JPH05180442A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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Publication number
JPH05180442A
JPH05180442A JP35856991A JP35856991A JPH05180442A JP H05180442 A JPH05180442 A JP H05180442A JP 35856991 A JP35856991 A JP 35856991A JP 35856991 A JP35856991 A JP 35856991A JP H05180442 A JPH05180442 A JP H05180442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot air
door
hole
air
cooking
Prior art date
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Pending
Application number
JP35856991A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kodera
洋 小寺
Yuzuru Uchida
譲 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Harman Co Ltd
Original Assignee
Harman Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05180442A publication Critical patent/JPH05180442A/ja
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  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被調理物から飛散した油分が調理庫の扉のガ
ラスに付着しないようにする。 【構成】 燃焼部2で発生させた熱風を調理庫1内に吹
き出す吹出孔6を扉10の近傍に設け、吹き出された熱
風の少なくとも一部を扉10の内面に沿う方向に吹き出
させて扉10の内面にエアーカーテン状の熱風の層を形
成するようにした。 【効果】 エアーカーテン状の熱風の層により油分を含
んでいる煙が直接扉内面に付着することが妨げられ、ガ
ラスに汚れが焼き付いて内部が見えなくなるようなこと
が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は熱風を吹き出す方式の
加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】被調理物を調理庫内に収納してこれを加
熱調理する調理器にはオーブンとグリルなどがあるが、
いずれのタイプにおいても加熱によって油分を含んだ煙
が発生し、調理庫内に飛散して壁面や扉のガラスなどに
付着するため、特に高温のグリルではこれが焼き付いた
状態になって非常に取りにくくなり、ガラスは汚れたま
まとなって内部が見えなくなる。オーブンには熱風を庫
内に吹き出す強制撹拌式のものもあるが、これは熱風を
後部から前向きに吹き出しているためガラスが特に汚れ
やすい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこのような
問題点に着目し、熱風を吹き出す方式の加熱調理器にお
けるガラスの汚れを防止することを課題としてなされた
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の課題を達成するた
めに、この発明は、燃焼部で発生させた熱風を吹き出す
吹出孔を調理庫の扉の近傍に設け、吹き出された熱風の
少なくとも一部を扉の内面に沿う方向に吹き出させて扉
の内面にエアーカーテン状の熱風の層を形成するように
している。
【0005】
【作用】吹出孔から吹き出された熱風には被調理物から
発生する油分を含む煙をまだ含んでいないので、この熱
風で扉の内面にエアーカーテン状の熱風の層を形成する
ことにより、油分を含む煙が直接扉内面に付着すること
が妨げられ、ガラスに汚れが焼き付いて内部が見えなく
なるようなことが防止される。
【0006】
【実施例】次に図示の一実施例について説明する。この
実施例は燃焼部から調理庫内を経て再び燃焼部に戻る熱
風循環路を設け、燃焼部で発生した熱風が上記熱風循環
路を循環するようにした熱風循環オーブン式の加熱調理
器の例であるが、この発明は熱風を循環させないで吹き
出すだけの強制撹拌式のものなど、他の形式の加熱調理
器にも適用することができる。
【0007】図1は基本的な構成を示す模式図であり、
Aは調理庫、Bは燃焼部、Cはファン、Dは空気孔、E
は排気孔、Fは吹出孔、Gは循環孔、Hは被調理物、J
は熱風循環路である。図示のように、熱風循環路Jは、
燃焼部B、吹出孔F、調理庫A、循環孔Gを経て燃焼部
Bに戻るように形成されたもので、ファンCが燃焼部B
の次に設けられ、ファンCと吹出孔Fの間に排気孔Eが
設けられている。燃焼部BとファンCを作動させると、
燃焼部Bで発生した高温の気体が熱風となって矢印のよ
うに熱風循環路Jを循環し、調理庫Aで被調理物Hを加
熱した熱風は燃焼部Bに戻って再加熱され、再び調理庫
Aに送られる。排気孔Eからは空気孔Dから吸い込まれ
た2次空気に見合う量の熱風の一部が排出されるが、熱
風が循環路Jを循環するので煙と臭いの成分は少なくと
も1回は燃焼部Bを通って焼かれることになり、排気孔
Eから排出される煙や臭いが大幅に低減されるのであ
る。
【0008】次に図2以下により具体的な構造を述べ
る。図2は正面から見た断面図、図3は側面から見た断
面図、図4は上から見た断面図である。図において、1
は調理庫、2は燃焼部、2aはバーナ、3はファン室、
3aは燃焼用ファン、3bはファンモータ、4は空気
孔、5は排気孔、6は吹出孔、7は循環孔、8は熱風循
環路、9は調理器本体、10は扉、10aは扉のガラ
ス、11は被調理物である。図に示すように、燃焼部2
は調理庫1の近くに隣接して配置されており、調理庫1
の側壁にはほぼ中央の高さに焼き網やオーブン皿(いず
れも図示せず)を乗せるためのレール9aが設けられ、
燃焼部2が配置されている側の側壁1aには複数個の循
環孔7をレール9aの上下にそれぞれ水平に並べて設け
てある。また循環孔7が設けられている側壁1aの前寄
りのコーナ部には、レール9aの上と下に吹出孔6が1
個ずつ設けてある。各循環孔7はレール9aに接近して
整列して設けてあるが、吹出孔6は循環孔7よりも上下
方向に広がって大きく開口している。
【0009】バーナ2aは炎孔が直線状に設けられた形
状のもので、燃焼で生じた高温のガスはガイド板2bの
上端を迂回してファン室3に達し、燃焼用ファン3aの
送風作用により循環路8を経て吹出孔6から調理庫1内
に吹き出される。2cは点火栓、2dは熱電対を示す。
吹出孔6は、調理庫1内に上下に広く、しかも図4に矢
印で示すように主として被調理物11が配置されている
対角線方向に、また一部が扉10の内面に沿う方向に熱
風を吹き出すようにその開口部の形状を選定してあり、
ガラス10aの内面には煙や油分を含んでいない熱風に
よって一種のエアーカーテンが形成されるようになって
いる。なお、熱風の吹き出し方向は開口部の形状だけで
なく、図示しない整流板を吹出孔6に適宜設けてこれを
制御するようにしてもよい。調理庫1内の被調理物11
を加熱した後の熱風は循環孔7から燃焼部2に戻るので
あるが、バーナ2aは循環孔7から戻った熱風が丁度炎
によって再加熱されるような位置に配置されており、熱
風は燃焼部2で加熱されて再び調理庫1に送られる。
【0010】ファン室3の一部には排気孔5を設けると
共に、燃焼用ファン3aに同軸に設けた冷却用ファン3
cで吸い込まれた空気が通る冷却ダクト3dを設けてあ
り、熱風の一部はこの冷却ダクト3dの空気と合流して
温度を下げて排出される。排気孔5からの熱風排出量は
空気孔4から吸い込まれる2次空気に見合う量となる
が、実際の量は各孔4〜7の大きさと燃焼用ファン3a
の送風力に応じて決定される。特に排気孔5が吹出孔6
あるいは循環孔7に対して大き過ぎると、排気量が増加
して循環量が少なくなるために熱効率が低下してしまう
し、排気孔5が吹出孔6や循環孔7あるいは空気孔4に
対して小さ過ぎる場合には空気孔4から供給される2次
空気が不足して燃焼状態が悪くなるので、実験等によっ
て各孔の大きさを適切に選定してバランスさせることが
望ましい。調理庫1の大きさや燃焼用ファン3aの出力
にもよるが、ファン室3から送り出される熱風の25%
程度が排出され、残りが調理庫1に送られるようにした
場合が最も良好な結果が得られるようである。
【0011】また、吹出孔6の総開口面積と循環孔7の
総開口面積とは同じ大きさでもよいが、循環孔7の方を
大きくする方が調理庫1内の熱風が引き込まれる状態と
なるので、調理庫1内の圧力を低くすることに効果があ
り、排気孔4から熱風の一部が排出されて調理庫1内に
対する熱風の送給圧力が低下するので、これとの相乗作
用によって外気に対して調理庫1内を負圧とすることも
可能となる。なお、排気量と熱風循環量とのバランスの
ために、必要に応じて一部の熱風が調理庫1から直接排
気されるようにしてもよい。
【0012】この実施例は上述のように構成されてお
り、被調理物11から発生した煙と臭いの成分は熱風と
共に循環孔7から少なくとも1回は燃焼部2に入り、バ
ーナ2aの炎で焼かれて大半が消滅するので、このよう
な処理をせずにそのまま庫外に排出されていた従来品と
比べて排出される煙と臭いが低減される。特に上述のよ
うに熱風の25%程度が排出されて残り75%が調理庫
1に送られるようにした場合には、煙と臭いの成分の3
/4は再循環して2回以上燃焼部2を通ることになるの
で、煙と臭いの燃焼が十分に行われて排出量は大幅に低
減する。また、熱風に多量の空気を混入して発火限界以
下に油分の濃度を下げることができるので、熱風を高温
化しても発生した油分が調理庫1内で発火することはな
い。
【0013】吹出孔6から調理庫1内に吹き出す熱風
は、その一部が側壁1aの前寄りのコーナ部に設けられ
た吹出孔6から扉10の内面に沿う方向に吹き出され、
ガラス10aの内面には煙や油分を含んでいない熱風に
よって一種のエアーカーテンが形成される。このため、
ガラス10aに煙や油分が付着しにくくなり、汚れが焼
き付いて内部が見えなくなるようなことはなくなる。ま
た、排気孔5と吹出孔6あるいは循環孔7のバランス
と、吹出孔6の総開口面積と循環孔7の総開口面積の比
率を適正に選定して、調理庫1内の圧力を低くし、また
は外気に対して負圧とすることにより、扉10の隙間か
らの熱風の洩れを低減し、あるいはなくすことができ
る。この場合には、熱効率をあまり低下させることなく
煙や臭いの洩れをなくし、また扉10のパッキン10b
が高温の熱風にさらされることが少なくなるのでパッキ
ン10bの耐久性が向上される。
【0014】なお、熱風が中央の高さに設けられたレー
ル9aの上下に分かれて吹き出すので、被調理物11が
大きなものであっても適正な熱分布のもとで上下両面を
高温の熱風で焼くことが可能となり、更に熱風は被調理
物11の表面付近を通って循環孔7に吸い込まれるの
で、被調理物11を効率よく加熱することができる。ま
た、高温の熱風を燃焼用ファン3aで強制的に循環さ
せ、発生した煙や油分を燃焼部2で焼き切るために調理
庫1の底面に滴下する油分は少なくなり、滴下してもす
ぐに蒸発してしまうので従来のグリルにおける水皿は不
要となる。しかし不純物などによって汚れるので、この
実施例では焼き網使用時に油皿を併用できるようにして
ある。12はこの油皿を示しており、壁面を伝って滴下
する油分を確実に油皿12に入れるために油ガイド13
を設けてある。
【0015】
【発明の効果】上述の実施例から明らかなように、この
発明は、燃焼部で発生させた熱風を吹き出す吹出孔を調
理庫の扉の近傍に設け、吹き出された熱風の少なくとも
一部を扉の内面に沿う方向に吹き出させて扉の内面にエ
アーカーテン状の熱風の層を形成するようにしたもので
ある。従って、被調理物から発生する油分を含んでいる
煙が直接扉内面に付着することが妨げられ、ガラスに汚
れが焼き付いて内部が見えなくなるようなことが防止さ
れるのであり、手入れがしやすく、また内部の確認が容
易で使い勝手のよい調理器が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の基本的な構成を示す模式
図である。
【図2】同実施例の正面から見た断面図である。
【図3】同実施例の側面から見た断面図である。
【図4】同実施例の上から見た断面図である。
【符号の説明】
1 調理庫 2 燃焼部 6 吹出孔 7 循環孔 10 扉 10a ガラス 11 被調理物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼部で発生させた熱風を吹き出す吹出
    孔を調理庫の扉の近傍に設け、吹き出された熱風の少な
    くとも一部を扉の内面に沿う方向に吹き出させて扉の内
    面にエアーカーテン状の熱風の層を形成するようにした
    ことを特徴とする加熱調理器。
JP35856991A 1991-12-28 1991-12-28 加熱調理器 Pending JPH05180442A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35856991A JPH05180442A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35856991A JPH05180442A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 加熱調理器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05180442A true JPH05180442A (ja) 1993-07-23

Family

ID=18459990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35856991A Pending JPH05180442A (ja) 1991-12-28 1991-12-28 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05180442A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013257128A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Lee Young Hee 熱分解機能を持つオーブン
US9874357B2 (en) 2014-04-03 2018-01-23 Lg Electronics Inc. Cooking appliance
US9939159B2 (en) 2014-04-03 2018-04-10 Lg Electronics Inc. Cooking appliance, burner and burner assembly

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013257128A (ja) * 2012-06-12 2013-12-26 Lee Young Hee 熱分解機能を持つオーブン
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