JPH05181412A - データベース化された地図情報における文字データの加工方法 - Google Patents

データベース化された地図情報における文字データの加工方法

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JPH05181412A
JPH05181412A JP35816591A JP35816591A JPH05181412A JP H05181412 A JPH05181412 A JP H05181412A JP 35816591 A JP35816591 A JP 35816591A JP 35816591 A JP35816591 A JP 35816591A JP H05181412 A JPH05181412 A JP H05181412A
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JP35816591A
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Nobuyuki Chikada
伸行 近田
Takeshi Yamaguchi
山口  剛
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Tokyo Electric Power Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データベース化された地図情報を縮小加工し
た場合における文字データの視認性の向上を図ることの
できる文字データの加工方法を提供すること。 【構成】 図形データ並びに文字データを備えたデータ
ベース化された地図情報を用い、それら図形データ並び
に文字データを所定の比率で縮小し(S101)、必要
に応じて縮小した地図情報を表示する(S102)。次
いで、縮小後の文字データの文字の大きさが所定値(2
mm)より小さいか否かを判断し(S103)、小さい場
合には、その文字データを所定値に修正した後(S10
4)、文字データと図形データと合成して新たな地図を
作成し表示する(S105)。 【効果】 文字データの文字の大きさは所定値以下には
ならないため、地図の縮小率に関係なく、所定の文字が
見易くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データベース化された
地図情報中から所定の地域をピックアップする際に行う
町名,建物の名称(ビル名),居住者名等の文字データ
の加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、入手可能な地図としては、国が発
行している都市計画図や道路台帳図、民間が発行してい
る住宅地図など様々な地図があり、用途に応じて使い分
けされている。そして地図中には、周知のごとく、道路
と宅地等との境界線A、その境界線で区画された閉ルー
プ内に位置する建物(家屋)の外枠を示す家屋線B等の
図形情報と、係る図形情報上の所定位置に記載された主
要な道路の「通りの名前」,番地,町名,建物自体の名
称(ビル名等),居住者の名前等の文字情報Cとが記載
されている(図19(A)参照)。
【0003】また、係る住宅地図等は、現況と一致して
いることを要するため、頻繁に改定する必要がある。す
なわち、居住者が引っ越し等により移転すると居住者が
変わるため上記文字情報Cの変更を要し、また、建物を
取り壊したり新たに建造したりすることにより家屋線B
の寸法・形状等の図形情報を変更する必要が生じる等で
ある。
【0004】係る地図の改定を行うには、印刷の基とな
る版下を作成し直すのであるが、たとえ地図中の一部の
みが変更されるような場合であっても全地域を書き直さ
なければならず、その作業が煩雑である。そこで、近年
では、上記図形情報並びに文字情報をデータベース化
し、コンピュータ処理をすることより版下等を作成する
ようにし、居住者等の変更に伴うデータ変更作業の簡略
化を図ったものもある。
【0005】ところで、上記住宅地図等の実際の利用方
法・状況を考えると、自分のいきたい目的地を探すと共
に、ある地点からその目的地までの道順を検索するため
に使用されるのが多い。また、逆に他人に対し、自分の
いる場所(自宅,会社,営業所等)に来てもらうための
道案内用に利用することもある。
【0006】そして、上記したごとくデータベース化さ
れた情報を利用すれば、任意の必要な地域のみをピック
アップして、ディスプレイ上への表示、或るいはプリン
トアウトすることができる。その際、上記データベース
化された図形,文字データを適宜に拡大或るいは縮小す
ることにより、必要な地域(エリア)の地図を1画面或
るいは1枚の紙上にあらわすことができ、便利となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の方法では、地図の所定のエリアをピックアップ
するに際し、その部位における図形データと文字データ
を同一の比率でもって拡大或いは縮小していたため、特
に広範囲のエリアをピックアップすると、その縮小の度
合いが大きくなり、同図(B)に示すように、文字デー
タが小さくなり過ぎて潰れてしまい、解読が困難或いは
不可能となって、地図としての役割を果たさなくなって
しまう。
【0008】また、上記地図の利用の一態様として、ハ
イパーメディアなどを用いて上記ピックアップした地図
と通常の文章とを合成することにより、1画面或るいは
1枚の紙上に、訪問先の住所等とその近辺の地図とを同
時に表示することができる。このようにすることによ
り、目的地をより特定・認識しやすくなり、例えば、電
気設備等に対するメンテナンス作業員等に対して、上記
のハイパーメディアも用いて作成した「その日に作業を
行う場所の地図並びに訪問先の名前等を記載した訪問
票」を手渡すことにより、効率良く目的地を知らせるこ
とができるのであるが、上記文章のための表示(印字)
部分が必要となるため、地図を表示する面積がより小さ
くなり、上記した縮小に伴う問題がより顕著となる。
【0009】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、データベース化され
た地図情報を縮小加工した場合における文字データの視
認性の向上を図ることのできる文字データの加工方法を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係るデータベース化された地図情報にお
ける文字データの加工方法では、図形データ並びに文字
データを備えたデータベース化された地図情報を用い、
前記図形データ並びに文字データを所定の比率で縮小
し、縮小後の文字データの文字の大きさが所定値より小
さい場合には、その文字データの文字の大きさを前記所
定値に修正した後、前記縮小後の図形データと合成して
新たな地図を作成するようにした。
【0011】また、前記縮小処理をした文字データの文
字の大きさが所定値より小さい場合であって、かつその
文字データが前記図形データ上に傾斜状に配置されてい
る場合に、係る文字データの傾斜角度を略0度に修正し
た後、前記縮小後の図形データと合成して新たな地図を
作成するようにしてもよい。
【0012】さらに好ましくは、そのようにして修正さ
れた文字データで構成される一連の文字列の中心点を求
め、係る中心点を図形データ上の所定位置に一致させる
ことである。
【0013】
【作用】データベース化された地図情報を任意の比率で
縮小すると、図形データ並びに文字データも共に同一の
比率で縮小されるため、得られた縮小後の地図と元の地
図とは相似の関係にある。従って、そのままでは文字の
大きさも所定の比率で小さくなり、見えにくく、或いは
見えなくなってしまう。そこで、縮小後の文字データの
文字の大きさが、所定値より小さいか否かを判断し、小
さい場合には、そのままでは見にくいため係る所定値に
修正したり、或いは、係る文字データが傾斜状に配置さ
れている場合にはその傾斜角度を0度に修正する。
【0014】そして、かかる修正後、文字データと図形
データとを合成することにより縮小後の所望の地図が作
成される。よって、係る地図は、その縮小の比率に関係
なく、町名や代表建物の名称等の必要な文字が容易に視
認される。また、必要に応じて、上記修正後の文字デー
タで構成される文字列の中心点を、図形データ上の所定
位置に一致させる。これにより、文字データが示す図形
データ上の表示位置が適宜位置に修正される。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係るデータベース化された地
図情報における文字データの加工方法の好適な実施例に
ついて添付図面を参照にして詳述する。図1は、本発明
が適用されるデータベース化された地図情報の一例の一
部を示している。同図に示すように、この地図には境界
線1や家屋線2等の図形データと、主要な道路の通り名
称3,町名や番地等の住居表示4,建物等の名称(ビル
名等)5並びに居住者の名前6等の文字データを有す
る。
【0016】そして、データベースとしては、上記境界
線1並びに家屋線2等の図形データは、その線の種類と
各線分の始点並びに終点が格納されており、また、各種
の文字データは、地図上の表示位置(座標)と共に具体
的な文字コードが格納されている。尚、このようなデー
タベース化された地図としては、例えば(株)ゼンリン
等から出版されている。
【0017】図2は本実施例を実施するためのハードウ
ェアの一例を示している。同図に示すように、ハードデ
ィスク10内には、上記図形データを格納する図形デー
タファイル10aと、文字データを格納する文字データ
ファイル10bとを有している。そして、図形データフ
ァイル10aの中には、境界線1に関するデータと、家
屋線2に関するデータとがそれぞれ区分けして格納され
ている。また、同様に文字データファイル10bの中に
は、上記の通り名称3,住居表示4,建物の名称5並び
に居住者の名前6等、それぞれに付された属性に従い、
同一グループ同士に区分けして格納されている。さら
に、建物の名称5には、道案内などの際に目印になる建
物(代表建物)の名称であるか否かの属性も付されて格
納されている。
【0018】また、文字データの格納に際しては、文字
自身のコードデータと共に、基準となる標準地図(上記
ハードディスク10内に格納された図形データで形成さ
れる地図)上に表示する際の文字の大きさ(1文字分の
文字枠の高さ)(図3(A))、係る文字を標準地図上
のどの地点に表示すれば良いかの基準点(同図(B))
並びに、係る文字を斜めに表示する場合における傾斜角
度θ(同図(C))が格納されている。具体的には、横
書き文字の場合には、基準点は一連の文字で構成される
文字列(文字枠の合成)の左下のXY座標となり、傾斜
角度は水平線とのなす角θとなる。また、縦書き文字の
場合には、基準点は文字列の右上のXY座標となり、傾
斜角度は垂直線からのなす角θとなる。
【0019】そして、このハードディスク10がCPU
12に接続されており、このCPU12では、ハードデ
ィスク10内の各ファイル10a〜10bに格納されて
いるデータを用いて地図を作成し、CPU12に接続さ
れたディスプレイ13上にその地図情報を表示したり、
或いは、係る地図をCPU12に接続されたプリンター
14を介してプリントアウト(出力)する。そして、係
る表示或いは出力の際に、CPU12では、ハードディ
スク10内に格納された各種の情報を加工、すなわち、
適度な比率で縮小などして所望のエリアの地図を作成す
る。
【0020】そして、上記各種処理は、CPU2に接続
されたキーボード等の入力装置15を用いて行なわれ
る。尚、図中符合16は、OCRその他のイメージスキ
ャナー装置である。
【0021】次ぎに、CPU2内で行われる本発明に係
る文字データの加工方法の第1実施例について、図4に
示すフローチャート図に基づいて説明する。まず、本発
明は、いずれも地図情報の加工の一態様である縮小時に
生じる文字が見にくくなることの弊害を無くすことを目
的としているため、入力装置15からの縮小命令が入力
された時に開始する(S100)。
【0022】すると、図形データ並びに文字データを同
一比率でもって縮小する(S101)。すなわち、便宜
上1つの家屋部分のみ着目すると、図5に示すように標
準地図(同図(A))を所定の比率で縮小した場合に
は、図形データ(家屋線2)並びに文字データ(文字の
大きさ)も同一比率で縮小されるが、これにともない、
基準点x0 の位置も所定の比率にしたがって所定位置x
1 に移動する(同図(B))。これにより、標準地図と
縮小後の地図とは、家屋線2で画成される家枠並びに文
字の表示部分である文字枠を含めて相似形となる。
【0023】そして、所定のエリア内における上記縮小
作業が終了したなら、必要に応じて縮小後の地図をディ
スプレイ13上に表示する(S102)。尚、このステ
ップは、実行させずにスキップさせても良い。
【0024】次いで、縮小後の文字の大きさが所定値
(本例では2mm)より小さいか否かが判断され(S10
3)、小さい場合には文字の大きさを係る所定値に設定
した後表示する(S104,105)。また、所定値よ
り大きい場合にはそのままの大きさで表示する。このよ
うにすることにより、図5(C)に示すように、たとえ
地図が縮小されて図形データが非常に小さくなったとし
ても文字は所定の大きさより小さくなることがないた
め、確実に係る文字を読み取ることができる。
【0025】尚、本例においては、文字の大きさに対す
る修正作業を行うが、その他の文字の表示位置(縮小後
の基準位置に表示する)並びに傾きについては、修正作
業は行わずステップ101の処理結果のままとする。ま
た、ステップ103で判断基準となる所定値は、表示等
の際のドット数や使用者その他種々の条件により決定さ
れるもので、任意である。
【0026】ところで、本例では文字の大きさを所定値
より小さくしない結果、同図(C)に示すように、文字
の一部が家枠からはみ出てしまうことがある。従って、
図1に示す地図情報におけるすべての文字に対して上記
処理を行うと隣接する文字データ(列)同士が重なりあ
って、かえって見にくくなってしまう。よって、本例で
は、文字データのうち通り名称3,住居表示4,代表建
物の名称5並びに目的値の居住者の名前6等、道案内等
に必要な最低限の情報に対して上記処理を行い、それ以
外の文字データは表示しないようにしている。尚、通り
名称3等であっても表示しないようにしても良いのはも
ちろんである。
【0027】そして、かかる表示しない文字データにつ
いては、上記した処理を行う前、すなわち、上記ステッ
プ101の縮小処理を行うときからその処理の対象外と
して表示しないようにしても良く、或いは、ステップ1
03で縮小後の文字の大きさが所定値より小さいものが
あった場合に、不要な文字について表示しないようにし
てもよく、種々の手段を採ることができる。
【0028】そして、上記ステップ105で表示された
画面情報をプリントアウトすれば、実際に道路を歩く場
合などに便利であるばかりでなく、例えば会社や営業所
等の窓口に係るプリントアウトした地図をおいておくこ
とにより、来訪者へ道順を教えたり、近隣エリアの道案
内に使用することができる。また、ステップ105で表
示する替りに直接プリントアウトするようにしてもよ
い。さらにまた、上記した工程により作成された新たな
地図を、ハードディスク10内のメモリ10c内、或い
はCPU12内のメモリ内に格納保存することもできる
ようになっている。
【0029】尚また、上記した実施例では、予めデータ
ベース化された地図情報を利用して道路データを作成す
る例について説明したが、データベース化されていない
普通の紙などに印刷された地図から道路データを抽出す
ることができる。すなわち、例えば、図2のイメージス
キャナー装置16を用いて、印刷等された地図をイメー
ジ情報として読み込むことにより、図形データ,文字デ
ータ等の必要なデータを自分で作成するのである。
【0030】このとき、家屋線2は比較的小さな閉ルー
プから作成されており、その家屋線2の外周囲を囲むよ
うにして配置された閉ループが境界線1であるというこ
とを前提にすれば、地図上に記載された各線がどの種類
の線なのかの識別は比較的容易に行うことができる。ま
た、文字データに関しても同様に家屋線2で仕切られた
家枠の内部に記載されていれば建物或いは居住者の名称
等5,6であり、家屋線2の外側に沿って記載されてい
れば通りの名称3であり、複数の家枠にまたがって記載
されていれば住居表示4であると言うことを前提にすれ
ば、文字データの属性の識別が容易に行えることができ
る。
【0031】従って、後は図形データに関しては各線の
始点と終点の座標を読み取ることによりイメージ情報を
座標その他のコードデータに変換することができる。ま
た、文字データついては、OCR等により読み取り、コ
ードデータに変換することができるとともに、その大き
さ,基準位置並びに傾きも上記図形データの処理と同様
にして検出することができる。そして、このようにして
データ化したなら、後は上記した処理により必要な加工
処理を施すことができる。
【0032】図6は本発明の第2実施例を示すフローチ
ャート図である。同図に示すように、本例では、文字が
斜めに表示されているものに対する処理である。すなわ
ち、まず、上記した第1実施例と同様に図形並びに文字
を縮小し、必要に応じて係る地図を表示した後、文字の
大きさが所定値より小さいか否かを判断する(S200
〜203)。尚、本実施例における所定値と第1実施例
におけるそれとは必ずしも同一にする必要はなく、任意
に設定可能である。
【0033】そして、小さい場合には、文字の傾きを0
度にした(S204)後、表示する(S205)(図7
参照)。すなわち、横書きの文字列については、水平方
向にのびる横一直線の文字列になり、縦書きの文字列に
ついては、垂直方向にのびる縦一直線の文字列になる。
尚、所定値より大きい場合にはそのままの状態で表示す
る。すなわち、大きい場合には、角度は0度にすること
無く、斜めの文字列は斜めのまま表示する。そして、上
記ステップ204における文字の傾きを0度にする処理
としては、本例では文字列の基準点x1 を中心に回転す
るようにしている。
【0034】係る処理を施すことにより、第1実施例に
比し、より解像度が向上する。すなわち、斜めの文字列
の場合には、各文字を構成する線分のほとんどは水平線
或いは垂直線に対して傾斜状となっている。そして、斜
めの線分を表示或いは印字すると、微視的に見るとぎざ
ぎざ状となってしまい直線ではなくなり、解像度が落ち
てしまう。そして、斜めの文字列を構成する各文字は、
その大部分が斜めの線分で形成されるため、水平或いは
垂直の文字に比し解像度が悪くなる。そこで、係る斜め
の文字列を水平或いは垂直上にすることにより解像度が
向上するのである。
【0035】尚、本例では、所定値より小さくなった文
字であっても、その傾きを修正するだけで原則的には文
字の大きさは縮小後の大きさそのまま(第1実施例のよ
うに所定の大きさに修正することはしない)とするが、
やはり、あまり小さくなると上記傾きを0度にすること
による解像度の向上の効果が薄れる(小さな文字による
解像度の低下のデメリットが大きくなる)ため、所定の
大きさ(第2の所定値:ステップ203における判断基
準よりは小さい)より小さくなった場合には、上記した
第1実施例のごとく係る所定の大きさ(第2の所定値)
に修正するのが好ましい。尚、その他の構成並びに作用
は、上記した第1実施例と同様であるため、その説明を
省略する。
【0036】図8は本発明の第3実施例を示すフローチ
ャート図である。同図に示すように、本例では、上記し
た第1実施例のごとく縮小後の文字の大きさを修正した
文字データの表示位置の修正に対する処理である。すな
わち、まず、上記した第1実施例と同様に図形並びに文
字を縮小し、必要に応じて係る地図を表示する(S30
0〜302)。
【0037】次いで、町名(住居表示)や代表建物の名
称等の最終的に残す文字データに関する縮小後の文字列
の中心点aを求める(S303)。すなわち、図9に示
すような標準地図を縮小することにより図10に示すよ
うな縮小地図が得られるが、かかる縮小地図上の文字枠
の対角線の交点が求める中心点aとなる。
【0038】そして、上記第1実施例と同様に縮小後の
文字の大きさが所定値より小さいか否かを判断し、小さ
い場合には係る文字の大きさを所定値に修正・変更する
(S304,305)。その後、変更した文字データの
文字列の中心点b(文字枠の対角線の交点)を求め(図
11)、その中心点bを上記ステップ303で求めた縮
小後の中心点aに合致させるように変更後の文字枠の位
置、すなわち、文字データの表示位置を移動(補正)す
る(図12)。そして、係る変更並びに補正作業終了
後、各種データを表示する(S306〜308)。
【0039】係る処理を行うことにより、大きさの修正
後の文字データが、当初の表示中心位置に位置させるこ
とができ、建物の名称等の場合には、家枠内にほぼおさ
まるか、たとえ家枠外にはみ出すにしてもその量を可及
的に減少することができる。また、住居表示等であれ
ば、はみ出すという概念はないが、係る住居表示は通常
その地区の中央(中心)に位置させるようになっている
ため、本実施例を実行することにより大きさを修正した
後の文字データであっても、その縮小後の地図中の地区
のほぼ中心位置に位置させることができる。
【0040】尚、上記した実施例では、大きさを修正後
の文字列の中心点bを、修正する前の縮小後の文字列の
中心点aに一致させるようにしたが、例えば、図13に
示すように、建物の家枠の中心点a′を求め、係る中心
点a′に修正後の文字列の中心点bを一致させるように
しても良い。尚、家枠の中心点a′の求め方としては、
例えば家枠の外接長方形(図中破線で示す)の対角線の
交点とすることができるが、その他、重心を求める等種
々の手段を採ることができる。すなわち、本発明におけ
る中心点とは、上記重心等の図形の中央付近を特定する
ために基準となる点を含む概念である。
【0041】また、本実施例では、縮小後の文字の大き
さの判断を行う(S304)の前に縮小後の文字列の中
心点aを求めた(S303)が、係る処理手順は逆にし
ても良い。すなわち、文字の大きさを判断し、所定値よ
り小さい文字からなる文字列に対してのみ中心点aを求
め、その後、ステップ305以降の処理を行うのであ
る。係る手順にすることにより、縮小後の文字列の中心
点aを求める作業数が削減でき、処理速度の向上が測れ
る。つまり、ステップ303にて中心点aを求めた文字
列の中には、その文字の大きさが所定値より大きいもの
もある可能性がある。すると、係る文字に対しては文字
の大きさの修正は行われないため(ステップ304の判
断によりステップ308に飛ぶ)、上記ステップ303
での処理により得られた中心点aのデータが後工程で使
用されないからである。尚、その他の構成並びに作用
は、上記した第1実施例と同様であるため、その説明を
省略する。
【0042】図14は本発明の第4実施例を示すフロー
チャート図である。同図に示すように、本例では、上記
した第2実施例のごとく縮小後の傾斜角度を0度とした
文字データの表示位置の修正に対する処理である。すな
わち、まず、上記した第2実施例と同様に図形並びに文
字を縮小し、必要に応じて係る地図を表示する(S40
0〜402)。
【0043】次いで、町名(住居表示)や代表建物の名
称等の最終的に残す文字データに関する縮小後の文字列
の中心点aを求める(S403)(上記第3実施例と同
様で図10参照)。
【0044】そして、上記第2実施例と同様に縮小後の
文字の大きさが所定値より小さいか否かを判断し、小さ
い場合には文字列の基準点を中心に回転することにより
係る文字の傾きを0度に修正・変更する(S404,4
05)(図15)。その後、変更した文字データの文字
列の中心点b(文字枠の対角線の交点)を求め(図1
6)、その中心点bを上記ステップ403で求めた縮小
後の中心点aに合致させるように変更後の文字枠(列)
の位置、すなわち、文字データの表示位置を移動(補
正)する(図17)。そして、係る変更並びに補正作業
終了後、各種データを表示する(S406〜408)。
【0045】尚、本実施例においても上記した第3実施
例と同様に、ステップ403で求める中心点aを文字列
ではなく、建物の家枠の中心点a′を求め、ステップ4
07にて係る中心点a′に修正後の文字列の中心点bを
一致させるようにしても良い。
【0046】また、図14のフローチャート図に示すご
とくステップ403で縮小後の文字列の中心点aを求め
た場合には、その後のステップ405〜407の実行手
順を替えて、例えば、文字の大きさが所定値より小さい
場合には、係る文字列(角度の修正前)の中心点b′を
求め(ステップ406に対応)、係る中心点b′を基準
に文字列を回転し文字列の傾斜角度を0度にする(ステ
ップ405に対応)ようにしても良い(図18参照)。
係る手順にすることにより、ステップ407の処理が不
要となる。尚、その他の構成並びに作用は、上記した第
2,第3実施例(対応する変形例も含む)と同様である
ため、その説明を省略する。
【0047】また、本発明では、上記した各実施例を適
宜選択し複数の実施例を同時に組合わせて実行すること
を妨げないのはもちろんである。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明に係るデータベース
化された地図情報における文字データの加工方法では、
地図情報を任意の比率で縮小したとしても、所定の文字
データに関しては、所定の大きさより小さくならず、或
いは、傾斜状に表示されていた文字データがその傾斜角
度が0度にされるため、地図の縮小の比率に関係なく、
町名や代表建物の名称等の必要な文字を容易に視認する
ことができ、地図の利便性が向上する。さらに、係る加
工を施した文字の表示位置が適宜位置に修正されるた
め、加工後の文字の示す箇所に対する誤認も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例が適用される地図データの
一例を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例を実施するためのハードウ
ェアの一例を示すブロック構成図である。
【図3】本発明に使用される文字データに付いての説明
図である。
【図4】本発明の第1実施例を示すフローチャート図で
ある。
【図5】本発明の第1実施例の具体的な処理の一例を示
す図である。
【図6】本発明の第2実施例を示すフローチャート図の
一部である。
【図7】本発明の第2実施例の具体的な処理の一例を示
す図である。
【図8】本発明の第3実施例を示すフローチャート図の
一部である。
【図9】本発明の第3実施例の具体的な処理の一例を示
す図である。
【図10】本発明の第3実施例の具体的な処理の一例を
示す図である。
【図11】本発明の第3実施例の具体的な処理の一例を
示す図である。
【図12】本発明の第3実施例の具体的な処理の一例を
示す図である。
【図13】本発明の第3実施例の具体的な処理の一例を
示す図である。
【図14】本発明の第4実施例を示すフローチャート図
の一部である。
【図15】本発明の第4実施例の具体的な処理の一例を
示す図である。
【図16】本発明の第4実施例の具体的な処理の一例を
示す図である。
【図17】本発明の第4実施例の具体的な処理の一例を
示す図である。
【図18】本発明の第4実施例の具体的な処理の一例を
示す図である。
【図19】住宅地図の一例を示した図である。
【符号の説明】
1 境界線(図形データ) 2 家屋線(図形データ) 3 通りの名称(文字データ) 4 住居表示(文字データ) 5 建物の名称(文字データ) 6 居住者の名前(文字データ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 13/00 301 J 9061−5G

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図形データ並びに文字データを備えたデ
    ータベース化された地図情報を用い、前記図形データ並
    びに文字データを所定の比率で縮小し、縮小後の文字デ
    ータの文字の大きさが所定値より小さい場合には、その
    文字データの文字の大きさを前記所定値に修正した後、
    前記縮小後の図形データと合成して新たな地図を作成す
    ることを特徴とするデータベース化された地図情報にお
    ける文字データの加工方法。
  2. 【請求項2】 図形データ並びに文字データを備えたデ
    ータベース化された地図情報を用い、前記図形データ並
    びに文字データを所定の比率で縮小し、縮小後の文字デ
    ータの文字の大きさが所定値より小さい場合であって、
    かつその文字データが前記図形データ上に傾斜状に配置
    されている場合に、係る文字データの傾斜角度を略0度
    に修正した後、前記縮小後の図形データと合成して新た
    な地図を作成することを特徴とするデータベース化され
    た地図情報における文字データの加工方法。
  3. 【請求項3】 前記傾斜角度を略0度にするに際し、前
    記縮小後の文字データで構成される一連の文字列の中心
    点を求め、その中心点を基準に前記文字列を所定角度回
    転させることを特徴とする請求項2に記載のデータベー
    ス化された地図情報における文字データの加工方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3の処理により傾斜角度
    が略0度に設定された修正後の文字データの文字の大き
    さが、請求項2における判断基準である所定値より小さ
    い第2の所定値より小さい場合に、前記文字データの文
    字の大きさを前記第2の所定値に設定した後、前記縮小
    後の図形データと合成して新たな地図を作成することを
    特徴とするデータベース化された地図情報における文字
    データの加工方法。
  5. 【請求項5】 前記縮小後の文字データで構成される一
    連の文字列の中心点と、前記修正後の文字データで構成
    される一連の文字列の中心点をそれぞれ求め、前記修正
    後の中心点を前記縮小後の中心点に略一致させることを
    特徴とする請求項1,2,4項のうちいずれか1項に記
    載のデータベース化された地図情報における文字データ
    の加工方法。
  6. 【請求項6】 前記文字データが前記図形データのうち
    所定の閉空間を示すものである場合に、前記閉空間の中
    心点と、前記修正後の文字データで構成される一連の文
    字列の中心点を求め、前記修正後の中心点を前記閉空間
    の中心点に略一致させることを特徴とする請求項1,
    2,4項のうちいずれか1項に記載のデータベース化さ
    れた地図情報における文字データの加工方法。
JP35816591A 1991-12-27 1991-12-27 データベース化された地図情報における文字データの加工方法 Withdrawn JPH05181412A (ja)

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