JPH05175130A - プラズマcvd装置 - Google Patents

プラズマcvd装置

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Publication number
JPH05175130A
JPH05175130A JP35521691A JP35521691A JPH05175130A JP H05175130 A JPH05175130 A JP H05175130A JP 35521691 A JP35521691 A JP 35521691A JP 35521691 A JP35521691 A JP 35521691A JP H05175130 A JPH05175130 A JP H05175130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
processing chamber
wall
nitrogen gas
process gas
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35521691A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Takano
加津雄 高野
Motokuni Itakusu
元邦 板楠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP35521691A priority Critical patent/JPH05175130A/ja
Publication of JPH05175130A publication Critical patent/JPH05175130A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロセスガスによる析出物が処理チャンバー
の内壁に付着するのを防止することができるプラズマC
VD装置を提供する。 【構成】 処理チャンバー22の上部に窒素ガスのため
の流入口26を多数設ける。処理チャンバーへ流入した
窒素ガスはプロセスガスと同じように排出口24より外
部へ排出される。この窒素ガスは処理チャンバー22の
内壁28に沿ったダウンフローとなり、この内壁を薄く
被う。プロセスガス供給口20より処理チャンバー内へ
供給されたプロセスガスが内壁に近づくと、この窒素ガ
スのダウンフローによって内壁に達するのが阻止され、
下方へ流されて排出される。したがってこの薄い窒素ガ
スの流れはプロセスガスに対するバリヤーとなり、内壁
28へ達するプロセスガスの量を大幅に減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェハー上に所
定の物質の薄膜を形成する際に使用するプラズマCVD
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のプラズマCVD装置の一例
の概略断面図を示す。この装置は、方位を調整した半導
体ウェハー10をステージ12上に載置し、上部電極1
4と下部電極16との間に高周波電源18を接続する。
そして、ガス供給口20から堆積させたい物質の原料と
なるプロセスガスをチャンバー22内へ導入し、これに
高周波電源18によって高周波を加える。こうすること
によってチャンバー内のガスは放電して化学的に活性化
され、ウェハー10と反応してウェハー10上に所望の
膜が形成される。なお、処理チャンバー22へ導入され
たプロセスガスは排出口24ら外部へ排出される。
【0003】ところで、図3のような装置で薄膜を形成
する場合には、ウェハー10に薄膜が形成されるだけで
なく、処理チャンバー22の内壁などにも、使用するプ
ロセスガスに基づいた特有の物質が固体となって析出す
る。この析出物はウェハー処理を行う際に発塵の原因と
なり、これがウェハーに付着すると最終的に得られるデ
バイスの特性は大幅に劣化する。
【0004】従来の装置ではかかる発塵を防ぐための方
法として、装置を定期的にプラズマクリーニングすると
いう方法が採られている。これは処理チャンバー22内
へ酸素を送り込んで放電させることにより、酸素と内壁
の析出物とを結合させ、これを外部に排出して処理チャ
ンバーから析出物を除去するというものである。また、
汚れがひどいときには装置から処理チャンバーを取り外
し、薬液に浸して化学的に析出物を取り除くということ
も行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、薄膜形
成を行っている期間中にもチャンバーの内壁等には析出
物が生じ、この析出物が同時進行で処理されているデバ
イスに対して発塵の原因となり、そのデバイスの特性劣
化を引き起こすことがある。しかし、従来の装置では、
析出物を除去する作業を行えるのがウェハーに対する薄
膜形成処理を行っていない期間中に限られているので、
薄膜形成中に生じた析出物が同時にCVD処理を行って
いるデバイスに及ぼす影響を防ぐことはできない。
【0006】また、従来の装置では、薄膜形成処理中に
生じた析出物による悪影響を最小限に抑えるために、プ
ラズマクリーニング等の析出物の除去作業を頻繁に行わ
なければならない。このため装置の維持のためにかなり
のコストと手間がかかり、取り扱いが不便だという問題
がある。
【0007】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、薄膜の形成を行っている期間中に処理チャンバ
ーの内壁等に析出物が生じるのを防止することができる
プラズマCVD装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係るプラズマCVD装置は、バリヤーガス
が処理チャンバーの内壁に沿って流れるよう前記バリヤ
ーガスの流入口及び排出口を前記処理チャンバーに設
け、前記処理チャンバーにてCVD処理を行っている期
間中に前記流入口から前記排出口に前記バリヤーガスを
流すことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明は上記の構成により、処理チャンバーの
内壁に沿って流入口から排出口へ、例えば不活性ガス又
は窒素ガス等のバリヤーガスを流すことにより、このガ
ス流がバリヤーとして作用し、プロセスガスが処理チャ
ンバーの内壁へ接近するのを防ぎ、したがって処理チャ
ンバーの内壁に析出する物質の量を減少させる。また、
たとえ処理チャンバーの内壁に析出物が生じ、それが剥
離したとしても、剥離した析出物は前記ガス流によって
排出口から外部へ運ばれる。このため、剥離した析出物
がウェハー上へ落下するのを防止することができる。
【0010】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の一実施例であるプラズマC
VD装置の概略断面図である。同図において図3のプラ
ズマCVD装置と同一構成部分については同一符号を付
することにより、その詳細な説明を省略する。
【0011】図1に示す装置が図3に示すものと異なる
点は、窒素ガスの流入口26を処理チャンバー22の上
部に設け、ここから窒素ガスを流入させることにより処
理チャンバー22の内壁28に沿って下方に窒素ガスを
流すようにしたことである。流入されたガスはプロセス
ガスと同じ排出口24より外部へ排出される。排出口2
4の管にはバタフライ状の逆止弁が設けてあり、処理チ
ャンバー22から外部へ向かうガスは通過できるが、逆
方向のガス流は通過できない構造となっている。
【0012】図2は流入口の概略平面図であり、同図に
示すように円形の処理チャンバー22の周囲に沿って多
数の流入口26が設けてある。この多数の流入口26か
ら下方に向けて窒素ガスを流し、窒素ガスのダウンフロ
ーを生じさせることによって、処理チャンバー22の内
壁28が窒素ガスの薄いガス流の膜で被われる。プロセ
スガス供給口20より処理チャンバー22内へ供給され
たプロセスガスが内壁28に近づくと、この窒素ガスの
ガス流によって下方へ流される。したがって、この薄い
窒素ガスの流れはプロセスガスに対してバリヤーとして
の役割を果たし、内壁28へ達するプロセスガスの量が
大幅に減少する。この結果、内壁にはプロセスガスによ
る析出物が生じにくくなる。
【0013】上記のように構成することによって処理チ
ャンバー22の内壁28に析出する物質の量は大幅に低
減する。また、仮に内壁28の表面にプロセスガスによ
る析出物が生じ、これが内壁28からはがれ落ちる場合
でも、剥離した析出物は内壁28に沿った窒素ガスのダ
ウンフローによって外部に排出されるので、半導体ウェ
ハー10上に落下することはない。したがって、最終的
に得られるデバイスは、析出物に基づく特性劣化の発生
確率が大幅に低下する。
【0014】流入口26から窒素ガスを処理チャンバー
22内へ流入させる場合、窒素ガスの流速及び流量が十
分でないと、プロセスガスを処理チャンバーの内壁に近
づくのを阻止するバリヤーとしての効果が上がらず、ま
た析出した物質を外部へ排出する役割も果たせない。更
に、窒素ガスの流速及び流量が十分でないと、窒素ガス
が処理チャンバーの中央部でプロセスガスと混合し、本
来のCVD処理が行えなくなるという恐れがある。した
がって、窒素ガスを流入させる場合には、上記の点を考
慮して、適当な速度と流量を選ばなければならない。
【0015】上記のように本実施例のプラズマCVD装
置では、プロセスガスに起因する析出物が処理チャンバ
ーの内壁に生じることを有効に防ぐことができる。この
ため従来の装置において必要とされた定期的なプラズマ
クリーニングや薬液による処理の回数を大幅に減らすこ
とができ、したがって装置の維持が容易となり、また維
持に必要なコストも削減される。
【0016】本実施例ではチャンバー内へ流入させるガ
スとして窒素ガスを使用した場合の例を説明したが、上
記実施例の説明から明らかなように、窒素ガスはプロセ
スガスに対するバリヤーとしての役割を果たすものであ
り、同様の作用を持つものであれば窒素ガス以外のもの
でも使用可能である。ただしCVD反応に対して影響を
及ぼすようなものは避けなければならない。かかる観点
から、ヘリウム、アルゴンなどの不活性ガスを窒素ガス
の代わりに使用することができる。また、特定のCVD
反応に全く影響のないガスであれば、その他のものでも
バリヤー用のガスとして同じように使用できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、処
理チャンバーの内壁に沿って流入口から排出口へバリヤ
ーガスを流すことにより、このガス流がバリヤーとな
り、プロセスガスが処理チャンバーの内壁へ接近するの
を防ぐことができ、また、たとえ処理チャンバーの内壁
に析出物が生じこれが剥離しても、前記ガス流によりか
かる析出物を排出口から外部へ排出し、その析出物がウ
ェハー上へ落下するのを防止することができる。これに
よりプロセスガスの析出物によって最終的に得られるデ
バイスの特性が劣化するのを防ぐことができる。更に、
処理チャンバーの内壁に析出する物質の量が大幅に低減
するので、従来の装置のように頻繁にプラズマクリーニ
ングや薬液処理を行う必要がなく、したがって維持が容
易で、そのコストも削減されるプラズマCVD装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるプラズマCVD装置の
概略断面図である。
【図2】処理チャンバーの周囲に設けられた多数のガス
の流入口の概略平面図である。
【図3】従来のプラズマCVD装置の一例の概略断面図
である。
【符号の説明】
10 半導体ウェハー 12 ステージ 14 上部電極 16 下部電極 18 高周波電源 20 プロセスガス供給口 22 処理チャンバー 24 排出口 26 ガス流入口 28 内壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バリヤーガスが処理チャンバーの内壁に
    沿って流れるよう前記バリヤーガスの流入口及び排出口
    を前記処理チャンバーに設け、前記処理チャンバーにて
    CVD処理を行っている期間中に前記流入口から前記排
    出口に前記バリヤーガスを流すことを特徴するプラズマ
    CVD装置。
  2. 【請求項2】 前記バリヤーガスは不活性ガス又は窒素
    ガスである請求項1記載のプラズマCVD装置。
JP35521691A 1991-12-20 1991-12-20 プラズマcvd装置 Withdrawn JPH05175130A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999057747A1 (en) * 1998-05-01 1999-11-11 Applied Materials, Inc. Cvd apparatus and process for depositing titanium films
KR100443598B1 (ko) * 2001-11-05 2004-08-09 주성엔지니어링(주) Cvd 장치
US7390366B2 (en) 2001-11-05 2008-06-24 Jusung Engineering Co., Ltd. Apparatus for chemical vapor deposition
WO2020053996A1 (ja) * 2018-09-12 2020-03-19 株式会社Kokusai Electric 基板処理装置、半導体装置の製造方法およびプログラム

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Effective date: 19990311