JPH05178453A - 釦取付機の釦搬送装置 - Google Patents

釦取付機の釦搬送装置

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JPH05178453A
JPH05178453A JP3343164A JP34316491A JPH05178453A JP H05178453 A JPH05178453 A JP H05178453A JP 3343164 A JP3343164 A JP 3343164A JP 34316491 A JP34316491 A JP 34316491A JP H05178453 A JPH05178453 A JP H05178453A
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敏昭 袖野
Kazuyoshi Ito
一良 伊東
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    • A41WEARING APPAREL
    • A41HAPPLIANCES OR METHODS FOR MAKING CLOTHES, e.g. FOR DRESS-MAKING OR FOR TAILORING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • A41H37/10Setting buttons

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  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
  • Special Conveying (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】表面に方向性のある模様等を持つ釦部品をガイ
ドしながら前記模様等の方向を一方向に設定する。 【構成】上端が一部フレームに枢着され搖動する搖動レ
バー21と、搖動レバー21の下端に回動自在に片持ち支持
され付勢されてなる係合部材24を有すると共に、カム接
触子22bが突設された先端部が下方に向けて付勢されて
いて釦頭部の側面を押し出す杆状プッシャー22と、釦供
給シュート5 と釦加締部との間に配設され釦頭部の表面
が下方に向けられた状態で釦部品70が回転搬送される釦
搬送路とプッシャー22を案内するプッシャー通路とを有
し、プッシャー通路にはカム接触子22bの先端が当接す
るカム面50aが形成された釦搬送ユニット30とを備え、
プッシャー22が釦部品70をその頭部側面を押出し回転さ
せながら搬送する途中でプッシャー22の先端面がカム面
50aに案内されて下動し、係合部材24が釦頭部の裏面に
形成された被係合部70aに係合して釦部品70の回転を止
め、釦部品70の表面模様等が一方向に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釦取付機においてシュ
ートより供給されてきた釦部品及び鋲部品のうち、釦部
品を加締部のパンチ直下のポケットにまでガイドする釦
搬送装置に関し、特に表面に方向性のある模様等を持つ
釦部品をガイドしながら前記模様等の方向を一方向に設
定する釦搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の釦搬送装置としては、米国特許
第5,031,815号明細書や実公平3−12738
号公報に開示されている。前記米国特許第5,031,
815号明細書に開示された釦搬送装置は、一部フレー
ムに一端が枢着された搖動レバーの先端に杆状のプッシ
ャーを回動自在に支持し、該プッシャーを釦搬送路に形
成されたプッシャー通路内を往復動させて、釦部品を釦
取付機の加締部まで押出し搬送するものである。前記プ
ッシャーの先端面の下半部には釦部品の一部裏面を載置
するための突出部が形成されており、同突出部は搖動レ
バーとプッシャー間に介在する引張スプリングにより常
時上方に付勢されている。
【0003】一方、前記釦搬送路は、金属製の角柱状ブ
ロック体とL型断面を持つ長尺部材から構成されるユニ
ット間に形成されている。即ち、前記角柱状ブロック体
の下面には長手方向に延びる凹溝が形成されており、該
凹溝形状は釦頭部表面が下方に向いた状態で、その表面
の一部周縁部に接触する受け面と釦頭部の一部周縁部を
上下で挟持する楔状断面の空間を有すると共にプッシャ
ー通路をも有し、前記L型断面を持つ長尺部材の押圧面
を前記受け面に対向して配置すると共に、同受け面方向
に弾性的に付勢している。
【0004】かかる構成において、供給シュートから頭
部表面を下方に向けた状態で、頭部裏面に舌片が突出す
る釦部品が前記搬送ユニットの釦搬送路内に送りこまれ
ると、プッシャーの先端突出部上に釦頭部の一部を載置
され、同時にプッシャーが前進して釦部品を押出し搬送
する。このとき、前記楔状断面の空間にある釦部品の頭
部の部分は他の頭部部分より摺動抵抗が大きいため、釦
部品は搬送されると同時に垂直軸線を中心に回転する。
この回転は釦部品の舌片がプッシャーの突出部に当接し
た瞬間に停止し、釦取付機の加締部まではその状態を維
持する。従って、前記加締部に到達する釦部品の模様等
は所定の方向に向けられる。
【0005】また、上記実公平3−12738号公報に
開示されている釦搬送装置は、ガイド台と、該ガイド台
に対して垂直下方に付勢される断面L字状の押圧部材
と、該押圧部材の押圧面とガイド台の間に介在され傾斜
面を有する楔部材と、押圧部材及び楔部材と対向して配
置され、前記各部材側に付勢される断面L字状の側部材
とからなる。これらの各部材間で釦搬送路を画成する。
【0006】釦部品が搬送路を通るとき、楔部材と押圧
部材とにより釦部品の径大頭部が挟圧される。そのため
釦頭部は釦搬送路において、その一側部が他側部より摩
擦係数が大きい状態で搬送されることになる。従って、
プッシャーで釦部品を押出すとき釦部品は軸芯回りに回
転しながら搬送され、その間にプッシャーと一体となっ
て移動するフィンガー先端の突起が釦頭部の裏面に形成
された切欠部に係合し釦部品の方向設定がなされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかして、これらの釦
搬送装置は、上記釦頭部の一部が押圧部材により押圧さ
れるとき、釦部品の楔状断面の通路内にある部分では傾
斜面により水平方向に押され、同時に対向する通路に存
在する釦頭部の周縁部分では上下から弾性的に挟持され
るため、釦部品の回転力は極端に弱まり、釦部品のスム
ーズな回転が得られず、期待どおりには方向設定がなさ
れない。
【0008】更に、米国特許第5,031,815号明
細書に開示された釦搬送装置によると、角柱ブロック体
に楔状断面の釦搬送路が直接形成されているため、同ブ
ロック体の交換は不可能であり、また一方の実公平3−
12738号公報に開示されている釦搬送装置にあって
も、上記押圧部材と側部材は双方共にピン部材によりガ
イド台に回動自在に固着されると同時に圧縮スプリング
がセットされるため、一旦その組立てが終わると簡単に
分解ができない。その結果、多様な頭部径を有する釦部
品に対応させることが難しく、汎用性に欠けるものとな
り、多様な釦部品に対応しようとすれば、その数の装置
を別途準備しておく必要がある。
【0009】従って、本発明の第1の目的は釦部品のス
ムーズな回転が得られ、確実に所望の方向設定ができる
釦搬送ユニットを提供することにある。
【0010】また、第2の目的は前記ユニットの構成部
材のうち、多様な寸法の釦部品に対応する部材の交換を
容易にして、多種の釦部品に簡単に対応できる釦搬送ユ
ニットを提供することにある。その他の目的は以下の説
明により明らかにされる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、裏面に
方向設定用の被係合部が形成された円形頭部を持つ釦部
品を、先端に係合部を有するプッシャーにより方向設定
しながら釦取付機まで押出し搬送するための釦搬送装置
であって、上端が一部フレームに枢着され搖動する搖動
レバーと、前記搖動レバーの下端に回動自在に片持ち支
持され、その先端面から突出し下方に向けて弾性的に付
勢されてなる係合部材を有すると共に、その先端部下面
にカム接触子が突設され、同先端部が下方に向けて弾性
的に付勢されてなる先端面で釦頭部の側面を押し出す杆
状プッシャーと、釦供給シュートと釦取付機との間に配
設され、釦頭部の表面が下方に向けられた状態で釦が回
転搬送される釦搬送路と前記プッシャーを案内するプッ
シャー通路とを有し、該プッシャー通路には上記カム接
触子の先端が弾性的に当接するカム面が形成されてなる
釦搬送ユニットとを備えており、前記プッシャーが釦の
頭部側面を押出し回転させながら釦を搬送する途中で前
記プッシャーの先端面が前記カム面に案内されて下動
し、前記係合部材が釦頭部の裏面に形成された上記被係
合部に係合して釦の回転を止め、釦の表面模様等が一方
向に設定されるようにしたことを特徴とする釦搬送装置
を主な構成としている。
【0012】そして、好適には前記係合部材が下方に突
出する係合突起であり、釦部品の裏面に形成される被係
合部が、前記係合突起に係合する切欠部であって、更に
前記釦搬送路は釦部品の外周縁部の一部表裏を挟持し、
且つ釦中心方向に付勢する楔状断面の空間部を有し、同
楔状断面の空間部を有する部分が少なくとも交換可能と
されてなる。
【0013】
【作用】釦部品が搬送路に沿ってプッシャーにより押さ
れる間、前記楔状断面の空間を有する裏面案内部材の楔
状空間部で釦部品の周縁の一部を対向する表面案内用ベ
ース部材方向に弾性的に押圧すると共に上下から挟圧す
る。従って、釦部品がプッシャーにより押されて搬送さ
れる間、釦部品の前記裏面案内部材により挟圧される部
分では他の部分より摺動抵抗が大きくなり、釦部品は搬
送と同時に垂直軸線回りを容易に回転する。この回転搬
送時に、プッシャー先端の係合突起が釦部品の裏面に形
成されている切欠部に係合し、釦部品の表面に形成され
た模様の方向を規定する。
【0014】寸法の異なる釦部品を搬送しようとすると
きは、釦搬送ユニットの対向する一対の案内部材のう
ち、取外し可能な少なくとも一方の楔状空間部を持つ案
内部材を、別途用意してある前記釦部品に対応する新た
なアタッチメントに交換する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面を参照し
ながら具体的に説明する。図7は本発明にかかる釦部品
搬送ユニットを装備する釦取付機の概要を示しており、
同図において釦取付機の釦加締部は、下端に釦部品70に
加締め込まれる鋲部品71を把持する把持部2をもった
上下動する加締めパンチ1と、前記把持部2の下方に配
置され、上端に釦部品70をセットするポケット3を有す
るダイ4とから構成される。釦部品70は、シュート5の
出口位置より前記ポケット3の位置まで配設された釦部
品搬送装置20内を頭部表面を下にして、図示せぬ揺動
レバーの揺動により前進、後退する図示せぬプッシャー
によって頭部側面を押されて、前記ポケット3内に供給
される。前記鋲部品はパンチ1の作動で釦部品70に衣料
を介して加締められ一体化する。
【0016】図1〜図4は本発明の釦搬送装置の好適な
実施例を示しており、これらの図に示すようにプッシャ
ー22の後端と揺動レバー21の中間部との間に引張り
ばね23を介在させることにより、プッシャー22の先
端を常に弾性的に下方に付勢している。該プッシャー2
2の先端部上面には、長手方向に延びる切欠溝部22a
が形成され、同先端部下面には本発明に係る釦部品の搬
送ユニットの後述するプッシャー通路面に当接するカム
接触子22bが突設してある。そして前記切欠溝部22
aには、先端がプッシャー22の先端から僅かに突出す
るようにして板状のフィンガー部材24の先端部が嵌挿
され、その略中央部がピン25によりプッシャー22の
略中央部に枢着される。該フィンガー部材24は本発明
の係合部材に相当し、その先端部下面には釦部品70の頭
部裏面に形成された方向位置決め用の係合凹部70aに
係合する係合突起24aを有しており、また同フィンガ
ー部材24の後端部下面とプッシャー22との間には圧
縮スプリングが介装されている。このため、前記フィン
ガー部材24の先端部は前記ピン25を中心にして図1
において時計方向に付勢され、定常時は前記係合突起2
4aがプッシャー22の先端面に当接した状態にある。
【0017】図5は釦部品搬送装置20の一部を構成す
る本発明の搬送ユニット30の構成部材を示す分解図で
あり、釦部品搬送ユニット30は同図に示すごとく上面
に釦部品70の表面を案内する案内面を有し、釦部品7
0の搬送方向に沿って対向配置される第1、第2の釦部
品表面案内用ベース部材31,35と、前記各案内面上
に配置固定され、それぞれが少なくとも釦部品70の裏
面周縁部を案内する案内面を有する第1、第2の釦部品
裏面案内部材32,36と、前記一対の表面案内用ベー
ス部材31,35間に配置固定され、釦部品70の円形
頭部押出用のプッシャー通路を形成するプッシャー通路
形成部材50とからなり、前記釦部品70の第2裏面案
内部材36は、前記頭部の一部周縁部を上下から接触保
持し、且つ他方の裏面案内部材に向けて弾性的に付勢さ
れる楔状断面の空間部を有するアタッチメント38を備
えている。以下、前記各部材の構成を具体的に説明す
る。
【0018】前記第1の表面案内用ベース部材31は矩
形板状の金属製ブロック体に切削加工がなされて所定の
形状とされており、上面の一端部にシュート5(図4)
から供給されてくる釦部品70の導入用凹部31aが形
成され、その他は釦部品70の表面側を案内する平滑な
案内面31bとされている。また、同案内面31bの外
部側の一部が切欠かれており、該表面案内用ベース部材
31に上記一方の裏面案内部材32を固着するための後
述する固着部材33を係着させる係着部31cを構成す
る。なお、同図中の符号31dは該表面案内用ベース部
材31を第2表面案内用ベース部材35に結合するため
の複数のボルト挿入孔であり、その他の必要部分にも必
要な切削加工がなされているが、ここではその詳しい説
明は省略する。
【0019】第1の表面案内用ベース部材31と相対し
て結合される第2の表面案内用ベース部材35は、図5
に示すごとく角柱状ブロック体35aの上面の側縁に沿
って断面がL字状の案内面形成部材35bが起立して延
在する形状とされている。該案内面形成部材35bの上
面には、第1表面案内用ベース部材31の上記釦部品導
入用凹部31aに対応する部分に後述する釦部品70の
位置決め部材45のための固着凹部35cが形成され、
他の表面は釦部品70の表面側を案内するための平滑な
案内面35dとされる。また、前記角柱状ブロック体3
5aには上記相手方の表面案内用ベース部材31と結合
するための複数のボルトネジ孔35eが形成されてお
り、前記案内面形成部材35bには裏面案内部材36及
びプッシャー通路形成部材50を固着するためのネジ孔
が多数形成されている。
【0020】上記一対の裏面案内部材32,36のう
ち、第1の裏面案内部材32は上記第1表面案内用ベー
ス部材31の案内面31b上に載置固定される。第1の
裏面案内部材32は、図5に示すごとく断面がL字状の
角柱ブロック体からなり、その外部側の側面の前記表面
案内用ベース部材31の係着部31cに対応する位置に
は上記固着部材33が嵌合する嵌合凹部32aが形成さ
れると共に、同嵌合凹部32aに前記固着部材33の固
着用ネジ孔32bが形成されている。前記固着部材33
は、図5に示すごとく本体33aの一端部に係着突起3
3bを有し、前記本体33aを第1裏面案内部材32の
嵌合凹部32aに嵌合すると共に、前記係着突起33b
が第1表面案内用ベース部材31の係着部31cに係着
され、ネジ部品が本体33aに形成されたネジ挿通孔3
3cに挿通されて、前記裏面案内部材32の固着用ネジ
孔32bにねじ込み両部材31,32を結合する。
【0021】第1裏面案内部材32と相対して配設され
る第2裏面案内部材36は、多数のアタッチメントを組
み合わせることにより構成される。図6は第2裏面案内
部材36の拡大分解図であり、同裏面案内部材36は図
5及び図6に示すごとく上記第2表面案内用ベース部材
35の案内面35d上に直接載置固定される凹形状の板
材からなるスペーサ37と、該スペーサ37の切欠部3
7a内に一部が嵌合された状態で同スペーサ37上に載
置されるアタッチメント38と、該アタッチメント38
を外部側から弾性的に押圧すると共に、同アタッチメン
ト38を前記スペーサ37との間で摺動自在に挟持す
る、上記表面案内用ベース部材35と同一の長さを有す
る板状のアタッチメント案内部材39と、該アタッチメ
ント案内部材39の外部側の側面に圧縮スプリング4
0,40,…を介して固着され、アタッチメント38の
背面を圧縮スプリング40,40,…を介して弾圧する
と共に、同圧縮スプリング40,40,…の後端を支持
する板状の規制部材41とからなる。これらの部材は全
てネジ部品による分解・組立てが自在とされている。
【0022】前記アタッチメント38は本発明の重要な
構成部分をなしており、その構成は、全体が略凸形状の
板材からなり、その長手方向の両端部が一部切欠されて
上記アタッチメント案内部材39に形成されている嵌着
凹部39aに遊嵌する嵌着突起38aを形成している。
該アタッチメント38の断面は、その幅広部38bの部
分では図3及び図6に示すごとく略T字状をなし、その
下部突出部38cはアタッチメント38の全長にわたっ
て形成されている。前記下部突出部38cは、その内側
面が下傾斜のテーパー面とされ、上部本体38eとの間
に楔状の断面を有する釦部品70の挟持案内空間38d
を形成する。
【0023】前記アタッチメント案内部材39は、前記
アタッチメント38に対向する裏面の部分に上記嵌着突
起38aが遊嵌する嵌着凹部39aを残してアタッチメ
ント38と略同等の形状に切欠されており、この切欠部
分39bには上記圧縮スプリング40,40,…を装着
するための複数の凹溝39c,39c,…が形成されて
いる。
【0024】上記プッシャー通路形成部材50は、図1
及び図5に示すごとく角柱状のブロック体からなり、同
ブロック体の一側面が切欠されてカム面50aを形成し
ている。該カム面50aは、プッシャー22の押出し方
向に水平面、下傾斜面及び水平面の順で構成される。前
記ブロック体の長さは上記第1、第2の表面案内用ベー
ス部材31,35の長さに等しく、その下面の幅は第2
表面案内用ベース部材35の角柱状ブロック体35aの
上面と同一形状である。前記カム面50aの幅はプッシ
ャー22の厚みに略等しく設定されており、該カム面5
0aの幅を差し引いたプッシャー通路形成部材50の上
面幅は第2表面案内用ベース部材35の案内面形成部材
35bの裏面幅に等しい。また、該プッシャー通路形成
部材50にもネジ部品の挿通孔50bが複数形成されて
おり、第2表面案内用ベース部材35の案内面形成部材
35bに形成されたネジ孔との間でネジ結合される。な
お、本実施例では上記第2表面案内用ベース部材35と
前記プッシャー通路形成部材50とを別部材として形成
しているが、両者35,50を同一部材により一体に形
成してもよい。
【0025】図4は、以上のごとく構成された各部材を
組み立てて得られる釦部品搬送ユニット30を釦取付機
に取り付けた状態を示しており、第1表面案内用ベース
部材31の釦部品導入用凹部31aに釦供給シュート5
の出口部が設置され、第1及び第2表面案内用ベース部
材31,35の間に形成されたプッシャー通路内にプッ
シャー22が挿入されている。
【0026】本発明に係る釦部品搬送装置によれば、前
記シュート5から供給されてくる釦部品70は、前記搬
送ユニット30の対向する第1及び第2の表面案内ベー
ス部材31,35と第1及び第2裏面案内部材32,3
6との間に形成される釦搬送路内に、釦頭部表面を下方
に向けた姿勢で送り込まれる。このとき、プッシャー2
2はプッシャー通路入口に後退しており、そのカム接触
子22bの先端はプッシャー通路形成部材50のカム面
50aの通路入口側の水平面上に弾性的に当接した状態
にあり、プッシャー先端面の下半部が、釦搬送路に送り
込まれた前記釦部品70の釦頭部の外周面に当接し、且
つフィンガー部材24の係合突起24aが釦部品70の
裏面上方に位置している。
【0027】このあと、搖動レバー21が搖動してプッ
シャー22がプッシャー通路を前進すると、カム接触子
22bがプッシャー通路形成部材50のカム面50aを
弾接状態で案内され、釦搬送方向の最後の水平カム面に
達したとき、プッシャー22の先端位置が下降して、そ
の先端面の中央部で釦頭部の外周面を押し、同時にフィ
ンガー部材24の係合突起24aが弾性に抗してピン2
5を中心として反時計方向に回動しながら釦部品70の
裏面に弾接する。
【0028】こうしてプッシャー22により釦部品70
が搬送通路を釦取付機1のポケット3まで搬送される間
に、釦部品70の外周縁の一部表裏面はアタッチメント
38の楔状空間部38d内でプッシャー22の側面と直
交する方向に弾性的に押圧されながら挟持されるため、
その部分では他の外周部より摺動抵抗が大きくなり、釦
部品70には垂直軸線を中心とした回転力が生じる。従
って、釦部品70はプッシャー22により搬送されると
き垂直軸線を中心に回転しながら搬送路内を進むが、こ
のときプッシャー22の先端面から突出して釦部品70
の裏面に弾接するフィンガー部材24の係合突起24a
が釦部品70の裏面の係合凹部70aに係合し、そこで
釦部品70の回転は停止し、釦表面の模様等の方向が所
定の方向を向いた状態で上記ポケット3まで確実に搬送
されることになる。特に、本発明においては釦部品70
の回転中は、上記アタッチメント38の楔状部分によ
り、その外周縁部の一部を上下で挟持するだけで、同挟
持部分の反対側の釦頭部外周部は第1裏面案内部材32
の内側面に点状で接触するだけであるため殆ど摺動抵抗
が発生しない。そのため、釦部品70は極めてスムーズ
に回転する。
【0029】ここで、異なる大きさの釦部品70に切り
換えるときは、まず固定ネジ部品等を外して第2裏面案
内部材36を第2表面案内ベース部材31と切離し、そ
のあと上記アタッチメント38を第2裏面案内部材36
から取り外して、使用済みのアタッチメント38を新た
な釦部品用のアタッチメント38と取り替えて、再度第
2裏面案内部材36に組み込み、次いで該第2裏面案内
部材36を前記第2表面案内ベース部材31に組付け
る。また、必要ならば同時に固着部材33を取り外し
て、第1裏面案内部材32を取り替えるようにすること
も可能であり、更には前記あタッチメント38をも含め
第2裏面案内部材36を1ユニットとして全体を交換す
るようにすることも可能である。
【0030】なお、図1〜図3では、釦部品70の係合
部の好適例としてフィンガー部材24の係合突起24a
に係合する係合凹部70aを示しているが、他の例えば
舌片状の係合部が採用できることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よればプッシャーが搖動レバーにより釦搬送ユニット内
のプッシャー通路を往復動する形式の釦搬送装置であ
り、且つプッシャー通路の上部が開放しているにも関わ
らず、プッシャー先端を常時下方に付勢してカム面上を
弾接しながら往復動させると共に、その先端面から突出
する係合部も常時下方に付勢されているため同係合部は
釦頭部の裏面に確実に弾接し、また釦部品がユニット内
の釦搬送路を垂直軸線を中心に回転しながら搬送される
とき、釦頭部の裏面に形成されている被係合部にプッシ
ャー先端の前記係合部が確実に係合して、釦部品の表面
模様が所定の方向に向かった状態で前記回転が停止させ
ることが可能となる。
【0032】更に本発明によれば、前記釦搬送ユニット
における少なくとも釦搬送路を構成する部材が分解可能
となっているため、多様な寸法を持つ釦部品に切り換え
るとき、前記部材を交換するだけで即座に対応すること
が可能であり、極めて汎用性に富むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例を示す釦搬送装置の主
要部の縦断面図である。
【図2】同装置の主要部を示す平面図である。
【図3】図1におけるA−A線の拡大断面図である。
【図4】同装置の主要部の外観を示す斜視図である。
【図5】同装置の釦搬送ユニットの分解図である。
【図6】同釦搬送ユニットの裏面案内部材を示す拡大分
解図である。
【図7】釦取付機の概要を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 パンチ 2 把持部 3 ポケット 4 ダイ 5 シュート 20 釦(部品)搬送装置 21 搖動レバー 22 プッシャー 22a 切欠溝部 22b カム接触子 23 引張スプリング 24 フィンガー部材 24a 係合突起 25 ピン 30 釦(部品)搬送ユニット 31 第1表面案内ベース部材 31a 導入用凹部 31b 案内面 31c 係着部 31d ボルト挿通孔 32 第1裏面案内部材 32a 嵌合凹部 32b ネジ孔 33 固着部材 33a 本体 33b 係着突起 33c ネジ挿通孔 35 第2表面案内ベース部材 35a 角柱状ブロック体 35b 案内面形成部材 35c 固着凹部 35d 案内面 35e ボルトネジ孔 36 第2裏面案内部材 37 スペーサ 37a 切欠凹部 38 (釦回転用)アタッチメント 38a 嵌着突起 38b 幅広部 38c 突出部 38d 楔状空間部 39 アタッチメント案内部材 39a 嵌着凹部 39b 切欠部分 39c 凹溝 40 圧縮スプリング 41 規制部材 45 位置決め部材 50 プッシャー通路形成部材 50a カム面 50b 挿通孔 70 釦部品 70a 係合凹部 71 鋲部品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏面に方向設定用の被係合部70aが形成
    された円形頭部を持つ釦部品70を、先端に係合部を有
    するプッシャー22により方向設定しながら釦取付機ま
    で押出し搬送するための釦搬送装置20であって、 上端が一部フレームに枢着され搖動する搖動レバー21
    と、 前記搖動レバー21の下端に回動自在に片持ち支持さ
    れ、その先端面から突出し下方に向けて弾性的に付勢さ
    れてなる係合部材24を有すると共に、その先端部下面
    にカム接触子22bが突設され、同先端部が下方に向け
    て弾性的に付勢されてなる先端面で釦頭部の側面を押し
    出す杆状プッシャー22と、 釦供給シュート5と釦加締部との間に配設され、釦頭部
    の表面が下方に向けられた状態で釦部品70が回転搬送
    される釦搬送路と前記プッシャー22を案内するプッシ
    ャー通路とを有し、該プッシャー通路には上記カム接触
    子22bの先端が弾性的に当接するカム面50aが形成
    されてなる釦搬送ユニット30とを備えており、 前記プッシャー22が釦部品70の頭部側面を押出し回
    転させながら釦部品70を搬送する途中で前記プッシャ
    ー22の先端面が前記カム面50aに案内されて下動
    し、前記係合部材24が釦頭部の裏面に形成された上記
    被係合部70aに係合して釦部品70の回転を止め、釦
    部品70の表面模様等が一方向に設定されるようにした
    ことを特徴とする釦搬送装置。
  2. 【請求項2】前記係合部材24が、下方に突出する係合
    突起24aを有する請求項1記載の釦搬送装置。
  3. 【請求項3】釦部品70の裏面に形成される被係合部
    が、前記係合突起24aに係合する凹部70aである請
    求項2記載の釦搬送装置。
  4. 【請求項4】前記釦搬送路は、釦部品70の外周縁部の
    一部表裏を挟持し、且つ釦中心方向に付勢する楔状断面
    の空間部を有する請求項1〜3いずれか記載の釦搬送装
    置。
  5. 【請求項5】前記釦搬送ユニット30は、釦搬送路の前
    記楔状断面の空間部を有する部分が少なくとも交換可能
    とされてなる請求項4記載の釦搬送装置。
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