JPH05172119A - ロッドレスシリンダ - Google Patents

ロッドレスシリンダ

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JPH05172119A
JPH05172119A JP35594891A JP35594891A JPH05172119A JP H05172119 A JPH05172119 A JP H05172119A JP 35594891 A JP35594891 A JP 35594891A JP 35594891 A JP35594891 A JP 35594891A JP H05172119 A JPH05172119 A JP H05172119A
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JP
Japan
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barrel
piston
bellows
end cap
mount member
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JP35594891A
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Kanji Mizuno
寛二 水野
Sadao Hirozawa
定夫 広沢
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Howa Machinery Ltd
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Howa Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バレルの外周面に異物が付着するのを確実に
防止して、各部の寿命を向上する。 【構成】 バレル1の内側においてピストン5とエンド
キャップ4との間にカラー7を介装する。ピストン5に
ピストンヨーク6をバレル1のスリット2を介して外側
へ突出するように設ける。バレル1の外周を覆う筒状の
マウント部材14をピストンヨーク6に連結する。バレ
ル1の外側においてマウント部材14とエンドキャップ
4との間にバレル1の全周を覆う筒状の蛇腹26を介装
する。蛇腹26の一方の環状板27を端板21を介して
マウント部材14に結合し、他方の環状板28を半割り
構造の取付板24を介してエンドキャップ4に結合す
る。蛇腹26の内部に直線移動案内及び形状保持用のガ
イド板31を組込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ピストン及びマウン
ト部材をバレルのスリットを介して連結したロッドレス
シリンダ、特に、その防塵構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のロッドレスシリンダを塵埃の多
い場所や切粉がかかる場所で使用すると、異物がスリッ
トの隙間に侵入しやすい。このため、従来から、スリッ
トのシール構造を改良する各種の技術が提案されている
(例えば、特開昭62−46008号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防塵対策はスリット部のみを保護するものであるため、
バレルの外周面には依然として異物が付着し、これがバ
レルの外側に設けたマウント部材の摺動を妨げたり、ス
リットとシール部材との僅かな隙間に侵入したりするお
それがあり、防塵対策として未だ不十分であった。そこ
で、この発明の課題は、バレルの外周面に異物を寄せ付
けない優れた防塵構造を備えたロッドレスシリンダを提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明のロッドレスシリンダは、バレルの内側
においてピストンと両端のエンドキャップとの間にカラ
ーを介装し、ピストンにバレルのスリットを介して外側
へ突出するピストンヨークを設け、そのピストンヨーク
にはバレルの外周を覆う筒状のマウント部材を連結し、
バレルの外側においてマウント部材と各エンドキャップ
との間にバレルの全周を覆う筒状の蛇腹を介装し、その
蛇腹の両端部をマウント部材とエンドキャップとに結合
して構成される。尚この発明において蛇腹とは、波状に
折り畳まれて伸縮し、長さが自由に変化する覆体の意味
と解する。
【0005】
【作用】この発明のロッドレスシリンダによれば、バレ
ルの全周がそれぞれ筒状のマウント部材と蛇腹とによっ
て隙間なく覆われるので、異物がバレルの外周面に付着
せず、その結果、マウント部材がスムーズに摺動し、バ
レル外周面が傷むおそれもなく、バレル内部への異物の
侵入をも確実に防止して、各部の寿命を著しく向上でき
る。また、蛇腹はカラーにより確保された空間で無理な
く伸縮するため、長期間破損することなく優れた防塵性
能を維持できる。
【0006】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に基づいて説明する。図1に示すように、この実施例の
ロッドレスシリンダは筒状のバレル1を備え、その長手
方向にスリット2が形成されるとともに、両端には給排
気口3を備えたエンドキャップ4が取着されている。バ
レル1の内部にはピストン5が挿入され、その外周には
ピストンヨーク6がスリット2を介してバレル1の外側
へ突出するように一体的に設けられている。バレル1の
内側においてピストン5と各エンドキャップ4との間に
はそれぞれカラー7が介装され、それらの外端はエンド
キャップ4に固着されている。
【0007】バレル1の内周面には、スリット2を内側
から覆って空気漏れを防ぐインナシールバンド8が接合
され、その両端は止めねじ9によりエンドキャップ4に
止着され、中間部はピストン5の挿通孔10に挿通され
ている。バレル1の外周面には、スリット2を外側から
覆って塵埃等の異物の侵入を防ぐアウタシールバンド1
1が接合され、その両端はビス12により挟着片13を
介してエンドキャップ4に止着され、中間部はピストン
ヨーク6の突出面に圧接されている。
【0008】図1及び図2に示すように、バレル1の外
側にはマウント部材14が設けられている。マウント部
材14は断面略C字形のアルミ型材からなるカバーピー
ス15と、その開口部を塞ぐマウントピース16とから
全体としてバレル1の外周を覆う筒状に形成されてい
る。そして、各ピース15,16はボルト17によりピ
ストンヨーク6に連結され、マウント部材14がバレル
1の外側においてピストン5と一体に駆動されるように
なっている。なお、カバーピース15の内面にはマグネ
ット18が取付けられるとともに、バレル1の外周溝1
9にはマグネット18により動作してピストン5のスト
ロークエンドを検出する一対のリードスイッチ20が装
着されている。
【0009】前記カバーピース15の両端面には端板2
1がビス22により取着されている。バレル1の両端外
周にはエンドキャップ4との間に係止溝23が形成さ
れ、各係止溝23には、図4及び図5に示すように、半
割り構造の取付板24が分割面を合せて両側から挿入さ
れ、エンドキャップ4をバレル1に締付けるボルト25
によってバレル1とエンドキャップ4との間に挟着され
ている。そして、図1に示すように、バレル1の外側に
おいてマウント部材14と各エンドキャップ4との間に
は、バレル1の全周を覆うゴムまたは合成樹脂からなる
筒状の蛇腹26が介装されている。
【0010】蛇腹26は両端に環状板27,28を備
え、図2及び図3に示すように、マウント部材14側の
環状板27はビス29により端板21に結合され、図4
及び図5に示すように、エンドキャップ4側の環状板2
8はビス30により取付板24に結合されている。蛇腹
26の中間部内側には合成樹脂等からなるガイド板31
が組込まれ、蛇腹26の伸縮に伴いバレル1の外側で長
手方向へ移動して蛇腹26の直線移動を案内するととも
に、蛇腹26の形状を保持してバレル1との接触を防止
できるように構成されている。なお、図3に示すよう
に、スリット2の両側においてバレル1の外周面には、
アウタシールバンド11とインナシールバンド8を吸着
するマグネットストリップ32が埋設されている。尚、
このマグネットストリップ32は、インナシールバンド
とアウタシールバンドを弾性部材で構成して両者がスリ
ットを通して係合するようにしたロッドレスシリンダの
場合は不要である。
【0011】上記のように構成されたロッドレスシリン
ダにおいて、エンドキャップ4の給排気口3からバレル
1の内部に圧縮空気が供給されると、ピストン5及びピ
ストンヨーク6がインナシールバンド8とアウタシール
バンド11とを押し拡げながら移動される。ピストン5
及びピストンヨーク6が通過した後は、インナシールバ
ンド8がマグネットストリップ32の磁力及び空気圧力
によりバレル1の内周面に圧接してスリット2を内側か
らシールし、かつ、アウタシールバンド11がマグネッ
トストリップ32によりバレル1の外周面に吸着してス
リット2を外側からシールする。また、ピストン5及び
ピストンヨーク6と一体にマウント部材14が駆動さ
れ、そのマウント部材14の移動に伴って蛇腹26が伸
縮される。マウント部材14及び蛇腹26はそれぞれ筒
状に形成されているので、これらによってバレル1の全
周が隙間なく覆われ、バレル1の外周面への異物の付着
が完全に阻止される。その結果、マウント部材14がス
ムーズに摺動でき、バレル1の外周面が傷むおそれもな
く、バレル1の内部への微細な異物の侵入をも確実に防
止できて、各部の寿命を著しく向上することができる。
【0012】しかも、蛇腹26はカラー7により確保さ
れた空間で無理なく伸縮するため、長期間破損すること
なく優れた防塵性能を維持でき、そのうえ、蛇腹26は
ガイド板31によって形状保持されているので、バレル
1との接触により摩滅するおそれもなくなる。加えて、
この実施例においては、蛇腹26の環状板28を半割り
構造の取付板24に結合するように構成したから、既存
のロッドレスシリンダに蛇腹26を装着する場合でも、
エンドキャップ4を加工する面倒がなく、簡単な改造作
業で前記した新規な防塵機能を容易に付加することがで
きる。
【0013】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の
形状並びに構成を適宜に変更して具体化することが可能
であって、例えば蛇腹の折り目をスパイラル状に形成
し、その蛇腹の内面に前記折り目に沿って周設したコイ
ルスプリングによって張りを持たせ、保形力を高めるこ
ともできる。
【0014】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、バレルの全周がそれぞれ筒状のマウント部材と蛇腹
とによって隙間なく覆われるので、異物がバレルの外周
面に付着せず、各部の寿命を著しく向上できるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すロッドレスシリンダ
の断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う拡大断面図である。
【図4】図1のC−C線に沿う拡大断面図である。
【図5】図1のD−D線からみた拡大側面図である。
【符号の説明】
1・・バレル、2・・スリット、4・・エンドキャッ
プ、5・・ピストン、6・・ピストンヨーク、7・・カ
ラー、8・・インナシールバンド、11・・アウタシー
ルバンド、14・・マウント部材、15・・カバーピー
ス、16・・マウントピース、18・・マグネット、2
0・・リードスイッチ、21・・端板、24・・取付
板、26・・蛇腹、27,28・・環状板、31・・ガ
イド板、32・・マグネットストリップ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バレルの内側においてピストンと両端の
    エンドキャップとの間にカラーを介装し、ピストンにバ
    レルのスリットを介して外側へ突出するピストンヨーク
    を設け、そのピストンヨークにはバレルの外周を覆う筒
    状のマウント部材を連結し、バレルの外側においてマウ
    ント部材と各エンドキャップとの間にバレルの全周を覆
    う筒状の蛇腹を介装し、その蛇腹の両端部をマウント部
    材とエンドキャップとに結合してなることを特徴とする
    ロッドレスシリンダ。
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