JPH05177324A - 遠心鋳造装置 - Google Patents

遠心鋳造装置

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Publication number
JPH05177324A
JPH05177324A JP49792A JP49792A JPH05177324A JP H05177324 A JPH05177324 A JP H05177324A JP 49792 A JP49792 A JP 49792A JP 49792 A JP49792 A JP 49792A JP H05177324 A JPH05177324 A JP H05177324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
centrifugal casting
fluid
gas
rings
Prior art date
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Pending
Application number
JP49792A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsushige Hirota
満重 広田
Nobuaki Umitachi
宣明 海達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH05177324A publication Critical patent/JPH05177324A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 遠心鋳造用の鋳型2は流体を吹付けて上方へ
押し上げ支持する押し上げ機構と、鋳型2を横軸心X周
りに回転させる為の駆動機構とを備えてある。 【効果】 鋳型の回転時の振動を防止して、鋳型や駆動
機構の摩損を防止でき、加えて、鋳造時の振動を抑制す
ることで鋳造品の品質を向上でき、さらに鋳造時の騒音
の発生も少なくできるから、作業環境を良くでき、全体
として、耐久性に優れ、作業性の向上をも図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋼管等の管の製造に用い
られる遠心鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心鋳造装置として、従来では、遠心鋳
造用の鋳型を複数のローラで支持させ、これらローラを
横軸心周りで回転させるのに伴い、これらローラと接当
する遠心鋳造用の鋳型を横軸心周りに高速回転させる構
成のものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の遠心鋳
造装置では、遠心鋳造用の鋳型と、この鋳型を支持する
複数のローラとの間に働く摩擦力によって鋳型を回転さ
せる構成であった為、型の回転に伴って、生じる振動が
大きく、ローラや型の摩損を招来し易い不具合があっ
た。また、騒音が大きい不具合もあった。本発明は、上
記実情を鑑み為したもので、遠心鋳造用の鋳型を振動や
騒音を少なく高速回転でき、かつ、耐久性に優れた遠心
鋳造装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為の
本発明の遠心鋳造装置の特徴構成は、遠心鋳造用の鋳型
に流体を吹付けて上方へ押し上げ支持する押し上げ機構
と、前記鋳型を横軸心周りに回転させる為の駆動機構と
を備えた点(以下、第一発明と称する)または、遠心鋳
造用の鋳型を電磁力で浮上させる浮上機構と前記鋳型を
横軸心周りに回転させる為の、駆動機構を備えた点(以
下、第二発明と称する)にあり、また、前記第一発明の
前記流体を蒸気とすることが後記する理由により効果的
である。
【0005】
【作用】つまり、第一発明においては、前記鋳型を上方
へ押し上げ支持する押し上げ機構を、また、第二発明に
おいては、前記鋳型を電磁力で浮上させる浮上機構を作
動させることで、前記押し上げ機構または前記浮上機構
が前記鋳型を非接触で回転自在に支持できるから、駆動
機構によって鋳型を駆動回転させる際に、摩擦に伴う振
動及び騒音を低減でき、しかも回転抵抗も少なくでき
る。また、前記第一発明の流体を蒸気とすることで、鋳
型に吹き付ける蒸気によって鋳型の支持と同時に鋳型の
外表面の温度変化を制御することも容易となる。
【0006】
【発明の効果】すなわち、第一発明または第二発明によ
って、鋳型の回転時の振動を防止できるから、鋳型や駆
動機構の摩損を防止でき、加えて、鋳造時の振動を抑制
することで鋳造品の品質を向上でき、さらに鋳造時の騒
音の発生も少なくできるから、作業環境を良くでき、全
体として、耐久性に優れ、作業性の向上をも図れる遠心
鋳造装置を提供できた。特に、第一発明の流体を蒸気と
すると、蒸気は気体として簡単に得られるものであり、
しかも蒸気の熱を利用して鋳型の温度制御を容易にして
製品を品質管理も容易にできる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の遠心鋳造装置の実施例を図面
に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、遠心
鋳造装置1は、遠心鋳造用の鋳型2及び、この鋳型2に
流体である気体Sを吹付けて上方へ押し上げる機構とと
もに、横軸心X周りに回転させる駆動機構となる吹付装
置3とで構成してある。
【0008】前記鋳型2は、横軸心X周りで高速回転す
る横倒姿勢に保たれた筒状体で、この鋳型2の長手方向
の複数箇所に、この鋳型2の外表面に、その全周を囲繞
するタイヤ4を設けてある。
【0009】前記タイヤ4は、鋳型2の長手方向に等間
隔に隔てた1対のリング5及びこの1対のリング5間
で、鋳型2の円周方向に等ピッチで複数わたしてある回
転駆動用の羽根6とで構成してある。
【0010】前記吹付装置3には、前記タイヤ4を嵌入
するよう、その上面を凹曲させた凹部7を形成してある
とともに、この凹部7内面全体に亘って流体吹付孔8を
複数形成してある。
【0011】前記流体吹付孔8のうち、前記凹部7底面
がわに形成してあるものについては、その噴射方向を前
記横軸心Xに向かう方向とは異なった一方側に少し傾け
て設定してあり、この凹部7底面がわの流体吹付孔8よ
り噴射する気体Sが前記タイヤ4の羽根6及び1対の前
記リング5の内面を押圧する。この押圧する気体Sのう
ち、鋳型2の横軸心Xに向かう成分が、鋳型2を浮上さ
せ、それ以外の成分が、鋳型2を前記横軸心X周りに高
速回転させるよう働く。
【0012】前記流体吹付孔8のうち残りの前記凹部7
内側面がわに形成してあるものについては、その噴射方
向は、鋳型2の前後方向に略水平で互いに対向する側面
に向けた方向に設定してあり、この凹部7内の側面の流
体吹付孔8より噴射される気体Sが、1対の前記リング
5の外側面を押圧し、前記タイヤ4を凹部7内の前後中
央に位置させるよう付勢させ、鋳型2の前後方向の位置
ずれをなくすように働く。
【0013】また、前記流体吹付孔8より噴射する気体
Sを蒸気としてあるから、前記タイヤ4を介して鋳型2
に接触する経路、及び、前記タイヤ4から漏れて、直接
鋳型2の外表面に接触する経路で、鋳型2に熱を伝達で
き、鋳型2の急冷を防止できる。
【0014】
【別実施例】鋳型に流体を吹付ける吹付装置の流体吹付
孔の噴射方向としては、上記実施例に示すように、鋳型
2の横軸心Xに向かう方向と異なった一方側に全てを一
律に設定したもの以外に、図3及び図4に示すように、
流体吹付孔8のうち、タイヤ4を形成する一対の前記リ
ング5の周部に、流体を吹付ける第1吹付部の噴射方向
を、鋳型2を浮上させるよう鋳型2の横軸心Xに向かう
方向(図4参照)に設定し、鋳型2の長手方向におけ
る、前記両第1吹付部8A間に配置し、且つ、駆動回転
用の羽根6に流体を吹付ける残りの第2吹付部8Bの噴
射方向を、鋳型2を横軸心X周りに高速回転させるよう
に前記横軸心Xに向かう方向とは異なった一方側に少し
傾けて設定してある。つまり、機能に応じてその噴射方
向を分けることもできる。
【0015】なお、図3では、第1吹付部8Aから噴射
される気体を確実に受けるようにリング5の厚みを大き
なものにしてある。
【0016】流体を吹き付ける吹付装置及び、タイヤは
上記実施例に示すような2つのもの以外に、鋳型長手方
向に3つ以上の多数配設したものでもよく、また、その
構造としては、上記実施例に示すように、鋳型にタイヤ
4を設け、流体Sを吹き付ける吹付装置3側に前記タイ
ヤ4が嵌入する凹部7を設けるとは反対に、図6に示す
ように、鋳型2に凹部7を設け、流体を吹き付ける吹付
装置3側が前記凹部7に嵌入するものも可能である。
【0017】鋳型2に流体を吹付ける吹付装置3が、鋳
型の駆動機構と、鋳型2を押し上げる押し上げ機構を兼
用している第1の実施例以外に、図7に示すように、吹
付装置3を、単に鋳型2を押し上げる押し上げ機構にす
るだけで留め、駆動機構を吹付装置3とは別に接触式の
伝動ローラ9で構成したものでもよい。
【0018】尚、上記実施例には、遠心鋳造用の鋳型2
を上方に押し上げるとともに横軸心X周りに駆動回転さ
せる装置3が気体Sによって行なうものを示したが、図
5に示すように、気体Sを吹付けて駆動回転させる前記
装置3に代えて、鋳型2の押し上げ及び駆動を電磁力に
よって行う装置10を適用してもよい。また、前記気体
は、蒸気以外にエアーであってもよく、他のガスであっ
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遠心鋳造装置の側面図
【図2】遠心鋳造装置の横断正面図
【図3】別実施例の遠心鋳造装置の側面図
【図4】別実施例の遠心鋳造装置のA−A断面図
【図5】電磁力を用いた遠心鋳造装置の側面図
【図6】別実施例の遠心鋳造装置の側面図
【図7】別実施例の遠心鋳造装置の側面図
【符号の説明】
2 遠心鋳造用の鋳型 S 流体 X 遠心鋳造用の鋳型の横軸心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠心鋳造用の鋳型(2)に流体を吹付け
    て上方へ押し上げ支持する押し上げ機構と、前記鋳型
    (2)を横軸心(X)周りに回転させる為の駆動機構と
    を備えた遠心鋳造装置。
  2. 【請求項2】 前記流体(S)が蒸気である請求項1記
    載の遠心鋳造装置。
  3. 【請求項3】 遠心鋳造装置の鋳型(2)を電磁力で浮
    上させる浮上機構と前記鋳型(2)を横軸心(X)周り
    に回転させる為の駆動機構とを備えた遠心鋳造装置。
JP49792A 1992-01-07 1992-01-07 遠心鋳造装置 Pending JPH05177324A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP49792A JPH05177324A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 遠心鋳造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP49792A JPH05177324A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 遠心鋳造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05177324A true JPH05177324A (ja) 1993-07-20

Family

ID=11475395

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP49792A Pending JPH05177324A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 遠心鋳造装置

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