JPH05171244A - 転炉における最低溶銑配合率の推定方法 - Google Patents
転炉における最低溶銑配合率の推定方法Info
- Publication number
- JPH05171244A JPH05171244A JP33921191A JP33921191A JPH05171244A JP H05171244 A JPH05171244 A JP H05171244A JP 33921191 A JP33921191 A JP 33921191A JP 33921191 A JP33921191 A JP 33921191A JP H05171244 A JPH05171244 A JP H05171244A
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- JP
- Japan
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- hot metal
- scrap
- molten iron
- iron
- iron ore
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
Landscapes
- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明が解決しようとする課題は、操業に必
要な溶銑配合率を、装入鍋に溶銑を装入したときの温度
から予測し、転炉操業に使用される副原料を計算して、
成分を外さないために最低鉄鉱石投入量を計算して求め
ることにある。 【構成】 まず、第一に高炉の出銑温度に対して溶銑温
度の推定を行なう。 第二に、普通吹錬とスラグレス吹
錬の形態から操業に使用する副原料使用量を求め、入熱
量と出熱量を求める。第三に、必要鉄鉱石量の計算は、
窒素規格と硫黄規格の定数表と目標温度データを基にし
た熱バランスより鉄鉱石量の必要量を計算する。最後
に、スクラップを使用しないときの熱バランスより求め
た鉄鉱石量をもとめ、それから操業上の必要鉄鉱石量を
減じたものに鉄鉱石とスクラップ間の換算係数を乗ずる
ことによりスクラップ量を求める。このスクラップ量を
用いた溶銑配合率を最低溶銑配合率とする。
要な溶銑配合率を、装入鍋に溶銑を装入したときの温度
から予測し、転炉操業に使用される副原料を計算して、
成分を外さないために最低鉄鉱石投入量を計算して求め
ることにある。 【構成】 まず、第一に高炉の出銑温度に対して溶銑温
度の推定を行なう。 第二に、普通吹錬とスラグレス吹
錬の形態から操業に使用する副原料使用量を求め、入熱
量と出熱量を求める。第三に、必要鉄鉱石量の計算は、
窒素規格と硫黄規格の定数表と目標温度データを基にし
た熱バランスより鉄鉱石量の必要量を計算する。最後
に、スクラップを使用しないときの熱バランスより求め
た鉄鉱石量をもとめ、それから操業上の必要鉄鉱石量を
減じたものに鉄鉱石とスクラップ間の換算係数を乗ずる
ことによりスクラップ量を求める。このスクラップ量を
用いた溶銑配合率を最低溶銑配合率とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、転炉の操業安定のため
に、スクラップに対する溶銑の配合率の最低値を求める
方法に関する。
に、スクラップに対する溶銑の配合率の最低値を求める
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、スクラップに対する溶銑配合率を
求めるにあたり、転炉での操業条件及び成分規格は考慮
されておらず、操業員の経験により行なわれていた。近
年、特開平２−１１５３１３号公報「転炉操業方法およ
びこれに用いる型銑」に冷銑を用いる転炉操業方法が開
示されているが、この文献においてもきめ細かな転炉で
の操業条件及び成分規格は考慮されていない。
求めるにあたり、転炉での操業条件及び成分規格は考慮
されておらず、操業員の経験により行なわれていた。近
年、特開平２−１１５３１３号公報「転炉操業方法およ
びこれに用いる型銑」に冷銑を用いる転炉操業方法が開
示されているが、この文献においてもきめ細かな転炉で
の操業条件及び成分規格は考慮されていない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】転炉における溶銑配合
率（溶銑量／（スクラップ量＋溶銑量））を適正にする
ことは、溶銑成分を制御するために重要である。この溶
銑配合率は、高炉の出銑量と生産予定量に左右される
が、溶銑成分を制御するうえで、最低限必要な溶銑配合
率があり、最低量より低いと成分はずれを起こすことが
多くなる。しかし、現在の操業員の計算では、溶銑温度
及び副原料量が考慮されていなかったために、正確な最
低溶銑配合率は求められていなかった。
率（溶銑量／（スクラップ量＋溶銑量））を適正にする
ことは、溶銑成分を制御するために重要である。この溶
銑配合率は、高炉の出銑量と生産予定量に左右される
が、溶銑成分を制御するうえで、最低限必要な溶銑配合
率があり、最低量より低いと成分はずれを起こすことが
多くなる。しかし、現在の操業員の計算では、溶銑温度
及び副原料量が考慮されていなかったために、正確な最
低溶銑配合率は求められていなかった。
【０００４】本発明が解決しようとする課題は、操業に
必要な溶銑配合率を、装入鍋に溶銑を装入したときの温
度から予測し、転炉操業に使用される副原料を計算し
て、成分を外さないために最低鉄鉱石投入量を計算して
求めることにある。
必要な溶銑配合率を、装入鍋に溶銑を装入したときの温
度から予測し、転炉操業に使用される副原料を計算し
て、成分を外さないために最低鉄鉱石投入量を計算して
求めることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明が上記課題を解決
するための手段は、普通吹錬とスラグレス吹錬の形態か
ら操業に使用する副原料を求め、かつ推定溶銑温度と熱
バランスから簡易的に鉄鉱石量を求めて最低溶銑配合率
を求めることとした転炉における最低溶銑配合率の推定
方法である。
するための手段は、普通吹錬とスラグレス吹錬の形態か
ら操業に使用する副原料を求め、かつ推定溶銑温度と熱
バランスから簡易的に鉄鉱石量を求めて最低溶銑配合率
を求めることとした転炉における最低溶銑配合率の推定
方法である。
【０００６】
【作用】次に、本発明の作用を説明する。最低溶銑配合
率を的確に求めるために、以下の計算処理を行なう。ま
ず、第一に高炉の出銑温度に対して溶銑温度の推定を行
なう。これには、直送、脱硫、脱燐等による処理経路別
の補正と時間経過補正と装入時温度降下補正を行なうこ
とにより溶銑温度の推定ができる。
率を的確に求めるために、以下の計算処理を行なう。ま
ず、第一に高炉の出銑温度に対して溶銑温度の推定を行
なう。これには、直送、脱硫、脱燐等による処理経路別
の補正と時間経過補正と装入時温度降下補正を行なうこ
とにより溶銑温度の推定ができる。
【０００７】第二に、普通吹錬とスラグレス吹錬の形態
から操業に使用する副原料使用量を求め、入熱量と出熱
量を求める。第三に、必要鉄鉱石量の計算は、窒素規格
と硫黄規格の定数表と目標温度データを基にした熱バラ
ンスより鉄鉱石量の必要量を計算する。
から操業に使用する副原料使用量を求め、入熱量と出熱
量を求める。第三に、必要鉄鉱石量の計算は、窒素規格
と硫黄規格の定数表と目標温度データを基にした熱バラ
ンスより鉄鉱石量の必要量を計算する。
【０００８】最後に、スクラップを使用しないときの熱
バランスより求めた鉄鉱石量をもとめ、それから操業上
の必要鉄鉱石量を減じたものに鉄鉱石とスクラップ間の
換算係数を乗ずることによりスクラップ量を求める。こ
のスクラップ量を用いた溶銑配合率を最低溶銑配合率と
する。
バランスより求めた鉄鉱石量をもとめ、それから操業上
の必要鉄鉱石量を減じたものに鉄鉱石とスクラップ間の
換算係数を乗ずることによりスクラップ量を求める。こ
のスクラップ量を用いた溶銑配合率を最低溶銑配合率と
する。
【０００９】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。図１
は、本発明の実施例の概略図である。図１において、１
はプロセスコンピュータ、２は高炉、３は高炉鍋、４は
溶銑予備処理設備、５は装入鍋、６は転炉、７はスクラ
ップクレーン、８はＣＲＴディスプレイ、９はタイプラ
イターを示す。
は、本発明の実施例の概略図である。図１において、１
はプロセスコンピュータ、２は高炉、３は高炉鍋、４は
溶銑予備処理設備、５は装入鍋、６は転炉、７はスクラ
ップクレーン、８はＣＲＴディスプレイ、９はタイプラ
イターを示す。
【００１０】溶銑は、高炉２を出銑して高炉鍋３に入れ
られる。そして、溶銑処理設備４で処理され、または、
処理せずに直接転炉原料エリア（図示せず）に到着す
る。転炉原料エリアでは、高炉鍋３の２〜５鍋分の溶銑
を装入鍋５に装入すると同時に、プロセスコンピュータ
１によりスクラップ銘柄別指示計算を行なってスクラッ
プ操業員にタイプライター９によりスクラップ積込み量
を指示する。この時、溶銑配合率（溶銑量／（溶銑量＋
スクラップ量））は、操業に必要な最低値以上とする。
られる。そして、溶銑処理設備４で処理され、または、
処理せずに直接転炉原料エリア（図示せず）に到着す
る。転炉原料エリアでは、高炉鍋３の２〜５鍋分の溶銑
を装入鍋５に装入すると同時に、プロセスコンピュータ
１によりスクラップ銘柄別指示計算を行なってスクラッ
プ操業員にタイプライター９によりスクラップ積込み量
を指示する。この時、溶銑配合率（溶銑量／（溶銑量＋
スクラップ量））は、操業に必要な最低値以上とする。
【００１１】この最低溶銑配合率を計算するにあたり、
高炉鍋３毎の出銑温度、出銑時刻、処理経路などによる
プロセスコンピュータ１内の溶銑処理データと高炉鍋３
が前回に空になってからの時間、高炉鍋３どれとどの溶
銑を装入鍋５に装入するかをプロセスコンピュータの溶
銑引当データの実績及び溶銑状況データをもとに、装入
鍋５での溶銑温度を推定する。高炉鍋毎の推定溶銑温度
は、次の（１）式により計算できる。
高炉鍋３毎の出銑温度、出銑時刻、処理経路などによる
プロセスコンピュータ１内の溶銑処理データと高炉鍋３
が前回に空になってからの時間、高炉鍋３どれとどの溶
銑を装入鍋５に装入するかをプロセスコンピュータの溶
銑引当データの実績及び溶銑状況データをもとに、装入
鍋５での溶銑温度を推定する。高炉鍋毎の推定溶銑温度
は、次の（１）式により計算できる。
【００１２】
【数１】
【００１３】次に、装入鍋５での溶銑温度の予測を式
（２）により行なう。
（２）により行なう。
【００１４】
【数２】
【００１５】ここで、吹錬形態と溶銑推定成分から副原
料投入量を計算し、副原料の種類と量からシリカスラ
グ、五酸化燐スラグ、酸化鉄スラグ、酸化マンガンスラ
グ等の入熱、出熱量を計算し、溶銑の発熱量及び熱ロス
量を求める。
料投入量を計算し、副原料の種類と量からシリカスラ
グ、五酸化燐スラグ、酸化鉄スラグ、酸化マンガンスラ
グ等の入熱、出熱量を計算し、溶銑の発熱量及び熱ロス
量を求める。
【００１６】次に、溶銑予測温度とプロセスコンピュー
タ１内の製造基準データからの目標温度データを基に熱
バランスより、スクラップが無いときの鉄鉱石量を式
（３）から求める。
タ１内の製造基準データからの目標温度データを基に熱
バランスより、スクラップが無いときの鉄鉱石量を式
（３）から求める。
【００１７】
【数３】
【００１８】次に、硫黄規格、窒素規格より決定するプ
ロセスコンピュータ１内の製造基準データの１つである
定数テーブルから最低鉄鉱石量（ＬＯＲＥ）をもとめ
る。 ＬＯＲＥ＝ｆ（Ｓ，Ｎ） ここで、ＺＯＲＥとＬＯＲＥより、操業に使用できるス
クラップ量を次の（４）式により求める。
ロセスコンピュータ１内の製造基準データの１つである
定数テーブルから最低鉄鉱石量（ＬＯＲＥ）をもとめ
る。 ＬＯＲＥ＝ｆ（Ｓ，Ｎ） ここで、ＺＯＲＥとＬＯＲＥより、操業に使用できるス
クラップ量を次の（４）式により求める。
【００１９】
【数４】
【００２０】このスクラップ量からスクラップ銘柄別指
示計算をプロセスコンピュータ１より行なう。また、こ
のスクラップ量を用いた溶銑配合率を最低溶銑配合率と
して、原料操業員にＣＲＴディスプレイで指示する。同
時に、スクラップ銘柄毎の指示量をタイプライター９に
より指示する。
示計算をプロセスコンピュータ１より行なう。また、こ
のスクラップ量を用いた溶銑配合率を最低溶銑配合率と
して、原料操業員にＣＲＴディスプレイで指示する。同
時に、スクラップ銘柄毎の指示量をタイプライター９に
より指示する。
【００２１】
【発明の効果】以上により、プロセスコンピュータ１が
最低溶銑配合率を的確に指示するために、熱量不足によ
る溶銑の成分はずれを未然に防止できるようになった。
最低溶銑配合率を的確に指示するために、熱量不足によ
る溶銑の成分はずれを未然に防止できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例の概略図である。
１ プロセスコンピュータ ２ 高炉 ３ 高炉鍋 ４ 溶銑予備処理設備 ５ 装入鍋 ６ 転炉 ７ スクラップクレーン ８ ＣＲＴディスプレイ ９ タイプライター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑中 聡男 東京都千代田区丸の内１丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 竹中 正樹 東京都千代田区丸の内１丁目１番２号 日 本鋼管株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 コンピュータを用いて、普通吹錬とスラ
グレス吹錬の形態から操業に使用する副原料を求めかつ
推定溶銑温度と熱バランスとから最低鉄鉱石量を求める
ことにより最低溶銑配合率を求めることを特徴とする転
炉における最低溶銑配合率の推定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33921191A JPH05171244A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 転炉における最低溶銑配合率の推定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33921191A JPH05171244A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 転炉における最低溶銑配合率の推定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05171244A true JPH05171244A (ja) | 1993-07-09 |
Family
ID=18325298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33921191A Pending JPH05171244A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 転炉における最低溶銑配合率の推定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05171244A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109423533A (zh) * | 2017-08-25 | 2019-03-05 | 鞍钢股份有限公司 | 一种全量铁水转炉冶炼控制方法 |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP33921191A patent/JPH05171244A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109423533A (zh) * | 2017-08-25 | 2019-03-05 | 鞍钢股份有限公司 | 一种全量铁水转炉冶炼控制方法 |
| CN109423533B (zh) * | 2017-08-25 | 2020-09-01 | 鞍钢股份有限公司 | 一种全量铁水转炉冶炼控制方法 |
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