JPH051811A - 排煙管の騒音打消し装置 - Google Patents
排煙管の騒音打消し装置Info
- Publication number
- JPH051811A JPH051811A JP3021369A JP2136991A JPH051811A JP H051811 A JPH051811 A JP H051811A JP 3021369 A JP3021369 A JP 3021369A JP 2136991 A JP2136991 A JP 2136991A JP H051811 A JPH051811 A JP H051811A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistant
- smoke pipe
- discharged smoke
- vibrating plate
- heat
- Prior art date
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- Pending
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- Pipe Accessories (AREA)
- Chimneys And Flues (AREA)
- Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は騒音消去用の振動板を耐熱、耐酸
性に構成すると共に、振動板とその電磁駆動源とは離反
させて相互間での熱伝導を遮断することを目的とする。 【構成】 排煙管(11)の周壁に設けた開口(12)に、この
開口を封塞する金属等の耐熱、耐酸性の振動板(13)とこ
れと離反されて熱伝導が遮断された上記振動板の電磁駆
動源(15)とから成る電磁形スピーカーユニットを取付け
て成る排煙管の騒音打消し装置。 【効果】 この発明の騒音打消し装置では、振動板及び
その電磁駆動源が排煙管内を通る排煙から保護され、長
期にわたって良好な排煙管の騒音打消し作用が期待でき
る。
性に構成すると共に、振動板とその電磁駆動源とは離反
させて相互間での熱伝導を遮断することを目的とする。 【構成】 排煙管(11)の周壁に設けた開口(12)に、この
開口を封塞する金属等の耐熱、耐酸性の振動板(13)とこ
れと離反されて熱伝導が遮断された上記振動板の電磁駆
動源(15)とから成る電磁形スピーカーユニットを取付け
て成る排煙管の騒音打消し装置。 【効果】 この発明の騒音打消し装置では、振動板及び
その電磁駆動源が排煙管内を通る排煙から保護され、長
期にわたって良好な排煙管の騒音打消し作用が期待でき
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は排煙管内を通るブロア
の騒音をスピーカーで打消す騒音打消し装置の改良に関
するものである。
の騒音をスピーカーで打消す騒音打消し装置の改良に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２は従来の排煙管の騒音打消し装置を
示すもので、図において、(1)は例えば焼却炉からの排
煙管、(2)はこの排煙管の周壁に設けた開口、(3)はこの
開口を閉塞し上記排煙管内を通る騒音を打消す音を出す
振動板、(4)はこの振動板の外周縁部を支持するフレー
ム、(5)はこのフレームを載置させたトッププレート、
(6)はこのトッププレートとの間に磁気空隙を形成する
逆Ｔ字形のセンターポール、(7)はこのセンターポール
と上記トッププレートとの間に設けた永久磁石、(8)は
上記磁気空隙に挿入されたボイスコイルボビン、(8a)は
これに巻装されたボイスコイル、(9)は上記ボイスコイ
ルボビンの支持用ダンパー、(10)は上記振動板(3)の中
央部に設けたダストキャップである。
示すもので、図において、(1)は例えば焼却炉からの排
煙管、(2)はこの排煙管の周壁に設けた開口、(3)はこの
開口を閉塞し上記排煙管内を通る騒音を打消す音を出す
振動板、(4)はこの振動板の外周縁部を支持するフレー
ム、(5)はこのフレームを載置させたトッププレート、
(6)はこのトッププレートとの間に磁気空隙を形成する
逆Ｔ字形のセンターポール、(7)はこのセンターポール
と上記トッププレートとの間に設けた永久磁石、(8)は
上記磁気空隙に挿入されたボイスコイルボビン、(8a)は
これに巻装されたボイスコイル、(9)は上記ボイスコイ
ルボビンの支持用ダンパー、(10)は上記振動板(3)の中
央部に設けたダストキャップである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の消音装置で
は、騒音打消し用スピーカーユニットの振動板に高温度
の排煙が触れるので、この振動板は耐熱材を用いた耐熱
構造としても、この振動板を駆動するボイスコイルボビ
ン及びこれに巻装されたボイスコイル等の耐熱温度の上
限は約８０℃になっているので、それ以上の高温に耐え
ることは困難である。また排煙中にはＳＯ2ガス等も含
まれているので化学的な損傷も起こるという問題点があ
った。
は、騒音打消し用スピーカーユニットの振動板に高温度
の排煙が触れるので、この振動板は耐熱材を用いた耐熱
構造としても、この振動板を駆動するボイスコイルボビ
ン及びこれに巻装されたボイスコイル等の耐熱温度の上
限は約８０℃になっているので、それ以上の高温に耐え
ることは困難である。また排煙中にはＳＯ2ガス等も含
まれているので化学的な損傷も起こるという問題点があ
った。
【０００４】この発明は上記の問題点を解消するために
なされたもので、振動板を耐熱、耐酸性に構成すると共
に、この振動板とその駆動系とは離反させて相互間での
熱伝導を遮断することを目的とする。
なされたもので、振動板を耐熱、耐酸性に構成すると共
に、この振動板とその駆動系とは離反させて相互間での
熱伝導を遮断することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明の騒音打消し装
置に使用されるスピーカーユニットでは、例えばチタン
等の耐熱、耐酸性の振動板を使用し、これで排煙管の周
壁に設けた開口を塞ぎ、かつこの振動板をこれから離反
され熱伝導が遮断された電磁駆動源で振動させるように
している。
置に使用されるスピーカーユニットでは、例えばチタン
等の耐熱、耐酸性の振動板を使用し、これで排煙管の周
壁に設けた開口を塞ぎ、かつこの振動板をこれから離反
され熱伝導が遮断された電磁駆動源で振動させるように
している。
【０００６】
【作用】この発明のものにおける振動板は耐熱、耐酸性
であるので排煙によって浸蝕されず、また振動板とその
駆動源との熱伝導が遮断される。
であるので排煙によって浸蝕されず、また振動板とその
駆動源との熱伝導が遮断される。
【０００７】
【実施例】以下この発明の一実施例について説明する。
すなわち図１において(11)は排煙管でこれには例えば焼
却炉等から排煙ブロアで吸上げられた高温の排煙が流れ
る。この排煙による騒音は主に上記ブロアによるもので
あるので、この騒音と逆相の音を排煙管内に放射するた
めにその周壁に開口(12)が設けられている。(13)はこの
開口を閉塞する振動板で、この振動板(13)は例えばチタ
ン等の耐熱、耐酸性に優れた材料の成形品であり、その
背面には軟鉄板等の磁性体(14)が重合固着されている。
(15)は上記振動板の電磁駆動源で永久磁石から成るセン
ターポール(15a)と、これを中心とする駆動電流コイル
(15b)及びその周囲の強磁性体から成るヨーク(15c)とで
構成され、それが筒状脚(16)で上記振動板(13)と離反さ
れた状態にその背部に取付けられており、振動板(13)か
らの熱の伝導が遮断されている。
すなわち図１において(11)は排煙管でこれには例えば焼
却炉等から排煙ブロアで吸上げられた高温の排煙が流れ
る。この排煙による騒音は主に上記ブロアによるもので
あるので、この騒音と逆相の音を排煙管内に放射するた
めにその周壁に開口(12)が設けられている。(13)はこの
開口を閉塞する振動板で、この振動板(13)は例えばチタ
ン等の耐熱、耐酸性に優れた材料の成形品であり、その
背面には軟鉄板等の磁性体(14)が重合固着されている。
(15)は上記振動板の電磁駆動源で永久磁石から成るセン
ターポール(15a)と、これを中心とする駆動電流コイル
(15b)及びその周囲の強磁性体から成るヨーク(15c)とで
構成され、それが筒状脚(16)で上記振動板(13)と離反さ
れた状態にその背部に取付けられており、振動板(13)か
らの熱の伝導が遮断されている。
【０００８】したがって高温個所、多湿個所あるいは砂
塵などの多い劣悪な環境に広く使用できる。ただし再生
音はＨiＦiでは無いが音声等の再生には充分であり、ま
た排煙管内を通る騒音打消しの対象は約５００Ｈz以下
の低音域(ブロアの騒音のため)であり、高域の必要が無
いので振動系が金属等で構成され若干重くなってもよ
い。
塵などの多い劣悪な環境に広く使用できる。ただし再生
音はＨiＦiでは無いが音声等の再生には充分であり、ま
た排煙管内を通る騒音打消しの対象は約５００Ｈz以下
の低音域(ブロアの騒音のため)であり、高域の必要が無
いので振動系が金属等で構成され若干重くなってもよ
い。
【０００９】
【発明の効果】この発明の排煙管の騒音打消し装置は以
上のように構成しているので、特に熱や酸に弱い駆動電
流コイルが排煙から完全に隔離されることになり、悪環
境下でも長期使用に耐えられる排煙管の騒音打消し装置
が得られる。
上のように構成しているので、特に熱や酸に弱い駆動電
流コイルが排煙から完全に隔離されることになり、悪環
境下でも長期使用に耐えられる排煙管の騒音打消し装置
が得られる。
【図１】この発明の排煙管の騒音打消し装置の一実施例
を示す水平断面図。
を示す水平断面図。
【図２】従来の排煙管の騒音打消し装置を示す水平断面
図。
図。
１１ 排煙管 １２ 開口 １３ 振動板 １５ 電磁駆動源
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 排煙管の周壁に設けた開口に、この開口
を封塞する金属等の耐熱、耐酸性の振動板と、これと離
反されて熱伝導が遮断された上記振動板の電磁駆動源と
から成る電磁形スピーカーユニットを取付けて成る排煙
管の騒音打消し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3021369A JPH051811A (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | 排煙管の騒音打消し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3021369A JPH051811A (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | 排煙管の騒音打消し装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH051811A true JPH051811A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=12053185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3021369A Pending JPH051811A (ja) | 1991-01-23 | 1991-01-23 | 排煙管の騒音打消し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH051811A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0674097A1 (en) * | 1994-02-22 | 1995-09-27 | ELECTRONIC SOUND ATTENUATION S.p.A. | Active exhaust gas muffler |
| JP2008064093A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | J Eberspecher Gmbh & Co Kg | 排気システム用能動マフラー |
| JP2018502249A (ja) * | 2014-12-19 | 2018-01-25 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 能動騒音制御システム |
-
1991
- 1991-01-23 JP JP3021369A patent/JPH051811A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0674097A1 (en) * | 1994-02-22 | 1995-09-27 | ELECTRONIC SOUND ATTENUATION S.p.A. | Active exhaust gas muffler |
| JP2008064093A (ja) * | 2006-09-06 | 2008-03-21 | J Eberspecher Gmbh & Co Kg | 排気システム用能動マフラー |
| JP2018502249A (ja) * | 2014-12-19 | 2018-01-25 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 能動騒音制御システム |
| US10436086B2 (en) | 2014-12-19 | 2019-10-08 | General Electric Company | Active noise control system |
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