JPH05171725A - 外壁パネル - Google Patents
外壁パネルInfo
- Publication number
- JPH05171725A JPH05171725A JP3356308A JP35630891A JPH05171725A JP H05171725 A JPH05171725 A JP H05171725A JP 3356308 A JP3356308 A JP 3356308A JP 35630891 A JP35630891 A JP 35630891A JP H05171725 A JPH05171725 A JP H05171725A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixed
- panel
- edge member
- frame body
- wall panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】枠体１に外装材２がビスで固定される。この上
方の端面には縁部材３ａが固定される。この縁部材には
上方に突出した水返部３１が設けられている。 【効果】パネルが大巾に軽量化され、施工後問題となる
水平方向の接合部の防水性が優れる。
方の端面には縁部材３ａが固定される。この縁部材には
上方に突出した水返部３１が設けられている。 【効果】パネルが大巾に軽量化され、施工後問題となる
水平方向の接合部の防水性が優れる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物および工作物等
の外装部位に用いられる外壁パネルに関するものであ
る。
の外装部位に用いられる外壁パネルに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、現場での施工の合理化を目的とし
て、ビル等の建築物では、カーテンウォール構法と称さ
れる外壁パネル構法が一般的となり、また住宅ではプレ
ハブ住宅等で工場でパネル化された外壁パネルが用いら
れるようになってきた。しかしながら、カーテンウォー
ルではその要求性能の高さから、水密性能を満足するた
めパネル周辺部は複雑な形状をしたものを一体化してパ
ネルを構成する必要があり、パネルを製作する手間が掛
かりパネルの価格が高額になってしまうと共に、パネル
自体も重量が重くなってしまっていた。そのため、中規
模なビルや住宅には使用できないものとなっていた。
て、ビル等の建築物では、カーテンウォール構法と称さ
れる外壁パネル構法が一般的となり、また住宅ではプレ
ハブ住宅等で工場でパネル化された外壁パネルが用いら
れるようになってきた。しかしながら、カーテンウォー
ルではその要求性能の高さから、水密性能を満足するた
めパネル周辺部は複雑な形状をしたものを一体化してパ
ネルを構成する必要があり、パネルを製作する手間が掛
かりパネルの価格が高額になってしまうと共に、パネル
自体も重量が重くなってしまっていた。そのため、中規
模なビルや住宅には使用できないものとなっていた。
【０００３】一方、プレハブ住宅に用いられている外壁
パネルは、図４に示すように軽量鉄骨の枠体１１に外装
材１２を固定したものである。このパネルの取付けにあ
たっては、図５の如く、枠体１１を梁６に取付金具７を
介して固定する。次いで上下のパネルの接合部をシール
材１５によりシールする。なお、１４はガラスウール等
の断熱材である。しかし、このパネルを使用して施工し
た構造体は、パネル間の接合部においては、その水密性
を確保するのが難しいという課題があった。
パネルは、図４に示すように軽量鉄骨の枠体１１に外装
材１２を固定したものである。このパネルの取付けにあ
たっては、図５の如く、枠体１１を梁６に取付金具７を
介して固定する。次いで上下のパネルの接合部をシール
材１５によりシールする。なお、１４はガラスウール等
の断熱材である。しかし、このパネルを使用して施工し
た構造体は、パネル間の接合部においては、その水密性
を確保するのが難しいという課題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術が
有していた前述の欠点を解決しようとするものであり、
建築物や工作物の外装部位に使用される外壁パネルにお
いて、軽量、安価でしかもパネル間の水密性能に優れた
外壁パネルを提供することを目的とする。
有していた前述の欠点を解決しようとするものであり、
建築物や工作物の外装部位に使用される外壁パネルにお
いて、軽量、安価でしかもパネル間の水密性能に優れた
外壁パネルを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は枠体に外装材を
固定した外壁パネルにおいて、施工後上方となる端面に
縁部材を固定し、該縁部材には上方に突出する水返部を
設けてなる外壁パネルを提供するものである。以下、本
発明の実施例に従って説明する。
固定した外壁パネルにおいて、施工後上方となる端面に
縁部材を固定し、該縁部材には上方に突出する水返部を
設けてなる外壁パネルを提供するものである。以下、本
発明の実施例に従って説明する。
【０００６】図１は本発明の外壁パネルの垂直断面図で
あり、図２はその水平断面図である。１は枠体、２は表
面材、３ａ，３ｂ，３ｃは縁部材、４は断熱材を示して
いる。枠体１は外壁パネルの強度を確保するものであ
り、通常端面全周に設けられる。強度が不足する場合ま
たは変形量が大きい場合には、図１のように補強剤１ａ
が追加的に設けられる。かかる枠体を構成する物質とし
ては木材、金属等が使用される。例えば、表面材２とし
て９００ｍｍ巾、３０００ｍｍ長さ、１２ｍｍ厚の繊維
補強セメント板を使用する場合、枠体１としては１００
×５０×２０×３．２程度の軽量鉄骨製Ｃ型チャンネル
で強度的に充分である。
あり、図２はその水平断面図である。１は枠体、２は表
面材、３ａ，３ｂ，３ｃは縁部材、４は断熱材を示して
いる。枠体１は外壁パネルの強度を確保するものであ
り、通常端面全周に設けられる。強度が不足する場合ま
たは変形量が大きい場合には、図１のように補強剤１ａ
が追加的に設けられる。かかる枠体を構成する物質とし
ては木材、金属等が使用される。例えば、表面材２とし
て９００ｍｍ巾、３０００ｍｍ長さ、１２ｍｍ厚の繊維
補強セメント板を使用する場合、枠体１としては１００
×５０×２０×３．２程度の軽量鉄骨製Ｃ型チャンネル
で強度的に充分である。
【０００７】外装材２は外壁の表面仕上げとなる材料で
あり、窯業系あるいは金属系のサイディング材、繊維補
強セメント板、結晶化ガラス、石材、タイル、金属板等
一般の外壁仕上げに用いられる材料であれば支障なく使
用できる。
あり、窯業系あるいは金属系のサイディング材、繊維補
強セメント板、結晶化ガラス、石材、タイル、金属板等
一般の外壁仕上げに用いられる材料であれば支障なく使
用できる。
【０００８】施工後上方になる端面には、縁部材３ａが
固定されている。縁部材３ａには、中央部より若干裏面
側において上方に突出する水返部３１が設けてあり、縁
部材３ａの断面は乙形状をしている。かかる水返部の高
さとしては１５〜１００ｍｍ程度が実用的である。縁部
材３ａの断面形状としてはＬ字状等にしてもよい。材質
としては、求められる断面形状が成形できるものであれ
ばよく、特に限定されないが、例えば、窯業系材料、金
属、木材等が好適に使用される。
固定されている。縁部材３ａには、中央部より若干裏面
側において上方に突出する水返部３１が設けてあり、縁
部材３ａの断面は乙形状をしている。かかる水返部の高
さとしては１５〜１００ｍｍ程度が実用的である。縁部
材３ａの断面形状としてはＬ字状等にしてもよい。材質
としては、求められる断面形状が成形できるものであれ
ばよく、特に限定されないが、例えば、窯業系材料、金
属、木材等が好適に使用される。
【０００９】３ｂは下方端面に固定した縁部材であり、
断面Ｔ字形をしている。３ｃは側端面に固定した縁部材
である。これらの縁部材は、窯業系材料、金属、木材等
が使用される。これら縁部材３ｂ，３ｃは必ずしも設け
る必要はなく、縁部材３ｂを設ける代りに、外装材２を
その分延設してもよく、また縁部材３ｃの代りに施工後
シール材をそこに充填してもよい。これら外装材、縁部
材は通常ビスにより枠体へ固定される。
断面Ｔ字形をしている。３ｃは側端面に固定した縁部材
である。これらの縁部材は、窯業系材料、金属、木材等
が使用される。これら縁部材３ｂ，３ｃは必ずしも設け
る必要はなく、縁部材３ｂを設ける代りに、外装材２を
その分延設してもよく、また縁部材３ｃの代りに施工後
シール材をそこに充填してもよい。これら外装材、縁部
材は通常ビスにより枠体へ固定される。
【００１０】４は断熱材であり、本発明の構成に必ずし
も必要ではないが、外壁として断熱性能が要求される場
合には、パネル内に固定することが可能であり、材質と
しては、グラスウール、ロックウール等の繊維系の断熱
材あるいはウレタン、発泡ポリエチレン等の発泡系断熱
材が好適に使用されるがこれに限定されない。
も必要ではないが、外壁として断熱性能が要求される場
合には、パネル内に固定することが可能であり、材質と
しては、グラスウール、ロックウール等の繊維系の断熱
材あるいはウレタン、発泡ポリエチレン等の発泡系断熱
材が好適に使用されるがこれに限定されない。
【００１１】図３は本発明によるパネルを使用して施工
した構造体の断面図であり、枠体１が取付金具７を介し
梁６に固定されることにより上方のパネルが取付られ
る。一方、下方のパネルも同様にして梁６に固定され
る。両パネルの接合部においては、上方のパネルの縁部
材３ｂが下方のパネルの縁部材３ａの水返部３１より低
いレベルに位置する。そして、両縁部材の間隙にはシー
ル材５が充填される。
した構造体の断面図であり、枠体１が取付金具７を介し
梁６に固定されることにより上方のパネルが取付られ
る。一方、下方のパネルも同様にして梁６に固定され
る。両パネルの接合部においては、上方のパネルの縁部
材３ｂが下方のパネルの縁部材３ａの水返部３１より低
いレベルに位置する。そして、両縁部材の間隙にはシー
ル材５が充填される。
【００１２】
【発明の効果】本発明の外壁パネルは、構造体、表面仕
上げ材、縁部材とそれぞれ要求される性能が異なってい
るものを分離し、組み立てることによってパネルを構成
しているため、各部材の最適設計ができるために無駄の
ない外壁パネルを得ることができる。従って、製造にお
いては、共通な部材の量産化ができ、製造コストを押え
低価格の外壁パネルを提供することができる。また、表
面の意匠についても、表面仕上げ材を各種変更すること
ができるため、非常に意匠性の自由度の高い外壁パネル
となる。
上げ材、縁部材とそれぞれ要求される性能が異なってい
るものを分離し、組み立てることによってパネルを構成
しているため、各部材の最適設計ができるために無駄の
ない外壁パネルを得ることができる。従って、製造にお
いては、共通な部材の量産化ができ、製造コストを押え
低価格の外壁パネルを提供することができる。また、表
面の意匠についても、表面仕上げ材を各種変更すること
ができるため、非常に意匠性の自由度の高い外壁パネル
となる。
【００１３】また、重量についても、実施例に示した９
００×３０００ｍｍ程度のパネルで、一般に軽量だと言
われている繊維補強コンクリート（ＧＲＣ）のパネルで
は約２００ｋｇの重量となるのに対して、本発明のパネ
ルでは、約８０ｋｇとその半分以下の重量となる。従っ
て、現場での施工性向上はもちろんのこと、建物全体の
重量も軽減できるため、柱・梁等の躯体の断面も小さく
することができ、外壁工事のみならず、建築工事全体で
大きな経済的メリットが生まれる。
００×３０００ｍｍ程度のパネルで、一般に軽量だと言
われている繊維補強コンクリート（ＧＲＣ）のパネルで
は約２００ｋｇの重量となるのに対して、本発明のパネ
ルでは、約８０ｋｇとその半分以下の重量となる。従っ
て、現場での施工性向上はもちろんのこと、建物全体の
重量も軽減できるため、柱・梁等の躯体の断面も小さく
することができ、外壁工事のみならず、建築工事全体で
大きな経済的メリットが生まれる。
【００１４】一方、水密性の面でも、最も問題となる水
平方向の接合部において、水返部を有するため、一般の
カーテンウォールと同等の防水性能を確保することがで
き、シール材の劣化により防水性が損なわれることはな
い。
平方向の接合部において、水返部を有するため、一般の
カーテンウォールと同等の防水性能を確保することがで
き、シール材の劣化により防水性が損なわれることはな
い。
【図１】本発明の外壁パネルの垂直断面図
【図２】本発明の外壁パネルの水平断面図
【図３】本発明の外壁パネルを使用した施工体の断面図
【図４】従来の住宅に用いられている外壁パネルの垂直
断面図
断面図
【図５】従来の住宅の外壁パネルを使用した施工体の断
面図
面図
１ 枠体 ２ 表装材 ３ａ 縁部材 ３ｂ 縁部材 ３ｃ 縁部材 ３１ 水返部
Claims (1)
- 【請求項１】枠体に外装材を固定した外壁パネルにおい
て、施工後上方となる端面に縁部材を固定し、該縁部材
には上方に突出する水返部を設けてなる外壁パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3356308A JPH05171725A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 外壁パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3356308A JPH05171725A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 外壁パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05171725A true JPH05171725A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18448385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3356308A Withdrawn JPH05171725A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 外壁パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05171725A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030008723A (ko) * | 2001-07-19 | 2003-01-29 | 문석주 | 철골구조 건축물용 석재 외벽 판넬 및 그 제조방법 |
| CN100416009C (zh) * | 2004-09-10 | 2008-09-03 | 日吉华株式会社 | 外墙板结构体 |
| US20120151869A1 (en) * | 2010-12-20 | 2012-06-21 | United States Gypsum Company | Insulated drywall ceiling on steel "c" joists |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP3356308A patent/JPH05171725A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030008723A (ko) * | 2001-07-19 | 2003-01-29 | 문석주 | 철골구조 건축물용 석재 외벽 판넬 및 그 제조방법 |
| CN100416009C (zh) * | 2004-09-10 | 2008-09-03 | 日吉华株式会社 | 外墙板结构体 |
| US20120151869A1 (en) * | 2010-12-20 | 2012-06-21 | United States Gypsum Company | Insulated drywall ceiling on steel "c" joists |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990311 |