JPH05174535A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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Publication number
JPH05174535A
JPH05174535A JP35630291A JP35630291A JPH05174535A JP H05174535 A JPH05174535 A JP H05174535A JP 35630291 A JP35630291 A JP 35630291A JP 35630291 A JP35630291 A JP 35630291A JP H05174535 A JPH05174535 A JP H05174535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
cassette
tape recorder
tape cassette
elastic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35630291A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Igarashi
忠男 五十嵐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP35630291A priority Critical patent/JPH05174535A/ja
Publication of JPH05174535A publication Critical patent/JPH05174535A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープカセットにおいて、テープレコーダー
に装着したときにテープレコーダー側から伝わる振動に
よるテープ走行への影響をなくし、音質を向上させる。 【構成】 テープカセット本体2においてテープレコー
ダー側と接する部分を弾性体10とし、振動を吸収す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体として磁気テー
プを収納したテープカセットに関し、特に外部からの振
動を磁気テープに伝えないための振動対策を施してなる
テープカセットに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、音声信号や映像信号を記録する記
録媒体として磁気テープを収納したテープカセットにお
いては、カセット本体の材質として一般的に汎用プラス
チック(例えばABS,HIPS,GPPS等)が使用
されている。これらのプラスチック材は剛性が大である
ため外部からの振動を殆ど吸収せず、このためテープレ
コーダーに装着した状態でテープレコーダーの駆動に伴
う振動や周囲の振動がそのまま磁気テープに伝えられて
しまうことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5は、テープカセッ
トがテープレコーダーのカセット装着部に装着された状
態を示しており、即ちテープカセット1はテープレコー
ダー内に挿入されるとテープレコーダーのベースシャー
シ20上に立設された基準柱21に載置支持されると共
に、上面部を押圧保持部材としての押さえばね22によ
って弾性的に押さえ付けられることによって確実に規定
位置に固定保持され、この状態でテープ走行が行われる
が、このときテープレコーダーの駆動機構からの振動や
周囲の振動が基準柱21や押さえばね22を通してテー
プカセット1に伝わり、これがテープ走行に微妙に影響
し、磁気テープに記録される信号のうち特に音質が低下
する原因の一つとなっていた。
【0004】本発明は斯る点に鑑みてなされたもので、
テープレコーダー側からの振動等をテープに伝えない防
振構造のテープカセットを提供し、上記の問題点を解消
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明のテープカセットにおいては、テープレコー
ダーに装着したときにテープレコーダー側の基準柱に支
持される部分を弾性体によって構成する。また、押圧保
持部材としての押さえばねによって押さえられる部分も
弾性体によって構成する。さらにテープカセット本体の
外表面を弾性体とした二層構造としてもよい。
【0006】
【作用】上記構造としたことにより、テープレコーダー
側からの加わる振動等は弾性体によって吸収され、テー
プカセット内部のテープには殆ど伝わらないので、テー
プ走行には影響がなく、従って音質の低下が防止され
る。
【0007】
【実施例】以下、図1〜図4を参照しながら本発明の実
施例について説明する。
【0008】図1〜図3において1はテープカセット
(本例においてはいわゆるVHS型ビデオカセット)を
示し、2はその本体で、このテープカセット本体2は例
えばABS,HIPS,GPPS等のプラスチックによ
りなり、その内部には磁気テープ3を巻装する一対のテ
ープリール即ち供給側テープリール4及び巻取側テープ
リール5が回転可能に収納されている。供給側テープリ
ール4から導出された磁気テープ3はテープガイド部6
aを介してテープカセット本体2の前面に露出され、さ
らにテープガイド部6bを介して巻取側テープリール5
に巻取られるようになっている。
【0009】通常このテープカセット本体2の前面のテ
ープ露出部はリッド7によって閉じられており、即ちこ
のリッド7はテープカセット本体2の前部に上下方向に
回動可能に取付けられ、テープカセットの保管時(不使
用時)にはテープ露出部を覆って磁気テープ3を保護し
た状態にあり、テープカセット1をテープレコーダーに
装着するとテープレコーダー側の機構によってリッド7
が上方に回動してテープ露出部が開放される如くなされ
ている。
【0010】またテープカセット本体2の上面側には透
明の窓部8a及び8bが設けられており、この窓部8a
及び8bを介して両テープリール4及び5に巻回されて
いる磁気テープ3を目視できるようになっている。また
テープカセット本体2の底面側には両テープリール4及
び5に夫々対応して左右一対のリール駆動軸挿入孔9a
及び9bが穿設され、このリール駆動軸挿入孔9a及び
9bから夫々両テープリール4及び5の底面側中心部に
形成されたリール駆動軸係合凹部4a及び5aが表出さ
れており、テープカセット1をテープレコーダーに装着
するとテープレコーダーの駆動機構側からリール駆動軸
が上記リール駆動軸挿入孔9a及び9bを介して上記リ
ール駆動軸挿入凹部4a及び5aに挿入係合し、これに
よってテープリール4a及び5aの回転駆動即ちテープ
走行が行われる如くなされている。
【0011】以上の如きテープカセット1は、テープレ
コーダーに装着した状態では前述した図5の如くテープ
レコーダー側の基準柱21に載置支持されると共に、上
面部を押圧保持部材としての押さえばね22によって押
さえられることによって垂直方向の位置決めが行われ
る。
【0012】そしてこのテープカセット1においては、
テープレコーダーに装着したときにテープレコーダー側
から振動の伝わる部分が弾性体10によって構成されて
いる。即ち、先ず図1により明らかな如くテープカセッ
ト本体2の底面側においては、上記テープレコーダー側
の基準柱21に支持される部分(本例のテープカセット
では前部の左右二箇所と後部の左右二箇所の計四箇所)
を弾性体10としてある。尚、このテープカセット本体
2の底面側の四箇所の弾性体10のうち、前部の左右二
箇所は中心部に基準孔11が形成されており、テープカ
セット1をテープレコーダーに装着した状態ではこの基
準孔11に、基準柱21の上面に突出形成された位置決
め凸部21aが挿入嵌合され、これによってテープカセ
ット1の水平方向の位置決めが行われるようになってい
る。一方、図2により明らかな如くテープカセット本体
2の上面側においては、上記テープレコーダー側の押さ
えばね22によって押さえられる部分(本例のテープカ
セットでは左右両側端部に夫々前後二箇所ずつの計四箇
所)を弾性体10としてある。
【0013】これら弾性体10の取付部の構造例を図3
A〜Cに縦断面で示す。この場合、テープカセット本体
2の成形時に、プラスチックのテープカセット本体2と
共に弾性体10の部分を二色成形によって一体に成形す
ることが可能であり、またテープカセット本体2に形成
された取付孔あるいは凹部に別体の弾性体10を嵌め込
んで固着する構造としてもよい。
【0014】尚、弾性体10は、テープカセット1の正
確な位置決めを可能とするために硬度が30〜90(J
IS−A)のものを用いることが望ましい。この条件を
満たし、かつ上記の如くプラスチックと共に二色成形が
可能な材料としては、例えば熱可塑性エラストマーが好
適に用いられる。
【0015】以上のように本例のテープカセットは、テ
ープレコーダーに装着したときにテープレコーダー側の
基準柱21に支持される部分(基準面)及びテープレコ
ーダー側の押さえばね22によって押さえられる部分
(カセット保持部)を弾性体10としたことにより、テ
ープレコーダーの駆動に伴う振動や周囲の振動がこの弾
性体10によって吸収され、テープカセット本体2内の
磁気テープ3には殆ど伝わらないので、テープ走行には
影響がなく、このため磁気テープ3に記録される信号、
特に音質の低下が生じることはない。
【0016】また、図4はテープカセット本体2を二層
構造とした実施例を示している。即ち本例においては、
テープカセット本体2を全体的に内側の内層と表面側の
外層とにより構成し、内層をABS,HIPS,GPP
S等のプラスチックによって成形すると共に、外層を弾
性体10によって成形してある。これらプラスチックの
内層と弾性体の外層とは二色成形によって一体に成形さ
れる。
【0017】このように本例のテープカセットは、テー
プカセット本体2の外表面を弾性体10とした二層構造
としたことにより、テープレコーダーに装着した状態で
はテープレコーダーの駆動に伴う振動や周囲の振動が外
表面の弾性体10によって吸収され、このため上記図1
〜図3の実施例と同様にテープ走行には殆ど影響がない
ので、音質の低下が防止されることになる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く本発明のテ
ープカセットによれば、音質の低下の原因の一つである
振動が弾性体で吸収されることにより、テープ走行への
影響を極力抑えることができるので、従来のテープカセ
ットに比して音質が良好となる。またこの他にも本発明
のテープカセットは、テープレコーダー側と接する部分
が弾性体であるためテープレコーダーにはソフトな感じ
で装着され、テープにショックを与えない効果をも有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のテープカセットの底面図である。
【図2】実施例のテープカセットの平面図である。
【図3】弾性体の取付部の構造例を示す図1のA−A線
断面図である。
【図4】テープカセットを二層構造とした実施例の縦断
面図である。
【図5】テープカセットがテープレコーダーに装着され
た状態の説明図である。
【符号の説明】
1 テープカセット 2 テープカセット本体 3 磁気テープ 10 弾性体 21 基準柱 22 押さえばね(押圧保持部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープレコーダーに装着したときにテー
    プレコーダー側の基準柱に支持される部分を弾性体とし
    てなるテープカセット。
  2. 【請求項2】 テープレコーダーに装着したときにテー
    プレコーダー側の押圧保持部材によって押さえられる部
    分を弾性体としてなるテープカセット。
  3. 【請求項3】 テープカセット本体の外表面を弾性体と
    した二層構造を有してなるテープカセット。
JP35630291A 1991-12-24 1991-12-24 テープカセット Pending JPH05174535A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35630291A JPH05174535A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 テープカセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35630291A JPH05174535A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 テープカセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05174535A true JPH05174535A (ja) 1993-07-13

Family

ID=18448354

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35630291A Pending JPH05174535A (ja) 1991-12-24 1991-12-24 テープカセット

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JP (1) JPH05174535A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3643635A1 (de) * 1985-12-25 1987-07-02 Mitsubishi Electric Corp Halbleiterspeichereinrichtung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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