JPH05166098A - オートクルーズ装置 - Google Patents

オートクルーズ装置

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Publication number
JPH05166098A
JPH05166098A JP3333172A JP33317291A JPH05166098A JP H05166098 A JPH05166098 A JP H05166098A JP 3333172 A JP3333172 A JP 3333172A JP 33317291 A JP33317291 A JP 33317291A JP H05166098 A JPH05166098 A JP H05166098A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
inter
distance
speed
vehicle distance
Prior art date
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Pending
Application number
JP3333172A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Nakano
信之 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3333172A priority Critical patent/JPH05166098A/ja
Publication of JPH05166098A publication Critical patent/JPH05166098A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 前後の車両との車間距離に留意し、安全性の
高いオートクルーズ装置を提供する。 【構成】 前方撮像手段1及び後方撮像手段2で得た画
像から前方車両認識手段6及び後方車両認識手段7で前
後車両の認識を行い、認識した前後車両との車間距離を
前方車間距離算出手段8及び後方車間距離算出手段9で
算出する。さらに、制動停止距離記憶手段10、及び前
方安全車間距離算出手段11、後方安全車間距離算出手
段12を用いて自車両前後の安全車間距離を算出する。
車両制御判断手段13では、自車両前後の車間距離、走
行速度、制限速度、巡航速度、前方安全車間距離、及び
後方安全車間距離から車両制御の判断を行う。この判断
を基に、車速制御手段15で速度制御を行うと共に、必
要に応じて後方車両警告手段14より後方車両に対して
警告を発する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両速度を
自動的に制御するオートクルーズ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のオートクルーズ装置とし
ては、例えば特開昭64−66712号公報に記載され
ているように、車両前部に設置されたCCDカメラから
車両前方の画像を入力し、得られた画像から前方車両の
認識を行い、認識された前方車両と自車両との車間距離
を基に自車両の速度制御を行うものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のオートクルーズ装置では、前方に存在する車
両との車間距離のみから自車両の速度制御を行うため、
後方に存在する他車両との車間距離に関係なく加減速を
行うことになる。そのため、前方車両との車間距離が急
激に狭まった場合には、後方車両が自車両に近接してい
る状況においても急減速を行い、後方車両に追突される
可能性があるという問題を有していた。
【0004】本発明は以上のような課題を解決するもの
で、自車両の前方に存在する車両との車間距離のみでな
く、後方に存在する車両との相対的位置関係にも留意す
ることにより、安全性の高い自動速度制御を行うオート
クルーズ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、車両に搭載した前方撮影用の前方
撮像手段と、後方撮影用の後方撮像手段と、自車速度を
検出する車速検出手段と、走行路における制限速度を設
定する制限速度設定手段と、巡航速度の設定を行う巡航
速度設定手段と、前記前方撮像手段によって撮影された
画像から前方車両の認識を行う前方車両認識手段と、前
記後方撮像手段により撮影された画像から後方車両の認
識を行う後方車両認識手段と、前記前方車両認識手段に
より認識された前方車両と自車両との車間距離を算出す
る前方車間距離算出手段と、前記後方車両認識手段によ
り認識された後方車両と自車両との車間距離を算出する
後方車間距離算出手段と、車両の走行速度に応じた制動
停止距離を記憶している制動停止距離記憶手段と、前記
前方車間距離算出手段により算出された前方車間距離と
前記車速検出手段により検出された自車速度と前記制動
停止距離記憶手段に記憶されている制動停止距離とから
自車両と前方車両との安全車間距離を算出する前方安全
車間距離算出手段と、前記後方車間距離算出手段により
算出された後方車間距離と前記車速検出手段により検出
された自車速度と前記制動停止距離記憶手段に記憶され
ている制動停止距離とから自車両と後方車両との安全車
間距離を算出する後方安全車間距離算出手段と、前記前
方車間距離算出手段により算出された前方車間距離及び
前記後方車間距離算出手段により算出された後方車間距
離及び前記車速検出手段により検出された自車速度及び
前記制限速度設定手段により設定された制限速度及び前
記巡航速度設定手段により設定された巡航速度及び前記
前方安全車間距離算出手段により算出された前方安全車
間距離及び前記後方安全車間距離算出手段により算出さ
れた後方安全車間距離とから自車両の車両制御の判断を
行う車両制御判断手段と、前記車両制御判断手段による
判断を基に後方車両に対して警告を発する後方車両警告
手段と、前記車両制御判断手段による判断を基に自車両
の速度制御を行う車速制御手段とからなる装置を課題解
決手段としている。
【0006】さらに本発明においては、前方車間距離算
出手段により算出された前方車間距離の変化率を基に1
サンプリング間隔後の前方車間距離の予測を行う前方車
間距離予測手段と、後方車間距離算出手段により算出さ
れた後方車間距離の変化率を基に1サンプリング間隔後
の後方車間距離の予測を行う後方車間距離予測手段と、
前方車間距離算出手段により算出された前方車間距離及
び後方車間距離算出手段により算出された後方車間距離
及び車速検出手段により検出された自車速度及び制限速
度設定手段により設定された制限速度及び巡航速度設定
手段により設定された巡航速度及び前方安全車間距離算
出手段により算出された前方安全車間距離及び後方安全
車間距離算出手段により算出された後方安全車間距離及
び前記前方車間距離予測手段により予測された前方車間
距離の予測値及び前記後方車間距離予測手段により予測
された後方車間距離の予測値とから自車両の車両制御の
判断を行う車両制御判断手段と、前記車両制御判断手段
による判断を基に運転者に対して警告を行う運転者警告
手段とからなる装置を課題解決手段としている。
【0007】
【作用】本発明は上記した課題解決手段により、前方に
存在する他車両との車間距離のみでなく、後方に存在す
る他車両との相対的位置関係にも留意することにより、
後方車両が近接している状況においては、前方車両との
車間距離が狭まった場合にも急減速することがないた
め、安全性の高い自動速度制御を実現することが出来
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0009】図1は、本発明の第1の実施例の基本構成
を示すブロック図である。1は車両前方を撮影する前方
撮像手段であり、2は車両後方を撮影する後方撮像手段
である。これら前方撮像手段1及び後方撮像手段2は図
2に示すとおり、CCDカメラを車両前部及び後部に運
転者の視界を妨げないように設置することによって実現
される。3は自車両の走行速度Vをリアルタイムで出力
する車速検出手段であり、具体的には既存のスピードメ
ーターを用いる。4は走行路における制限速度VLを設
定する制限速度設定手段であり、運転者がテンキー等を
用いて設定するものとする。5は巡航速度VCを設定す
る巡航速度設定手段であり、設定スイッチをオンにした
時点の走行速度を巡航速度として設定するものである。
6は前方撮像手段1によって撮影された画像から、画像
処理技術を用いて前方車両を認識する前方車両認識手段
であり、7は後方撮像手段2によって撮影された画像か
ら、同じく画像処理技術を用いて後方車両を認識する後
方車両認識手段である。8は前方車両認識手段6によっ
て認識された前方車両との車間距離Fを算出する前方車
間距離算出手段であり、9は後方車両認識手段7によっ
て認識された後方車両との車間距離Rを算出する後方車
間距離算出手段である。10は車両の走行速度に応じた
制動停止距離を記憶している制動停止距離記憶手段であ
り、あらかじめ値を設定しておくものとする。制動停止
距離D(m)は、車両が制動停止するのに必要な距離で
あり、車両の走行速度V(km/h)、タイヤと路面と
の縦すべり摩擦係数f、反応時間t(秒)によって、 D=Vt/3.6+V2/2gf(3.6)2 (1) で表わされる。式(1)で、第1項Vt/3.6は運転
者が前方車両の制動を認めてから自車両の制動に移るま
での空走距離であり、 空走距離=反応時間×速度 (2) で求められる。反応時間は、運転者がブレーキを踏むか
どうか判断する判断時間と、判断してからブレーキを踏
むまでの反動時間とからなる。また、第2項はブレーキ
が効き始めてから停止するまでに車両が移動する距離で
ある。この時、縦すべり係数fは車両の走行速度の他
に、タイヤの状態(空気圧、ゴム質、摩耗状態等)、路
面の状態(路面の材質、乾湿、路面温度等)等によって
異なる。従って、制動停止距離記憶手段10に記憶され
る制動停止距離は、これらの諸状態を考慮しても十分安
全な値をとるものとする。11は、前方車間距離算出手
段8で算出された前方車間距離F、車速検出手段3で検
出された自車速度V、及び制動停止距離記憶手段10に
記憶されている自車両の制動停止距離Dと前方車両の制
動停止距離FDとから、前方車両が急停止した場合にも
自車両が一定距離をおいて安全に停止することができる
自車両と前方車両との車間距離FSを算出する前方安全
車間距離算出手段である。同様に、12は後方車間距離
算出手段9で算出された後方車間距離R、車速検出手段
3で検出された自車速度V、及び制動停止距離記憶手段
10に記憶されている自車両の制動停止距離Dと後方車
両の制動停止距離RDとから、自車両が急停止した場合
にも後方車両が一定距離をおいて安全に停止することが
できる自車両と後方車両との車間距離RSを算出する後
方安全車間距離算出手段である。13は前方車間距離算
出手段8によって算出された前方車間距離F、後方車間
距離算出手段9によって算出された後方車間距離R、車
速検出手段3によって検出された走行速度V、制限速度
設定手段4によって設定された走行路における制限速度
VL、及び巡航速度設定手段5によって設定された巡航
速度VC、前方安全車間距離算出手段11によって算出
された自車両と前方車両との安全車間距離FS、及び後
方安全車間距離算出手段12によって算出された自車両
と後方車両との安全車間距離RSとから、車両制御の判
断を行う車両制御判断手段である。14は車両制御判断
手段13で後方車両との車間距離が短いと判断された場
合に後方車両に対して警告を与える後方車両警告手段で
ある。具体的には、自車両の制動灯を点灯させることに
より、後方車両に減速を促すものである。15は車両制
御判断手段13での判断に従って自車速度を制御する車
速制御手段であり、スロットルアクチュエータ及びブレ
ーキアクチュエータを制御するものである。
【0010】次に、本発明の第1の実施例におけるオー
トクルーズ装置の動作を、図3に示すフローチャートに
従って説明する。
【0011】まずステップ101で、車両制御用パラメ
ータCNTの初期設定を行い、以下の処理へと進む(C
NTの初期値=0)。
【0012】ステップ102では、走行路における制限
速度VLを制限速度設定手段4で設定する。図4に、制
限速度設定手段4における一連の処理の流れを示す。制
限速度VLは各道路によってそれぞれ異なるため、運転
者が走行中の道路の制限速度を道路標識等から認識し、
ステップ201で制限速度VLを変更する必要があると
判断した場合に、ステップ202で車両の走行する道路
に応じた制限速度への変更を行う。逆に運転者が、ステ
ップ201で制限速度VLを変更する必要がないと判断
した場合には、そのままの状態で図3のステップ103
へ進む。
【0013】ステップ103では、巡航速度VCを巡航
速度設定手段5を用いて設定する。図5に、巡航速度設
定手段5における一連の処理の流れを示す。巡航速度V
Cは、交通状況及び運転者の心理的状態に応じた変更を
行うことが必要であるため、運転者がステップ301で
巡航速度VCを変更する必要があると判断した場合に
は、ステップ302で巡航速度VCの変更を行う。逆
に、運転者が巡航速度VCを変更する必要がないと判断
した場合は、そのままの状態でステップ303に進む。
ステップ303では、走行路における制限速度を遵守す
るために、巡航速度VCと制限速度VLとの比較を行
う。ステップ303で、巡航速度VCが制限速度VLを
越えていないと判断された場合には、そのままの状態で
図3のステップ104に進む。逆に、巡航速度VCが制
限速度VLを越えていると判断された場合は、ステップ
304で制限速度VLを巡航速度VCとして再設定した
後、図3のステップ104に進む。
【0014】ステップ104では、車速検出手段3を用
いて自車両の走行速度Vの入力を行い、ステップ105
及びステップ109へと進む。なお処理時間の短縮を図
るため、ステップ105からステップ108までの処理
と、ステップ109からステップ112までの処理は、
それぞれ別のプロセッサで並列に行うようにすることも
出来る。
【0015】ステップ105では、前方撮像手段1より
車両前方の画像の入力を行い、ステップ106へ進む。
図11に、入力された車両前方の画像を示す。
【0016】ステップ106では、前方車両認識手段6
を用いて、入力画像から前方車両の認識を行う。図6
に、前方車両認識手段6における一連の処理の流れを示
す。まずステップ401では、入力された車両前方の画
像からエッジの抽出を行う。エッジの抽出は、ラプラシ
アンオペレータ等の周知の空間フィルタを入力画像に施
すことにより行われる。図11の画像からエッジを抽出
した結果を図12に示す。次にステップ402では、ス
テップ401で得られたエッジ画像を基に道路上の白線
の検出を行う。白線の検出は、X−Y座標上で表わされ
る直線をθ−ρ座標上の点へと座標変換するHOUGH
変換の手法を用いることにより行われる。図16に示す
ように、ρはX−Y座標上の直線から原点に下ろした垂
線の長さであり、θはその垂線がX軸となす角度であ
る。この時、図16に示すX−Y座標上の点PA を通過
し得る直線群は、図17に示すθ−ρ座標上で曲線LA
として表わされる。同様に、X−Y座標上の点PB を通
過し得る曲線群は、θ−ρ座標上で曲線LB として表わ
される。この時、曲線LA と曲線LB の交点Pは、X−
Y座標上における直線Lに対応する。このようなHou
gh変換の原理に従って、連続性のある点列を結合した
り、連続性のない孤立した点を除去することにより、画
像上の直線を検出することが出来る。図12のエッジ画
像から白線を検出した画像を図13に示す。図13では
白線が3本検出されているが、道路の中心線に近い2本
の白線を走行レーンとして認識する。さらにステップ4
03では、認識された2本の白線、白線の検出された最
も上の走査線、及び画像下端の走査線に囲まれる台形状
の領域を道路領域として、画像上における領域の限定を
行う。図14に、図11の画像に対して道路領域の限定
を行った画像を示す。ステップ404では、こうして限
定された道路領域内で水平方向のエッジが、走査線に対
して垂直方向に連続して検出された場合に、前方に車両
が存在するとして認識を行う。この場合のエッジの抽出
は、入力画像の道路領域に対してラプラシアンオペレー
タ等の既知の空間フィルタを施すことにより行われる。
図15に、図11の画像から前方車両を認識した画像を
示す。
【0017】図3のステップ107では、こうして認識
された前方車両と自車両との車間距離Fを、前方車間距
離算出手段8で算出する。車間距離の算出は、入力画像
の各走査線と道路上におけるCCDカメラからの距離と
の対応をとることにより、容易に実現することが出来
る。例えば、図15の画像上で認識された前方車両に対
応するエッジ群のうち、最も下に位置するエッジまでの
距離を前方車両との車間距離として算出する。この時、
図15に示したdに対応する実道路上での距離Fが、前
方車両との車間距離になる。
【0018】図3のステップ108では、前方安全車間
距離算出手段11を用いて自車両と前方車両との安全車
間距離FSを算出する。ここで前方安全車間距離FSと
は、前方車両が急激に減速して停止した場合にも、自車
両が一定距離をおいて安全に停止できる車間距離のこと
を意味している。図8に、前方安全車間距離算出手段1
1における一連の処理の流れを示す。まず図8のステッ
プ601では、車速検出手段3で検出した自車両の走行
速度Vに応じた制動停止距離を、制動停止距離記憶手段
10から検索して自車両の制動停止距離Dを算出する。
【0019】ステップ602では、前方車間距離算出手
段8で算出された自車両と前方車両との車間距離に関し
て、現画像から算出された値と1サンプリング前の画像
から算出された値との比較を行い、その変化量を求め
る。
【0020】ステップ603では、こうして求められた
自車両と前方車両との車間距離Fの変化量を基に、自車
両と前方車両との相対速度を算出する。自車両と前方車
両との車間距離の変化量を△F、前方撮像手段1から与
えられる画像のサンプリング間隔△tとして、自車両と
前方車両との相対速度FRVを FRV=△F/△t (3) で求め、ステップ604に進む。
【0021】ステップ604では、こうして求められた
自車両と前方車両との相対速度FRVと、車速検出手段
3で検出された自車速度とから、前方車両の走行速度を
算出する。自車速度をVとして、前方車両の走行速度F
Vは、 FV=FRV+V (4) で算出され、ステップ605に進む。
【0022】ステップ605では、ステップ604で算
出した前方車両の走行速度に対応した制動停止距離を、
制動停止距離記憶手段10から検索し、前方車両の制動
停止距離FDを算出する。
【0023】ステップ606では、ステップ601で算
出した自車両の制動停止距離D、及びステップ605で
算出した前方車両の制動停止距離FDを用いて、自車両
と前方車両との安全車間距離FSを算出する。
【0024】図18に、車間距離Fをあけて走行してい
た自車両と前方車両が、一定距離をおいて安全に停止し
た場合の車間距離と制動停止距離との関係を示す。自車
両と前方車両の車間距離をF、前方車両がブレーキをか
けて停止するまでの制動停止距離をFD、自車両の制動
停止距離をDとする。この時、 FD+F−D>0 (5) であれば、自車両と前方車両とは衝突することなく安全
に停止することが出来る。すなわち、自車両と前方車両
との安全車間距離FSは、 FS>D−FD (6) を満たす値として定義することが出来る。
【0025】後方車両に関しても同様の処理を行う。ま
ず図3のステップ109で、車両後方の画像を後方撮像
手段2から入力し、ステップ110へと進む。
【0026】ステップ110では、入力された車両後方
の画像を基に後方車両の認識を後方車両認識手段7で行
う。図7に、後方車両認識手段における一連の処理の流
れを示す。まずステップ501で、入力画像からエッジ
を抽出した後、ステップ502で白線の検出を行う。次
に、検出された白線を基にステップ503で道路領域の
限定を行い、ステップ504で後方車両の認識を行い、
図3のステップ111へと進む。
【0027】ステップ111では、こうして認識された
後方車両との車間距離Rを後方車間距離算出手段9で算
出し、ステップ112へと進む。
【0028】ステップ112では、後方安全車間距離算
出手段12を用いて自車両と後方車両との安全車間距離
RSを算出する。ここで後方安全車間距離RSとは、自
車両が急激に減速して停止した場合にも、後方車両が一
定距離をおいて安全に停止できる距離のことを意味して
いる。
【0029】図9に、後方安全車間距離算出手段12に
おける一連の処理の流れを示す。まず図9のステップ7
01では、車速検出手段3で検出した自車両の走行速度
に応じた制動停止距離を、制動停止距離記憶手段10か
ら検索して自車両の制動停止距離Dを算出する。
【0030】ステップ702では、後方車間距離算出手
段9で算出された自車両と後方車両との車間距離に関し
て、現画像から算出された値と1サンプリング前の画像
から算出した値との比較を行い、その変化量を求める。
【0031】ステップ703では、こうして求められた
自車両と後方車両との車間距離の変化量を基に、自車両
と後方車両との相対速度を算出する。自車両と後方車両
との車間距離の変化量を△R、後方撮像手段2から与え
られる画像のサンプリング間隔を△tとして、自車両と
後方車両との相対速度RRVを、 RRV=△R/△t (7) で求め、ステップ704に進む。
【0032】ステップ704では、こうして求められた
自車両と後方車両との相対速度と、車速検出手段3で検
出した自車速度とから、後方車両の走行速度を算出す
る。自車速度をVとして、後方車両の速度RVを、 RV=RRV+V (8) で求め、ステップ705に進む。
【0033】ステップ705では、ステップ704で算
出した後方車両の走行速度に対応した制動停止距離を制
動停止距離記憶手段10から検索して、後方車両の制動
停止距離RDを算出する。
【0034】ステップ706では、ステップ701で算
出した自車両の制動停止距離D,及びステップ705で
算出した後方車両の制動停止距離RDを用いて自車両と
後方車両との安全車間距離RSを算出する。
【0035】図19に、車間距離Rをあけて走行してい
た自車両と後方車両が、一定距離をおいて安全に停止し
た場合の車間距離と制動停止距離との関係を示す。自車
両と後方車両の車間距離をR、自車両がブレーキをかけ
て停止するまでの制動停止距離をD、後方車両の制動停
止距離をRDとする。この時、 D+R−RD>0 (9) であれば、自車両と後方車両とは衝突することなく安全
に停止することが出来る。すなわち、自車両と後方車両
との安全車間距離RSは、 RS>RD−D (10) を満たす値として定義することが出来る。
【0036】このようにして、ステップ105からステ
ップ108までの処理で自車両と前方車両との車間距離
F、及び自車両と前方車両との安全車間距離FSを、ス
テップ109からステップ112までの処理で自車両と
後方車両との車間距離R、及び自車両と後方車両との安
全車間距離RSを並列に算出し、ステップ113へ進
む。
【0037】ステップ113では、以上のようにして得
られた制限速度VL、巡航速度VC、走行速度V、前方
車間距離F、前方安全車間距離FS、後方車間距離R、
及び後方安全車間距離RSを用いて車両制御の判断を車
両制御判断手段13で行う。図10に、車両制御判断手
段13における一連の処理の流れを示す。車両制御判断
手段13では、前方車間距離Fと後方車間距離Rの関係
から、自車両と前方車両及び後方車両との位置関係を判
断し、その位置関係と車両の走行速度V、巡航速度V
C、自車両と前方車両との安全車間距離FS、及び自車
両と後方車両との安全車間距離RSを基に、車両の制御
に関する判断を行う。図20に、自車両と前方車両及び
後方車両との位置関係を表わした図を示す。この時、前
方車間距離F、後方車間距離R、前方安全車間距離F
S、後方安全車間距離RSの関係に着目すると、自車両
と前方車両及び後方車両との相対的位置関係は、 (1) 前方車両との車間距離も後方車両との車間距離も十
分にあいている場合 (2) 前方車両との車間距離は十分にあいているが、後方
車両との車間距離が短い場合 (3) 後方車両との車間距離は十分にあいているが、前方
車両との車間距離が短い場合 (4) 前方車両との車間距離も後方車両との車間距離も短
い場合 の4つに分けて考えることができる。
【0038】(1) の場合、すなわち図10のステップ8
01で、 (F≧FS)∩(R≧RS) (11) と判断された場合にはステップ802へと進み、そうで
ない場合はステップ807に進む。ステップ802で
は、自車速度が巡航速度を越えているかどうかの判定が
行われる。ステップ802及びステップ803で自車両
が巡航速度を越える速度で走行していると判断された場
合には、巡航速度まで減速を行うために、ステップ80
4で車両制御用パラメータCNTに−1を代入する。逆
に、ステップ802で巡航速度を越えていないと判断さ
れた場合には、巡航速度まで加速を行うために、ステッ
プ806において車両制御用パラメータCNTに1を代
入する。また、ステップ803で巡航速度で走行速度し
ていると判断された場合は、そのままの速度で走行する
ために、ステップ805で車両制御用パラメータCNT
に0を代入する。
【0039】(2) の場合、すなわちステップ807で (F≧FS)∩(R<RS) (12) と判断された場合にはステップ808に進み、そうでな
い場合にはステップ811へと進む。ステップ808で
は、自車速度が巡航速度を越えているかどうかの判定が
行われる。自車両が巡航速度以上の速度で走行している
と判断された場合には、減速して車間距離を広げること
を促す警告を後方車両に対して与えるために、ステップ
809において車両制御用パラメータCNTに2を代入
する。逆に、巡航速度に達しない速度で走行していると
判断された場合には、加速して後方車両との車間距離を
広げるために、ステップ810で車両制御用パラメータ
CNTに1を代入する。
【0040】(3) の場合、すなわちステップ811で (F<FS)∩(R≧RS) (13) であると判断された場合には、減速して前方車両との車
間距離を広げるために、ステップ812において車両制
御用パラメータCNTに−1を代入する。
【0041】(4) の場合、すなわちステップ811で (F<FS)∩(R<RS) (14) であると判断された場合には、加速して後方車両との車
間距離を広げることも減速して前方車両との車間距離を
広げることも危険である。このため、後方車両に対して
減速を促す警告を与えるために、ステップ813で車両
制御用パラメータCNTに2を代入する。
【0042】以上のようにして行われた車両制御に関す
る判断に基づいて、後方車両警告手段14及び車速制御
手段15を動作させる。図3のステップ114で、車両
制御用パラメータCNTに1が設定されていると判断さ
れた場合はステップ115に進み、車速制御手段15に
より加速する。ステップ116で、車両制御用パラメー
タCNTに−1が設定されていると判断された場合はス
テップ117に進み、車速制御手段15で減速を行う。
ステップ118でCNTに2が設定されていると判断さ
れた場合はステップ119に進み、後方車両警告手段1
4から後方車両に対して警告を発する。また、ステップ
118でCNTに0が設定されていると判断された場合
は、そのままの速度で定速走行する。
【0043】以上のような処理を、一定サンプリング間
隔で与えられる各画像に対して繰り返し行うことによ
り、走行路における制限速度を考慮しつつ、車両前方及
び後方に存在する他車両との相対的位置関係に応じた、
安全性の高い自動速度制御を行うことが出来る。
【0044】以下、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図21は、本発明の第2の
実施例の基本構成を示すブロック図である。第2の実施
例の基本構成は第1の実施例の基本構成に、前方車間距
離予測手段16、後方車間距離予測手段17、及び運転
者警告手段18を付加し、さらに車両制御判断手段13
に対して若干の変更を加えたものとなっている。前方車
間距離予測手段16は、前方車間距離算出手段8によっ
て算出される前方車間距離Fの変化率に基づいて、1サ
ンプリング間隔後の前方車間距離の予測を行うものであ
る。同様に後方車間距離予測手段17は、後方車間距離
算出手段9によって算出される後方車間距離Rの変化率
に基づいて、1サンプリング間隔後の後方車間距離の予
測を行う。また車両制御判断手段13は、前方車間距離
算出手段8によって算出された前方車間距離F、後方車
間距離算出手段9によって算出された後方車間距離R、
車速検出手段3によって検出された走行速度V、制限速
度設定手段4によって設定された走行路における制限速
度VL、巡航速度設定手段5によって設定された巡航速
度VC、前方安全車間距離算出手段11によって算出さ
れた自車両と前方車両との安全車間距離FS、後方安全
車間距離算出手段12によって算出された自車両と後方
車両との安全車間距離RS、前方車間距離予測手段16
によって算出された1サンプリング間隔後の前方車間距
離の予測値FP、及び後方車間距離予測手段17によっ
て算出された1サンプリング間隔後の後方車間距離の予
測値RPとから、車両制御に関する判断を行う。さらに
運転者警告手段18は、車両制御判断手段13におい
て、前方車両からの落下物、自車両前後への他車両の割
り込み、前方車両の急激な減速、及び後方車両の急激な
加速が認められた場合に、音声や警告ランプの表示等に
よって運転者に対して警告を与えるものである。
【0045】次に、本発明の第2の実施例におけるオー
トクルーズ装置の動作を、図22に示すフローチャート
に従って説明する。
【0046】まず、ステップ101からステップ104
までは第1の実施例で示した通りの処理を行い、ステッ
プ901及びステップ902へと進む。ステップ901
では、ステップ107で算出された前方車間距離の変化
率に基づいて、1サンプリング間隔後の前方車間距離の
予測を行う。図23に、前方車間距離予測手段16にお
ける一連の処理の流れを示す。図23のステップ100
1では、図22のステップ107で算出された前方車間
距離に関して、現画像から算出された値と1サンプリン
グ前の画像から算出された値との比較を行い、その変化
量を求める。ステップ1002では、ステップ1001
で求めた前方車間距離の変化量を基にして、1サンプリ
ング間隔後の前方車間距離の予測値を算出する。すなわ
ち、ステップ1001で算出した前方車間距離の変化量
を△Fとすると、1サンプリング間隔後の前方車間距離
の予測値FPは FP=F+△F (15) で算出される。
【0047】後方車両に関しても同様の処理を行う。図
22のステップ902では、ステップ111で算出され
た後方車間距離の変化率に基づいて、1サンプリング間
隔後の後方車間距離の予測を行う。図24に、後方車間
距離予測手段17における一連の処理の流れを示す。図
24のステップ1101では、図22のステップ111
で算出された後方車間距離に関して、現画像から算出さ
れた値と1サンプリング前の画像から算出された値との
比較を行い、その変化量を求める。ステップ1102で
は、ステップ1101で求めた後方車間距離の変化量を
基にして、1サンプリング間隔後の後方車間距離の予測
値を算出する。すなわち、ステップ1101で算出した
後方車間距離の変化量を△Rとすると、1サンプリング
間隔後の後方車間距離の予測値RPは RP=R+△R (16) で算出される。
【0048】このようにして、ステップ105、10
6、107、108、901の処理で自車両と前方車両
との車間距離F、自車両と前方車両との安全車間距離F
S、及び1サンプリング間隔後の前方車間距離の予測値
FPを、ステップ109、110、111、112、9
02の処理で自車両と後方車両との車間距離R、自車両
と後方車両との安全車間距離RS、及び1サンプリング
間隔後の後方車間距離の予測値をそれぞれ算出し、ステ
ップ903へと進む。
【0049】ステップ903では、以上のようにして得
られた制限速度VL、巡航速度VC、走行速度V、前方
車間距離F、前方安全車間距離FS、後方車間距離R、
後方安全車間距離RS、前方車間距離の予測値FP、及
び後方車間距離の予測値RPを用いて車両制御の判断を
車両制御判断手段13で行う。
【0050】図25に、車両制御判断手段13における
一連の処理の流れを示す。なお処理時間の短縮のため
に、ステップ1201からステップ1203までの処理
と、ステップ1204からステップ1206までの処理
は、別々のプロセッサを用いて並列に処理することも出
来る。
【0051】まずステップ1201では、前方車間距離
算出手段8で実際に算出された前方車間距離Fと前方車
間距離予測手段16で予測された予測値FPとの比較を
行う。この時、 F<FP−C (Cは予測値の誤差範囲を示す定数) (17) であると判断されるのは、自車両前方に前方車両からの
落下物、他車両の割り込み、前方車両の急激な減速が認
められた場合である。従ってこの場合には、運転者に対
して前方注意の警告を与えるために、ステップ1202
で前方注意警告用パラメータFWGに1を設定する。逆
に、ステップ1201で F≧FP−C (Cは予測値の誤差範囲を示す定数) (18) であると判断された場合には、ステップ1203でパラ
メータFWGに0を設定する。
【0052】ステップ1204では、後方車間距離算出
手段9で実際に算出された後方車間距離Rと後方車間距
離予測手段17で予測された予測値RPとの比較を行
う。この時、 R<RP−C (Cは予測値の誤差範囲を示す定数) (19) であると判断されるのは、自車両後方への他車両の割り
込み、及び後方車両の急激な加速が認められた場合であ
る。この場合には、運転者に対して後方注意の警告を与
えるために、ステップ1205で後方注意警告用パラメ
ータRWGに1を設定する。逆に、ステップ1204で R≧RP−C (Cは予測値の誤差範囲を示す定数) (20) であると判断された場合には、ステップ1206でパラ
メータRWGに0を設定する。
【0053】このようにして、ステップ1201からス
テップ1203までの処理で前方注意警告用のパラメー
タFWGを、ステップ1204からステップ1206ま
での処理で後方注意警告用のパラメータRWGをそれぞ
れ設定した後、ステップ801へと進む。
【0054】ステップ801からステップ813まで
は、第1の実施例に示した通りの処理を行い、図22の
ステップ904及びステップ906へと進む。
【0055】図22のステップ904ではステップ90
3での処理を基に、運転者に対して前方注意の警告を与
えるかどうかの判断を行う。ステップ904で、 FWG=1 (21) であると判断された場合にはステップ905へ進み、運
転者警告手段18で運転者に対して前方注意の警告を与
える。
【0056】また、ステップ906ではステップ903
での処理を基に、運転者に対して後方注意の警告を与え
るかどうかの判断を行う。ステップ906で、 RWG=1 (22) であると判断された場合にはステップ907へ進み、運
転者警告手段18で運転者に対して後方注意の警告を与
える。
【0057】このようにして、ステップ904からステ
ップ905までの処理、及びステップ906からステッ
プ907までの処理をそれぞれ行った後、ステップ11
4へと進む。
【0058】ステップ114からステップ119までの
処理は、第1の実施例に示した通りである。
【0059】以上のような処理を、一定サンプリング間
隔で与えられる各画像に対して繰り返し行うことによ
り、前方車両からの落下物、前方車両の急激な減速、後
方車両の急激な加速、自車両前後への他車両の割り込み
等の危険な状況を運転者に警告しつつ、安全性の高い自
動速度制御を行うことが出来る。なお本発明の第1の実
施例及び第2の実施例において、制限速度設定手段は運
転者がテンキーを用いて入力するとしたが、これは画像
処理により道路標識及び道路表示等から制限速度の認識
を行い、自動的に入力できるものにしてもよく、あるい
はナビゲーションシステムと組み合わせることにより、
地図データに書き込まれた道路情報から制限速度を認識
するものにしてもよい。また車間距離算出手段は走査線
と道路上での距離との対応から求めるものとしたが、車
両前方及び後方に車両幅員方向に一定間隔をおいてカメ
ラを2台ずつ設置し、得られるステレオ画像から3次元
測距を行うステレオ視の手法を用いてもよく、あるいは
ドップラレーダ装置、レーザレーダ装置等を用いてもよ
い。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明は前方に存在する
他車両との車間距離のみでなく、後方に存在する他車両
との相対的位置関係にも留意することにより、後方車両
が近接している状況においては、前方車両との車間距離
が狭まった場合にも急減速することがないため、安全性
の高い自動速度制御を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
【図2】車両へのカメラの取り付け例を示す図
【図3】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャ
ート図
【図4】制限速度入力手段の動作を示すフローチャート
【図5】巡航速度設定手段の動作を示すフローチャート
【図6】前方車両認識手段の動作を示すフローチャート
【図7】後方車両認識手段の動作を示すフローチャート
【図8】前方安全車間距離算出手段の動作を示すフロー
チャート図
【図9】後方安全車間距離算出手段の動作を示すフロー
チャート図
【図10】第1の実施例における車両制御判断手段の動
作を示すフローチャート図
【図11】入力画像
【図12】図11の入力画像からエッジを抽出した画像
を示す図
【図13】図12のエッジ画像から白線を検出した画像
を示す図
【図14】図13の画像を基に道路領域を限定した画像
を示す図
【図15】図14に示した道路領域内で認識された前方
車両を示す画像を示す図
【図16】X−Y座標系を示す図
【図17】θ−ρ座標系を示す図
【図18】自車両と前方車両における車間距離と制動停
止距離の関係を示す図
【図19】自車両と後方車両における車間距離と制動停
止距離の関係を示す図
【図20】自車両と前方車両及び後方車両との位置関係
を示す図
【図21】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック
【図22】本発明の第2の実施例の動作を示すフローチ
ャート
【図23】前方車間距離予測手段の動作を示すフローチ
ャート
【図24】後方車間距離予測手段の動作を示すフローチ
ャート
【図25】第2の実施例における車両制御判断手段の動
作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 前方撮像手段 2 後方撮像手段 3 車速検出手段 4 制限速度入力手段 5 巡航速度設定手段 6 前方車両認識手段 7 後方車両認識手段 8 前方車間距離算出手段 9 後方車間距離算出手段 10 制動停止距離記憶手段 11 前方安全車間距離算出手段 12 後方安全車間距離算出手段 13 車両制御判断手段 14 後方車両警告手段 15 車速制御手段 16 前方車間距離予測手段 17 後方車間距離予測手段 18 運転者警告手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載した前方撮影用の前方撮像手段
    と、後方撮影用の後方撮像手段と、自車速度を検出する
    車速検出手段と、走行路における制限速度を設定する制
    限速度設定手段と、巡航速度の設定を行う巡航速度設定
    手段と、前記前方撮像手段によって撮影された画像から
    前方車両の認識を行う前方車両認識手段と、前記後方撮
    像手段により撮影された画像から後方車両の認識を行う
    後方車両認識手段と、前記前方車両認識手段により認識
    された前方車両と自車両との車間距離を算出する前方車
    間距離算出手段と、前記後方車両認識手段により認識さ
    れた後方車両と自車両との車間距離を算出する後方車間
    距離算出手段と、車両の走行速度に応じた制動停止距離
    を記憶している制動停止距離記憶手段と、前記前方車間
    距離算出手段により算出された前方車間距離と前記車速
    検出手段により検出された自車速度と前記制動停止距離
    記憶手段に記憶されている制動停止距離とから自車両と
    前方車両との安全車間距離を算出する前方安全車間距離
    算出手段と、前記後方車間距離算出手段により算出され
    た後方車間距離と前記車速検出手段により検出された自
    車速度と前記制動停止距離記憶手段に記憶されている制
    動停止距離とから自車両と後方車両との安全車間距離を
    算出する後方安全車間距離算出手段と、前記前方車間距
    離算出手段により算出された前方車間距離及び前記後方
    車間距離算出手段により算出された後方車間距離及び前
    記車速検出手段により検出された自車速度及び前記制限
    速度設定手段により設定された制限速度及び前記巡航速
    度設定手段により設定された巡航速度及び前記前方安全
    車間距離算出手段により算出された前方安全車間距離及
    び前記後方安全車間距離算出手段により算出された後方
    安全車間距離とから自車両の車両制御の判断を行う車両
    制御判断手段と、前記車両制御判断手段による判断を基
    に後方車両に対して警告を発する後方車両警告手段と、
    前記車両制御判断手段による判断を基に自車両の速度制
    御を行う車速制御手段とからなるオートクルーズ装置。
  2. 【請求項2】前方車間距離算出手段により算出された前
    方車間距離の変化率を基に1サンプリング間隔後の前方
    車間距離の予測を行う前方車間距離予測手段と、後方車
    間距離算出手段により算出された後方車間距離の変化率
    を基に1サンプリング間隔後の後方車間距離の予測を行
    う後方車間距離予測手段と、車両制御判断手段による判
    断を基に運転者に対して警告を行う運転者警告手段を備
    え、前記車両制御判断手段は、前方車間距離算出手段に
    より算出された前方車間距離及び後方車間距離算出手段
    により算出された後方車間距離及び車速検出手段により
    検出された自車速度及び制限速度設定手段により設定さ
    れた制限速度及び巡航速度設定手段により設定された巡
    航速度及び前方安全車間距離算出手段により算出された
    前方安全車間距離及び後方安全車間距離算出手段により
    算出された後方安全車間距離及び前記前方車間距離予測
    手段により予測された前方車間距離の予測値及び前記後
    方車間距離予測手段により予測された後方車間距離の予
    測値とから自車両の車両制御の判断を行うことを特徴と
    する請求項1記載のオートクルーズ装置。
JP3333172A 1991-12-17 1991-12-17 オートクルーズ装置 Pending JPH05166098A (ja)

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