同スリーブジヨイ
ント3から前記本体1の端面まで鉄筋挿通孔4が
設けられている。なお同挿通孔4の長さLは30mm
乃至1000mmが適当である。図中5はフープ筋であ
る。
設された梁主鉄筋で、同鉄筋2の端部には前記本
体1の端面より内央部側に離隔した位置で、スリ
ーブジヨイント3が装着され、同スリーブジヨイ
ント3から前記本体1の端面まで鉄筋挿通孔4が
設けられている。なお同挿通孔4の長さLは30mm
乃至1000mmが適当である。図中5はフープ筋であ
る。
なお第1図及び第2図は梁主鉄筋2の両端部に
スリーブジヨイント3が装着された場合を示し、
第3図及び第4図は梁主鉄筋2の一端部にスリー
ブジヨイントが装着された場合を示す。
スリーブジヨイント3が装着された場合を示し、
第3図及び第4図は梁主鉄筋2の一端部にスリー
ブジヨイントが装着された場合を示す。
前記プレキヤストコンクリート梁の他のプレキ
ヤストコンクリート部材を接合する場合、同部材
の鉄筋の突出端部を前記本体1の鉄筋挿通孔4に
挿通して、無収縮強高度モルタルを注入充填する
ものである。
ヤストコンクリート部材を接合する場合、同部材
の鉄筋の突出端部を前記本体1の鉄筋挿通孔4に
挿通して、無収縮強高度モルタルを注入充填する
ものである。
従つて前記部材の鉄筋は、その突出端部におけ
る前記プレキヤストコンクリート梁の鉄筋挿通孔
4に挿入された部分で変形が許容され、延いては
前記プレキヤストコンクリート梁を使用した構造
物の変形が許容される。
る前記プレキヤストコンクリート梁の鉄筋挿通孔
4に挿入された部分で変形が許容され、延いては
前記プレキヤストコンクリート梁を使用した構造
物の変形が許容される。
(考案の効果)
本考案によれば前記したように、コンクリート
梁本体における水平外力が作用したとき曲げモー
メントが一番大きい同本体端面より内央側に離隔
した位置において、同本体に埋設された梁主鉄筋
の端部にスリーブジヨイントを取付けることによ
つて、同スリーブジヨイントをイールドヒンジが
形成される位置から外して健全なイールドヒンジ
が形成されるようにし、前記プレキヤストコンク
リート梁に接合された他のプレキヤストコンクリ
ート部材の鉄筋突出端部が、前記プレキヤストコ
ンクリート梁のスリーブジヨイントと同梁本体端
面との間に配設された鉄筋挿通孔内において変形
が許容され、ひいては前記プレキヤストコンクリ
ート梁を使用した構造物の変形が許容されるよう
にしうるものである。
梁本体における水平外力が作用したとき曲げモー
メントが一番大きい同本体端面より内央側に離隔
した位置において、同本体に埋設された梁主鉄筋
の端部にスリーブジヨイントを取付けることによ
つて、同スリーブジヨイントをイールドヒンジが
形成される位置から外して健全なイールドヒンジ
が形成されるようにし、前記プレキヤストコンク
リート梁に接合された他のプレキヤストコンクリ
ート部材の鉄筋突出端部が、前記プレキヤストコ
ンクリート梁のスリーブジヨイントと同梁本体端
面との間に配設された鉄筋挿通孔内において変形
が許容され、ひいては前記プレキヤストコンクリ
ート梁を使用した構造物の変形が許容されるよう
にしうるものである。
第1図及び第3図は夫々本考案に係るプレキヤ
ストコンクリート梁の各実施例を示す縦断面図、
第2図及び第4図は夫々第1図の矢視−図並
に第3図の矢視−図、第5図はラーメン構造
体に水平力が作用したときの曲げモーメント分布
図である。 1……プレキヤストコンクリート梁本体、2…
…梁主鉄筋、3……スリーブジヨイント、4……
鉄筋挿通孔。
ストコンクリート梁の各実施例を示す縦断面図、
第2図及び第4図は夫々第1図の矢視−図並
に第3図の矢視−図、第5図はラーメン構造
体に水平力が作用したときの曲げモーメント分布
図である。 1……プレキヤストコンクリート梁本体、2…
…梁主鉄筋、3……スリーブジヨイント、4……
鉄筋挿通孔。
Claims (1)
- コンクリート梁本体内における同本体端面より
内央部側に離隔した位置において、同本体に埋設
された梁主鉄筋の端部にスリーブジヨイントを取
付け、同スリーブジヨイントと前記本体端面との
間に鉄筋挿通孔を配設してなることを特徴とする
プレキヤストコンクリート梁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984195398U JPH0518414Y2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984195398U JPH0518414Y2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61110711U JPS61110711U (ja) | 1986-07-14 |
JPH0518414Y2 true JPH0518414Y2 (ja) | 1993-05-17 |
Family
ID=30752943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984195398U Expired - Lifetime JPH0518414Y2 (ja) | 1984-12-25 | 1984-12-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0518414Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4781687B2 (ja) * | 2005-02-15 | 2011-09-28 | 三井住友建設株式会社 | 建物の柱梁接合構造体の接合方法および建物の柱梁接合構造体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS552503A (en) * | 1978-05-17 | 1980-01-10 | Ckd Corp | Selective collecting apparatus |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50124107U (ja) * | 1974-03-27 | 1975-10-11 |
-
1984
- 1984-12-25 JP JP1984195398U patent/JPH0518414Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS552503A (en) * | 1978-05-17 | 1980-01-10 | Ckd Corp | Selective collecting apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61110711U (ja) | 1986-07-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0518414Y2 (ja) | ||
JP2545626Y2 (ja) | Pc梁 | |
JP2758205B2 (ja) | 柱又は壁体とプレキャスト梁との接合方法 | |
JPH02221535A (ja) | 柱、梁の接合構造 | |
JPH0433300Y2 (ja) | ||
JP2903873B2 (ja) | 遠心成形中空pc柱の梁接合部構造 | |
JPH0715922Y2 (ja) | 鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁との接合金物 | |
JP2890983B2 (ja) | Pc柱の梁接合部構造 | |
JP2928941B2 (ja) | 柱梁の仕口部構造 | |
JP2893406B2 (ja) | プレキャストコンクリート柱梁の接合工法 | |
JPS5920492Y2 (ja) | Pc版製耐力定着構造 | |
JPS5924724Y2 (ja) | プレキャスト部材の接合構造 | |
JPS6347201Y2 (ja) | ||
JP3430326B2 (ja) | 柱と梁の接合構造 | |
JPH0518981B2 (ja) | ||
JPH017761Y2 (ja) | ||
JPS60238057A (ja) | 棒鋼に定着板を固着する方法 | |
JPH0634970Y2 (ja) | 建築架構の接合部材 | |
KR20020028561A (ko) | 보-기둥 접합부 헤드철근 | |
JPH0442418Y2 (ja) | ||
JPS62120603U (ja) | ||
JPH01190844A (ja) | 鉄筋コンクリートからなる柱と鉄骨梁との接合部構造 | |
JPH09177090A (ja) | 鉄骨柱脚部の基礎構造 | |
JPS6286241A (ja) | 柱・梁接合方法 | |
JPS60253636A (ja) | 建築構造 |